【24卒学生/企業対象】入社後の配属先に関する調査(2023年9月)
株式会社i-plug(OfferBox運営企業)は、2024年卒業予定学生(以下、「24卒学生」)を対象に、入社後の配属先に関する調査を実施しました。当記事では、調査結果をお知らせします。
目次
選考/内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいですか?(単一回答/学生対象)
79.6%の学生が「はい」と回答しました。昨年、23卒学生へ実施した調査と比較すると4.4ポイントの増加。一昨年、22卒学生へ実施した調査と比較すると、約8ポイント増加しており、選考/内定時に配属先を知りたい学生が増加傾向にあることがわかりました。
入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えますか?(単一回答/学生対象)
「わからない」と回答した学生が、昨年の調査から、13.5ポイント増加し、42.0%という結果となったことから、入社後の状況を踏まえて考えることが推察されます。
また、入社後の配属先が希望以外となった場合、「転職は考えない」と回答した学生が、一昨年の22卒学生への調査と比べると、約16ポイント減少しており、入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えないと回答する学生が、徐々に減少傾向にあることがわかりました。
希望部署に配属されるために取り組んだこと、取り組む予定のあることはありますか?(複数回答可/学生対象)
「人事に希望を伝えた」が最多の48.8%で、昨年の調査から、約15ポイント増加しました。希望部署への配属のために、自分の希望を伝えたり、大学の専攻や課外活動で、希望部署に関わる経験をしたり、自身の希望のために、自主的に動く学生もいるようです。
新卒採用における「ジョブ型採用」導入について、もっとも近いものを選択してください。(単一回答/企業対象)
企業を対象に実施したアンケートでは「ジョブ型採用」の導入に関する質問に対し「未定」と回答した企業が37.9%でした。「導入しない」と回答した企業は33.9%となりました。
「事前に配属先を知りたい」学生が約8割であり、大学の専攻や課外活動で希望配属先に関する取り組みを行っている学生が半数近くいるという結果をみると、就労前から職務内容や期待するミッションを限定して人材を募集する「ジョブ型採用」は、学生にとって、年々需要が高まっていることが推察されます。
しかし、企業側の「ジョブ型採用」の導入はあまり進んでいない状況が見受けられました。
調査概要
【24年卒学生対象(2023年調査)】
・調査機関:株式会社i-plug
・調査期間:2023年9月19日(火)〜2023年9月23日(土)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:OfferBoxに登録している2024年卒業予定の学生
・有効回答数:250件
【23卒学生対象(2022年調査)】
・調査機関:株式会社i-plug
・調査期間:2022年10月6日(木)〜2022年10月10日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:OfferBoxに登録している2023卒業予定の学生(※調査当時)
・有効回答数:242件
【22卒学生対象(2021年調査)】
・調査機関:株式会社i-plug
・調査期間:(学生)2021年9月9日(木)〜2021年10月4日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:OfferBoxに登録している2022卒業予定の学生(※調査当時)
・有効回答数:(学生)218件
【企業対象(2023年調査)】
・調査機関:株式会社i-plug
・調査期間:(企業)2023年9月11日(月)〜2023年9月25日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:新卒採用を実施する企業
・有効回答数:(企業)322件
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも 100%とならない場合があります。
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