
就活が本格化するなか、「出遅れたかもしれない」と不安を感じていませんか?焦るほど何から手をつければいいかわからなくなるので、まずは自分の現状を理解することが大切です。
本記事では、就活に出遅れたときの7つの挽回方法や月別にやるべきこと、心を軽くする考え方まで解説します。
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(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年4月時点)
就活の「出遅れ」はいつから?
内閣府の2024年度調査によると、内々定を最初に得た時期でもっとも多かったのは4月でした。また、6月末までに約9割の学生が最初の内々定を獲得しています。こうした傾向から見ると、7月以降に就活をスタートする場合は出遅れていると言えるでしょう。

しかし、「出遅れ=もう終わり」というわけではありません。夏採用や秋採用、通年採用に力を入れている企業も少なくないため、今からでも巻き返すチャンスは十分にあります。大切なのは現状を正しく受け止めて、次の一歩を踏み出すことです。
とくにベンチャー企業や外資系企業は秋採用を実施する傾向にあります。こちらの記事で詳しく説明していますので、あわせてご一読ください。
就活生が出遅れを挽回する7つのポイント
就活が出遅れて焦りを感じている方も、今からの行動次第で十分に巻き返せます。ここでは、就活の出遅れを挽回する7つの対策を紹介します。
- 出遅れの状況を知って必要な行動を洗い出す
- 他己分析で自己理解を深める
- OB・OG訪問で社会人から企業情報を得る
- 複数の会社の選考を並行して受ける
- ESは必ず第三者に添削してもらう
- 模擬面接を受けて本番に強くなる
- オファー型サービスを活用する
ポイント1:出遅れの状況を知って必要な行動を洗い出す
就活で出遅れたと感じたときは、まず自分の状況を冷静に分析することが第一歩です。「なぜ出遅れたのか」「どこでつまずいているのか」を客観的に把握できれば、改善すべき行動が明確になります。
以下はよくある状況とその対策例です。
| 出遅れの状況 | 対策の例 |
|---|---|
| ESで落ちることが多い | 自己PRやガクチカの内容を改善する |
| 面接で落ちることが多い | 企業研究で理解を深め、求める人物像を意識して対策する |
| 就活を本格的に始めていない | まずは自己分析や業界研究から始める |
自分の状況を具体的に分類することで、次にやるべきアクションが自然と見えてきます。出遅れを感じている時期こそ、必要な行動に絞って効率よく動きましょう。
そもそも就活のやる気が出ない方向けに、下記の記事で原因を解説しています。納得のいく就活にするためにも、ぜひ一度ご覧ください。
ポイント2:他己分析で自己理解を深める
就活で自分を効果的にアピールするには、自己理解が不可欠です。しかし、自己分析を1人で行うと客観性に欠けるため、偏った評価になるケースもあります。
そこで有効なのが、第三者の視点を取り入れる他己分析です。
信頼できる友人・家族・先輩などに、次のように質問してみましょう。
- 第一印象と現在のギャップは?
- 印象に残っているエピソードは?
- 何をしているときが一番輝いている?
アルバイトでの接客姿勢やサークルでの調整力など、思いがけない強みを発見しやすくなります。客観的な強みをES(エントリーシート)や面接で活かせれば、説得力のある自己PRが可能です。
なお、他己分析を依頼する際は、相手が具体的に答えられる質問を用意しましょう。
もし身近な人に聞きにくい場合は、OfferBoxの適性診断「AnalyzeU+」がおすすめです。約100万人のデータをもとに、あなたの性格特性や向いている職種を可視化してくれます。無料で利用できるので、自己分析に行き詰まったらぜひ活用してみてください。
ポイント3:OB・OG訪問で社会人から企業情報を得る
OB・OG訪問は、出遅れた就活生にとって大きな情報源となります。企業の公式情報や口コミでは得られない、「働いている人の本音」や「選考時の雰囲気」を直接聞ける貴重な機会です。
たとえば、OB・OGから「この会社は自主性を重視している」と聞いたら、それに合った経験をESや面接で語れるようにしましょう。また、実際に働いている人の価値観に触れることで、自分との相性を見極める判断材料にもなります。
訪問前にあらかじめ質問リストをメールで送っておくと、OB・OGも適切な回答を準備しやすくなります。質問は多すぎると相手の負担になるため、5〜7つほどにまとめるのがおすすめです。
OB・OG訪問の探し方には、主に8つの方法があります。こちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント4:複数の会社の選考を並行して受ける
出遅れた就活生が効率よく内定を目指すには、複数社の選考を並行して受けることが重要です。1社ずつ進めると、不採用時に次の行動をとるまで時間がかかり、就活全体が長引いてしまいかねません。
3〜5社の選考を並行して進めることで、下記のようなメリットがあります。
- 面接経験が積めて、実力アップにつながる
- 複数の企業を比較しながら、志望度を整理できる
- 1社落ちても、他社が進んでいれば精神的ダメージが少ない
ただし、スケジュール管理が雑になると、面接日を間違えるなどのリスクもあります。各企業の面接日程や結果待ちなどのステータスを、スマホのカレンダーアプリや手帳で見える化しておきましょう。
ポイント5:ESは必ず第三者に添削してもらう
ESは就活における最初の関門です。自分ではうまく書けたと思っていても、読み手に伝わりにくい文章や論理のズレが含まれているケースはよくあります。だからこそ、必ず第三者の添削を受けることが重要です。
大学のキャリアセンター職員や内定を獲得した先輩などに、以下の観点から見てもらいましょう。
- 自己PRや志望動機に一貫性があるか
- エピソードが具体的で、説得力があるか
- 応募先企業の求める人物像に合っているか
- 誤字脱字や回りくどい表現がないか
1人では気づけなかった改善点を指摘してもらうと、ESの完成度が上がり、書類通過率も高まります。添削依頼に不安がある場合は、ES添削サービスや就活エージェントを活用するのもおすすめです。
以下の動画では、実際にESを添削してもらう就活生を紹介しています。
ポイント6:模擬面接を受けて本番に強くなる
「面接に苦手意識がある」「就活に出遅れて自信がない」と悩む学生ほど、模擬面接を通して練習しましょう。本番で緊張して頭が真っ白になるのを防ぐには、あらかじめ「聞かれる可能性が高い質問」に対する答えを準備し、実践的な練習を重ねることが必須です。
模擬面接を受ける際は、以下の点を意識してみてください。
- 自己紹介・志望動機・ガクチカなどよく出る質問の回答を準備する
- 本番と同じ服装・表情で臨む
- 面接官からのフィードバックを素直に受け入れ、改善する
大学のキャリアセンターや、模擬面接が可能な就活エージェントを活用しましょう。プロの視点から改善点を指摘してもらえるので、面接力を効率的に高められます。
あらかじめ面接でよく聞かれる質問を知っておきたい方は、下記の記事をご覧ください。
ポイント7:オファー型就活サービスを活用する
就活に出遅れたと感じている方には、オファー型(逆求人型)就活サービスの活用がおすすめです。オファー型就活サービスとは、登録したプロフィールを見た企業からスカウトが届く仕組みのサイトやアプリです。
このサービスを活用すると次のようなメリットがあり、出遅れをカバーしやすくなります。
- 自分で一から企業を探す必要がない
- ESなど一部の選考書類選考をスキップして面接に進める場合もある
- 今まで知らなかった優良企業と出会えるチャンスがある
弊社(株式会社i-plug)の調査では、就職活動時の情報収集方法としてスカウト型が2番目でした。多くの就活生がオファー型サービスを利用していることがわかります。

どのサービスを選べばいいか迷っている場合は、「OfferBox」を活用してみましょう。
OfferBoxはプロフィールの入力率を80%以上にするだけで、平均41件のオファーを受け取れる(※)というデータがあります。
企業側があなたに興味を持った状態から選考が始まるため、より入社後のミスマッチを無くせたり、企業の選択肢が増える分内定を得やすく、就活に出遅れたと感じている人でも、ここから遅れを挽回するチャンスがあるかもしれません。
※ OfferBox2023年卒利用実績データより
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【月別】就活に出遅れたらやるべきこと
就活の出遅れを感じるときこそ、「今、自分が何をすべきか」を月ごとに整理して動くことが重要です。出遅れた時期別におすすめの行動プランを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 大学3年の3月から就活をスタートする場合|行動計画を立てて実践する
- 大学4年の4月から就活をスタートする場合|1日でも早く企業と接点を持つ
- 大学4年の6月から就活をスタートする場合|とにかく場数を踏む
- 大学4年の7月から就活をスタートする場合|企業との相性を優先する
大学3年の3月から就活をスタートする場合|行動計画を立てて実践する
3月は企業説明会がピークを迎える時期であり、就活の本格的なスタートラインです。出遅れを感じていても、計画的に行動すれば十分に内定は狙えます。
ただし、焦ってやみくもに動くのは逆効果です。まずは、以下のように週単位でスケジュールを立てて、タスクを着実に進めましょう。
【スケジュールの具体例】
| 日程 | やるべきこと |
|---|---|
| ~3/15まで | ・プレエントリーする ・ESや必要書類を作成する ・適性検査の対策をする |
| ~3/31まで | ・会社説明会を受ける ・気になる企業を絞り込んで応募する |
スケジュールを週単位で立てておけば、情報収集や書類作成、応募までを効率よく進められます。SPIなどの筆記試験対策もこの時期に始めておくと、通過率が上がるでしょう。
上記と並行して、活用したいのがオファー型就活サービスです。
毎回会社ごとに、説明会への参加や企業研究、ES作成などは大変な労力がかかります。
オファー型ならあなたのプロフィールに興味を持った企業側からアプローチしてもらえるため、毎回企業ごとに応募する手間が省けるので、効率的に就活をスタートすることが可能です。
実際にOfferBoxを利用した学生は次のようについてコメントしています。

M.Tさん

Y.Mさん
「3月に絶対やるべきことを知りたい」という方は、こちらの動画もご覧ください。
また、下記の記事では、大学3年生がとるべき行動を月別に紹介しています。何から始めればいいかわからない3年生の方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学4年の4月から就活をスタートする場合|1日でも早く企業と接点を持つ
4~6月は選考が本格化し、書類選考や一次面接が進んでいる学生が多い時期です。だからこそ出遅れたら、考えるよりまず動く姿勢が欠かせません。今からでもチャンスは十分あるので、まずは企業との接点を早く持ちましょう。
下記が4月にとるべき行動の一例です。
- 興味のある業界を3~5つに絞り込み、オンライン・対面問わず説明会に参加する
- キャリアセンターや就活エージェントを活用し、選考対策や企業紹介を受ける
就活エージェントを併用すると、キャリアアドバイザーから自分に合った企業の紹介やES添削、面接対策などの支援も受けられます。
また、複数社の選考が進む時期なので、アプリや手帳でスケジュールを見える化しておきましょう。
大学4年の6月から就活をスタートする場合|とにかく場数を踏む
6月は多くの学生が内定を得る一方で、企業側も再募集や秋採用に向けて動き出す時期です。このタイミングでスタートするなら、数を打って経験を積むことが何より重要です。
短期間で多くの経験を積みながら以下を実践すれば、結果につながるでしょう。
- 10~20社にエントリーし、多くの説明会・選考を受ける
- 毎回の面接で失敗をメモし、次の面接に向けて改善する
- オファー型就活サービスに登録してスカウトを受ける
面接でうまく答えられなかった質問があればメモしておき、次の面接までに回答を練っておきましょう。また、オファー型就活サービスでスカウトが届いたら、興味が持てる企業にスピーディーに返答して、選考につなげることもポイントです。
大学4年の7月から就活をスタートする場合|企業との相性を優先する
7月以降は夏採用や通年採用、第二新卒枠を利用する企業が中心となります。学生の数が少なくなる分、相性重視の採用が増える傾向にあるため、自分に合った企業を見極める視点が重要です。
以下のポイントを意識して行動しましょう。
- 地方企業やスタートアップも視野に入れ、企業理念や社風と自分の価値観が合うかを重視する
- 「できること・求められていること」を軸に志望動機を練る
- 毎回の面接で改善点を振り返り、次に活かす
「自分のやりたいこと」に固執せず「自分にできること」に焦点を当てると、現実的で説得力のある志望動機を作りやすくなります。地道に改善しつつ、自分に合った企業との出会いを大切にして挽回を目指しましょう。
就活に出遅れて不安な人へ|心が軽くなる3つの考え方
就活の出遅れに焦りや不安を感じている場合、心の持ち方を少し変えるだけで気持ちが軽くなります。就活中の不安を和らげる3つの考え方を紹介しますので、順番に見ていきましょう。
- 選考に落ち続けても諦めない
- 他の就活生と比べず「今の自分」に集中する
- 1人で抱え込まずに周りやサービスに頼る
考え方1:選考に落ち続けても諦めない
何社も不採用が続くと、「自分には価値がないのでは」「このまま内定が取れなかったらどうしよう」と不安になるのは自然です。
選考結果は能力だけではなく、企業との相性や募集時期といった縁によっても左右されます。企業ごとに求める人物像や価値観は異なるため、自分の強みを活かせる場所に出会うまで時間がかかるものです。
だからこそ、落ち込むのではなく「次こそは合う会社かもしれない」と考えて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。自分の可能性を信じて、行動と改善を続ける姿勢が大切です。
考え方2:他の就活生と比べず「今の自分」に集中する
SNSやオープンチャットは情報収集に便利なツールですが、比較対象が多いのでネガティブな気持ちになりやすいデメリットもあります。ほかの就活生の内定数や選考状況と自分を比べるほど、焦ってしまい本来の力を出せません。
就活は他人との競争ではなく、自分の将来について考えるための時間です。そのため、今の自分ができることに集中して、応募や対策を着実に進めていきましょう。そうすることで、結果的に納得のいく就職につながります。
下記の動画では、就活が楽になるマインドを紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
考え方3:1人で抱え込まずに周りやサービスに頼る
就活は情報収集・自己分析・ES作成・面接対策などやるべきことが多く、初めての経験ばかりです。1人ですべてを抱え込むとどうしても視野が狭くなり、不安やストレスを溜め込みかねません。
大学のキャリアセンターやOB・OG訪問などを活用すれば、客観的なフィードバックやアドバイスが得られます。他人の視点を通じて、自分では気づけなかった改善点や強みを発見できるため、出遅れても逆転しやすくなるでしょう。
「頼ること=甘え」ではなく、効率よく結果を出すための戦略です。自分に合ったサポートをうまく使って、精神的な負担を減らしながら就活を進めていきましょう。
まとめ
就活に出遅れて「もう間に合わないのでは」と不安を感じている方もいるでしょう。しかし、就活は何月から始めても行動次第で巻き返せます。重要なのは、今の自分の状況を正しく把握し、的確な行動を積み重ねていくことです。
本記事では、出遅れを挽回する7つのポイントと、出遅れた月別にやるべき行動を紹介しました。1つでも実践すれば、確実に状況は変わっていきます。必要に応じてオファー型サービスやキャリアセンターも活用し、自分と相性のいい企業に出会えるようにしましょう。
就活の出遅れを取り戻したい学生には、オファー型就活サービス「OfferBox」の利用もおすすめです。
企業はあなたに興味があって、オファーを送るため、通常の選考フローとは異なる特別選考の案内をもらえることがあります。
例えば、ES提出が免除されていきなり面接から始まったり、選考ステップが短縮されたりするケースが多々あります。
通常の応募では書類選考で落とされてしまう可能性がある企業でも、オファー経由であれば面接まで進める可能性が高くなることもあります。
