二次面接で落ちる理由|6STEPで合格確率を上げよう

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「就活の一次面接は通過できても、二次面接で落ちる……」と悩む学生は少なくありません。

二次面接は一次面接よりも合格基準が高くなります。学生の価値観が自社の判断基準とマッチしているか、企業分析がしっかりできているかなどの点を、面接官は一次面接以上に、二次面接で深く評価するようになります。

そのため、二次面接で落ちてしまうことが続いている場合は、自分が落ちる理由を理解したうえで、必要な対策をとる必要があります。

今回は、二次面接と一次面接の違いや二次面接で落ちる理由、二次面接を通過するための具体的な対策などを紹介します。

二次面接と一次面接の違い

二次面接は一次面接に比べて、一人一人の学生をより深く見ています。具体的には学生の持つ価値観や、企業とマッチするかといった内容をチェックしています。

一次面接がビジネスマナーやコミュニケーション能力など、社会人としての基礎的な能力を見るのに対し、二次面接はより現場の視点から学生を判断しているのです。

一次面接と二次面接は、面接の形態や面接官にも違いがあります。一次面接がグループディスカッションやグループ面接であるのに対し、二次面接は個人面接になることが多いです。
また、一次面接は人事部門の採用担当者が面接官ですが、二次面接は採用担当者に加えて配属予定の上司などが同席するケースもあります。

このように一次面接と二次面接では、企業の判断基準が大きく異なり、学生を評価するポイントも変わります。

ここからは違いを理解するために、一次面接と二次面接の特徴を詳しく解説します。

一次面接の特徴

一次面接はグループディスカッションやグループ面接が多くなっています。そのため、一人あたりの学生にかけられる時間が短いのが大きな特徴です。

複数人を一度に適切に面接するために、選考通過基準が明確になっているケースが多く、社会人としての基礎的な能力を評価するのが一般的です。

一次面接の評価ポイント

一次面接では、価値観の深いところよりも、社会人としての基礎的な能力やマナー・第一印象などを評価しています。

経済産業省は社会人基礎力として、以下の3つの能力、12の能力要素を挙げています。

能力1.前に踏み出す力

  • 主体性
  • 実行力
  • 働きかける力

能力2.考え抜く力

  • 計画力
  • 想像力
  • 課題発見力

能力3.チームで働く力

  • 柔軟性
  • 規律性
  • 状況把握力
  • 発信力
  • 傾聴力
  • ストレスコントロール力

ここまで細分化して評価している企業は多くはありませんが、一次面接では主に上記の12項目のような能力を総合的に判断します。また、初めて企業の面接官と対面するため、「清潔感」や「活気的」といった学生の第一印象も一次面接では見られています。

二次面接の特徴

一方で、二次面接は初めての個人面接になるケースも多く、企業にとって学生のことをより深く知れる機会になります。1人の学生に多くの時間をかけられるため、学生の価値観や企業への理解などについて一から深堀りされることも多いでしょう。

面接官は人事部門の採用担当者以外に、現場の責任者や配属予定の上司などが同席するケースもあります。

学生の知識やスキル、これまでの経験などを確認し、より実践的な視点から学生を判断したいと考えています。

二次面接で企業の面接官の評価ポイント

二次面接における企業の面接官の評価ポイントには、主に以下の2つが挙げられます。

  • 学生の価値観
  • 企業分析の深さ

学生の価値観
二次面接では、学生の価値観が自社の社風にマッチしているかをより細かくチェックします。企業は、履歴書やエントリーシートの内容だけでなく、さらに多面的かつ深く学生を理解したいと考えています。

また、自分自身を客観視できることも社会人として求められる能力です。そのため、自分を客観的に分析できているかも二次面接では見られます。
企業分析の深さ
一次面接では、社会人基礎力をメインに見られるので、深い企業理解を求められることは少ないでしょう。しかし、二次面接になると一定の企業分析ができていることを求められます。

具体的には、志望動機や自己PR、働き方、業界についてなどのさまざまな質問から、企業や業界についての理解度や知識の深さなどを評価します。

二次面接で落ちる主な理由

では、二次面接で落ちる理由には、どのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。二次面接で落ちる主な理由は以下の5つです。

  • 企業理解ができておらず志望動機が浅い
  • 志望動機と自分の経験が紐付いていない
  • 自分の強みが十分にアピールできていない
  • 志望度の高さや熱意が伝わらない
  • 企業の求める人材とマッチしていない

企業理解ができておらず志望動機が浅い

企業分析ができておらず志望動機が浅いと、二次面接で落ちる可能性が高くなります。

二次面接の面接官に浅いと判断される志望動機には、「どうしてこの企業で働きたいのか?」といったことが明確になっていないケースが多いです。

企業理解ができておらず、志望動機が浅い例文を以下に記載しました。

私が貴社を志望した理由は、『世の中に感動を生み出し、お客様とともに成長し、新たな時代を創る』という企業理念に感銘を受けたからです。

貴社の商品を日頃から愛用していることもあり、商品の良さや使いやすさなどをしっかり理解していると自負があります。

入社後は、研修などを経て、貴社の商品や仕事を更に詳しく学び、企業の利益に貢献したいと思っております。

上記の例文には、「この企業でなければいけない理由」が記載されていません。「企業理念に感銘を受けた」という漠然とした内容では、志望動機が浅いと判断されてしまいます。

また、商品を愛用していることでファンであることは伝えられますが、「企業が採用したくなる理由」にはなっていません。

二次面接に通過するには、企業分析をしっかりとおこない、具体的で客観性のある志望動機を作成する必要があります。

志望動機と自分の経験が紐付いていない

志望動機が自分の経験や価値観と紐付いていないと説得力がないと感じられ、二次面接を通過できなくなってしまいます。

以下は、経験が紐づいていない志望動機の例文です。

貴社の医療機器の高い技術と、グローバルな市場での活躍に大きな魅力を感じています。医療機器の分野でトップを走る貴社で、大学で選考した高分子化学、応用化学、合成化学などの知識を活かし、医療機器の研究、開発に携わりたいと希望しております。

上記のように「御社の〇〇職に就きたい、魅力を感じた」などの漠然とした思いを話しても、どうしてその仕事に就きたいと思ったのかという具体的な動機を話さなければ、自分の思いは伝わりません。

部活動やアルバイト、ボランティア、留学など学生時代に経験したことや価値観を紐づけて話すと、志望動機がより具体性を持ち、説得力のある内容になります。

志望動機の考え方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
例文不要!ホンネの志望動機の作り方

自分の強みが十分にアピールできていない

自己分析が不十分だと自分の強みをうまくアピールできず、二次面接の選考に通過しづらくなります。

一次面接がグループディスカッションなどの場合、自己分析がそこまでできていなくても通過できることもあるでしょう。

しかし、二次面接は個人面接になることが多く、選考に通過できる人数も少なくなっています。そのため自分の強みを上手くアピールできないと、次回の面接に進むのは難しくなります。

二次面接で自分の強みをアピールするには、性格やスキル、価値観、これまでの経験などを整理することが大切です。そして、整理した上で企業に貢献できる能力や強みを明確にしましょう。

自己PRの考え方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
自己PRで強みをアピール|長所との違いや例文を解説!

志望度の高さや熱意が伝わらない

必ずしも第一志望である必要はありませんが、「あまり企業のことを調べていない」「仕事に対して前向きな姿勢が伝わらない」と面接官に思われることで、落ちてしまうケースもあります。

志望度の高さや熱意を伝えるには、漠然としたありきたりな内容ではなく、「ここで働きたい」という自分なりの思いや理由が必要です。これまでの経験を交えて企業に貢献したい内容や入社後のビジョンなどを話すと熱意が伝わりやすく、二次面接を通過できる確率も高くなります。

また、単純に話し方や、話す順序のせいで、熱意が伝わりづらくなっているということもあります。
面接での答え方に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。
回答例の丸暗記はNG!面接での答え方をレベルアップさせる方法

企業の求める人材とマッチしていない

企業の求める人材と自分がマッチしていない場合、採用されるのは難しくなります。
二次面接では、「企業理念」という広い観点でのマッチだけでなく、「現場のチームの雰囲気に馴染めそうか」「現在の教育体制の中で成長できそうか」といった実務的な観点でのマッチも見られます。

これに関しては、企業と学生の相性の問題なので、ある意味致し方のないところもあります。
逆に、自分を企業に無理に合わせてしまうと、入社後に仕事への価値観や働き方などにギャップを感じ、後悔する原因になってしまいます。

ただし、本当はマッチしているにもかかわらず、準備不足で「マッチしていない」とみなされるのは大変もったいないです。
価値観をわかりやすく言語化し、業界研究や企業分析をしっかりおこなうことが大切です。自分の価値観に合う企業に応募できると、それだけ採用される確率も高くなります。

自己分析と、業界研究や企業分析の内容を照らし合わせ、価値観や企業理念などに共感できる企業に応募し、二次面接を通過しましょう。

二次面接で落ちる確率を下げる方法・対策

新卒就活の二次面接で落ちる確率を下げるための方法や対策には、以下の内容が挙げられます。

  • 企業研究・他社比較を入念にする
  • 自分を表すキーワードを決める
  • 自己分析で経験を洗い出す
  • 面接でよくされる質問を洗い出す
  • 面接官にしか聞けない逆質問を
  • 自分に合った企業を考え直す

企業研究・他社比較を入念にする

二次面接で落ちてしまう人は、企業研究や他社比較を入念に行いましょう。

具体的には、企業のホームページや説明会への参加、OB・OG訪問などで、企業の特徴や強みを理解します。就職に関する雑誌や経済新聞などから情報収集するのもおすすめです。

また、応募する企業を他社と比較すると、その企業ならではのユニークな点が見いだせることも多くあります。

企業分析や他社比較によって企業のことをよく知れると、自分なりの志望動機が見つかります。これにより、二次面接の場で企業への熱い思いをアピールできるでしょう。

自分を表すキーワードを決める

二次面接での質問に対する回答がぶれないよう、自分を表すキーワードを決めましょう。自分を表すキーワードを一つ持っていると、それを裏付けるエピソードや価値観などを面接の場で話すことができます。

自分を表すキーワードを見つけるには、無料で使える自己分析ツール「AnalyzeU+」を使うのがおすすめです。AnalyzeU+では用意された質問に答えると、社会人基礎力11項目と次世代リーダー力14項目の計25項目の診断結果がグラフ形式で表示されます。

「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」などの項目が一目で分かるため、強みや弱みを理解でき、自己分析がスムーズに進みます。

自己分析の結果をもとに自分を表すキーワードを決められると、アピールに一貫性が出て二次面接も通過しやすくなります。

自己分析で経験を洗い出す

二次面接で落ちてしまう学生は、自分の強みを実際の経験を元に話せず、落ちてしまうことがよくあります。

強みを面接の場で正しく魅力的に伝えるには、自分の過去の経験から強みと言えることを納得させる必要があります。

自己分析を網羅的かつ深堀りするおすすめの方法に、自分史があります。自分史を作成すると、自分自身の経験にもとづいた強みや弱みを知ることが可能です。

自分史を作成する際は、幼少期から現在までの経験を一覧化します。具体的には、学校や部活動、家庭など過去の歴史を振り返り、出来事を年代順に並べます。出来事に合わせて当時考えていたことなどがあれば、記載しましょう。

過去を振り返ると、自分の特徴や大切にしている価値観などが見えてきます。

自分史を作るためのテンプレートを用意しましたので、ぜひ活用してください。
自己分析シート無料ダウンロード|手順や便利なツールを紹介

面接でよくされる質問を洗い出す

面接官からよく質問される内容は、それだけ重要な質問ということです。頻出の質問を洗い出し、質問1つ1つについて考え直してみましょう。

以下、頻出の質問の一覧です。

  • 「自己紹介をしてください」
  • 「自己PRをしてください」
  • 「強みを教えてください」
  • 「就活の軸を教えてください」
  • 「志望動機を教えてください」
  • 「学生時代に頑張ったことを教えてください」
  • 「長所を教えてください」
  • 「短所を教えてください」
  • 「入社後にしたいことを教えてください」
  • 「挫折経験を教えてください」
  • 「尊敬する人がいれば教えてください」
  • 「他社の選考状況を教えてください」
  • 「最後に何か質問はありますか?」

それぞれの質問について、こちらの記事で紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
就活面接で頻出の質問集|評価のポイントと回答例を紹介!

面接官にしか聞けない逆質問を

二次面接の最後に、逆質問を設けられるケースもあります。
効果的な逆質問をするには、面接官のポジションに合わせて内容を柔軟に変えることが大切です。

例えば、面接官が人事部門の採用担当者であった場合は、会社の制度や働き方などを質問するとよいでしょう。できるだけ面接官が詳しい質問内容にすることで、会社のことがよく理解できますし、的を得た質問ができるという評価にも繋がります。

質問の際は、質問の意図が伝わるよう、分かりやすくシンプルな話し方を意識しましょう。また、会社のホームページに記載されている内容を質問すると、企業理解が深まっていないと捉えられることもあるため、注意が必要です。

以下は、逆質問の例です。

  • 業界の中で特に御社が強みとしていることは何でしょうか。もし弱みもあれば教えてください。
  • 事業における御社の課題はなんでしょうか。
  • 将来、海外事業部で働くことを志望しています。海外での経営戦略を教えてください。
  • 御社は今後、〇〇の開発事業に取り組むと新聞で拝見しました。差し支えない範囲で結構ですので、概要について教えていただけますか。
  • 御社の5年後10年後のビジョンを教えてください。

上記の例文を参考にしながら、面接官に合わせた逆質問をしましょう。

逆質問についてくわしくは、こちらをご覧ください。
新卒の面接で逆質問をチャンスにするポイント【質問例付き】

自分に合った企業を考え直す

二次面接で落ちてしまう人は、そもそも自分に合った企業と出会えていない可能性があります。このような時は、自分に合う企業を考え直すことも選択肢に入れましょう。

しかし、自分に合う企業を考え直すのは、業界研究や企業分析の見直しなどに時間や労力がかかり、大変な作業でもあります。

このようなときにおすすめなのは、「OfferBox」です。OfferBoxにプロフィールを登録しておくと、待っているだけで自分に合った企業からオファーをもらえる可能性があります。

さまざまな業界からオファー来ることも多いため、視野を広げることが可能です。

OfferBoxに登録して効率的に自分に合う企業を見つけましょう。

まとめ

以上、二次面接で企業が見ているポイントや落ちる理由、対策について紹介しました。

二次面接は、一次面接よりも深い企業理解、自己理解が求められます。どれだけ能力が高くても、なんとなくでやり過ごすことは難しいので、きちんと自己分析、企業研究をして臨みましょう。

この記事で紹介した落ちる理由のどれに自分が当てはまるかを考えて、適切な対策をとることができれば、二次面接の通過率もきっと上がるはずです。自分を見つめ直すいい機会だと考えて取り組んでみましょう。