目次
自分史を活用した自己分析で業界選び・企業選びは出来る
みなさん、こんにちは。
以前、「後悔しない自己分析:脱過去の羅列自分史編」をご紹介しましたが、今回はそのシリーズの続きとなります。
前回の脱過去の羅列編では、自分史をモチベーションや幸福度で可視化する方法をご紹介しました。
今回は、その自分史を使って分析をしていこう編です。
学生さんのお悩み相談を受けていると、
「将来したいことがない」
というお話をお伺いします。
確かにたった約21年間の人生経験だけで、残りの人生を選択するのはとても難しいですよね。
しかし、将来したいことや夢が決まっていなくても、業界選びや企業選びは出来ます。
自分史で振り返った頑張ってきたことや部活動、学校を選んだ理由などから、
自分はどういうときに達成感を感じて、どういうときに人一倍頑張れて、どういうときに頑張れないのか
を分析し、それに当てはまる業界・企業を探していくのです。
ではじっくり、分析していきましょう!
自分を解き放つ自分史での自己分析
前回、モチベーション(幸福度)を表すグラフを作り、そのあと今まで決断してきたことを書き出していただきました。


このモチベーション自分史(1枚目)と決断してきたことリスト(2枚目)を使って分析していきましょう。
自分史での自己分析のポイント
1.なぜ?を繰り返す
モチベーション自分史の赤印の部分と内的要因・外的要因を中心になぜという質問を繰り返して理由を突き詰めます。
深堀質問例:
Q2.なぜ成功/失敗だと思うの?
Q3.どうすればもっと成功した/どうすれば失敗を回避できた?
Q4.成功/失敗したときの周りの環境は?→その環境で働きたいと思う?
Q5.どう褒められて嬉しかった?
Q6.どうして辞めてしまったの?
などなど、自分自身・周りの環境を、とことん紐解いてみてください。
実は面接でも、上のような質問をされることが多いので、これは自己分析だけでなく面接対策にもなりますよ。
2.共通点を探る
1で突き詰めた理由の中から共通点を探します。
例えば、頑張れた理由に友人の存在や、誰かのためにという気持ちが共通で見つかった人は、大多数のクライアントに発信するものではなく、個々と向き合って仕事をすることが得意なのかもしれません。
逆に、自分のコンプレックスや負けず嫌いの精神から頑張れたという人は、なにかを1から作り上げたり、試行錯誤して作り上げるような仕事が得意かもしれません。
もし「いや、そんな働き方嫌だな」「もっと違う環境がいいな」と思ったのであれば、それもまた自己分析の1つです。
好きなこと・理想の環境を見つけることも自己分析ですが、「嫌なものを知る」「自分にとって好ましくない環境」を知るということも、選択肢を減らすための判断材料となります。
3.振り返ったことから未来を考える
1,2で振り返ったことや決断したことリストの、特に振り返って思うことに注目して考えてみてください。
人間関係苦手だなーと思う方、将来克服したいと思いますか?
留学経験のある方、将来海外と関わった仕事をしたいと思いますか?
振り返ってでてきた、「後悔や失敗、苦手なことを克服したい、改善したい、糧にしたい」なら、その環境をもつ企業や業界に足を踏み入れるのも1つです。
逆に、失敗したからこそ同じシチュエーションは避けたいと思うのであれば、その要因が低そうな企業を選ぶのも1つです。
参考までに私の自己分析結果を例にすると、
逆に失敗したり、途中でやめてしまったものは「早く結果が出なかったり、数字や順位で結果が見えなかったり、誰の役に立っているのかわからない」が共通点でした。
このような振り返りから、私は数字や順位などの目に見える結果がすぐに表れて、クライアントに直接会える仕事を選びました。
このように自己分析を進めることで、「こういう仕事に就けたらやりがいを感じられそう!」「こういう職場なら自分は頑張れるな」というのが見えてきます。
そうすれば、どんな判断軸をもとに企業選びをすべきかが明確になるので、時間を有効に使いながら就活をすることが出来ます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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