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学生を惹きつける会社説明会資料の作り方とは

学生は、ホームページや就職ナビなどの公開情報だけでは分からない会社の魅力を探り、以降の選考プロセスに進むかどうかを決めるために会社説明会に出席します。そんな重要な機会である会社説明会で提供する資料を、何年も数字だけ変えて使いまわしていることはありませんか。そうした資料に学生は敏感で好印象を植え付けられません。本稿では、どんな資料が会社の魅力を存分に伝えられるのか、学生の心をつかむのか、作成のポイントなどを解説していきます。

すぐに使えるスライドテンプレート資料をご用意しましたので、本稿とともにご利用ください。

 

|その場で理解できる内容であることが大切

会社説明会は、学生に自社を認知、魅力づけし、志望度を向上させる目的があります。会場で上映するスライドや配布資料は、出席した学生に、現時点のリアルな会社情報をインプットできるものとして機能します。

一日に複数社の、さらに連日説明会に参加する学生に、短時間で自社をアピールし印象づけるためには、資料(プレゼンも含む)類はその場で理解・納得できる内容であり、なおかつ印象的なことが大切です。
 

○選考を受けるかどうかの判断材料になることを意識する

学生が注目しているポイントを資料のなかに盛り込むことで、理解度をあげることができます。

マイナビの『2021年卒学生就職モニター調査・4月の活動状況』 (2020年5月発表)の、『入社予定先企業を選択したポイントと企業を選ぶとき注目するポイント(4月)』※1によると、会社説明会での学生の注目ポイントは「自分が成長できる環境がある」、「社員の人間関係が良い」、「福利厚生が充実している」が上位を占めています。 事業展開、将来展望、仕事内容など、ごく基本的な情報は押さえつつも、上記3項目が分かるコンテンツがあると、より好印象を与えられます。※1)入社予定先企業を選択したポイント

入社予定先企業を選択したポイントと企業を選ぶとき注目するポイント(4月)

出典:https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/06/monitor2020_4.pdf
 

○説明資料の作成のポイントとは

会社説明会用の見やすくて分かりやすいスライド資料作成のポイントを以下に紹介します。

・ストーリー仕立てにする

「伝えたいことを端的にまとめて見やすくした」だけでは、学生の心をつかみ、自社の魅力づけを行うことは難しいでしょう。そこで、意識したいのが「ストーリー性」です。

自社製品・サービスを紹介する際に、単にスペック情報を見せるだけではなく、使われている場面やどのようにユーザーに貢献しているかといった情報を盛り込むと効果的になることと同様です。

その際に、「ゴールデンサークル」というフレームワークを活用するとよいでしょう。「Why→How→What」の順にストーリーを展開することで、より人の心を動かすことができるというものです。例えば、「人々を悩ませていたある社会的課題を(Why)、当社の開発製品を使うことで解決し(How)、結果として生活が便利になった(What)」というようなストーリーです。

・図や写真を使い、分かりやすくする

テキストを読ませるよりも、写真や図版などで視覚的に瞬間的に分かってもらうほうが効果的です。テキストは極力少なく、イラストや写真、図版を大きく見せることがポイントです。

・メリハリのある書式・デザインにする

「トーン&マナー」※2に一貫性を持たせて、視認性をよくします。ページごとにフォントや文字の大きさを変えない、見出しの位置を揃えるといった点を意識しましょう。また、強調したいところは文字を大きくする、フォント、色を変えるなど視覚的にメリハリをつけると効果的です。スライドは、会場の広さやスクリーンの大きさにもよりますが、後方に座っている人にも楽に読める大きさと無理なく読める量を心がけましょう。

※2)トーン&マナー:主に広告やブランド戦略における、デザインやメッセージなどの一貫性、統一感。

・スライド資料は、口頭での説明がすべて記載されていること

説明会参加の後、学生はスライドプレゼンテーションで聞き逃していたことを確認するため、配布資料を見直すことがあります。そのとき説明会で話したことが書かれていないのでは元も子もありません。

スライド上映はエッセンスだけを強調して見せ、プレゼンターが口頭で付帯情報を話す場合があります。学生が持ち帰る資料には、口頭だけで伝えた情報も要点をすべて記載しておきましょう。
 

○NGな説明会資料の特徴

せっかく時間をかけて作成した資料でも悪印象を与えてしまうことがあります。以下に紹介することに留意し作成することで好感度アップが期待できます。

・スライド資料の「白黒印刷」や「縮小印刷」

コスト削減とはいえ、白黒やA4片面にスライド4画面印刷では、せっかくきれいにつくったスライド資料が見づらいだけでなく、見劣りしてしまうこともあります。カラーで1画面印刷、ないしは2画面印刷をお勧めします。オンラインの場合には、PDFの配布でよいでしょう。

・文字が小さくて読めない(投影時も持ち帰ったときも)

会場の広さやスクリーンの大きさにもよりますが、スライドの文字が小さいと後方に座っている人が見えにくい場合があります。また、印刷時も小さな文字はつぶれて読めない可能性(コピーのコピーも同様)がありますので、注意してください。

・アニメーションの多用

アニメーションは、ここぞという強調したい箇所で少し使うとよいでしょう。何度も使用すると、時間のロスになるのと同時に、動きに慣れて強調の意図が薄れてしまう恐れがあります。また、動きだけに気を取られ、話の内容が耳に入ってこないというケースもあります。あまりに凝ったつくりでファイル容量が重くなり、オンライン環境や当日のネット環境で動きが悪くなるといったトラブルもあり得ますので注意しましょう。

・長年の使いまわし=デザインが古い、安っぽい

何年も前のテンプレートで作ったものや、画質が粗い画像データなどを使っていると、洗練された画像に慣れた学生の目には、安っぽいイメージしか残りません。できれば毎年、せめて2年に一度は最低限デザインの見直しは必要になります。

・ページや情報量が多すぎる・少なすぎる

多すぎると読んでもらえない、読むのに時間がかかるという弊害が生まれ、少なすぎると理解が深まらないというデメリットが生じます。ユーザーにとって心地よい情報量を意識して作成しましょう。
 

|会社説明会資料に記載すべき内容

学生を惹きつける会社説明会資料作成のポイント、改善点(避けてほしい点)を紹介してきました。次に、これだけは資料に入れておくべき内容を紹介します。

内容の順番も、「なぜこの事業を始めたのか」、「自社が事業展開する価値はどこにあるのか」、「そのためにこんな人材を求めている」というストーリー性を持たせると効果的です。
 

○会社概要

・事業内容
・会社概要データ(従業員数の推移、拠点網、市場情報など)
・組織図 など
 

○企業理念

・企業理念(抽象的な表現の場合、具体的に分かりやすく伝える工夫が必要)
・MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)
・社会や業界における解決するべき課題(なぜその事業を行うのか)
・創業ストーリー(誰がどういう経緯で立ち上げ、いまに至るか)
 

○事業内容

・どの業界に属し、どのポジションにあるのか
・誰のどのような課題を解決する仕事か
・ビジネスモデル
・代表的な製品・商品・サービス
・自社の優位性・独自性(強み・弱み)
・今後の展開・方針
 

○仕事内容

・どのような職種があり、どんな仕事をしているのか(先輩社員登場)
・仕事のやりがい(先輩社員)
・教育・研修体制(身につくスキル、キャリアモデル)
 

○募集要項

・求める人物像
・待遇と勤務
・制度(福利厚生など)
・職種ごとの採用予定人数
・今後の選考フローとスケジュール
 

○よくある質問への回答(記載は質問例)

<働き方について>

・残業の有無
・多様な働き方(在宅勤務、リモートワーク、フレックス制など)が可能か
・産休・育休などの取得率・復帰率(各種制度の利用状況)
・転居を伴う転勤の有無

<社風・オフィス環境について>

・先輩社員の仕事のやりがい
・先輩社員の入社の決め手
・オフィス環境(社員食堂・休憩スペースの有無、バリアフリー環境など)
・社内イベント、サークル活動、CSR活動など

<社員データ>

・社員の平均年齢、年代別構成比、男女比など
・3年以内離職率、平均勤続年数
 

|まとめ

会社説明会で使用するスライドや配布資料は、出席した学生に現時点のリアルな会社情報をインプットできるものとして機能し、自社を認知、魅力づけし、選考プロセスに進む気持ちを醸成する目的があります。

初めて資料を作成しようとしている担当者様、長年使った資料を改めたいとお考えの担当者様も、本記事を参考に魅力あふれる資料を作成してください。

資料作りにあまり時間をかけられないという担当者様には、下記にスライド資料のテンプレート(パワーポイント)を用意していますので、ぜひご参考にしてください。


2021年2月19日公開