みなさんは、冬の短期インターンに行く予定がありますか?
実は、短期インターンはしっかり準備せずに行くと、大した学びも得られずに終わってしまうこともよくあるんです。
夏のインターンを経験した人の中には、そんな後悔をしている人も多いのではないでしょうか?
そうならないために一番重要な準備が、「達成目標を決めて臨むこと」です。
これを考えていくだけで学びが深まり、周りと大きく差がつきます。
また、インターン中の態度も積極的になるので、社員さんの印象にも残りやすいんです。
今回はその達成目標を決めるためにはどうすればいいのか、具体的に見ていこうと思います。
達成目標はどうやって決める?
達成目標とはすなわち、ゴールのこと。
そして、インターンでのゴールは「インターン後にどうなっていたいのか」というところにあると思います。
それを実現させるために決めるべきことを細かく落とし込むと
1.誰から学びたいか
2.どんな役割をするのか
3.どう行動をするのか
の3点に分けられます。
では、ゴールである「インターン後にどうなっていたいのか」と、それを実現するための3点について、順番に考えてみましょう。
「インターン後にどうなっていたいのか」
まずはぼんやりで構わないので、どうなっていたいか?を書き出してみましょう。
例えば、「選考に有利になるよう印象を残す」「企業に関する知識を得る」「人脈を作る」「優秀な社員・学生から考え方を学ぶ」「ビジコンで優勝」などです。
他に、自分の弱点を書き出しておいて、それを克服することをゴールにしてもいいでしょう。
インターンの種類によっても変わってきます。
- 就業体験系→職場で人がどう動いているか、働いている様子はどうか見たい
- 社長・役員に会える系→どういう会社にしていきたいのか、事業で重視していることは何か訊きたい
- 社員がメンターとして付く系→どういう思考プロセスがその会社に合っているか見極めたい
- 新規事業創出系→使うフレームワーク、議論が行き詰まった時の打開方法を身に着けたい
- 選考直結系→どんな学生が褒められているか観察しながら課題に取り組み、選考を有利に進めたい
以上はほんの一例ですが、これだけでも結構違いますよね。個人で達成したいゴールとなると、もっと色んな目標が出てくるはずです。
達成目標が決まったら、次はそれをもっと細かく落とし込んでいきましょう。
1.誰から学びたいか
どういう形式のインターンかによって、出会える人は変わってきます。
社長や役員に会えるインターンもありますし、新卒のエース社員と話せたり、優秀な学生とグループワークできたりするものもあります。
ですから、どんな人に会えるかを調べておき、誰から何を吸収したいのかも決めましょう。
これを決めておくと、懇親会などフリートークのチャンスに無駄なく情報収集でき、得られるものが増えます。
2.どんな役割をするのか
グループワークなど集団で動くことが多いインターンなら、自分がどういう役割になるかも重要です。
決めておかないと、例えば「リーダーをやりたかったのに、躊躇しているうちに他の人に取られてしまった」……なんてことも起こってしまいます。
リーダーの他にも、ファシリテーター(議論の進行役)、書記、反論をたくさん出す役など、大小さまざまな役割があります。自分の達成目標に合わせて選びましょう。
苦手な役割をして学ぶのか、得意な役割で目立つのかも、達成目標によって変わってくるはずです。
3.どう行動をするのか
誰から学びたいのか、どんな役割をするのかが決まったら、次は「どう行動するのか」です。
決めるときのポイントは、数値目標を置くこと。
数値を明確にする方が忘れにくく、必死な時でも意識しやすいからです。
さらに、後から自己評価もしやすいですよね。
例)
会社のことをもっと知りたい→「社員に質問を4つする」
人脈を作りたい→「懇親会で3人以上の社員と話す」
グループワークで反論するのが苦手だから克服したい→「最低2回は反対意見を言ってみる」
「頑張ればできる」程度の数字を置くと、それに向かって努力しやすいですよ。
まとめ
これだけ考えておくと、インターンで得られるものが圧倒的に増えます。
せっかく掴んだチャンス、最大限に活用しない手はないです。前日までにしっかり準備して、有意義なインターンにしてくださいね。