自己PRの例文集|強み・エピソード別に紹介【テンプレートも】

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自己PRは履歴書やESのほか、面接でも必ずと言っていいほど質問されるため、自分らしさが表現できる自己PRを作ることは非常に重要です。

しかし、いきなり自分の強みと言われても、うまく説明できないのが自己PRの難しさです。自分の強みを企業に理解してもらえるよう、まずは自己PRの考え方や書き方を知っておきましょう。

この記事では、強み・エピソード別に自己PRの例文を紹介します。記事の最後では自己PRの書き方・テンプレートも紹介するので、ぜひ自己PR作成の参考にしてください。

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自己PRを考える際は自己分析が重要

自己PRを考えるにあたって、まず自分の性格や価値観、強みを正しく理解する必要があります。自分のことを理解することで初めてPRする方向性や内容が決まってくるためです。

自己PRを考える際には大きく分けて「エピソードから考える」「強みから考える」の2つの方法があります。

「エピソードから考える」方法は、自己PRの強みを裏付ける根拠を明確にできるのが利点です。自分の半生を整理しながら考える「自分史」を用い、これまで頑張ってきたことや、強みを発揮した経験などを洗い出してみましょう。

自分史の作り方はこちらの記事を参考にしてください。
自分史の作り方|テンプレートや作り方・例文を紹介

もう一方の「強みから考える」方法は、エピソードを洗い出すよりも比較的シンプルに考えられるのが利点です。一方で、強みとエピソードの結びつきが弱くなりやすいので、自分の強みをアピールするために適切なエピソードを選べているか、確認するようにしましょう。

自分の強みがイメージできない人は、OfferBoxを無料登録すれば使用できる適性診断ツール「AnalyzeU+」を活用しましょう。質問に答えるだけで、自分の強みや弱みを知ることができます。

こちらの記事を参考に、AnalyzeU+で強みを明らかにしましょう。
無料の自己分析ツール、適性診断AnalyzeU+で、企業も納得の自己PRをつくる方法

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【エピソード別】自己PRの例文

ここからは、ゼミや研究室、学業などのエピソード別に自己PRの例文を紹介していきます。どのように強みを伝えるのが効果的なのか、どんなエピソードを盛り込むべきなのかを例文で確認しましょう。

エピソードから自己PRを考える際は、「エピソードの成果を説明しすぎるあまり、過程や考えを伝えることが疎かにならないよう」注意してください。成果よりも、過程と自分の考えに重点を置いてアピールするのがポイントです。

企業がエピソードの成果をそれほど重視しないのは、成果からは学生の人柄を読み取りづらいためです。それに対し、過程や考えを掘り下げれば学生の人柄が見えてくるため、自己PRでは経験の過程が特に重視されています。

企業が自己PRのエピソードで見ているポイントはこちらの記事をご覧ください。
人事の本音ランキング発表!ガクチカや自己PRの「エピソード」で見ているポイント

ゼミ

【例文】

私は周囲の意見を引き出すことが得意です。

 

大学時代はゼミ長として、全員が意見を発しやすい雰囲気づくりに尽力しました。本音で語り合える関係性を築くために、お互いのプライベートな面を知る必要があると考え、ゼミ室で簡単にできるイベントを多く開催しました。

その結果、変に相手に気を遣って自分を押し殺す場面が減り、活発な意見交換をできるようになりました。周囲の意見を引き出す力は、チームで業務に取り組む機会の多い貴社でも活かせると考えています。

【ポイント】
ゼミでのエピソードは、組織内での自分の立ち位置をアピールできるのが利点です。ゼミ内でどんな役割を果たしていたのか、メンバーとどのような関係性だったのかを伝えましょう。

その他のゼミの自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ゼミ活動のガクチカの書き方・例文|アピールする強みの例やポイントを紹介

研究室

【例文】

自分で、前例のないことでも積極的に行動できるのが私の強みです。

 

大学では「自然言語生成AI」の研究に取り組んだのですが、分野の歴史が浅く、先行事例が少ないのが課題でした。そこで私は自然言語AIの研究をしている企業のカンファレンスに個人的に足を運んだり、同様の研究をしている方とSNSで繋がりをもったりと、自分なりに考えた方法で最新の情報が得られる環境作りをしました。

その結果、つながりを持った人・企業と共同研究をすることで、自然言語生成AIを企業で活用するための仕組みを構築することができました。入社後も、事例やマニュアルがない業務に対しても、自分なりに考えながら解決策を導き出し、行動していきたいです。

【ポイント】
研究室のエピソードの場合、必ずしも採用担当が自分と同じ分野に精通しているとは限らないため、研究内容そのものの専門的な説明ばかりにならないよう注意しましょう。

その他の研究室の自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ガクチカで研究をアピール|例文や書き方

学業(留学)

【例文】

私の強みは環境適応力です。

 

大学時代に経験したオーストラリア留学では、一人で居住できる程度に文化の理解を深めて適応することを目標としました。新しい環境に慣れるために心がけたのは、日本との違いに積極的に触れたときに、自分にできることを考えることです。

例えばオーストラリアでは、環境に対する意識が高く、シャワーや電気の使用時間に制限がありました。私は起床時間を早めて、日照時間内に電気を必要とすることをできる限り終わらせるようにすることで、不自由なく過ごせるようになりました。

この経験を通して、新しい環境に戸惑うことがあっても1つ1つ解消することで適応できると学びました。慣れない環境や業務にも、強みを活かしてすばやく適応していきたいです。

【ポイント】
学業のエピソードで留学経験をアピールする場合は、留学自体が目的でないと伝えることが重要です。ただ何となく参加しただけの留学では評価に繋がりにくいため、留学の動機や現地での学びを詳しく伝えましょう。

その他の留学の自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ガクチカで留学経験をアピール|書き方や例文、深堀り対策も

部活動

【例文】

縁の下の力持ちとして周りの人をサポートできるのが私の強みです。

 

この強みを特に発揮したのは、陸上部でのマネージャー経験です。練習環境の整備や選手の体調管理、大会への申し込みなど、マネージャーとしての仕事は、自分が怠ると選手に影響を及ぼすものが多いです。それらの細かな業務を1つ1つ正確にこなす力が身につきました。

入社後は、自分のことばかりではなく、状況に応じて周りを手助けできるような視野の広い人間を目指したいです。

【ポイント】
部活動のエピソードでは、団体競技であれば周りを巻き込む力、個人競技であれば主体的に行動する能力などをアピールできます。活動中の苦労を例に挙げて学んだことをアピールすると、人間性が伝わる自己PRになるでしょう。

その他の部活動の自己PRの例文はこちらのページから、部活動に絞り込んでご覧ください。
ガクチカ例文集|先輩の書き方を参考にしよう!

サークル活動

【例文】

既存のやり方にとらわれず、柔軟に対処できるのが私の強みです。

 

所属する軟式野球のサークルでは、新入生の獲得が毎年の課題でした。原因を自分なりに考えてみたところ、新入生歓迎会を平日の夜間に開催していたため、休日の日中に開催してみてはどうかと提案しました。

休日の日中にも開催することで、夜間の活動に参加できていなかった層も参加してくれるようになり、例年より5人ほど多く新入部員を集められました。入社後も柔軟な対応力を活かし、より効率的な方法を考えながら業務に臨むつもりです。

【ポイント】
サークル活動のエピソードを伝える場合は、実績や役職自体のアピールにならないよう注意しましょう。サークル長を務めた経験や大会で優勝した経験ではなく、取り組みの過程から得た学びや発揮した強みをアピールするのがおすすめです。

その他のサークル活動の自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ガクチカでサークル活動を用いる際のポイントや例文を紹介!

アルバイト

【例文】

私の強みは課題解決力です。

 

2年間続けているスーパーのアルバイトでは、レジ周りの混雑解消に貢献しました。私が提案した方法は、袋詰めを手伝う専任スタッフを配置するというものです。

ポイントの高い日や夕方には特にレジ周りが混雑していたため、高齢の方や赤ちゃんを抱っこしている方など、自分で袋詰めするのが難しい方を優先的に手伝うようにしました。

その結果、混雑による対応の遅れやクレームが減り、スムーズにレジ業務を進められるようになりました。入社後も課題を見つけたらそのままにせず、自分なりの方法を提案していきたいと思います。

【ポイント】
アルバイトのエピソードは、実際の業務と関連付けやすいのが利点です。採用企業と共通する業務の経験があれば積極的にアピールしましょう。

その他のアルバイトの自己PRの例文はこちらのページから、アルバイトに絞り込んでご覧ください。

インターンシップ

【例文】

役職がなくても組織に積極的に働きかけられるのが強みです。

 

大学2年次に参加した新聞社のインターンシップでは、地元企業の魅力を学生に発信する冊子制作のプロジェクトに取り組みました。

当初、リーダーの上級生だけに仕事が偏っており、作業や連絡に遅れが出ていました。何でもリーダーに任せるのではなく、メンバー全員にバランスよく仕事を割り振ったところ、無事納期までに冊子を完成させることができました。

入社後は役職がないから、新入社員だからと臆することなく、周囲に提案して巻き込みながら成果を出していきたいと思います。

【ポイント】
インターンシップのエピソードは、入社後に活躍する姿をイメージできるように伝えるのがポイントです。組織の中でこなした役割や周りを巻き込んだ経験など、働く姿をイメージしやすい内容にしましょう。

その他のインターンシップの自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ガクチカの長期インターンシップ経験の例文|書き方やアピールできる経験期間

ボランティア活動

【例文】

主体的な行動力が私の強みです。

 

この強みを特に発揮したのは、大学時代に参加した子ども食堂のボランティアです。子どもたちに栄養の十分な食事を提供するだけでなく、遊び相手になりたいと思い参加しましたが、ボランティア参加者が少ないために配膳に手一杯になり、子どもの心のケアをする余裕がありませんでした。

そこで私は友人を誘ったり、大学内に自作のポスターを掲載したりして、参加者を増やす努力をしました。その結果、参加者が1.5倍に増え、子どもと接する時間を増やせるようになりました。

このように自らアクションを起こせるのが私の強みです。入社後の業務でも、課題に対して自ら行動して解決に導いていきたいと思います。

【ポイント】
単にボランティア経験があるだけでは、他の学生との差別化点にはなりません。自分の人柄が伝わるよう、参加中に起こった困難への対処法や、参加前後での変化を具体的に述べましょう。

その他のボランティアの自己PRの例文はこちらをご覧ください。
ガクチカでのボランティア活動の例文|書き方やポイント、注意点

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強み別の自己PR例文を見る前に…自分の強みを知ろう

続いて強み別の自己PR例文を紹介していきますが、その前に自分の強みを把握しましょう。強みから自己PRを考える場合は、アピールできそうな強みに目星を付けておくことが大切です。

その方法の一つとして、適性診断ツール「AnalyzeU+」があります。ただ漠然と考えるだけでは強みを明らかにするのは難しいため、客観的なデータを用いて分析できるAnalyzeU+を自己分析に取り入れてみましょう。

AnalyzeU+の詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください。
無料の自己分析ツール、適性診断AnalyzeU+で、企業も納得の自己PRをつくる方法

【強み別】行動力に関連する自己PRの例文集

AnalyzeU+によって自分の強みを把握できたら、実際に自己PRを考えてみましょう。例文を参考にしながら、自分の強みや根拠となるエピソードに置き換えて考えるのがおすすめです。

最初に紹介するのは、行動力に関連する自己PRの例文です。実行力や継続力など、イメージしたことを行動に移して実現する力は、自分で考えて行動できることのアピールになります。

【行動力に関連する自己PR例文】

  • 実行力の自己PR
  • 忍耐力の自己PR
  • 継続力の自己PR
  • 主体性の自己PR
  • 探求心の自己PR
  • 真面目さ・責任感の自己PR

行動力に関する他の自己PRや考え方についてより深く知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
自己PRで行動力をアピールする方法|例文や向いている職種も紹介

実行力の自己PR

【例文】

私は必要なことを考えてすばやく実行できるのが強みです。

 

ゼミのフィールドワークでは測量をする機会が多くあったのですが、一般的な測量のマニュアルを読んでも理解しづらい点が多く、毎回のように作業に手間取る状況でした。そこで私は、自分たちの測量の実状に合ったマニュアルを作ることを提案しました。

メンバーの協力を得ながら、よくある失敗への対処法をかんたんな言葉で解説したマニュアルを作った結果、作業の効率が格段に上がりました。

このように、私にはアイディアを実現できる実行力があります。仕事を進めるうえでもアイディアを出して終わりではなく、それを実現して効率化を図りたいと思います。

【ポイント】
実行力の自己PRでは、ただ実行した経験ではなく、成果に紐づけてアピールするのがポイントです。周りの人と協力しながら、組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。

忍耐力の自己PR

【例文】

困難な状況にも負けずに立ち向かう力が強みです。

 

ライブ会場スタッフのアルバイトでは、夏の暑い日や冬の寒い日も笑顔を絶やさず、お客様に質の高いサービスを提供するよう心がけました。アルバイトで特に大変だったのは、天候が悪い日の来場者案内です。

雨や風が強い中での来場者案内は、自分の嫌な気持ちが顔に出そうになった経験が多々ありました。そんなときでもアルバイトを簡単には辞めず、続けてきたことは強い自信になっています。

入社後も、苦手な仕事だからといって簡単に投げ出さず、忍耐力をもって臨みたいと思います。

【ポイント】
忍耐力をアピールする際に注意したいのは、ストレスを溜め込む印象を与えないことです。ただ我慢しているだけのエピソードではストレス耐性に不安を持たれるため、面接では自分なりのストレス解消法を合わせて伝えるとよいでしょう。

継続力の自己PR

【例文】

毎日コツコツと物事を続けられるのが強みです。

 

この強みは特にラクロス部の活動で発揮しました。大学からラクロスを始めたのですが、同期で入った人たちは半数以上が経験者で、スタメンを勝ち取るのは困難な状況でした。

同じ練習量ではいつまで経っても近づけないと思い、誰よりも朝早く練習場に顔を出し、自主練習をする習慣をつけました。2年ほど朝の自主練習を続けた結果、12人のスタメンに入れたことは大きな自信になっています。

入社後もラクロス部で身につけた継続力を活かし、コツコツと日々の業務に取り組んでいきたいです。

【ポイント】
ただ続けただけのエピソードでは魅力的に映りません。継続力をアピールする際は、続けて取り組もうと思った動機や、取り組みの中での工夫を詳しく伝えましょう。

主体性の自己PR

【例文】

私には自ら行動を起こす主体性があります。

 

大学2年次に経験したタイ留学では、英語力を身につけるために、授業以外でも先生や学生に積極的に話すよう心がけました。授業外の時間での会話を大切にしたのは、授業で使う言葉だけでは日常会話レベルの英語力が身につかないと思ったからです。

食事の話や趣味の話などを通じ、雑談で使える英語力を養った結果、1年で英語が流ちょうに話せるまでに成長しました。

留学で培った主体性を活かし、入社後も新しいスキルをどんどんと身につけていきたいです。

【ポイント】
主体性をアピールする際は、協調性に欠ける印象を与えないよう注意しましょう。自分勝手な行動を取る人物だと思われないため、周囲との関わりや、臨機応変な対応力を合わせて伝えるのがポイントです。

探求心の自己PR

【例文】

探究心を活かして質の高い仕事を実現できるのが強みです。

 

大学のダンスサークルでは、演出の役割を任された際、専門家に話を聞く機会を作ってより魅力的なステージを作り上げました。専門家のアドバイスを演出に取り入れようと思ったのは、プロの舞台はどのように演出が考えられているのか興味を持ったからです。

もっと演出を知りたいという欲求を原動力にして突き詰めていった結果、サークルの講師から「プロにも負けない素晴らしい演出だった」と褒めていただきました。

この経験を活かし、入社後もよりよい方法を自分なりに追求し、効率的で質の高い仕事を実現していきたいです。

【ポイント】
探究心を伝える場合は、納得できる答えを追求するあまり行動が遅い、という印象を与えないよう注意が必要です。探究と行動をバランスよくこなせる人物だと評価してもらえるよう、探究心を発揮した結果、取った行動をセットで伝えましょう。

その他の探究心に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
探究心を自己PRでアピールする方法|例文やポイント、向いている仕事など

真面目さ・責任感の自己PR

【例文】

責任感をもってできることをやり切れるのが強みです。

 

フィリピンの孤児院内に歩道を作るボランティアに参加した際、予算不足によって、全体をコンクリート舗装するのが難しい状況に陥りました。予算不足はすぐには解消されそうになかったため、私は仮の歩道として飛び石を設置してはどうかと提案しました。

予算不足が解消するまでの間、ひとまず飛び石の歩道を活用するというアイディアです。その結果、コンクリートの歩道ほど頑丈ではないものの、安全に歩くには十分な歩道ができ、現地の人に喜んでもらえました。

この経験を活かし、入社後も急なトラブルが発生した際、自分なりに工夫して臨機応変に対処していきたいです。

【ポイント】
真面目さ・責任感という強みはやや抽象的なため、別の言葉で補足したり、言い換えたりするのがおすすめです。どんな強みなのかが分かるよう、具体的な言葉で説明しましょう。

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【強み別】思考力に関連する自己PRの例文集

次に紹介するのは、思考力に関連する自己PRの例文です。計画性や課題発見力など、物事に対して自分なりの考えをもって取り組む力は、自分の人柄や大切にしている価値観のアピールに繋げられます。

【思考力に関連する自己PR例文】

  • 計画性の自己PR
  • 課題発見力の自己PR
  • 集中力の自己PR
  • 企画力の自己PR

計画性の自己PR

【例文】

私は目標達成に向けて計画的に進行できるのが強みです。

 

研究室での共同研究プロジェクトを通じ、大きな目標を達成するための計画性を身につけました。

プロジェクトで特に困難だったのは、期間が2年間と非常に長かったことです。先行きが見えないと何から手を付けるべきか分からなかったため、まずは全体像を計画し、メンバーへ適切に仕事を割り振るよう心がけました。

行き当たりばったりで進めるのではなく、計画と仕事の割り振りに時間をかけた結果、無事に期限内にプロジェクトを完遂することができました。

入社後も、長期のプロジェクトに関わる場合は、適切な計画を立てたうえで成果を出していきたいです。

【ポイント】
計画性は、リスク管理能力や自己管理能力のアピールに繋がります。計画性が備わっていることを裏付けられるよう、物事を進めた動機と過程を詳しく書きましょう。

その他の計画性に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
「計画性」を自己PRでアピールする方法|例文やポイント

課題発見力の自己PR

【例文】

課題を冷静に分析し、次の行動に活かせるのが強みです。

 

営業のインターンシップ先ではなかなか成約できず、当初は苦しい思いをしましたが、許可を得て商談を録音させてもらい、自分ならどんな言動をするか考えながら比較していくことで、課題が明確になりました。

課題を冷静に分析した結果、最後には成約を得られました。成約を得るまでに分析した内容やその方法は、その後のインターンシップ生のマニュアルにも活かされています。

入社後も、課題を冷静に分析して1つずつ解消することで、営業としてのスキルを着実に向上させていきます。

【ポイント】
課題発見力を伝える際は、課題を発見しただけのエピソードで終わらず、どんな方法で解決に導いたのかを伝えると、入社後にも活きる強みだと評価してもらえます。

集中力の自己PR

【例文】

時間が限られているなかでも高い集中力を発揮できます。

 

大学在学中はバトミントン部の活動と税理士試験の勉強を並行し、5科目中3科目の試験に合格できました。部活動と資格勉強を両立するために心がけたのは、ダラダラと勉強しないことです。

ダラダラ勉強を続けても知識が身につかないと考え、1日に1時間や2時間といった短時間で集中力を発揮し、勉強を続けていきました。

仕事では納期が迫るほど焦りが生まれ、ミスをしやすくなると思います。そんなときでも高い集中力を発揮し、冷静かつすばやく対応していきたいです。

【ポイント】
集中力をアピールする場合は、根拠となるエピソードが重要です。資格取得や部活動での成果など、具体的な事例を挙げて集中力の高さをうまくアピールしましょう。

企画力の自己PR

【例文】

私の強みは企画力です。

 

イベント会社でのアルバイトでは、地域イベントの企画運営に携わった経験があり、いちメンバーとしてイベントの成功に貢献しました。企画の際に大切にしているのは、生の情報を集めることです。

イベント会場や地域住民の情報を資料から得るだけでは不十分と考え、実際に自分でも会場に足を運んで情報を集めました。資料の情報と現場の情報を比較しながら改善点を示したところ、企画運営に対する姿勢を上司に褒めていただけました。

入社後に企画運営に携わる際も、与えられた情報だけでなく、さまざまな観点から魅力的な提案をしていきたいです。

【ポイント】
実際に企画を考える際は、着眼点と過程が重視されます。そのため、自己PRで企画力をアピールするときも、どんなことをどんな方法で企画したのかを伝えるとよいでしょう。

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【強み別】コミュニケーション力に関連する自己PRの例文集

最後に、コミュニケーション力に関連する自己PRの例文を紹介します。傾聴力や協調性など、良好な人間関係を築くために不可欠な能力は、幅広い業界・職種で高く評価してもらえます。

【コミュニケーション力に関連する自己PR例文】

  • 傾聴力の自己PR
  • リーダーシップの自己PR
  • 協調性の自己PR
  • プレゼンテーション力の自己PR

その他のコミュニケーション力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする方法|例文や注意点など

傾聴力の自己PR

【例文】

個々の事情に配慮したサポートをできるのが強みです。

 

カフェのアルバイトでは、特に高齢者の方に積極的に話しかけ、困りごとを聞いてお客様ごとに細かいサービスを提供しました。具体的には、店先の階段を上るのに苦労している方を見かけたら、声をかけてお手伝いするといった行動です。

その結果、1人1人に寄り添ったサービスを高く評価していただき、何度も足を運んでくださるお客様を増やせました。

入社後の接客でも、マニュアルプラスαの細かな気配りができる店員を目指したいです。

【ポイント】
人の話を聞くのが好きだからといっても、傾聴力が高いとは限りません。会話によって人と信頼関係を構築してこそ傾聴力が高いと言えるため、いかに話を聞く能力を活かして具体的な成果に繋げられているかが重要です。

その他の傾聴力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
傾聴力を自己PRでアピールする方法|例文や傾聴力をアピールする注意点も

リーダーシップの自己PR

【例文】

私にはメンバーを良い方向に導くリーダーシップがあります。

 

この強みを特に発揮したのは、バスケットボール部で部長を務めたときです。試合での敗戦が続いてチームの指揮が下がったときは、部員と一緒に落ち込むのではなく、部員一人ひとりに今の気持ちや頑張るべきポイントを整理して伝えました。

現状を正しく理解してもらうことで、次に取るべき行動を自分なりに考えてもらうのが目的です。その結果、敗戦時の気持ちの切り替えが早くなり、以前のように士気の低下が原因で敗戦を重ねるケースが減りました。

このようなリーダー経験は、入社後のチーム作業においても大いに活かせると思います。

【ポイント】
リーダーシップにはさまざまな種類があります。人を巻き込む力に秀でたリーダーや、メンバーの関係性を重視するリーダーなど、どんなタイプなのか分かるように説明しましょう。

協調性の自己PR

【例文】

異なる立場の人と協力し、目標達成に向けて行動できる協調性が強みです。

 

大学では学園祭の運営に携わり、統率力を発揮して学園祭の成功に貢献しました。実行委員として心がけたのは情報の共有です。

トラブルのリスクを減らすためには、進捗度と課題を各参加団体が把握すべきと考え、定例会議を実施するよう提案しました。学校側を中心に、他の実行委員とも連携しながら準備を進めた結果、大きな問題なく学園祭を遂行できました。

この経験を活かし、入社後も異なる立場の人とうまく連携を図り、目標を達成していきたいです。

【ポイント】
協調性は周りの人と協力してこそ発揮できる力です。他人との関わりのなかで、自分の行動によって組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。

プレゼンテーション力の自己PR

【例文】

私は難しい概念や考え方を分かりやすく説明するのが得意です。

 

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない人でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を易しい言葉に言い換えたりする方法です。

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明が分かりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識をもっているとは限りません。説明が理解できないから契約を避けられてしまう事態を避けるために、誰でも分かりやすい説明を心がけたいと思います。

【ポイント】
プレゼンテーション力は、営業職のように顧客と直接関わる仕事で特に発揮できる強みです。実際の業務に活きるイメージをもってもらえるよう、プレゼンテーション力を発揮して成果に繋げた経験を伝えましょう。

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自己PRの書き方・テンプレート

「アピールする強みとエピソードは決まったけど、うまく文章にまとまられない」と悩んでいる方は、自己PRのテンプレートに当てはめて考えてみましょう。大まかな枠組みを作ってから文章を整えていけば、内容を理解しやすい自己PRを作成できます。

もちろんテンプレートに当てはめるだけでは、オリジナリティのある自己PRにはなりませんが、文章を考える最初の段階としてテンプレートに当てはめるのは効果的です。枠組みから少しずつ自分ならではの自己PRに仕上げていきましょう。

【当てはめて簡単作成できる自己PRのテンプレート】

  • ①結論:強み・長所
  • ②理由:裏付けるエピソード
  • ③締め:入社後に貢献できること

①結論:強み・長所

最初に結論を提示し、自己PRの中で何をアピールしたいのかを明らかにしましょう。結論を最初に提示することで、読み手はその後に続く話をイメージしながら読めるようになり、自己PRの内容全体への理解が深まります。

反対に、最後まで結論を言わない自己PRは何についての話かが分からず、内容を理解してもらえなくなっていまいます。読み手に負担がかかってしまうため、自己PRは結論ファーストを心がけましょう。

【例】

私は難しい概念や考え方を分かりやすく説明するのが得意です。

②理由:裏付けるエピソード

結論を提示した後は、その強みを裏付けるエピソードが必要です。強みを自覚したときのエピソードや、強みをうまく発揮したときのエピソードを付け加えることで、自己PRに説得力をもたせる狙いがあります。

結論を主張づけるだけのエピソードがない自己PRには、説得力が生まれません。「私の強みは◯◯です」と伝えて終わりでは、企業はその主張が正しいのか確かめられないため、結論の後には裏付けるエピソードを加えましょう。

【例】

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない人でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を易しい言葉に言い換えたりする方法です。

 

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明が分かりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。

③締め:入社後に貢献できること

自己PRの締めくくりとして、入社後に貢献できることを伝えると非常に効果的です。エピソード内の実績と、入社後に貢献できることを紐付けてアピールすれば、入社後も継続的に強みを発揮して活躍していける証明になります。

また、入社後に貢献できることで締めくくるのは、結論を再提示できるのも利点です。最初と最後で2回結論を伝えることで、自己PRで最もアピールしたいポイントが明確になります。

【例】

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識をもっているとは限りません。説明が理解できないから契約を避けられてしまう事態を避けるために、誰でも分かりやすい説明を心がけたいと思います。

まとめ

以上、自己PRの例文や、書き方・テンプレートを紹介しました。

自己PRを考える際は、「強み・長所→裏付けるエピソード→入社後に貢献できること」の構成が基本です。最後まで結論を言わない自己PRでは、アピールポイントが分かりづらいため、上記の3ステップを心がけましょう。

「そもそも強みが見つからない」「強みを裏付けられない」という方は、AnalyzeU+で客観的なデータを集めるのがおすすめです。主観的な視点だけでは深い自己分析をするのは難しいため、客観的な視点も取り入れてアピールできる強みを見つけましょう。

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