自己PRは履歴書やESのほか、面接でも必ずと言っていいほど質問されるため、自分らしさが表現できる自己PRを作ることは非常に重要です。
しかし、いきなり自分の強みと言われても、うまく説明できないのが自己PRの難しさです。自分の強みを企業に理解してもらえるよう、まずは自己PRの考え方や書き方を知っておきましょう。
この記事では、強み・エピソード別に自己PRの例文を紹介します。記事の最後では自己PRの書き方・テンプレートも紹介するので、ぜひ自己PR作成の参考にしてください。
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目次
新卒選考で企業が自己PRを聞く理由
企業が自己PRを聞く理由は、大きく3つあります。
1つ目は入社後のミスマッチを少しでも減らすため、弱みも含めた学生の強みと「自社とのマッチ度」を判断するためです。
仕事や職場環境が合わず早期離職してしまうと、採用コストや入社後の教育の手間と時間を無駄にしてしまいます。企業はもちろん学生にとっても入社後に後悔しないように、自己PRを通して自社との相性を確認するのが一般的です。
2つ目は自分自身を客観視して、問題が起こった際に改善していける人材かを確認するためです。自己PRの質が高ければ「自己理解度」に優れていると判断でき、入社後は自分の強みを活かしつつも、弱みと向き合いながら成長できると想像できます。自己理解度をアピールするには、できるだけ定量的な情報を盛り込むとよいでしょう。
3つ目は「企業研究ができているか」を確認し、志望度の高さを判断するためです。
企業研究ができていることは、就活に限らず入社後の仕事にも関係してきます。(取引先も含め)自社の強みや特徴を理解していなければ、会社の代表として顧客に接する営業職をはじめ、問い合わせが生じる多くの業務に対応できません。自己PRを通じて、働くうえでの心構えや最低限の常識を持ち合わせていることも確認しているといえます。
自己PR作成の事前準備
自己PRを書く前に以下の事前準備が必要です。
- 自己分析を通して強みやスキルを明確にする
- 強みを発揮した経験・エピソードを洗い出す
- 企業研究を通して、応募先企業が求める人物像を理解する
- アピールポイントの方向性を1つに絞る
自己PRを考えるにあたり、まずは自分の性格や価値観を分析し、仕事に活かせる強みを正しく理解する必要があります。
働く中でどのようなことにやりがいを感じ、どのような業務で力を発揮できるかを理解することで、アピールする方向性や内容が決まってくるためです。
自己PRは大きく分けて「エピソード」と「強み」の2つをもとに考える方法があります。
「エピソードから考える」方法は、自己PRの強みを裏付ける根拠を明確にできるのが利点です。自分の半生を整理しながら考える「自分史」を用い、これまで頑張ってきたことや、強みを発揮した経験などを洗い出してみましょう。
もう一方の「強みから考える」方法は、エピソードを洗い出すよりも比較的シンプルに考えられるのが利点です。一方で、強みとエピソードの結びつきが弱くなりやすいので、自分の強みをアピールするために適切なエピソードを選べているか、確認するようにしましょう。
自己PRは考えて終わりではなく、企業研究を通して応募先ごとに内容をカスタマイズしましょう。使い回しの自己PRはすぐに見抜かれるので、一社一社丁寧に作成してください。
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「役割志向(8タイプ)」「認知・志向スタイル」「職種適性」にくわえ、社会人基礎力や次世代リーダー力など、様々な角度から分析できるのが強みです。
これら適性診断から得られる項目で、経済産業省が推奨する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を測ることができます。
客観的なデータをヒントにして、現状の内容をブラッシュアップしてみてください。
【エピソード別】自己PRの例文
ここからは、ゼミや研究室、学業などのエピソード別に自己PRの例文を紹介していきます。どのように強みを伝えるのが効果的なのか、どんなエピソードを盛り込むべきなのかを例文で確認しましょう。
エピソードから自己PRを考える際は、「エピソードの成果を説明しすぎるあまり、過程や考えを伝えることが疎かにならないよう」注意してください。成果よりも、過程と自分の考えに重点を置いてアピールするのがポイントです。
企業がエピソードの成果をそれほど重視しないのは、成果からは学生の人柄を読み取りづらいためです。それに対し、過程や考えを掘り下げれば学生の人柄が見えてくるため、自己PRでは経験の過程が特に重視されています。
企業が自己PRのエピソードで見ているポイントはこちらの記事をご覧ください。
ゼミ
【例文】
大学時代はゼミ長として、全員が意見を発しやすい雰囲気づくりに尽力しました。本音で語り合える関係性を築くために、お互いのプライベートな面を知る必要があると考え、ゼミ室で簡単にできるイベントを多く開催しました。
その結果、変に相手に気を遣って自分を押し殺す場面が減り、活発な意見交換をできるようになりました。周囲の意見を引き出す力は、チームで業務に取り組む機会の多い貴社でも活かせると考えています。
【ポイント】
ゼミでのエピソードは、組織内での自分の立ち位置をアピールできるのが利点です。ゼミ内でどんな役割を果たしていたのか、メンバーとどのような関係性だったのかを伝えましょう。
その他のゼミの自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
研究室
【例文】
大学では「自然言語生成AI」の研究に取り組んだのですが、分野の歴史が浅く、先行事例が少ないのが課題でした。そこで私は自然言語AIの研究をしている企業のカンファレンスに個人的に足を運んだり、同様の研究をしている方とSNSで繋がりをもったりと、自分なりに考えた方法で最新の情報が得られる環境作りをしました。
その結果、つながりを持った人・企業と共同研究をすることで、自然言語生成AIを企業で活用するための仕組みを構築することができました。入社後も、事例やマニュアルがない業務に対しても、自分なりに考えながら解決策を導き出し、行動していきたいです。
【ポイント】
研究室のエピソードの場合、必ずしも採用担当が自分と同じ分野に精通しているとは限らないため、研究内容そのものの専門的な説明ばかりにならないよう注意しましょう。
その他の研究室の自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
学業(留学)
【例文】
大学時代に経験したオーストラリア留学では、一人で居住できる程度に文化の理解を深めて適応することを目標としました。新しい環境に慣れるために心がけたのは、日本との違いに積極的に触れたときに、自分にできることを考えることです。
例えばオーストラリアでは、環境に対する意識が高く、シャワーや電気の使用時間に制限がありました。私は起床時間を早めて、日照時間内に電気を必要とすることをできる限り終わらせるようにすることで、不自由なく過ごせるようになりました。
この経験を通して、新しい環境に戸惑うことがあっても1つ1つ解消することで適応できると学びました。慣れない環境や業務にも、強みを活かしてすばやく適応していきたいです。
【ポイント】
学業のエピソードで留学経験をアピールする場合は、留学自体が目的でないと伝えることが重要です。ただ何となく参加しただけの留学では評価に繋がりにくいため、留学の動機や現地での学びを詳しく伝えましょう。
その他の留学の自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
部活動
【例文】
この強みを特に発揮したのは、陸上部でのマネージャー経験です。練習環境の整備や選手の体調管理、大会への申し込みなど、マネージャーとしての仕事は、自分が怠ると選手に影響を及ぼすものが多いです。それらの細かな業務を1つ1つ正確にこなす力が身につきました。
入社後は、自分のことばかりではなく、状況に応じて周りを手助けできるような視野の広い人間を目指したいです。
【ポイント】
部活動のエピソードでは、団体競技であれば周りを巻き込む力、個人競技であれば主体的に行動する能力などをアピールできます。活動中の苦労を例に挙げて学んだことをアピールすると、人間性が伝わる自己PRになるでしょう。
その他の部活動の自己PRの例文はこちらのページから、部活動に絞り込んでご覧ください。
ガクチカ例文集|先輩の書き方を参考にしよう!
サークル活動
【例文】
所属する軟式野球のサークルでは、新入生の獲得が毎年の課題でした。原因を自分なりに考えてみたところ、新入生歓迎会を平日の夜間に開催していたため、休日の日中に開催してみてはどうかと提案しました。
休日の日中にも開催することで、夜間の活動に参加できていなかった層も参加してくれるようになり、例年より5人ほど多く新入部員を集められました。入社後も柔軟な対応力を活かし、より効率的な方法を考えながら業務に臨むつもりです。
【ポイント】
サークル活動のエピソードを伝える場合は、実績や役職自体のアピールにならないよう注意しましょう。サークル長を務めた経験や大会で優勝した経験ではなく、取り組みの過程から得た学びや発揮した強みをアピールするのがおすすめです。
その他のサークル活動の自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
アルバイト
【例文】
2年間続けているスーパーのアルバイトでは、レジ周りの混雑解消に貢献しました。私が提案した方法は、袋詰めを手伝う専任スタッフを配置するというものです。
ポイントの高い日や夕方には特にレジ周りが混雑していたため、高齢の方や赤ちゃんを抱っこしている方など、自分で袋詰めするのが難しい方を優先的に手伝うようにしました。
その結果、混雑による対応の遅れやクレームが減り、スムーズにレジ業務を進められるようになりました。入社後も課題を見つけたらそのままにせず、自分なりの方法を提案していきたいと思います。
【ポイント】
アルバイトのエピソードは、実際の業務と関連付けやすいのが利点です。採用企業と共通する業務の経験があれば積極的にアピールしましょう。
その他のアルバイトの自己PRの例文は、以下の記事からご覧ください。
インターンシップ
【例文】
大学2年次に参加した新聞社のインターンシップでは、地元企業の魅力を学生に発信する冊子制作のプロジェクトに取り組みました。
当初、リーダーの上級生だけに仕事が偏っており、作業や連絡に遅れが出ていました。何でもリーダーに任せるのではなく、メンバー全員にバランスよく仕事を割り振ったところ、無事納期までに冊子を完成させることができました。
入社後は役職がないから、新入社員だからと臆することなく、周囲に提案して巻き込みながら成果を出していきたいと思います。
【ポイント】
インターンシップのエピソードは、入社後に活躍する姿をイメージできるように伝えるのがポイントです。組織の中でこなした役割や周りを巻き込んだ経験など、働く姿をイメージしやすい内容にしましょう。
その他のインターンシップの自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
ボランティア活動
【例文】
この強みを特に発揮したのは、大学時代に参加した子ども食堂のボランティアです。子どもたちに栄養の十分な食事を提供するだけでなく、遊び相手になりたいと思い参加しましたが、ボランティア参加者が少ないために配膳に手一杯になり、子どもの心のケアをする余裕がありませんでした。
そこで私は友人を誘ったり、大学内に自作のポスターを掲載したりして、参加者を増やす努力をしました。その結果、参加者が1.5倍に増え、子どもと接する時間を増やせるようになりました。
このように自らアクションを起こせるのが私の強みです。入社後の業務でも、課題に対して自ら行動して解決に導いていきたいと思います。
【ポイント】
単にボランティア経験があるだけでは、他の学生との差別化点にはなりません。自分の人柄が伝わるよう、参加中に起こった困難への対処法や、参加前後での変化を具体的に述べましょう。
その他のボランティアの自己PRの例文はこちらの記事をご覧ください。
強み別の自己PR例文を見る前に…自分の強みを知ろう
続いて強み別の自己PR例文を紹介していきますが、その前に自分の強みを把握しましょう。強みから自己PRを考える場合は、アピールできそうな強みに目星を付けておくことが大切です。
その方法の一つとして、適性診断ツール「AnalyzeU+」があります。ただ漠然と考えるだけでは強みを明らかにするのは難しいため、客観的なデータを用いて分析できるAnalyzeU+を自己分析に取り入れてみましょう。
【強み別】行動力に関連する自己PRの例文集
AnalyzeU+によって自分の強みを把握できたら、実際に自己PRを考えてみましょう。例文を参考にしながら、自分の強みや根拠となるエピソードに置き換えて考えるのがおすすめです。
最初に紹介するのは、行動力に関連する自己PRの例文です。実行力や継続力など、イメージしたことを行動に移して実現する力は、自分で考えて行動できることのアピールになります。
【行動力に関連する自己PR例文】
- 実行力の自己PR
- 忍耐力の自己PR
- 継続力の自己PR
- 主体性の自己PR
- 探求心の自己PR
- 真面目さ・責任感の自己PR
行動力に関する他の自己PRや考え方についてより深く知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
実行力の自己PR
【例文】
ゼミのフィールドワークでは測量をする機会が多くあったのですが、一般的な測量のマニュアルを読んでも理解しづらい点が多く、毎回のように作業に手間取る状況でした。そこで私は、自分たちの測量の実状に合ったマニュアルを作ることを提案しました。
メンバーの協力を得ながら、よくある失敗への対処法をかんたんな言葉で解説したマニュアルを作った結果、作業の効率が格段に上がりました。
このように、私にはアイディアを実現できる実行力があります。仕事を進めるうえでもアイディアを出して終わりではなく、それを実現して効率化を図りたいと思います。
【ポイント】
実行力の自己PRでは、ただ実行した経験ではなく、成果に紐づけてアピールするのがポイントです。周りの人と協力しながら、組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。
忍耐力の自己PR
【例文】
ライブ会場スタッフのアルバイトでは、夏の暑い日や冬の寒い日も笑顔を絶やさず、お客様に質の高いサービスを提供するよう心がけました。アルバイトで特に大変だったのは、天候が悪い日の来場者案内です。
雨や風が強い中での来場者案内は、自分の嫌な気持ちが顔に出そうになった経験が多々ありました。そんなときでもアルバイトを簡単には辞めず、続けてきたことは強い自信になっています。
入社後も、苦手な仕事だからといって簡単に投げ出さず、忍耐力をもって臨みたいと思います。
【ポイント】
忍耐力をアピールする際に注意したいのは、ストレスを溜め込む印象を与えないことです。ただ我慢しているだけのエピソードではストレス耐性に不安を持たれるため、面接では自分なりのストレス解消法を合わせて伝えるとよいでしょう。
継続力の自己PR
【例文】
この強みは特にラクロス部の活動で発揮しました。大学からラクロスを始めたのですが、同期で入った人たちは半数以上が経験者で、スタメンを勝ち取るのは困難な状況でした。
同じ練習量ではいつまで経っても近づけないと思い、誰よりも朝早く練習場に顔を出し、自主練習をする習慣をつけました。2年ほど朝の自主練習を続けた結果、12人のスタメンに入れたことは大きな自信になっています。
入社後もラクロス部で身につけた継続力を活かし、コツコツと日々の業務に取り組んでいきたいです。
【ポイント】
ただ続けただけのエピソードでは魅力的に映りません。継続力をアピールする際は、続けて取り組もうと思った動機や、取り組みの中での工夫を詳しく伝えましょう。
主体性の自己PR
【例文】
大学2年次に経験したタイ留学では、英語力を身につけるために、授業以外でも先生や学生に積極的に話すよう心がけました。授業外の時間での会話を大切にしたのは、授業で使う言葉だけでは日常会話レベルの英語力が身につかないと思ったからです。
食事の話や趣味の話などを通じ、雑談で使える英語力を養った結果、1年で英語が流ちょうに話せるまでに成長しました。
留学で培った主体性を活かし、入社後も新しいスキルをどんどんと身につけていきたいです。
【ポイント】
主体性をアピールする際は、協調性に欠ける印象を与えないよう注意しましょう。自分勝手な行動を取る人物だと思われないため、周囲との関わりや、臨機応変な対応力を合わせて伝えるのがポイントです。
探求心の自己PR
【例文】
大学のダンスサークルでは、演出の役割を任された際、専門家に話を聞く機会を作ってより魅力的なステージを作り上げました。専門家のアドバイスを演出に取り入れようと思ったのは、プロの舞台はどのように演出が考えられているのか興味を持ったからです。
もっと演出を知りたいという欲求を原動力にして突き詰めていった結果、サークルの講師から「プロにも負けない素晴らしい演出だった」と褒めていただきました。
この経験を活かし、入社後もよりよい方法を自分なりに追求し、効率的で質の高い仕事を実現していきたいです。
【ポイント】
探究心を伝える場合は、納得できる答えを追求するあまり行動が遅い、という印象を与えないよう注意が必要です。探究と行動をバランスよくこなせる人物だと評価してもらえるよう、探究心を発揮した結果、取った行動をセットで伝えましょう。
その他の探究心に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
真面目さ・責任感の自己PR
【例文】
フィリピンの孤児院内に歩道を作るボランティアに参加した際、予算不足によって、全体をコンクリート舗装するのが難しい状況に陥りました。予算不足はすぐには解消されそうになかったため、私は仮の歩道として飛び石を設置してはどうかと提案しました。
予算不足が解消するまでの間、ひとまず飛び石の歩道を活用するというアイディアです。その結果、コンクリートの歩道ほど頑丈ではないものの、安全に歩くには十分な歩道ができ、現地の人に喜んでもらえました。
この経験を活かし、入社後も急なトラブルが発生した際、自分なりに工夫して臨機応変に対処していきたいです。
【ポイント】
真面目さ・責任感という強みはやや抽象的なため、別の言葉で補足したり、言い換えたりするのがおすすめです。どんな強みなのかが分かるよう、具体的な言葉で説明しましょう。
好奇心旺盛の自己PR例文
「好奇心旺盛」はアピール方法次第では興味が移り変わりやすい印象に捉えられかねないので、習慣になっていることや継続していることもあわせてアピールしましょう。
また、体験した内容を列挙するだけの自己PRはNGです。
大学時代の色々な経験をアピールしたい気持ちは分かりますが、エピソードは1つだけに絞り、いかに経験が仕事に役立つかをアピールしましょう。
【例文】
大学の夏休みを利用して、一度もいった経験がない場所に電車を使って旅をしました。
現地では、宿泊宿や飲食店、観光スポットなどで出会った店員や一般客と話し、その土地特有の習わしや歴史などについて情報を収集しました。
旅の中で収集した情報は毎回レポートにまとめ、興味がある内容は書籍などで調べ知識を深めています。
インターネットの情報だけではなく、できる限り生の情報を仕入れることの大切さを旅をするたびに実感しています。
挑戦心(チャレンジ精神)の自己PR例文
挑戦心(チャレンジ精神)を自己PRに盛り込む場合、伝えたい内容がぶれやすくなる欠点があるので注意しましょう。
例えば、「挑戦心を持って難関資格を取得したこと」を伝えようとした場合、アピールしたい内容が元々チャレンジ精神を持ち合わせていることなのか、それとも難関資格を取得できた地頭なのか、どちらか分からなくなる場合があります。
解決策としては、締めに再度「チャレンジ精神」について触れるとよいでしょう。
【例文】
私は日本文学を専攻しているのですが、レポート作成でパソコンに触れたことがきっかけでIT分野に興味を持ちました。
これまでタイミングもままならず、ITに関しては右も左も分からない状態でした。
ただ、AI技術の発展とともにITスキルは日常に欠かせないものになると思い、ITの基本を網羅的に学べる「基本情報技術者試験」の学習をはじめました。
計算問題や専門用語が多く文系の私には若干荷が重いと思いましたが、繰り返し問題演習を繰り返す中で徐々に理解できるようになってきました。
大学の講義と並行して毎日勉強した結果、直近の合格率が30%程度の試験に未経験から1度で合格できました。
入社後に知識がない分野の仕事を担当することになっても、持ち前のチャレンジ精神で乗り越えていければと思っております。
吸収力の自己PR例文
吸収力の高さをアピールする場合は、物事に継続して努力できる人材であることも一緒に伝えるようにしましょう。
飲み込みや職場適応のはやさをアピールできる反面、周囲からの影響を受けやすく、何事も無難にこなして経験が多いため挫折しやすいと捉えられる場合もあるためです。
吸収力とストレートに表現せず、素直さなどと言い換えてもよいでしょう。
【例文】
私は小学校から高校生までバスケットボールに所属していたのですが、強豪校ということもあり、中々試合には出れませんでした。
そのような状況の中、コーチから「まずは自分の得意なプレーを伸ばせばよい、他のスキルはそれからだ」とアドバイスを受けました。
今まで我流で出口が見えない努力を続けてきた私にとっては、一筋の光がみえたようでした。
それ以来、ライバルでもあるチームメイトに対しても積極的にアドバイスを求め、前向きにスキル向上に努めました。
その結果は意外にもすぐあらわれ、得点力の向上とともに試合の出場時間が伸びていきました。
この経験から、上手く行かない状況でも努力を継続でき、他人の意見も素直に聞き実行に移せる自分ならではの強みを発見したように思えました。
御社に入社した後も上司や先輩からのアドバイスを大切に、事業に貢献できる人材に1日でも早く成長していきます。
向上心の自己PR例文
向上心は長所を表現できる便利な言葉であるため、多くの就活生が自己PRに使っています。何も考えずに使うと採用担当者に「またか」と思われ、第一印象で興味を持ってもらいづらい可能性があります。
向上心をアピールしたい場合は、多くの応募者の中に埋もれないように、採用担当者の目を引く別の表現に置き換えるとよいでしょう。
「向上心の言い換え例」
- 困難は自分を成長させるがモットー
- 一日一生
- 他のよい部分は積極的に取り入れる
- 現状に満足せず、常に上を目指せる
- 成長に必要だと思ったことには積極的に取り組める
【例文】
塾講師としてアルバイトしていた時のエピソードです。
アルバイトに入って間もない頃、いつも質問されたことに答えるだけで授業が終わる感じでした。
塾講師の経験がない当時の私は、他の講師もそんな感じなのだろうと思っていました。
しかし、ある時生徒の親から呼び出され「正直、分からないことを質問するだけなら独学と変わらない」「他の安い方法で勉強する手もある」などと授業の進め方を真向から否定されてしまいました。
そう指摘されるのは無理はなく、生徒の成績は私が担当してから伸びるどころか一部の教科は低下していたのです。
塾講師として決定的なことを言われた私は、他の講師に変えてもらおうと上司に相談しました。
その時、上司に言われたのは「諦めてしまうのは構わないけど、これからも同じ問題がついて回るよ」という趣旨でした。
ショックを受けましたが、確かにそうだと思った私は授業のやり方を見直すことにし、質問に答えるのではなく、こちらから生徒に対して質問する形に変えました。
質問に対して自分の言葉で考えて答える過程で理解が深まったおかげか、生徒の成績は5教科トータルで150点以上伸び、見事に志望校合格を勝ち取りました。
授業のやり方を指摘された際に諦めていたら、生徒の志望校合格も、そして私の塾講師としての成長もなかったと思います。
入社後も「困難は自分を成長させる」をモットーに、前向きに仕事に励んでいきます。
【強み別】思考力に関連する自己PRの例文集
次に紹介するのは、思考力に関連する自己PRの例文です。計画性や課題発見力など、物事に対して自分なりの考えをもって取り組む力は、自分の人柄や大切にしている価値観のアピールに繋げられます。
【思考力に関連する自己PR例文】
- 計画性の自己PR
- 課題発見力の自己PR
- 集中力の自己PR
- 企画力の自己PR
計画性の自己PR
【例文】
研究室での共同研究プロジェクトを通じ、大きな目標を達成するための計画性を身につけました。
プロジェクトで特に困難だったのは、期間が2年間と非常に長かったことです。先行きが見えないと何から手を付けるべきか分からなかったため、まずは全体像を計画し、メンバーへ適切に仕事を割り振るよう心がけました。
行き当たりばったりで進めるのではなく、計画と仕事の割り振りに時間をかけた結果、無事に期限内にプロジェクトを完遂することができました。
入社後も、長期のプロジェクトに関わる場合は、適切な計画を立てたうえで成果を出していきたいです。
【ポイント】
計画性は、リスク管理能力や自己管理能力のアピールに繋がります。計画性が備わっていることを裏付けられるよう、物事を進めた動機と過程を詳しく書きましょう。
その他の計画性に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
課題発見力の自己PR
【例文】
営業のインターンシップ先ではなかなか成約できず、当初は苦しい思いをしましたが、許可を得て商談を録音させてもらい、自分ならどんな言動をするか考えながら比較していくことで、課題が明確になりました。
課題を冷静に分析した結果、最後には成約を得られました。成約を得るまでに分析した内容やその方法は、その後のインターンシップ生のマニュアルにも活かされています。
入社後も、課題を冷静に分析して1つずつ解消することで、営業としてのスキルを着実に向上させていきます。
【ポイント】
課題発見力を伝える際は、課題を発見しただけのエピソードで終わらず、どんな方法で解決に導いたのかを伝えると、入社後にも活きる強みだと評価してもらえます。
集中力の自己PR
【例文】
大学在学中はバトミントン部の活動と税理士試験の勉強を並行し、5科目中3科目の試験に合格できました。部活動と資格勉強を両立するために心がけたのは、ダラダラと勉強しないことです。
ダラダラ勉強を続けても知識が身につかないと考え、1日に1時間や2時間といった短時間で集中力を発揮し、勉強を続けていきました。
仕事では納期が迫るほど焦りが生まれ、ミスをしやすくなると思います。そんなときでも高い集中力を発揮し、冷静かつすばやく対応していきたいです。
【ポイント】
集中力をアピールする場合は、根拠となるエピソードが重要です。資格取得や部活動での成果など、具体的な事例を挙げて集中力の高さをうまくアピールしましょう。
企画力の自己PR
【例文】
イベント会社でのアルバイトでは、地域イベントの企画運営に携わった経験があり、いちメンバーとしてイベントの成功に貢献しました。企画の際に大切にしているのは、生の情報を集めることです。
イベント会場や地域住民の情報を資料から得るだけでは不十分と考え、実際に自分でも会場に足を運んで情報を集めました。資料の情報と現場の情報を比較しながら改善点を示したところ、企画運営に対する姿勢を上司に褒めていただけました。
入社後に企画運営に携わる際も、与えられた情報だけでなく、さまざまな観点から魅力的な提案をしていきたいです。
【ポイント】
実際に企画を考える際は、着眼点と過程が重視されます。そのため、自己PRで企画力をアピールするときも、どんなことをどんな方法で企画したのかを伝えるとよいでしょう。
分析力の自己PR
分析力をアピールしたいのに、エピソードが抽象的であったり、定量的な情報が少なく具体性に欠けたりすると説得力が無くなるので注意しましょう。
特に「データを読み解く力」や「原因から課題を見つけ出す能力」は多くの企業が重宝するので、積極的にアピールしましょう。
分析:ある物事を分解し、それらを成立させている要素や原因を明らかにすること
仕事でも同様に、課題を細かく掘り下げて物事の本質を明らかにするスキルが必要なのです。理由なく結論を出すのではなく、論理的な思考によって物事を明らかにする力が分析力です。
【例文】
私は大学3年生の時に動画配信サービス会社のインターンに参加しました。
インターン生として業務を行う中で、動画配信日から1か月経過した段階で販売価格の高い商品からダウンロード数が低下し始める傾向にあると気づきました。
そこで、インターン生という立場ながら勇気を振り絞り、一つの動画を見どころごとに分割したバージョンや前編・後編に分けたリリースを提案してみました。
意外にも提案を納得してもらえ、検討を重ねた結果、何とか承諾してもらうことに成功しました。
インターン終了後も配信担当者とZOOMを通して何度も打ち合わせを行い、ついにリリースまでこぎ着けました。
その結果、ある動画販売サイトでは前月比20%越えの売り上げを達成しました。
その経験から、ゼミやサークルにおいても現状の改善につながる内容は積極的に提案するようになりました。
まだまだ力不足ではありますが、御社に入社しても新入社員の視点で積極的に改善策を打ち出せればと考えております。
【強み別】コミュニケーション力に関連する自己PRの例文集
最後に、コミュニケーション力に関連する自己PRの例文を紹介します。傾聴力や協調性など、良好な人間関係を築くために不可欠な能力は、幅広い業界・職種で高く評価してもらえます。
【コミュニケーション力に関連する自己PR例文】
- 傾聴力の自己PR
- リーダーシップの自己PR
- 協調性の自己PR
- プレゼンテーション力の自己PR
その他のコミュニケーション力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
傾聴力の自己PR
【例文】
カフェのアルバイトでは、特に高齢者の方に積極的に話しかけ、困りごとを聞いてお客様ごとに細かいサービスを提供しました。具体的には、店先の階段を上るのに苦労している方を見かけたら、声をかけてお手伝いするといった行動です。
その結果、1人1人に寄り添ったサービスを高く評価していただき、何度も足を運んでくださるお客様を増やせました。
入社後の接客でも、マニュアルプラスαの細かな気配りができる店員を目指したいです。
【ポイント】
人の話を聞くのが好きだからといっても、傾聴力が高いとは限りません。会話によって人と信頼関係を構築してこそ傾聴力が高いと言えるため、話を聞く能力を活かしていかに具体的な成果に繋げられているかが重要です。
その他の傾聴力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。
リーダーシップの自己PR
【例文】
この強みを特に発揮したのは、バスケットボール部で部長を務めたときです。試合での敗戦が続いてチームの指揮が下がったときは、部員と一緒に落ち込むのではなく、部員一人ひとりに今の気持ちや頑張るべきポイントを整理して伝えました。
現状を正しく理解してもらうことで、次に取るべき行動を自分なりに考えてもらうのが目的です。その結果、敗戦時の気持ちの切り替えが早くなり、以前のように士気の低下が原因で敗戦を重ねるケースが減りました。
このようなリーダー経験は、入社後のチーム作業においても大いに活かせると思います。
【ポイント】
リーダーシップにはさまざまな種類があります。人を巻き込む力に秀でたリーダーや、メンバーの関係性を重視するリーダーなど、どんなタイプなのか分かるように説明しましょう。
協調性の自己PR
【例文】
大学では学園祭の運営に携わり、統率力を発揮して学園祭の成功に貢献しました。実行委員として心がけたのは情報の共有です。
トラブルのリスクを減らすためには、進捗度と課題を各参加団体が把握すべきと考え、定例会議を実施するよう提案しました。学校側を中心に、他の実行委員とも連携しながら準備を進めた結果、大きな問題なく学園祭を遂行できました。
この経験を活かし、入社後も異なる立場の人とうまく連携を図り、目標を達成していきたいです。
【ポイント】
協調性は周りの人と協力してこそ発揮できる力です。他人との関わりのなかで、自分の行動によって組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。
プレゼンテーション力の自己PR
【例文】
大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない人でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を易しい言葉に言い換えたりする方法です。
その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明が分かりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。
営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識をもっているとは限りません。説明が理解できないから契約を避けられてしまう事態を避けるために、誰でも分かりやすい説明を心がけたいと思います。
【ポイント】
プレゼンテーション力は、営業職のように顧客と直接関わる仕事で特に発揮できる強みです。実際の業務に活きるイメージをもってもらえるよう、プレゼンテーション力を発揮して成果に繋げた経験を伝えましょう。
自己PRの書き方・テンプレート
「アピールする強みとエピソードは決まったけど、うまく文章にまとまられない」と悩んでいる方は、自己PRのテンプレートに当てはめて考えてみましょう。大まかな枠組みを作ってから文章を整えていけば、内容を理解しやすい自己PRを作成できます。
もちろんテンプレートに当てはめるだけでは、オリジナリティのある自己PRにはなりませんが、文章を考える最初の段階としてテンプレートに当てはめるのは効果的です。枠組みから少しずつ自分ならではの自己PRに仕上げていきましょう。
【当てはめて簡単作成できる自己PRのテンプレート】
- ①結論:強み・長所
- ②理由:裏付けるエピソード
- ③締め:入社後に貢献できること
①結論:強み・長所
最初に結論を提示し、自己PRの中で何をアピールしたいのかを明らかにしましょう。結論を最初に提示することで、読み手はその後に続く話をイメージしながら読めるようになり、自己PRの内容全体への理解が深まります。
反対に、最後まで結論を言わない自己PRは何についての話かが分からず、内容を理解してもらえなくなっていまいます。読み手に負担がかかってしまうため、自己PRは結論ファーストを心がけましょう。
【例】
②理由:裏付けるエピソード
結論を提示した後は、その強みを裏付けるエピソードが必要です。強みを自覚したときのエピソードや、強みをうまく発揮したときのエピソードを付け加えることで、自己PRに説得力をもたせる狙いがあります。
結論を主張づけるだけのエピソードがない自己PRには、説得力が生まれません。「私の強みは◯◯です」と伝えて終わりでは、企業はその主張が正しいのか確かめられないため、結論の後には裏付けるエピソードを加えましょう。
【例】
その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明が分かりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。
③締め:入社後に貢献できること
自己PRの締めくくりとして、入社後に貢献できることを伝えると非常に効果的です。エピソード内の実績と、入社後に貢献できることを紐付けてアピールすれば、入社後も継続的に強みを発揮して活躍していける証明になります。
また、入社後に貢献できることで締めくくるのは、結論を再提示できるのも利点です。最初と最後で2回結論を伝えることで、自己PRで最もアピールしたいポイントが明確になります。
【例】
自己PRのポイントは?
ここでは、自己PRを考えるうえで必要になるポイントと注意点を解説していきます。
どれも基本的で欠かせない内容なので、現段階で意識していないポイントがあれば、自己PRを作成する際に取り入れてみてください。
企業があなたに対して入社後の成長を予感させるような自己PRを作成していきましょう。
業界・企業分析も徹底する
自己PRの作成においては、業界分析と企業分析にも力を入れましょう。
両者は「業界分析→企業分析」の順番広い領域から徐々に狭めて行うのが一般的です。
業界分析とは「各業界の仕事内容」や「業界の動向やシェア、雇用状況」など、企業が属する業界全体を広くリサーチ・分析することです。業界分析を行うことで、各企業の業界内でのポジションにくわえ、産業の将来性を理解でき、続く企業分析をスムーズに行えるようになります。
企業分析は、ある特定の企業に絞って「企業情報」「事業内容」「競合他社との違い・強み」などをリサーチし、自分が働きたい企業かを判断する目的で行います。
業界・企業分析を通して応募先企業についてより深く理解できれば、自分がどのように貢献できるかを具体的に伝えられるようになるでしょう。
会社説明会に参加したり、OB・OG訪問を行ったりするなどして、よりリアルな情報を入手してリサーチの精度を上げていきましょう。
アピールポイントは絞る
家電製品などの「商品」と違って、就活はアピールポイントが多いほど自分の魅力が伝わりづらくなってしまいます。
例えば掃除機の場合、音も静かでデザイン性もあり、よく吸うといったように魅力的なポイントが多いほど「買いたい」という気持ちが高まるでしょう。
しかし、就活においては長所をたくさん列挙するほど、かえって面接官が応募者がどのような人なのか「本質」を掴めなくなる場合があります。また、自信の無さから色々とアピールしようとしていると思われるかもしません。
就活ではアピールを絞り、1つの強みを掘り下げる意識で自己PRを作成した方が自分の魅力が伝わります。
定量的な情報を入れる
面接官は応募者に対して自己PRを聞くのと同時に、アピールした能力や取り組みに信憑性があるかも判断しようとしています。
自己PR文に具体的な数字を盛り込めばアピール内容に説得力がうまれ、一定の根拠も持たせられるでしょう。
また、ポテンシャルが重視される新卒においても、採用試験ではどのようなスキルを持ち、何ができるかがあわせて考慮されます。具体的なスキル・実績を示すためにも、定量的な情報は欠かせません。
ただし、あまり数字にこだわり過ぎると、人間性を含めて本当にアピールしたい内容がぶれてしまう可能性もあります。
聞き手が分かりやすいように、定量的な情報は適度に盛り込むことも意識しましょう。
一貫性を持たせる
あれもこれもアピールしたい気持ちは理解できますが、自己PRで伝える内容は一つに絞り、つど表現の仕方は変えても方向性はぶらさないようにしましょう。
自己PRに一貫性がないと、応募者の人柄や強みが理解できず、入社後の活躍イメージがしづらくなってしまいます。
例えば「縁の下の力持ち」であることをアピールしたいのに、ムードメーカーで人前に立つのも好きと答えると、どちらが本当の強みか分からなくなってしまいます。
選考では自己PRだけではなく志望動機など他の事項も聞かれますが、それらの回答内容と一貫性を持たせる(自己PRと志望動機をつなげる)必要があるのです。
回答内容に一貫性を持たせるために、まずはアピールポイントを要約してみてください。
アピールの軸が明確になれば、どのような質問にも方向性をぶらさず答えられるようになります。
他の就活生と差別化を図る
自己PRは他の就活生と差別化を図る意識で考えると、企業に熱意が伝わりやすくなります。
オリジナリティがある自己PRを完成させるには「実際に」企業に対して自分でアプローチしてみることがおすすめです。
例えば、
- 実際にサービスを使ってみる
- インターンシップに参加して仕事を経験してみる
- 資料請求や問合せをした際の対応をみる
- 客として実際に接客をうけてみる
このような、求人情報には記載されていない「生の情報」を仕入れることで、他の応募者にはない自分だけの自己PRが完成します。
その情報をもとに、入社後に自分はどのような意識で仕事に取り組んでいくかを伝えれば、自己PRとしてさらに説得力が増すでしょう。
自己PRを作成したらOfferBoxに登録してみよう
自己PRを考える際は「1、強み・長所→2、裏付けるエピソード→3、入社後に貢献できること」の構成が基本です。結論ファーストにしないと、アピールポイントが分かりづらいため、上記3ステップを心掛けましょう。
今回の内容をもとに自己PRを作成したら、ぜひオファー型就活サイト「OfferBox」に登録してみてください。一般的なナビサイトでは学生が求人を見つけてエントリーしますが、OfferBoxは企業側が学生を見つけてオファーを送る仕組みです。
さらに、OfferBoxは企業に通信制限を設け、オファーの一括送信も禁止しているため、質の高いオファーが送られてきます。プロフィールを80%以上入力した場合のオファー受診率も93.6%と高いため、応募先を選定する時間を短縮できるのが強みです。
希望の企業や業界からなかなかオファーが届かない場合も、登録した自己PR文を見直すよい機会になるので、ぜひ無料登録してみましょう。
「そもそも強みが見つからない」「強みを裏付けられない」という段階の場合は、AnalyzeU+で客観的なデータを集め、自己PR作成のヒントを得るのもおすすめです。
主観的な視点だけでは深い自己分析をするのは難しいため、客観的な視点も取り入れてアピールできる強みを見つけましょう。