最終面接の合格フラグ、不合格フラグを面接官の様子から判断する!

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最終面接まで行ったらあとは「意思確認」だけだから大丈夫!なんて話も聞いたことがありますが、実際先輩学生の話を聞いてみると、悲しいかな、最終面接で落ちてしまうことは誰にでも起こり得ます。
では、面接官のどんな態度が、OKサインなのか?NGサインなのか?誰しもが気になる最終面接の様子を紐解いてみましょう。

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目次

そもそも最終面接とは何なのか?

最終面接とは言葉通り「内定までの最終段階」。大抵の企業は役員、場合によっては執行役員・社長が面接を行い、本当にその学生が企業に合うかどうかを見定める場と言っても過言ではありません。
しかも、最終面談まで残った学生は皆あなた同様「優秀」なんです。ただ…企業も採用計画があるので、全員採用したくてもすることができない。つまり、選考要素は確実にあるのです。
だからこそ、気を抜くことなく十分な下調べや準備を行った上で最終面接にのぞむ必要があります。

最終面接の対策は、こちらのコラムを参考にしてください。
現役人事が伝授!新卒最終面接で聞かれること・心構え・向き合い方【30の質問例・逆質問例付】

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先輩の実体験。最終面接の合格・不合格フラグとは?

では最終面接を経験したOfferBoxユーザーに、どんな会話が最終面接の場で行われ、どんな時に「内定をもらえたのか」「内定がもらえなかったのか」を実際に聞いてみました!

 

内定をもらえたケース

内定をもらえたケースの共通点と、具体例を紹介していきます。
今回のインタビューから分かったことは、

  • 「入社後」の具体的な話があるかどうか
  • 穏やかな雰囲気のもと最終面接が行われたか
  • 早めの内定連絡

が、最終面接から判断できる「内定をもらえるかどうか」の分かれ道だということ。

驚くことに、今回インタビューを行った全員がなんと、面接中からある程度の「手ごたえ」を感じていたそうです。

「内定をもらえた際の面接では、手ごたえを感じていましたか?」

では、実際にどのような点から手ごたえを感じていたのでしょうか。

・良いフィードバックをくれたり、一緒に働くことにポジティブな意見を言われた

・入社後の具体的な話をしていただいたり、自分の回答に大きく頷いてくれた

・終わりの言葉が「また連絡します〜」みたいな軽い感じだったのと、会話の内容が込み入った話だったり、入社後なにをするか、したいかといった具体的な話だったりした

・面接で雑談が混じっていたり、笑っていたりした

・業界の話しかせず、これでどう判断するのだろうと思ったので、おそらくもう合格なんだろうと思った

・うちは内定出そうと思っているけど、来てくれるなら出すよみたいな感じだったから

・深く掘らない上っ面な話が多かったから(もう怪しんでないんだろうなと思った)

・自分の考えや意見に自社のことを絡めて共感してくれる、入社後の具体的な話をしてくれたから

・入社後の具体的な段取り、勤務先(国)の詳細な情報を共有をされたから

・「〇〇さんが君のことを欲しがっているという話を聞いた」と言われたから

・給料の具体的な交渉をされたから

・最終面接の内容が薄かったから(良くも悪くも)

・面接官などの態度やメンターの態度が良い意味で急激に変わったから

 

「内定の連絡は最終面接後どれくらいで来ましたか?」

やはり、内定をもらえたケースは最終面接と感じないくらい穏やかな雰囲気であったり、内定通知までの時間が短いということが大きな特徴なようですね。

 

最終面接で落ちてしまったケース

今回のインタビューから分かったことは、

  • 雰囲気が悪い
  • 変な緊張感を感じた
  • 否定的な回答が多い

こんな様子だと、最終面接で落ちてしまうことが多いようです。
しかも、ほとんどの学生が手ごたえを感じていなかったという回答。

「内定をもらえなかった際の面接では、手ごたえを感じていましたか?」

 

では、受からなかった時はどんな面接がおこなわれ、どう感じていたのでしょうか。

・部屋に入った瞬間に面白くない空気だった。そのせいで変な緊張感の中で話すことを強いられた

・雰囲気が悪く、企業理念に共感していたはずなのに一時的に考えが変わってしまっていて、理念と真逆のことを話していた

・最終面接官であった社長と気が合わず、自分からこの企業は合わないなと思ったので落としてくれてありがとう、断る手間が省けたという感じだった

・最終面接で社長とその他役員2、3名の前で自分で考えた新規事業のプレゼンをしたが、社長には合わなかったので、途中から社長が聞く気がなかったので落ちたと思った。役員の1名は賛同してくれて、社長と役員の間で方向性がバラバラで採用要件が共通ではなかった

・心ここにあらずで、こちらの話を聞いていない

・掘った挙句、最後諦めたように終わったため

・自分の考えに対して否定的な回答をしてくる。「俺も若い頃そうだったけど、実際そうもいかないよね(笑)」など。面接官の相槌やレスポンスがほぼない

・理念と性格診断テストの結果がそぐわないと言われた

 

最終面接官の態度や不穏な空気感が、総じて最終面接から判断できる落ちてしまう大きな特徴なようですね。

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最終面接で合格だったパターンのフラグまとめ

上記の先輩の実体験以外にも、どんな合格フラグがあるのでしょうか?

フラグと言っても、「こうだったから確実に合格」というわけではありませんので、
最終面接を終えて、結果を待つ間に気持ちを落ち着けるための参考程度に見てみてください。

合格のフラグ①:自分の意見に共感してくれる

最終面接では、自社とその学生が本当にマッチしているかの最終確認をおこなう場です。
役員や経営者といった、企業のトップに近い人が担当するのも、それらの人が企業の方針や風土、キャラクターを最も理解していたり、もしくはその人自身が体現しているためです。

ですので、そうした面接担当者が自分に共感してくれるということは、「自社と相性がいい」と感じてくれている可能性が高いということです。

就活の軸や、将来のビジョンといった、考え方に対して共感してもらえたら、企業との相性は良さそうと考えられます。

そうした箇所以外にも、「どんなサークルに入っていたか」や趣味といった、好きなことに対する共感を得られた場合も、カルチャーフィットしていると判断してもらえている可能性が高いです。

先輩の体験談で、合格した最終面接は「穏やかな雰囲気」だった、ともありましたが、合う人どうしであれば話が弾みやすいものです。

【合格フラグ具体例:自分の意見に共感してくれる】

  • 学生時代頑張った取り組みを評価してくれる
  • 志望理由に共感してくれる
  • 強みや得意なことに共感してくれる
  • 将来やりたいことに「いいね」と行ってくれる
  • 自分の考え方に共感してくれる
  • 就活の軸に共感してくれる
  • サークル活動や部活などに対して「社内でも経験者がいる」といった話が出る
  • 趣味に対し「社内でもやっている人がいる」といった話が出る
  • 話が盛り上がって、面接時間がオーバーする

合格のフラグ②:他社の選考状況についてヒアリングしてくる

2つ目の合格フラグは、他社の選考状況を詳しくヒアリングされたかです。
当たり前ですが、企業は、内定を出したい学生を他社に取られたくありません。

また同時に、新卒採用数は採用計画の中でしっかりと決まっているため、内定を出す数自体をシビアに決めている企業は多いです。

ですので、内定を出すからには、できるだけ入社してほしいというのが企業の本音なのです。

そうした理由から、他社の選考状況について、想定以上に深く聞かれた場合、合格可能性は高いと考えられます。

【合格フラグ具体例:他社の選考状況についてヒアリングしてくる自分の意見に共感してくれる】

  • 他にどんな企業を選考中か確認される
  • 他社の選考の進み具合を確認される
  • 他社の選考の具体的な日にちを確認される
  • 内定を出した場合、いつまでに返事をくれるか確認される
  • 現在の率直な志望順位を確認される
  • 選考中の他社の具体的な条件(職種など)を確認される
  • 自社と他社を、どこで比較しているか確認される

注意すべきなのは、こうした質問にはっきりと答えられないと、内定が出た時のことを具体的に考えていない=自社に対して志望度が高くないと捉えられ、不合格に繋がってしまう可能性があることです。

最終面接は、企業にとっても、学生を判断できる最後の場です。いかにそれまでの選考評価が高くても、100%通過する面接はありません。
質問に対する対策は怠らないようにしましょう。

他社の選考状況を聞かれたときの回答の仕方は、こちらのコラムも参考にしてみてください。
就活面接で「他社の選考状況は?」と聞かれた時の企業の意図は?企業名は言うべき?答え方も徹底解説!

合格のフラグ③:入社後について詳しく説明してくれる

3つ目の合格フラグは、入社後について詳しく説明されたかです。

「内定を出すからには、できるだけ入社してほしい」というのが企業の本音と、先にお伝えしましたが、面接担当者は入社して欲しい学生には、最終面接の場で、最後のアピールを行いたいと考えています。

そのため、入社後の仕事内容や、働き方などを話し、具体的な働くイメージを持ってもらおうとします。

企業のビジョンや将来性に強く共感している学生に対しては、今後の事業展開など、少し先の未来の話もあるかもしれません。

【合格フラグ具体例:入社後について詳しく説明してくれる】

  • 配属先の仕事内容を具体的に説明される
  • 配属先のチームについて具体的に説明される(どんな人がいるかなど)
  • 具体的な働き方について説明される
  • 今後の具体的な事業戦略について説明される
  • 会社の目指す方向性について説明される
  • 面接全体を通して、採用担当者側からの説明が多い
  • 「あなたに期待していること」を伝えられる

ただし、注意点としては、本当に自社の仕事ができそうか?を確認されている可能性もあります。
仕事の大変な部分などを伝え、リアクションを見て、仕事への覚悟を判断しているケースもあります。

仕事内容については、最終面接前にしっかりと情報収集しておき、本当にその仕事をしたいか、覚悟を持って面接にのぞみましょう。
そうすることで、説明を受けた時にも戸惑わず、堂々とふるまえるはずです。

入社後にしたいことを聞かれた時の回答方法については、こちらのコラムも参考にしてください。
入社後にしたいことの回答方法【例文あり】就活で聞かれる理由も解説

合格のフラグ④:「結果は電話でご連絡します」と言われる

4つ目の合格フラグは、「結果は電話でご連絡します」と言われたかです。

採用担当は非常に多忙なケースが多いため、面接に関する連絡は、基本的にメールや採用サイトのマイページといった、テキストベースで行われます。

しかし、内定を伝える連絡に関しては、電話で伝えるケースが多いです。
その理由は、

  • 内定を伝えた時の学生のリアクションを知りたいから
  • できれば、その場ですぐに返事が欲しいから
  • 内定承諾をしてもらった場合、必要書類などの案内がすぐにできるから
  • などです。

    そのため、もし採用担当者が「結果は電話でご連絡します」と断言した場合、内定の可能性は高いと考えられます。

    しかし、こちらもまた100%ではありません。
    企業によっては、最終面接まで参加してくれた学生全員に対し、誠意をもって対応するために電話連絡をしているケースもあります。

    こちらもあくまで参考程度に考えるようにしてください。

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    最終面接で落ちるパターンのフラグまとめ

    続いて、最終面接で落ちる場合によく見られるパターンを紹介します。
    合格フラグと同様、「こうだったから確実に不合格」というわけではありませんので、参考程度に見てみてください。

    最終面接で落ちるフラグ①:自分の意見に対しての反応がうすい

    1つ目の落ちるフラグは、自分の意見に対しての反応がそっけない場合です。

    「そっけない」と言っても、態度が冷たいというわけではなく、自分の意見に対して腑に落ちていないようだったり、質問を返されたりしないケースを指します。

    【落ちるフラグ具体例:自分の意見に対しての反応がそっけない】

    • 質問に回答した後、話を深掘りされない
    • 回答している最中に、あまり頷いてくれない
    • 腑に落ちていない表情・仕草が多い
    • 自分の意見に対して、否定的な感想を言われる

    これは、自分の回答が的外れ、もしくは不十分であることが理由の大半を占めます。

    最終面接を担当する役員や社長は、「最終面接まで進んできたのだから、きちんと受け答えできる学生のはずだ」と想定しています。

    それに対し、ガクチカ志望理由といった基本的な質問に対して、適切な回答ができないと、上記のようなそっけない反応をされてしまうのも無理はないと言えます。

    「最終面接は形式だけだから」と、面接の準備が十分にできていないと、こうした失敗をしてしまいがちです。
    これまでの面接と同様に、しっかりと受け答えの練習をした上で挑みましょう。

    最終面接で落ちるフラグ②:予定より面接時間が短い

    2つ目の落ちるフラグは、予定より面接時間が短い場合です。

    合格フラグでお伝えしましたが、採用担当者は入社して欲しい学生には、最終面接の場で、最後のアピールを行いたいと考えています。

    そのため、心の中で内定を出した学生に対しては、話を深堀りしたり、別の話をしたりして、入社意欲を上げようと、採用担当者は考えます。
    面接が予定の時間よりだいぶ早く切り上がってしまった場合は、そうした必要がないと考えている可能性があります。

    【落ちるフラグ具体例:予定より面接時間が短い】

    • 予定の時間の8割にも満たずに面接が終わってしまった
    • 質問数が少ない
    • 回答に対しての深掘りが少ない

    ただし、面接時間が短いことも、100%不合格ということには繋がりません。
    中には「もう十分話が聞けたし、内定を出して問題ない」という理由で、面接を早めに終了する企業もあります。

    最終面接で落ちるフラグ③:就活相談の時間が長い

    3つ目の落ちるフラグは、就活相談の時間が長い場合です。

    就活相談に親身になってくれていると、合格可能性が高いようにも感じますが、実際は落ちるフラグである可能性の方が高いようです。

    特に、就活相談の中でも「どうしたら選考に通過するか」といった相談である場合は、落ちるフラグである可能性が高いです。

    なぜなら、もしその企業の選考に通過しているのならば、指摘をする部分はそう多くないはずだからです。

    まして、最終面接の段階ですから、内定を出した学生には、自社に内定を決めて就活を終了して欲しいのが企業の本音です。
    就活相談よりも、先に述べたような、自社のアピールをしたいと考えるのが自然です。

    【落ちるフラグ具体例:就活相談の時間が長い】

    • 面接の受け答えのアドバイスをされる
    • 提出書類の内容の添削をされる
    • 10分以上、就活相談の時間がある

    ただし、今後のキャリアや、企業選びのポイントといった内容であれば、合格フラグである可能性もあります。

    この話題であれば、採用担当者は、自社の魅力をさりげなくアピールすることもできますし、自社とのマッチ度を改めて確認することもできます。

    就活相談の中でも、どんな部分で話が盛り上がったかが、フラグの分かれ目のようです。

    落ちるフラグ④:「結果はメールでご連絡します」と言われる

    4つ目の落ちるフラグは、「結果はメールでご連絡します」と言われたかです。

    合格フラグの場合、「結果は電話で…」とご紹介しましたが、その逆パターンです。
    その後の連絡事項がないため、メールで連絡を済ます企業は多いです。

    ただし、採用人数が多い企業など、合格の場合もメール連絡を先にする企業もあります。

    ここまで、最終面接の合格フラグ・落ちるフラグの具体例を紹介してきました。

    繰り返しになりますが、あくまで可能性の1つであり、「フラグに当てはまったから、絶対合格」もしくは「落ちた」ということはありません。
    参考程度に考えてください。

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    最終面接に合格する人の特徴

    ここからは、最終面接に合格するために、最終面接に通過しやすい人の特徴をご紹介していきます。

    合格する人の特徴①:結論ファーストで話をする

    これは全ての面接において共通していることですが、面接の回答はまず結論から伝えることが重要です。
    結論から話すことで、話の着地点が分かるため、聞き手は安心して耳を傾けることができます。

    まして、最終面接を担当するのは、役員や社長といった、会議を効率的に進めて物事を決めていかなければいけない立場の方達です。
    普段から、結論ファーストで話す習慣がついている方も多いため、冗長な話し方が大きな減点に繋がってしまう可能性もあります。

    結論ファーストで話すことがしっかりとできている学生は、最終面接の採用担当者ともスムーズにやりとりができるでしょう。

    今までの面接と同様、最終面接でも結論ファーストで話せるよう、準備をしておきましょう。

    合格する人の特徴②:会話のキャッチボールが適切にできる

    最終面接で合格する人の特徴の2つ目は、適切な会話のキャッチボールができることです。

    これも結論ファーストと同様に、全ての面接において言えることですが、面接は対話の姿勢でのぞむことがポイントです。

    面接は、「一緒に働きたいと思えるか」をお互いに判断する場です。

    質問に対して、的外れな回答が返ってきたり、コミュニケーションがどちらか一方的になってしまったりすると、「果たして今後、この人と一緒に働いていけそうか」と、採用担当者は不安になってしまいます。

    それに対し、質問に対しての回答の仕方や、一度に話す量など、適切な会話のキャッチボールができている学生であれば、採用担当者は、一緒に働いた時のイメージが持ちやすくなるでしょう。

    そのため、リラックスして、素直に会話を弾ませることができれば、合格につながりやすいと言えます。

    合格する人の特徴③:志望理由に納得感がある

    最終面接で合格する人の特徴の3つ目は、志望理由が深く納得できるものであることです。

    最終面接では、入社意欲の強さを見られているケースが多いです。

    基本的なスキルや素養は、一次面接や二次面接を中心に見られますので、最終面接まで進んでいるということは、その点はクリアしているということです。

    では、最終面接で何を見るかというと、入社の意欲や企業との相性といった「長く活躍してくれそうか」を判断できるポイントを確認するのです。

    特に志望理由は、学生の熱意を判断する1番のポイントです。

    合格する人の志望理由は、「同業他社ではなく、本当に自社に入りたいのだ」と、採用担当者を納得させられる内容になっています。

    その企業だけではなく、同業他社も企業研究した上で、志望理由をまとめておきましょう。

    合格する人の特徴④:企業の社風に合っている

    最終面接で合格する人の特徴の4つ目は、その企業の社風に合っていることです。

    前の項目で、最終面接では、入社の意欲や企業との相性といった「長く活躍してくれそうか」を判断できるポイントを確認するとお伝えしましたが、社風とのマッチもこれにあたります。

    最終面接を担当する役員や社長は、その企業の社風を色濃く体現しているケースが多いです。
    また多くの部下を見ていて、どんなタイプの社員が活躍できるかも知っています。

    合格する人は、そうした採用担当者や活躍している社員と共通点があったりするようです。

    正直、ここに関しては相性の要素も大きいため、100%準備したから合格できるというものでもありません。
    しかし、無理に自分を曲げて、自分に合わない社風に入ってしまうと、入社後辛い思いをしたり、早期離職に繋がったりしてしまう可能性もあります。

    最終面接への対策としては、リラックスして、普段の自分らしく面接に臨むことです。
    本来の自分を見てもらい、企業の社風に合っているか、最終面接の場で判断してもらいましょう。

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    最終面接に落ちる人の特徴

    続いて、最終面接に落ちやすい人の特徴をお伝えします。
    最終面接という場面だからこそ、失敗してしまいやすいポイントを中心に紹介します。
    落ちるフラグを回避するためにも、最終面接の準備に役立ててください。

    落ちる人の特徴①:これまでと整合性がない話をしてしまう

    最終面接に落ちる人の特徴の1つ目は、これまでの面接で話した内容と、整合性のない話をしてしまうことです。

    強みや志望理由といった基本的な質問は、一次面接、二次面接と同様に最終面接でも聞かれることが多いです。
    そうした質問に対し、今までの面接と相反するような内容をアピールしたり、全く異なる志望理由を伝えてしまうと、最終面接で落ちるリスクが高くなります。

    なぜなら、最終面接では、今までの面接での回答の受け答えや評価が申し送り事項として、採用担当者に事前に渡されているケースが多いため、今までと相反するような回答をしていることが採用担当者にはすぐわかってしまうからです。

    もちろん、選考の過程でアピールしたいポイントや、志望理由が変わること自体は問題ありません。
    話を聞く中で、今まで知らなかったその企業の魅力を知ることもあるでしょうし、自分の能力をより活かせる場面を発見することもあるでしょう。

    ですので、もし今までと異なるアピールをする場合は、「今まではこう思っていたけれど、前回の面接の話を踏まえて、今はさらにこうも思っている」と、これまでのアピールしてきたことの追加として、伝えるようにしましょう。

    この前提を伝えていないと、「これまでの面接と言っていることが違う=面接対策をしっかりしてきていない=自社の志望度が高くない」と、悪いイメージを持たれてしまい、最終面接で落ちてしまうリスクが高くなってしまいます。

    落ちる人の特徴②:緊張しすぎてうまく話せない

    最終面接に落ちる人の特徴の2つ目は、緊張でうまく話せなくなってしまうことです。

    最終面接では、役員や社長といった役職が担当するため、一般的に、それまでの選考よりも、年齢が上の方が採用担当者になります。

    また企業によっては、複数の役員で最終面接を実施するケースもあり、採用担当者が多い企業ですと、コの字型の机に囲まれるように、最終面接を受ける…ということもあります。

    そうした最終面接の場は、緊張しない方が難しいかもしれませんが、緊張のあまり頭が真っ白になってうまく話せなくなってしまうと、良い結果には繋がりません。

    緊張しないためには、何よりも事前の準備が重要です。
    友人や家族など、実際の人を相手にして面接の練習をしたりして、プレッシャーに慣れておきましょう。

    また、最終面接にはどんな人が出てくるのかなど、事前に情報を得ておくのも、心構えができるので有効です。
    最終面接の日程調整連絡の際などに、人事の方に聞いてみるのがおすすめです。

    落ちる人の特徴③:逆質問の準備がしっかりとできていない

    最終面接に落ちる人の特徴の3つ目は、企業に対する逆質問の準備が不十分であることです。
    「最終面接は確認だけだから」と油断しがちな人に起きがちな失敗です。

    最終面接の逆質問は、企業が内定者面談などを実施しない限り、企業に直接疑問をぶつけられる最後のタイミングになります。
    そのため、「入社を真剣に検討している企業であれば、知りたいこともたくさんあるはず」と最終面接の担当者は考えています。

    ですので、逆質問がほとんど出てこないと「自社に対して入社する意欲が低いのでは」と思われてしまいます。

    もしかすると、これまでの選考の過程で、入社するかを判断するために聞きたいことは十分に聞けている状態かもしれません。
    そんな時は、その採用担当者だからこそ聞ける質問をぶつけてみましょう。

    役員や社長といった役職の方に会える機会は滅多にありません。
    企業の長期的なビジョンや、業界の課題といった、視座の高い質問をしてみましょう。

    逆質問の具体例は、こちらの記事も参考にしてみてください。

    新卒の面接で逆質問をチャンスにするポイント【質問例付き】

    落ちる人の特徴④:失礼と捉えられる発言・態度をしてしまう

    最終面接に落ちる人の特徴の4つ目は、失礼と捉えられる発言や態度をとってしまうことです。
    こちらも、最終面接に油断しがちな人に起きがちな失敗です。

    「どうしたらうちに来てくれる?」など、合格フラグのような質問をされると、「これはもう合格しているのかな?」と、つい、気持ちが緩んでしまうこともあります。

    しかし、あくまで最終面接は選考です。
    既に内定を取った気持ちになってしまい、言葉遣いや姿勢など、マナーが崩れてしまっては、いかにそれまでの評価が高くても、不合格に繋がりかねません。

    最終面接がどんな展開になったとしても、ビジネスマナー、相手に対する敬意を忘れずに、最後まで緊張感を持って挑みましょう。

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    「最終面接は落ちたかも…」と思ったら

    ここまで記事を読み進めて「最終面接に落ちたかもしれない」と思われ、気持ちが沈んでしまう方もいるかもしれません。
    そう感じてしまった場合に、次にやるべきことをご紹介します。

    やるべき行動①:まずは気持ちを切り替える

    まずやるべきことは、思い切って気持ちを切り替えることです。悩んでも結果が変わらないことに対して、いつまでも気を揉んでいても仕方がありません。

    これから先の就活を考えるためにも、まずは気持ちをフラットな状態に戻しましょう。スポーツや読書など、気分転換できることをするのがおすすめです。

    どうしても頭が就活でいっぱいになってしまった時のリフレッシュ方法については、こちらの記事でも紹介しています。

    就活に疲れたときの処方箋 〜自信を取り戻すためにできること〜

    また、全力でやりきった結果が不合格だったとしても、「社風との相性が合っていない」などが原因の可能性もあります。
    「ミスマッチの可能性を、企業側が潰してくれたんだ」と前向きに捉えましょう。

    やるべき行動②:最終面接の失敗を冷静に分析する

    気持ちが落ち着いたらやるべきことは、他社の最終面接対策です。同じ失敗を繰り返さないためにも、しっかりと振り返り、次に向けての準備をしましょう。

    具体的には下記のような内容を振り返り、対策しましょう

    • 前回の最終面接でできなかったこと
    • 本来もっと伝えたかったこと
    • 失敗したと感じたこと
    • 上記の理由(なぜできなかった?など)
    • 次うまくいくためにやるべきこと

    最終面接の準備に関しては、こちらの記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    現役人事が伝授!新卒最終面接で聞かれること・心構え・向き合い方【30の質問例・逆質問例付】

    まとめ

    この記事では、最終面接の合格フラグ、不合格フラグについて解説しました。
    誰しもが内定をもらう前に経験する最終面接。
    インタビューに協力してくれた多くの学生が「内定をもらえない」経験をしたのち、最終的に運命の企業に出会えたようです。
    先輩の中には、
    「最終面接で落ちるということは、自分がそこで働いても幸せになれないということ。もっと合う企業があるんだろうと前向きに捉えるようにしていていました!」と言っていた方も多くいました。
    と言っても、やはりできることなら内定を勝ち得たいですよね。
    そのためにも今までに話した内容や、企業のことを再度調べるなど十分な用意をしたうえで、最終面接に望むようにしましょう!

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