【重要】システムメンテナンスのお知らせ 実施日:8/30(水)
下記日程でOfferBoxのシステムメンテナンスを行います。
つきましては、誠に勝手ながら下記の日時にサービスを停止させていただきます。
下記の時間内、OfferBoxへのログインはできません。
■停止期間:2023年8月30日(水)PM 9:00 ~ 11:00
※作業進捗により、前後する場合がございます。ご了承ください。
ご不便おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
下記日程でOfferBoxのシステムメンテナンスを行います。
つきましては、誠に勝手ながら下記の日時にサービスを停止させていただきます。
下記の時間内、OfferBoxへのログインはできません。
ご不便おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

OfferBoxにて企業の採用支援に従事している本山と、大学への登壇も行い学生の就活を支援を行っている小林の2名が登壇!
企業と学生それぞれの新卒事情を知る2人から、失敗しない就活を行うために必要な「優良企業との出会い方」をテーマにセミナーを開催します。
・就活で失敗しないために何が必要なのか?
・優良企業とどうやって出会えばいいのか?
・入社後にギャップがない企業にどうやったらいけるのか?
学生の皆さんが抱えるこれら疑問に答えます!
後半には質疑応答の時間を設けており、夏インターンについての、疑問や不明点に関してNG無しで回答します。
企業の採用に関わっている担当者の話を直接聞けるこの機会にぜひ就活の疑問を解消しましょう!
9月6日 (水) 18:00~19:30
※Zoomでのライブ配信です。
※セミナー開始5分前より開場します。
※最大20:00まで延長
2025年 卒業見込み学生
①開始時間までに、こちらからZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②申込み完了後、登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。
※ZOOMでのライブ配信です。
※カメラ、マイクは自動でオフの設定となります
※アーカイブの配信を予定しています。

株式会社i-plug CS2部 カスタマーサクセス 本山 藍子
2007年 東京の大学を卒業後、旅行会社に入社。営業に配属、4000人以上から売り上げ部門と保険販売部門で表彰。その後、旅行添乗員・商品企画・仕入れ手配に従事。
インターンシップ受け入れをきっかけに「はじめての就職」の重要性を感じ、15年目で人材業界へ。学生から中高年まで、キャリア相談・コーチングを1,000回以上行う。
現在はOfferBoxの法人営業として、企業の採用支援を担当。国家資格キャリアコンサルタントを所有。
「学生の皆さんがそれぞれ違うように、人事も企業も色々です!あなたにとって良い会社に出会うため、どのように人事と関われば良いか、コツをお話し出来たらと思います!」

株式会社i-plug 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛
2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事
※お申込受付は終了しました※

8/30(水)は、早期内定・早期選考を目指して プロフィール作成セミナーを開催します!
早期選考に進めるようなオファーをもらうためには、企業がオファーを送るまでに何を考えているかを知り、それに合わせて自分のプロフィールを打ち出すことが必要です。
本セミナーでは、企業がオファーを送るまでのステップを分解し、それぞれのステップで何を重視してプロフィールを書くべきかを解説します!
・オファーが届くプロフィールを作成したい
・秋・冬に早期選考に進めるようなオファーを受け取りたい
・自分を象徴する画像や過去のエピソードなど、OfferBox特有のプロフィールをしっかり埋めたい
こんな想いを持たれている方は、ぜひご参加ください。
後半には質疑応答の時間を設けています。
OfferBoxに関する質問はもちろん、「インターンシップの準備」「この夏しておいた方がいいこと」など、就活に関わる悩みや不安にもお答えします。
2023年 8月30日 (水) 18:00~19:30
※Zoomでのライブ配信です。
※質問数に応じて、最大30分延長します。
※セミナー開始5分前より開場します。
2025年 卒業見込み学生
※2025年卒向けですが、2024年卒の方もご参加いただけます。

株式会社i-plug 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛
2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事
※ZOOMでのライブ配信です。
カメラ、マイクは自動でオフの設定となります。
①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら参加用URLにアクセスしご参加ください。
※イベントは終了しました※

OfferBoxユーザーがオンラインで集まり、みんなで一緒にもくもくとプロフィールを入力・見直す「もくもく会」を開催します!
冒頭の30分でOfferBoxプロフィールの考え方をご紹介して、OfferBoxのプロフィールを入力するうえで意識してほしいポイントをお伝えします。
また、もくもく会には「OfferBoxの中の人」も常駐するので、気になることがあればその場で質問してください!リアルタイムで回答します!
このセミナーでは、実際に下記のような質問にもざっくばらんにお答えしています。
・これから先の就職活動に向けて、この夏何をやればいいのか?
・業界理解や企業理解はどのように進めればいいのか?
・自己PRと過去のエピソードは内容が一貫している方が良いのか?
秋冬に向けて少しずつ準備を進めていきたいという方はぜひご参加ください!
2023年 8月18日 (金) 18:00~19:00
※Zoomでのライブ配信です。
※質問数に応じて、最大30分延長します。
※セミナー開始5分前より開場します。
2025年卒業見込み
※2025年卒メインの内容となりますが、2024年卒の方もご参加いただけます。
※Zoomでのライブ配信です。
カメラ、マイクは自動でオフの設定となります。
①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら参加用URLにアクセスしご参加ください。
※イベントは終了しました※
しかし、ポイントさえ押さえれば勉強も十分魅力的な回答にすることができます。
今回は、企業側がガクチカで見ているポイント、ガクチカで勉強を挙げる際の注意点などを詳しく解説します。自信を持ってガクチカは勉強だと答え、採用担当に自分を採用するメリットを感じてもらうためにもぜひご確認ください。
OfferBoxは、プロフィールに登録しておくと企業から選考やインターンシップのオファーが届く新卒逆求人サービスで、就活生の約23万人(※1)に利用されています。
また、累計登録企業数は約21,280社(※2)で、大手から中小・ベンチャーまで幅広い企業に登録されています。
完全無料で利用できるため、ぜひ活用ください。
(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)
ガクチカの例を見ると組織でのリーダー経験やボランティア経験など華やかだったり珍しかったりするものが多く、勉強しかないと不安になる学生も多いでしょう。
まずは、なぜガクチカが勉強しかないと不安を感じるのか、理由を明確にしましょう
「学生である以上勉強はして当たり前」という気持ちから、ガクチカで勉強を挙げることに不安を感じる学生もいるでしょう。
わざわざ当たり前のことをガクチカに挙げると、「他に頑張っていることがないように思われるのでは…」と、心配する気持ちもあるのではないでしょうか。
勉強は、頑張ったことを客観的にアピールしにくいことが多いです。成績や教授からの評価を学外の採用担当に伝えても、成績の評価基準は大学や教授によって違いますし、その教授に評価されることがどのくらいすごいことなのか、採用側は知らないことが多いためです。
これでは勉強を頑張ったことが伝わりにくいため、アピールしにくいと感じる学生も多いのではないでしょうか。
ガクチカとして挙げても良いのか不安視されがちな勉強ですが、心配しなくても大丈夫です。企業目線から考えても十分自分をアピールする材料にすることができます。
そもそも、企業はガクチカで「エピソード自体」よりも「取り組み方」や「性格や強みとの関連性」を重視するのは、アンケートデータからも明らかになっています。
人事の本音ランキング発表!ガクチカや自己PRの「エピソード」で見ているポイント
アンケートデータをもとに、なぜガクチカで勉強のエピソードを挙げても良いのか、企業の目線から解説します。
ガクチカで勉強をアピールしても良いのは、勉強の動機ややり方から学生の性格・人柄が分かるからです。企業はガクチカを通して、学生のスキルや能力・経験だけでなく、モチベーションの源や、ものの見方・考え方などを知るきっかけになると考えています。
勉強を頑張ったエピソードでも、苦手な科目を克服した話、目標とする成績を達成した話、意欲的に授業に取り組んだ話などをすれば十分に性格や人柄を伝えられるでしょう。
採用担当はガクチカを通して、その学生がどう仕事に取り組むのかイメージしたいとも考えています。
特に注目されるのは、目標達成に向けた取り組み方でしょう。どんな仕事においても、目標は設定されますので、適切な取り組み方で目標を達成できそうな学生は一目置かれます。
その点、ガクチカで勉強を挙げ、どのように目標を立て、達成のためにどのような計画を立てたのかアピールすると、仕事でも同じように目標達成に向けて動く姿をイメージしてもらるかもしれません。
採用担当は、ガクチカの内容から人柄や働き方だけでなく、「物事を論理的に分かりやすく説明できるかどうか」も見ています。
大学での勉強は専門性の高いものも多いため、工夫して伝えなければ採用担当に内容を理解してもらえません。
勉強の内容を分かりやすく噛み砕き、整理して説明できれば物事を論理的に説明する能力をアピールできるでしょう。
論理性をアピールするのに、エピソードの華やかさや珍しさ、インパクトが最も重要なポイントではありません。これも、ガクチカで勉強をアピールして良い理由です。
勉強のガクチカの内容を魅力的にするための書き方・話し方のポイントを見ていきましょう。
まずは、なぜ勉強を頑張ったのか分かりやすく伝えましょう。そうすることで、何が頑張るモチベーションになるのか、どのような環境で意欲が高まるのかをアピールすることにつながります。
「うちの会社の制度・環境にこの学生は合っていそうだ」と思ってもらえる可能性があります。
また、ただ単位を取るため、卒業するためという理由ではなく自分なりの理由を持って勉強を頑張ったことを伝えると、能動的に物事に取り組む人柄も伝わるでしょう。
具体的にどのように勉強を頑張ったのか伝えることも重要です。
困難に直面して自分なりにその原因と解決策を考え実行したエピソードがあれば、粘り強さや課題解決能力のアピールになります。
週に◯日◯時間勉強するという計画を目標達成まで守り続けたエピソードがあれば、物事をやり遂げる力やコツコツ努力する力のアピールになります。
入社後にどのように仕事に取り組むかを採用担当にイメージしてもらえる部分なので、しっかり考えましょう。
頑張ることで何を得たのかも重要なアピールポイントです。
単にこのような成績や資格が取れた、教授からこのような評価を得たという結果ではなく、勉強に取り組む中で得た能力やものの見方、物事に取り組む姿勢などを挙げるほうが良いかもしれません。
この時、志望する業界や職種に合わせた内容を意識するのもおすすめです。
例えば営業職志望ならコミュニケーション能力や粘り強さ、コンサルタント志望なら課題発見・解決能力をアピールすると、採用担当に評価されやすくなります。
ただ勉強を頑張って得られたものを挙げるだけでなく、今後の仕事でそれをどう活かすのかもアピールしましょう。
働き始めて活躍する姿をより具体的に採用担当にイメージしてもらいやすくなり、働くことへの意欲もアピールできます。
「毎日コツコツ取り組むことが大きな結果につながることを学んだので、働き始めてからも日々着実に成長していきたい」「周りに質問やアドバイスを求める大切さに気づいたので、御社でも周りにアドバイスを求めることをいとわず、早く成長していきたい」など、入社後の意欲とともに伝えると良いでしょう。
ここからは、勉強をテーマにしたガクチカの例文を3つ紹介します。
ここまで解説した内容をより具体的に理解し、自分のガクチカに落とし込むために参考にしてみてください。ガクチカを作ったあとに自分の内容と比べてみるのもおすすめです。
将来的に海外留学へ行き、自分の価値観や視野を広げる経験がしたいと考えていたからです。そのためにこれまで3年間、毎日30分のオンライン英会話を継続してきました。
初めはほとんど聞き取れず会話になりませんでしたが、今ではどのような講師とでもスムーズに会話ができます。
継続すれば少しずつでも成長できることを学んだので、御社においても毎日少しずつでも新しい学びを得て、確実に成長していきたいです。
大学とWebデザインスクールのダブルスクールはとても大変でしたが、どんなに忙しかったり疲れたりしても頑張って勉強しました。分からないことがあれば先生に質問し、授業が終わった後は自宅で復習したため、2ヶ月ほどで無事卒業できました。
デザインソフトはもちろん、HTMLやCSSのスキルも身に付いています。日頃からWebデザイン市場の最新の情報も収集しているため、しっかり活かせるように頑張りたいと思います。
HTML、CSS、JavaScript、PHPといった言語を学びました。ECサイトを構築した際は、正しくプログラミングできたと思っていてもエラーが出て大変でした。何が原因なのか仮説を立てながら確認し、解決することで、論理的かつスピーディな問題解決能力が身につきました。
社会人になってからもこの能力を活かし、迅速に顧客の課題を解決していきたいです。
勉強を頑張ったエピソードを通じて自分の強みや自分を採用するメリットを採用担当に感じてもらえるよう、これから解説する4点も意識してください。
その勉強が志望企業での仕事にダイレクトに活きるものでない限り、ガクチカでは勉強で得た成果だけでなくそこに至るまでの目標や過程も説明しましょう。
大学でどれだけ優秀な成績を残したり専門性の高い学びを得たりしていても、仕事に直接活きる内容でなければ選考においてはそれほどアピールポイントにはなりません。
それよりも、勉強の過程で身についた強みを仕事で活かせるか、という観点で企業はガクチカをみています。
どのような目標を立て、その目標を達成するためにどのような計画を練り実行したのかといった点を伝えたほうが、社会人としてのポテンシャルをアピールできます。
勉強した内容の説明は簡潔にまとめ、専門的過ぎる話は避けましょう。
エントリーシートに書ける文字数には限りがありますし、面接でもあまり長く話すと一方的な印象を持たれかねません。
本記事でもお伝えした通り、採用担当が知りたいのは頑張ったことそのものよりも、それを頑張った過程やそこから得た能力・スキルなどを重要視する傾向があります。
限られた文字数・時間の中でガクチカを伝えなければならないので、専門的すぎる話は避けてアピールポイントとなる部分の比率をしっかり確保しましょう。
どれだけ勉強を頑張ったか、頑張り方がどれだけ的確で効果的だったかは、具体的な数字を用いると正確かつ客観的に採用担当に伝わりやすくなります。
勉強のエピソードの良いところは、点数や順位、成績を明確に数字で評価できるところです。努力によってどれくらい点数や成績が上がったのか、数字を意識的に盛り込みましょう。
日々の勉強時間やタイムスケジュールなどを盛り込むのもおすすめです。
どのような環境の中で勉強を頑張ったのかについても触れると、どれだけ努力したのか、どのように工夫しながら目標を達成したのかが採用担当に伝わりやすくなります。
学生は学業が中心と言えど、そこにだけ時間を割けたわけではないと思います。
例えば「片道2時間の通学時間を勉強に費やした」、「部活動で忙しい中でも毎日欠かさず1時間勉強した」など、勉強以外の環境について触れると、同じ長さの勉強時間であっても、大変さが伝わりやすくなります。
「どのような環境でも工夫して頑張れる学生」「環境のせいにせず、自分で決めた目標をしっかり達成できる学生」と思ってもらえると、評価も高くなるはずです。
勉強は、ガクチカのテーマとして十分通用します。勉強内容そのものだけでなく、その勉強を頑張った理由や頑張った過程、結果として得られたスキルや能力なども丁寧に分かりやすく説明しましょう。
OfferBoxに登録すると、プロフィールに魅力を感じた企業からスカウトを受けられます。自分のガクチカがどのような企業に評価されやすいのか分かるので、就活の参考になるでしょう。
資格取得をガクチカのテーマにしようとしているものの、効果的な伝え方が分からず悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
資格取得は継続力やスキルのアピールにつながるテーマですが、資格の内容だけをアピールするのでは高い評価につながりにくくなります。自分の経験を評価してもらうため、ガクチカで伝えるときのポイントを正しく理解しましょう。
この記事では、資格取得をガクチカのテーマにするメリットから、伝えるときのポイントまで詳しく解説していきます。注意点と例文も紹介するので、伝え方に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。
OfferBoxに登録するプロフィールや自己PRがES(エントリーシート)の代わりになるため、効率的に就活を進めることができます。
また、累計登録企業数は約20,423社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されていることも特徴です。
効率的に就活を進めたい方は、ぜひ活用してみてください。

(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)
ガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」を指します。企業がガクチカを聞くのは、次の3点が主な理由です。
資格取得は物事への取り組み方を説明しやすいうえ、取得を目指した動機と勉強方法から自分の人柄を知ってもらえます。
筋道立てて分かりやすく説明できれば論理的な説明力のアピールにもなるので、資格取得はガクチカのテーマとして全く問題ありません。
資格取得のガクチカでアピールできるのは、身に付けた知識とスキルだけではありません。困難にぶつかったときの対処法、長くモチベーションを保つための方法など、さまざまな要素をアピールできるのがメリットです。
ここでは、資格取得をガクチカのテーマにするメリットを3つ紹介します。
資格取得をガクチカのテーマにする1つ目のメリットは、目標をしっかり達成できることをアピールしやすいことです。
資格の試験に合格するために、細かい目標を設定したり、勉強計画を立てたりする人は多いと思います。
試験日から逆算して、いつまでにテキストを終わらせたらいいか、1日どのくらい勉強したらいいかなどのスケジュールを練ったり、忙しい日でも「1日これだけはやろう」と気持ちを奮い立たせたりした人もいるでしょう。
こうした計画力や、達成のために踏ん張る力は、どんな企業においても生かすことができます。なぜなら、どんな仕事においても、必ず目標はあり、それを達成するために自ら方法を考えて行動する必要があるからです。
目標を達成するための力は企業で活躍するのに欠かせない能力のため、資格取得のエピソードはガクチカに適しています。
資格取得の過程から、継続力や努力をアピールできます。
資格の種類によって難易度は異なりますが、どんな資格でも取得にあたって少なからず困難があったはずです。「モチベーションを保つのに苦労した」「一度落ちてしまった」といった困難を交えて過程を話すと、継続力や努力が伝わるでしょう。
また、思い通りにいかなくても簡単に諦めず取り組み続ける力は、実際に働き始めてからも必要な能力です。仕事で困難にぶつかったときの対処法を、企業にイメージしてもらえるのも資格取得のガクチカのメリットです。
持っている資格と入社後の仕事の関連性が高い場合、スキルを直接アピールできます。例えば、英語を使う機会のある職種でTOEICの得点をアピールする、IT系職種で基本情報技術者の資格をアピールする、といったケースです。
入社後の仕事に直結するような資格は、自分が活躍する姿を企業にイメージしてもらいやすく、同時に仕事への熱意もアピールできます。
反対に、仕事に直結しない資格取得をガクチカにする場合は、資格そのものではなく、その過程で身に付けた能力をアピールするのがおすすめです。例えば、目標達成力や継続力はどんな仕事にも広く役立ちます。
資格を取得しようと思った動機を伝えることが大切です。「サークルで会計を担当することになり、簿記の資格を持っておくと便利だと思ったから」など、資格取得を目指した背景を伝えましょう。
資格取得の動機には、自分の人柄と価値観が表れます。例えば、就活に有利だから取得したエピソードよりも、具体的な入社後のビジョンがあって取得したエピソードのほうが、向上心を読み取れますよね。
動機や目的のないエピソードでは人柄を読み取りづらいので、「なぜ資格を取得しようと思ったのか?」は最初に触れておきましょう。
資格取得のガクチカでは、資格そのものよりも取得の過程がポイントになります。取得するまでにどんな困難にぶつかったのか、困難に対してどんな工夫をしたのかを具体的に伝えましょう。
同じ資格のエピソードでも、人によって困難に感じた点と取り組み方は異なります。
そうした違いにこそ人柄と価値観が出るので、資格取得のガクチカを伝える際は過程の説明を特に重視しましょう。
資格取得のガクチカでは、「採用したいと思ってもらえるか」という客観的な視点も重要です。淡々とガクチカを話したり書いたりするのではなく、実際に入社後にどう活かせるのかまで伝えて活躍をイメージしてもらいましょう。
活かし方を伝える際に大切なのは、志望企業や職種でどんな人が求められているかです。求められていないスキルを伝えてもアピールにつながりづらいので、求める人物像をふまえたうえで活かし方を伝えましょう。
入社後の仕事と求める人物像にマッチしたスキルをアピールできれば、自社に必要な学生だと評価してもらいやすくなるかもしれません。
資格の多さをアピールするのはやめましょう。
複数の資格を持っているのは広い知識がある証拠ですが、ガクチカのアピールポイントが分かりづらくなるので、1つの資格に絞って伝えましょう。
資格をいくつ持っているのかではなく、取得までの過程を重点的にアピールするのが重要です。資格を複数持っている場合は、仕事との関連性が高い資格や、取得するのに特に苦労した資格を選んで伝えるとよいでしょう。
先に述べた通り、資格取得のガクチカで重視されるのは取得までの過程です。資格自体は大きなアピールになりづらく、伝え方を間違えると、自慢しているように捉えられてしまうかもしれません。
国家資格のように取得難度の高い資格をアピールする場合でも、「なぜ取ろうと思ったのか」「取得までにどんな困難があったのか」に重きを置くべきです。
資格そのものより取得までの過程を詳しく説明すれば、目的意識と向上心を読み取れるガクチカになります。
最後に、資格取得をテーマにしたガクチカの例文を4つ紹介します。伝えるときのポイントと注意点をふまえ、自分ならではのガクチカを考えてみましょう。
経営陣や幅広い部署のサポートをする経理の仕事に魅力を感じ、入社後いち早く活躍したいと思って取得を目指しました。
取得にあたって苦労したのがモチベーションの維持です。「簿記1級に合格」という目標だけでは遠すぎてゴールがイメージできなかったため、日々の勉強のノルマや模擬試験の点数など、短期的な目標を細かく設定しました。
そして、2年ほど勉強を続けた結果、最終目標の簿記1級に無事合格できました。
この経験から、大きな目標に向けて小さな目標を設定・達成する力が身に付いたと感じています。入社後は、大きな目標から逆算し、計画的に日々の業務に取り組みたいと考えています。
いろいろな国の文化と価値観に触れてみたい思いがあり、世界で最も使用者の多い英語を勉強しました。
英語学習で特に重視したのはスピーキング能力です。単語の意味や文法を理解していても、実際に話せないと仕事には活かしづらいと考え、VERSANTのスピーキングテストに挑戦しました。
オンライン英会話の受講、一緒に試験を受ける友人と会話練習など、スピーキング能力向上を重視した対策を続けた結果、ビジネスで英語を使えるレベルのスコアを取れました。
流ちょうに話すにはまだ不十分ですが、入社後も積極的に英語でコミュニケーションを取り、今以上に英語力を向上させていきたいと考えています。
私の所属は経営学部ですが、ITの将来性と活躍の場の広さに惹かれ、IT業界に興味を持つようになりました。文系からIT業界に就職するには、最低限の知識を身に付ける必要があると思ったのが勉強のきっかけです。
新しい知識をゼロから学ぶのは大変でしたが、経営学部の内容に関連するものから学んだところ身に付きやすく、ITパスポートを取得できました。
ITパスポートはあくまで基礎知識を証明する資格でしかないため、次のレベルにあたる基本情報技術者試験に向けて現在も勉強中です。
試験勉強を通じて身に付けた向上心は、入社後の仕事をすばやく覚えるのに役立つと思います。
アロマは日常生活の中でもさまざまな場面で取り入れているため、本を読むだけでは得られない知識を身に付けたいと思い取得を目指しました。学校が終わった後はもちろん、休日にも時間を取り毎日頑張って勉強をした結果、1ヶ月の勉強期間でアロマテラピー検定1級に合格しました。
もともとアロマには興味を持っていたのですが、例えば小さな子供や高齢者、病気の方は使えない精油があることを知り、アロマテラピーの奥深さを学ぶことができました。
貴社では働き方改革に力を入れていると思いますが、アロマにはリラックス効果の高いものがたくさんあり、使い方もさまざまです。資格取得によって身に付けた知識は貴社の目指す「働きやすい職場づくり」に必ず役に立つと思います。
資格取得はガクチカのテーマにできますが、資格を持っていること自体はあまりアピールにはなりません。資格そのものより、取得までの過程が重視されているので、背景や困難、自分が取った行動を詳しく伝えることが大切です。
資格取得をテーマにしたガクチカが完成したら、ぜひOfferBox(オファーボックス)に登録しましょう。プロフィールを見た企業からオファーが届く仕組みのOfferBoxであれば、自分の知識やスキルを活かせる企業に出会える可能性が高まります。
自分に合う企業を見つけたい人、企業の反応を見ながらガクチカを修正していきたい人は、ぜひOfferBoxに登録してみてください!

自分の努力を自覚するのは難しいものですが、見つからないまま選考に臨むのはよくありません。ガクチカから人柄や価値観のアピールにつなげるためにも、自分らしいエピソードを用意してから選考に臨みましょう。
この記事では、ガクチカが本当にないと感じてしまう理由や、見つからない場合の対処法を紹介します。企業が見ているポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
OfferBoxに登録していれば無料で診断できるので、ぜひご活用ください。
ガクチカで悩んでいる人は、どのような理由から「アピールできることが本当にない」と感じてしまうのでしょうか。思い悩んでしまう主な理由を知り、まずは自分がどんな状況に陥っているのか確認しましょう。
特によく見られるのは、「輝かしい実績がないから」と思い込むケースです。
全国大会での優勝経験や留学経験など、人に自慢できるようなすごいエピソードばかりに注目しているために視野が狭まり、ガクチカを見つけづらくなっているのかもしれません。
全国優勝とまではいかなくても、「何かで1位を取ったり表彰されたりしたエピソードではないといけないのでは」と考える学生が多いです。
経験の期間にこだわりすぎてガクチカを見つけられない場合もあります。
例えば、「ボランティアの経験があるけど、1ヶ月しか継続して参加してないからガクチカにしていいのか分からない」という状況です。
取り組みの期間で評価が決まるわけではありませんが、期間の長さ=努力の大きさと捉えて、ガクチカがないと感じる学生が見られます。
「頑張ったけど就活ではアピールできそうにない」と思い込むのも、ガクチカが本当にないと感じる理由のひとつです。
ガクチカでは本来、選ぶエピソードに決まりはありません。
学業やアルバイト以外に趣味や遊びのエピソードも伝えられますが、「遊びの話は就活にふさわしくない」「趣味をガクチカにしても評価につながりそうにない」などと、一部のエピソードを敬遠して視野が狭くなってしまうことがあります。
長く続けた経験はあるものの、当たり前だと思い込んでいるためガクチカと捉えていないケースもあります。
例えば、アルバイトに継続的に従事した経験があっても、中には「お金を貰っているのだから頑張るのは当たり前」と考える人もいます。
こうした人は周りからすると十分頑張っているのに、努力を自覚していない、または自分に課すハードルが高い影響でガクチカがないと考えがちです。
ここまで、ガクチカが本当にないと感じてしまう理由をあげてきましたが、これらを理由に悩んでいる人の大半は、実は堂々と企業にアピールできるガクチカを既に持っています。
それがなぜかを知るために、ガクチカに求められていることを正しく理解していきましょう。
そもそもどんな人なのか、何にやる気を感じるタイプなのかを知るのが目的です。
人柄や価値観などの根本的な部分が企業の特徴とマッチしない場合、入社後に強みをうまく活かせないリスクや、早期退職につながるリスクが高まります。
採用のミスマッチは学生と企業双方の不利益となるので、ガクチカから学生を理解し、相性を確かめています。
物事の取り組み方は、入社後の活躍をイメージするうえで欠かせない情報です。力を入れたきっかけや工夫から、仕事にどんな姿勢で臨んでくれるのかを確かめようとしています。
例えば、課題に直面したときの対応、目標の設定方法などは仕事にも通ずる重要な要素といえるでしょう。
そうした要素をガクチカのエピソードから確認し、どんな形で企業に貢献してくれるのかを見極めます。
努力の過程や工夫を論理的に説明できるかも、ガクチカの評価ポイントです。
物事を筋道立てて分かりやすく伝える力は、上司への相談・報告やプレゼンテーション、チーム業務など、仕事のあらゆる場面で求められる能力です。
こうした能力を備えている学生は、立場や考え方の異なる人と協働してくれそうな期待ができるため、ガクチカでは論理的思考力や説明力が評価されています。
企業がガクチカを聞く理由が理解できたところで、続いて、企業が「重視していない」ポイントを知っていきましょう。
人事の本音ランキング発表!ガクチカや自己PRの「エピソード」で見ているポイント
OfferBoxでは200社以上の企業を対象に、自己PRやガクチカで意識しているポイントに関するアンケートを実施しました。その結果判明したのは、「企業が主に注目しているのは成果の大きさや経験の派手さではない」という事実です。
意識しない理由には、
などが挙げられています。
ガクチカを探す際はどうしても成果や経験の派手さを重視しがちですが、企業側が主にみているポイントはそこではないことがわかります。同様に、「何に力を入れたのか」もそれほど重要とは言い切れません。
この事実をもとに、冒頭の「ガクチカが本当にないと感じてしまう理由」を振り返ってみましょう。
「輝かしい実績がないから」
→成果の大きさを最重視している企業はわずか2%です。
「長く続けた経験がないから」
→73%の企業は経験の期間を気にしない結果が、データから明らかになっています。
つまり「ガクチカが本当にない」の多くは勘違いで、考え方が間違っているだけだといえます。実績や経験の期間にこだわりすぎず、視野を広げて探していけばガクチカが見つかる可能性は高まるでしょう。
「就活向けに言えそうなエピソードがないから」「何かを頑張った実感がないから」、この2つが理由でガクチカが本当にないと感じる人は、
おそらく無意識に「就活向け」と自分がカテゴライズしたものの中から、ガクチカを選ぼうとしている可能性が高いです。
ぜひこちらの記事を読んでみてください。学生生活に限らず、日常生活からガクチカのエピソードを見つける方法もありますよ。
ガクチカがない…。学生時代に頑張ったことがない人向けのガクチカの書き方
就活に行き詰まったときは、基本中の基本の自己分析に立ち返りましょう。過去の経験を振り返ると、自分が大切にしてきた価値観やモチベーションの源が明らかになります。
既に自己分析をしても見つからなかった人は、「頑張った経験」ではなく「どんな経験をしたか」を軸に考えるのがおすすめです。「頑張った経験」を直接探してしまうと、頑張った自覚のない経験や、実績の伴わない経験を見落とす可能性があります。
そうすると視野が狭まってしまうので、まずは色々な経験を振り返ってみましょう。実績の大きさにかかわらず探していけば、小さな経験の中にも自分の頑張りを見つけやすくなります。
自己分析では自問自答の繰り返しが重要です。物事に取り組んだきっかけ、過去の自分がとった行動を掘り下げていき、ガクチカにできそうな経験を探しましょう。v
【質問例】
自分自身に投げかける質問は、特定の年代やシチュエーションに限定する必要はありません。幼少期から現在までの経験を、日常生活と学生生活の両方から掘り下げていきましょう。
印象的な出来事が思い浮かばない場合は、周囲の人に聞いてみるのも効果的です。客観的な意見を取り入れると、予想しなかった経験やエピソードに気が付く可能性があります。
意見を聞く相手は家族や友人のほか、アルバイトの同僚もおすすめです。家族や友人は普段の自分を知っている一方で、アルバイトの同僚は仕事に取り組んでいるときの自分を知っています。
違う角度から分析を進めるとガクチカを見つけやすくなるので、さまざまな立場と年齢の人に自分について聞いてみましょう。
ガクチカは自分の人柄や価値観から、企業との相性を確認してもらうためのものです。言い換えれば自分を知ってもらう自己PRともいえるので、アピールしたい強みから逆算するのもおすすめです。
例えば「意志の固さ」を強みとしてアピールしたいなら、意志の固さが強みだと自覚した経験や、特に発揮したときの経験を思い浮かべてみてください。
具体的なエピソードがあれば強みの根拠となり、ガクチカとしてアピールできます。
そもそも自分の強みが分からない人には、適性診断AnalyzeU+を活用してみると良いかもしれません。詳細なデータで性格や強み弱みを把握し、エピソード探しのとっかかりにしましょう。
自己分析をし直したり、周囲の人に意見を聞いたりしても、どうしてもガクチカが見つからない人もいると思います。そんな人は、以下の2つの方法を試してみてください。
大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、就活のプロに相談してみましょう。
経験豊富なキャリアアドバイザーであれば、自分の置かれた状況を的確に分析し、今後取るべき行動を具体的にアドバイスしてもらえます。
また、ガクチカの相談以外に、エントリーシートや面接対策などのサポートを受けられるメリットもあります。就活の最初から最後まで包括的なサポートを受けられるので、1人で進めるのが不安な人や、就活に行き詰った人に特におすすめです。
ガクチカは過去の出来事にこだわる必要はありません。振り返っても見つからないのであれば、いっそのこと今からガクチカを作りましょう。
【ガクチカ作りの方法例】
例えば、何気なく続けている趣味や遊びがあるなら、目標を設定してみると努力の過程をガクチカで伝えやすくなります。何もしないままではガクチカは作れないので、まずは行動を起こすことが大切です。
ガクチカが本当にないと悩む人には、「輝かしい実績がないから」「長く続けた経験がないから」といった勘違いがよく見られます。成果の大きさや経験の派手さを企業は重視するとは限らないので、それだけにとらわれて視野を狭めないように注意しましょう。
どうしてもガクチカが見つからないときは1人で悩まず、周囲の人に聞いてみたり、就活のプロに相談したりするのがおすすめです。今からガクチカを作る方法もあるので、見つからないままにせず自分らしいガクチカを用意してから選考に臨みましょう。


ガクチカは志望動機や自己PRと並ぶ頻出質問ですが、自分の努力を人に説明するのは意外と難しいですよね。ガクチカで書きたいテーマは見つかったものの、上手な伝え方が分からずに悩んでいる人は少なくないはずです。
この記事では、伝わりやすいガクチカの書き方と構成を解説します。具体的な例文とポイントも紹介するので、ガクチカをうまく書けずに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
OfferBoxは、就活生の約23万人(※1)に利用されているオファー型就活サービスです。プロフィールを登録するだけで企業からオファーが届くため、どのような経験や強みに魅力を感じてもらえたのかを把握できます。ガクチカに使える「自分では気づかなかったアピールポイント」を客観的に発見できるため、効率的に就活を進められます。
累計登録企業数も21,089社以上(※2)と豊富なため、ガクチカの書き方に悩んでいる学生は、多くの企業の視点を得るために活用してみてください。

(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより(2025年8月時点)
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年7月時点)
ガクチカとは「学生時代に力を入れた取り組み」の略称です。志望動機や自己PRと同様に、企業が学生の人柄を把握するための質問の1つです。
ガクチカと言われると、学業での取り組みをイメージする人が多いかもしれませんが、選ぶテーマに決まりはありません。学業・部活動・サークル・インターンといった学校生活のほか、アルバイト・日常生活での取り組みもテーマにできます。
ガクチカの概要はこちらの記事でも解説しています。
ガクチカは「力を入れた取り組み」、自己PRは「強み」を聞くのが質問の目的です。そのため、ガクチカでは取り組んだ過程を、自己PRでは強みそのものが重視される傾向にあります。
自己PRにも強みを裏付けるエピソードが必要となるので混同しがちですが、ガクチカのほうがより詳細な過程を重要視します。ガクチカでは、自身の行動や考え、自己PRでは強みの説明や発揮した場面に重きを置いて伝えるのがおすすめです。
企業がガクチカを聞くのは、学生の人柄を把握して自社との相性を確認するためです。特に、企業は次の3点をガクチカから見極めようとしています。
学生時代の過ごし方からは、人柄と物事に取り組む姿勢が分かります。両者を実際の業務に照らし合わせ、入社後の活躍をイメージするのが狙いです。
また、何にモチベーションを感じるのか、経験から学べる人なのかを知り、入社後に活躍できる人材か確認する意図があります。
ガクチカで採用担当者から評価を得るためには、単に経験を話すだけでなく、いくつかのポイントを押さえる必要があります。以下では、ライバルに差をつけるための3つのポイントを紹介します。
これらのポイントを把握して、効果的なガクチカを作成しましょう。
ガクチカは、漠然とした表現で終わらせるのではなく、固有名詞や数字を使って具体的に書くことで、取り組みの規模や成果が明確になります。その結果、採用担当者は自分の話にリアリティを感じて、入社後の活躍をより鮮明にイメージできます。
たとえば、「カフェのアルバイトを頑張った」と書くよりも、「カフェでアルバイトリーダーとして、新商品の売上を3ヶ月で20%増加させた」と書くほうが、より説得力が増して効果的です。
固有名詞は具体的な場所や組織、数字は期間や達成率など、できるだけ詳しく伝えることを意識しましょう。
ガクチカで評価されるのは結果だけではなく、問題をどのように捉え、どのように工夫したかという思考の流れです。そのため、ストーリー形式で語ることが効果的です。
たとえば「売上を上げました」と結果だけを述べるのではなく、「来客数が減少している状況に気づき、原因を調査しました。学生割引を企画して実行した結果、来客が20%増加しました。」とプロセスを順序立てて伝えれば、主体性や論理的思考力がアピールできます。
物語のように描くことで、面接官は自分の行動をイメージしやすくなり、記憶にも残りやすくなります。
単に成果を並べるのではなく、課題をどう認識し、どう工夫して行動したかを強調することで、他の就活生との差別化にもつながるでしょう。
ガクチカは自己満足の経験談ではなく、応募先の企業が求める人物像と重ね合わせて表現する必要があります。企業が求める人材像に沿った経験を提示することで説得力が増し、共感を得られやすくなります。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば「仲間と協力しながら業務改善を進めた経験」、挑戦を評価する企業であれば「新しい施策に挑戦して成果を出した経験」を選ぶと効果的です。
また、経験から得た学びを活かして入社後にどのように貢献できるか(=再現性)という未来への貢献を示すと、面接官に強い印象を与えられます。
ガクチカは単なる過去の経験ではなく、企業で活躍できる根拠として語ることが重要です。
他にも、企業の求める人物像に合わせて、自身の経験を話せる能力は、学生の実践的なスキルを測る指標にもなります。たとえば、営業で顧客の意図を汲んで会話を組み立てる力や、事実を基に相手にとって魅力的なストーリーを語れるか、といった学生の能力を見極めることができるのです。
ガクチカは以下の6段階で構成すると、論理的で分かりやすい文章になります。うまく書けずに悩んでいる人は、構成に沿ってまとめてみてください。
各段階のポイントと注意点を詳しく紹介していきます。
文章は結論から書き始めると内容が伝わりやすくなります。たとえば「私は〇〇の活動に力を入れました」のように、学生時代に何に力を入れたのかを最初に伝えましょう。
結論ファーストの心がけは、志望動機や自己PRなどのほかの質問項目を書くときにも役立ちます。いきなり本論に入ってしまうと何の話かが分からず、読み手は文章を行ったり来たりする必要があるので、まずは結論を伝えてから本論に入りましょう。
【例文】
結論を示したら、次にその経験に取り組むことになった動機を説明しましょう。動機を語ることで、自分の価値観や判断基準が伝わり、説得力を持たせられます。
たとえば「アルバイトで接客マニュアルを改善した」というガクチカであれば、「来店客からクレームが多く、このままではお店に悪影響があると感じた」という背景を添えると説得力が増します。
動機を説明しないと単なる作業の記録に見えてしまうものも、動機やきっかけを語ることで、自発性や問題意識の高さを伝えることが可能です。
【例文】
目標や課題のないエピソードでは、初対面の相手にどの程度頑張ったかを伝えるのは難しく、経験の重みが伝わりにくくなります。努力の過程をイメージしてもらいやすいように、設定した目標や、直面した課題を書きましょう。
目標と課題を伝えるときは、ただ状況を羅列するのではなく、当時の状況を具体的に説明するのがポイントです。どのような理由からその目標が適切だと考えたのか、その課題を解決する難しさなどを説明すると、状況をイメージしてもらいやすくなります。
【例文】
物事への取り組み方には自分の人柄が特に表れます。当時の状況や課題にどのような考えを持ち、どのような行動を取ったのかを書きましょう。
取り組みを伝えるときは、自分なりの工夫を具体的に説明するのがポイントです。「〇〇できるように努力しました」のような抽象的な表現ではなく、工夫の内容と、なぜその工夫が効果的だと考えたのかを説明しましょう。
工夫の過程を順序立てて説明することで、課題解決力やリーダーシップ、協調性といった社会人基礎力のアピールにつながります。
【例文】
自分が取った行動の結果を説明しましょう。話をまとめるには、結果の説明が必要です。
結果を明示しないと、行動が本当に効果的だったのかが伝わらず、説得力が薄れてしまいます。
店の売上アップや大会での優勝、のような大きな成果でなくて問題ないので、行動がどのような結果につながったのかを書きましょう。
【例文】
ガクチカの締めくくりとして、経験から得た学びを書きましょう。経験を通じて身に付いたスキル、変化した価値観を説明すると、「経験から得た学びを次に活かす能力」が備わっているとアピールできます。
学びは、企業での活かし方と結びつけて伝えると好印象です。たとえば、取り組みを通じて継続力が身に付いたのであれば、継続力が入社後のどのような場面で活きると思うのか、自分の考えを述べましょう。
【例文】
ここからは、テーマ別にガクチカの例文を6つ紹介していきます。企業がガクチカを聞く理由と書き方のポイントをふまえ、例文を参考に自分ならではのガクチカを書いてみましょう。
ガクチカには400文字・200文字などさまざまなタイプがありますが、ここでは350〜400文字を想定して紹介します。
200字のガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
また、以下の記事では豊富なガクチカの例文を紹介しています。
【取り組み】
改善のため、先輩社員の商談現場に積極的に同行し、会話の流れや提案の仕方を徹底的に学びました。さらに、自分の営業トークを録音し、課題を洗い出して一つずつ修正しました。
アルバイトのガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
部活・サークルのガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
ゼミ活動のガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
研究についてアピールするガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
留学経験についてのガクチカの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
ガクチカを考えるとき、「特別な経験がない」と悩む学生もいます。しかし、整理の仕方を工夫すれば、日常生活のなかにもアピールできるエピソードは多くあります。
具体的には、以下の方法で探しましょう。
これらのポイントに基づいて考えれば、漠然とした経験でも就職活動で活用できるガクチカへと変わります。
ガクチカを考える際には、まずは自分の学生生活を丁寧に振り返りましょう。特別な成果を挙げた経験がなくても、日常のなかに題材は隠れています。
たとえば、アルバイトで新人教育を任された経験や部活動で練習方法を工夫したできごと、ゼミで調査方法を改善した試みなどは、立派なガクチカになります。大切なのは「成果の大きさ」ではなく「課題にどのように向き合ったか」です。
紙に時系列で経験を書き出すと、普段は忘れている小さな挑戦やできごとも思い出せます。まずは、自分の行動や工夫に目を向けることで、就活に活かせるエピソードが見えてくるでしょう。
自分の経験の振り返りと同様に重要なのが、応募先企業がどのような人物像を求めているかを理解することです。
企業は、「自社で活躍できる人材か」を判断するための材料としてガクチカを求めています。そのため、企業研究を通じて「チームワークを重視するのか」「挑戦する姿勢を求めているのか」といったポイントを把握する必要があります。
企業が求める人物像を把握するためには、企業の採用ページや採用担当者のコメント、社員インタビューなどからキーワードを拾うのが有効な手段です。
ガクチカでは「過去の体験をどのように語るか」だけでなく、「入社後に強みを活かしてどのように活躍できるか」を伝えることも重要です。
たとえば「アルバイトで業務改善に取り組んだ経験」を語る場合、単に結果を示すだけでなく、「改善力を発揮して御社でも新しい課題解決に取り組める」と未来をイメージさせることで説得力が増します。
ここで意識すべきは、自分の強みが企業が求めている人材像と一致していることをアピールすることです。
強みを客観的なエピソードで裏付け、それが入社後にどのように活かせるかを示せば、選考担当者は「この学生はうちで成果を出せそう」とイメージしやすくなります。経験と企業ニーズを結びつけることで、ガクチカの効果を最大限発揮できます。
ガクチカは自分を効果的にアピールする手段ですが、書き方を誤ると逆効果になってしまいます。そのため、採用担当者に良い印象を与えるためには、以下の点に注意する必要があります。
これらを意識することで、誠実な印象を与えられるでしょう。
印象を良くしようとして嘘を書いたり、必要以上に話を誇張したりするのはやめましょう。エントリーシートの内容は面接の資料に使われるため、いざ面接で深掘りされると嘘が発覚し、評価を落とす可能性があります。
たとえば、「サークル活動で全国優勝した」と書いても、具体的なプロセスや課題解決の工夫を説明できなければ採用担当者からの信頼を失います。一方で、小さな改善であっても実際に行った工夫を詳細に語れれば十分に評価の対象です。
仮に面接では嘘が発覚しなくても、自分を偽ったまま入社すると採用のミスマッチが生まれる可能性もあります。採用のミスマッチは自分にとっても企業にとっても不利益となるので、ガクチカに限らず、就活で嘘をつくのはやめましょう。
ガクチカでは、社会で活かせる資質を伝えることが求められるため「一人で映画を楽しんだ」「考えることが好き」などの個人的かつ抽象的な内容だけでは評価されにくい傾向にあります。
もし趣味を題材にするなら、「映画を年間100本鑑賞し、批評をブログにまとめて文章力を鍛えた」といった形で具体的な行動を書くことで評価につながる可能性があります。
また、「一生懸命頑張った」といった抽象表現は避け、どのような課題にどのように取り組んだかを明確に示しましょう。
趣味や抽象的な思考をそのまま書くのではなく、就職活動につながるスキルや成長に結びつけて表現することが評価の分かれ目になります。
ガクチカのエピソードがないと感じている人は、「輝かしい実績がないから」「就活向けに言えそうなエピソードがないから」などと勘違いしている可能性があります。
派手なエピソードにはインパクトがありますが、ガクチカで大切なのは派手さではなく努力の過程です。派手さがなくても過程さえ詳しく説明できれば評価してもらえるので、広い視点でエピソードを探してみましょう。
たとえば、長く続けている趣味や一人暮らしの経験のように、一見就活で使えそうにないエピソードでも伝え方によってはガクチカにできます。
こちらの記事で、ガクチカが見つからない人向けの書き方を紹介しています。
ガクチカは就職活動において欠かせない要素ですが、「特別な実績がない」と悩む学生は少なくありません。
そのようなときは、自分一人で答えを探そうとせず、企業からの評価を直接知る機会を活用することで効果的なガクチカの作成が可能です。
オファー型就活サービス『OfferBox(オファーボックス)』では、プロフィールを登録するだけで企業からオファーが届くため、自分のどの経験や強みに魅力を感じたのかが分かります。そのため、自分では思いつかなかったエピソードをガクチカに活かすヒントを得られます。
また、先輩のガクチカが例文集として公開されているため、自分と似た経験をしている人のガクチカを参考にできるかもしれません。
就活は一人で抱え込むよりも、企業の視点を取り入れるほうが効率的かつ選考の通過率もあがります。
ガクチカの書き方に自信が持てない方は、まずOfferBoxに登録し、企業からのオファーを受けることで、企業視点の自分の強みを客観的に発見してみましょう。


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②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら参加用URLにアクセスしご参加ください。

株式会社i-plug 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛
2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事
※下記期間中はすべての対応業務をお休みさせていただきます。(WEB/電話 対応)
2023年8月11日(金)~2023年8月14日(月)
休業中に頂戴いたしましたお問い合わせへの返答は、8月15日(火)以降、順次対応させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。

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※DMは「すべてのユーザーからDMを受け取る」の設定をオンにしてください。
※当選者のみにご連絡します。
※当選者に発表後の辞退者が発生した場合、追加当選は9月6日(水)までにDMにてお知らせします。
①大学・大学院・短期大学・高等専門学校・専修学校および各種学校に所属する学生
②Twitter(現「X」)またはInstagramの公開アカウントをお持ちの方
上記の2つを満たしている方のみ応募が可能です。
8月1日(火)〜8月18日(金)23時59分
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大阪ガス都市開発株式会社
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株式会社グッドライフケアホールディングス
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株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
シンクコンストラクション株式会社
東京ガスカスタマーサポート株式会社
株式会社千代田組
株式会社日伝
日軽金アクト株式会社
株式会社日本ベネックス
株式会社平成建設
株式会社ブロードバンドタワー
株式会社リグア
※五十音順
※企業一覧に掲載された全ての企業の商品/ノベルティが含まれるわけではございません。
※協力企業はOfferBox利用企業に限りません。
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・当選した際、応募資格の有無や郵送のためのお名前や住所などの情報を確認させていただきます。
・当選した際にお預かりした個人情報については、当選商品郵送のために使用させて頂きます。
・指定期限までにご連絡がない場合は当選を無効とさせていただく場合がございますのでご注意ください。
・本キャンペーンに参加する企業はOfferBox利用企業に限りません。
・本キャンペーンは予告なく、中止、変更となる場合がございます。
25卒から、採用直結型インターンシップが解禁されたこともあり、27卒の就活でもますます重要度が高まる「インターンシップ」。
しかし、周囲に流されてなんとなく参加してそのまま終わってしまうようでは、せっかくの機会を無駄にしてしまいます。
そこで、今回のコラムではインターンシップに費やした時間を最大限活かすためのインターンシップの振り返り方法をご紹介します。
インターンシップ選考に通過してほっとしている方も、これからインターンシップ先を探すという方も、ぜひ参考にしてください。


(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)
せっかくインターンシップに参加しても、振り返りをしなければそこで得た情報や学びを今後の就活に活かせません。自分でも何のためにインターンシップに参加したのか分からなくなることもあるでしょう。
インターンシップの振り返りをしないとどうなるのか、より具体的に解説します。
インターンシップでは、企業・事業や仕事に関するさまざまな情報が得られます。先輩社員と交流したりインターンシップで出された課題に取り組んだりする中で、求められる人物像や必要とされる能力について気づきや発見もあるでしょう。
しかし、インターンシップの振り返りをしなければ選考が始まる頃にはそうした情報を忘れてしまいます。
ほかの学生との差別化や自己PRにもつなげられたはずの情報を忘れてしまうのは、大きな痛手でしょう。
インターンシップで受けた企業への印象やインターンシップに参加することで高まった志望度は、志望動機にオリジナリティや説得力を持たせる材料となります。
しかし、インターンシップのあとに振り返りをして、その時の気持ちを書き留めておかないと、企業への印象はだんだんと薄まり、志望度も下がってしまいがちです。
自分らしさや熱意の感じられる志望動機につながる経験をしたはずなのに、インターンシップに参加していない学生と同じような志望動機しか作れないおそれもあるでしょう。
インターンシップで課題をこなしたり、同じ企業・業界を目指す学生と交流したりすることで、自分の強みや弱みに気づくことがあります。
ここで気づいた強みや弱みは選考時の自己PRにも活かせますし、選考までに強みを伸ばし弱みを克服すれば向上心や成長スピードのアピールもできるでしょう。
しかし、インターンシップでの振り返りをせずに自分の弱みや強みを忘れてしまうと、インターンシップ時よりも成長した自分をアピールするどころか、「インターンシップの経験を何も活かせていない」と判断されてしまう可能性があります。
自己分析が深まらないまま選考にも臨むことになりかねず非常にもったいないです。
インターンシップに参加したあとには、課題解決能力や協調性、社会人としてのものの見方・考え方が身についているなど何かしらの成長をしているはずです。参加直後は、やり切った充実感も感じられていることでしょう。
しかし、そうした成長は意識的に振り返らなければ自覚できないことも多いです。自分の成長を自覚できないままでは選考時の自己PRにつなげられませんし、その能力を活かしたり伸ばしたりできずだんだんと失ってしまうことも考えられます。
どのような成長をしたのか振り返り文字に残しておかないのは、非常にもったいないでしょう。
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インターンシップに参加する場合、参加後の振り返りも重要ですが事前準備も非常に大切です。
事前準備をしっかりしていたかによってインターンシップで得られるものも変わってくるでしょう。
インターンシップの準備の重要性やすべき準備の内容、準備していなかった場合の対処法を解説します。
インターンシップでどれだけのことを学び、吸収できるかは、事前の準備にかかっています。
単にインターンシップで与えられる課題をこなし、採用担当や社員の話を聞く受身の姿勢でいるよりも、インターンシップで学びたいこと、知りたいこと、身につけたいことなどを明確にして参加するほうが多くの収穫を得られるでしょう。
また冒頭でもお伝えした通り、25卒からは採用直結インターンシップが開始されました。しっかり活躍して選考につなげるためにも、事前準備は重要なのです。
インターンシップ前には、企業の事業内容や歴史、インターンシップの概要など基本情報を押さえておきましょう。基本的なことを理解せずインターンシップに参加すると、志望度や意欲を疑われかねません。
積極的・能動的にインターンシップに参加し実り多い経験にするために、インターンシップにおける自分なりの目標も設定する必要があります。
インターンシップ中は採用担当や先輩社員と話しやすいため、ネットなどでは分からない質問も洗い出しておくと良いです。
その他、会場までの行き方や持ち物、ビジネスマナーなども確認しておきましょう。
https://offerbox.jp/columns/knowhow/31872.html
事前準備をせずにインターンシップに参加してしまった場合は、この次に紹介するテンプレートを使い振り返りをしましょう。
インターンシップ前に記入する項目は、参加前にどう感じていたかを思い出しながら書いてください。
そうすることで、事前準備ができていなくてもインターンシップ参加前と参加後の変化を確認できます。
インターンシップ参加前のことも参加後のことも時間が経つと忘れてしまうので、事前準備をしていなかった場合はなおさら、参加後すぐに振り返りをしてください。
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ここからは、具体的なインターンシップの振り返り方法をお伝えします。
私がやっていたインターンシップの振り返りは、インターンシップに行く前と後のギャップを書き出してみるという方法です。
具体的には、インターンシップに行く前に
「インターンシップの目標」
「インターンシップに参加するのはどんな学生が多そうか」
などをあらかじめ表に書いて準備していました。
このように仮説と検証をインターンシップ参加後に振り返ることで、インターンシップ参加前よりも深まった情報を整理したり、イメージとのギャップを見つけたりすることができます。
表に必要な要素は、
というシンプルなもの。 振り返る項目を決めたら、自分の知識やその業界・企業のイメージを書き出してみましょう。
インターンシップが始まる前に、業界分析や企業研究を進めておくことも重要!何も調べずに参加することだけはやめましょう。
ポイント!:振り返り表作成をきっかけに、業界や企業についての事前勉強をしよう!
参考までに、ここからは私が行ったインターンシップの振り返り項目と、実際に書いたことを紹介します。
例)某大手保険会社のインターンシップ(参加前)
| 項目 | インターンシップ参加前:事前情報 | インターンシップ参加後:学んだこと |
| インターンシップの目標 | インターンシップ先の仕事を生で理解したい。 | |
| 業界での立ち位置 | 生命保険業界2位(2015年) | |
| 業務内容 | どの職種に関わらず、はじめは営業での保険商品販売。またはそのサポート側。 | |
| 業界の最新トレンド | 競合が増えてきて、サービスの質向上が求められる。 | |
| 社員のタイプ | 生真面目で成績重視のタイプ | |
| 参加学生のタイプ | 保険業界だから、無難に働きたい人達? |
このようにインターンシップ参加前に調べた情報や仮説(企業のイメージ)を表で整理してみます。
例)某大手保険会社のインターンシップ(参加後)
| 項目 | インターンシップ参加前:事前情報 | インターンシップ参加後:学んだこと |
| インターンシップの目標 | インターンシップ先の仕事を生で理解したい。 | ネットの情報よりも現場で感じた情報のほうが理解しやすく、イメージが湧いた。 |
| 業界での立ち位置 | 生命保険業界2位(2015年) | 売上などで3位以下に圧倒的差をつけていた。 |
| 業務内容 | どの職種かに関わらず、はじめは営業での保険商品販売。またはそのサポート側。 | 概ね調べた通り。キャリア職であれば、営業チームの管理側に早く就くことも。 |
| 業界の最新トレンド | 競合が増えてきて、サービスの質向上が求められる。 | 学資保険が減少しているので、ほかでカバーしようとしている。 |
| 社員のタイプ | 生真面目で成績重視のタイプ。 | 年齢関係なく活躍したいと思う熱量が滲み出た社員さんが多い。 |
| 参加学生のタイプ | 保険業界だから、無難に働きたい人達? | キャリア職の場合、露骨に成績が昇進に関わるので、インターンシップ中でも意欲が高い人は目に止まりやすかった。 |
インターンシップ参加後に、実際に現場で学んだことや仮説(企業イメージ)の検証結果を記載します。これで、インターンシップ振り返り表が完成!
インターンシップ参加前の情報に比べると、質も量も高くなっているのが一目瞭然ですね。
自分で得た情報だからこそ、文章には書かれていない「感情の部分」も把握しやすくなります。
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上記のテンプレート例を見ていただくと分かる通り、インターンシップ参加前後の情報を見比べると、明らかにインターンシップ参加後のほうが情報が深まりますよね。
ただ、振り返りをするメリットは「企業のことをよく知ることができた」だけではありません。
ここでは、インターンシップの振り返りをするメリットをご紹介します。
企業のことを知れば知るほど、その企業に愛着を持ちやすいものです。
一方で、「その企業が自分にあっているか」という視点を忘れてしまうと、本当に自分にとってやりたい仕事や働きやすい企業ではないにもかかわらず、その企業に時間を投資してしまう可能性があります。
項目に沿って振り返りをすることで、一つひとつの項目を文字にして客観的に見ることができます。
項目によっては参加前のイメージと実際の業務のギャップが大きい事柄もでてくるかもしれません。
それによって、志望度が下がってしまうこともあるかもしれません。
しかし正しい情報を理解することが振り返りの一番のポイントなのです。
もし志望度が下がってもがっかりする必要はありません。
「早いうちに、自分に合わないことに気づけてよかった!」と考え、もっと自分に合う企業を探しにいきましょう。
インターンシップ参加企業の選考に進む場合、インターンシップで得た経験はその後の選考でのアピールに大いに役立ちます。
ネットやその他手段で得た情報とは異なり、自分で集めた情報であるからこそ、エントリーシート(ES)でオリジナリティのあるエピソードを書くことができます!
例えば、 上記のテンプレート例の企業であれば、
「競合が増えてきているので、既存サービス品質の向上が重要と考えていたが、インターンシップで少子化にともない学資保険の売上高が減少している現状を知った。この業界は新しい市場を開拓することが重要と考えています。」
といった深い考察をエントリーシートに記入することができるでしょう。
振り返りシートに自分が学んだことを書いていくことで、無意識に自分がよく見ていたポイントや、気になる項目に気づくことができます。
例えば、インターンシップで自分から聞きに行った項目や、もっと知りたいと思ったことがあれば、それが自分自身にとって大切な就活の軸である可能性があります。
インターンシップの時期は、まだまだ自己分析も途中という方が多いでしょう。
こうした振り返りも、「企業の振り返り」のためだけでなく、自己分析のヒントに使えると、就活を効率的におこなえますよ。
ちなみに、自己分析を効率的におこないたい方には、適性診断ツールを使うのもおすすめします。
こちらの記事では、実際に適性診断ツールを使って自己分析、さらには自己PRにまでつなげた先輩の話が読めます。
ぜひ読んでみてください!
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何も考えず数だけこなしてインターンシップに参加していると、ひとつひとつの記憶が薄れてしまいがちになります。
一方で、インターンシップの振り返りを行うと、インターンシップで成長している自分、業界の知識を広げている自分を再確認できます。
また、自分がどんな仕事に興味を持ちやすいかも振り返りでわかってくるので、次の企業や業界を探すヒントになります。
せっかく費やした時間の分だけ、一歩一歩ゆっくりでもいいので前進できるようにしましょう。
最後に…私も、この手法は正直「面倒くさい」と思います。手間がかかります。
しかし、文字に残しておくことで、たとえインターンシップで行った企業の選考を受けなかったとしても、業界を理解することに役立ちます。
また、自己分析にもつながります。
何が武器になるか就活が始まって蓋を開けてみないとわかりません。
ぜひインターンシップの振り返りをしてみてくださいね!