「SPIについて、テストセンターって言葉をよく聞くけど一体何?」
「試験会場が用意されてるのはわかるけど、実際にどんなとこで何するの?」
多くの新卒就活生にとってテストセンターが未知の世界であることは言うまでもありません。
基本的な情報は、テストの実施元(リクルート)のサイトに詳しく記載されています。
⇒テストセンター情報(外部サイト・別窓)https://www.spi.recruit.co.jp/testcenter/
とはいえ、上記サイトで大まかな流れは掴んでも、「イマイチどんなテストかイメージしにくい…」という方が多いのではないでしょうか?
この記事では、先輩たちの「これさえ知ってたら失敗しなかったかも」「もっと高得点狙えたかも…」というテストセンター情報を集め、絶対に知っておくべきポイントにフォーカスしてまとめてみました。
システム・受検時・出題傾向の3つの視点から紹介していくので、これから対策を始める人も、受検が迫っている人もぜひご一読ください!
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目次
勘違い続出!SPIテストセンターの受検システムにまつわる5つのポイント
まずは、そもそものシステムについての重要なポイントを紹介していきます。
【1】企業によってオプション科目が追加されることがある
【2】結果は知らされない・自己採点も難しい
【3】結果の使い回しができる(科目によっては不可)
【4】企業からの依頼がないと受けられない
【5】性格検査受検後に予約確定が必要
それぞれくわしくみていきましょう。
【1】企業によってオプション科目が追加されることがある
企業によっては、基礎能力検査という基本的なテストだけでなく、英語能力検査や構造的把握力検査と呼ばれるオプションのテストが追加されるケースがあります。
案内時に表記がありますが、それが届くまでわからないことがほとんどです。
同じ企業の前年のテストセンター情報などを調べておくのも一つの手ですが、変わることもあります。
特に「なし⇒あり」に変わる場合は焦るかもしれませんが、気づいた時点からギリギリまで対策して当日会場で焦らないようにしましょう。
これから対策する方は、これらのオプション科目も視野に入れて勉強しておくといいですね。
【2】結果は知らされない・自己採点も難しい
せっかく受けたテストの結果を知りたいと言う方は多いですが、原則的にテストセンターの受検結果は受検者には知らされません。また、出題順が一律でない上、計算用紙なども回収されるので自己採点も難しいでしょう。
【3】結果の使い回しができる(科目によっては不可)
「知ってたらもっと頑張ったのに!」という後悔を生む情報として、結果の使い回しがあります。
テストセンターの受検結果は他の企業のテストセンター選考時にも使いまわすことが可能です。
ただ、オプション科目が異なる場合は受け直しの必要がありますので、「1回きりでオッケー」とタカを括るのはやめておきましょう。
【4】企業からの依頼がないと受けられない
「結果を使い回せるなら受け直したい」「受け直したら大丈夫でしょ」という気持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、1つの企業でのテストセンター受検は1回きりです。
失敗しても、他の企業からテストセンターの受検依頼がない限り再受験はできません。
受けたい時に受けられるものではありませんので、1回1回のチャンスを大切にしましょう。
【5】性格検査受検後に予約確定が必要
テストセンターの案内が届いたら、まず仮予約し、その後自宅で性格検査を受検、そして予約を確定しないといけません。
仮予約で止まったまま、受け忘れるということがないように気をつけましょう。
会場で焦らないために!出発前に再度チェックしたい受検当日の6つのポイント
次に、会場や設備・持ち物について知っておいたほうがいい情報を6つ紹介します。慣れない環境での受検となりますので、しっかり情報を押さえておくことがおすすめです。
【1】身分証は写真付き・学生証はプラスチック製限定
【2】私服でOK!リラックスして臨もう
【3】PCが並ぶ会場に驚かないようにする
【4】私物は一切持ち込めない(時計も不可)
【5】筆記具と計算用紙は貸出あり(紙の追加可)
【6】ヘッドホンの貸出あり
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【1】身分証は写真付き・学生証はプラスチック製限定
替え玉受検などを防ぐために、受付で身分証明書の提示が必要です。
この際、写真付きのものが必要ですので、写真のない健康保険証はNGです。
運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどがあると良いでしょう。
学生証についてはプラスチック製限定で、紙製のものでは受け付けてもらえないので注意が必要です。
【2】私服でOK!リラックスして臨もう
受検当日の服装は、採用とは一切関係ありませんので私服で受検OKです。
もちろんスーツでも構いませんが、リラックスして問題を解けるかどうかを最優先に考えましょう。
リラックスできるからといっても、周囲の迷惑になるような非常識な服装は控えましょう。
テストセンターの服装に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【3】PCが並ぶ会場に驚かないようにする
テストセンター会場は筆記試験が行われる会場とは異なり、机ごとにPCが設置されていたり、ブース状になっていたりと、今まで見たことのない空間かもしれません。
慣れない空間に驚くことなく「へ〜こんなとこなんだな〜」程度の気持ちで臨めるといいですね。
【4】私物は一切持ち込めない(時計も不可)
受検時は手ぶらで会場に入ります。
荷物はどうするかと言うと、その前の部屋にあるロッカーに全て預けます。
スマホはもちろん、時計や電卓も持ち込めないことを覚えておきましょう。
【5】筆記具と計算用紙は貸出あり(紙の追加可)
持ち込みできるものはありませんが、筆記具と計算用紙は貸してもらうことができます。
ただ、計算用紙は帰りに回収されるので、答えを控えておいても意味がありません。
計算用紙が足りない時は、追加でもらえるので、字が大きい、たくさん紙が欲しいと言う人は事前に言っておくと途中で焦らず済むでしょう。
とはいえ、計算用紙に書くと逆に時間がかかる問題もあるので、そのあたりの見極めもしっかり行うことが重要です。
【6】ヘッドホンの貸出あり
あまり知られていませんが、実はヘッドホンの貸し出しがあります。
ヘッドホンといっても、音楽を流すためのものではなく、周囲の音を遮蔽するためのものです。
周囲のタイプ音や鉛筆の音などが気になるという場合は使用してみるのもいいかもしれません。
ただ、事前に申し出が必要なケースもあるので確認しておきましょう。
対策時に知っておきたい出題形式や問題傾向についての4つのポイント
最後に、出題される問題についてのポイントを4つ紹介します。
闇雲に問題集を解くのではなく、どんなシチュエーションで出題されるのか想像して対策に取り組むことがおすすめです。
【1】1問ごとにシビアな時間制限(残り時間表示)がある
【2】出題順や出る問題はワンパターンではない
【3】見慣れない形式の問題が出ることもある
【4】性格検査で嘘をつくべからず
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】1問ごとにシビアな時間制限(残り時間表示)がある
テストセンターの受検画面には全体の経過時間と回答数を表した円グラフと、1問ごとの残り時間が色付きのゲージで表示されます。
制限時間が来ると答えていなくても次の問題に切り替わってしまいます。
毎年多くの方が、このグラフやゲージを見て焦り平常心ではいられなくなって失敗すると言われています。
色付きのゲージが減って行くと焦るかもしれませんが、あくまで目安と考えて、オレンジ(最後の色から2番目)くらいまでは粘る人が多いようです。
多少時間がかかっても「そんなもんかな」「ちょっとペース早めよう」「みんな焦ってるだろうな〜」くらいの気持ちでいることが大切です。
悩みそうな問題が出てきたら、時には早めに切り捨て、時にはギリギリまで突き詰めるなど「速さと正確さ」のどちらに振り切るか意識してみるのも良いでしょう。
【2】出題順や出る問題はワンパターンではない
テストセンターのSPI3は独自のシステムで、筆記試験のように皆が同じ問題を決まった順で解くというものではありません。
個人ごとに回答率などに応じて表示される問題や順序が異なります。
つまり、「A形式問題が出たら次はB形式の問題だ」などという予想がことごとく外れるので、「何が来るかわからない!出てきた問題を解くのみ!」という心構えで臨みましょう。
【3】見慣れない形式の問題が出ることもある
テストセンターではどんな順でどんな問題が出るかわからないとはいえ、ほとんどの問題が問題集で見たことのあるような内容であることは間違いありません。
といっても、時々「最後の方に、見たことのない形式の難しい問題が出た」という目撃情報があります。
これは、稀に回答が早い受検者だけがたどり着く問題だと言われています。
万全の対策で臨んだにも関わらず、終盤に知らない問題が出てきた場合も、焦らずに落ち着いて取り組みましょう。
こう言ったレアケースでも、事前にしっかりと対策していれば、冷静でいられますよ。
【4】性格検査で嘘をつくべからず
最後の最後に性格検査について少し触れておきます。
対策サイトの中には「企業が求める人物像を想像しながら回答」などという意見もありますが、やはり正直に回答することが一番です。
性格検査の中には、ひっかけ問題や、同じような質問を角度を変えて繰り返し矛盾がないかを探るものがあります。
もし、自分を偽って回答した場合、こう言った問題にひっかかりマイナス評価を受けてしまう可能性がありますし、たとえ入社できても環境が合わず苦労する羽目になるかもしれません。
今後、結果を使い回すのであればなおさら、本心で答えることがおすすめです。
万全の対策をした上で敢えてゼロベースで臨むのがおすすめ
テストセンターでは、慣れない環境で初めて見る形式の問題を解くことになる方がほとんどで、その中で対策しているかしていないかは結果に大きく影響します。
その対策は、勉強面だけではなくシステムや会場についての知識も含まれます。
特に、回答中は1問あたりの時間が非常にシビアなので正確に速く解けるように意識することが大切です。
とはいえ、ここまで万全の対策をしても、当日どんな会場でどんな問題が飛び出して来るかはわかりません。
「しっかり対策をした!」という自信を持ちつつも、「何が起こるかわからないけど、どんな状況にも動じないぞ!」というゼロベースの気持ちで臨むことが成功の秘訣です!
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