人事交流イベント「新卒採用本音トーク」in大阪本町/開催レポート
2026年2月10日、大阪・本町にて、人事交流イベント「新卒採用本音トーク」が開催されました。イベントは3部構成で開催。

第1部のパネルセッションは、OfferBoxのマーケティングを担当する前本がモデレーターを務め、株式会社MJEの人事マネージャー・池田氏をパネラーに迎え実施されました。池田氏により実践例に基づいた「新卒採用の勝ち筋」が語られました。当記事では、当日のパネルセッションの内容を一部レポートとしてお届けします。
目次
最新新卒市場の解説:ひとまずエントリーの時代ではない
セッションの冒頭、前本より最新のデータを用いた新卒市場の解説が行われました。
超売り手市場であることや、多くの企業が採用計画を達成できていない実態について解説。そして学生は早い段階で志望企業を5〜6社に絞り込む傾向にあり、「ひとまずエントリー」する時代が変わりつつあることが説明されました。

株式会社MJEの事例
知名度の壁やリソース不足という課題を抱えながらも、26卒採用で「40名目標に対し40名の承諾」という驚異的な成果を出した株式会社MJE。池田氏によってその秘訣が語られました。
株式会社MJEが抱えていた課題は以下の通りです。多くの企業が同様の悩みを抱えているのではないでしょうか。
- 知名度の壁
- マンパワー不足
- 内定辞退
- 母集団形成
池田氏によると「当社では、効率を重視した会社説明会を一切行っていない。出会った学生全員と1対1で面談を実施している。だからこそのマンパワー不足という課題を抱えていました。」内定承諾までに1人で10回以上の面談を重ねることもあり、学生の不安を一つずつ解消する「課題解決型」の繋ぎ止めを実施しているそうです。
戦略を支えた「変えた3つの行動」
目標達成を導いた具体的なアクションとして、池田氏は以下の3点を挙げました。

① ターゲティング
一般的な「求める人物像」とは別に、社内のハイパフォーマーを分析して共通点を抽出した「裏ペルソナ」を設定しました。これを考えるにあたって簡単なブレストからスタート。 「声が大きい」「素直」など、パッと思いつく要素を具体化し自社に合う学生を言語化しました。
② スピードと熱量
機会損失と熱量を伝えるために、スピードを大切にしました。オファー承認には即座に日程提示を行い、イベントで出会った学生にはその日のうちに。出会った学生には、その日会話したことの内容を添えて個別メッセージを送ります。
③社内の巻き込み力
株式会社MJEでは、代表自身が採用を最優先事項と捉えています。だからこそ、代表座談会や現場社員とのランチ面談をフローに組み込むことで、「全社で採用する」文化を体現していました。
挑戦している具体的な施策
池田氏が今挑戦している具体的な施策を紹介しました。
- OfferBoxでニッチキーワード検索
- 学生からのリファラル採用
学生からのリファラル採用にもつながるような、従来の選考フローにとらわれない独自イベントも展開していると池田氏は紹介します。たとえば、「フットサル採用」です。社内にフットサル好きが多いことから、競技を通じて人柄を知るイベントを企画。選考中の学生が友人を誘い、リファラル形式で母集団を形成しています。
これらの施策はまだ模索しているところで、これからも思いつく施策はたくさん挑戦したいと述べました。
勝ち筋の秘訣:「当たり前を当たり前に」
池田氏はセッションの最後に、成功の秘訣をこう締めくくりました。
「フットサル採用などの企画も大切ですが、一番は「即レス」や「学生のキャリアに真剣に向き合う」といった、当たり前のことを当たり前にやり続けることです。それが結果に繋がったのだと思います。」
データが示す厳しい市場環境(超売り手市場・早期化)を直視しつつ、一人ひとりの学生に対して泥臭く、誠実に向き合い続ける姿勢こそが、新卒採用における最大の「勝ち筋」であることを再確認させるパネルセッションでした。

開催概要
【イベント名】「新卒採用本音トーク」in大阪本町 〜プチ自慢&失敗シェアでつながる学びと交流の夜〜
【日時】2026年2月10日(火)18:00〜20:00
【場所】シェアオフィス billage OSAKA
【詳細サイト】https://peatix.com/event/4743424/view
