就活でインターンに行ってないけど大丈夫?企業の評価や注意点を解説

  • LINEで送る

周囲の学生がインターンシップに参加することが増え、参加していない自分が遅れを取ってしまっているのではないかと不安に思う学生も多いのではないでしょうか。

これから就活を始めようとしている人も、事情があってインターンシップに参加できない人も、このままでいいのか不安に感じてしまいますよね。

この記事では、インターンシップに行ってない学生向けに、企業からの印象や参加していない場合にとるべき行動などを解説します。あわせてインターンシップに参加する場合の注意点や、インターンシップの選び方についても紹介します。

就職活動でインターンシップに行っておらず不安を感じている人や、インターンシップへの参加を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

OfferBoxで無料の自己分析をする

目次

就活でインターンシップに行ってないと不利になる?

まずは就活でインターンシップに行ってないと不利になるのか、確認しましょう。

インターンシップに関係なく採用される力があるかどうかが重要

インターンシップに参加することで、特別選考や座談会など、選考フローの優遇を受けることができるケースは実際にあります。

しかし、参加したからといって必ずしも採用されるわけではありません。一般的な選考過程では、インターンシップへの参加有無よりも、採用したい人物像に合っているかどうかが重視されるので、インターンシップに参加していないからといって過度に悲観する必要はありません。

インターンシップ経由でしか採用しない求人も

一方で、インターンシップ経由でしか採用しない企業や職種も存在するため注意が必要です。

例えば、以下の業界・職種ではインターンシップ・ジョブ経由でしか採用しない企業が比較的多く存在しています。

  • 外資系コンサル
  • 外資系金融
  • ベンチャー
  • 一部専門職

選考過程にジョブやインターンシップが組み込まれているケースもあります。

インターンシップに参加していないことで、入社したいと感じた企業の選考に参加できないのはもったいないです。そのため、興味のある企業や職種がどのような採用をおこなっているのか事前に調べたうえでインターンシップへの参加を検討するとよいでしょう。

また、上記のような企業の場合、インターンシップ自体がほぼ本選考のようなものとして開催されるケースも多々あります。インターンシップだからと気を抜かず、事前準備をしっかりおこなったうえで参加するようにしましょう。

インターンシップに参加する目的がなければ意味がない

インターンシップの参加が選考上で有利に働くケースもありますが、周りがみんな参加しているからという理由でなんとなく参加するのではあまり意味がありません。

まずは自分がそのインターンシップに参加することで何を学びたいのか、何を得たいのかを明確にしましょう。目的に向けて準備をしてから取り組むことで、インターンシップをより実りのあるものにできるはずです。

今やりたいことや頑張りたいことを優先する

一般的に、インターンシップに参加する主な時期は大学3年(大学院1年)の夏〜冬頃です。しかし、この時期にほかに力を入れて取り組みたいことがあれば、それを優先するのも選択肢のひとつです。

学生時代以上に、学業やサークル、ボランティア活動など長時間自分のやりたいことに専念できる期間はなかなかありません。周りにあわせてインターンシップへ参加を決めるのではなく、自分がどうしたいのか、何を優先したいのかを大事にしましょう。

ただ、将来働く企業を決めるにあたって、就職活動は基本的に避けて通れません。就職活動自体を後回しにするのではなく、自分が頑張りたいことに注力しながら、自己分析をしたり、企業分析をしたりと、インターンシップに参加しなくてもできることから進めましょう。

OfferBoxで無料の自己分析をする

就活でインターンシップに行ってない学生への企業の印象・評価

就活でインターンシップに参加しなかった学生に対して、企業はどのような印象をもつのかも気になりますよね。そこで、企業がインターンシップに行ってない学生に抱く印象・評価についてご紹介します。

参加していない理由が何か知りたい

インターンシップに参加することが一般的になってきているため、なぜ参加していないのかを企業は知りたいと考えています。そのため、参加しない理由を明確に述べられるようにしておくことをおすすめします。

気が付いたらインターンシップの開催時期が終了してしまっていた、なんとなく参加してこなかった、といった理由だけでは、あまりよい印象はありません。「他の活動と比較して、なぜそちらを優先したのか」を話せるようにしておきましょう。

ほかに力を入れている活動を知りたい

参加していない理由とあわせて、インターンシップに参加しないほど力を入れている活動について知りたいと企業は考えています。

これは、いわゆるガクチカ(学生時代力を入れたこと)と同じですが、周囲以上に熱量を注いでいる分、どんな活動をしてその活動から何を得たのか知りたいと考えています。

もしほかにやりたいことがない場合や、これまでの活動に自信がない場合は、積極的にインターンシップに参加してみることをおすすめします。

OfferBoxで無料の自己分析をする

就活でインターンシップに参加していない場合にとるべき行動

上記のように、就活でインターンシップに参加していない場合でも、採用される可能性はあるので焦る必要はありません。とはいえ、多くの学生がインターンシップに参加するなかで何もせず過ごしていると、ほかの学生との差が開いてしまう可能性があります。

ここではインターンシップに参加していない場合にとるべき行動をご紹介します。

インターンシップ以外の活動に積極的に取り組む

前述のとおり、インターンシップに参加しない場合はほかの活動に積極的に取り組むとよいでしょう。学業や部活動、サークル活動、ボランティア活動など、インターンシップ以外でも就活に活かせる経験はたくさんあります。

とはいえ、こちらもただなんとなく取り組むのではあまり意味がありません。活動を経験して何をどう感じたのかや、どう成長できたのかを伝えられるように、自分なりの目的や目標を設定して活動してみるとよいでしょう。

就活に関する情報を集める

インターンシップに参加している学生とそうでない学生では、就活に関する情報量に差がついてしまうケースがあります。

情報力で差が出てしまわないように、実際にインターンシップに参加した友人に話を聞いたり、就活情報サイトなどで就活に関する情報を積極的に集めたりするようにしましょう。

特に、以下の情報はできるだけおさえておくとよいでしょう。

  • 本選考の内容やフロー、スケジュール
  • インターンシップのプログラム内容
  • エントリーシートの書き方
  • 自己分析のやり方
  • 面接対策
  • 企業が求める人材

社会人と関わりを持つ

社会人に話を聞く機会が多いインターンシップは、自分が働くイメージが持つ絶好の機会です。そのインターンシップに参加せず自分が働くイメージが持てないままだと、仕事における自分の強みや向いている仕事が見えづらくなってしまいます。

しかし、インターンシップ以外でも社会人と関わりを持つことは可能です。インターンシップに参加しない場合はOB訪問などで社会人との接点を増やしたり、実際に働いている家族やアルバイト先の大人など、身近なところから話を聞いてみるのもよいでしょう。

関連記事:OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説

今からでもインターンシップに参加する

インターンシップに参加していないことが不安な場合は、今からでも参加できるインターンシップを探してみるのもおすすめです。

すでに差がついてしまっているのではないかと感じるかもしれませんが、企業によっては1年中インターンシップを開催しているところもあります。

はじめてみるのに遅すぎるということはないので、別でやりたいことがないのであれば、まずはインターンシップに参加して視野を広げてみるとよいでしょう。

OfferBoxで無料の自己分析をする

就活でインターンシップに参加するメリット

インターンシップに参加するかどうか悩んでいる場合は、メリットや注意点をおさえたうえで検討するとよいでしょう。まずは就活でインターンシップに参加するメリットをご紹介します。

業界研究や企業研究が深まる

1つ目のメリットは、業界研究企業研究が深まる点です。

インターンシップに参加することで、その業界や企業についてより深く知ることができます。外からの情報だけではわからないことも多いので、志望する企業の業務体験ができるインターンシップは貴重な機会です。

また、本選考にエントリーしない場合でも、社会にどのような企業があるのかや、実際の仕事内容が自分に向いているかどうかを知ることができるので、企業選びをおこなう際に役立ちます。

選考で有利になることがある

2つ目のメリットは、選考で有利になることがある点です。

インターンシップに参加すると、特別選考や座談会に呼んでもらえるケースがあります。企業としても早くから自社に興味を持ってくれた学生を採用に繋げたいため、イベントを用意していることが多いです。

特に特別選考は通常選考よりも時期が早いことが多く、まだ枠が埋まっていない状態でエントリーすることができるので、就職活動を有利に進められる可能性があります。

入社後のミスマッチを防げる

3つ目のメリットは、入社後のミスマッチを防げる点です。

インターンシップに参加してみると、場合によっては想像していたイメージと少し違うな、と感じることもあるかもしれません。志望していた企業が想像と違った場合、少し残念な気持ちになるかもしれませんが、入社後にミスマッチに気付くよりは就活の早い段階で気付けるほうがよいです。

早い段階で気付くことができれば、全く違う業界の業界研究をしたり、インターンシップに参加したりして、新しい選択肢を見つけることができます。

インターンシップに参加することで、最悪の事態に陥るリスクを減らすことができます。

OfferBoxで無料の自己分析をする

就活でインターンシップに参加する際の注意点

続いて、就活でインターンシップに参加する際の注意点をご紹介します。

長期インターンシップはほかの活動との両立が大変

インターンシップには長期インターンシップと短期インターンシップの2種類があります。
長期インターンシップの場合、一定の期間中は週2~3日程度の出社など、ある程度まとまった時間を確保することが求められます。

そのため、どうしてもインターンシップ中心の生活リズムになってしまい、学業や部活動・サークル活動などと両立するのは大変です。スケジュールに無理がないか、始める前によく注意してください。

しかし、実際に自分の活動と両立しながら長期インターンシップに参加している先輩も多くいます。場合によっては、インターンシップ先が稼働時間を調整してくれる場合もあるので、まずは相談してみるとよいでしょう。

短期インターンシップは倍率が高い

一方で、短期間で参加が可能なインターンシップは人気があり、長期インターンシップと比べて倍率が高くなる傾向にあります。参加したくても選考を通過しなければ参加権を得られないため、企業研究や自己PRの準備を事前にしっかりおこなう必要があります。

興味のある企業や気になっている短期インターンシップが決まっている場合は、早いうちから情報収集に取りかかることをおすすめします。

OfferBoxで無料の自己分析をする

就活でインターンシップに行ってない学生からよくある質問

最後に、就活でインターンシップに行っていない学生からよくある質問をご紹介します。インターンシップへの参加を迷っている場合は参考にしてみてください。

インターンシップに行かなくても内定はもらえる?

インターンシップに行かなくても内定をもらうことは可能です。実際の選考で重要なのは、企業の求める人物像に沿っているかどうかなので、インターンシップに参加していなくても欲しい人材であると思ってもらえれば採用にいたることは可能です。

しかし、前述のとおり本選考に進むためにインターンシップに参加することが必要な企業や参加者を優遇する企業もあるため、志望する業界や企業については早めの時期から事前に調べておくとよいでしょう。

大手とベンチャーどちらのインターンシップに参加すべき?

大手からベンチャーまで、さまざまな企業がインターンシップを開催しています。大手かベンチャーか、どちらのインターンシップに参加すればよいのか迷うかもしれません。

インターンシップでは企業の価値観や社風など、自分に合うかどうかも含めて深く知ることができます。インターンシップには1社しか参加できないという決まりはないので、特に明確な志望がない場合は大手もベンチャーも両方とも参加してみるとよいでしょう。

短期と長期のインターンシップどっちがおすすめ?

短期インターンシップと長期インターンシップについても、どちらを選べばよいのか迷うかもしれません。短期インターンシップと長期インターンシップでは、得られるものが異なります。

長期インターンシップでは、実際の業務に近いところまで経験させてもらえることが多く、スキルが身につきやすい傾向にあります。しかし、その分インターンシップのための時間の確保が必要です。
一方、短期インターンシップでは、該当の企業について浅く広く概要を知るプログラム内容になっている場合が多いです。そのため短い期間で集中して企業理解を深めることができますが、具体的な業務スキルやイメージはつかない傾向にあります。

自分がインターンシップに参加する目的を考えて検討しましょう。

OfferBoxで無料の自己分析をする

OfferBoxでインターンシップや選考のオファーをもらおう

OfferBox」では、プロフィールを登録しておくだけで、自分に魅力を感じた企業からオファーが送られてきます。

OfferBoxは企業が学生に送信できるオファーの数に制限を設けているため、自分の会社に合っていると感じた学生を中心に、採用担当が1通1通オファーを送っています。

そのため、自分に合ったインターンシップがわからない人やインターンシップの探し方がわからない人にもおすすめです。

インターンシップに限らず、早期選考のオファーももらえる可能性もあります。忙しくてインターンシップに参加できていない人も登録してみてください。

まとめ

以上、就活でインターンシップに行ってない学生向けに、インターンシップ参加の必要性、企業が抱く印象、参加する際のポイントなどを紹介しました。

インターンシップに絶対参加しなくてはならない、ということはありません。しかし、インターンシップに参加することが当たり前になってきているので、参加しない場合は何に時間を使うかが重要です。

インターンシップにこれから参加する場合も、周囲が参加しているからなんとなく参加するのではなく、自分なりの目標・目的を設定して参加しましょう。

インターンシップも大学生活も基本的には1度しかない貴重な体験です。後悔のないように、自分が今どうすべきか、目的を設定して行動してみてくださいね。

OfferBoxで無料の自己分析をする