「自己PRが思いつかない・・・」
「アピールポイントが複数あるが上手くまとめられない」
「書いているうちに何を伝えたいのか分からなくなる」
自己PRを作成中、このような悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
エントリーシートや面接を通して必ずといってもいいほど問われる自己PRは、多くの学生にとって悩みの種。
この記事では、自分の強みやエピソードを当てはめて簡単に作成できる「テンプレート」を利用した自己PRの書き方を紹介します。
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目次
自己PRの書き方の前に…。必要な事前準備とは?
自己PRの具体的な書き方を説明する前に、まずは必要な事前準備を説明していきます。
事前準備なしに自己PRを作成し始めると、アピールの方向性がいつまでも定まらず、かえって時間がかかるので注意してください。
早く就活を進めたい気持ちは分かりますが、「急がば回れ」の精神で自己PR作成前の準備にはじっくり時間をかけましょう。
自己分析で自分の強みを明確にする
自己PRを作成する前に、まずは自分のこれまでの経験や行動を振り返り、強み・弱みを明確にしていきましょう。
自己分析では約20年間の人生を俯瞰して、何が自分のモチベーションにつながるかを理解することが大切です。
これまでの人生で「時間を忘れて取り組めること」が何かを振り返り、充実した時間を過ごす中で「何を考えていたかを明確にする」と自分の価値感を理解できるでしょう。
また、「自分自身を俯瞰する」という意味では他己分析も有効です。
自分では自覚がないものの、他人から褒められた経験や逆に指摘された内容を振り返れば、より正確に自分の特性を分析できます。
自己分析に迷ったときは、自己分析ツールの活用がおすすめです。OfferBoxに登録すれば、無料で「AnalyzeU+」を利用できます。
経済産業省も推奨する社会人として働くうえで必要な能力を様々な角度から分析できるので、自己分析に迷ったらぜひ使ってみてください。
業界・企業研究で求められる人物像を明確にする
自己PRは一度作成して終わりではなく、アピールの方向性は変えないまでも、応募したい企業に合わせてカスタマイズする必要があります。
そのためには、業界・企業研究を通して応募先企業で求められる人物像を深く理解しなければなりません。
募集要項の「○○資格取得者は優遇」「こんな人材は歓迎」など表面的な情報も参考にはなりますが、もっと潜在的な人材ニーズがないか考える必要があります。
たとえ些細な内容でもホームページや募集要項にはない、企業のリアルな情報を知れるチャンスは逃さないようにすることが大切です。特に合同企業説明会やOB.OG訪問、インターンシップには可能な限り参加するようにしましょう。
企業について少しでも理解しようという僅かな努力の差が、選考結果としてあらわれてくるので、業界・企業研究には力を入れましょう。
自己PRの書き方
自己PRのテンプレートはありますが、あくまでもアピールポイントを分かりやすく伝えるための基本的な「型」であると捉えてください。
しかし、その型に当てはめるだけでは、魅力的な自己PRは作成できないことは大前提として覚えておきましょう。魅力的な自己PRは基本的な型にオリジナル性が加わり、はじめて完成するのです。
多くのテンプレートで使用されている「自己PRの基本的な型」と「必要な要素」は以下の通りです。
結論:強み・長所
理由:裏付けるエピソード
締め:入社後に貢献できること
上記は、聞き手にアピール内容を論理的に伝えるためにも、基本的な構成といえます。
まずは「結論→理由→締め」の順番を意識して自己PRの土台を作り、そこからブラッシュアップして自分ならではの自己PRに仕上げることが重要になります。
①自分の強み(結論)
自己PRの冒頭では、以下の例文のように「自分のどんな点が強み・長所になるのか」結論を伝えるようにしましょう。
・私の強みは◯◯の経験で身につけた◯◯です。
・◯◯な点が私の一番の長所だと自負しています。
結論を最後まで言わない自己PRは、全体として何を伝えたいかが理解しづらく、読み手の混乱を招く場合もあるので注意が必要です。
冒頭から結論を伝えれば最初に文章の趣旨を大まかに理解できるため、その後に話すエピソードについても理解してもらいやすくなります。
ダラダラした自己PRは避け、結論ファーストを意識してできるだけ端的に伝えるようにしましょう。
②強みを発揮したエピソード(理由)
続いて、冒頭で伝えた強み・長所の裏付けとして、「なぜそれが強みだと主張できるのか(理由)」を具体的なエピソードをもとに伝えます。
主張を裏付けるエピソードがない自己PRで「私の強みは◯◯です」と伝えても、企業がその真偽を確かめる術はありません。
以下、例文のように結論を裏付けるエピソードを付け加えることで、初めて強み・長所に信憑性が出るのです。
例文1 : サークルでの出来事
・この強みが特に発揮されたのは、サークルでミーティングをしていたときです。
私が所属していたサークルでは◯◯が課題となっていたのですが~
・その根拠は、大学3年生の頃に経験した子どもたちへの教育ボランティアにあります。
活動中は◯◯という困難がありましたが、私の長所である◯◯を発揮し~
例文2 : シューズショップの販売員として働いた経験
・◯◯の強みを発揮し、シューズショップの販売員としてお客様満足度の向上に貢献した経験があります。
接客の仕事で私が最も大切にしているのは~
長所を発揮した場面や、強みが伸びた経験を話すことで、自己PRの内容に説得力を持たせましょう。
③入社後にどう活躍したいか(締め)
締めとして「入社後に貢献できること・実現したいビジョン」を伝えます。
企業は選考を通じて、志望者が強み・長所を活かして企業にどのように貢献できるのか、あるいはどんなことを実現したいのかを知りたいと考えています。
企業側の視点を無視して、一方的に自分の強みや希望を語るだけの自己PRは評価してもらえません。
企業に自分を採用するメリットを伝えるために、強み・長所がどのような形で業務において役立つのか具体的に伝えましょう。
例文 : 入社後の展望
・試行錯誤しながら続けた研究で身につけた計画性を発揮し、入社後の業務にも自分なりの目標を立てながら臨みたいと思います。
・営業の長期インターンシップで培ったチャレンジ精神は、御社の新規開拓事業において最も発揮できると考えています。
・複数の意見をうまくまとめる調整力は、個人ワークよりチームワークを重視する業務が多い御社の◯◯部門で大いに活かせると思います。
最後の印象をよくする自己PRの締め方はこちらの記事を参考にしてください。
自己PRの例文
前章の書き方で紹介したテンプレートを用いて、いくつか例文を紹介します。
(①結論:強み・長所→②理由:裏付けるエピソード→③締め:入社後に貢献できること)の構成を意識して読み進めてみてください。
文章全体として分かりやすさと説得力があることを実感できるでしょう。
例文①
活動中は主に炊き出しを手伝っていたのですが、提供する料理の種類が少なすぎて飽きる人が少なからずいました。
そこで私は一緒に参加した友人に呼びかけ、聞き取り調査を実施したところ、焼肉を食べたいという声が多くあがりました。
他の参加者とも協力して食材と道具を用意し、炊き出しでバーベキューをした結果、多くの人に喜んでもらえたことが強く印象に残っています。(②理由:裏付けるエピソード)
こうした経験から、課題を発見したら主体的に行動し、解決に貢献できる能力があると自負しています。
御社の商品開発部でも私の強みである行動力を活かし、新しい価値をもつ商品を生み出していきたいです。(③締め:入社後に貢献できること)
例文②
生徒は高校生活と両立しながら練習を継続し、様々な状況でモチベーションを維持していかなければなりません。
練習環境は決して恵まれているとはいえず、他の部と練習時間が重なり1~2週間まともに練習できない時期もありました。また、大会前の大切な時期に練習できない焦りから、部員同士が衝突したり落ち込んだりすることもありました。
私は外部コーチという立場ですが、できるだけ生徒の悩みには耳を傾け、どんな状況でも笑顔で明るく接し続けるようにしました。
すると、生徒の意識が少しずつ変化し始め、練習場所が確保できない現状に悩むより、他の練習メニューを部員全員で考えるようになりました。
練習できない状況でも明るくポジティブな空気を絶やさないようにしたことで、生徒同士の団結力が高まったのだと思います。→(②理由:裏付けるエピソード)今できることに一人ひとりが全力で取り組んだ成果が実り、結果的には部員3人が全国出場を決めるなど過去最高の成績を出すことができました。
貴社のインターンシップにおいても、グループワークや体験業務など様々な場面で、チームのムードメーカーとして士気を上げていければと思っております。→(③締め:入社後に貢献できること)
例文③
強みである関係構築力が発揮されたのは、大学入学後3年間勤めたコールセンターのアルバイトです。私は、メンバー間のコミュニケーションが希薄である点に危機感を抱きました。
コールセンターでは少しの会話が雑音になってしまうため、メンバー同士でコミュニケーションを取るのが難しく、就業中はお客様とのやりとりがメインになります。 そのため、気付かぬうちにストレスを抱え込み、結果的に離職してしまうケースが後をたちませんでした。
そこで、私はリーダーに掛け合ってメンバー同士のランチや定期ミーティングを設定することにしました。
その結果、メンバー間での積極的に相談や事例の共有が行われる関係性を構築することに成功しました。また、これによって半年間で離職する社員を1人だけに抑えることにも成功しています。→(②理由:裏付けるエピソード)
貴社に人事職として入社後は、アルバイトでの経験をいかし部門間の連携を強化し、風通しの良い職場環境を作っていければと思っております。→(③締め:入社後に貢献できること)
自己PRのアピールポイント例
自己PRでのアピールポイント例を紹介します。
自分の強みを表現する言葉が思い浮かばない人はぜひ参考にしてください。
- 協調性
- 継続力
- 傾聴力
- 計画性
- 向上心
- 課題解決力
- 冷静さ
- 対応力
- 周囲を巻き込む力
- 調整力
- 目標達成意欲
- 探求心
- 視野の広さ
- 失敗から学ぶ力
- ストレス管理能力
自分の強みやアピールポイントは自己分析をすることで見つかることがありますので、オファーボックスに登録して「AnalyzeU+」で自己分析をしてみるといいかもしれません。
自己PRを書くときのポイント
アピールポイントを羅列するだけの自己PRでは、企業に一緒に働きたい人材と思ってもらうのは難しいです。
採用メリットを示すには、よりアピール内容に一貫性を持たせ、説得力が出るように工夫しなければなりません。
自己PRを書くときのポイントを詳しく確認していきましょう。
過去の経験をしっかり洗い出す
強みを発見するために、これまでの自分の経験を洗い出してみましょう。
経験を洗い出すことで、自分の過去の行動の共通点や、発揮した強みが見えてくる場合があります。
具体的な方法としては、自分史を使って考えるのがおすすめです。
自分史は自分の半生を時系列に整理したもので、年代ごとに振り返っていくことで過去を思い出しやすくなるメリットがあります。
「大学生活ではゼミの研究が特に大変だった」「高校2年生のときの部活動が楽しかった」などと年代ごとに印象に残っている経験をピックアップし、当時の行動や考えを振り返ってみてください。
自分史の詳しい作り方はこちらの記事を参考にしてください。
短所を言い換えられないか考えてみる
長所がなかなか思い浮かばない場合は、思いつきやすい短所からアピールポイントを考えてみてもよいでしょう。
短所からアピールポイントを考えるメリットは、回答に一貫性をもたせられることです。
例えば、自己PRで「柔軟性」を強みにしたにもかかわらず、短所を聞かれたときに「不測の事態への対応が苦手」と答えると回答に一貫性がなくなってしまいます。
このように長所と短所の関連性を意識せずにバラバラに考えてしまうと、矛盾が生じてしまうケースも多いです。
短所からアピールポイントを考えれば「不測の事態への対応が苦手(長所)」→「リスクを考慮して慎重に行動できる」と矛盾が生じづらくなります。
自分の短所を正確に理解するために、まずは自己分析を通じてこれまでの経験を棚卸しましょう。
自分史を作る、他人から過去に指摘された内容を振り返る、などの手法をもちいるのもよいでしょう。
自分の短所を象徴するエピソードを可能な限り多く見つけた方が、言い換えた時にしっくりくる長所を見つけやすくなります。ネガティブな情報に触れるのは苦痛かもしれませんが、時間をかけて取り組みましょう。
長所と短所の言い換えの例はこちらからどうぞ。
定量的な情報を入れる
自己PRに具体的な数字を盛り込めば、アピール内容がイメージしやすくなり、採用担当者の印象に残りやすくなります。
また採用担当者は、自己PRの中で伝えた能力を応募者が本当に有しているかどうかを面接中に確認しようとします。自己PRに応募者しか知り得ない定量的な情報が詳しく盛り込まれていれば、アピール内容の信憑性は一気に増すでしょう。
新卒でも選考では何ができるかを重視されるので「どのような内容を・どれくらいできるか」を示すうえで数字は重要です。
数字にこだわり過ぎて本来のアピールポイントがぶれるのはNGなので、適度に定量的な情報は盛り込みたいところです。
しっかり自己PR欄を埋める
いくら魅力的な自己PRを考えても、2~3行しか書かれていないのでは伝えたい内容の半分もアピールできません。
過不足なく企業にアピール内容を伝えるには、読みやすい文字サイズを前提として、自己PR欄の9割以上は埋める必要があります。
表現や内容が少々つたなくても、決められたスペース内に一生懸命書こうとしていれば意欲は伝わるので、自己PR欄はしっかり埋めましょう。
自己分析ツールを使ってみる
本来は自分の経験から強みを抽出し、ツールでチェック・補完するのが適切ですが、どうしても思いつかない場合は、先に自己分析ツールで強みを列挙するのも一つの手です。
自己分析ツールで明らかになった強みを参考にし、自分の経験と照らし合わせながら、それが本当に強みといえるのかを確かめていきましょう。
例えば、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目に加え、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性の計28項目で分析できます。
質問数が多いぶん非常に精度の高いデータを得られるので、自分史や短所の言い換えを試してもアピールポイントが思いつかない人は、ぜひ活用してみてください。
自己PRの書き方:ブラッシュアップのポイント
これまでに紹介してきた自己PRの書き方や、テンプレートをそのまま真似するだけでは魅力的な自己PRにはなりません。
以下の3つのポイントを意識し、ありきたりではない自分ならではの自己PRを完成させましょう。
求める人物像を正しく把握する
企業が求める人物像を正しく把握し、それに沿った自己PRを心がけてください。
自己PRの目的は「この学生を採用したい」と企業に思ってもらうことですから、ただ自分の強みを述べるだけではアピールに繋がりません。
企業に貢献できる人だと評価してもらうためには、求める人物像に沿った強みをアピールすることが大切です。
求める人物像は採用ページやパンフレットなどに載せられているので、必ずチェックしておきましょう。
載せられていなくても実際には重視されている場合もあるので、企業研究をして自分のどんな一面が企業にマッチするかを考えてください。
四季報を使った企業研究の進め方は、以下の記事を参考にしてください。
エピソードは盛らずにリアルに伝える
エピソードを盛ったり、嘘をついたりするのはNGです。
内容を偽った自己PRは見抜かれるうえ、「仕事でも虚偽報告をする可能性が高い学生」と印象が悪くなってしまいます。
印象に残ろうとして内容を偽る学生が少なからず存在しますが、こちらの記事のアンケート結果から読み取れるように、企業はエピソードの派手さや成果を重視していません。
エピソードを盛ったり嘘をついたりしたことが見抜かれた場合、評価は大きく下がります。
高評価につながる可能性は低く、むしろ評価が下がるリスクがあるため、自己PRではエピソードを盛らず、ありのままのことを伝えましょう。
自分の経験をもとにリアルな内容を話せば、よくあるテーマであっても自分らしさが伝わる自己PRになります。
当時が思い起こせるように伝える
自己PRを読んだ面接官が、当時の状況を思い起こせるように伝えましょう。
自己PRの完成後は、誰にでも伝わる表現・言葉を使えているかを確認することが大切です。
特に、アルバイトや部活動・サークルのエピソードを伝える際は、仲間内でしか伝わらないような表現を無意識に使いがちです。
伝わらない表現が多い自己PRでは魅力が半減してしまうため、細かい部分まで気を配りましょう。
自分でも自己PRの見直しはできますが、社会人の先輩に添削を頼むと客観的な意見を採り入れられます。
大学の先輩に頼んだり、OB・OG訪問を活用したりして、自分が作った自己PRへの意見を聞いてみましょう。
OB・OG訪問の探し方や流れは以下の記事を参考にしてください。
自己PRの書き方に関するよくある質問
最後に、自己PR・書き方に関するよくある質問にお答えします。
自己PRは選考での評価に大きく影響する重要な質問項目です。
質問意図に沿った回答をするため、疑問点を分からないまま放置するのはやめましょう。
そもそも自己PRとは?
自己PRとは「企業に自分を採用すべきだとアピールするもの」です。
どんな強み・長所をもっており、それを企業でどう活かせるのかをアピールする目的があります。
書類選考や面接で聞かれる質問は企業によってさまざまですが、そのなかでも特に聞かれやすいのが志望動機と自己PRです。
選考対策においても、優先して回答を考えるべき質問といえます。
自己PRの定義や目的については、以下の記事を参考にしてください。
自己PRを聞く企業の意図は?
- 自社とマッチしているか
- 自己分析ができているか
- 企業研究ができているか
企業は主に上記のポイントを確認するために自己PRを聞いています。
学生が入社後に自社で活躍することができて、はじめて企業の採用は成功と言えます。そのため、学生が自社とマッチしているかを知りたいと考えています。
また、自分を客観的に見て正しく自己分析できていること、企業の求める人物像がわかるまで企業理解できていることも重要です。
上記の3点を知るために、企業は自己PRを聞いています。
「自己紹介」や「強み・長所」との違いは?
自己紹介は氏名や所属、研究内容など、自分のプロフィールを簡単に説明するものです。
面接開始時の挨拶の意味合いが大きいため、自己PRのように自分の強みをアピールするものではありません。
また、強み・長所も自己PRとよく混同される質問項目ですが、こちらは強みから人柄を知ってもらうのが目的です。
強みを伝えて自分を採用すべきだとアピールするのが自己PR、強みから人柄を知ってもらうのが強み・長所と理解しておきましょう。
自己紹介や強み・長所との違いについて、より詳しく知りたい人は以下2つのを参考にしてください。
自己PRがどうしても思いつかない場合は?
自己PRが思いつかない人によく見られる原因は、「特別な経験や実績が必要だと考えている」ことです。
組織の代表を務めた経験や、海外留学の経験など、インパクトのある経験がないから自己PRを作れないと思い込んでしまっています。
特別な経験があるのは確かに素晴らしいことですが、企業はエピソードの派手さや成果を重視していません。
よくあるテーマでも自分らしい魅力的な自己PRは作れるので、もう少し視野を広げてみましょう。
例えば、趣味にしている料理や、1人暮らしの経験などからも自己PRは作れます。
具体的な対処法は以下2つの記事を参考にしてください。
履歴書とエントリーシートの自己PRの書き分けは?
履歴書とエントリーシートで自己PRをかき分ける必要はありません。
いずれも記入スペースや文字数を指定されるケースが多いため、字数制限に合った書き方を心がけましょう。
また、選考を受ける企業によっても自己PRの字数制限は変わります。
600字のような長めの自己PRと、200字のような短めの自己PRの両方に対応できるよう、長いパターンと短いパターンを用意しておくと効率的です。
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面接と履歴書で同じ自己PRをしてもいい?
面接と履歴書の自己PRは同じ内容のほうが望ましいでしょう。
1つの強みに絞ってアピールすることで、自己PRの説得力が増します。万が一、書類提出から面接までの間に認識が変わった場合は、その旨を伝えて話してください。
ただし、面接で自己PRをする際に、履歴書をそのまま読み上げるだけの回答にならないよう注意しましょう。
面接官が書類に目を通して準備していることを考慮し、履歴書に書き切れなかった情報を付け加えて伝える必要があります。
自己PRが複数ある場合は?
アピールしたい内容が複数あっても、自己PR欄に記載するのは基本的にひとつだけにするのが好ましいでしょう。
複数のアピールポイントを記載すると、話にまとまりが出なくなり、自己PRを通して何を
伝えたいのかを理解しづらくなるためです。
選考ではひとつのアピールポイントを深掘りするイメージで、本当に伝えたい内容に絞って端的に伝えるようにしましょう。
ただし、面接に備えていくつかの自己PRは考えておくべきです。
企業ごとに求める人材は異なるので、臨機応変にアピール内容を変えることも必要といえます。その場合でも、面接では一つの自己PRに絞って話すようにしてください。
また、自己PRを必要以上に多く考える必要もありません。
自分の性格と合わない内容まで自己PRに盛り込むと、入社後のミスマッチにつながるので注意しましょう。
自己PRのエピソードは大学時代のものがいい?
履歴書に貼る写真が「3ヶ月以内に撮影したもの」に限定されていることなどから、企業は直近である大学時代の取り組みのみを採否の判断基準に置くと捉えられがちです。
しかし、自己PRにおいては、必ずしも大学時代のエピソードだけを参考にする必要はありません。
自己PRは情報の新しさよりも、強みとエピソードがしっかり一致していることが重要といえます。たとえ昔の話でも、大学時代よりも自分の強みを分かりやすく伝えられるエピソードであれば積極的に採用すべきです。
企業は選考を通じて仕事にどれだけマッチするかを知りたいので、大学時代の話にこだわり過ぎてアピールの視野を狭めないようにしましょう。
自己PRの土台になる自己分析は、幼少時の自分から詳しく振り返る必要があります。
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この記事では、自己PRの書き方やアピールポイントが思いつかない場合の対処法を中心に紹介してきました。
自己PR文の構成としては「強み・長所→裏付けるエピソード→入社後に貢献できること」が基本です。アピールポイントが明確に伝わる自己PRにするため、まずは結論を簡潔に伝えてからエピソードを話し始めるように心掛けましょう。
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オファー受診率も93.6%と高いため、直近のオファー受診件数や届くオファー内容から、自己PRを見直すタイミングや修正のポイントを理解できるのも魅力です。
アピールポイントがどうしても思いつかない場合は、「AnalyzeU+」を使って客観的な情報を参考にする方法がおすすめです。社会人として働くために必要な能力を様々な角度から分析できるので、自己PR作成に役立てていきましょう。
様々な業界・職種から届くオファーから、あなた自身がこれまで気付いていなかった強みを発見できる可能性もあるので、就活の一つの選択肢として活用してみてください。