「何事も準備が大事。」だと分かっていても、何を準備すればいいのかよくわからないのが、就活。
特に「面接」は不安と緊張がつきものです。
先輩就活生も非日常の空間では、いつも通りにはいかないので、さらに準備が重要だと感じているようです。
OfferBoxのユーザーからも
「学校での発表ではあまり緊張しないけれど、面接は緊張した」
「面接は準備が8割だと思う」
というような声が聞かれます。
そのため、就活面接の流れやよく聞かれる質問を把握して、何を答えるか準備をしましょう。さらに、マナーについては、何度もイメージしてしっかりと頭に入れておくと落ち着いて面接に望めるはずです。
目次
まず知ろう!就活面接の流れ
面接に落ち着いて臨むためには、面接の全体像を掴んでおくことが大切です。どんな企業でも大きく違いはありません。前日の準備から当日までの流れをしっかりと把握しておきましょう!
面接は前日から!「面接準備リスト」
□ スーツ・シャツ
シワの無いよう、前日から準備しておきましょう。
□ 財布
往復の交通費、食事代・カフェにも立ち寄れるように用意しておきましょう。
□ スマホ・充電器
地図、時刻表は使えるように準備をしておきましょう。
□ 腕時計
社会人の方で、腕時計を身だしなみの一つとして最低限必要だと考えている方も多いので、
身につけておいて損はないでしょう。
□ ハンカチ・ティッシュ
身だしなみとして、持っておきましょう。
□ 筆記用具
ボールペン、シャープペン、消しゴム、替え芯を入れておきましょう。
ペンケースに入れておくことをおすすめします。
□ スケジュール帳・メモ用ノート
紙でスケジュールを管理する人は減っているかもしれませんが、
人事の方が話した際にメモをとれるようにしておきましょう。
メモをとらないことは、話している方に失礼な印象を与えてしまいます。
□ 予備の履歴書
提出予定の履歴書にミスを発見したり、不意に汚してしまったりと、何があるかわかりません。
必ず予備の履歴書は持っておきましょう。
□ メイク道具、整髪料、ストッキングの替え(女性)
強風の日や、突然雨が降ってきた、走って髪型が乱れたなど
いろいろなハプニングにも対応できるようにしておきましょう。
□ 水筒、ペットボトル、ミント系タブレット
緊張したとき、水分やタブレットを口にするだけで落ち着くことがあります。
ただでさえ緊張する面接。当日の朝、慌てて出発すると、さらに緊張が高まってしまいます。落ち着いて行動できるよう何ができるか、が前日の準備のポイントです。
面接当日の流れ
1. 時間に余裕を持って出発する
□ 電車の遅延などが発生していないか、確かめましょう。
□ 電車の乗り間違え、道に迷うなどのトラブルが考えられます。早めに出発しましょう。
2. 入館
□ 冬場であれば、コートは事前に脱いで入館します。
□ エレベータなどでスマホが鳴ってしまうとよくありません。マナーモードにしておきましょう。
3. 受付
□ 「△△大学の△△と申します。本日◯時に、◯◯部の◯◯様と面接の約束をさせて頂いております」など
簡潔に用件を伝えます。
□ 面接官が受付担当者に学生の印象を聞くことがあるので、明るく元気に!が鉄則です。
4. 待ち時間
□ スマホを触ったり、大きな声で話したりせず、姿勢を正して静かに待ちましょう。
□ 担当者が来たら、「△△大学の△△と申します。よろしくお願いいたします。」と、挨拶をしましょう。
5. 入室
□ ノックはゆっくり3回。「お入りください」と言われたら扉をあけます。
□ ドアを開けてからも「失礼いたします」と言い一礼。
□ ドアを閉めた後に椅子の横に立ち 「△△大学の△△と申します。よろしくお願いいたします。」などの
あいさつをしてからお辞儀。
□ 面接担当者に「おかけください」と勧められてから「失礼いたします」と言って着席しましょう。
6. 面接
□ カバンは足下に置きます。
□ 姿勢を正して座り、男性は手を軽く握り、女性は手を重ねてひざの上に。
□ 面接官の目を見ながら、自然な笑顔で受け答えしましょう。
7. 退室
□ 面接が終わったら、着席したまま「ありがとうございました」と一礼し、
起立して椅子の横で再度「ありがとうございました」と一礼します。
□ ドアの手前で面接担当者の方に向き直り、「失礼いたします」とあいさつし、退出しましょう。
退出時の挨拶を忘れる学生は意外に多いそうです。気をつけましょう。
”採用担当者にチェックされているマナー”のリスト
なぜマナーが重要?
面接で面接官が知りたいのは、書類だけではわからない学生の”人となり”。それを受け答えや立ち居振る舞いから判断しています。そのため、面接時のマナー違反は、それだけで大幅な減点材料になってしまいます。
きちんと把握して、マナー違反にならないよう気を引き締めましょう!
面接前のマナーリスト
□ 遅刻しない
遅刻は論外です。交通機関の影響でやむを得ず遅れそうなときは、必ず電話を入れましょう。
電車の遅延が発生した場合は、途中駅でいったん降りて速やかに連絡を入れたほうが、
面接官待たせる時間も短くて済みます。慌てずに、一報を入れましょう。
□ 早く行き過ぎない
遅刻したくないからといって、会場に早く行きすぎることはおすすめしません。
面接担当者は、前の会議や面接など、別の仕事をしている可能性が非常に高いからです。
やる気は面接で見せましょう!早く到着しすぎた場合は、カフェや公園などで時間を調整しましょう。
面接中のマナーリスト
□ 面接時の一人称は「わたくし」
ビジネスシーンでも社外の人と話す際は、「わたくし」が多く使われています。
「わたし」も大きな問題はありませんが、一人称で「わたくし」を使った方が
面接で少し良い印象を与えられるかもしれません。
「僕」「俺」「自分」などは適切ではありません。
□ 「御社」という言葉を使う
「こちらに貢献したいと思います。」など、応募企業のことを
「こちら」などと言ってしまうことは避けましょう。
ビジネスシーンで当たり前のように使われている「御社」を用いるようにしましょう。
□ 大きな声でゆっくり話す
緊張すると早口で聞き取りにくくなる人は意外に多いです。
ゆっくりと大きな声でハキハキと話すことで、面接官が聞き取りやすいだけではなく、
自信があるようにも映ります。
□ 語尾を伸ばさない
普段の会話で語尾を伸ばすクセがある人は要注意です。語尾を伸ばして話すと、
幼稚で軽い印象を与えてしまいます。
面接後のマナーリスト
□ すれ違う人には挨拶
面接が終わって退室してからも、たくさんの社員とすれ違う可能性があります。
すれ違う人には「こんにちは」と挨拶をするようにしましょう。
退室後の様子を観察していることもありますので、
姿勢を正して元気良く挨拶をしていくようにしましょう。
□ スマホの電源は入れない
面接が終わった途端にスマホを取り出して操作している所作は、あまり良い印象を与えません。
電源を入れた途端に音が鳴ってしまうリスクもあります。
マナーがなっていないと見られてしまうかもしれないので、
建物を出るまでスマホの電源は入れないように注意しましょう。
就活面接で面接官からよく聞かれる質問のリスト
面接官は何が知りたいのか?
当然のことながら、面接官は「長く働いてくれる人」を探しています。入社後にミスマッチが起き、早期に退職してしまうことは、学生・企業双方にとってデメリットとなるため、採用の時点で慎重に判断したいと思っているのです。
そのため、面接では、どうしてもこの会社に入りたいと言う「熱意」、入社後に活躍できるかどうかの「適性」を図っているのです。
それぞれの質問の意図をよく理解して答えられるように準備しましょう。
就活面接でよく聞かれる質問リスト
□ 志望動機は何ですか?
なぜその企業でなければならないかを徹底的に突き詰めて、熱意を持って話しましょう!
下記の記事で、志望動機の書き方・伝え方のコツを掴んでみてください。
例文不要!ホンネの志望動機の作り方【新卒・就活生だからこそ大変なワケも】
□ 自己PRをお願いします。
過去の体験から、自分がどのような人物なのか分析し答えられるようにしましょう。
下記の記事で、自己分析のやり方をおさらいしてみてください。
□ 学生時代力を入れたことは何ですか?
会社に入ったときにどのように活躍してくれそうか判断するための質問です。
下記の記事で、面接官がこの質問から何を聞きたいのかを考えてみましょう。
「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」の就活面接・ESでの回答方法【50例から探そう・ない場合も】
□ あなたの長所と短所を教えてください。
自分の過去のエピソードに基づいて、自分をどのように分析したか答えましょう。
□ あなたは、周りの人からどんな人だと言われることがありますか?
周囲の人からの評価をしっかりと受け止められるかを聞いてます。
□ リーダーシップを発揮した経験はありますか?
組織にどのように貢献できるのかを図る質問です。
過去の経験から自分なりのリーダーシップを定義して答えましょう。
□ あなたのキャリアプランを教えてください。
会社に入ったあとのイメージが具体的になっているのか確かめる質問です。
□ 将来の夢はありますか?
学生の目指すビジョンと企業の方向性が一致しているかを確かめる質問です。
□ あなたにとって働くとは?
あなたがどのような価値観をもって行動しているのかを知るための質問です。
面接でしてはいけないNGリスト
知らず知らずの振る舞いがマイナス印象を招いているかもしれません。分かっていても、面接という非日常の中では、ついマナー違反をしてしまうことも。
今一度、「NGな面接でのマナー違反」を確認しましょう!
□ 声が小さい
受付から退室まで、声が小さくならないように気をつけましょう。やる気を疑われてしまいます。
□ 目線を合わせない
話している相手と目が合わせられないのは大変失礼です。
緊張してどうしても目が合わせられないときは相手の喉元を見ましょう。
相手は目線があっているように感じます。
□ 笑顔がない
笑顔がないと面接官は不安になります。明るく元気に受け答えができるよう意識しましょう。
□ 人の話をきかない
面接官の質問を遮ったり、質問と違うことを答えることは
コミュニケーション能力の欠如と思われかねません。
このように一覧にすると、それほど難しいことだと思わないかもしれません。ただ、「マナー違反と感じる学生は意外に多い」(IT系 人事担当)のです。
緊張して本来はできることができなくなってしまうことは勿体無いですよね?
できると思っていることでも何度もイメージして準備を重ねましょう!
そして、面接前はもちろん、面接後にこのチェックリストを見直してみましょう。積み重ねることで、次の面接では心の余裕をもって備えることができますよ。