ウソ?ホント?経験者が答える、外資系就活の都市伝説

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みなさん、外資系企業の就職活動にどういったイメージを持っていますか?

「東大、京大が内定者のほとんどを占めている」
「英語がペラペラじゃないと歯が立たない」
「地頭しか見られない」

このようなウワサをよく耳にすると思います。しかし、このような噂の中には事実とはかけ離れたものも存在します。私は就職活動で、外資系コンサルタント業界、外資IT業界を受けていました。
このコラムではそんな外資系の就活のウワサを、私の実体験をもとにQ&A方式でぶっちゃけたいと思います。

 

学歴・学業に関するウソホント

1.旧帝大か早稲田・慶應しか受からないってホント?

A. ウソ!

外資系と言えば「高学歴」というイメージはありますよね。そのため、こういったウワサが流れてしまうのですが実際は旧帝大、早慶以外の大学出身の学生も受かることは可能です。

私が知っている外資コンサルタント内定者でも、関関同立、地方国公立大学、早慶以外の東京六大学などの学生も合格していますし、その他の大学出身者の合格者もいると聞きます。

 

2.TOEIC900点以上が選考必須条件ってホント?

A. ウソ!!!

これは明確にウソです。むしろ900点無い人が大多数を占めているのではないかと思います。外資系に内定した友人に聞いたところ、上は990点満点から下は500点台の人までいました。

では、面接で英語力について聞かれるのかどうかというと、これは「聞かれます」。英語面接がある企業もあります。ちなみに私が受けた企業では、あくまで現時点での英語力を参考に聞いているだけで合否には全く関係ありませんでした。

しかし、現時点の英語力を重視する外資系企業も存在するようなので自分が受けようとしているところはどっちなのか事前に調べておくといいですね。

 

3.頭の良さ・思考力しか見てないってホント?

A. ビミョー(重視されているとは感じた)

確かに、選考を通して頭の良さ・思考力を問われているなと感じることは多くありました。例えば面接では「今から○○株式会社の売り上げを2倍にする方法を10分で考えて」「いま日本には何台電柱があると思う?」など聞かれたりしました。

しかし、こういった質問ばかりではなく日系企業と同じく「志望度」や「人柄」なども見られていました。学生時代頑張ったことや性格についてもたくさん質問されたので、答えとしてはビミョーです。

 

選考についてのウソホント

1.外資の就活は3月の解禁日前に募集終了ってホント?

A. ウソ!!

3月以降に募集している外資系企業もあります。実際私は3月以降の募集を受けました。外資系IT企業や総合コンサルなどの選考がまだまだ行われていました。

しかし、戦略コンサルや投資銀行のほとんどは3月以前に選考を終えていることが多かったので、そのあたりを狙っている方は企業サイトを今すぐチェックしてください!

 

2.グループディスカッション選考の難易度が高いってホント?

A. ホント

ホントです。しかしこれは難しい内容のグループディスカッションを行うから難しいというわけではありません。なぜ難易度が高いのか、それは外資系企業を受けにくる学生の多くがグループディスカッションが得意、またはきちんと対策してくるので選考突破が難しいのです。

出されるお題は、実は一般的なものがほとんどです。一緒にディスカッションする他の学生がグループディスカッションを得意な学生が多いので、ディスカッションのスピードやレベルがあがってしまいます。そのため、選考突破の難易度も上がるというのが現実です。

 

関連コラム┃【人事コンサル解説】グループディスカッションの裏側を徹底公開!通過率や評価軸、お題も紹介

 

3.逆質問の時間がすっごく長いってホント?

A. ホント

私自身いくつか外資系企業を受けた経験から日系企業に比べて逆質問の時間が長いと感じました。長いところだと30分以上、面接の時間のほとんどが逆質問というところもありました。何回も「ほかに質問ある?」と聞かれ続けました。

しかし、だからと言っていくつも質問を考えていく必要はありません。質問をして、その答えに対して質問を重ねるという風にどんどん話を広げていくことを意識すれば全く問題ないです。この辺りは他のコラムでお話しているのでぜひ参考にしてくださいね。

 

関連コラム┃【逆質問例文集】面接官ごとのポイントやNG質問も紹介

 

 

いかがでしたか?
今までみなさんが持っていたイメージと違うところもあれば同じところもあったと思います。
これから就活を始める人はこのコラムを参考に、外資系企業も候補の1つとして考えてみてください。