エントリーシート(ES)で落ちる理由は?NG例や対策も解説

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エントリーシート(ES)で落ちる理由は?NG例や対策も解説

「ESがなかなか通らない」「なぜESで落ちるのかわからない」と悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか?ESは内容の良し悪しだけでなく、企業とのマッチ度や文章の伝わりやすさも重要です。

本記事では、ESで落ちる理由やよくあるNG例文、通過率を上げるための改善策をわかりやすく解説します。

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エントリーシート(ES)の通過率は企業によって異なる

企業によってエントリーシート(ES)の通過率は異なります。とくに大手の人気企業専門性の高い企業は競争率が上がるので、通過しにくくなる傾向にあります。

そのため、ESで落ちても過度にショックを受ける必要はありません。大切なのは落ちた原因を冷静に分析して、次に活かすことです。

そもそもESが求められる理由

企業側がESを求めるのは、限られた時間で多くの応募者を選別するためです。とくに新卒採用では実務経験がないため、文章を通して応募者の志望度や価値観、適性を見極めなければなりません。

そのため、「なぜこの企業を志望するのか」「どんな強みがあるのか」といった内容があいまいなESは、選考対象から外されやすくなります。ESは選考の第一関門として重要な書類と認識しておきましょう。

ESについて理解を深めておきたい方は、下記の記事をご覧ください。

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ESで落ちる場合によくある4つの理由

ESが通過しないと悩む就活生は多くいますが、原因にはいくつかの共通パターンがあります。ここでは、よくある下記4つの理由を紹介します。

  • 企業の求めるスキルや条件にマッチしていないから
  • 志望理由が浅くてエピソードに説得力がないから
  • 文章が読みにくくて結論が伝わらないから
  • 誤字脱字やルール違反で印象を下げているから

理由1:企業の求めるスキルや条件にマッチしていないから

ESで落ちる理由のひとつが、企業の求める人物像と一致していないケースです。企業には「このポジションにはこういう人材を採用したい」という明確な基準があるため、そこから外れるとESで落とされやすくなります。

たとえば、チームワークを重視する企業に対して、個人で成し遂げた経験ばかりをアピールしても、協調性が伝わらず不利になるでしょう。企業研究を丁寧に行い、その企業に合った強みや経験をアピールすることが大切です。

理由2:志望理由が浅くてエピソードに説得力がないから

説得力のない志望理由は、ESが通過しない大きな原因です。「成長できそうだから」「興味があるから」といった表面的な理由では、採用担当者に熱意が伝わりません。

企業に響く志望動機を作るには、「自分の経験や価値観」と「企業の特徴」がしっかり結びついている必要があります。なぜその企業で働きたいのか、自分にとってどのような意味があるのかを、具体的なストーリーと根拠を持って伝えましょう。

なお、志望動機の書き出しは、印象を左右する重要なポイントです。下記の記事で書き方を説明していますので、ぜひ取り入れてみてください。

理由3:文章が読みにくくて結論が伝わらないから

内容が良くても、文章の構成が悪ければESは読まれません。次のような文章では、採用担当者に意図が伝わらず評価が難しくなります。

  • 時系列が前後している
  • 主語と述語が合っていない

「私はサークル活動で先輩や後輩と協力しながら~」から始まり、何を伝えたいのかがあいまいなまま進む文章は、印象に残りません。たとえば、以下が良い書き方の例です。

「私の強みは巻き込み力です。所属サークルでイベント参加率が低い課題に対し、先輩と後輩と協力しながら活動内容を刷新。周囲と取り組んだ結果、サークルの参加率を倍増させました」

ESでは「結論→理由→具体例」の順番で書き、簡潔で論理的な文章を心がけましょう。

理由4:誤字脱字やルール違反で印象を下げているから

ESの誤字脱字やルール違反は減点対象です。ESはビジネス文書として扱われるため、正確さや丁寧さが求められます。

「400字以内で記入してください」と指示されているのに、下記のような対応をした場合、ルールを守れない人と見なされESを落とされかねません。

  • 500字など大きく上回っている
  • 50字などほとんど記載していない

提出前には必ず複数回チェックし、記載ルールや表記のミスがないかを確認しましょう。

下記の記事では、ESに落ちるほかの理由も紹介しています。併せてご一読ください。

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ESで落ちる例文3選|NG・OKパターンを紹介

ESで落ちる場合、書き方に原因があるケースが少なくありません。よくあるNG例と改善されたOK例を比較しながら、伝わるESの書き方を解説します。

  • 内容があいまいで具体性がない
  • 企業が求める人物像に合っていない
  • 何が言いたいのかわかりにくい

例1:内容があいまいで具体性がない

ESでは、自分の強みを具体的に伝えることが不可欠です。「責任感があります」「努力家です」といった抽象的な言葉だけでは、どのような行動を取ったのかが伝わらず、読み手の印象にも残りません。

たとえば、以下のように行動の内容・工夫した点・数字で成果を示すと、説得力が大きくアップします。

NG例

「私は常に目標に向かって頑張ってきたので、責任感があります。どんな課題も途中で投げ出すことなく、やり遂げる力があります」

OK例

「私はアルバイト先で新人育成を任されました。現場での引き継ぎが不十分だったため、自分でマニュアルを作成し、週1回の個別面談を実施しました。その結果、3ヶ月以内の離職率が30%から10%に改善されました」

このように「何をしたか・なぜ行ったか・どう変わったか」を明示すると、あなたの強みが採用担当者に伝わりやすくなります。

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例2:企業が求める人物像に合っていない

優れた経験があっても、企業の価値観とズレているとESは評価されにくくなります。企業が重視する人物像に合わせて、自分の強みや経験の伝え方を調整しましょう。

たとえば、チームワークや協調性を大切にする企業に対しては、以下のように表現を変える必要があります。

NG例

「私は1人で物事に集中し、成果を出すことにやりがいを感じます。大学では個人で企画したイベントに取り組み、すべて自分で準備から運営までを行いました」

OK例

「私はチームで成果を出すことにやりがいを感じます。大学ではイベント運営のリーダーとして、メンバー全員の意見を取り入れながら役割分担を行い、無事に200人規模のイベントを成功させました」

企業研究を通じて「この会社ではどのような行動が評価されるか」を把握し、それに即したエピソードを選ぶことが、ES通過のポイントです。

より詳しい自己PRの例文を知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

例3:何が言いたいのかわかりにくい

論理構成がわかりにくいESは、読み手に意図が伝わらず、内容の良し悪し以前に読まれずに終わってしまうケースもあります。そこで文章作成に役立つのが、PREP法(結論→理由→具体例→結論の順で書く手法)です。

同じテーマでも、構成の違いで伝わり方は大きく変わります。下記の例をご覧ください。

NG例

「私はサークル活動で先輩や後輩と協力しながらイベントを企画し、たくさんの人に来てもらって~」

OK例

「私は協調性を強みとしています。サークル活動ではイベント責任者としてメンバーの意見を集約し、全体が納得する形で役割分担を行いました。その結果、来場者数は前年の1.2倍となりました。この経験から、周囲と連携しながら目標達成に向けて行動できる力が、私の強みです」

PREP法を意識するだけで、何を伝えたいのかが明確になり、読みやすさと説得力が向上します。文章がぼやけがちな人は、まず結論から書く癖をつけてみましょう。

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ESで落ちた後にやるべき6つの対策

「ESで落ちたけど、何をすればいいのかわからない」と悩む方向けに、次の選考でESに落ちないための具体的な対策を6つ紹介します。ぜひES作成時に取り入れてみてください。

  • 自己分析で強みとエピソードを掘り下げる
  • 企業・業界研究で求められる人物像を把握する
  • 内定者のESの書き方を参考にする
  • 友人や先輩など複数の人に添削してもらう
  • OB・OG訪問でESを書くコツを教えてもらう
  • ESを書かないという選択肢を選ぶ

対策1:自己分析で強みとエピソードを掘り下げる

ESの質を上げるには丁寧に自己分析を行い、自分の強みや価値観を明確にすることが大切です。ESは自分を企業に売り込むツールなので、他の就活生との差別化には「具体的な経験に基づく強み」が欠かせません。

「責任感があること」を伝えたい場合は、以下の書き方が一例です。

「アルバイト先のコンビニで納品作業のミスが多かったことから、自分でマニュアルを作成し、後輩にも共有しました。結果として作業ミスが減り、店長から信頼を得てシフトリーダーを任されました」

このように「どんな状況で・どのように対応し・どういう結果が出たか」を明確にすると、ESに深みと説得力が加わります。

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対策2:企業・業界研究で求められる人物像を把握する

ESに説得力を持たせるには、企業の求める人物像を理解したうえでのアピールが欠かせません。企業研究をせずに書いたESは、たとえ内容が良くても「自社向けではない」と判断されやすくなります。

たとえば、変化を歓迎するベンチャー企業に対しては、次のようなエピソードが効果的です。

「私はカフェのアルバイトで、予期せぬ混雑時に厨房と連携し、注文を優先順位ごとに整理して対応しました。『臨機応変に動いてくれて助かったよ』と社員の方に言われたことが自信につながりました」

企業の採用ページや社員インタビューなどを読み込み、「その企業が評価しそうな行動や考え方」を意識して書きましょう。

効率よく企業研究をする方法について、下記の記事で解説しています。集めるべき企業情報もわかりますので、ぜひご一読ください。

対策3:内定者のESの書き方を参考にする

内定者のESを読み込んで成功パターンを学ぶのも、おすすめの対策のひとつです。自分のESにどのような改善点があるのかを、客観視するヒントになります。

同じ「リーダー経験」でも、内定者の文章には以下のような要素が盛り込まれているでしょう。

  • リーダーを引き受けた理由や背景
  • 「何に苦労したか」「どう乗り越えたか」という工夫
  • リーダー経験を通して得た学びと、企業との紐づけ

上記のポイントが含まれていると、読み手にとって納得感のあるESに仕上がります。

対策4:友人や先輩など複数の人に添削してもらう

ESのクオリティを上げるには、他人の視点からのフィードバックが欠かせません。自分では気づきにくい論理の飛躍や違和感を指摘してもらえるからです。

具体的には、以下のようなアドバイスをもらうと改善に直結します。

  • 「結論が先にあった方が、もっと伝わりやすくなる」
  • 「このエピソードはいいけど、企業の求める人物像に合っていないかも」

信頼できる友人や先輩、大学のキャリアセンター職員、ES添削サービス、AIなどを活用しましょう。添削依頼の際は「自分の強みが伝わっているか」「企業の求める人物像に合っているか」などの視点でチェックしてもらうのがおすすめです。

もし友人や家族以外にESを添削してもらいたい場合、マナーを意識して依頼メールを送ることが大切です。ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。

対策5:OB・OG訪問でESを書くコツを教えてもらう

実際にその企業で働く人の声を聞くことも、採用担当者に響くESを書くコツです。インターネットの情報だけでは得られない、評価されるポイントや社風の理解が深まります。

たとえば、次のように質問してみましょう。

  • 「この企業では、どのような行動が評価されやすいですか?」
  • 「ESのどの部分を直した方がいいと思いますか?」

事前に自分のESを用意し、聞きたい内容を整理しておくことで、より具体的なフィードバックをもらえます。訪問後は得られた視点をもとにESをブラッシュアップし、説得力のある内容に仕上げましょう。

「OB・OG訪問の探し方を知りたい」という方向けに、下記の記事で8つの探し方を紹介しています。

対策6:ESを書かないという選択肢を選ぶ

ESに落ち続ける場合は、ESを書かない選択肢を選ぶのもひとつの対策です。次のように、ESを提出しないで選考を受ける方法もあるからです。

  • いきなり面接から始まる企業を受ける
  • インターンシップの参加でESが免除される企業を選ぶ
  • オファー型サービスを利用して、毎回ESを出す手間をなくす

オファー型サービスに登録すると、あなたのプロフィールを見た企業がオファーをくれます。企業ごとに毎回ESを作成・提出する手間を省けるので、そもそもESで落ちることがありません。

「どのオファー型サービスがいいんだろう?」と悩む場合は、「OfferBox」がおすすめです。あなたのプロフィールを見てオファーが来るため、企業によっては、書類選考がクリアした状態でスタートします。東証プライム上場企業のうち68%(※)が利用中のサービスで、大手企業と出会うチャンスがありますので、活用してみてください。

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ESで落ちる学生によくある質問(Q&A)

ESで落ちる学生によくある質問を3つ紹介します。

  • 落ちるESと受かるESの違いは?
  • ES通過後の適性検査やWebテストで落ちる場合の対処法は?
  • オープンES(OpenES)を使うと選考で落ちる?

落ちるESと受かるESの違いは?

落ちるESと受かるESの大きな違いは、「企業とのマッチ度」や「説得力のある構成」です。具体的には以下になります。

  • 落ちるES:自分の経験をただ並べただけで、企業との関連性が見えにくい
  • 受かるES:経験が企業の求める人物像とどう結びつくかを、明確に説明している

たとえば「リーダー経験」を書く場合も、「その経験で得た力が、なぜ応募企業で活かせるのか」まで踏み込んで説明すると説得力が増します。

ES通過後の適性検査やWebテストで落ちる場合の対処法は?

ESは通るのに、適性検査やWebテストで不合格になる場合は、事前の対策が必要です。出題傾向がある程度決まっているため、準備次第で得点が安定しやすくなります。

まず、自分が受ける企業で導入されている形式(SPI・玉手箱など)を調べ、本屋やインターネットで問題集を購入し、対策をしましょう。とくに非言語(数学系)や図形問題は慣れが重要です。

また、性格検査では企業に合わせようとせず、正直に答えましょう。取り繕った回答は一貫性がなくなるので、かえって不利になる恐れがあります。

適性検査の詳しい対策を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

オープンES(OpenES)を使うと選考で落ちる?

オープンES(OpenES)を使うと落ちるわけではありません。ESで落ちる原因は、どの企業にも当てはまる無難な内容になっていたり、内容があいまいだったりするからです。

企業は応募者がどれだけ自社に関心を持ち、理解しているかを重視します。そのためオープンESでも、企業ごとの特色や価値観に合わせて内容を調整しなければなりません。

たとえば、サークル活動の経験を書く際は、「協調性」や「目標達成力」など志望企業が求める要素に関連づけて表現しましょう。

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まとめ

ESは就活の第一関門であり、突破できないと「このままどこにも採用されないのでは」と不安になる方もいるでしょう。しかし、ESで落ちるのは珍しいことではなく、多くの学生が同じ悩みを抱えています。

重要なのは落ちた理由を振り返り、改善する姿勢です。本記事で紹介したNG例文に当てはまらないかチェックしたうえで、OK例文の要素を取り入れていきましょう。1つずつ対策を積み重ねれば、ESの通過率は上がっていきます。

就活をより効率的に進めたい方は、オファー型サービス「OfferBox」の活用もおすすめです。あなたのプロフィールに興味を持った企業からオファーが届くため、毎回企業ごとにESを作成・提出する手間を省けたり、一部選考が免除になる場合もあります。

また、OfferBoxはプロフィールの入力率を80%以上にするだけで、平均41件のオファーを受け取れる(※)というデータもあるので、ぜひ以下から無料登録してお役立てください。

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