【テンプレ付】新卒会社説明会の資料作りの必須項目・注意点とパワポのテンプレを紹介

会社説明会において資料は視覚的な補足をしたり、リマインドの資料として配布したりと、大切な役割があります。このような重要な資料ですが、記載すべき内容が多いうえにデザインも意識する必要があり、「どのようなポイントを優先して作成すればよいのか」「参加者に役立つ効果的な資料作りのポイントは?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、新卒採用の場面で、会社説明会の資料の役割や記載するべき項目を整理したうえで、効果的な資料を作成するポイントや注意点を紹介します。
なお、人事ZINEでは「PowerPoint形式の会社説明会の資料テンプレート」をご提供しております。資料作りのヒント・記入例も盛り込んでおり、効果的な資料をスムーズに作成いただけます。会社説明会の資料を効率的に作成する方法をお探しの方はぜひご活用ください。

目次 [表示]
会社説明会の資料の3つの役割

会社説明会の資料を作る際は、まず資料の役割を整理することが大切です。ここでは主な3つの役割を紹介します。
口頭説明を視覚的に補足する
会社説明会の資料の大きな役割の1つに、「口頭で説明している内容を視覚的に補足する」ということが挙げられます。
例えば、社員状況や業績推移といった定量的なデータを説明したい場合、口頭だけではイメージしにくいことがありますが、スライド資料でグラフなどを使って説明すると明確に伝わりやすく、アピールすべきことも効果的にアピールできます。
また、複雑なテーマも資料を使うとわかりやすく説明することが可能です。例えば、事業内容、取り扱っている製品・サービス群、勤務制度やキャリアパス、人事制度といった内容は複雑かつ概念的な説明になりがちですが、スライド資料を使えばわかりやすく伝えられます。
学生の疑問・不安に詳しく応える
「学生の疑問や不安に対して詳しく応えられる」という役割も挙げられます。
就職活動において、学生は福利厚生、キャリアパス、仕事内容といった幅広い要素を比較検討しており、こういったテーマについて学生はさまざまな関心ごとがあります。会社説明会は時間が限られているなかで、こういった内容を全て説明して疑問や不安に応えることは現実的ではありません。
そこでスライド資料を用いれば、時間が足りない場合でもこういったポイントについて詳しく伝えやすく、疑問や不安の解消につながります。また、スライド資料のなかにあらかじめFAQセクションを盛り込んでおくと、より効果的です。
見返せる資料としてリマインドを促す
会社説明会の資料には「リマインドを促す」という役割もあります。
就職活動が始まると学生は多くの会社説明会に参加するため、仮に自社が魅力的な説明をしたとしても思い出してもらえるとは限りません。また、会社説明会は数十分に及ぶことも多いなかで、自社が知ってほしい内容やアピールしたい内容を記憶してもらえないこともあります。
そこで会社説明会の資料を配布したり、インターネット上でアクセスできるように公開したりすることでリマインドのきっかけとなり、学生の印象に残る効果が期待できます。
就活生が会社説明会で知りたいこととは?

学生は企業研究を進める中で自分に合った企業を見極めたいと考えているため、企業側は会社説明会で学生が求める情報を的確に伝えることが重要です。
学生が企業研究を行う上で知りたい情報の調査(株式会社ディスコ「3 月 1 日時点の就職活動調査」)によると、「実際の仕事内容」(81.9%)が最も関心を集めているため、仕事内容については具体的に説明すると良いでしょう。
次いで「社風」(62.7%)、「給与水準・平均年収」(57.9%)が続いています。特に給与については質問しにくい内容であるため、強みであるなら説明会で明確に伝えるようにしましょう。
会社説明会の資料に必ず記載するべき項目一覧

以下の表は、会社説明会の資料に必ず記載するべき項目について、ストーリー立てて説明しやすいよう並べたものです。
「Z世代」を含む近年の若手世代は、「何をやるか」だけでなく「誰とやるか」を重視する傾向が強いとされています。例えば、組織や上司からの評価や、仲間と協働することの喜び、協働目標に対する達成感が、モチベーションになるのです。
その点を考慮したうえで、社風や現場社員のリアルな声が伝わるようなコンテンツを盛り込むことをおすすめします。
(1)紹介(会社概要) |
・社名・設立年月日 |
---|---|
(2)企業理念(MVV) |
・企業理念、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー) |
(3)事業内容 |
・どの業種(業界)に属しているか |
(4)仕事内容 |
・どのような職種があるのか |
(5)募集要項 |
・職種ごとの採用予定人数 |
(6)選考フロー |
・今後の選考フローとスケジュール |
(7)研修制度・キャリアパス |
・研修制度 |
(8)コンプライアンス・SDGs |
・コンプライアンスの取り組み |
(9)よくある質問への回答 |
《社員データ》 《働き方》 《社風》 |
会社説明会で効果的な資料を作成するポイント

では、「その場で理解しやすく」「学生の志望度を高められる」資料をどうやって作るのか?そのポイントを簡単にご紹介します。
ストーリー立てて伝える
個別の事実は、ただ並べ立てるよりもストーリーに沿って説明するほうが、理解しやすくなります。
会社説明会でも同じことで、
企業理念・ミッション(創業の歴史) → 中長期目標 → 短期目標 → 現在の状況 → 業界全体 → 自社(立ち位置) → 各部門の仕事 → 各ポジションの仕事 → 個人(社員インタビューや座談会など)
このように、マクロからミクロに向かう流れで説明すると、「なぜこの会社なのか」「なぜこの業界なのか」といった魅力が伝わりやすくなります。
図や写真を用いる

学生は、「社会人として働いている自分」をなかなかイメージしづらいものです。BtoBなどの職種は特にそうですが、図や写真を用いて、ビジネスの流れや、実際の業務のシーンなどを視覚的にわかりやすく伝えることが効果的になります。
「営業職」とひとくちに言っても、会社によって商材もスタイルも異なりますし、学生には学生の間で植えつけられた職種ごとのイメージを強く持っているケースもあります(例:営業はノルマがきつくて根性がないと続かない仕事だ など)。
可能であれば、実際の現場や、働く社員の生き生きとした表情などの写真を資料に入れましょう。文字ばかりで無機質になってしまう印象を和らげる効果もあります。
スライドは1枚1意を徹底
1ページにつき、伝えたいメッセージを1つに絞るように心がけましょう。デジタルネイティブであるZ世代は、インスタントに情報を取捨選択する習慣があり、長い文章を読み続けると疲れてしまう人もいるのです。そのため、写真やイラストなどで、視覚的に情報を伝えた方が、Z世代である学生には理解してもらいやすい傾向があります。
そのため、情報をむやみに詰め込むのではなく、何を伝えたいのかを端的に示す必要があります。
魅力を伝える情報はできるだけ具体的に
自社の魅力を伝えようとすると、抽象的な言葉になってしまうことはよくあります。しかしそれでは何社も説明会に参加している学生の印象には残りません。
例えば、職場の魅力をアピールする際、「風通しの良い職場」といった抽象的な表現では、学生は具体的にイメージすることができません。代わりに「20代で、この規模のプロジェクトのマネージャーを勤めている」という事例や、社内でよく用いられる標語などを紹介することで、学生がその会社でのキャリアパスや働き方をイメージできるようになります。
書式やデザインにメリハリをつける
強調したい魅力は、大きな文字で、色や書式なども変えて視覚的に訴えるデザインにしましょう。また一方で、補足的に伝えておきたいことに関しては小さい文字にするなど、「絶対に読むべき箇所」と「あとで読んでおけば良い箇所」を明確に分けて見せることも重要です。
強調するところは、通常の文字の大きさに対して2倍くらいのフォントサイズにしても良いと思います。また、モノクロ印刷で配布するのであれば、文字色だけでは強調できない可能性が高いため、太字にする・下線を引く・枠で囲むなども有効です。
会社説明会の資料作成で注意すべきポイント

会社説明会の資料では、伝え方に工夫をしたり、また内容が良かったりしても、必ずしも学生に伝わらないことがあります。ここではこういった失敗を避けるために、会社説明会の資料を作る際に注意すべきポイントを解説します。
学生が気になる情報にフォーカスする
会社説明会は、学生に自社の魅力を伝え、志望度を高めてもらうことが大きな目的の1つです。そのため、資料を作成する際はまず、学生が気になっているトピックやテーマをキャッチアップ・理解したうえで、資料でもそういった関心事に沿った内容を重点的に扱う必要があります。
例えば、待遇や福利厚生、仕事内容などは会社説明会において定番のトピックではありますが、時代のトレンドによって学生の興味関心は変わるのが普通です。シンプルな例として「他社と比べて極端に高い待遇でなくてもよいので、残業が少ないかを知りたい」といった学生が多いのであれば、待遇面についてよりも働き方に関する内容を重点的にカバーするといったことが考えられるでしょう。
専門的すぎる内容はできるだけ避ける
会社説明会に参加してもらう学生の知識に合わせて資料を作ることも重要です。
自社の業界や社内では当たり前のテーマであっても、学生がその知識を持っているとは限りません。また、学生の所属大学や学科によっても得意な分野は異なるので、そういった点も考慮して資料を作る必要があります。
「学生にとって実際にわかりやすいかどうか」を判断するには、採用ミートアップやカジュアル面談といった双方向のコミュニケーションが取りやすい場で、学生の知識・理解度を肌感覚で知ることも有効でしょう。
ページデザインは最低限の工夫をする
「デザインに統一感がない」「画像データの画質が荒い」「アニメーションが多すぎる」といったスライドを多用すると、洗練されたWebデザインを見慣れている若い世代は物足りないと感じる可能性があります。
必ずしも洗練された美しいデザインを目指す必要はありませんが、視覚的な印象は会社のイメージに直結します。学生に対して「与えたい印象」を与えるためには、どのようなデザインにするのが効果的かを意識しましょう。
会社説明会を通じて志望度を上げるために
幅広く学生を集めて説明会を行っても、志望度を上げることはできません。学生ごとのニーズに合った説明会資料の作成が重要です。そのため、欲しい学生に絞って直接スカウトを送ることができるダイレクトリクルーティングでの集客がおすすめです。代表的なダイレクトリクルーティングサービスとして、OfferBoxを紹介します。

企業のオファー送信数と学生のオファー受信数に上限があるため、メールの開封率は82%の高水準という点が大きな特徴です。2024卒の就活生は246,000人が利用しており、理系・文系問わず全国の幅広い大学群・学部に所属する学生が利用しています。
成功事例や料金プランはこちら
会社説明会のプレゼンを成功させるポイント

ここまで会社説明会の資料作りのポイントをお伝えしてきましたが、会社説明会を成功させるには資料に加えてプレゼンを工夫することも欠かせません。ここではプレゼンの成功に役立つ2つのポイントを紹介します。
学生が共感を感じる登壇者を選ぶ
学生が共感しやすい登壇者を選ぶと効果的です。
会社説明会を受けている段階では、多くの場合、学生はさまざまな会社を見て回って選んでいるという状態です。この段階では会社自体の魅力・待遇といった要素が決め手になることもありますが、会社説明会で出会った社員の魅力や説得力も、会社選びにおいて重要な要素になることが少なくありません。
学生に良い印象を持ってもらうには、普段から若手社員や学生と接することの多い人や、若手社員自身に登壇してもらうのも手です。また、できれば知名度が低い部署ではなく多くの学生が興味を持っている職種や部署の人の方が反響が良い可能性があります。
学生との双方向なやりとりも意識する
会社説明会のプレゼンをする際は、一方的な説明をするだけでなく、双方向のやりとりを取り入れることも意識しましょう。
先述の通り、会社選びにあたって学生は多くの疑問や不安を抱えています。会社説明会は学生と企業の担当者が直接交流できる場でもあり、そういった学生の声に応えることも重要な目的の1つです。
そこで「質疑応答の時間を十分に設ける」「リアルタイムのチャットツールなどを使って質問を受け付け順次回答していく」「ツール機能でアンケートに投票してもらう」といった工夫を取り入れることが考えられます。
【テンプレート配布】会社説明会スライド資料のダウンロードはこちら
埋めるだけで完成するスライド資料のテンプレート(パワーポイントファイル)を用意していますので、よろしければ参考にご活用ください。

企業の会社説明会資料例3選

会社説明会の資料は企業の魅力を伝える重要なツールです。特に、内容の分かりやすさやデザイン性が高い資料は学生に好印象を与え、企業理解を深めるのに役立ちます。ここでは、実際に公開されている企業の会社説明会資料から、参考になる3社の事例を紹介します。
株式会社SmartHR
SmartHR社は、クラウド型人事労務ソフトを提供する企業で、シンプルかつ視覚的に分かりやすい資料を活用しています。事業内容や企業文化をイラストやグラフを交えて解説し、テキスト量を抑えながらも直感的に理解しやすい構成が特徴。また、ユニークな社風や働き方を強調し、採用ターゲットに合った魅力を伝える工夫がされています。
株式会社カオナビ
カオナビ社はタレントマネジメントシステムを提供する企業で、採用資料にもその強みを活かしているのが特徴です。会社説明資料では経営戦略と人材活用の視点を明確にし、成長性やビジョンをしっかりと伝える内容になっています。
また、データや実績を多用し、論理的な構成で信頼感を高める工夫がされているのもポイント。スライドデザインもシンプルで統一感があり、視認性の高い資料です。
サイボウズ株式会社
サイボウズ社はグループウェア開発を手掛ける企業で、オープンな企業文化を前面に押し出した説明資料を作成しています。社員の働き方や多様性を重視したカルチャーを強調し、具体例交えて紹介しているのが特徴です。
特に、柔軟なワークスタイルやチームワークを大切にする社風を伝えることで、求職者に共感してもらえる構成になっています。カジュアルなデザインと分かりやすい言葉遣いもポイントです。
会社説明会の資料を効率的に作成する3つの方法

最後に、会社説明会の資料を効率的に作成するための2つのポイントを紹介します。
テンプレートを活用する
会社説明会のスライド資料に使えるテンプレートはインターネット上に公開されており、それらを使うと効率的です。
あらかじめ会社説明会用に作られたテンプレートを選べば、初めて資料を作成する場合でも、見栄えの良いスライドをそれほど時間をかけずに作れます。テンプレートは素材を公開しているポータルサイトで探すことが可能です。
人事ZINEでも「【PowerPointテンプレート】会社説明会スライド資料」をご提供しております。PowerPoint形式で、ダウンロードのうえすぐにご活用いただけます。また3パターン用意しており、記入例も添えているためスムーズに作成可能です。

ツールを使う
会社説明会の資料を作成する際はPowerPointやGoogleスライド、Keynoteといったスライド作成用のツールが便利です。また、こういった定番ツールの他にも、CanvaやSlidesgoといったサービスもあり、こういったものを用いると手軽に洗練されたデザインのスライド資料を作成できます。
ツールによっては組み込みのテンプレートが用意されていたり、コミュニティサイトで他のクリエイターが公開しているテンプレートを活用できたりすることもあるので、これらを活用するのも手です。
プレゼン資料制作会社を利用する
会社説明会の資料は企業の魅力や採用メッセージを伝える重要なツールですが、デザインや構成に悩む企業も多いため、プロの制作会社を活用するのもおすすめです。ここでは、プレゼン資料の制作代行会社を3つ紹介します。
シリョサク
シリョサクは、企業のプレゼン資料や採用説明会資料の作成を専門とするサービスです。プロのデザイナーとPMが連携し、視認性が高く、論理的に整理された資料を作成してくれるのが特徴です。
企業のブランドイメージに合わせたデザインはもちろん、伝えたいメッセージを効果的に伝える構成にもこだわっています。資料のクオリティを上げたい方におすすめです。
バーチャルプランナー
バーチャルプランナーは高度なビジネス理解力と企画構成力を活かしたプレゼン資料を制作してくれるサービスです。学生の関心を引くデザインやストーリー性のある構成に仕上げてくれるのが特徴です。
特急料金はなく、希望の納期に合わせてスピーディーに対応してもらえるのも嬉しいポイントです。
オリファイ
オリファイは、「成果が出るプレゼン資料」に特化した制作会社で、洗練されたデザインだけでなく、多角的なヒアリングから生み出す訴求力のあるスライド作成をが得意としています。実績も多く、様々な業界での資料作成経験があります。
伝わりやすさを重視する企業におすすめのサービスです。
まとめ

本記事では主に新卒採用における会社説明会の資料というテーマで、その役割や記載すべき項目などを解説してきました。会社説明会は口頭で説明していくものですが、効果的な資料を用意すると、限られた時間のなかでも学生に伝わる説明がしやすく、またその後リマインドを促すこともできます。資料を作る際は本文でも紹介したようなさまざまなコツや注意点があるので、こういったポイントを意識するのがおすすめです。
会社説明会の資料をゼロから作るのは手間や労力がかかるものですが、そういった場合は作成ソフトやテンプレートを活用すると便利です。人事ZINEでは、「PowerPoint形式の会社説明会の資料テンプレート」をご提供しております。資料作りのヒントや記入例も添えているため、効果的な資料をスムーズに作成することが可能です。会社説明会の資料作りの際はぜひご活用ください。
