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同社のビジネスモデルは、葬祭業界を目指す学生に多い「人から感謝される仕事がしたい」というような志望動機では務まらない。求めている学生に直接オファーできることから、2015年卒からOfferBoxを導入、2017年卒の利用もスタート。


葬祭の企画運営を行う、株式会社アーバンフューネスコーポレーション(以下、アーバンフューネスコーポレーション)。同社は、一般的な葬儀社とは一線を画すビジネスモデル。ブライダル業界出身の社長が独立して興した会社で、単なる儀式にとどまらない、故人や家族の想いをかたちにする、世界でただひとつの葬儀を手掛けている。そのため、葬祭業を目指す学生に多い、「人から感謝される仕事がしたい」「人の役に立ちたい」というような志望動機だけでは務まらない。故人や家族の想いをくみ取り、葬儀の演出に反映する、プランニングのスキルが求められるからだ。ホスピタリティ、プランニング、どちらも備えた学生との出会いを求め、OfferBoxの導入に至った。
課題

ナビサイトからは、自社が求めるような志向にマッチしない学生からエントリーが来てしまう。ターゲットとなる学生に、もっとピンポイントで自社のことを伝えたほうが真実の姿が伝わりやすいのでは、という思いがあった。

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「私は2015年卒の新卒採用が始まるシーズンからこの会社に入社しましたが、非常に採用が難しいなと感じました。どうしても葬儀業界ということで、サービス志向の学生ばかり集まってしまうからです」(アーバンフューネスコーポレーション 渡会さん/以下、渡会さん)

 

これまで大手ナビサイトを利用し、会社説明会を実施するという、オーソドックスな採用を行ってきた。

 

「当社がやっていることは、一般的な葬儀社とは違います。ソーシャルビジネスとして、新たな葬儀の価値を提案していく。そんなビジネスモデルです。葬儀業界ということもあり、“人からありがとうと言われたい”だったり、“人の役に立ちたい、人に寄り添いたい”という志望動機を挙げられる方が多いですが、それよりも、もっと能動的に提案が出来たり、何かを創り出すようなタイプの方が向いていると思います。サービス業と言ってもお客様に言われたことを100%で返すのではなく、ニーズの本質を見極めて、本当の満足に繋がる提案ができる人を求めているのです」(渡会さん)

 

ナビサイトのような広告型だと、そこまでの情報を伝えるのは難しい。学生は“サービス業”“冠婚葬祭業”と業界を絞って検索するため、検索時点ですでにミスマッチが起こっている可能性があるだろう。

導入

OfferBoxを利用するために、自社の事業やサービスには、どのようなバックグラウンドを持っている学生が合うのか、調査を実施。自社に合う志向性の学生が多い学部などが、オファーの承認率などから見えてきた。

「よりよくOfferBoxを利用するために、当社がどんな事業、サービスをやっていて、それにはどんなバックグランドを持つ学生が合うのかということを事前に社内でブレストして準備しました。これはやって良かったですね。OfferBoxを利用しなければ、ここまで突き詰めて考えなかったと思います」(渡会さん)

 

学生にオファーをするには、採用基準や人物像を明確にしておく必要がある。自社に合いそうな人材、また、自社に全くいない逆のタイプの人材を求めるケースもあるだろう。もともとの基準が明確であればこそ、いろんな可能性が広がる。

 

「社員のタイプや、過去に応募してきた学生の志向を見ていると、ボランティアをやっていたり、NPO、NGO、学生団体などで活動してきた人。専攻面で言うと、心理学、社会学を勉強している学生が、合う傾向にあるということがわかってきました。そういった学生を探してピンポイントでオファーできるというのはいいですね」(渡会さん)

 

同社と親和性が高い学部や活動内容、志向の傾向が見えてくると、学生を検索する際も一定の基準ができ、オファーの承認率も上がる。検索に時間をかけず、他の施策に時間を割くことができる。

効果

2015年卒は、採用活動後半戦から利用をスタートし、1名内定。入社。内定式数日前に他社の内定を辞退し、同社への入社を決めた学生だった。2016年卒は現在選考中だが、2017年卒のOfferBox早期利用プランを既に契約。サマーインターンの募集に活用していく。

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「OfferBoxの利用をスタートしたのは、2015年卒の採用活動の後半戦でした。9月の後半、内定式まであと数日というところで、他社の内定を持っていた学生が、その内定を辞退して当社に入社を決めました。しかも関西在住の学生で、関西の企業に内定を持っていたにも関わらず、当社(東京)へというのは相当な覚悟だったと思います」(渡会さん)

 

まさに人生を変えるような出会いだ。

 

「ナビサイトからの入社でも、OfferBoxからでも、マッチングしているから入社をしているわけですが、OffeBoxから入社した人は、事業に対しての理解度が高いですね。当社がやっていることと本人がやりたいと思っていることが同じというのも大きな要素だと思います」(渡会さん)

 

もともと内定していた企業は福祉業界で、今求められていることを提供する、という会社だったという。必要なものをもとめられるまま提供するのではなく、お客様が本質的に求めているものを提供出来たり、未来に繋がるものを提供できる、アーバンフューネスコーポレーションに共感した入社だったという。

 

2017年卒採用でのOfferBoxの利用も早々に決定したが、サマーインターンの募集に活用したい、とのことだ。

 

「当社は、外からのイメージと実際のギャップがとても大きい会社だと思います。より多くの学生に、当社がやっていることに共感してもらいたいのです。インターンでは、実際の葬儀に同行します。当社の葬儀はプランナーがお客様から故人様のお話を伺った上でテーマを決めていて、それを実現するために進行や演出を“かたち”にしています。それを見た上で同行してもらってどう感じるか、自分だったらどうするかを考えてもらうのです。実際に体験してみないと気づかない学びがたくさんありますよ」(渡会さん)

 

 

株式会社アーバンフューネスコーポレーション 様が採用上で大切にしていること
「人が何を考えているか、心を読むことはできません。それでも理解するためにお客様に寄り添うことが大事です。お客様が本質的に何を求めているのかを知るためには、まず自分がどんな人間であるかを知ることが大切なことなんです。ですので、選考プロセスを通して自分のことをとにかく深く知ってもらいます。“今まで自分をこんなふうに捉えていたけれど、実はこんな人間だったんだ”と、本当の自分に気づいてもらうことを重視しています。最終選考の頃にはかなりクリアになっていると思いますね」(渡会さん)

一次面接では「理想の企業」や「自分らしさ、本当の強み」についてのブレストを徹底的に行い、二次面接の前には「本当の志望動機」というタイトルでレポートを提出してもらうという。大事な社会人一社目が、アーバンフューネスコーポレーションでなければいけない理由をとことん考えてもらうのだそうだ。その作業は「選考」というよりも、学生自身が心の底から納得し、腹落ちすることを目的としていて、最終選考の後のレポーティングまで、一貫して採用活動の軸として置かれている。

「結果的に当社とご縁がなかった学生からも“アーバンフューネスコーポレーションの選考のお陰で、自分の進みたい道が見つかりました”と連絡を頂けることもあります。私たちはご葬儀というビジネスモデルを通じて、お客様が未来に向かって歩みだすお手伝いをしています。ご縁のなかった学生も、当社とかかわったことで、未来へと向かうきっかけになると嬉しいですね」(渡会さん)


会社名 株式会社アーバンフューネスコーポレーション
所在地 東京都江東区豊洲5-4-9 KR豊洲ビル5F
設立日 2002年10月
事業内容 葬祭の企画運営、各種イベント企画
ホームページ http://urban-funes.jp/

2015年7月8日公開 | ベンチャー