就活の自己PR例文27選|強み一覧・書き方・ポイントを徹底解説!

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就活の自己PR例文27選|強み一覧・書き方・ポイントを徹底解説!

就活において自己PRは、企業があなたの強みや人柄を判断するための重要な要素です。自己PRを通じて、企業は自社との相性や志望度、自己理解の深さを見極めようとしています。しかし「何をどう伝えればよいかわからない」と悩む学生もいるでしょう。

そこで本記事では、自己PRの例文27選や、自己PRで使える強みの一覧や書き方の基本を詳しく解説します。また、エピソード別・強み別の例文や動画での自己PRの作り方も紹介します。これから自己PRを考える就活生は、ぜひ参考にしてください。

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就活の自己PRで使える強み一覧

就活の自己PRで使える強みを一覧にまとめました。自分がアピールできそうな強みをいくつかピックアップしてみましょう。

強みアピールポイント
実行力思い立ったことをすぐに行動に移し、結果につなげられる
忍耐力困難な状況でも諦めずに取り組み続けられる
継続力目標達成に向けて地道に努力を続けられる
主体性自ら考えて行動し、周囲を巻き込んで進められる
探究心興味を持ったことを深く追究し続けられる
真面目さ・責任感任されたことを最後までやり遂げられる
好奇心旺盛新しいことに積極的に関心を持ち、挑戦できる
挑戦心(チャレンジ精神)困難な課題にも前向きに取り組める
吸収力新しい知識や技術をすばやく学び取る
向上心常に学び続け、自分を成長させようとする
計画性物事を段階的に整理し、効率よく進められる
課題発見力問題点を見抜き、改善点を見つけられる
集中力一つのことに意識を向けて成果を出せる
企画力新しい企画を立案し、実行につなげられる
分析力情報を整理し、課題の本質を見抜く
傾聴力相手の話を丁寧に聞き、理解する
リーダーシップ周囲をまとめ、目標達成に導く
協調性チームの一員として周囲と良好な関係を築ける
プレゼンテーション力自分の考えをわかりやすく伝え、納得を得られる
柔軟性状況の変化に合わせて臨機応変に対応できる
創造力新しいアイディアを生み出して形にできる
判断力状況を見極めて適切な行動を選べる
交渉力互いの立場を考慮しながら合意を得る
観察力状況や人の特徴をよく見て気づける
調整力利害や意見の違いを整理し、円滑に進める

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就活で企業が自己PRを聞く理由

そもそも、就活で企業が自己PRを聞くのは、以下3つのような理由があるためです。

  • 自社とのマッチ度を判断するため
  • 自己理解ができている人材か判断するため
  • 志望度の高さを判断するため

自社とのマッチ度を判断するため

企業が自己PRを求める最大の理由は、自社との相性を見極めるためです。自己PRでは、自分の強みや経験を具体的に伝えることで、その力が入社後にどう役立つのかを示せます。

企業は応募者の強みと業務内容がどの程度リンクするかを見て、採用後に活躍できるかどうかを判断しているのです。また、仕事や職場環境が合わず早期離職してしまうと、採用コストや入社後の教育の手間と時間を無駄にしてしまいます。

企業はもちろん、学生にとっても入社後のミスマッチで後悔しないように、自己PRを通して企業との相性を確認しましょう。

自己理解ができている人材か判断するため

自己PRを通して、企業は応募者が自分自身をどれだけ理解しているかを確認します。自分の長所や強みを把握し、言語化できる力は、社会人としての基礎的なスキルでもあります。

自己理解が不足していると、曖昧な回答になり「この学生の強みがよくわからないな」と評価されやすいです。一方で、過去の経験から得た強みを整理し、それをどう活かせるかを具体的に語れる人は、目標達成に向けて計画的に行動できるとみなされます。

自己理解度をアピールするには、できるだけ定量的な情報を盛り込むといいでしょう。たとえば、自己PRに数字を盛り込むことで、具体性や客観性が増して、話に説得力が出て企業から高く評価されやすくなります。

志望度の高さを判断するため

自己PRは、応募者の志望度を測る材料としても活用されます。企業が求める人物像や仕事内容を理解したうえで、自分の強みをどう結びつけるかによって、本気度が伝わるからです。

たとえば、強みをただ並べるだけでは「どの企業にも通用する表面的な内容」と判断される可能性があります。しかし、企業のビジョンや事業内容に合わせて「自分の強みがここで活きる」と説明できれば、入社後も意欲的に働く姿勢をアピールできます。

そのため、自己PRは志望度の高さを効果的に伝えるチャンスでもあるのです。

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【エピソード別】就活で使える自己PRの例文8選

以下では、インターンシップやアルバイトなど、エピソード別に自己PRの例文を紹介します。

  1. インターンシップ
  2. アルバイト
  3. 部活動
  4. ゼミ
  5. 研究室
  6. 学業(留学)
  7. サークル活動
  8. ボランティア活動

インターンシップ

【例文】

役職がなくても、組織に積極的に働きかけられるのが私の強みです。

大学2年次に参加した新聞社の長期インターンシップでは、地元企業の魅力を学生に発信する冊子制作のプロジェクトに取り組みました。

当初、タスクの約8割がリーダーに集中し、作業や連絡に遅れが出ていました。何でもリーダーに任せるのではなく、メンバー全員にバランスよく仕事を割り振ったところ、納期を3日巻いて冊子を完成させ、プロジェクトを成功させることができました。

入社後は「役職がないから」、「新入社員だから」と臆することなく、周囲に提案して巻き込みながら成果を出していきたいと思います。

【ポイント】

インターンシップのエピソードは、入社後に活躍する姿をイメージできるように伝えるのがポイントです。組織の中でこなした役割や周りを巻き込んだ経験など、働く姿をイメージしやすい内容にしましょう。

その他のインターンシップに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

アルバイト

【例文】

私の強みは、課題解決力です。

2年間続けているスーパーのアルバイトでは、レジ周りの混雑解消に貢献しました。特に夕方のピーク時にはお客様を平均10分以上お待たせし、クレームが月に5件発生していました。私は課題が人員不足ではなく作業の非効率さにあると考え、私が提案した方法は、袋詰めを手伝う専任スタッフを配置することを店長に提案しました というものです。

その結果、お客様の待ち時間は平均3分に短縮され、クレームも0になり、レジ業務をスムーズに進められるようになりました。

入社後も課題を見つけたらそのままにせず、自分なりの方法を提案していきたいと思います。

【ポイント】

アルバイトのエピソードは、実際の業務と関連付づけやすいのが利点です。採用企業と共通する業務の経験があれば、積極的にアピールしましょう。

その他のアルバイトに関するの自己PRの例文は、以下の記事からご覧ください。

部活動

【例文】

私の強みは、縁の下の力持ちとして、目標達成のために課題を分析し、地道なサポートを継続できる周りの人をサポートできることです。

陸上部でマネージャーを務めた際、選手のコンディション管理が課題でした。各々が感覚で練習後のケアをするのではなく、チーム全体で管理することが重要だと考え、選手一人ひとりの疲労度を記録する管理表を作成し、選手に最適なケア方法を提案しました。

地道な取り組みでしたが、徐々に選手の意識が変わり、部全体の怪我による離脱率を半年間で50%減少させることができました。

入社後は、自分のことばかりではなく、状況に応じて周りを手助けできるような視野の広い人間を目指したいです。

【ポイント】

部活動のエピソードでは、団体競技であれば周りを巻き込む力個人競技であれば主体的に行動する能力などをアピールできます。活動中の苦労を例に挙げて学んだことをアピールすると、人間性が伝わる自己PRになるでしょう。

その他の部活動に関するの自己PRの例文はこちらのページからご覧ください。
ガクチカ例文集|先輩の書き方を参考にしよう!

ゼミ

【例文】

私は、周囲の意見を引き出すことが得意です。

大学時代はゼミ長として、全員が意見を発しやすい雰囲気作りに尽力しました。本音で語り合える関係性を築くために、週に一度5分間の雑談タイムを設けたり、月一でオンライン懇親会を企画したりと、本音で語り合える関係性構築に努めました。

その結果、相手に気を遣って自分を押し殺す場面が減り、活発な意見交換をできるようになりました。周囲の意見を引き出す力は、チームで業務に取り組む機会の多い貴社でも活かせると考えています。

【ポイント】

ゼミでのエピソードは、組織内での自分の立ち位置をアピールできるのが利点です。ゼミ内でどのような役割を果たしていたのか、メンバーとどのような関係性だったのかを伝えましょう。

その他のゼミに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

研究室

【例文】

私の強みは、前例のないことでも、自ら積極的に行動できることです。

大学では「自然言語生成AI」の研究に取り組んだのですが、参考にできる論文が国内外に数本しかなく、実験に行き詰まるという課題がありました。そこで私は、学生も参加できる学会に毎月オンライン参加し、SNSでは研究者50名以上に話を聞くなど、主体的に最新の情報が得られる環境を構築しました。

その結果、つながりを持った人・企業と共同研究をすることで、自然言語生成AIを企業で活用するための仕組みを構築することができました。入社後も、事例やマニュアルがない業務に対しても、自分なりに考えながら解決策を導き出し、行動していきたいです。

【ポイント】

研究室のエピソードの場合、必ずしも採用担当が自分と同じ分野に精通しているとは限らないため、研究内容そのものの専門的な説明ばかりにならないよう、注意しましょう。

その他の研究室に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

学業(留学)

【例文】

私の強みは、環境適応力です。

オーストラリア留学当初、語学力の壁から現地の学生との議論で全く意見を伝えられませんでした。そこで私は、①毎日3時間現地のニュースで専門用語を学ぶ、②議論の前に意見を文章化し教授に添削してもらう、という対策を実践しました。

この取り組みを2ヶ月間続けた結果、議論の中心となってディスカッションに参加できるようになり、最終的にはグループで最高評価を得ることができました。

慣れない環境や業務にも、この強みを活かして臆することなく挑戦し、成果を出していきたいです。

【ポイント】

学業のエピソードで留学経験をアピールする場合は、留学自体が目的でないと伝えることが重要です。ただなんとなく参加しただけの留学では評価につながりにくいため、留学の動機や現地での学びを詳しく伝えましょう。

その他の留学に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

サークル活動

【例文】

既存のやり方にとらわれず、柔軟に対処できるのが私の強みです。

所属する軟式野球のサークルでは、新入部員が目標10名に対し、例年5名程度に留まるのが毎年の課題でした。原因を自分なりに考えてみたところ、新入生歓迎会を平日の夜間に開催していたため、休日の日中に開催してみてはどうかと提案しました。

休日の昼間日中にも開催することで、夜間の活動に参加できていなかった層も参加してくれるようになり、例年より5人も多く新入部員を集めることに成功しました。入社後も柔軟な対応力を活かし、より効率的な方法を考えながら業務に臨むつもりです。

【ポイント】

サークル活動のエピソードを伝える場合は、実績や役職自体のアピールにならないよう注意しましょう。サークル長を務めた経験や大会で優勝した経験ではなく、取り組みの過程から得た学びや、発揮した強みをアピールするのがおすすめです。

その他のサークル活動に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

ボランティア活動

【例文】

私の強みは、主体的な行動力です。

この強みを特に発揮したのは、大学時代に参加した子ども食堂のボランティアです。子どもたちに栄養の十分な食事を提供するだけでなく、遊び相手になりたいと思い参加しましたが、ボランティア参加者が少ないため配膳に手一杯になり、子どもの心のケアをする余裕がありませんでした。

そこで私が行ったのは、友人を誘ったり、大学内に自作のポスターを掲載したりして、参加者を増やすことです。その結果、参加者が1.5倍に増え、子どもと接する時間を増やせるようになりました。

このように、自らアクションを起こせるのが私の強みです。入社後の業務でも、課題に対して自ら行動して、解決に導きたいと思います。

【ポイント】

単にボランティア経験があるだけでは、他の学生との差別化にはなりません。自分の人柄が伝わるよう、参加中に起こった困難への対処法や、参加前後での変化を具体的に述べましょう。

その他のボランティアに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

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【強み別】行動力に関連する自己PRの例文10選

ここからは、強み別に自己PRの例文を紹介します。「行動力」に関連する自己PR例文をチェックしてみましょう。

  1. 実行力
  2. 忍耐力
  3. 継続力
  4. 主体性
  5. 探究心探求心
  6. 真面目さ・責任感
  7. 好奇心旺盛
  8. 挑戦心(チャレンジ精神)
  9. 吸収力
  10. 向上心

実行力

【例文】

私の強みは、必要なことを考えて、すばやく実行できることです。

ゼミのフィールドワークでは、測量をする機会が多くあったのですが、一般的な測量のマニュアルを読んでも理解しにくい点が多く、毎回作業に手間取る状況でした。そこで私は、自分たちの測量の実状に合ったマニュアルを作ることを提案しました。

メンバーの協力を得ながら、よくある失敗への対処法を簡単な言葉で解説したマニュアルを作り、その結果、作業の効率を上げることに成功しました。

このように、私にはアイディアを実現できる実行力があります。仕事を進めるうえでも、アイディアを出して終わりではなく、それを実現して効率化を図りたいです。

【ポイント】

実行力の自己PRでは、ただ実行した経験ではなく、成果に紐づけてアピールするのがポイントです。周りの人と協力しながら、組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。

忍耐力

【例文】

困難な状況にも負けずに、立ち向かう力があるのが私の強みです。

ライブ会場スタッフのアルバイトでは、夏の暑い日や冬の寒い日も笑顔を絶やさず、お客様に質の高いサービスを提供するよう心がけました。アルバイトで特に大変だったのは、天候が悪い日の来場者案内です。

雨や風が強い中での来場者案内は、自分の嫌な気持ちが顔に出そうになった経験が多々ありました。そんなときでもアルバイトを簡単には辞めず、続けてきたことは強い自信になっています。

入社後も、苦手な仕事だからといって簡単に投げ出さず、忍耐力を持って臨みたいと思います。

【ポイント】

忍耐力をアピールする際に注意したいのは、ストレスを溜め込む印象を与えないことです。ただ我慢しているだけのエピソードでは、ストレス耐性に不安を持たれるため、面接では自分なりのストレス解消法を合わせて伝えるといいでしょう。

継続力

【例文】

毎日コツコツと物事を続けられるのが、私の強みです。

この強みは特に、ラクロス部の活動で発揮できました。大学からラクロスを始めたのですが、同期で入った人たちは半数以上が経験者で、スタメンを勝ち取るのは困難な状況でした。

同じ練習量では、いつまで経っても近づけません。そこで、誰よりも朝早く練習場に顔を出し、自主練習をする習慣をつけました。2年ほど朝の自主練習を続けた結果、12人のスタメンに入れたことは、大きな自信になっています。

入社後もラクロス部で身につけた継続力を活かし、コツコツと日々の業務に取り組んでいきたいです。

【ポイント】

ただ続けただけのエピソードでは、魅力的に映りません。継続力をアピールする際は、続けて取り組もうと思った動機や、取り組みの中での工夫を詳しく伝えましょう

主体性

【例文】

私には、自ら行動を起こす主体性があります。

大学2年次に経験したタイ留学では、英語力を身につけるために、授業以外でも先生や学生に積極的に話すよう心がけました。授業外の時間での会話を大切にしたのは、授業で使う言葉だけでは、日常会話レベルの英語力が身につかないと思ったからです。

食事の話や趣味の話などを通じ、雑談で使える英語力を養った結果、1年で英語が流ちょうに話せるまでに成長しました。

留学で培った主体性を活かし、入社後も新しいスキルをどんどんと身につけていきたいです。

【ポイント】

主体性をアピールする際は、協調性に欠ける印象を与えないよう注意しましょう。自分勝手な行動を取る人物だと思われないようにするため、周囲との関わりや、臨機応変な対応力を合わせて伝えるのがポイントです。

探究心

【例文】

探究心を活かして、質の高い仕事を実現できるのが私の強みです。

大学のダンスサークルでは、演出の役割を任された際、専門家に話を聞く機会を作り、より魅力的なステージを作り上げました。専門家のアドバイスを演出に採り入れようと思ったのは、プロの舞台はどのように演出が考えられているのかに興味を持ったからです。

もっと演出を知りたいという欲求を原動力にして突き詰めていった結果、サークルの講師から「プロにも負けない素晴らしい演出だった」と褒めていただきました。

この経験を活かし、入社後もよりよい方法を自分なりに追究し、効率的で質の高い仕事を実現していきたいです。

【ポイント】

探究心を伝える場合は、納得できる答えを追究するあまり行動が遅い、という印象を与えないよう注意が必要です。探究と行動をバランスよくこなせる人物だと評価してもらえるよう、探究心を発揮した結果、取った行動をセットで伝えましょう。

その他の探究心に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

真面目さ・責任感

【例文】

私の強みは、責任感を持ってできることをやり切れることです。

フィリピンの孤児院内に歩道を作るボランティアに参加した際、予算不足によって、全体をコンクリート舗装するのが難しい状況に陥りました。予算不足はすぐには解消されそうになかったため、私は仮の歩道として飛び石を設置してはどうかと提案しました。

予算不足が解消するまでの間、ひとまず飛び石の歩道を活用するというアイディアです。その結果、コンクリートの歩道ほど頑丈ではないものの、安全に歩くには十分な歩道ができ、現地の人に喜んでもらえました。

この経験を活かし、入社後も急なトラブルが発生した際、自分なりに工夫して臨機応変に対処していきたいです。

【ポイント】

真面目さ・責任感という強みはやや抽象的なため、別の言葉で補足したり、言い換えたりするのがおすすめです。どのような強みなのかがわかるよう、具体的な言葉で説明しましょう。

好奇心旺盛

【例文】

私は、幼い頃から好奇心旺盛です。知らない環境に出向き、さまざまな人とコミュニケーションを取り、新たな情報を得るのが好きです。

大学の夏休みには、電車を使って一度も行ったことのいった経験がない場所へ旅をしました。

現地では、宿泊宿・飲食店・観光スポットなどを巡り、そこで出会った店員さんやお客さんたちと話し、その土地特有の習わしや歴史などについて情報を収集しました。

旅の中で収集した情報は毎回レポートにまとめ、興味がある内容は書籍などで調べて知識を深めています。

旅を経験するたびに、インターネットの情報だけではなく、できる限り生の情報を仕入れることの大切さを実感しています。

【ポイント】

「好奇心旺盛」は、アピール方法次第では興味が移り変わりやすい印象に捉えられかねないため、習慣になっていることや継続していることもあわせてアピールしましょう。

また、体験した内容を列挙するだけの自己PRはNGです。

大学時代のいろいろな経験をアピールしたい気持ちはわかりますが、エピソードは一つだけに絞り、いかに経験が仕事に役立つかをアピールしましょう。

挑戦心(チャレンジ精神)

【例文】

未経験の分野に対して、難しくても諦めずに向き合える姿勢が私の強みです。

レポート作成でパソコンに触れたことがきっかけで、IT分野に興味を持ちました。

AI技術の発展とともにITスキルは日常に欠かせないものになると思い、ITの基本を網羅的に学べる「基本情報技術者試験」の学習を始めました。

計算問題や専門用語が多く、文系の私には若干荷が重いと思いましたが、繰り返し問題演習を繰り返す中で徐々に理解できるようになり、嬉しかったです。

大学の講義と並行して毎日勉強した結果、直近の合格率が30%程度の試験に、未経験から一度で合格できました。

入社後に知識がない分野の仕事を担当することになっても、持ち前のチャレンジ精神で乗り越えていければと思っています。

【ポイント】

挑戦心(チャレンジ精神)を自己PRに盛り込む場合、伝えたい内容がぶれやすくなる欠点があるので注意しましょう。

たとえば、「挑戦心を持って難関資格を取得したこと」を伝えようとした場合、アピールしたい内容が元々チャレンジ精神を持ち合わせていることなのか、それとも難関資格を取得できた地頭なのかがわからなくなる場合があります。

解決策としては、締めに再度「チャレンジ精神」について触れるとよいいでしょう。

吸収力

【例文】

私の強みは、継続して一つの物事に諦めずに取り組める「勤勉さ」と「素直さ」です。

私は小学校から高校までバスケットボール部に所属していたのですが、強豪校ということもあり、中々試合には出られませんでした。

そのような状況の中、コーチから「まずは自分の得意なプレーを伸ばせばよい、他のスキルはそれからだ」とアドバイスを受けました。

それ以来、ライバルでもあるチームメイトに対しても積極的にアドバイスを求め、前向きにスキル向上に努めました。

その結果、得点力の向上とともに、試合の出場時間を伸ばすことに成功しました。

この経験から、うまくいかない状況でも努力を継続でき、他人の意見も素直に聞いて実行に移せる強みを発見しました。

御社に入社した後も、上司や先輩からのアドバイスを大切にし、事業に貢献できる人材に1日でも早く成長していきたいです。

【ポイント】

吸収力の高さをアピールする場合は、物事を継続して努力できる人材であることも、一緒に伝えるようにしましょう。

飲み込みや職場適応の早さをアピールできる反面、周囲からの影響を受けやすく、何事も無難にこなしてしまうと捉えられる場合もあるためです。

吸収力とストレートに表現せず、素直さなどと言い換えてもいいでしょう。

向上心

【例文】

私の強みは「困難を成長のチャンスと捉えられること」です。

塾講師のアルバイトを始めた当初は、生徒の質問に答えるだけで授業を終えてしまい、生徒の成績も伸び悩んでいました。

ある日、保護者から授業方針を真向から否定され、上司にも「諦めても同じ問題は繰り返す」と指摘されました。

そこで、自ら授業方法を見直して生徒に考えさせるスタイルへ転換し、その結果、成績は合計150点以上伸ばすことに成功しました。

この経験から、困難を乗り越えることで成果と成長を得られると学びました。今後も前向きに課題へ取り組みたいです。

【ポイント】

向上心は長所を表現できる便利な言葉であるため、多くの就活生が自己PRに使います。何も考えずに使うと採用担当者に「またか」と思われ、第一印象で興味を持ってもらいにくい可能性があります。

向上心をアピールしたい場合は、多くの応募者の中に埋もれないように、採用担当者の目を引く別の表現に置き換えるといいでしょう。

【向上心の言い換え例】

  • 困難は自分を成長させるがモットー
  • 一日一生
  • 他のよい部分は積極的に採り入れる
  • 現状に満足せず、常に上を目指せる
  • 成長に必要だと思ったことには積極的に取り組める

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【強み別】思考力に関連する自己PRの例文5選

思考力に関連する自己PRの例文を5つ紹介します。

  1. 計画性
  2. 課題発見力
  3. 集中力
  4. 企画力
  5. 分析力

計画性

【例文】

私は、目標達成に向けて計画的に進行できるのが強みです。

研究室での共同研究プロジェクトを通じ、大きな目標を達成するための計画性を身につけました。

プロジェクトで特に困難だったのは、期間が2年間と非常に長かったことです。先行きが見えないと何から手をつけるべきかわからなかったため、まずは全体像を計画し、メンバーへ適切に仕事を割り振るよう心がけました。

行き当たりばったりで進めるのではなく、計画と仕事の割り振りに時間をかけた結果、無事に期限内にプロジェクトを完遂できました。

入社後も、長期のプロジェクトに関わる場合は、適切な計画を立てたうえで成果を出していきたいです。

【ポイント】

計画性は、リスク管理能力や自己管理能力のアピールにつながります。計画性が備わっていることを裏づけられるよう、物事を進めた動機と過程を詳しく書きましょう。

その他の計画性に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

課題発見力

【例文】

課題を冷静に分析し、次の行動に活かせるのが強みです。

営業のインターンシップ先ではなかなか成約できず、当初は苦しい思いをしました。しかしそこから許可を得て商談を録音させてもらい、自分ならどのような言動をするか考えながら比較していくことで、課題が明確になりました。

課題を冷静に分析した結果、最後には成約を得ることに成功しました。成約を得るまでに分析した内容やその方法は、その後のインターンシップ生のマニュアルにも活かされています。

入社後も、課題を冷静に分析して一つ1つずつ解消することで、営業としてのスキルを着実に向上させていきたいです。

【ポイント】

課題発見力を伝える際は、課題を発見しただけのエピソードで終わらず、どのような方法で解決に導いたのかを伝えると、入社後にも活きる強みだと評価してもらえます。

集中力

【例文】

私は時間が限られている中でも、高い集中力を発揮できます。

大学在学中はバドミントン部の活動と税理士試験の勉強を並行して、5科目中3科目の試験に合格できました。部活動と資格勉強を両立するために心がけたのは、ダラダラと勉強しないことです。

ダラダラと勉強を続けても知識が身につかないと考え、1日に1時間や2時間といった短時間で集中力を発揮し、勉強を続けていきました。

仕事では納期が迫るほど焦りが生まれ、ミスをしやすくなると思います。そんなときでも高い集中力を発揮し、冷静かつすばやく対応していきたいです。

【ポイント】

集中力をアピールする場合は、根拠となるエピソードが重要です。資格取得や部活動での成果など、具体的な事例を挙げて集中力の高さをうまくアピールしましょう。

企画力

【例文】

私の強みは企画力です。

イベント会社でのアルバイトでは、地域イベントの企画運営に携わった経験があり、いちメンバーとしてイベントの成功に貢献しました。企画の際に大切にしているのは、生の情報を集めることです。

イベント会場や地域住民の情報を資料から得るだけでは不十分と考え、実際に自分でも会場に足を運んで情報を集めました。資料の情報と現場の情報を比較しながら改善点を示したところ、企画運営に対する姿勢を上司に褒めてもらえました。

入社後に企画運営に携わる際も、与えられた情報だけでなく、さまざまな観点から魅力的な提案をしていきたいです。

【ポイント】

実際に企画を考える際は、着眼点と過程が重視されます。そのため、自己PRで企画力をアピールするときも、どのようなことをどのような方法で企画したのかを伝えるといいでしょう。

分析力

【例文】

私の強みは、社内外の関係者と交渉しながら課題解決策を提案できることです。

大学3年時に参加した動画配信サービス会社のインターンでは、商品価格が高い動画ほど1ヶ月後からダウンロード数が減少する傾向に気づきました。そこで動画を分割して販売する方法を提案し、検討を経てリリースが実現しました。

結果として、前月比20%以上の売上向上に貢献しています。この経験を通じて、改善につながる提案を恐れず行う姿勢が身につきました。

入社後も新入社員ならではの視点を活かし、積極的に改善策を打ち出していきたいと考えています。

【ポイント】

分析力をアピールしたいのに、エピソードが抽象的であったり、定量的な情報が少なく具体性に欠けたりすると説得力がなくなります

特に「データを読み解く力」や「原因から課題を見つけ出す能力」は多くの企業が重宝するため、積極的にアピールしましょう。

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【強み別】コミュニケーション力に関連する自己PRの例文4選

コミュニケーション力に関連する自己PRの例文を4つ紹介します。

  1. 傾聴力
  2. リーダーシップ
  3. 協調性
  4. プレゼンテーション能力

また、コミュニケーション力をアピールしたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

傾聴力

【例文】

私は、個々の事情に配慮したサポートができるのが強みです。

カフェのアルバイトでは、特に高齢者の方に積極的に話しかけ、困りごとを聞いてお客様ごとに細かいサービスを提供しました。具体的には、店先の階段を上るのに苦労している方を見かけたら、声をかけてお手伝いするといった行動です。

その結果、一人ひとりに寄り添ったサービスを高く評価していただき、何度も足を運んでくれるお客様を増やせました。

入社後の接客でも、マニュアルの内容に加えて細かな気配りができる店員を目指したいです。

【ポイント】

人の話を聞くのが好きだからといっても、傾聴力が高いとは限りません。会話によって人と信頼関係を構築してこそ、傾聴力が高いと言えます。

話を聞く能力を活かして、いかに具体的な成果につなげられているかが重要です。

その他の傾聴力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

リーダーシップ

【例文】

私には、メンバーをいい方向に導くリーダーシップがあります。

この強みを特に発揮したのは、バスケットボール部で部長を務めたときです。試合での敗戦が続いてチームの指揮が下がったときは、部員と一緒に落ち込むのではなく、部員一人ひとりに今の気持ちや頑張るべきポイントを整理して伝えました。

現状を正しく理解してもらうことで、次に取るべき行動を自分なりに考えてもらうのが目的です。その結果、敗戦時の気持ちの切り替えが早くなり、以前のように士気の低下が原因で敗戦を重ねるケースが減りました。

このようなリーダー経験は、入社後のチーム作業においても大いに活かせると思います。

【ポイント】

リーダーシップにはさまざまな種類があります。人を巻き込む力に秀でたリーダーや、メンバーの関係性を重視するリーダーなど、どのようなタイプなのかがわかるように説明しましょう。

協調性

【例文】

異なる立場の人と協力し、目標達成に向けて行動できる協調性が私の強みです。

大学では学園祭の運営に携わり、統率力を発揮して学園祭の成功に貢献しました。実行委員として心がけたのは、情報の共有徹底です。

トラブルのリスクを減らすためには、進捗度と課題を各参加団体が把握すべきと考え、定例会議を実施するよう提案しました。学校側を中心に、他の実行委員とも連携しながら準備を進めた結果、大きな問題なく学園祭を遂行できました。

この経験を活かし、入社後も異なる立場の人とうまく連携を図り、目標を達成していきたいです。

【ポイント】

協調性は、周りの人と協力してこそ発揮できる力です。他人との関わりの中で、自分の行動によって組織にいい影響を及ぼした経験を伝えましょう。

プレゼンテーション力

【例文】

私は、難しい概念や考え方をわかりやすく説明するのが得意です。

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない人でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を簡単な言葉に言い換えたりする方法です。

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明がわかりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識を持っているとは限りません。説明が理解できないという理由で契約を見送られてしまう事態を避けるために、誰でもわかりやすい説明を心がけたいと思います。

【ポイント】

プレゼンテーション力は、営業職のように顧客と直接関わる仕事で特に発揮できる強みです。実際の業務に活きるイメージを持ってもらえるよう、プレゼンテーション力を発揮して成果につなげた経験を伝えましょう。

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就活の自己PRの書き方

就活の自己PRは、以下の手順に沿って書きます。

  • 結論:強み・長所
  • 理由:裏づけるエピソード
  • 締め:入社後に貢献できること

また、自己PRの書き方は以下の記事で詳しく解説しています。手順や注意点についてチェックしてみてください。

結論:強み・長所

最初に結論を提示し、どんな自分の強みをアピールしたいのかを明らかにしましょう。結論を最初に提示することで、読み手はその後に続く話をイメージしながら読めるようになり、自己PRの内容全体への理解が深まります。

反対に、最後まで結論を言わない自己PRは何についての話かがわからず、内容を理解してもらえなくなってしまいます。読み手に負担がかかってしまうとせっかくの文章もきちんと読まれない確率が高くなるため、自己PRは結論ファーストを心がけましょう。

【例】

私は、難しい概念や考え方を、誰にでもわかりやすく説明するのが得意です。

理由:裏づけるエピソード

結論を提示した後には、その強みを裏づけるエピソードが必要です。強みを自覚したときのエピソードや、強みをうまく発揮したときのエピソードを付け加えることで、自己PRに説得力を持たせる狙いがあります。

結論を主張づけるだけのエピソードがない自己PRには、説得力が生まれません。「私の強みは◯◯です」と伝えて終わりでは、企業はその主張が正しいのか確かめられないため、結論の後には裏づ付けるエピソードを加えましょう。

【例】

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない学生でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を簡単な言葉に言い換えたりする方法です。

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明がわ分かりやすかったと、優秀賞をもらうことができました。

締め:入社後に貢献できること

自己PRの締めくくりとして、入社後に貢献できることを伝えると効果的です。エピソード内の実績と、入社後に貢献できることを紐づけてアピールすれば、入社後も強みを発揮し、活躍していける証明になります。

また、入社後に貢献できることで締めくくるのは、結論を再提示できる点でもメリットです。最初と最後で2回結論を伝えることで、自己PRでもっともアピールしたいポイントが明確になります。

【例】

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識を持っているとは限りません。説明が理解できないという理由で、契約を避けられてしまう事態を避けるために、誰でも、契約後の自社の姿がわかる説明を心がけたいと思います。

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就活で成功する自己PRのポイント

就活で成功する自己PRを書くには、以下5つのポイントを押さえる必要があります。

  • 業界・企業分析も徹底する
  • アピールポイントは絞る
  • 定量的な情報を入れる
  • 一貫性を持たせる
  • 他の就活生と差別化を図る

業界・企業分析も徹底する

自己PRの作成をするうえでは、業界分析と企業分析にも力を入れましょう。

両者は「業界分析→企業分析」の順番で、広い領域から徐々に狭めて行うのが一般的です。

業界分析とは「各業界の仕事内容」や「業界の動向・シェア・雇用状況」、「求められる人物像」など、企業が属する業界全体を広くリサーチ・分析することです。業界分析を行うことで、各企業の業界内でのポジションに加え、産業の将来性を理解でき、続く企業分析をスムーズに行えるようになります。

企業分析は、ある特定の企業に絞って「企業情報」「事業内容」「競合他社との違い・強み」「企業のカルチャー」などを、企業説明会や口コミサイト、OB・OG訪問を通して、リサーチし、自分が働きたい企業かを判断する目的で行います。

業界・企業分析を通して、応募先企業についてより深く理解できれば、自分がどのように貢献できるか、明確に伝えられるようになるでしょう。

業界分析をする前に、どのような業界があるのかを確認しておくのがおすすめです。ぜひ以下の記事で業界一覧をチェックしてみてください。

アピールポイントは絞る

家電製品などの「商品」と違って、就活はアピールポイントが多いほど自分の魅力が伝わりにくくなってしまいます

たとえば掃除機の場合、音が静かでデザイン性もあり、よく吸うといったように魅力的なポイントが多いほど「買いたい」という気持ちが高まるでしょう。

しかし、就活においては長所を数多く列挙するほど、かえって応募者がどのような人なのか「本当の姿 」を掴めなくなる場合があります。また、自信のなさからいろいろとアピールしようとしていると思われるかもしれません。

就活ではアピールポイントを絞り、一つの強みを掘り下げる意識で自己PRを作成したほうが、自分の魅力が伝わります。

定量的な情報を入れる

面接官は応募者に対して自己PRを聞くのと同時に、アピールした能力や取り組みに、信憑性があるかどうかも判断しようとしています。

自己PR文に具体的な数字を盛り込めば、アピール内容に説得力が生まれ、一定の根拠も持たせられるでしょう。

また、ポテンシャルが重視される新卒においても、採用試験ではどのようなスキルを持ち、何ができるかが同時に考慮されます。具体的なスキル・実績を示すためにも、定量的な情報は欠かせません。

ただし、あまり数字にこだわりすぎると、人間性を含めて本当にアピールしたい内容がぶれてしまう可能性もあります。

聞き手がわかりやすいように、定量的な情報は適度に盛り込むことも意識しましょう。

一貫性を持たせる

あれもこれもアピールしたい気持ちは理解できますが、自己PRで伝える内容は一つに絞り、表現の仕方は変えても方向性はぶらさないようにしましょう。

自己PRに一貫性がないと、応募者の人柄や強みが理解できず、入社後の活躍イメージがしづらいです。

たとえば「縁の下の力持ち」であることをアピールしたいのに、ムードメーカーで人前に立つのも好きと答えると、どちらが本当の強みかわからなくなってしまいます。

選考では自己PRだけではなく、志望動機や自分の弱みなど他の事項も聞かれます。それらの回答内容と自己PRは、一貫性を持たせる必要があるのです。

回答内容に一貫性を持たせるために、まずはアピールポイントを要約してみましょう。

アピールの軸が明確になれば、どのような質問にも方向性をぶらさず答えられるようになります。

他の就活生と差別化を図る

自己PRは、他の就活生と差別化を図る意識で考えると、企業に熱意が伝わりやすくなります。

オリジナリティがある自己PRを完成させるには、実際に企業に対して自分でアプローチしてみることがおすすめです。

たとえば、以下のような求人情報には記載されていない「生の情報」を仕入れることで、他の応募者にはない自分だけの自己PRが完成します。

  • 実際にサービスを使ってみる
  • インターンシップに参加して仕事を経験してみる
  • 資料請求や問合せをした際の対応を見る
  • 客として実際に接客を受けてみる

その情報をもとに、入社後に自分はどのような意識で仕事に取り組んでいくかを伝えれば、自己PRとしてさらに説得力が増すでしょう。

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実際の学生が作成した自己PR

実際の学生が作成した自己PRの事例を2つ紹介します。希望業界や職種も掲載しているので、自分の状況にあわせて参考にしてみてください。

W.Mさんの自己PR

希望業界IT・通信/インターネット・ゲーム・アプリ関連/デザイン・芸術関連
希望職種デザイナー/企画/ゲームクリエイター
アピールポイント・ユーザー視点に立った考え方ができる
・「やれない」ではなく、「やってみる」精神が強い
・情報をビジュアルで表現することが得意

<自己PR>

私はユーザーのニーズを引き出すことができます。大学の卒業研究において、「知的障害がある子どもたちに向けた絵本」を制作しました。はじめは文献調査をメインに進めていましたが、実際の教育現場のことがわからず研究が行き詰まることがありました。

そこで市の児童発達支援センターに連絡を取り、知的障害がある子どもたちと実際に触れ合うことで、知的障害がある子どもたちにとっての絵本のニーズを分析しました。得られた知見をもとに絵本のデザイン制作を行いました。

さらに児童発達支援センターで制作した絵本を使わせていただき、子どもたちが読んでいる様子を観察し、保育士さんからのフィードバックも受けることで、よりよい作品に仕上げる努力をしました。

この経験から、人に寄り添い、声を聞くことで、ユーザーのニーズを引き出す力を身につけることができました。

Y.Mさんの自己PR

希望業界銀行/コンサル・マーケティング/広告
希望職種宣伝・広報/企画/事務・秘書・受付
アピールポイント・思考をとことん掘り下げることが得意
・いざというときの判断力がある
・洞察力がある

<自己PR>

現状を客観視して課題を言語化し、対策を講じることができる点が私の強みです。
アルバイト先の書店ではバイトリーダーとして、日々よりよいサービス提供のために日々課題を解決しています。

以前、店舗改装に伴い業務内容が大きく変わった際に、バイトとパートの方との間で認識の齟齬が生じ、業務に支障をきたしたことがありました。

そこで私は、バイトやパートの「働く側」ではなく「お客様」の視点に立ち、どうすれば居心地のよい書店にできるかを考え、それに伴う業務実施方法の変更の提案をバイトとパートの方それぞれに行い、出た意見を組み込んだ上で社員の方に掛け合いました。

結果、そのような認識の齟齬はなくなり、従業員間のコミュニケーションも円滑になりました。

今後も、「今自分はどの視点に立つべきか」ということを常に考え、それに伴い対策を講じる行動力を更に磨いていこうと考えています。

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就活の自己PR動画とは?

就活の自己PRでは、動画を作成して提出する場合もあります。以下4つの項目で、自己PR動画について解説するので、事前に把握しておきましょう。

  • 自己PR動画の重要性
  • 企業が自己PR動画を評価するポイント
  • 自己PR動画の作り方
  • 1分の就活用自己PR動画の台本構成

自己PR動画の重要性

就活における自己PR動画とは、学生が自ら撮影した動画で強みや人柄をアピールする新しい選考方法です。エントリーシートや履歴書だけでは伝わりにくい「話し方」「表情」「雰囲気」を企業に直接示せるため、多くの大手・有名企業で導入が進んでいます

オンライン選考の一環として広がり、今後も増加が見込まれます。動画では単に自己紹介をするのではなく、企業とのマッチ度や志望度を効果的に伝えることが重要です。

環境を整え、画面の向こうの面接官を意識した撮影を心がけましょう。

企業が自己PR動画を評価するポイント

自己PR動画は、話す内容に加えて人柄・雰囲気・表現力・志望度などを多面的に判断する重要な選考ツールです。書類では伝わらない魅力を示せる一方で、細かい部分まで見られていることを意識する必要があります。

主な評価ポイントは以下の通りです。

ポイント詳細
人柄・社風との相性動画から伝わる性格や雰囲気が会社に合うかどうか。清潔感や明るさもチェックされる。
時間内での要点整理30秒、3分以内など指定時間内に、強みを的確にまとめられるか。情報整理力や時間管理力が試される。
伝え方の工夫声のトーンやスピード、カメラ目線、撮影環境などから「わかりやすく伝える力」が評価される。
志望度・熱意表情や話し方から「この会社で働きたい」という本気度が伝わるかどうかが評価される。

こうしたポイントを押さえて準備することで、自己PR動画は選考突破の大きな武器となります。

自己PR動画の作り方

自己PR動画は、事前準備から提出までの流れを押さえて作成することが大切です。

基本のステップは以下のとおりです。

ステップ詳細
1.原稿を作る自己分析をもとに強みを整理し、時間内に収まる構成を考える。「結論→理由→具体例→結論」の流れが基本。
2.練習する声に出して読み、抑揚や表情を意識する。棒読みにならないよう、自然な話し方を心がける。
3.環境を整える静かな室内、白い背景、明るい照明を準備する。身だしなみは清潔感を意識する。
4.撮影するスマホやPCで安定して撮影し、複数回録画してベストな映像を選ぶ。
5.確認・提出声や映像が聞き取りやすいかチェックし、企業指定の方法で提出する。

計画的に進めれば、自分の魅力を最大限に伝えられる動画に仕上がります。

1分の就活用自己PR動画の台本構成

1分の自己PR動画を作成する際は、時間配分を意識した台本構成がポイントです。目安は「10秒=50文字」全体で300文字程度になります。

構成例は以下の通りです。

構成詳細
はじめの挨拶・自己紹介(10秒)簡潔に名前や所属を伝える。
自分の強み(5秒)一言で自分の特徴を示す。
強みの根拠となるエピソード(20秒)具体例を盛り込み、説得力を高める。
業務での強みの活かし方(15秒)入社後の具体的な貢献をイメージさせる。
終わりの挨拶(10秒)印象に残る言葉で締めくくる。

エピソード部分に厚みを持たせつつ、強みを業務に結びつけることで、短い時間でも効果的に自己PRができます。

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まとめ

就活における自己PRは、自分の強みや人柄を企業に伝える大切な場面です。強みを見つけるだけでなく、具体的なエピソードを交えて表現することで、採用担当者にあなたの魅力をより鮮明に伝えられます。

本記事で紹介した強み一覧や例文を参考に、自分らしい自己PRを作成してみましょう。

また、自分の強みが企業にどう評価されるかを知るには、オファー型就活サービスを活用するのも効果的です。OfferBoxなら、あなたのプロフィールや自己PRに興味を持った企業から直接オファーが届く仕組みです。

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