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【2021年卒市場動向】どうなる?2021年卒の新卒採用の動向・変化を予測

本レポートは、弊社の独自調査や他社調査などをもとに2021年卒採用の市場動向や変化を予測したものです。
今回は、2020年卒採用のここまでの振り返りと2021年卒採用の動向について考察しております。

目次

  • 有効求人倍率から2020年卒を振り返る(※)
  • 新卒採用市場の変化(※)
  • 学生の質的変化
  • 企業調査の結果から考える2021年卒採用の展開
  • 新卒採用における象徴的な取り組み

本記事は(※)印の章を抜粋しています。

 

|有効求人倍率から2020年卒を振り返る

 

大卒者の求人倍率は1.83倍に

2020年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.83倍と、前年の1.88倍より0.05ポイント下落しました。8年ぶりに低下しましたが、高水準を維持し、リーマン・ショックで求人倍率が大幅に低下した2010年卒以降で2番目の高さとなりました。

求人総数および民間企業就職希望者数・求人倍率の推移

従業員数別の大卒求人倍率

従業員300人未満の大卒求人倍率は、昨年から1.29ポイント下落しました。昨年から変わらず、求人倍率の全体を引き上げているのは従業員規模が300名未満で、「300人未満」以外のセグメントは売り手市場か買い手市場かの境界線と言える1.6倍をいずれも下回っています。300人未満も昨年から下落しているが、リーマン・ショック以降の2010卒以降2番目の高さです。
従業員規模別の大卒求人倍率推移

採用難企業は中途採用にシフトか

300人未満の大卒求人倍率を下げたのは中小企業の求人数の減少です。セグメント別に見ると300名未満の求人数が唯一低下しています。要因として新卒採用難を理由に求人数を減らし、中途採用により注力していることが考えられます。中途採用の見通しにおいて、2017年度から2019年度にかけて中途採用が「増える」と回答している企業が、「減る」と回答している企業を上回り、また2年連続増加しています。
従業員規模別の求人数と希望者数の推移
 

|新卒採用市場の変化

 

マクロ環境における外部環境

世界経済の不確実性への対応やテクノロジーの活用、働き方法案への対応、そして個人と企業との関係性の見直しというように企業として対処すべき事柄が増加傾向にあります。世界経済に関しては、米中貿易摩擦の激しさが増加し日本経済に与える影響力の大きさが無視できない状況となっており、政治面に関しては働き方法案が2019年4月以降施工され働き方に対する変化を求められるようになりました。またテクノロジーの進化が人々の生活に溶け込むようになってきています。生活者は情報を取得するデバイスの変化や個人の発信力が高まり、企業ではリソースの省力化などを余儀無くされつつあります。上記のように様々な点においてこれまでの在り方を見直ししていく必要性が高まっており、今後新卒採用や企業の採用活動においても同様に見直しが進むと考えられます。

新卒採用を取り巻く外部環境の変化

2020年卒採用のここまでの展開

大手ナビサイト3社が出している内定保有状況に関する調査結果から、企業の採用活動への動きが早い展開と変化していることは明らかです。春段階から内定を保有している学生の割合は年々増加しています。各社の調査によると2018年卒から2020年卒の間で約5ポイントから7ポイントも増加していることが分かります。前回のレポート(2020年卒版)でも言及しましたが、採用選考開始が山が3月4月に大きくなっている傾向がありました。これは1day中心の冬のインターンシップから本選考に接続する流れがより強まった結果と思われます。

春段階で内定保有する学生が増加傾向

過去3年の採用選考開始時期

学生の活動状況の変化

2020年卒では学生の活動が昨年以上に顕著な動きを見せています。夏のインターンシップから動き出す学生が増加したことで、秋口から動き出す学生が大幅に減少しています。さらに大学では3月の合同説明会に参加する学生が昨年対比で8割を切るところも続出している状況です。学生の変化が起こってきているため、企業は例年通りの活動を見直す必要が高まってきています。
学生の活動状況の変化

2021年卒は採用活動の早期化だけでなく、採用活動と手法の多様化

既に新卒採用市場は採用活動の時期だけにフォーカスされるものではありません。現在の新卒採用市場は既に早く動くだけでは採用ができなくなってきております。より採用したい人材を明らかにし「いつ」「どこで」「何を」用いてコンタクトするかなど企業ごとの採用戦略の多様性が増しています。

本編ではさらに詳しく市場動向や学生の変化、主要な採用トレンドをデータや事例で解説していきます。


2019年5月21日公開