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採用につなげるインターンシッププログラムの作り方とは?

インターンシップは、学生との早期接触手段として近年導入する企業が増加しています。学生の興味を喚起し、自社への志望度を高めてもらうためにインターンシップを活用する予定だけれど、「プログラムをどうやって作成するのか分からない」「情報は集まったがサクサクと設計できる方法はないか」と頭を悩ませている採用担当者もいらっしゃるでしょう。

本稿では、インターンシッププログラムを企画設計するにあたり、手順をステップごとに分かりやすく解説し、さらに設計するうえでの注意点を紹介します。本稿を参考に手際よく魅力あるインターンシップを設計してください。
 

|プログラムを作成する前に準備することは

いきなりプログラム本体の作成に着手していませんか?それはNGです。
本章では、実際にプログラムを作成する前に準備しておかなくてはならないことを紹介します。
 

○何のために実施するのか、目的を決める

目的もなくインターンシップを行うのは羅針盤を失った船と同じです。プログラムを設計・作成する前に、「インターンシップをなぜ実施するのか」その目的を明確に言語化しておきましょう。設計前に明確にするべき事項は以下の通りです。

①インターンシップ実施目的の明確化
「毎年実施しているから同じでいい」ではなく、改めて明確に言語化してみましょう。近年のインターンシップは、「採用につなげる」ことを目的としている企業が多くなっています。他社や学生の参加目的なども調べたうえで自社の設定をしましょう。

②インターンシップ実施目標の明確化
たとえば、「採用につなげる」ことを目的としている場合は、自社の事業計画に基づき、「今期は新卒社員を〇名採用する必要がある」など定量的な目標を意識して、具体的な数値設定をしましょう。

③求める人物像(採用ターゲット)の明確化
「地頭が良い人」「コミュニケーション力が高い人」といったざっくりした括りはNGです。「クライアントの要望をくみ取れる人」、「その場の状況判断が早い人」といった具体的なイメージを言語化し、求める人物像(採用ターゲット)を明確にしましょう。

プログラム作成の前に、この3つのポイントを押さえてから取りかかるといいでしょう。なお、「企業がどんな目的でインターンシップを実施しているのか」に関する調査結果はこちらの記事をご参考ください。

参考記事:学生の心をつかむ、魅力的なインターンシップの内容とはhttps://offerbox.jp/company/columns/22880.html
 

○開催時期別に実施内容を検討する

インターンシップは開催時期によって特徴があり、その時期に合わせて適切な内容を実施すれば高い効果を得られやすくなります。本項では時期ごとの特徴を紹介します。

①夏インターンシップ(7~9月)の特徴
学生が参加しやすい夏休み期間中を考慮して、この時期にインターンシップを行う企業が増えています。プログラムは「新事業の立案」「新商品企画・販促計画」など、じっくり取り組むものが主体で、期間も長期(数週間)となる特徴があります。その企業ならではの特徴をアピールできるプログラムを検討するとよいでしょう。

②秋インターンシップ(10~12月)の特徴
企業研究や志望先を選ぶために参加する学生が多い夏に比べ、秋は就活の本気度も増し、志望企業のインターンシップに参加する学生が多くなってきます。ゆえに、「志望度が高い学生」という認識と「この学生が当社に入ったら」というイメージを持ち、学生の能力を見極められるようなプログラムを検討するとよいでしょう。

③冬インターンシップ(1~3月)の特徴
広報(採用情報)解禁日の直近のタイミングで行われるインターンシップということで、学生の意欲はとても高いことが想定されています。自社への志望度がどれだけ高いのか? 自社で働くイメージを持ってもらい、「自分ならこうしたい、」「こんなキャリアを描きたい」など志望度が測れるプログラムを検討するとよいでしょう。

なお、「学生がどんな目的でインターンシップに参加しているのか」に関する調査結果はこちらの記事をご参考ください。

参考記事:学生の心をつかむ、魅力的なインターンシップの内容とはhttps://offerbox.jp/company/columns/22880.html
 

|インターンシッププログラムを作成しよう

 

○STEPに沿ってインターンシッププログラムを作成する

効果的なインターンシップにするための設計は以下の手順で進めるとよいでしょう。

STEP 1 目的・目標を定める
STEP 2 求める人物像(ターゲット)を設定する
STEP 3 自社のアピールポイント(強み・魅力)を整理する
STEP 4 形式・期間と内容(プログラム)を決める
STEP 5 関係者のスケジュールを調整する

STEP1 目的・目標を定める

まずは、インターンシップをなぜ行うのか、目的を明確に言語化しましょう。
いくら人気のある他社のインターンシップ内容を真似ても、自社の目的と異なっていれば狙った効果は得られません。企業によって目的は異なりますし、目的に合致させるためにプログラムも変わってきます。

例えば、下記のような目的が考えられます。

・自社に合った学生とコミュニケーションを図り、円滑に採用したい→選考目的
・多数の学生に自社を知ってもらいアピールしたい→母集団形成目的

また、目的が決まったら、数値目標に落とし込むようにしましょう。

STEP2 求める人物像(ターゲット)を設定する

次に、「どういった人材を採用したいか」ターゲットを決めましょう。「誰に向けたプログラムなのか」によってインターンシップの内容をそれに合わせる必要があります。ターゲットを決める際には、採用目的(事業の目標に連動する)から考えを出発させると、どんな人物を採用すべきか明確になります。

例えば、「採用目標:営業スタッフの強化で、○名採用する必要がある」とすると、ターゲットとなる人物像は、「営業としてパフォーマンスを発揮するタイプは、自社の営業で言えば○○さんのような人で、仕事に対して○○な点をやりがいに感じている」というような設定が考えられます。

STEP3 自社のアピールポイント(強み・魅力)を整理する

明確になったターゲットの学生に自社のどんな点が魅力に感じてもらえるのかを考えましょう。自社の強みを正確に伝えるために、あらかじめ自社のアピールポイントを整理しておくことが大切です。

企業の魅力・アピールポイントは次のような項目が挙げられます。

①理念・ビジョンへの共感
②戦略の将来性
③仕事・ミッションの醍醐味
④事業・商品の特徴と競争力
⑤会社風土への共感
⑥人材・人間環境の豊かさ
⑦職場環境・勤務場所の利便性
⑧制度・待遇の充実度

STEP4.形式・開催時期・期間と内容(プログラム)を決める

目的・目標およびターゲットとなる学生の属性や動向を考慮して、形式・開催時期・期間・内容を決めましょう。プログラムをつくるうえで重要なポイントは、すべての学生を対象としないことです。自社が採用したいと考える「求める人物像」となる学生の立場に立ち、その学生は何を知ったり・発見すると興味を持ち、志望するのかという視点で考えることが大切です。

STEP5.講師・トレーナーなど関係者のスケジュール調整

形式・期間、内容が決まったら、最後に関係者のスケジュール調整をします。中・長期の場合、一定期間学生の面倒を見ることになるので、受け入れ部署との綿密な調整が必要となります。

 

○形式の特徴からインターンシッププログラムを作成する

プログラムは、下図のように「形式」×「プログラム」×「期間」×「時期」の4つの軸の組合せで考えるとつくりやすいでしょう。

インターンプログラムの掛け合わせ例

組合せの例を紹介します。

①短期型インターンシップ
目的:母集団形成=多数の学生に自社を知ってもらいアピールしたい
形式:講義・レクチャー型/見学型
プログラム:業界理解促進、会社理解促進、就活支援
期間:短期(1日~2・3日)
時期:夏(7~9月)

講義・レクチャーによる自社PRが中心のインターンシップで、学生の業界・会社理解を促し自社認知を向上させます。日程が2~3日と余裕があれば、簡単な課題を与えグループワークを行うとより深い会社理解・志望度アップが期待できます。

②長期体験型インターンシップ
目的:選考=自社に合った学生とコミュニケーションを図り、円滑に採用したい
形式:実践/疑似体験型・プロジェクト型
プログラム:仕事理解促進、ビジネススキルアップ
期間:中期(1~3週間)、長期(1カ月以上)
時期:夏(7~9月)、秋(10~12月)

学生に実際の仕事を体験してもらい、就業イメージを醸成します。
 

|インターンシッププログラム作成における注意点

本章では、インターンシッププログラム作成における注意点をまとめました。作成前だけでなく、作成途中にも留意したい点を解説します。
 

○開催目的・目標、求める人物像に合致した内容になっているか再確認。

STEP1,STEP2で検討した開催目的などと合致したプログラムになっているのか、作成途中でも確認しつつ、進めてください。どこかでボタンの掛け違いが起こっていると、最初からやり直さなくてはならない場合もあります。
 

○誰に、何を、どのように伝えるか。

Who(誰に)、What(何を)、How(どのように)が整理され、誰が見ても分かるように書かれていないと、捉えどころのない企画になってしまいます。上記3項目は必須ですが、5W1Hまでもが網羅されていればパーフェクトといえます。また、前提として「実現可能か」という視点を踏まえて考えることも大切です。実現できなければ元も子もありません。
 

○学生が好むインターンシップ形式を知っておく

最後に、学生が参加したいインターンシップの形式とはどのようなものか、マイナビの調査から紹介します。

参加したいと思うインターンシップの形式

※出典)マイナビ2022年卒大学生-インターンシップ前の意識調査
https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/2206is_ver1.2.pdf

現場の社員に交じって業務を体験する「同行体験型」、現場を社員の説明で見学する「職場体験型」、業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」の上位3項目は、体験、疑似体験(ロールプレイング)、見学の違いはあっても、実際の業務を現場で経験する型式を望んでいる傾向が読み取れます。形式の選定時に参考にされるとよいでしょう。
 

|まとめ

本稿では、インターンシッププログラムを企画設計するにあたっての手順、および設計するうえでの注意点を解説してきました。

インターンシップはターゲットとする学生にマッチした特色のあるプログラムを行えば、学生に自社を強く印象づけ、後の選考志望度を高める効果があります。それゆえに印象づけるためには、しっかりとしたプログラム設計が必要となります。

今回ご紹介した手順や注意点を参考にしていただき、学生に価値のあるインターンシッププログラムを作成していただければと思います。


2021年3月3日公開