【セミナーレポート】 どうする?2021年卒新卒採用LIVE 学生の常識を知り、理想のコミュニケーションを考える

いつもと違った空間で、学生の声を聴き、
これからの人事と学生とのコミュニケーションを考える。

当レポートは、2019年8月28日に開催された「どうする?2021年卒新卒採用LIVE ー 学生の常識を知り、理想のコミュニケーションを考える」セミナーのアフターレポートです。
第1部で採用アナリスト・コンサルタントの谷出正直氏の講演を通して、
 2020年卒採用を振り返りながら2021年卒採用に向けて市場環境への理解を深めました。
第2部では、就活を経験した20年卒学生数名を迎えてパネルディスカションを行い、
 参加いただく企業のみなさまからの質問にもお答えしながら、人事と学生との理想のコミュニケーションについて考える場となりました。
※当レポートはこのうちの第2部を収録しております。 

 

 

【就活中にわからなかった社会の常識】

   
 
 
 
                       

このトークテーマでわかる学生のコト

・学生は就活での企業側の各活動の目的を重視している。
・学生は志望している企業のWEBコンテンツをよくみている
・学生は中小零細企業の場合はできるだけ早い段階で会いたいと思っている。
・学生は企業規模に関係なくコミュニケーション次第で会いたいと思ってくれる。

 

 

曖昧な態度がわからない

 

それでは人事と学生の理想のコミュニケーションについて早速ですがトークテーマ「就活中にわからなかった社会の常識」に
ついて回答いただきたいと思います。中央大学Aさんからまずはお願いします。

 

はい。就活中にわからなかった社会の常識ということで私から お伝えすることとしてはミスコミュニケーションがあったこと があります。というのは最終面接まで行った企業がありまして総務部の責任 者から「採用です。」と言われたんですね。ただ後日その企業様から「再度面接をしたい」と言われました。私は「なぜですか?」と聞くと「もっと君のことを知りたいん です。」と人事が少し曖昧な態度をとりだして、そういうルー ルなのか?自分はそもそも採用されたのか否かが不明なことが ありました。

 

その後、内定は・・?

 

 

結局、採用なのか何かわかりませんでした。
どういうコミュニケーションかわからないまま、
その前に第一志望に内定したのでそちらに参加しました。

 

確かに学生の立場からすると曖昧な状態は気持ちが良いもの ではありませんね。ありがとうございます。
では早稲田大学Bさんはどうでしょうか?

 

面接の目的がわからない

 

はい。私も少し似ているのですが コミュニケーションがわからないな?というのがありまして、、面接ってどこまで本音で話をしていいのか?がよくわからない ので、本音で思っていることを話をしたんですね。
するとなんだか圧迫面接みたいな雰囲気になってしまって、、
「そんな話し方は社会人としてよくない!」や「そういうこと はこの場で言わなくて良い!」などなど少し自分自身のパーソ ナリティを傷つけられたようなニュアンスを受けました。
おそらく企業様が求めている事との齟齬があったのかなと今は 思っているのですが、その面接自体の目的が不透明なのでどの ようなコミュニケーションをすべきなのか?をもう少し明確に してほしいなと思っています。

 

減らしていきたい課題ですね。ありがとうございます。
それでは茨城大学Cさんよろしくお願いします。

 

WEBを活用しない理由がわからない

 

はい。これは就活全般に言えるのですが、自分は遠方から東京 の企業へ就職をしたかったんですね。そうすると交通費が一回 につき5000円前後かかってしまうので遠隔地でもWEB面接や WEB面談をして欲しかったんです。

でも結構多くの企業から「直接話をしたいから来て欲しい」と お願いをされたので、(たくさん密度の濃いコミュニケーショ ンが取れるんだろうなぁ~)と思って行ってみたらただの会社説明会だったりしました。笑

そういう内容についてはWEBサイトを確認すればわかるので、、
少しその企業にネガティブな印象を持ってしまいました。

自分としては遠隔地でも会社を理解できるコンテンツを用意し てくれていたり、WEB面談などを積極的にしていただける会社 は自分にとっては効率的で良い会社なのかなという印象です。なのに何故か?それを実施してくれる企業が少ないことに分か らなかったですね。

 

遠方に限らず学生側としてはもっと会社を理解できる機会を WEBで準備した方が効率的そうですね。

 

 

はいそうですね。また、たくさん就活をしていると比較ができ るのでこの企業はこんなにたくさんのことをしているんだ!と いう観点でポジティブな印象になったりしますのでWEBコンテ ンツで魅力をもっと出してほしいと思いました。

 

ありのままの魅力を伝えることは大事ですね。 ありがとうございます。それでは東洋大学Dさんお願いします。

 

 

面接のも目的や意図を隠すのがわからない

 

はい!私は非常にシンプルなところで就職活動をしていると 「相談のります!」とか「自己分析を手伝います」という オファーを比較的多くいただきます。ただ、学生としてはそれで何がしたいのかな?というのを企業側に感じていました。

 

この先に何があるのかないのかとかという事ですね。

 

 

はいそうなんです。 自分に関して言えば就活の準備段階で自己分析は完了している のでこちらの気持ちは面接・選考に進みたいわけなんですね。そういった目線的な違いから何か企業側の目的や意図が見えな
い、合わないのであれば行くべき時間も交通費も個人的に勿体無いのでお断りすることが実際にありました。
逆に目的が明確になっている方が学生としては非常に参加しや すいです。 なので、目的や意図を隠す必要ってあるのかな?ということが 私としては企業様に考えてほしいと思いました。何故かそういう会社は少ないんです。

 

目的や意図をはっきりしてほしいということですね。
素晴らしい回答ありがとうございます。
それでは、ここから人事の方から今の内容を踏まえてご質問いただければと思います。

 

 

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2019年9月13日公開