
就活の早期選考で不採用のお祈りメールを受け取り、「周りは内定が出始めているのに…」と焦りを感じている方も多いのではないでしょうか?
株式会社インディードリクルートパートナーズの調査によると、26卒の約半数が大学3年生のうちに内定を獲得しているため、その焦りは当然のことです。
出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ「就職プロセス調査(2026年卒)「2025年10月1日時点 内定状況」」
この記事では、早期選考に落ちたら本選考に再挑戦できるかどうかや、落ちた原因を次に活かす具体的な対策を詳しく解説します。
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(※)OfferBox 2026年卒利用実績データより
目次
早期選考に落ちたら本選考は再挑戦できないことも
結論から言うと、本選考での再挑戦が難しいケースもあります。
しかし、重要なのは、落ちたという結果を重く受け止めすぎないことです。早期選考では、比較的に採用枠が少ない中で学生が競い合うため、能力不足ではなく「企業とのミスマッチ」や「タイミング」が原因の可能性もあります。
どの選考段階でつまずいたのかを冷静に分析し、次の一手を考えるための機会にすることが重要でしょう。
早期選考で落ちた場合に再挑戦しにくい理由
早期選考で落ちた場合に再挑戦しにくい理由は、下記のとおりです。
- すでに自社にマッチしないと判断したため
- 他の応募者の評価を優先したいため
企業は早期選考で、学生の経験・価値観・スキルなどを多角的に評価し、「現時点では、自社とマッチしない学生」という結論に至っています。短い期間で、その評価が覆る可能性は低いと考えられるでしょう。
また、採用担当者は時間が限られている中で、できるだけ多くの学生に選考を受けてほしいと考えています。一度評価した学生を再評価するよりも、他の応募者の選考に時間を割くほうを優先する場合があります。
それでも諦めきれない場合の確認方法
どうしても再挑戦を諦めきれないなら、憶測で判断する前に事実を確認しましょう。具体的には下記の方法で確認します。
- 募集要項や採用ページのよくある質問(FAQ)を確認する
- 採用担当者に直接問い合わせる
募集要項やよくある質問のページに、再応募に関する規定が記載されている場合があります。「同一年度の再応募は受け付けておりません」といった一文がないか、チェックしてみてください。
公式サイトに明確な記載がない場合、採用担当者に直接メールで問い合わせる方法もあります。その際は入社への強い意欲や、前回の選考からの成長意欲を示すと、良い印象につながる可能性があります。
メールや問い合わせフォームを利用して、以下のような文章を参考に、メッセージを送りましょう。
企業から返信のメールを受け取った後は、再応募の可否に関わらず感謝を伝えるとスマートです。
<例文>
そもそも早期選考と本選考、何が違うの?
早期選考に落ちた経験を、本選考に向けてどう活かすか。それを考える上で、早期選考と本選考の違いを理解することが重要です。以下の表をご覧ください。
| 項目 | 早期選考 | 本選考 |
| 実施時期 | 大学3年の夏頃〜4年の春(外資系は3年10月頃から) | 大学4年の春〜(6月から本格化) |
| 応募条件 | インターン参加者など、特定の条件がある場合が多い | 原則、制限なし |
| 競争率 | 比較的低いがライバルは優秀な層 | 高くなる傾向 |
| 企業側の重要な目的 | 優秀な人材の早期囲い込み | 採用目標数の達成 |
この表が示すように、両者は目的も対象も異なります。
早期選考は、企業がとくに優秀と判断した学生を早い段階で確保するための「特別ルート」。一方で本選考は、自社のインターンへの参加可否などは考慮せず、学生を広く募集し、自社にマッチした人材の獲得や採用目標数の達成を目指す「公式ルート」になる傾向があります。
また、早期選考はライバルの数が本選考よりも少なく競争率が低い傾向にあるものの、サマーインターンなどへの参加や、高評価を得た学生に案内が来るケースが主流です。つまり、能力が高く早期から活動する学生がライバルになりやすい状況です。
そのため、早期選考で落ちたとしても、あなたの能力や経験が否定されたわけでないことを押さえておきましょう。
あらためて早期選考の基礎知識を押さえたい方は、下記の記事をご覧ください。
【早期選考に落ちてショック…】早期選考で落ちる原因と対策
早期選考で落ちた経験はショックが大きいものです。
しかし、早期選考はあくまで特別な選考であり、本番はこれから始まる本選考です。冷静に原因を分析し、次の一歩を踏み出しましょう。
なお、早期選考に落ちた・落ちないに関わらず、選考自体を受けた経験は、その後の就活に向けて、いくつものメリットがあります。下記の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
STEP1:早期選考のどの段階で落ちたかを振り返る
まずは、早期選考のどの段階で落ちたのかを振り返りましょう。各フェーズでは、下記のとおり評価される能力が異なります。
- 書類選考(ES):企業研究や自己分析の深さ
- Webテスト:基礎学力や処理速度
- グループディスカッション:協調性や貢献意欲
- 面接:コミュニケーション能力や人柄
たとえば、書類選考・ESで落ちた学生は、「自分の強み・弱みや経験への深掘りが十分だったか」を見直すと良いでしょう。
どの選考を越えられなかったのかを明確にすることが、効果的な対策を講じるための最初のポイントです。
STEP2:早期選考でよくある落ちる原因と対策
自分が落ちた選考段階が分かったら、次にその具体的な原因を探りましょう。ここでは、選考フェーズごとによくある不合格の原因と、本選考に向けた対策を解説します。
書類選考・ESは自己分析と企業研究の紐付けが重要
書類選考で落ちる場合、その多くは以下の原因があります。
- 自己分析や企業研究が不十分だった
- PREP法を使い、結論ファーストで論理的に書けていなかった
- 「入社したい」だけで、「入社後に企業でどう貢献するか」を具体的に示せていなかった
とくに企業とのマッチ度や貢献意欲を伝えるには、「自身の経験」と「企業の特徴」を具体的に結びつけることが大切です。
以下は、ESで強みを聞かれた場合の回答例です。
<NG例>
<OK例>
NG例はどの企業にも当てはまる内容で、具体性に欠けます。
一方、OK例では自身の強みを具体的に定めて、企業の価値観と結びつけています。根拠となるエピソードを数字を交えて示しているため、採用担当者が学生の入社後の活躍をイメージしやすい内容です。
下記の記事では、自己分析で自分を深掘りするのに役立つ質問を100種類紹介しています。あわせてご活用ください。
Webテストで落ちるのは対策不足がほとんど!
Webテストで落ちたのは能力不足ではなく、ほとんどが単純な対策不足です。逆に対策すれば結果はついてきます。
SPIや玉手箱など、企業が採用するWebテスト形式に合わせた対策本を1冊選び、最低3周は解きましょう。重要なのは解き方のパターンを覚えて、時間内に正確に解くスピードを身につけることです。
また、AIに問題を作成してもらうのもおすすめの対策です。たとえば、以下のように指示すると、苦手分野の練習問題を生成できます。
<指示の例>
あわせて回答を添削してもらえば、対策本だけでは不足しがちな演習量を確保し、効率よく学習を進められます。
志望企業のWebテストの見分け方を知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
グループディスカッションはまず「型」を抑えよう!
グループディスカッションで落ちた場合、次のような原因が考えられます。
- 議論の進め方の型を知らなかった
- 個人のアピールだけで、チーム全体への貢献を意識できていなかった
グループディスカッションで評価されるのは、結論の質そのものよりも結論に至るまでのあなたの貢献度です。
それぞれの役割には、次のような貢献の仕方があります。
- ファシリテーター:メンバー全員が発言しやすい雰囲気を作り、話が逸れたら軌道修正する
- タイムキーパー:「残り5分なので、そろそろ結論をまとめませんか?」など、議論のペース配分を提案する
- 書記:出た意見をもとに論点を整理し、全員が見えるように共有する
役割の型を知ったうえで、チーム全体への貢献を意識してみましょう。以下のような言動は、採用担当者から評価されやすくなります。
- 発言できていない人に「〇〇さんはこの点についてどう思いますか?」と話を振る
- 他の人の意見に「〇〇さんの意見、良いですね。それに加えて…」と付け加えて議論を深める
実際の選考では、グループディスカッションがオンラインで実施されることがあります。オンライングループディスカッションの場合は、対面とは異なるポイントを押さえる必要があります。下記の記事をご一読ください。
面接対策は結論ファーストであなた自身の言葉で語ることが重要!
早期選考の面接で落ちた場合は、次のような原因があります。
- 非言語情報(笑顔や姿勢)を意識できていなかった
- 質問の意図を汲み取れず、結論ファーストで話せていなかった
- 「自分らしい」入社意欲を伝えられなかった
面接では、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思わせることがゴールです。一例として、下記のような対策を実践しましょう。
- 第一印象を徹底的に磨く。身だしなみはもちろん、背筋を伸ばして座り、明るい表情とハキハキした口調を常に意識
- 「結論ファースト」で答える練習をする。 友人や家族に協力してもらい、必ず結論から先に話し、その後に理由や具体例を続ける練習を繰り返す
- 自分の「素直な言葉」で熱意を伝える。例文やマニュアルの回答を丸暗記するのではなく、あなた自身の具体的なエピソードを交える
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれたら、「私の強みは〇〇です。なぜなら〜」という順番で答える練習をしましょう。会話がスムーズになり、論理的な思考力もアピールできます。
また、企業研究や自己分析で考え抜いたことや、「なぜこの会社で働きたいのか」という想いを、自分のエピソードを交えて正直に伝えましょう。
多少拙くても、あなた自身の言葉で語られる熱意のほうが、面接官の心を動かします。
自己PRやガクチカ、志望動機など、面接でよく聞かれる質問と回答例を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
早期選考に落ちて自信を失いかけたらオファー型就活サイトもおすすめ
早期選考に落ちて自信を失い、自分の強みがわからなくなったら、オファー型就活サイトの活用がおすすめです。
あなたがプロフィールを登録しておくと、それに興味を持った企業側から「会ってみたい」とオファーが届く仕組みです。詳しいメリットを見てみましょう。
あなたのプロフィールに興味を持った企業からオファーが!
企業から直接オファーが届くので、「自分の経験やスキルを評価してくれる企業がある」ことを実感できます。こうした経験は、傷ついた自己肯定感を回復させる助けになるでしょう。
また、企業が「あなたのプロフィールの〇〇という点に魅力を感じました」と具体的な理由を伝えてくれるのもメリットです。自分では強みだとは思っていなかったことが、実は企業に評価される場合もあります。
自分では気づかなかった客観的な強みや、企業に刺さりやすいエピソードなどがわかるので、ESや面接でのアピール内容をより磨き上げられます。
早期選考のオファーや一部選考が免除になることも
企業はあなたに興味を持ってアプローチしているため、ES選考や一次面接が免除されるなど、有利な条件で進められる場合もあります。時間と労力を節約できるうえ、よりリラックスした状態で選考に臨めるでしょう。
実際にオファー型就活サイト「OfferBox」の利用者からは、以下の声がありました。

A.Nさん
1つでも選考を通過する成功体験を積めれば、次の選考に臨むうえで大きな自信となります。
まとめ
早期選考に落ちた場合は、本選考での再挑戦が難しいケースもあります。しかし、大切なのは冷静に失敗の原因を分析し、選考内容別に対策を立てて、他の企業の早期選考や本選考に向けて準備することです。
もし、早期選考に落ちて自信を失いかけている学生は、あなたのプロフィールを見た企業から直接オファーが届く仕組みの「OfferBox」を活用してみましょう。
OfferBoxは、21,462社以上(※1)の企業が利用しているオファー型就活サイトです。プロフィールを80%以上入力しておくと平均41件(※2)のオファーを受け取れるので、就活をスムーズに進めやすくなります。
また、企業のオファー送信数は限られているため、学生一人ひとりのプロフィールを確認したうえで送信しているのが特徴です。オファー内容も以下のように、個別面談や少人数座談会、インターンなどさまざまです。

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(※1)企業登録数とは、これまで当社アカウントを開設した企業数であって、直近で利用していない企業を含みます(2025年9月時点)
(※2)OfferBox2023年卒利用実績データより