
就活の書類選考(ES)に落ちてしまい、自分の学歴やスキルが否定されたように感じ、自信をなくしていませんか?
書類選考で落ちるのには明確な理由があります。理由を知って改善することで対策は可能です。
この記事では、書類選考に落ちる理由やすぐに実践できる通過率アップの方法、差別化するコツを解説します。
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目次
新卒の書類選考で落ちる割合は企業によって異なる
書類選考の通過率は、企業の採用枠や、その年の採用状況によって異なります。そのため通過率に関して断言はできませんが、一般的に人気が高い企業ほど通過率は低くなります。
とくに低くなりやすいのは、業界最大手の企業や、誰もが一度は耳にしたことがあるような有名企業です。こうした企業には多くの応募者全員を面接する時間は取れないため、応募者の数に比例して、書類選考で落ちる人の数が増え、通過率は低くなります。
また、業界や職種によっても通過率はさまざまです。
就活の書類選考で落ちる7つの理由
書類選考で落ちる書類には共通点があります。よくある7つの理由を解説しますので、内容類を見なおすヒントにしてみてください。
- 書類に誤字脱字などの不備があるから
- 企業が求める人物像とミスマッチしているから
- 志望動機や自己PRから入社意欲が伝わらないから
- 内容が抽象的で入社後の活躍イメージが湧かないから
- 簡潔にまとめられていないから
- 他の学生と差別化できていないから
- 倍率の高い人気企業ばかり応募しているから
理由1:書類に誤字脱字などの不備があるから
書類に不備があると通過は難しくなります。例として、企業の指示を守れていないケースや、誤字脱字が目立つケースなどが挙げられます。
【よくある失敗例】
- 必要書類が揃っていない
- 形式があっていない
- 企業指定の文字数・フォーマットを守れていない
- 締め切りを守れていない
- 鉛筆や消せるボールペンなどの消えやすい筆記具を使っている
- 誤字脱字がある
- 証明写真のサイズが異なる
不備が1つあるだけで必ず落ちるわけではありませんが、採用担当の印象が悪くなり、結果的に通過しづらくなってしまいます。
理由2:企業が求める人物像とミスマッチしているから
採用活動は優秀な学生を探す場であると同時に、「自社で長く活躍してくれる学生」を探しています。どれだけ素晴らしい強みを持っていても、企業の文化や価値観と合わなければ「自社では活躍できなさそうだ」と判断されてしまいます。
たとえば、チームでの協調性を重んじる企業に対し、個人の力で成果を出したことをアピールしても評価されにくいでしょう。
企業の採用サイトや募集要項に書かれている「求める人物像」のキーワード(挑戦意欲など)を調べて、自身の強みと結びつけることが重要です。
理由3:志望動機や自己PRから入社意欲が伝わらないから
どの企業にも当てはまる内容は、入社意欲が低いと判断されて落ちる可能性が高いです。採用担当者は、学生自身の経験と絡めて志望動機を語ってくれる人材を求めています。
「貴社の成長環境に惹かれました」といったありきたりな内容では、「うちじゃなくても良い」と思われてしまうでしょう。
企業独自のサービスや理念に触れ、この会社でなければならない理由を自分の言葉で語ることで、初めて本気度が伝わります。
理由4:内容が抽象的で入社後の活躍イメージが湧かないから
書類選考で落ちる原因のひとつが、強みは伝わるが入社後の活躍イメージが湧かないケースです。
採用担当者は、あなたの応募書類を読みながら「この学生がうちの会社で働いたら、どのように貢献してくれるだろうか」と具体的に想像しています。コミュニケーション能力が高いとだけ書いても、職場での活かし方をイメージしてもらえません。
「いつ、どこで、どう行動し、どのような結果になったのか」を説明すると、あなたの能力がリアルに伝わります。
理由5:簡潔にまとめられていないから
応募書類に不備がなくても、文章が簡潔にまとめられておらず、全体として何を伝えたいのかわからなければ、書類選考は通過しづらくなります。
アピールポイントを理解できず、入社後の活躍がイメージしづらいのもありますが、内容がわかりにくいと、コミュニケーション能力や、論理的思考力に欠ける印象があるからです。
文字が汚い・文章がダラダラと長すぎるのは絶対にNGですが、そのほかにも最低限、結論ファーストを意識し、ひとつの文章に複数のアピールポイントが混在しないように注意しましょう。
文章は「結論→理由→具体的→まとめ」の順番にすると、論理的な構成になります。
理由6:他の学生と差別化できていないから
内容が他の学生と似通ってしまい、採用担当者の記憶に残りにくいことも、書類選考で落ちる理由です。
人気企業には何千という応募書類が届くため、採用担当者はすべての書類を熟読する時間はありません。どこかで見たような表現やエピソードは、読み飛ばされやすくなります。
そのため、自分の言葉で、自分の経験に基づいた、オリジナルのストーリーを語ることが重要です。アルバイトやサークル活動の経験でいいので、何を得てどう成長したのかまで書けるようにしましょう。
理由7:倍率の高い人気企業ばかり応募しているから
倍率の高い大手人気企業ばかり応募していると、落ちる可能性は高くなります。前述のとおり、大手人気企業は採用枠に対して応募者が多く、それに伴って優秀な人材が集まりやすいためです。
また、倍率の高い企業では、応募者全員をじっくりと面接で評価する時間を設けられません。書類選考によってある程度ふるいにかけてから面接を実施している点が、倍率の高い企業ほど書類選考の通過率が低い理由のひとつです。
いわゆる大手病の危険性と対策方法については、こちらの記事を参考にしてください。
エントリーシートで落ちる理由も知りたい場合は、下記の記事もご覧ください。
企業が書類選考でチェックするポイント
書類選考を突破するには、まず採用担当者の視点を知ることが重要です。アピール内容が企業の評価軸とズレていると、どれだけ熱意を込めても一方通行で終わってしまいます。
採用担当者は、書類選考で次のようなポイントを見ています。
- 基本的なビジネスマナー(例:誤字脱字がないか)
- 自社との相性(例:企業の文化に合うか)
- 将来の伸びしろ(例:困難を乗り越えて成長できそうか)
- 論理的思考力(例:話をわかりやすく伝えられるか)
上記の視点を意識して、あなたの応募書類をもう一度見直してみてください。とくに自社との相性や論理的思考力は、自分では判断が難しいポイントです。
友人や家族に頼んで、「わかりにくい部分はないか」「あなたらしさが伝わるか」を確認してもらいましょう。他にも、AIに「この文章を添削して」というだけでも、改善のヒントが見つかるでしょう。
書類選考で落ちる就活生が通過率を上げる6ステップ
ここからは、書類選考に通過するための6つのアクションを紹介します。一つひとつ着実に実行していきましょう。
- 自己分析で自分の強みや弱みを言語化する
- 企業研究で理念や求める人物像を知る
- 企業に合った志望動機や自己PRを作成する
- 自分らしさが伝わるエピソードを盛り込む
- 誤字脱字や日本語のミスなどをチェックする
- 選考のたびに書類の内容を改善する
ステップ1:自己分析で自分の強みや弱みを言語化する
自己分析によって、自分の核となる強みや価値観を、自分の言葉で表現できるようにしましょう。何から手をつければいいか悩む場合は、以下3つの質問に答えてみてください。
- 大学生活で、時間を忘れるほど夢中になったことは何か?
- 「大変だったけど、乗り越えて良かった」と思える経験はどのようなことか?
- 周りの人から「ありがとう」と感謝されるのはどのようなときか?
たとえば「カフェの新人教育を工夫して、離職率を減少させた経験」が良かったと思うなら、その経験から次のような強みが言語化できます。
- 課題を発見して改善策を考える力
- 周囲を巻き込んで実行できる主体性
このように考え出した強みが企業に響くかを確認したいなら、「OfferBox」を活用するのもひとつの手です。あなたの自己PRやプロフィールに魅力を感じた企業からオファーが来るため、どのような強みが企業に刺さるかを把握でき、今後の選考に活かせます。ぜひ以下から登録してみてください。
ステップ2:企業研究で理念や求める人物像を知る
次に、企業の求める人物像を把握し、自分の強みとの接点を見つけ出しましょう。企業の採用サイトを開いて、以下3つのポイントをチェックしてみてください。
| コンテンツ | チェックポイント |
|---|---|
| 社長メッセージ・企業理念 | どのような言葉が繰り返し使われているか (例:挑戦、誠実) |
| 社員インタビュー | ・どのような人が、どういうやりがいをもって働いているか ・楽しそうに語っていることは何か |
| 募集要項の「求める人物像」 | どのような人物像が書かれているか (例:主体性があり、新しいことに挑戦できる方) |
次に企業のメッセージと、自己分析で見つけたあなたの強みが重なる部分を探しましょう。
たとえば企業が「挑戦」を掲げていて、あなたの強みが「大学で前例のないイベントを企画した経験(=挑戦意欲・企画実行力)」であれば、それがあなたのアピールポイントになります。
より詳しい企業研究のやり方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ステップ3:企業に合った志望動機や自己PRを作成する
見つけた接点をもとに、志望企業のためだけの志望動機と自己PRを作成します。次のように、企業の事業内容やサービス名に触れながら語りましょう。
「サークルで前例のないイベントを企画・成功させた挑戦意欲と企画実行力を活かし、貴社が注力されているZ世代向けの新商品開発に携わりたいです。具体的には、SNSを活用した参加型プロモーションの企画に貢献したいです」
→なぜこの会社なのか、どう活躍したいのかがわかる 【NG例】
「サークル活動で培った挑戦意欲を活かし、多くのヒット商品を生み出す貴社で活躍したいです」
→なぜこの会社なのか、どう活躍したいのかが欠けており、どこの会社にも当てはまる
OK例のように「自分の強み」と「企業の未来」を結びつけることで、採用担当者はあなたの入社後の活躍を具体的にイメージできます。
なお、自己PRで説得力を出すときのポイントを、下記の記事で紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ステップ4:自分らしさが伝わるエピソードを盛り込む
あなたの人柄が伝わるエピソードも盛り込んで、採用担当者の記憶に残りやすい書類を目指しましょう。
成功体験が思いつかない場合は、失敗経験や挫折経験を選ぶのもおすすめです。成功体験よりも、失敗からどう立ち直ったかのほうが、あなたの人柄や学びの姿勢が強く表れるからです。
失敗を学びに転換して語ることで、誠実さや成長意欲をアピールできます。
もし「ガクチカのエピソードがなかなか浮かばない…」という場合は、下記の記事で紹介している例文を参考にしてみてください。
ステップ5:誤字脱字や日本語のミスなどをチェックする
書類の内容が良くても、誤字脱字などの基本的なミスがあると評価が下がりかねません。以下のように三重でチェックして、ミスを限りなくゼロに近づけましょう。
- セルフチェック(音読する、PCや印刷した紙で読む)
- AIチェック(ChatGPTなどにチェックを依頼する)
- 第三者チェック(友人や大学のキャリアセンターの職員に読んでもらう)
AIチェックをする際は、「以下の文章は就活のエントリーシートに記載する志望動機です。誤字脱字や不自然な日本語がないかチェックしてください」のように指示してみてください。
細かいチェックを経ることで、自信を持って書類を提出できるようになります。
ステップ6:選考のたびに書類の内容を改善する
書類選考の結果を踏まえ、次の応募に向けて内容を改善し続けましょう。
選考が終わったら5分だけ時間をとって、スマホのメモアプリやノートに以下の「振り返りメモ」を残すのがおすすめです。
- 企業名
- 結果(合格 or 不合格)
- 今回のアピール点(例:△△の経験を強調した)
- 落ちた原因の仮説:(例:企業研究が浅く、熱意が伝わらなかったかもしれない)
- 次はどうするか(例: 次の企業の〇〇という事業を詳しく調べる)
不合格だった場合は、本記事で紹介した「落ちる理由」のどれに当てはまっていたかを考え、次回の選考に向けた対策を実践しましょう。
書類選考に落ちる文章と落ちにくい文章|例文とポイント
「落ちる文章」と「落ちにくい文章」を例文で比較し、評価のポイントを解説します。良い例を参考に、あなたの応募書類を改善してみてください。
- 書類選考に落ちる文章の例
- 書類選考に落ちにくい文章の例
書類選考に落ちる文章の例
多くの学生が書いてしまいがちな、落ちる志望動機の例を紹介します。
【ポイント】
- 動機がユーザー目線:「愛用している」「便利だ」という感想に留まっており、サービスを提供する側としてのビジネス視点が欠けている
- 企業研究が表面的:「業界をリードする」という誰にでも言える表現だけで、この会社である理由が伝わらない
- 受け身な姿勢:「学びたい」という受け身な姿勢が目立ち、企業への貢献意欲がわかりにくい
書類選考に落ちにくい文章の例
次に、自己分析と企業研究をやり直した、落ちにくい志望動機の例です。
【ポイント】
- 企業研究と自己分析の接続:企業の開発思想(UI/UXの追求)と、自身の経験(ITで課題解決した)から得た強み・やりがいが一致している
- 具体的なエピソード:強みを裏づける「シフト調整時間を月〇時間削減」という定量的で自分らしい経験が語られている
- 貢献意欲:エンジニアとして強みをどう活かし、貢献したいかが具体的に示されている
書類選考で落ちる人が他の就活生と差別化する4つのコツ
その他大勢から一歩抜け出して、採用担当者の記憶に残るための4つのコツを紹介します。
- 文章の最初と最後にインパクトを持たせる
- 弱みも盛り込んで自己理解の深さをアピールする
- 採用担当者の目に留まるように工夫する
- 一次締め切りで応募して熱意を伝える
コツ1:文章の最初と最後にインパクトを持たせる
文章の書き出しはキャッチコピーにして、インパクトを持たせるのがコツです。採用担当者の興味を引きつけ、あなたの強みを印象づけられます。
下記のように、あなたの強みをユニークなあだ名に変換してみてください。
- 調整力 → チームの潤滑油
- 行動力 → アイデアを形にする実行委員長
最後は「この〇〇という強みを活かし、貴社の△△事業で貢献したいです」という貢献意欲で締めましょう。
自己PRの締め方で悩む方は、こちらの記事で例文をチェックしてみてください。
コツ2:弱みも盛り込んで自己理解の深さをアピールする
自分の弱みと向き合う姿勢を示すことで、自己理解の深さや伸びしろをアピールできます。ただ弱みを述べるのではなく、下記のように改善のための行動とセットにしましょう。
自分の弱みが自己PRに書けるものかどうかを知りたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
コツ3:採用担当者の目に留まるように工夫する
パッと見て内容が頭に入ってくるレイアウトは、相手の立場で物事を考えられるアピールにもなります。文章の装飾がある程度可能なら、次のように工夫するのがおすすめです。
- 自己PRやガクチカに見出しをつける
- 複数の要素を説明するときは箇条書きにする
- 文字の色を変える
- イラストを入れる
過度な装飾は逆効果なので、あくまで情報を整理してわかりやすく伝えることを心がけましょう。
コツ4:一次締め切りで応募して熱意を伝える
複数回の締め切りが設定されている場合、一次締め切りでの応募であなたの熱意を伝えましょう。以下がスケジュールを立てる一例です。
- 書類選考の「一次締め切り」の日付を確認する
- カレンダーアプリに「書類提出」という予定を入れ、リマインダーを設定する
- 締め切り日から逆算して「〇日までに自己分析」「△日までに下書き」と計画を立てる
採用枠は早い段階で埋まる可能性があるため、確率的にも有利になります。
書類選考になかなか通らないならOfferBox!
書類選考が通過しない場合は、今までに提出した応募書類を分析し、落ちる理由を明確にすることから始めてみましょう。
「なぜ落ちてしまうの」か理由が明らかになったら、業界・企業研究や自己分析のクオリティを上げるなどして、アピール内容の過不足を修正していくことが大切です。
今回紹介した方法をもとに自己PRや志望動機を完成させたら、ぜひOfferBoxに登録してみてください。OfferBoxは登録したプロフィールに興味を持った企業からオファーが届く仕組みの、オファー型就活サイトです。利用者はプロフィールを登録・更新するだけで良いので、効率的に就活を進められます。
適性診断「AnalyzeU+」を利用すれば、経済産業省も推奨する、社会人として働くうえで必要となる実用的な診断結果が得られ、自己PR文の作成に役立ちます。応募書類の作成がうまくいかない方は、ぜひ利用してみてください。
OfferBoxに登録している企業は、送れるオファー数に制限があるため、プロフィールを慎重に検討したうえで選考を受けてほしい学生にオファーを送っているので、通常より書類選考の通過が上がる可能性もあります。
また、経歴上の採用基準をクリアしていること前提で送られているオファーも多いため、書類選考が免除されるケースも少なくありません。
プロフィールを80%以上入力した場合のOfferBoxのオファー受診率は93.6%と高水準です。ぜひ、OfferBoxに登録して書類選考がなかなか通過しない現状を打開していきましょう。
書類選考に落ちる場合によくある質問
ここでは、書類選考について多くの学生からよく受ける質問をまとめました。不明点をそのままにしていると、のちに後悔につながる可能性があります。よりスムーズに就活を進められるよう、一つずつ確認しておきましょう。
- 書類選考で落ちた企業に再応募するのはOK?
- 複数応募締め切りがある場合はどうする?
- 郵送するときのマナーは?
- 不採用通知メールに返信は必要?
書類選考で落ちた企業に再応募するのはOK?
応募先企業が受けつけていれば、再応募は可能です。ラストチャンスのつもりで、全力で選考に臨みましょう。
ただし、前回不採用になったときと同じ気持ちで応募書類を作成したのでは、結果が変わらない可能性があります。今回の内容をもとに書類の内容をもう一度見直して、最善の形で再応募するようにしてください。
採用担当者に前回より成長した自分を少しでも伝えられるように、自己分析と企業分析を徹底したうえで丁寧に作成していきましょう。
複数応募締め切りがある場合はどうする?
複数応募の締め切りがある場合は、企業に熱意が伝わるように一次締め切りまでに応募するのが好ましいです。
一次締め切りに間に合わない場合は、次の締め切りまでに提出するようにし、提出期限よりも余裕を持って応募書類をブラッシュアップしておきましょう。
また、一次締め切りに間に合わないからといって、選考が不利になるとは限らないので、自信を持って応募することも大切です。
郵送するときのマナーは?
応募書類を郵送するとき時は、以下のマナーを意識しましょう。
- 書類の折り目がつくのを防止するため「定形外の封筒を使用」
- 汚れや折り目防止のためクリアファイルに入れる
- 期限は遵守する
- 書留郵便は避ける
- 連絡先が分わかれば、送付完了後にメールで通知する
もし送付後に、宛名を間違えてしまったことに気づいた場合は、応募先企業へまずは謝罪しましょう。郵送ではなく面接時に直接手渡しする場合は、封筒から出して応募書類のみ渡すのがベストです。
履歴書を封筒に入れる前に確認する内容
履歴書を封筒に入れる前には、誤字脱字や空欄がなく必要事項が正しく記載されているか、写真がしっかり貼られているかを確認しましょう。
また、添え状の入れ忘れや、日付がポスト投函日になっているかどうかも注意してください。面接の準備に利用するため、応募書類は忘れずにコピーしておきましょう。
封筒の記入方法
封筒を記入する際は、以下のマナーに気をつけましょう。
- 住所は省略せずに都道府県から正確に記入する
- (株)などの略字を使わない
- 表面の左下に「応募書類在中」「○○職 応募書類在中」などと記入
- 裏面の左下に自宅の住所と氏名を記入
- 宛名末尾につける「御中」と「様」を正しく使う
御中と様は宛名によって使い分けが必要です。
御中は企業や部署の後につけ、様は担当者の氏名の後または「採用ご担当者様」といった形で使います。
OK 株式会社○○製造部 御中
NG 株式会社○○様・株式会社○○製造部 様
不採用通知メールに返信は必要?
基本的に不採用通知メールへの返信は不要です。理由としては、多くの企業がテンプレートを使用して不採用者にメールを一斉送信しているからです。
ただし、場合によっては不採用通知メールに対して返信したほうが良いケースもあります。代表的な例としては、友人や先輩から求人を紹介してもらった場合です。
自分自身は応募先企業とつながりがなくなっても、紹介してくれた友人や先輩は付き合いが継続する可能性があります。今後の付き合いを円滑にするためにも、わざわざ面接の時間を取ってくれたことに対して感謝を伝えたほうが良いでしょう。
また、最終選考まで残った場合や、面接中にいろいろなアドバイスをもらった場合も、お礼や今後の意気込みを伝えると良い印象を与えられます。
まとめ
書類選考で落ち続けると自信を失いがちですが、あなたの能力が否定されたわけではなく、準備や伝え方に改善点があっただけです。
応募書類が落ちるのには必ず原因があります。自己分析や企業研究といった一つひとつのステップを丁寧に進めることで、あなたの書類は必ずよくなります。まずは今回紹介した改善策の中から1つでもいいので、次の応募で試してみてください。
もし効率良く就活したいなら、「OfferBox」を活用するのもひとつの手です。あなたの自己PRや強みに興味を持った企業がオファーをくれる仕組みなので、書類選考が免除される可能性もあります。企業から「会いたい」と直接声がかかる経験は、失いかけた自信を取り戻すきっかけにもなるでしょう。ぜひ以下からご登録ください。
