
「第1志望の企業から内定をもらえるか不安」
「就活の進め方が分からない」
就活を進めるなかで、このような悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。
今後の人生に大きく影響する就活に不安を感じるのは当然のことですが、焦れば不安は膨らむばかりです。前向きに就活を進めるためには、不安に対して適切な対策をとる必要があります。
この記事では、就活で不安になる本当の理由から、原因別の解消法まで詳しく解説します。就活の不安に関するよくある相談・質問にもお答えするので、不安への効果的な対策方法を考えていきましょう。
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(※1)OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年6月時点)
目次
就活で8割以上の学生が不安を感じている
就職関連サービスを提供する株式会社ディスコが実施した、『2026年卒学生9月後半時点の就職意識調査』によると、就職活動への不安について、「とても不安」「やや不安」を合わせて、8割以上が「不安がある」と回答(計84.9%)しています。
不安の内容は、「夏インターンの選考に大量に落ちたので本選考が不安」「選考の早期化の影響で修士研究との両立が大変」など多岐にわたります。
調査結果から分かるのは、不安の内容にこそ違いはあれど、就活に不安を感じるのはとく珍しくないということです。
そのため、自分だけが不安を感じている、就活がうまくいっていないなどと考えず、誰しも不安を感じながら就活を進めていると理解しておきましょう。
就活で不安になる本当の理由
まずは、どのような どんな理由から就活で不安を感じるのかを知っておきましょう。適切な対策をとるためには、不安の原因について正しく理解する必要があります。
ただし、これらの不安を100%根本解決するのは困難です。就活が続く限り、どんなに前向きな人でも少なからず不安は付きまとうでしょう。そのため、不安を少しでも和らげるための行動が重要です。
以下では、就活で不安になる本当の理由について紹介します。
- 決められた正解がないから
- 周囲と比べてしまうから
- 明確なゴールがないから
- 企業の評価基準が分からないから
- 不安の原因が自分で突き止めづらいから
決められた正解がないから
就活では確実に正解といえるルートがないため、不安を感じやすい傾向にあります。受験を例に挙げると、受験では「偏差値」という基準で、目標とする学校がある程度決まるのに対し、就活ではその基準がありません。
偏差値のような基準で業界や企業を絞れないため、どのように選んでいいのか分からず、不安になる学生が多いようです。あらゆる業界・企業から、自分に合った職場を探せるのが就活の魅力ですが、同時にそれが就活の難しさともいえるでしょう。
周囲と比べてしまうから
目標が決まらなければ、どうしても自分と周囲を比較してしまいがちです。
「あの人はもう内定をもらっているのに、自分はまだ1つもない」「友人と比べて自分には面接で話せるようなエピソードがない」など友人や周囲の就活生と比べ、不安になる学生が多く見られます。
また、ネットやSNSの情報を見て、自分はたいしたことがないと落ち込んでしまう学生もいます。周りと比べて自分を否定し、どんどん自信がなくなっていくのが就活で不安になる理由の1つです。
明確なゴールがないから
「内定獲得」という結果は、選考の途中で数値として進捗が見えるわけではないため、自分がゴールに近づいているのかどうかが実感しにくい側面があります。
また、「自分に合った企業」というゴールも、自己分析や企業研究を進めるなかで変化していくものであり、活動初期にはとくに明確なイメージを持つのが難しいものです。
不安が拭えない場合には、結果にフォーカスするのではなく、自分の行動に注目するようにしましょう。たとえば、「◯月までに5社エントリーする」「◯月中にOB訪問を5回行う」など、期日や行動内容を含めて、定量的な目標にすることで結果が見えやすくなります。
その目標を達成していくことで、自分の行動量に自信が持てるようになり、不安の軽減につながる可能性があります。
企業の評価基準が分からないから
選考に対して不安になる場合は、自分の何を評価されているか分からないことが主な要因です。
企業が評価する基準が分からないため、「どこを見られるのだろうか」「何を準備しておけばいいのだろうか」といった不安を感じてしまうケースがあります。
基準が分からないと、落ちた際に「自分はダメな人間なのかも」と自己否定してしまいがちです。自己否定によって自信をなくし、自信がない状態で次の選考を受けてまた落ちる、という負の連鎖にはまり込んでしまいます。
不安の原因が自分で突き止めづらいから
就活の不安を解消するためには、原因について正しく理解する必要がありますが、そもそも「自分で何が不安なのか分からない」ために解消できずにいる学生が多く見られます。
さまざまな不安が複雑に絡み合って大きな不安になっているため、根本的な原因を突き止めるのは困難ですが、不安の多くを占めている原因を推測することは可能です。
続いて紹介する不安の主な原因から、自分はどれに該当するのかチェックし、1つずつ解消していきましょう。
よくある就活の不安の原因と解消法10選
ここからは、よくある就活の不安の原因と解消法を紹介していきます。不安の原因を就活の流れに沿って順に紹介していくので、自分に当てはまるかどうか、1つずつチェックしてみてください。
- ①いつから何をするべきか分からない
- ②自分のやりたいことが見つからない
- ③自分の強みや長所が見つからない
- ④志望動機が浮かばない
- ⑤インターンシップの選考で落ちた
- ⑥適性検査で落ちた
- ⑦エントリーシート・書類選考で落ちた
- ⑧グループディスカッションで落ちた
- ⑨一次面接・二次面接で落ちた
- ⑩最終面接・社長面接で落ちた
①いつから何をするべきか分からない
就活をこれから始めようとしている人は、いつから就活を始め、どの時期に何をすれば良いか分からずに、不安になることがよくあります。就活をしないといけないのは理解しているが、やることが多すぎて、何から手を付けて良いのか分からない状態です。
就活について情報を集めないことには対策のしようがないので、まずは全体のスケジュールを把握しましょう。インターンシップの開催時期や就活情報の解禁日、選考の募集時期などを確認し、そこから逆算して予定を立てていきます。
就活の全体のスケジュールについてはこちらの記事で紹介しています。
「自分で情報を集めるのが難しい」「やり方が合っているか不安」という人は、就活を経験した先輩や就活エージェントなどに定期的に相談するのがおすすめです。人に相談しながら就活を進めれば、間違ったやり方を早期に発見できます。
②自分のやりたいことが見つからない
企業探しや職種探しの段階では、自分のやりたいことが見つからずに不安になるケースがあります。やりたいことが見つからないままなんとなくで就活を進めた結果、なかなか内定をもらえないというのがよくある失敗の1つです。
やりたいことは自分が知っている情報からのみ見つかるため、なるべく幅広い企業や社会人に話を聞くべきです。社会に存在する業界や企業、職種を知れば視野が広がり、やりたいことが見つかる可能性が高まります。
具体的な方法としては、会社説明会、インターンシップ、OB・OG訪問などがおすすめです。企業のホームページを見るだけでは得られない情報も多いため、ぜひ企業で働く社会人と直接対面して話を聞いてみてください。
③自分の強みや長所が見つからない
選考の対策を始めた学生によく見られるのが、自分の強みや長所が見つからないという悩みです。これまで自分のことを客観的に分析する場面がなかったために、自分でも自分がよく分かっていない学生は少なくありません。
強みや長所を発見するためには、自己分析が欠かせません。過去に経験した出来事を振り返りながら思考を整理し、自分の性格と価値観を明らかにしていきましょう。
頭のなかだけで考えるのは難しいため、自己分析の際は、自己分析ツールを活用するのが効果的です。自己分析ツールは自己分析を効率的に進めるためのツールで、主観的ではない、客観的なデータをもとに分析できます。
OfferBoxに登録すると利用できる「AnalyzeU+」では、社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目の他、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性の計28項目という詳細な診断結果が得られ、、ES作成やオファー型就活サイトのプロフィール作成に活かせるため、ぜひ活用してみてください。
自己分析ツールの活用方法については以下の記事を参考にしてください。
④志望動機が浮かばない
自分の強みや長所が見つからないのと同様に、志望動機が浮かばないことも、選考の対策段階でよく見られる悩みです。「なんとなくこの企業いいな」と魅力を感じていても、いざ選考となるとその理由をうまく言葉にできない学生が多く存在します。
企業に評価される志望動機を考えるコツは、「なぜ他の企業でなくその企業なのか」の視点を持つことです。似たような企業があるなかで、なぜその企業を選んだのかを突き詰めることが選考突破の鍵になります。
具体的な方法の1つは、複数の企業の比較です。1つの企業だけを見ても、その企業ならではの価値を発見しにくいものですが、複数の企業を比較しながら研究していけば、他の企業には無い特徴や強みを発見しやすくなります。
志望動機の探し方や、浮かばないときの対処法は以下の記事を参考にしてください。
⑤インターンシップの選考で落ちた
熱心に対策を進めてきたつもりでも、インターンシップの選考で落ちてしまうケースがあります。自分の何が良くなかったのか分からず、このままでは本選考にも落ちるのではないかと不安になってしまうでしょう。
インターンシップは、本選考より倍率が高いケースも多いため、落ち込みすぎないことが大切です。書類選考の段階で落ちたのなら、エントリーシートの見直し、面接の手ごたえが悪かったなら面接対策を重点的にするなど、本選考に向けて気持ちを切り替えましょう。
また、そもそも自分に合ったインターンシップを選べていない可能性があります。インターンシップの選考で落ちてしまったときは、エントリーシートや面接の内容だけでなく、選び方から見直してみましょう。
⑥適性検査で落ちた
エントリーシートや面接の対策に比べ、疎かになりがちなのが適性検査の対策です。自分は大丈夫だと思い対策を怠った結果、適性検査で落ちてしまう失敗が見られます。
適性検査の種類に応じた対策が必要になりますが、対策自体はそれほど難しくありません。まずはSPIや玉手箱など適性検査の種類ごとの特徴を知り、必要な対策を進めていきましょう。まずは対策本を購入してしまうことが、効率的でおすすめです。
適性検査の問題は、小学校から高校までに習った知識で十分解けるレベルですが、1つの問題にかけられる時間が非常に少ないのが、適性検査の難しさです。解き方のパターンを覚えるのはもちろん、すばやく解く練習が重要になります。
以下の記事を参考に、ひと通りの対策をしておきましょう。
⑦エントリーシート・書類選考で落ちた
面接試験に臨む前に、履歴書やエントリーシートによる書類選考があります。1社や2社落ちただけならともかく、いくら応募しても、書類選考にまったく通らないような状態であれば不安が大きくなるのは当然です。
内容の見直しだけでなく、文章の読みやすさや、文字の丁寧さにも気を配りましょう。履歴書やエントリーシートは自分の第一印象を決める重要な書類ですから、細かな点まで気を配る必要があります。
ただ、履歴書やエントリーシートは提出数が多いため、自分の出来に関係なく落ちることも多くあります。落ちた原因を知るために反省と振り返りをするのは大切ですが、あまり引きずりすぎないようにしましょう。
⑧グループディスカッションで落ちた
面接試験の一種としてグループディスカッションを取り入れている企業も近年多くあります。選考までに複数の人と議論や、協働作業をした経験がない学生にとっては、苦手意識を持ちやすい選考といえるでしょう。
企業側の評価の観点を知り、適切な行動・対策をとる必要があります。ほとんどの学生が苦手意識を持つグループディスカッションは、評価を高める以上に落ちないことが重要です。どのような点が見られ、どのような言動がマイナス評価になるのかを知っておきましょう。
また、グループディスカッションも書類選考と同様に選考人数が多く、落ちやすい傾向にあります。そのため、落ちてしまったとしても、次の選考に向けた良い練習になったと前向きに捉えることが大切です。
グループディスカッションの対策方法については以下の記事を参考にしてください。
⑨一次面接・二次面接で落ちた
面接試験では、「終始いい雰囲気で進んだのに不合格だった」というように、自分の手ごたえと結果が一致しないケースが多々あります。選考の対策のなかでもとくに時間がかかるのが面接試験ですから、落ちてしまったときの失望は非常に大きいでしょう。
言葉遣いや身だしなみ、立ち振る舞いなどの基本要素を押さえたうえで、評価ポイントを理解することが重要です。企業が評価していないポイントをアピールしても高評価にはつながらないため、何を知りたがっているのか、どのような能力を見極めているのかを正しく理解しましょう。
また、同じ面接試験とはいっても、一次面接と二次面接では評価ポイントが異なります。それぞれの違いや対策方法についても合わせて確認しておきましょう。
一次面接と二次面接それぞれの対策方法は以下の記事を参考にしてください。
⑩最終面接・社長面接で落ちた
一次面接・二次面接は通るのに、最終面接・社長面接でいつも落ちてしまう学生も見られます。選考の終盤までいけるのは、最低限の能力や社会人としてのマナーが備わっている証明ですから、落ちてしまうのはあと一歩の何かが足りないためです。
あと一歩の何かとして、もっともイメージしやすいのが志望度です。「優秀ではあるものの、志望度が低いために内定辞退や早期退職のリスクが付きまとう」という理由から、採用を避けられています。
熱意を評価してもらうためには、「なぜ他の企業でなくその企業なのか」に加えて「将来どのようなことを実現したいのか」を伝えるのがポイントです。明確な将来のビジョンを持っていれば、内定辞退や早期退職への不安が減り、採用してもらいやすくなります。
最終面接・社長面接の対策方法は以下の記事を参考にしてください。
就活が不安なときにやめた方が良い行動4選
就活に不安を感じているときこそ、避けた方が良い行動があります。以下の4つの行動は、不安をさらに大きくする原因になりかねません。
- 有名企業ばかりを狙ってしまう
- 理想の条件を下げられない
- 情報収集ばかりで行動しない
- 自分自身を否定してしまう
これらの行動を見直すことで、気持ちが少しずつ前向きになり、選考の準備も整いやすくなります。
有名企業ばかりを狙ってしまう
不安を感じているときほど、有名企業を受ければ安心だと考えてしまいがちです。
確かに大手企業は知名度が高く、周囲からの評価も得やすいかもしれません。しかし、知名度や人気だけで企業を選ぶと、倍率が高いことでかえって選考に通らず自信を失ってしまう可能性もあります。
そのため、企業名だけで判断するのではなく「自分が成長できる環境か」「働きたいと思える仕事内容か」などの視点で企業を選ぶことが大切です。
有名企業以外にも、自分の希望に合う企業は数多くあります。そのため、業界研究や求人検索で幅広く探すことで、就活への不安も軽減しやすくなります。
理想の条件を下げられない
「土日休み」「年収◯万円以上」「勤務地は東京のみ」など、理想の条件に固執すると、選べる企業が少なくなり、就活が思うように進まなくなることがあります。
条件を持つこと自体は悪いことではありませんが、あまりに理想が高すぎると、なかなかマッチする企業が見つからず、不安や焦りが強くなる原因になります。
不安なときこそ、一度自分の希望条件を見直して、優先順位を整理してみましょう。「絶対に譲れない条件」と「妥協できる部分」を分けることで、応募できる企業の幅が広がり、気持ちにも余裕が生まれます。
情報収集ばかりで行動しない
就活が不安なときほど、安心したくてネット記事や動画ばかりを見てしまいがちです。しかし、情報収集ばかりに時間を使っても、不安は完全にはなくなりません。重要なのは、得た情報をもとに実際に行動に移すことです。
たとえば、企業説明会に参加してみる、エントリーシートを1社分だけ書いてみる、など小さな一歩でも構いません。行動を重ねることで経験が増え、自信も少しずつ育ちます。
情報収集は大切ですが、行動とセットにすることを忘れないようにしましょう。動き出すことで不安が和らぐ実感を得られるはずです。
自分自身を否定してしまう
選考に落ちたり、他人と比べたりすると、「自分はダメな人間だ」と思ってしまうことがあります。しかし、就活の結果はあくまで企業との相性の問題であり、必ずしもあなたの能力不足ではないのです。
不安なときこそ、自分のこれまでの努力や長所に目を向けてみましょう。たとえば、アルバイトで工夫した経験や、部活動で頑張ったことも立派な強みです。自分の良さを認めることが、次の行動への力になります。
まずは、「自分には価値がある」と信じることから始めましょう。
就活の不安を減らすためのおすすめ行動6選
就活に不安を感じたときは、行動を変えることで気持ちが前向きになることがあります。ここでは不安を和らげるために効果的な6つの行動を紹介します。
- 選考の場数を踏む
- 他人と比べない
- 必要のない情報は思い切ってシャットアウトする
- 小さなゴールを複数設定する
- 周囲の相談できる人を見つける
- 一度就活を忘れてリフレッシュする
それぞれの行動を具体的に見ていきましょう。
選考の場数を踏む
不安を感じると「もう少し準備してから…」と動き出すのをためらってしまいがちですが、実は行動することで不安は小さくなっていきます。とくに、選考に実際に参加することは、自信をつけるうえで効果的です。
たとえば、面接を何度も受けるうちに、質問の傾向や自分の受け答えの癖が分かってきます。すると、次の面接でどのように改善すれば良いかも見えてきます。
場数を踏むことは、失敗を恐れずに挑戦する経験を積むことです。選考を経験するたびに、自己分析が深まり、企業研究の視点も養われるため、次の選考に活かせる貴重な経験となります。積極的にさまざまな企業の選考に参加し、実践的な経験を積んでいきましょう。
就活初期はとくに、そこまで志望度が高くなくても、まずエントリーして選考フェーズを経験することも実践しましょう。
他人と比べない
就活中は「他の人はもう内定をもらっているのに…」と周囲と比べてしまいがちです。しかし、それはかえって不安や焦りを生む原因になります。なぜなら、就活の進み具合や内定のタイミングは企業によってそれぞれ異なるためです。
たとえば、内定が早く決まった友人と自分を比較して焦りを感じても、その友人とあなたの目指す業界や企業が同じとは限りません。また、SNSで流れてくる情報も、良い面ばかりが強調されがちです。
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べて「何ができるようになったか」「どのような成長があったか」に目を向けましょう。その結果、自己肯定感を高め、自信を持って就職活動に取り組めるようになります。
必要のない情報は思い切ってシャットアウトする
情報があふれる現代では、就活関連の情報を追いすぎて不安になるケースも多く見られます。過剰な情報はかえって混乱を招き、行動を迷わせてしまう原因になるでしょう。
たとえば、SNSで流れてくる根拠のない噂や友人の個人的な就活状況、過度な成功体験談などを目にすると、自分の判断に自信が持てなくなることがあります。
そのようなときは、信頼できる情報源を1〜2つに絞り、必要な内容だけを確認するようにしましょう。情報の取捨選択を意識することで、心が落ち着き、冷静に行動できるようになります。
また、ネガティブな情報に触れて心が疲弊したと感じたら、意識的にスマートフォンやパソコンから離れ、情報を遮断する時間を作ることも大切です。
小さなゴールを複数設定する
就活は長期にわたるため、「内定を獲得する」という最終ゴールだけを目指していると、途中で心が折れてしまうことがあります。
そのため、小さなゴールを設定して、一歩ずつ達成することが大切です。たとえば、「今週中にエントリーシートを1社分完成させる」「来週は面接練習を2回行う」などの具体的な目標を立てると、やるべきことが明確になります。
小さなゴールを積み重ねることで、自信が育ち、不安な気持ちも和らいでいきます。これにより、就職活動全体の進捗を実感しやすくなり、自信を持って次のステップに進めるでしょう。
周囲の相談できる人を見つける
就職活動は一人で抱え込みがちですが、不安や悩みを抱えているときは、周囲に相談できる人を見つけることが大切です。
たとえば、大学のキャリアセンターの職員、信頼できる先輩、就活エージェントなど、話を聞いてくれる存在がいるだけで、安心感が得られます。とくに、志望業界や企業で働くOB・OGは、リアルな情報やアドバイスをくれる貴重な存在です。
不安を口に出すことで、気持ちが整理され、自分では気づけなかった視点も得られるかもしれません。困ったときには遠慮せず、周囲の人に頼ることも選択肢に入れてみてください。
一度就活を忘れてリフレッシュする
就職活動は精神的に大きな負担がかかるものです。不安を感じ続けていると、心も体も疲れてしまい、本来の力を発揮できなくなります。

「2025年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」でも、就活疲れを感じたことのある学生は、合計で81.3%にものぼることが分かっています。
疲れを感じたときは、一度就活から離れてリフレッシュすることも大切です。たとえば、以下のような時間を設けて、自分が心から楽しいと感じることやリラックスできる時間を意識的に作りましょう。
- 週末に趣味に没頭する
- 友人と遊びに行く
- 美味しいものを食べる
- 運動をする
短時間でも良いので自分のための時間を確保することで、気持ちが落ち着き、再び前向きに行動できるようになります。無理をしすぎず、自分をいたわることも、就活を乗り切るためには欠かせません。
就活に不安がある場合は就活サービスを利用するのがおすすめ
就活に不安を感じたときは、自分一人で抱え込まず、以下のような就活支援サービスを活用することが効率的でおすすめです。
- 就活エージェントは就職のプロに相談できる
- 逆求人型就活サービスは企業型から声がかかるため自信がつく
上記のサービスは、就職活動のプロによるサポートや、思いもよらなかった企業との出会いによって、就職活動の幅を広げてくれるため、不安の解消に大きく役立ちます。
就活エージェントは就職のプロに相談できる
就活エージェントは、就職活動における専門家が、自身の就職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。不安を感じる大きな理由の一つに、「何をどう進めたら良いのか分からない」という点が挙げられますが、就活エージェントはその悩みを解決するためのサポートをしてくれます。
具体的には、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者がつき、自身の性格や強み、興味に合わせた企業を紹介してくれます。また、エントリーシートの添削や面接対策も行ってくれるため、選考に対する不安の軽減が可能です。
さらに、非公開求人を紹介してもらえることもあり、自分だけでは見つけられなかった企業に出会える可能性もあります。
就活エージェントは、第三者の視点から客観的なアドバイスをしてくれるため、自信を持って選考に臨めるようになります。
一方で、エージェント型のサービスは、担当のエージェントと相性が合わないことや、志望していない企業を進められることもあるため、リスクは事前に把握が必要です。
逆求人型就活サービスは企業型から声がかかるため自信がつく
逆求人型就活サービスは、学生がプロフィールを登録すると、企業側から学生の情報を見てスカウトを送ってくる形式のサービスです。
企業側から声をかけてくれるため、「自分に自信がない」「選考に落ち続けて不安」などの悩みを抱える学生にとって、大きな自信になります。なぜなら、自分から応募しなくても、企業側から「ぜひ会いたい」と連絡が来るため、「自分を評価してくれる企業がある」と感じられ、自然と前向きな気持ちになれるのです。
実際に、オファー型就活サービスである「OfferBox」を利用した学生は以下のようにコメントしています。

W.Kさん
引用:OfferBox「就活ボイス」W.Kさん
また、企業とのマッチ度が高い状態で面談が始まるため、選考通過率が高まることも大きなメリットです。
スカウトを通して、今まで知らなかった業界や企業との出会いが生まれることもあります。自分の可能性を広げ、自信を持って就職活動を進めるために、積極的に活用してみましょう。
OfferBoxは多くの学生が利用している
逆求人型就活サービスのなかでも、とくに多くの学生に利用されているのが『OfferBox(オファーボックス)』です。OfferBoxは、プロフィールを登録するだけで、企業から選考のスカウトが届くサービスです。
<特徴>
- プロフィールを80%以上入力した学生の平均オファー受信数は41件(※1)
- 東証プライム上場企業のうち68%が利用している(※2)
- 約100万人のデータに基づいた精度の高い適性診断「AnalyzeU+」が利用できる
OfferBoxの大きな特徴は、企業からのオファー数が多い点です。登録企業数も多く、中小企業から大手企業まで幅広い規模の企業が利用しています。これにより、さまざまな企業からのオファーを受ける機会が増え、自分の市場価値を客観的に把握しやすくなります。
就職活動の選択肢を広げ、自信を持って選考に臨みたい人は、ぜひOfferBoxの利用を検討してみてください。
(※1)OfferBox2023年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した企業数で直近で利用していない企業を含む(2023年11月時点)
就活の不安に関するよくある相談・質問
ここでは、就活生からよく寄せられる就活の不安に関する4つの質問を紹介します。
- 面接で不安障害は打ち明けるべき?
- 面接で「不安なこと」を聞かれた際の答え方は?
- 就活で全落ちしてしまう人はいる?
- 就活で全落ちしてしまう人の特徴は?
事前に考えを整理しておくことで、就活に対する不安を軽減する手助けになるでしょう。
面接で不安障害は打ち明けるべき?
面接において「不安障害があるから落とす」ことは基本的になく、受け答えの内容が評価されています。打ち明ける義務はないので、採用担当から聞かれない限り無理に答える必要はないでしょう。
それを踏まえたうえで、自分が話しやすくなる場合は、不安障害を打ち明けても問題ありません。たとえば、不安障害を乗り越えたエピソードを、自己PRや学生時代に頑張ったこととして伝えれば説得力のあるアピールになるでしょう。
不安を1人で抱え込みすぎてしまえば、体調を崩したりこころの病を発症したりするケースがあります。しっかりと健康を維持して就活に励むためにも、不安障害の自覚がある人は厚生労働省の相談窓口から気軽に相談してみてください。
面接で「不安なこと」を聞かれた際の答え方は?
面接で不安なことを聞かれる際は、就活についてではなく、「入社するにあたって不安に感じていること」であるケースがほとんどです。職場の環境や業務内容など、何か不安や疑問を感じている点があれば質問してみましょう。
自社のことをより知ってもらったうえで、不安なく入社できるようにするのが企業の目的なので、正直に相談すれば不安を解消できる情報を提供してもらえる場合があります。
就活で全落ちしてしまう人はいる?
確かに全落ちしてしまう人は存在しますが、それは決して珍しいことではありません。大手企業ばかりに絞りすぎていることや業界研究の不足、自己PRがうまく伝わっていないことなど、全落ちにはいくつかの原因が考えられます。
「令和5年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)」によれば、大学生の就職率は、調査を開始した平成8年度以降、過去最高の98.1%(前年同期比0.8ポイント上昇)です。つまり、過去最高でも、数%は就職できていないことになります。
ここで重要なのは、「全落ち=就職できない」ではないということです。全落ちしたとしても、それはあくまで現時点での結果であり、対策や方向性を変えることで、必ず道は開けます。大切なのは、諦めずに原因を分析し、次へと活かす行動を起こすことです。
就活で全落ちしてしまう人の特徴は?
就活で全落ちしてしまう人には、いくつか共通する特徴があります。
- 一度完成させたエントリーシートを使い回し
- 企業研究が浅い
- 自己分析が不十分
- 受ける企業の数が極端に少ない
これらの特徴に当てはまる場合は、一度立ち止まって、自分の就職活動の進め方を見直す良い機会です。視野を広げ、自己分析や選考対策の準備を徹底することで、全落ちのリスクを減らし、内定獲得へと近づけるでしょう。
ほかの特徴や立ち直れないときの対処法については、就活に全落ちする人の特徴とは?時期別の挽回方法や受け止め方を紹介を参考にしてみてください。
就活で不安なときこそ自分のペースで行動し続けよう
就活に不安を感じるのは、当たり前のことです。不安の正体が見えないと必要以上に怖く感じてしまいますが、その多くは「情報不足」や「完璧を求めすぎる思考」が原因です。
どうしても不安を感じる場合には、小さな目標を設定して必要のない情報は見ないようにする、また信頼できる就活サービスに相談するなど、自分に合った行動をとることで不安は和らぎます。
就活に不安を感じたときは、自分を責めるのではなく、どのような支援や選択肢があるかに目を向けてください。自分のペースを大切に、前向きな一歩を踏み出していきましょう。
また、逆求人型サービスや就活エージェントなどを活用することで、就活への自信を取り戻すことも可能です。とくに、多くの企業が参加しており、オファーのかかりやすい「OfferBox」なら、就活に不安で動き出せないでいる場合にも、企業からのスカウトで背中を押してくれる可能性があります。
OfferBoxは、就活生の約22万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。
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