【ガクチカ例文19選】企業が評価するガクチカの特徴や書き方も解説

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【ガクチカ例文19選】企業が評価するガクチカの特徴や書き方も解説

就活で必ず聞かれる質問の一つに「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」があります。ガクチカは単なる、自分のこれまでの実績報告ではなく、自分の強みやを企業に伝える重要な自己PRの材料です。

そこで本記事では、学業・アルバイト・サークル・インターン・趣味・日常生活など、さまざまなシチュエーション別のガクチカ例文を15選紹介します。また、文字数別の例文や書き方のステップなど、ガクチカを作成する際に必要な情報も解説します。ガクチカでどのように自分をアピールするべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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ガクチカとは?

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、アルバイトや部活動、学業、インターンなど、基本的には大学時代に力を入れて取り組んだエピソードのことを指します。

就活の面接やESでは頻出の質問で、必ず対策しておいたほうがいいと言えるでしょう。

採用担当者は、ガクチカから学生の物事に対する向き合い方や考え方、モチベーションの保ち方を知り、自社にマッチする人材かどうかを判断しようとします。ガクチカをうまくアピールできると、入社後のイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。

ガクチカの基本については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

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【シチュエーション別】ガクチカの例文15選

今回紹介するガクチカの例文は、以下のとおりです。

  • 学業
  • ゼミ活動
  • 研究活動
  • 留学
  • アルバイト(コンビニ)のガクチカ例文
  • アルバイト(アパレル)
  • アルバイト(居酒屋)
  • 部活・サークル
  • インターンシップ
  • ボランティア活動
  • 資格取得
  • 趣味
  • 日常生活
  • 委員会
  • ビジネスコンテスト

それぞれの例文のどこがポイントになるのかも解説しているので、参考にしてみてください。

また、ガクチカを考えるにあたって、まず自分の強みを把握しておくことも重要です。

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学業のガクチカ例文

<OK例>

私は語学力の取得に力を入れました。 将来的に海外留学へ行き、自分の価値観や視野を広げる経験がしたいと考えていたからです。

そのためにこれまで3年間、毎日30分のオンライン英会話を継続してきました。 初めはほとんど聞き取れず会話になりませんでしたが、今ではどのような講師とでもスムーズに会話ができます。

継続すれば少しずつでも成長できることを学んだので、御社においても毎日少しずつでも新しい学びを得て、確実に成長していきたいです。

<NG例>

私は大学で経済学を学んでいます。授業や課題に一生懸命取り組み、レポートやプレゼンテーションを提出しました。

教授からもフィードバックを受け、授業内容を理解するよう努めました。その結果、単位も無事取得できましたし、学ぶことの大切さを実感しています。

大学での勉強は充実しており、将来に向けて役立つ知識も身につけられたと思います。

<例文のポイント>

学業は、ガクチカの題材に選びやすいテーマですが、単に頑張ったことを伝えるだけではアピールが弱いです。この例文では、海外留学および価値観や視野を広げたいという具体的な目標があり、そのために日々の努力を積み重ねてきた過程をアピールしています。

また結果として、多くの講師とスムーズに英会話ができるまで上達したことは、日々の努力から結果を出せたことを示しています。

海外勤務や外国人との商談にも適応できる能力があることを伝えれば、さまざまなビジネスシーンで活躍できることをアピールできるでしょう。

以下の記事では、学業や学業以外で習得した内容を、ガクチカに落とし込む方法を解説しています。こちらも参考にしてください。

ゼミ活動のガクチカ例文

<OK例>

私は大学時代、ゼミ活動にもっとも力を注ぎました。 ゼミに入ってすぐに取り組んだグループ研究では、苦労したことも多くありました。開始当初は役割分担がうまくできず、個人研究と同程度の進捗でした。

この状況を解決するために、私は得意分野ごとに作業を分担して、並行して進めるやり方を提案しました。その結果、個人での作業よりも効率が上がり、大人数で作業に取り組む意義を見出し、結果的にグループで表彰を受けることができました。

この経験から、人数が多いからといって、必ずしも作業効率が高まるわけではないことを学びました。これからも各々の強みをよく理解し、適切な役割を担当してこそ、チームワークを発揮できる環境作りをしていきたいと考えています。

<NG例>

私は大学でゼミに所属し、毎週のゼミ活動に参加しています。ディスカッションや発表の準備を行い、教授やゼミの仲間と意見交換をしました。

グループでの活動も経験し、資料作りや発表の練習も行いました。ゼミではさまざまなテーマについて学ぶことができ、発表の機会も多く、とても充実した時間を過ごせたと思います。

この経験は、御社での仕事にも役立つと考えています。

<例文のポイント>

ゼミとは、学業で専門性を高めた分野であり、専門知識の習得に注力したことをアピールできる分野です。

この例文では、

  • 「役割分担がうまくできない」という問題点を把握したこと
  • 「作業の分業」を提案したこと
  • 「グループ研究の作業効率」を上げ成果を出したこと

という、PDCA(Plan・Do・Check・Action)を上手に活用しています。

さらに一連の過程でリーダーシップも発揮しており、問題解決能力とともに、企業活動で再現性のある能力だと伝えています。

ガクチカとして「ゼミ活動」をより効果的にアピールする具体的な書き方・例文は、以下の記事にまとめているので、ぜひチェックしてください。

研究活動のガクチカ例文

<OK例>

私は学生時代、ゼミでの研究に最も力を注ぎました。 研究テーマは「SNS利用とメンタルヘルスの関連性」です。SNSは、心の健康に良くないというニュースを見かけたことがきっかけで、研究を始めました。

研究を進めるなかで特に苦労したのは、私の所属するゼミに、似たような研究の事例がなかったことです。効果的な研究方法が分からなかったため、質問紙を作って調査したり、SNSの情報を分析に用いたりと、自分で試行錯誤しながら進めるしかありませんでした。

現状では、SNS利用と、メンタルヘルスの関連性を完璧に立証するには至っていませんが、愚直に物事に取り組む力を養えていると感じています。入社後も、過去事例がない業務にも粘り強く取り組んでいきます。

<NG例>

私は大学で「地域観光の集客効果に関する研究」に取り組み、最終的に論文を学会で発表しました。研究テーマは「地方都市における観光イベントの来客数分析」です。アンケート調査やデータ分析を行った結果、特定のイベントが集客にもっとも効果的であることがわかりました。

この成果により、ゼミ内でも高く評価され、学会で発表する機会もいただき、イベントの集客に関する具体的な傾向が明らかになりました。

この経験を通して、今後も研究分野で成果を出していきたいと考えています。

<例文のポイント>

これも前の例文と同様、ゼミ研究が学生生活の中心だったことを述べています。ただし研究活動の結果ばかり解説しては、単なる活動報告になってしまいます。ガクチカ題材には研究結果ではなく、研究に取り組んだ動機や、他の学生には無い姿勢をアピールしましょう。

また、独自の調査方法を立案したり、分析手法を自分で考えたりしている点も評価できます。これは、社会人になってからも大切な姿勢です。前例がない事例を課題として取り組んだり自分なりの調査方法によって内在する問題をあぶり出したりすることには、大きな意義があります。

留学のガクチカ例文

<OK例>

私がもっとも力を入れた活動は、タイへの短期留学で、現地大学生と共同して、日本とタイの文化に関するプレゼン企画に注力したことです。

プレゼン企画の準備を進めていると、自然と日本人同士、タイ人同士に分かれることが増えることに気がつきました。私は、チームが分裂しないよう、一緒に行う作業と分担して行う作業を決めることを提案しました。

その結果、それぞれの文化に深く迫ったプレゼンを効率的に準備できました。求める結果を出すためには、分業と協業のバランスが大切だと学びました。

<NG例>

私は大学3年時にアメリカに1年間留学しました。現地の学生やホームステイ先の家族と積極的に会話し、多くの友人を作れたのがよかったです。

そのおかげで、コミュニケーション能力が非常に高いと評価され、友人や教授からも褒められました。この経験を通して、私は周囲と円滑に関係を築ける力があると自信を持っています。

今後もその能力を活かし、どんな環境でも活躍できると考えています。

<例文のポイント>

ゼミや研究活動はほとんどの学生に共通することですが、留学経験のある学生は少数派に属します。そこに着目し、異国での生活で困難に直面したことや、それを解決した過程はガクチカの題材として最適です。

例文では、異文化を上手に交流させたことが述べられています。このように、単にコミュニケーション能力があるとアピールするのではなく、その能力が具体的にどう役に立ったかを伝えると、説得力が高まります。

以下の記事では、留学経験のガクチカ例文を複数紹介しているので、ぜひチェックしてください。

アルバイト(コンビニ)のガクチカ例文

<OK例>

私が学生時代に力を入れたのは、コンビニのアルバイトです。具体的には、来店客数が伸び悩んでいたため、前年比120%の売上向上を目標に、商品陳列と在庫管理から改善を始めました。

まず売れ筋商品を分析し、陳列方法を工夫しましたが、初めは在庫過多で効率が悪くなりました。そこで、店長に在庫管理のコツを相談し、品数調整や発注タイミングを最適化しました。

その結果、店舗売上が前年比150%となり、近隣店舗の中でトップになることができています。この経験から、課題を特定し改善策を実行する力や、データにもとづく行動の重要性を学びました。

<NG例>

私は大学時代、近所のコンビニでアルバイトをしていました。レジ対応や品出し、清掃など、日々の業務を一通り経験しています。

毎日さまざまなお客様が来店するため、対応に苦労する場面もありましたが、次第に仕事に慣れ、スムーズに処理できるようになっていきました。忙しい時間帯もありましたが、なんとか業務をこなし、最後まで続けることができたと思います。

アルバイトを通して、社会経験が積めた点はよかったと感じています。

<例文のポイント>

ガクチカ例文では、まず「前年比120%の売上向上」という具体的な目標を明示し、何に課題があったのかを明確にしています。単に行動を列挙するのではなく、初期の失敗(在庫過多)やその改善策(店長への相談と品数調整)を含めることで、問題解決能力を示しています。

数字で成果(売上前年比150%)を示すことで、説得力が増しているのもポイントです。また、最後に「課題発見力」「改善行動」「データ活用」と学びを整理することで、面接官に自分の強みや成長が伝わる構成になっています。

アルバイト(アパレル)のガクチカ例文

<OK例>

私は、自分の好きなブランドで、アパレル店員として3年間アルバイト勤務しています。 華やかに見えるアパレル店員ですが、店舗ごとの売上目標は高く、店舗メンバーで一丸となって売上目標達成に向けて努力をしてきました。

例えば、私は店舗のディスプレイの設置を担当しているため、店舗に訪れるお客様の層を分析し、お客様が求めるテイストでのディスプレイを心がけています。その結果として、ディスプレイに使った商品の売上を、2倍に向上させることができました。

このアルバイトを通じて、一方的に商品を押しつけるのではなく、お客様のニーズを把握し、適切な商品を適切なタイミングで提案することの重要さを学んでいます。

<NG例>

私は大学時代、アパレル店でアルバイトをしていました。接客や商品の整理など毎日一生懸命取り組み、店長からも「よく頑張っている」と褒められました。

この経験で私は努力することの大切さを学び、仕事に対してまじめに取り組む姿勢が身についたと思います。今後もどんなことにも全力で取り組んでいきたいです。

<例文のポイント>

企業が知りたいのは「アルバイトで頑張った経験」ではありません。そこでどのように仕事に向き合ってきたか、困難や問題を感じたときに、自分だけで解決したか、あるいは周りの人を巻き込んで解決したかなどを知りたいのです。

例文では、自分で客層を分析し、それに合わせてディスプレイを考え、売上を2倍に増やした成功体験が書かれています。「ニーズを把握し適切な商品を適切なタイミングで提案する」という対策も実践しています。

このような問題意識や改善能力こそ、企業が知りたい能力でしょう。

アルバイト(居酒屋)のガクチカ例文

<OK例>

私が学生時代に力を注いだのは、居酒屋のアルバイトでの新人教育です。私が働く店舗は非常に忙しく、新しいスタッフに十分な指導ができないため、早期に離職してしまうことが続いていました。

そこで店長に相談し、ホール・キッチン・レジそれぞれの業務をまとめたマニュアルを作成しました。自分が新人の頃に不安だった点を中心に書き出し、他のスタッフの意見も取り入れて、誰でも理解しやすい内容に整えました。

その結果、新人スタッフは1週間ほどで業務を任せられるようになり、定着率が大幅に向上しました。私はこの取り組みを通じて、わかりやすく物事を伝える力や、周囲と協力して改善を進める姿勢を学べたと感じています。

<NG例>

私は大学時代、居酒屋でアルバイトをしていました。仕事では料理の提供やドリンク作り、接客、シフトの調整やチームでの作業にも取り組みました。忙しい日もあり大変でしたが、一生懸命作業をこなしていたと思います。

アルバイトを通して、仕事の大変さや忙しさを経験できたため、御社でも役立つと思います。

<例文のポイント>

例文では、新人スタッフがすぐに辞めてしまうという問題に対して、自ら提案してマニュアル作成を行ったことをアピールしました。このことで、問題が起こったときに自分で考え、対処するために行動を起こせる「主体性」をアピールできています。

また、新人スタッフの不安に感じることを考える「想像力」や、独りよがりにならず周りの意見を取り入れて反映させる「傾聴力」や「調整力」もアピールできています。

この例文のように、問題に対して自分の強みを活かしたり経験を通して学んだりしたことを書くようにしましょう。

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部活・サークルのガクチカ例文

<OK例>

私は大学時代フットサルサークルの活動に力を入れました。サークルに加入したときは、地区大会1回戦負けが当たり前の弱小チームでしたが、このサークルメンバーで優勝する夢を叶えたいと、強く感じたからです。

このサークルでは代表を務めていました。地区のサークルの大会で、優勝することが毎年の目標でしたが、5年以上優勝できていませんでした。 私は、練習をより効率的に行うことが重要だと考え、練習を時間で細かく管理することにしました。その結果、1一つひと1つのプレーを大切にする意識が芽生え、緊張感のある練習ができるようになりました。

最終的には、チーム全体のレベルが上がり、地区大会で優勝することもできました。この経験を通して、ただの声掛けではなく、目的に合った仕組みを作ることで、チームを動かせることを学びました。

<NG例>

私はテニスサークルに力を入れて活動しており、練習や試合には積極的に参加し、朝練も週に何度も参加しています。試合ではチームの勝利に向けて努力しましたし、仲間とも協力して活動しました。

サークルの活動を通して充実感を得られて、自分なりに頑張った経験になったと思います。今後もこの経験を活かして、努力していきたいと考えています。

<例文のポイント>

部活やサークル活動は、ガクチカの題材になりにくいように思えます。たしかに、単に「力を入れていた」ではアピールポイントにはなりません。しかし、そこで発揮してきたリーダーシップ・統率力・説得力・交渉力などは、ガクチカに使えます。

例文では、優勝したいという夢・目標をまず語り、それを達成するために行ったことが書かれています。具体的には、次の4つです。

  • 練習を時間で細かく管理した
  • チームの意識が変わった
  • 練習の質が変わった
  • 目的に合った仕組み作りを構築した

サークルを題材とした場合、このような成功体験ストーリーが描ければいいでしょう。

そのほか、サークル活動をガクチカとしてアピールする際のポイントや例文は、以下の記事にまとめています。あわせてチェックしてください。

インターンシップのガクチカ例文

<OK例>

1年間の営業の長期インターンシップで、法人営業での契約獲得に力を入れました。法人営業を選択したのは「現時点の自分に足りないものを知りたい」と考え、総合的な力が試されると感じたためです。また、それまでのインターンシップ生の最多契約数が4件だったため、私は「5件の契約獲得」を目標に掲げました。

当初は、トークスクリプトに記載されていないことを聞かれると、うまく答えられませんでした。そこで私は顧客ごと、商談フェーズごとの想定質問と回答(アウト)を用意しておくことにしました。

最終的には、自分1一人では3件の契約獲得に終わってしまいました。しかし、作成した想定質問と回答をシェアすることで、インターンシップ生チーム史上、最多の契約を獲得はできました。この経験から、私は準備と情報共有の大切さを学びました。入社後も準備を怠らず、学びを共有してチームに貢献したいです。

<NG例>

私は大学2年生の夏、◯◯社のインターンシップに参加しました。営業部門での業務を体験し、先輩社員のサポートを中心に活動しました。

毎日の業務をこなす中で、いろいろな作業や打ち合わせに参加でき、多くの経験を積めたと感じています。この経験を通じて社会人の働き方や業務の大変さを知れたので、今後に活かしたいと考えています。

<例文のポイント>

近年、長期インターンシップ参加経験は珍しくなくなり、「参加した」という事実だけでは、あまりアピールにならないこともあります。

そのため、例文にあるように目標を数値で掲げ、達成に向けて努力をしたことをアピールしましょう。さらに情報を他の学生とシェアし、チームワークに貢献しているのもいい点です。

志望する業界でのインターンシップ経験は、役に立つ場合もありますが、評価しない企業もあります。学んだことを今後に生かしたいという姿勢を見せれば、どちらの場合にも強みをアピールできるでしょう。

以下の記事では、具体的なアピール方法や、インターンシップ経験をガクチカに用いる際の「よくある質問」についてまとめています。ぜひあわせてご覧ください。

ボランティア活動のガクチカ例文

<OK例>

私は◯◯市で起きた、豪雨災害の復興ボランティアに、力を入れました。私の地元が過去に同様の被害にあったこともあり、力になりたいと考え、継続的に活動しました。

参加するにあたってとくに注意したのが、被災地のニーズをよく考えることです。「ボランティア過剰で、現場が大混乱している」というニュースを見かけたため、急に参加することはかえって迷惑になるのではないかと、心配していました。

ニーズにそぐわない行動を避けるため、私がとったのはSNSを使って、手助けが必要な人を探す方法です。その結果「畑のがれき撤去を手伝ってほしい人」や「倒木の片付けを手伝ってほしい人」などが見つかり、本当に助けが必要な人に協力できるようになりました。

この経験から、人の役に立つには、相手のニーズを正しく理解する大切さを学びました。入社後も、相手が何を必要としているのかを考えてから、行動に移したいと思います。

<NG例>

私は大学時代、地域の清掃ボランティアに毎週参加していました。街中のゴミを拾う作業を通じて、多くの人に貢献できたと感じています。

友人や同級生にもこの活動の楽しさを伝え、参加者を増やすこともできました。活動を重ねるたびに、自分がいかに役に立っているか実感でき、周囲から感謝されることで達成感を得られました。

この経験は、自分の社会貢献意識を高めるきっかけになったと思います。

<例文のポイント>

例文ではボランティアを行うにあたり「継続的に活動したこと」「被災地のニーズをよく考えること」「SNSを使って手助けが必要な人を探したこと」が強調されています。

自己満足や自慢と捉えられることもあるボランティアですが、常に相手のことを考え、人の役に立つには相手のニーズを正しく理解する大切さを学んだことは、さまざまな業務に活かせるでしょう。

他の学生との差別化を図りたい場合は、以下の記事もあわせてチェックしてください。

資格取得のガクチカ例文

<OK例>

私は学生時代、簿記1級の資格の勉強に力を入れました。経営陣や幅広い部署のサポートをする経理の仕事に魅力を感じ、入社後いち早く活躍したいと思い、資格取得を目指しました。

取得にあたって苦労したのが、モチベーションの維持です。「簿記1級に合格」という目標だけでは遠すぎて、ゴールがイメージできなかったため、日々の勉強のノルマや模擬試験の点数など、短期的な目標を細かく設定しました。そして、2年ほど勉強を続けた結果、最終目標の簿記1級に無事合格できました。

この経験から、大きな目標に向けて、小さな目標を設定・達成する力が身についたと感じています。入社後は、大きな目標から逆算し、計画的に日々の業務に取り組みたいと考えています。

<NG例>

私は日商簿記2級を取得しました。授業の合間に参考書を読んだり、過去問を解いたりして勉強した結果、目標の2級を突破できました。

試験に合格したときは非常に嬉しく、家族や友人にも報告しており、合格証を受け取ったときの達成感は今でも忘れられません。

この資格を持っていることで、就職活動でも有利になると思いますし、自分の努力が形になったことに誇りを感じています。

<例文のポイント>

資格取得をガクチカの題材に選ぶ場合は、資格を取得したこと自体だけでなく、その過程で何をしたのかもアピールしましょう。例文でアピールしているのは、次の3点です。

  • 自分が就きたい仕事に必要な資格を理解していること
  • 短期の目標を立ててスケジュールどおりに努力を継続したこと
  • 簿記1級というスキルを取得したこと

資格取得という目標に向かって、工夫をしていたことが伝わります。努力の結果、合格ができており「簿記1級」という資格を保有している以上のアピールができています。

資格取得の経験をガクチカで伝える方法、コツやポイントについては、以下の記事も参考にしてみてください。

趣味のガクチカ例文

<OK例>

私は学生時代、趣味の釣りに力を注ぎました。釣りをする中で心がけたのは、なるべく地域の人と交流することです。

釣りを始めた頃は、一匹も釣れないことが多かったのですが、近くで釣りをしている地元の人にコツを聞きながら、粘り強く取り組むことで、次第に安定的に釣れるようになりました。釣りを教えてくれた方の中には、船を出す際に誘ってくれるほど仲よくなった方もいます。

趣味の釣りを通して、上手くいくまで工夫する力と、人に協力してもらう巻き込み力を養えました。

<NG例>

私はカメラを趣味にしており、休日にはよく街や自然の写真を撮っています。新しいレンズを購入したり、撮影技術の本を読んだりして、少しずつ上達するのが楽しいです。

撮った写真はSNSに投稿して、多くの「いいね」をもらえると嬉しく感じます。写真を通して友人やフォロワーと交流するのも楽しく、撮影した場所や被写体の情報を共有するのが日課です。

趣味としてカメラを続けることが、自分の生活の充実につながっています。

<例文のポイント>

趣味ならではの特性を訴えることができれば、それは立派なガクチカ題材です。

例文では「釣りに力を注ぎました」「粘り強く取り組む」「うまくいくまで工夫する力」という部分で、一つのことに打ち込むひたむきさが表現されています。

一つのことに打ち込む力・継続する力・没頭する力によって、仕事上の難題を解決できることもあるため、評価されます。また、人と交流することにも触れており、この点もチームワークやコミュニケーション力が必要な職場で評価されるでしょう。

趣味をガクチカとして魅力的に伝える方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。

日常生活のガクチカ例文

<OK例>

私は、毎朝6時に起きて5kmのジョギングを日課とし、天候の悪い日を除いて欠かさず続けてきました。

実は幼少期から病弱で、小中学校では風邪による欠席が多く、高校でも状況はあまり変わりませんでした。「このままではいけない」と思ったきっかけは、大学で出会った友人です。彼は中学時代から野球や筋トレを続け、努力で健康な体を作り上げていました。

その姿に刺激を受け、私も健康な体になりたいと考えるようになりました。大学1年の5月から、毎朝の早起きとジョギングを欠かさず実行しています。最初は1kmでも苦しかったものの、継続するうちに体力がつき、今では5kmを走り切れるようになっています。

健康は努力の結果であり、継続が大きな力になると実感しました。仕事においても、同じ姿勢で臨みたいと考えています。

<NG例>

私は毎日、朝起きて軽く運動をしたり、食事に気を使ったりすることを心がけています。毎日のルーティンを続けることは、自分にとって大切な日常です。

休日には友人と出かけたり、趣味の時間を楽しんだりして、充実した日々を過ごしています。日常生活を整えることで自分の生活のリズムを保てていると感じますし、健康にも気を配るようにしています。

<例文のポイント>

この例文のポイントとしては、以下の3つです。

  • 病弱だった自分を克服しようとした強い意志をアピールしている
  • 友人は努力をして健康な肉体を手に入れていた「気づき」をアピールしている
  • ジョギングを継続した力は仕事にも再現性があることをアピールしている

学業やボランティア、インターンシップなどでなくても、日々努力したものがあれば、それをガクチカの1つの題材としてアピールできます。

委員会のガクチカ例文

<OK例>

私が大学時代に力を入れていたことは、学園祭実行委員の活動です。1年次、2年次はコロナ禍のため、外部の人を入れることができませんでしたが、3年次になりコロナ禍前と同じ形態で学園祭を開催することになりました。しかし、委員の中にはコロナ禍になってから入学した人しかいないため、集客や来場者対応の経験者がいませんでした。

そこで私は仲間と協力し、コロナ禍前の過去10年間の活動記録から準備すること・必要となる道具・手続きを一覧表にして、仲間に仕事を割り振りました。

学園祭はコロナ禍前の平均集客数の1.2倍の人が来場しましたが、大きなトラブルもなく無事終えることができました。この経験から学んだ過去のデータから必要なことを推測し、仮説を立て、実行する力を活かして、入社後も未経験の業務に積極的に取り組む所存です。

<NG例>

私は大学の文化祭実行委員会に所属していました。委員会では、ポスターを作ったり、会場の飾り付けを手伝ったりしました。

イベント当日は、自分の担当の作業をきちんとこなし、無事に文化祭が開催できたことに満足しています。委員会活動を通して、友人たちと協力することや、決められた作業をやり遂げることの大切さを学びました。

自分なりに活動に参加できたことが、いい経験になったと感じています。

<例文のポイント>

学園祭実行委員の経験は、大学との交渉・企業の協賛・集客などやるべきことが多い分、企業に対して多くのことをアピールできます

この例文は、それぞれの準備を仲間に割り振るという「推進力」がアピールできているいい例です。

また、経験者がいないという課題に対して、過去のデータから学び、しっかりと準備を進める「計画力」もアピールできています。

ビジネスコンテストのガクチカ例文

<OK例>

私が学生時代に力を入れたのは、地元で開催されたビジネスコンテストへの参加です。私の地元は自然に恵まれていますが、観光の目玉や主要産業が少なく、人口減少が課題でした。

大学で地域創生を学んだ経験を活かし、少しでも地元に貢献したいと考え、参加を決めました。アイデアを練るため、地元の家族や友人に今足りないものや、欲しい施設について聞き取り調査を実施しました。その結果、廃校した小学校を再利用し、コワーキングスペース・カフェ・雑貨店・保育所・高齢者の運動教室を運営するプランを提出しました。

入賞は叶いませんでしたが、最終審査まで進み、審査員から「現時点での実現は難しいが夢がある」と評価されています。この経験で、ニーズを聞き出しアイデアに変える力を学び、御社の商品開発にも活かしたいと考えています。

<NG例>

私は大学のビジネスコンテストに参加しました。チームでアイデアを出し合い、プレゼンテーションを作成して発表しました。

審査員からはアドバイスをもらい、チームで協力して改善を重ね、無事に発表を終えられています。

コンテストを通して、協力して課題に取り組むことや、プレゼンテーションの大切さを学べました。

<例文のポイント>

ガクチカには一定数ビジネスコンテストの経験を書く学生がいるため、差別化を図ることがポイントです。

単に、ビジネスコンテストに参加しただけでは評価されません。また、ビジネスコンテストの成果ではなく、参加動機やコンテストに打ち込む中で出てきた課題にどう取り組んだのか、何を学んだのかが評価されます。

例文では、大学での学びを活かすことと地域貢献が参加動機となっています。また、顧客ニーズを聞き出す「傾聴力」とニーズをアイデアに変換する「創造力」をアピールできているのが評価ポイントです。

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【文字数別】ガクチカの例文4選

エントリーシート(ES)の場合、ガクチカは文字数を指定されたうえで求められることがあるため、文字数ごとに用意しておくのも大事です。以下4種類の文字数ごとに、ガクチカの例文を紹介します。

  • 100文字のガクチカ例文
  • 200文字のガクチカ例文
  • 400文字のガクチカ例文
  • 600文字のガクチカ例文

100文字のガクチカ例文

資格取得の際に、努力をした経験の例文をご紹介します。

私はTOEIC900点取得を目標に独学で学習し、毎日3時間の勉強計画を実行しました。

その結果、目標を達成し、継続力と計画性を身につけ、さらに効率的な学習方法の工夫や自己管理力も学びました。

<例文のポイント>

このガクチカ例文では「TOEIC900点取得」という明確な目標に向けて、独学で毎日3時間の学習計画を実行した具体的な行動が示されている点が重要です。目標達成という成果だけでなく、短い文章の中で「継続力」「計画性」「効率的な学習方法の工夫」「自己管理力」といった学びや成長も盛り込まれています。

採用担当者に対して単なる結果報告ではなく、自分の強みや能力を伝えられる構成になっているのがポイントです。短文でも「行動」「取り組み」「学び」の流れを意識することで、説得力のあるガクチカになります。

100文字のガクチカの場合、採用担当者も、それだけで学生の中身までを判断できるとは思っていません。重要なのは、決められたルールで、相手が読み取りやすい文章を正確に記載できているかという点であることを、良く意識しましょう。

200文字のガクチカ例文

ゼミの研究活動でチームをまとめ、学会発表を成功させた経験の例文をご紹介します。

私は大学のゼミでAI技術の研究を行い、チームリーダーとしてメンバーをまとめました。

研究過程ではデータ収集の遅れが課題となったため、進捗管理シートを作成してスケジュールを管理しました。

その結果、期限内に研究を完成させて、学会での発表に成功しました。この経験から、課題解決力とリーダーシップ力を学びました。今後もこの経験を活かし、目標達成に向けて主体的に行動したいと考えています。

<例文のポイント>

200文字でガクチカを作成する際には、具体的なエピソードを交えながら、簡潔に自分の強みを伝える必要があります。

このガクチカでは「AI技術の研究」において「データ収集の遅れ」という課題を特定し、「進捗管理シートを作成してスケジュール管理を徹底した」という具体的な解決策を示しているのがポイントです。

シンプルながらも「何をしたか」「どう取り組んだか」「何を学んだか」の流れを意識することで、採用担当者に伝わりやすい内容になります。自分の経験を振り返りながら、納得のいく文章を作成してみてください。

400文字のガクチカ例文

アルバイトの売上向上施策で、成果を出した経験をご紹介します。

私は飲食店のアルバイトで売上向上に貢献しました。働き始めた当初は店の回転率が悪く、ピーク時に待ち時間が長くなる課題がありました。

そこで、店長と相談し、配膳とオーダーの流れを見直してみることに。たとえば、料理提供のスピードを上げるために、注文が多いメニューの仕込みを事前に増やしたり、ホールスタッフの動線を効率化したりといった提案を行いました。

その結果、提供時間が平均5分短縮されて売上が前年比5%向上しました。この経験から、課題を分析し、改善策を実行する力を身につけました。今後も現状に満足せず、問題解決に取り組む姿勢を大切にしたいです。

<例文のポイント>

この例文では「店の回転率を上げる」という具体的な課題を最初に提示し、読み手に課題を明確に意識させています。その後、課題解決のために行った施策を「人気メニューの仕込み強化」「ホールスタッフの動線の見直し」など、具体的なアクションとしてわかりやすく示しています。

ポイントは、単なる努力の説明に終わらず「売上5%改善」といった具体的な成果を盛り込み、効果を数値で伝えている点です。結果を可視化することで読み手に納得感を与え、評価されやすいガクチカに仕上げています。

600文字のガクチカ例文

サークルの新歓活動を改革し、入会者を増やした経験の例文をご紹介します。

私は、大学のテニスサークルで新歓活動を担当し、入会者数の増加に貢献しました。当時、サークルの入会応募数は例年より低迷しており、前年の半分以下の応募しかありませんでした。

そこで、より多くの新入生にサークルの魅力を伝えるために、新歓活動の改善を行いました。SNSを活用してイベント情報を定期的に発信したり、練習体験会を増やして、参加者が気軽にサークルの雰囲気を感じられる機会を増やしたりしました。

さらに、部員が新入生と積極的に交流できる場を設けることで、安心して入会できる環境を整えました。その結果、前年の1.5倍の新入生が入会し、サークルの活気が戻ったと言えます。

この経験から、課題を分析し、戦略的に改善策を講じる重要性を学んだほか、周囲を巻き込みながら計画を実行する力が身につきました。今後も組織の課題を見つけ、解決へと導く力を活かしていきたいです。

<例文のポイント>

この例文では「新入生の入会者減少」という課題を冒頭で明確にし、背景を説明することで、読み手に「なぜこの取り組みが必要だったのか」を理解しやすく工夫しています。600文字なら課題の背景まで述べられるため、詳細までアピールできるでしょう。

そのうえで、「SNSを活用した広報強化」「新歓イベントの回数増加」「少人数座談会の導入」と、複数の具体的な施策を列挙しています。取り組みの過程を詳細に描くことで、問題解決に向けた思考力や実行力をアピールできています。

また「入会者が1.5倍に増加」というように、成果を数値で示して取り組みの効果を伝わりやすくしているのもポイントです。最後に「課題を分析し、戦略的に改善策を講じる重要性を学んだ」と自身の成長に結びつけることで、読み手が「この経験をどう活かせるか」を想像しやすくしています。

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就活のガクチカの評価基準

企業が就活のガクチカを評価する基準は、以下のとおりです。

  • 企業で活かせる学びを得ているか
  • どんな仕事と相性がいいのか
  • 人柄が企業とマッチするか

それぞれ詳しく解説します。

企業で活かせる学びを得ているか

企業はガクチカを知ることで、就活生がその経験から企業で活かせる学びを得ているかを評価しています。

そのため、珍しい経験や、華々しい成果だけでは、ほかの就活生と大きく差をつけられません。

ガクチカでは経験の中にどのような課題があり、それに対してどう考え、何を行動し、どう改善したのかを伝えることが大切です。そして、経験から得た学びを、企業でどう活かせるかをアピールしましょう。

どんな仕事と相性がいいのか

企業はガクチカを聞いて就活生の強みや特性は何かを判断し、その強み・特性がどんな仕事と相性がいいのかを見ています。なぜなら、仕事によって必要となる能力が変わってくるからです。たとえば、営業職ならコミュニケーション能力や、プレゼンテーション力が必要であり、事務職やシステムエンジニアなら、正確性や集中力が必要になります。

どれだけ素晴らしい能力を持っていたとしても、自社で募集している仕事に活かせなければ、採用してもお互いにとっていい結果にはなりません。そのため企業は、就活生が自社で募集している仕事に、活かせる強みを持っているかをガクチカから判断します。

人柄が企業とマッチするか

企業はガクチカから就活生の人柄を推測し、自社の社風にマッチするのかを見ます。なぜなら、自社の社風と就活生の人柄がマッチしなければ、入社後に早期離職したり、ほかの社員と仕事をする際にトラブルを起こしたりする可能性があるためです。

どれだけ能力が高く、仕事で成果を出せたとしても、早期離職されてしまうと採用にかけたコストが無駄になってしまいます。また、トラブルを起こされると企業全体にダメージを与えかねません。

そうならないためにも、ガクチカを聞いて、就活生が興味を持つこと・大切にしている価値観・困難があったときにとる行動・モチベーションは何かなどを見て、人柄が自社とマッチするかを確認します。

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ガクチカを作成するときのNGパターン

ガクチカを作成するときのNGパターンは、以下のとおりです。

  • NGパターン1.高校時代のエピソードを使用する
  • NGパターン2.嘘や誇張したエピソードを使用する
  • NGパターン3.実績を伴わない趣味や日常生活のエピソードを使用する

それぞれのNGパターンについて、詳しく解説します。

NGパターン1.高校時代のエピソードを使用する

基本的に、高校時代のエピソードは避けるようにしましょう。ガクチカで聞かれているのは大学時代のエピソードです。採用担当者は「今」のあなたを知りたいと思って質問しているため、高校時代の話をすることは、質問の意図とズレが生じてしまいます。

また、高校時代の話をしてしまうと、大学時代に力を入れて取り組んだことがないと思われてしまう可能性があります。

大学はゼミなどの学びや、部活・サークル活動など、自由に自分でやりたいことができる場です。大学時代のエピソードがないと、採用担当者から、自由度の高い大学時代に主体的な行動をとっていないと思われ、マイナスの印象を与えてしまうでしょう。

NGパターン2.嘘や誇張したエピソードを使用する

嘘や誇張したエピソードは使用してはいけません。嘘がばれたらガクチカの評価が下がり、場合によっては内定が取り消しになる可能性があります。

また、嘘がばれなかったとしても、実際の自分より優秀であるかのようにアピールして入社することになります。その結果、入社後に企業が求めるような成果を出せないため、周囲の期待に応えられずストレスを感じることにもなりかねません。

また、企業の社風と自分の実際の性格が合わないと、入社後にミスマッチが起こり、早期退職する可能性も高まります。そうならないためにも、実際にあったエピソードを伝えるようにしましょう。

NGパターン3.実績を伴わない趣味や日常生活のエピソードを使用する

どれだけ大学時代に力を入れて取り組んでいたとしても、アピールできる実績を伴わない趣味のエピソードを書くのはやめましょう。また、とくに何の習得もない日常生活のエピソードを書くのもおすすめできません。

活動自体に意義があったとしても、そこから学びや成長を得られていなければ、ただエピソードを話しただけになってしまうためです。

企業はガクチカから、就活生がどのような学びを得て、それを自社でどう活かせるのかを見ています。そのため、趣味や日常生活のエピソードを使うのなら、課題や目標をクリアするために行動をし、学んだ経験のあるエピソードを使うようにしましょう。

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ガクチカが思いつかないときはどうする?

特別な経験がなくても、自分の行動を振り返ることでアピールできるポイントは見つかります。以下3つのポイントを押さえて、ガクチカを探してみましょう。

  • 自己分析ツールを活用する
  • 小さな努力を振り返る
  • 過去の成功体験を深掘りする

また、以下の記事では、長所の見つけ方や伝えるコツを解説しています。自分の長所が思いつかない方は、ぜひあわせてご確認ください。

自己分析ツールを活用する

ガクチカに自信がない場合は、自己分析ツールを活用して、自分の強みや価値観、行動傾向を客観的に整理しましょう。ツールを使うことで、自分では気づきにくい経験や特性が明確になり、学生時代に力を入れた活動以外でもアピールできるポイントが見つかります。

たとえば、協調性・計画性・粘り強さといったスキルを、日常の活動や学びに結びつけてエピソード化することが可能です。自己分析を通して、面接で話せる具体的な経験を見つけ、説得力のあるガクチカを作る第一歩にしましょう。

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小さな努力を振り返る

ガクチカは、大きな成果が必要なわけではありません。アルバイトやサークル、授業での取り組みなど、日々の小さな努力も十分にアピールポイントになります。

たとえば「接客業でクレーム対応を工夫した」「苦手な科目を克服するために独自の勉強法を編み出した」なども立派な経験です。努力した過程や工夫した点を具体的に掘り下げることで、主体性や成長を伝えられるようになります。

過去の成功体験を深掘りする

成功体験は小さなものでも問題ありません。「大会で優勝した」といった大きな成果だけでなく「学習計画を立てて定期テストの成績を上げた」「グループワークで意見をまとめた」などもガクチカになります。

成功に至るまでの過程や困難をどのように乗り越えたかを振り返り、そこで学んだことや成長した点を明確にすることが重要です。結果だけでなく、行動や思考のプロセスを言語化すると説得力が増します。

まとめ

今回ご紹介したガクチカ例文を参考にすると、単なる活動内容の列挙ではなく、自分の行動の背景や課題への取り組み方などを具体的に示すことが大切だとわかります。学業やアルバイト、留学など、どんな経験でも「努力の過程」「課題解決力」「成長の実感」を明確に伝えられれば、面接官に印象的な自己PRができるでしょう。

ガクチカ作成に迷った場合は、オファー型就活サービスのOfferBoxに登録して、企業からのオファーを待つこともおすすめです。

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自分の強みを客観的に把握し、より説得力のあるガクチカを作りたい方は、ぜひ利用してみてください。

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