就活小論文は難しくない! 書き方のポイントを押さえて評価アップ! ~苦手意識を克服しよう~

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企業の採用過程で、小論文の選考があって焦った! という就活生もいるのではないでしょうか。小論文は新聞社や出版社などで課されるケースが多いものの、マスコミ以外の企業も例外ではありません。その理由は、エントリーシートや面接など他の試験では測れない能力や人柄を見たいから。
小論文に苦手意識を持っている就活生でも書き方のポイントを押さえれば、内定を勝ち取る大きな武器にできるでしょう。今回は、就活小論文の書き方のポイントについてお伝えします。

就活小論文で企業がチェックするポイント

企業は小論文で就活生のどのような能力を見たいのでしょうか。企業の出題意図を理解したうえで小論文に臨むと、書くべき内容を考えやすくなります。

就活における小論文試験の役割

企業が小論文を採用試験に加える理由は何でしょうか。 それは「指定文字数に収める」という制限のもと、

  • 論理的な思考ができているか
  • 文章構成がしっかりしているか
  • 説得力を持って言語化できているか
  • どういう考え方を持っているか(価値観)

を知るためです。

また能力や熱意があるのに、面接ではどうしてもうまく自分を表現できない人の中から、有能な人材を探し出す役割もあります。

なぜこのテーマを聞くの? 小論文出題の意図を考える

「なぜ数あるテーマの中でこの課題を選んだのか」、企業が意図することを想像してみましょう。例えば、将来の目標や学生時代の経験についての質問では「求める人物像」に近いかどうかを知ることを目的にしています。また社会情勢や企業状況についての質問の意図は、企業の抱える課題を理解し、それに立ち向かう戦力になるかどうかを探ることです。

 

就活小論文で高得点を取るための対策

小論文に苦手意識があっても大丈夫。事前にできる対策をしっかりして、高得点をめざしましょう。

小論文対策として業界・企業の情報収集を

小論文試験に臨むにあたっては、事前に企業の基本理念やトップの考え方、事業領域、求める人物像などをしっかり把握しておくことが重要になります。これらのことが頭に入っていれば、どのようなテーマで課題が出されても、「書くべきこと」の方向性が見えてきやすいからです。
同時に時事問題、特にその業界・企業に関連する話題には、普段から意識して情報に触れておきましょう。たくさんの話の引き出しと、自分なりの考えを持つように意識してください。

過去のテーマで書き方の練習を

設問に「最近の世界経済をふまえて~」や、「他社と比較して~」などの言葉がある場合は見逃さず、指示通りの内容になるよう書き進めることもポイントです。
例えば入社後にどのような働き方を希望するかを聞かれているのに、目標や望むキャリアステップについて具体的に書かず、志望理由を書いてしまうのはピントがずれていることになります。
過去に出題された例を参考に、自分ならどう書くか、事前にパターン練習をしておくと、自信を持って試験に臨むことができるでしょう。

会場で受けるか、郵送かをチェック

就活における小論文試験は、会場で受ける場合と郵送で送る場合の2パターンがあります。
選考会場で小論文の試験を受ける場合は、制限時間内でいかに「自分の伝えたいことをまとめて文章にできるか」が問われます。その場で文章をまとめなければなりませんが、準備なく書き始めるのではなく、自分の書きたいことの整理や、文章構成、読み返して不備を直す時間をどう配分するか、あらかじめ考えておくと失敗は少ないです。時間配分についても、事前に対策しておきましょう。
一方、感染症予防などが理由で対面での選考機会は減少傾向にあり、小論文の選考においても事前に与えられた課題に対して後日、Web・メール添付や郵送で提出するケースが増えています。この場合は戦略を練る時間もあるので、落ち着いて小論文を仕上げていきましょう。内容を第三者に添削してもらう機会があれば、よりブラッシュアップされていくはずです。

 

よく出題される小論文のテーマとは

小論文のテーマで出題が多いものは以下の通りです。

自分に関すること

〇将来の目標や希望について

出題例「入社後、実現したいことは何か」「5年後はどのような人材になりたいか」

 

〇過去の経験について

出題例「学生時代に打ち込んだこと」「これまでで成長したと感じられる経験について」

 

企業に関すること

〇志望企業について

出題例「弊社のどのようなところに興味を持ったか」「〇〇業界のこれからについて」

社会に関すること

〇時事問題について

出題例「最近気になった経済分野のニュースについて」「環境問題について」

〇一般論について

出題例「働くとは」「コミュニケーションで心がけていることとは」

 

こうすれば好印象! 就活小論文の書き方

では実際に就活小論文はどのような内容にすれば、企業の採用担当者に好印象を与えられるのでしょうか。いくつかポイントを見ていきましょう。

就活小論文に使える基本的な文章構成

起承転結など形式にこだわりすぎる必要はありませんが、何を言いたいのか、相手に伝わる論理的な構成になっていなければ意味がありません。文章を書くうえでの基本は「序論・本論・結論」ですが、具体的には以下のような内容で構成を考えてみます。

① 自分の意見や見解  例「私はこう考える」、「私はこう思う」

② ①の根拠 例「なぜならば…」

③ 具体的な例や裏付け 例「例えば…」、「〇〇によると…」

④ さらなる展開、拡大 例「もしも~なら…」

⑤ 結論 例「すなわち…」、「以上のことから…」

就活における小論文の文章整理の仕方

まずは出された課題に対して、上記①~⑤までで語れる要素をそれぞれ箇条書きで書き出してみます。使えるならば付箋やメモ帳にどんどんアイデアを書いていきましょう。 そのうえで制限文字数をふまえ、どの要素にどれぐらいの文章を書くか、全体の配分を意識します。構成を整理してから書くと話の流れができ、話に一貫性がない、といった矛盾も避けられます。

 

就活小論文を書くときに注意したいこと


就職活動で小論文試験を受けるときには、注意したいこともあります。事前に意識しておくことで内容に差が付くこともありますので、頭に入れておきましょう。

文体は「だ・である」調・「ですます」調、いずれかに統一

文体には、「だ・である」調の常体と、「ですます」調の敬体があります。学術論文を「だ・である調」で書くように、考察や主張などを書く小論文は文章の語尾を「だ・である」調で揃えるのが一般的です。文字数制限がある中で「ですます」調よりも、「だ・である」調のほうが、文字数が少なくて済むというポイントもあります。 しかし、就活の小論文でどちらを用いるかに正解はありません。 文体がどちらかに統一されており、内容に説得力があれば、評価に影響はないでしょう。 「だ・である」調を使って、ある程度、客観性を持って言い切るか、「ですます」調で丁寧な印象を持たせるか、書き手の個性が出る部分でもあります。 小論文のテーマから自分で使う文体を決めましょう。

無理に原稿を埋めようとしない

小論文の試験では「800字程度」など、ほとんどの企業が制限文字数を設定しています。 小論文は制限文字数の9割ほどは埋めたい、とよく言われますが、文章を書くのが苦手な人にとってはプレッシャーになるかもしれません。 しかし、原稿を埋めなければ、と意識しすぎて無駄な言葉を増やしたり、あまり関連のない話題を無理やり詰め込むのは「伝えるべきこと」がぼやけてしまったり、文章全体の印象が悪くなってしまいます。 もし文章量が足りないと思ったら構成案を見直し、加筆するポイントはないか検証してみてください。加筆する内容がないなら無理に文章を長くせず、簡潔にまとめた方が印象は良くなります。

要点を簡潔にまとめる

逆に文章量が多すぎる場合は、もっと簡潔に説明できるところはないか、そぎ落とせる部分はないかを意識してチェックしてみます。 特に具体例の紹介などは、丁寧に書こうとするがあまり、饒舌(じょうぜつ)に語りすぎる傾向があります。同じ言葉の繰り返しもよくあるケースですので注意が必要です。 また根拠のない話を、いかにも正しい論理として盛り込んでいる文章も印象が良くありません。自信のない話を難しく書こうとせず、本当に自分が理解できている内容を素直に書く方が良いでしょう。

「思う」を多用しない

文末の表現で「~だと思う」を連続して使っていると文章のリズムが悪くなりますし、曖昧な雰囲気が強くなります。「~だと考える」や、「~だ」、「~である」と主張を言い切る表現で、しっかり自分の意見を相手に伝えるようにしましょう。

原稿用紙の基本的な使い方も確認を

原稿用紙に書く場合は、原稿用紙の基本的な使い方についても再確認しておきましょう。段落冒頭の一字下げはもちろん、マス目に対してカギかっこや句読点をどう記入するか、基本的な事柄ですが意外と忘れていたり、間違って覚えていたりすることもあるかもしれません。基本事項をまとめたWebサイトもありますので、念のためチェックしておきましょう。

 

就活小論文の例文

以上のような文章構成や書き方の注意点を意識して、小論文を書く練習をしてみましょう。 例文を掲載します。
例文テーマ:あなたが大切にしているものとは?(800字以内)

① 自分の意見や見解

 「信頼し合う仲間」――。それが私の最も大切にしているものだ。

② ①の根拠

 大学生活の中で直面した困難を乗り越えることができたのも、本当に信頼できる仲間がいたからである。

③ 具体的な例や裏付け

 私は、20××年9月から1年間、大学のハンドボール部でキャプテンを務めた。大学時代は週に4回の練習に加え、自主練習も行うなど部活漬けの日々だった。そんな中、連絡ミスから大会を無断欠場するという事態を起こし、チームは無期限活動停止処分を受けてしまった。 私は部の活動再開を目指そうと、大会関係者や部のOBをはじめとする各方面への謝罪、そして今後の対応をどうすべきかということを自分だけで必死に考えていた。部の仲間たちに相談することなど思い浮かばず、独りよがりで悩んでいたのだ。 そんなとき、チームメイトの一人から「キャプテンとしてあなたを信頼している。あなたも私たちを信頼し、全部ひとりで背負うのはやめて部の皆で相談しよう」と言われ、本当に救われた気持ちになった。同時に、部の活動を1日でも早く復活させてみせると決意を新たにした。「部活動再開」を目指して全員で心を一つにし、何ができるかチームメイトと本気の議論を何度も交わした。

④ さらなる展開、拡大

 私たちが出した結論は、社会貢献と部の結束の強化の両方を試みようということだった。チームメイト全員で、〇〇川の河川敷で清掃活動というボランティアに取り組んだ。毎週末にボランティア活動をし、大学や大会関係者への報告を続けていると、活動停止処分から3カ月後、ハンドボール部は正式に活動再開が認められたのである。

⑤ 結論

 私はこの経験から「一人ではできないことも、チームならできる」ということを学んだ。大事を成すにも「仲間と信頼し合う」ことが大前提だ。社会に出た後も、一緒に働く人たちと同じ目標を持ち、「信頼関係」を大切にして仕事に取り組みたいと考えている。

例文で確認! 就活小論文の書き方 ポイントの整理

〇書き出し(序論)は自分の意見や見解を明確に示し、読み手に端的に伝えることが大切。書き出しの出来次第で、採用担当者をグッと自分の世界に引き込むことができます。
〇本論では、序論で主張した自分の意見の根拠付けをします。感想文ではないので、単に「~と思う」と書くだけではよくありません。なぜそう思うのか具体的に例示し、説得力のある論理的な文章にしましょう。自分の体験したことなど、具体例を挙げて記述します。
〇「なのではないか」「ないとも限らない」など、分かりづらい表現は避けましょう。

〇内容を読みやすく、理解しやすくするために、論旨が変わるところで改行しましょう。

 

就活小論文で評価アップ!OfferBoxでは練習が可能

ポイントを絞って、論理的に、説得力のある文章で自分の意見を述べられていれば、大きな評価が得られる就活小論文。自信がないときは対策本なども参考にしながら、ノウハウを自分のものにしていきましょう。
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