地元からのグローバル採用への転換。全国・海外を見据えた母集団形成の壁
OfferBox導入前の課題について教えてください。
もともとは富山本社勤務のポジションを中心に募集をかけていました。地元の合同説明会に足を運んだり、地域の大学に直接声をかけたりする採用手法が中心でした。
以前は採用目標人数が少なかったので、出会える学生さんが少人数であっても、地元で自社にマッチする方と出会えれば十分だったのです。しかし、26卒から会社の採用方針が大きく変わりました。当社は海外展開を進めているので、「グローバルな営業職」や「全国転勤可能な営業職」の採用へと舵を切ることになったのです。
一方で、採用活動は富山本社で一括で行っています。そのため、グローバルな視点を持った方や全国転勤が可能な方と、一体どこで接点を持てば良いのかという点が大きな課題でした。 また、全国規模で広く母集団を形成することはリソース的にも不可能だと、強い危機感を抱いていました。
英語力を備えたグローバル人材・留学生をターゲットに出会う
OfferBoxを導入した理由は何だったのでしょうか。
媒体選定を進めていた時、若手社員がOfferBoxを教えてくれたのがきっかけです。そこから、いくつかのダイレクトリクルーティング媒体を比較・検討してみることにしました。
そこで重視したのは「学生数」と「企業数」のバランスです。このバランスが良くないと、当社のような地方の企業は埋もれてしまい、学生との接点が取りづらくなると思っていたからです。OfferBoxであれば、地方に拠点を置く私たちでも埋もれずに、ターゲット層と出会える媒体だと判断し、導入を決めました。
OfferBoxの活用方法について教えてください。
現在、採用担当は私だけなので、限られた時間を効率的に使うためのタイムマネジメントを徹底しています。 具体的には、毎朝「8時半から9時半まで」の1時間をオファー送信の時間として完全に固定しています。この朝の短い時間に集中して、1日20通ほどのオファーを送るルーティンを確立しました。これによって、他の通常業務や面談を圧迫することなく、1人でも効率的に運用を回せるようになりました。
a.Targeting:自社に合った採用ターゲットの設定
OfferBoxを通して採用したい職種は、海外駐在前提となる「海外営業」と、国内拠点で働く「全国転勤ありの営業」です。
海外営業職に関しては、「志望勤務地」に「海外」を選択している方を最優先で検索しています。
「TOEIC◯点以上」といった一律のスコア基準で絞り込むことはせず、海外留学の経験や英語関連の資格をお持ちの方を中心に検索することが多いです。
b.Messaging:ターゲットに対して打ち出す内容の作成
OfferBox導入当初は、自社の事業内容などを細かく記載した、かなり「お堅い」文章を送信していました。しかし、当時採用に関わってくれたインターン生から「こういう堅いオファー文は他社からもたくさん届くので埋もれてしまいます」と率直なアドバイスをもらったのです。 それ以来、親しみやすく読みやすい「話し言葉」ベースの文章へと一新しました。
さらに、海外志向の学生さんの目を引くために、文章の冒頭に「〇〇さんは海外転勤を希望されていますね」といったフックとなるキーワードを配置しています。そのうえで、一人ひとりのプロフィールをしっかり読み込んだことが伝わる一言を添え、一斉送信ではない「特別感のあるオーダーメイドの文章」を作成しています。
c.Processing:採用プロセスの設計
オファー後は、カジュアル面談→一次面接→適性検査(海外営業職は英語試験含む)→対面での役員面接、という流れで進めています。

プロフィール情報で見ているポイントは?
まずは「文章量」を見ています。文章量が少ないよりも、しっかり書いているほうが就職活動に真剣に向き合っている姿勢が伝わるからです。そのうえで、海外営業職の場合は「留学経験」の中身を深く読み込みます。重視しているのは、期間の長さや華やかな成果そのものよりも、「現地でどれだけ苦労し、それをどう乗り越えてきたか」という泥臭いエピソードです。将来的な海外赴任では、現地の文化や言語に柔軟に対応しながら仕事をしていくことになります。そこで自ら課題を突破していける「自律したスタンス」が備わっているか、過去の経験から見極めています。
面談・面接で学生のどのようなポイントを見ていますか?
一番は「自分の考えを論理的に言語化し、相手に分かりやすく伝えられるか」という点です。これは海外だけでなく、国内の営業であっても重要視しています。面接用に綺麗に作られたエピソードを話さなくて大丈夫です。こちらから話を深掘りした際に、具体的な事例を交えて筋道を立てて回答できるか、そしてその話に自分なりの根拠があるかを見ています。
最小限の工数で、グローバル人材の採用に成功
実際にオファーした学生の印象はどうでしたか?
今年度は、東京在住の外国人留学生の内定が決まりました。初めてコミュニケーションを取った時の印象は、「日本人以上に丁寧で綺麗な日本語を話す方だな」と思いました。留学生活中もアルバイトやサークル活動など、多様なコミュニティに自ら飛び込んでいく、圧倒的なバイタリティを持つ素晴らしい方です。
面談を通じて感じたのは、海外の学生さんは給与や福利厚生といった条件面よりも、「企業のビジョン」や「その事業を通じてどんな力が身につくか」というキャリアへのスタンスを重要視しているということです。そして、世界的に有名な「メイドインジャパンのものづくり」を根底から支える当社の事業の面白さに共感し、入社を決めてくれました。まさに、私たちが求めていたグローバル人材に出会えたと実感しています。
OfferBoxの効果はいかがですか。
従来のナビサイト等を中心とした手法をとっていた時は、年間で10人エントリーがあれば良い方で、そこから1〜2人採用できれば大成功という状況でした。しかし、OfferBoxを導入してからは、90名ほどのエントリーをいただけるようになったのです。
また、以前はイベント出展が中心だったため、現地に出向く時間と労力がどうしても必要でした。しかしOfferBoxなら、本社にいながらオンラインで学生と出会えます。以前と比べて劇的に効率よく採用活動ができるようになりました。効率的なだけでなく、これまでなら絶対に出会えなかった全国の意欲的なグローバル人材と出会えていることは、費用対効果の面でも大きな成果だと感じています。
今後、採用において力を入れていきたいポイントを教えてください。
これからも、当社にマッチする学生さんを国内外から広く採用していきたいと考えています。当社は、スウェーデンに本社を置き、世界38カ国に拠点を持つグローバル企業グループと提携を締結しました。日経新聞などのメディアでも大きく取り上げられ、現在まさに会社全体でグローバル化を猛烈に推進しているフェーズにあります。
現在はベトナムやメキシコに拠点がありますが、今後はさらなる海外拠点の拡大を計画しています。当社の事業を世界基準へと高め、世界を舞台に共に成長していける仲間をこれからも採用していきたいです。

最後に、学生さんに伝えたいことはありますか?
私たちTSKという会社についてお伝えしたいのは、今まさに「最高に面白い変革の真っ只中にある」ということです。独自の技術力を世界へ発信し、世界基準の物流提案を肌で体感しながら、会社と一緒に大きく成長できる環境が当社にはあります。若いうちから圧倒的な裁量権を持って挑戦したい方は、ぜひ一度お話ししましょう。
現在の就職活動は売り手市場と言われ、たくさんのオファーや膨大な情報に触れているかと思います。そのなかで「自分はどこに行きたいんだろう」「何に向いているのか」と悩む瞬間がきっとあると思います。しかし、これほどまでに自分の人生や価値観と向き合える期間は、あまりありません。今皆さんが経験している葛藤や苦悩は、間違いなくこれからの社会人人生を支える糧になるはずです。今しか味わえないこの貴重な時間を、ぜひ前を向いて、存分に大切に味わい尽くしてみてください。皆さんの就職活動を心から応援しています!
