~第1話:僕が彼女と付き合い続けた2つの理由(ワケ)~
さてさて、お待ちかねの第1話です。
ここでは前回の予告通り
僕の就(れん)活(あい)を支えた2つの言葉を紹介したいなと思っています。
選考を受けている人の中にはすでに不採用通知をいただいた人もいるかもしれませんね。
これから就活始めるという人も、ほぼ必ず落ちることがあるかと思います。
そんな時に今回の僕の話を、思い出してもらえたらなと思います。
かくいう僕も、50社以上の会社からお祈りメールをいただきました。
プロローグで述べたように、僕は3年生の5月に就活を始めて就活を終えたのが4年生の11月です。
実に1年半もの間、就職活動と付き合っていたのです。
初めての内定をもらったのも4年の10月。
その状況の中、僕はなぜ、就活を続けることができたのか。
そこには僕自身が「就活を楽しもう」という、スタンスでやっていたというのは、もちろんあると思います。
でも、失恋し続ける恋愛はしんどいです。
そんな僕を支えたのが、これからお話する2つの言葉なんです。
①就活は合うか・合わないか
1つ目はこの言葉です。
この言葉は3年生の9月頃に、某ITベンチャーの人事Fさんに言われた言葉で 最後まで僕の心に残り続けた言葉です。
どういう意味かというと
多くの就活生は、企業は学生を「優秀か優秀でないか」で判断していると思っているがそうではない。
採用における判断基準は、その学生が自社に「合うか合わないか」だ。
会社にはそれぞれ、こーいう学生が欲しいという、求めている人物像がある。
採用するかしないかは、それに合うか合わないかだ。
それは結婚相手に、人それぞれ様々な条件があるのと同じ。
だから、もちろん中には、能力の高い学生を求めている企業もあるがそのような企業とは、そのような能力の高い学生がマッチングする。
ちなみに新卒採用で学生に高い能力を求めるのはまれ。だから、選考を受ける時は、ありのままの自分でいけばいい。
間違っても自分を偽らないこと。
仮にそれで内定をもらったとしても入社後に後悔することになるから。
というもの。(一部清水の解釈も入っている)
この言葉があったので
僕は、いつでも気負うことなく、ありのままの自分で選考に臨むことができたし
仮に落ちたとしても「そっか合わなかったんだ。落としてくれて、ありがとうございます。」という気持ちで次に進めました。
ただひとつ、僕が振り返っていたのは、落選理由が本当に合わなかったからなのかということ。
これもFさんが言っていたのだが
「分からない場合は不採用にする」というもの。
だから、自分の伝えたいことはちゃんと相手に伝わっていたのか
このことだけは必ず意識するようにしていました。だってちゃんと想いが伝わらずにフラれたら嫌だもんね。
②この世に生れて一人ぼっちなんて事は絶対にないんだで!!!!
2つ目はこの言葉。
マンガ好きの人は、もしかしたらお分かりになったかもしれませんね。
そうです。
あの国民的・・・いや世界的大人気マンガ『ONE PIECE』に出てくるセリフです。
読んだことのない人には、ちょっと分かりにくいかもしれませんが
この言葉は巨人族のハグワール・D・サウロが、ロビンに言った言葉です。
「よく聞けロビン・・・今は一人だけどもよ・・・!!
いつか必ず”仲間”に会えるでよ!!!海は広いんだで・・・いつか必ず!!!
お前を守ってくれる”仲間”が現れる!!!この世に生まれて一人ぼっちなんて事は絶対にないんだで!!!!」
(―『ONE PIECE』397話より)
僕はFさんの言葉を信じて、決して自分を偽らずに就活をしてきました。
でもそれは時に、過酷な現実を突きつけます。
僕のようにちょっと変わった特異な人間なら、なおさらです。
何十社からも不採用通知をいただきました。
その度に、就活は合う・合わないだから。
1社自分に合う素敵な会社(ひと)に巡り合えればいいのだから。
と自分自身を鼓舞しましたが、その数が増えるにつれ
「もしかしたら、自分に合う会社(ひと)なんて1人もいないのかもしれない」と思うこともありました。
そんな時に僕の心の支えとなったのがこの言葉です。
この世に生れて一人ぼっちなんて事はない。
そう信じて就活を続けました。
だからみなさんもどんなに不採用をもらっても決して諦めることなく、自分を偽らずに頑張り続けてほしいなと思います。
そうすればきっと最高のパートナーに巡り合えますから。
もちろんつらい事もあります。
それでも僕は諦めずに自分に合う会社(ひと)を探し続けて本当によかったなと今、心から思っています。
この物語はノンフィクションであり、実在の人物・団体とはめちゃめちゃ関係があります。
(一部写真を除く)
なないろ就活とは?
就活にはいろんな形があっていい。そんな想いを伝えたいという一人の学生の発案から始まった連載企画。シリーズ毎に、就活を終えた先輩が自分のやってきた就活について赤裸々に綴る完全実話(リアル)ストーリー集。様々な主人公の就活をエールに、当たり前のない就活を楽しむ糧にしてほしい。
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