はじめまして!月間50万人が読む就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マン(@shukatu_man)と申します。

就活って内定がゴールだと思いますよね。
でもこれには大きな落とし穴があるんです。

たしかに結果的には内定がゴールになります。
でもそれと同時に内定って、社会人のスタートラインに立つことでもあるんです。

だからこそ内定をもらってから入社するまでの時間に不安を抱える学生も多い。
そんな学生の状態を「内定ブルー」と呼びます。

今回はこの内定ブルーについて知ってもらったうえで防止策や対処法まで解説します。
みなさんが想像している以上に内定ブルーに苦しむ人は多いので、要チェックです!

1章 そもそも内定ブルーとは?

内定ブルーって言葉を聞くと、なんとなくのイメージはあるかと思いますが、具体的にはどういった状況のことを指すのか。
以下のように定義されています。

【内定ブルーとは】
就職活動で企業から内定を得た学生が、内定承諾したものの本当にその会社に就職してよいのか、その会社で活躍できるのかと、不安に思い、気分が沈む状態を指す言葉です。結婚前の花嫁の、漠然とした不安感を指す「マリッジブルー」になぞらえて、内定ブルーと呼ばれています。

内定ブルーとは内定を獲得し、就職活動を終えた学生に現れる症状のことです。
まだ就職活動を終えていない方からすると「就職活動を終えれば解放される」というのが一つのモチベーションになっていたりしますよね。

でも内定を獲得すれば全て終わりというわけではありません。
むしろ内定というのはこれからの社会人人生のスタートに過ぎません。

そのため就職活動が終了してから入社までの間に、大学卒業後の未来について考える中で、内定ブルーに陥ってしまう方がいるんですね。
内定を早い時期に獲得している人ほど、陥りやすい症状ともいえます。

2章 どれくらいの就活生が内定ブルーを経験してるの?

内定ブルーとは具体的にどんな症状かはご理解いただけたかと思います。
じゃあ実際にどれくらいの就活生が内定ブルーを経験しているのか。

入社予定企業に決めた後、本当にその会社で良いのかと不安になる学生は半数ほどいると言われています。
要するに半数の人が、内定ブルーを経験するんですよね。

いかがですか?
おそらくみなさんが想像していた数よりも内定ブルーを経験している学生は多かったかと思います。
就活生の2人に1人が経験しているわけですからね!

では約半数の就活生が経験する内定ブルーを克服した人はどれくらいいるのでしょうか。
僕がこれまで関わってきた就活生に話を聞くところ、内定ブルーを解消できるのは約3割ほど。

つまり、3分の1の学生は内定ブルーを克服している一方で、残りの3分の2の学生は解消されないままというのがリアルな現状です。

じゃあ内定ブルーを克服することは難しいのでは?
大丈夫です。ちゃんとこの後の章で内定ブルーにならないための方法だったり、なってしまった際の対処法をご紹介するので安心してくださいね!

内定ブルーにならない方法を知るためには、そもそもなぜ就活生が内定ブルーになるのか、その原因を理解しておく必要があります。

次の章でその原因についてご紹介します!

3章 なぜ内定ブルーになるのか

就活生の約半数が内定ブルーになるというリアルを知ってもらいました。
なぜこんなに多くの就活生が内定ブルーになってしまうのか。
就活生が内定ブルーになってしまう原因は主に以下の8つだと考えます。

【就活生が内定ブルーになる原因】

  • 就活の結果に納得できていない
  • 就活が落ち着き、考える時間が生まれる
  • 社会人という未知の世界への不安
  • 悪い口コミや評判を見てしまう
  • 勤務地への不安がある
  • 内定がゴールになっていた
  • ほかにやりたいことや気になる企業ができた
  • 周囲の意見に流されていた

就活の結果に納得できていない

就活は競争の側面もあるため、全員が第一希望の企業に内定をもらえるわけではありません。
それに自らの実力や周囲の状況を考慮して、志望業界や企業、職種を変更することだってありますよね。

しかし長期間にわたって就活に取り組んでいると、とにかく早く終わらせたいという気持ちは、どんな人にも生まれます。
その結果、内定先の良い部分ばかりを見てしまい、早く終わらせたい一心で就活を終えてしまいます。

だけど一定期間が経つと妥協してしまった自分に気付き、不安が生まれる。
これが内定ブルーにつながっていくんです。

就活が落ち着き、考える時間が生まれる

就活の期間は企業研究や説明会、選考などとにかく忙しい日々が続きます。
毎日必死になって取り組んでいるため、入社後のことなど考えずとにかく「内定をとること」に必死になるのが普通です。

晴れて内定を獲得し就活を終えると、途端に暇な時間が生まれます。
4年生で授業もゼミだけ、やることは卒業論文だけといった状況です。

こうなると当然暇な時間が生まれ、なんとなく内定先企業のことや入社後のことを考え出すんですよね。

そこで多くの学生が「入社先が果たしてベストな選択だったのか」「入社後自分が活躍できるのか」「今のスキルで通用するのか」などの不安を抱えることになり、内定ブルーの症状が生まれるといった流れです。

社会人という未知の世界への不安

大学生にとって社会人というのはまだ経験したことのない未知の世界です。
いくらバイトやインターンなどで現場を経験しているからといっても、リアルな社会人とは違います。

毎日会社に行くこと、毎日スーツを着ること、給料に見合った働きを求められること、全てが未経験で想像することしかできないため、大きな不安を感じることは当然といえば当然です。

しかし人は不安を抱えると周りが見えなくなるもの。
このような不安を抱えているのは自分だけという風に抱え込んでしまい、さらに不安を大きくするという負のループに陥ってしまうことで、内定ブルーになってしまいます。

悪い口コミや評判を見てしまう

今どきの大学生であれば、ネットはもちろんツイッターやインスタグラムなどのSNSも利用していますよね。

多くの就活生は入社する企業が決まると、その企業の評判や口コミを探してしまいがちです。

もちろん中には良い評判もありますが、目に付くのはやはり悪い評判や口コミです。
特にこういった口コミサイトなどは悪い評判が多い傾向にありますからね。

それらの内容をあくまで参考として見られれば良いのですが、やはりこれから自分が入社する企業となると、そう簡単に割り切れるものではありません。

こうした悪い評判などを鵜吞みにしてしまい、入社する前から企業に対しネガティブな感情を抱いてしまうことが原因で内定ブルーになってしまうんです。

勤務地への不安がある

これは特に全国転勤などを伴う総合職採用の学生に多い原因となります。
中でも大学まで地元から一度も出たことがないような学生にとっては、見知らぬ土地に行くことだけでも不安が伴います。

それに加えて社会人になるというプレッシャーもあるため、自分が知らない土地で生活していけるんだろうかといった不安を抱えてしまいがちです。

社会人として働くこと以外の部分で不安が生まれ、それが次第に入社することへの不安へとつながっていく、これが勤務地への不安から生まれる内定ブルーです。

内定がゴールになっていた

内定をもらうことが就活のゴールになっていた人も、内定ブルーになりやすいです。

就活を始めたころは、入社後にいきいきと働く自分を想像して、ワクワクしていたはずです。
いざ就活に取り組んでみると、「エントリーシートが通過すること」「次の面接で落ちないこと」が目標になってしまい、とにかく早く就活レースから抜け出したいと考えてしまうパターンです。

内定がゴールになってしまうと、内定をもらったときに「本当にここに行きたかったんだっけ?」と、疑問を感じて内定ブルーに陥ってしまいます。

ほかにやりたいことや気になる企業ができた

内定をもらったタイミングでは第一志望だと思っていたものの、内定承諾後にほかの企業や、別の業界に惹かれてしまったことで、内定ブルーに陥るケースもあります。

また、本当は学生時代に熱中していたクラブやサークル活動、趣味を続けたい気持ちをおさえて就活をしていて、内定後にやっぱり趣味を続けたいと悩む人もいます。
ほかにやりたいことがある、もっと違う仕事をしたいという思いに気付き、内定ブルーになるのはよくあることです。

周囲の意見に流されていた

「本当は社会人として就職をしたくない」「仲のいい友達が大手ばかり受かっていたので自分も大手を目指してしまった」など、親や知人の意見に流されていた人も内定ブルーになりやすいです。

就活をしていると、どうしても周りの目が気になりますよね。つい、周りに合わせて知名度の高い企業や、興味のない業界を受けてしまっていませんか?

自分の意思で選んでいかないと、せっかく内定をもらっても喜べず内定ブルーになってしまいます。入社して働くのは自分自身です。改めて、自分はどうしたいのか?考え直してみましょう。

4章 内定ブルーにならないためには

内定ブルーになってしまう原因がはっきりしたところで、いよいよ内定ブルーにならないための方法をお伝えしますね。
具体的には以下の3つについて意識してもらうことが重要になります!

【内定ブルーにならないための方法】

  • 納得するまで就活を続ける
  • 現役社員や同期と交流する
  • 口コミや評判を見ないようにする
  • 納得するまで就活を続ける

    「就活の結果に納得できていない」「本当にこの企業でいいのか不安になる」これらが内定ブルーを引き起こすのであれば、本当に納得するまで就活を続ければいいんです!

    周りの友達の状況など気にせず、とにかく自分自身と向き合い就活をする。
    就活が終わったときに「これ以上できることはない」と心の底から思えるくらい真剣に取り組む。

    そうすれば就活が終わった時に、納得できない状況にはなりません。
    ここで大切なのは、闇雲に就活を続けるんではなく「入社後をイメージしながら就活するここと」です。

    この企業に入ってどのように貢献できるか、この企業に入ることで自分がどう成長できるか、常に入社後の自分をイメージしながら就活しましょう。

    そうすればいざ入社が決まった時にも、この企業で良かったかなといった迷いは生まれませんよ!

    なお、おすすめは逆求人型サービスのOfferBoxです!
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    現役社員や同期と交流する

    先ほど社会人という未知の世界への不安が内定ブルーを生む原因の一つだとお伝えしました。
    ならば実際に社会人を経験している人と交流して話を聞きましょう。

    それもできれば自分が入社予定の現役社員の方と交流すれば、よりリアルな自分自身の社会人生活をイメージできますよね。
    そこで自分が入社までにするべき準備などのアドバイスをもらえれば良いですね!

    また、不安と言うのは一人で抱え込むほど大きくなるものです。
    それなら同じ不安を抱えているだろう同期入社予定の学生と交流するのも効果的ですね。

    同期と不安を共有するだけでも、かなり気持ちは楽になるはずです。
    それに入社してもこの同期がそばにいると思えば、心強いですよね。

    口コミや評判を見ないようにする

    口コミサイトとかって、悪い評判の方が多いんですよね。
    なぜかというと、評判を書いてる人の多くがその企業を退職した人だからです。

    もちろん円満退社をして、良い面を書く人もいます。
    しかし多くの場合、給料や残業時間、人間関係など企業に何かしらの不満を持って退職した人が評判を書いています。

    そのため、悪い評判が目立つんです。
    そもそも良い評判を書く人って企業に満足してるんで、退職しないですよね。

    これさえわかっていれば、すべきことの結論はシンプルです。
    口コミや評判は一切見ないようにしましょう。

    だって見ることになんのメリットもないですからね。
    口コミサイトに投稿してる人からすれば最悪の企業でも、あなたにとっては良い企業かもしれないわけです。
    企業に対する評価や満足度は人それぞれ必ず違いますから。

    それに良い評判を見つけたからといって安心できるわけではありません。
    もしかしたら嘘の投稿で、入社してみたら全然違ったなんてこともあるわけです。

    こんなことに惑わされてる時間は本当に無駄です。
    そんな時間があるなら、入社してから活用できるスキルの一つでも身に付けておく方が必ず自分のためになりますよ!

    5章 内定ブルーの解消法とは

    内定ブルーにならないための方法をご紹介しましたが、それでも内定ブルーになってしまう人もいるかと思います。
    そこで、内定ブルーになってしまったときの対処法をご紹介します。

    【内定ブルーになった際の対処法】

    • 完璧主義の考え方を捨てる
    • 思い切って現役社員に不安をぶつける
    • 新卒入社の企業に一生勤めるとは限らないと考える
    • 就活以外の活動をしてみる
    • 内定者懇親会やイベントに参加する
    • 就活軸や志望動機を見直す
    • ゆっくり休んでみる

    完璧主義の考え方を捨てる

    そもそも入社して一切不満が出ないパーフェクトな企業なんてありません。
    どれだけホワイト企業でも、何かしらの不満はあります。

    だからこそ、社会人なんてある程度企業に不満を持ってて当たり前だと考えましょう。
    それに不安がないということはマイナスな点もあるんですよ。

    「入社して活躍したい」「早く一人前になりたい」といった願望や目標があるからこそ、それが実現できるかわからないという不安が生まれるんです。

    つまり不安がないということは、そういった願望などもないと言えます。
    それでは入社しても成長は見込めないため、コントロールできる程度の不安は持っている方が自らのためにもなりますよ!

    思い切って現役社員に不安をぶつける

    不安を抱え込んで内定ブルーになるくらいなら、思い切って現役社員の方に不安をぶつけてみましょう。
    きっと親身になって聞いてくれますよ。

    だって、メンター制度はそういった不安を取り除くことが目的なんですから。
    「安心してウチに入社してほしい」といった企業側の願いを実現する場なんです。

    企業側からしても内定ブルーの状態で入社されるより安心した状態で入社してくれる方が育てやすいですしね。

    それに何より現役社員の方々も同じ道を通って入社しているはずです。
    同じ経験を先にしている先輩に話すことが何よりの解決策になるかと思います。

    新卒入社の企業に一生勤めるとは限らないと考える

    これはある意味開き直った考え方かもしれませんが、新卒入社した企業に一生勤めないといけないルールなんてありません。

    つい新卒入社の企業のことばかり考えてしまい、視野が狭まって、その企業が全てのように考えてしまいがちですよね。

    そういった考え方に囚われるからこそ、不安は大きくなります。
    もっと視野を広げて、肩の力を抜いて、目の前だけでなく少し先の未来まで目を向けてあげると気持ちが楽になりますよ!

    就活以外の活動をしてみる

    あえて就活以外の活動をすることで、モヤモヤした気持ちがすっきりすることもあります。まとまった時間がとりやすい学生時代だからこそ、新しいことを始めてみるのもおすすめです!

    内定後に時間にゆとりができて、あれこれ考えてしまうことが内定ブルーの原因でもあるんです。余計なことを考えて悩む暇がないくらい、思いっきり予定を詰め込んでリフレッシュしてみてください。

    取り組むことは、遊びでも、勉強やバイトでも何でも構いません。ほかの活動に没頭して、内定ブルーに悩む時間を減らしてみましょう。

    内定者懇親会やイベントに参加する

    内定後に企業が開催している、内定者向けの懇親会や先輩社員との座談会、研修やイベントなどに積極的に顔を出してみましょう。

    案外、ほかの内定者も同じような悩みを抱えているかもしれません。
    同じ境遇の仲間と不安やモヤモヤをぶつけ合うことで、内定ブルーが解消することもあります。

    とくに、内定先に納得できていない、周囲の意見を基準に就職先を選んでしまった人ほど、内定者イベントに参加してみてほしいです。
    内定者同士だけでなく、先輩社員と話すことで、自分のイメージしている社会人像に近付けるかの判断材料になりますよ。

    直接話しづらければ、社内SNSなどを通して、内定者や先輩社員とコンタクトをとってみてもOKです!

    就活軸や志望動機を見直す

    周りの人に相談したり、就活以外の活動をして気晴らししても内定ブルーが解消できなければ、一度時間をかけて就活軸や志望動機を見直してみるといいでしょう。

    一番まずいのは、モヤモヤした気持ちを放置したまま入社すること。万が一、入社後すぐに離職してしまうと、会社にも迷惑がかかりますよね。

    就活の軸や志望動機を改めて見直すことで、自分が入る企業が自分に合っている会社であることを、再確認できます。
    もし、どうしても内定先に納得できないなら、就活軸を見直して、そのまま就活をやり直してください。

    ただし、一度は内定をもらっているので、すべてを0からやり直す必要はありません。
    就活軸や企業研究など、ポイントを絞って見直すことをおすすめします。

    ゆっくり休んでみる

    内定ブルーの解消法を複数ご紹介しましたが、最後の解消法は「ゆっくり休む」ことです。

    就活が始まってから、インターンシップの参加やエントリーシートの作成、たくさんの面接を乗り越えて、皆さんはとても頑張ってきました。
    色んな情報が一気に押し寄せてきて、自分の想像以上に皆さんは疲れていると思います。

    なんとか内定ブルーを乗り越えなくてはと、あの手この手で動いてみるのも良いですが、思い切ってすべてを手放して休んでみるのもおすすめです。
    あえて人に会わず、スマホやSNS断ちをしてふらっと散歩でもしてみましょう。

    休息がとれれば、自分の悩みは大した事がなかったなと思うかもしれません。

    6章 本記事のまとめ

    最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

    就活って内定をとるまで長い道のりですよね。
    必死になってようやく内定をもらえたのに、そこからまた悩まなくてはいけないなんて残酷だと思います。

    でもそこで悩むこともまた、社会人として成長していくためには大切な時間です。
    社会人になったら毎日が忙しくて、そんなに考える時間なんてないですからね。

    入社に不安を抱えているのはあなただけじゃありません。
    全ての就活生が同じように不安を抱えています。

    だから不安を抱えている自分を責めないでくださいね!
    むしろこれからの自分と真摯に向き合っている証拠なんで、褒めてあげてほしい。

    この記事を読んだ人が内定ブルーにならないこと、今内定ブルーに苦しむ人が少しでも楽になることを就活マンは心の底から願っています。

    (書いた人)
    就活マン/藤井智也
    ・就活攻略論:https://shukatu-man.hatenablog.com/
    累計2000万PVの就活ブログ「就活攻略論」を運営。中堅大学から大手食品企業に入社した全技術をブログにて執筆している。

     

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「特になりたい社会人像なんてないしな…」「就職できれば、別にどこでも良いしな…」そんな悩みを抱える就活生も多いですよね。

しかし「どんな社会人になりたいか」と、面接やエントリーシート(ES)で聞かれる機会は、非常に多いです。

そのため就活では、「どんな社会人になりたいか」をうまく答えられるように対策しておきましょう。

そこでこの記事では、「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く理由や面接で話す時のポイント、答え方の例文を紹介します。

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「どんな社会人になりたいか」企業の面接官が聞く理由

まず初めに、「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く3つの理由を紹介します。

面接官が聞く理由を知っておくことで、「どんな社会人になりたいか」を具体的に答えられるようになります。

  1. 理念や社風に合うか知りたいから
  2. 理想の将来像を知りたいから
  3. 配属先を決める参考にしたいから

それでは、「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く3つの理由を、それぞれ解説していきますね。

理由1.理念や社風に合うか知りたいから

「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く理由1つ目は、理念や社風に合うか知りたいからです。

あなたが企業の理念や社風に合うかどうかを知ることで、自社で活躍できる人材かどうかを面接官は判断しています。

例えば、「チームワークを大切にする企業は、協調性のある人材」「仕事の実績を評価する企業は、個人で仕事ができそうな人材」を採用する傾向にあります。

もし特徴に合わない人材を採用してしまった場合、その人材が企業で活躍できない可能性や、早期退職してしまう可能性もあります。

上記のような理由から、面接官は「どんな社会人になりたいか」を質問します。

理由2.理想の将来像を知りたいから

「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く理由2つ目は、理想の将来像を知りたいからです。

将来像を知ることで、あなたが自社とマッチしているかどうかを判断したいと考えている可能性が高いです。
自社とマッチするような将来像を持つ人であれば、自社で活躍してくれるに違いない、と考えるからです。

理由3.配属先を決める参考にしたいから

「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く理由3つ目は、配属先を決める参考にするからです。

企業は人材を採用する際に、面接の時点で、既に配属先まで考えている場合が多いです。

なるべく本人の希望通りの部署に配属した方が、仕事への意欲が上がるなど、メリットはたくさんあります。

したがって、配属先を決める参考にするために、「どんな社会人になりたいか」を面接官は質問します。

ここまで、「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く3つの理由を解説しました。

  1. 理念や社風に合うか知りたいから
  2. 理想の将来像を知りたいから
  3. 配属先を決める参考にしたいから

「どんな社会人になりたいか」を面接で聞かれた場合には、うまく答える必要があります。
ただ、中にはどんな社会人になりたいかまだイメージできない人もいると思います。そんなときは、以下の具体例を参考にしながら自分なりの社会人像を考えてみてください。

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「どんな社会人になりたいか」具体例一覧

なりたい社会人像の具体例一覧を紹介します。自分なりの社会人像を考える参考にしてみてください。

【なりたい社会人像の例】

  • 自分で考えて行動できる人
  • オンオフの切り替えがうまい人
  • 明確な目標がある人
  • きちんとした目標を持っている人
  • 考え方が柔軟な人
  • 子育てと仕事を両立できる人
  • 細かい気配りができる人
  • 自分に自信を持っている人
  • 周囲から信頼される人
  • 周りに流されない人
  • 何事も前向きに考えられる人
  • 人に優しく自分に厳しい人
  • 言い訳をしない人
  • 自分と異なる意見を尊重できる人
  • 臨機応変に対応できる人

「どんな社会人になりたいか」の回答例文

次に、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の例文を3つ紹介します。

面接でいきなり「どんな社会人になりたいか」と質問されても、うまく答えるのは難しいですよね。

例文を読むことで、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の全体像を掴めます。

OfferBoxのプロフィール内にある「私の将来像」を書く時の参考にもなるので、ぜひ読んでみてくださいね。

例文1.顧客に信頼される社会人

私は顧客に信頼される社会人になりたいです。なぜなら、社会人として働くうえで、信頼関係は欠かせないと私は考えているからです。

 

他人と良い信頼関係を築けると、もし自分が仕事で困った際に、気軽に質問できたり、助けてもらえる可能性があります。

したがって、貴社に入社した後は、顧客から信頼されるために、まずは顧客を自ら助けられるように働きたいです。

【ポイント】
この「どんな社会人になりたいか」の例文は、結論から話されているため、伝えたいことがわかりやすくて良いですね。

また、相手のために行動できることをアピールできている点も好印象です。面接官に話をわかりやすく伝えるためには、結論から話すことを意識しましょう。

例文2.視野が広く気が利く社会人

私は将来、視野が広く気が利く社会人になりたいです。なぜなら、視野が広いと、様々な観点から物事を見つめられるので、仕事上の問題もすぐに解決できると思うからです。

 

私は高校時代に所属していた部活で、チーム全体をまとめるためには視野の広さが必要だと学びました。仕事では様々な問題が発生するイメージがあるため、問題を解決するために、視野の広さと細かな点への気配りが非常に大切だと私は考えています。

貴社に入社した後は、視野が広い社会人になるために、周りの状況をしっかりと把握しながら働きたいです。

【ポイント】
この「どんな社会人になりたいか」の例文は、実体験に基づいたエピソードが書かれているため、話に説得力があって良いですね。

また、入社後にどう働きたいかも書かれているため、入社への意気込みが感じられます。入社への熱意をアピールしたい場合は、入社後にどう働きたいかを最後に話すようにしましょう。

例文3.多様なチームをまとめる社会人

私は将来、多様なチームをまとめる社会人になりたいです。なぜなら、チームをまとめるリーダーになるためには、メンバーそれぞれの特徴をよく理解する能力が必要だからです。

 

私は大学の授業で取り組んだグループワークの経験から、チーム全体をまとめるためにはメンバーひとりひとりに真摯に向き合い、コミュニケーションを取ることが大切だと学びました。

チームがバラバラでは複数人で業務に取り組む意味がなくなってしまうため、多様な意見をうまく調整しながらチームをまとめていきたいと思います。

貴社に入社した後は、多様なチームをまとめる社会人になるために、メンバーのスキルや適性をしっかりと理解したいです。

【ポイント】
この「どんな社会人になりたいか」の例文は、企業に貢献できることを伝えているため、入社後の活躍をイメージできますね。

また、自分が組織でどんな役割を担う人間なのかをアピールできている点も好印象です。面接官に話をわかりやすく伝えるためには、人や企業に貢献できることを話すことを意識しましょう。

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「どんな人間になりたいか」など類似質問の場合

「どんな社会人になりたいか」の類似質問として「どんな人間になりたいか」などがありますが、これらの質問も目的はほぼ同じです。自分が理想とする姿を答えましょう。

そのほかの注意点として、「将来何を成し遂げたいか」という質問をされた場合は、理想の姿ではなく「達成したい目標」を伝えなければなりません。

面接官が「やりたいこと」を聞きたいのか、「なりたいもの」を求めているのかを正しく判断するのがポイントです。

質問を通して聞きたいことが分からなかった場合は、面接官に確認してから答えるようにしましょう。

さて、ここまで「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の例文を3つ紹介しました。「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の全体像は掴めたでしょうか。

例文に自分のエピソードを当てはめるだけでも、良い面接対策になるので、ぜひ試してみてくださいね。

ただ例文を読んだだけでは、実際に面接で「どんな社会人になりたいか」と聞かれた時、どのように答えれば良いか悩む就活生もいますよね。

そこで次は、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の3つのポイントを紹介します。

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイントは、次の5つです。

これら5つのポイントを踏まえて「どんな社会人になりたいか」を話せば、あなたのことが面接官に伝わりやすくなります。

  1. 結論から話す
  2. これまでの実体験と将来像をつなげて話す
  3. 具体的な方向性や努力の方法を話す
  4. 人や企業に貢献できることを話す
  5. 個性はエピソードや一貫性で示す

それでは、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイントを、それぞれ解説していきますね。

ポイント1.結論から話す

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイント1つ目は、結論から話すです。

結論から話すことで、話全体がどんな内容なのかを面接官にイメージさせられます。

例えば、「私は将来、視野が広い社会人になりたいです。」のように、結論から話すことを意識しましょう。逆に結論から話さないと、何の話をしているのか分かりにくくなり、面接官を混乱させてしまいます。

面接官に話を理解してもらうためにも、「どんな社会人になりたいか」を話す時には、結論から話すことを意識しましょう。

ポイント2.これまでの実体験と将来像をつなげて話す

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイント2つ目は、これまでの実体験と将来像をつなげて話すです。

実体験を踏まえて話すことで、エピソードに説得力を持たせられ、面接官をうまく納得させられます。

例えば、「私は高校時代に所属していた部活で、チーム全体をまとめるためには視野の広さが必要だと学びました」のように、実体験を踏まえて話しましょう。

ポイント3.具体的な方向性や努力の方法を話す

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイント3つ目は、具体的な方向性や努力の方法を話すです。

ただなりたいと語るだけでは、漠然とした目標にすぎません。既に努力している、あるいは実現に向けた具体的なプランを持っていると示すことで、話の内容に説得力が生まれます。

例えば「自分に自信を持っている人」になりたいのであれば、そうなるために何が必要なのか、どんな基準を満たせば目標を達成したと言えるのかを伝えましょう。

ポイント4.人や企業に貢献できることを話す

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイント4つ目は、人や企業に貢献できることを話すです。

入社後にどんな形で周りの人や企業に貢献できるかを話すことで、自分を採用する価値を企業にアピールできます。

例えば、「貴社に入社した後は、視野が広い社会人になるために、周りの状況をしっかりと把握しながら働きたいです」のように、入社後にどう活かせるかを話しましょう。

面接では自分の価値を知ってもらう必要があるので、質問への回答は自分視点ではなく、人や企業に対して利益を与えられる内容にしましょう。

ポイント5.個性はエピソードや一貫性で示す

「ありきたりなテーマすぎて印象に残らないかも」と心配する人も多いと思いますが、人と同じようなテーマになることを心配する必要はありません。面接官が見ているのはテーマそのものではなく、その社会人像を目標としている理由や達成に向けてのプランです。

テーマが近いこと自体は問題ないので、過去との一貫性やエピソードで自分らしさを出していきましょう。ありきたりなテーマでも、エピソードが具体的であればオリジナリティのある回答になります。

さて、ここまで「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイントを5つ解説しました。

ポイント1.結論から話す
ポイント2.これまでの実体験と将来像をつなげて話す
ポイント3.具体的な方向性や努力の方法を話す
ポイント4.人や企業に貢献できることを話す
ポイント5.個性はエピソードや一貫性で示す

これら5つのポイントを踏まえて「どんな社会人になりたいか」を面接で話せば、面接官の意図に沿った回答ができます。

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時には、ポイントだけでなく、もちろん注意点も存在します。

そこで最後は、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点を紹介しますね。

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「どんな社会人になりたいか」面接で話す時の注意点

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点は、次の3つです。
これら3つの注意点を踏まえて「どんな社会人になりたいか」を話せば、基本的に面接官に悪印象を抱かせることはありません。

  1. 自分の性格に合った社会人像を選ぶ
  2. 基本的なマナーに関する社会人像は避ける
  3. 仕事に関係のない社会人像は避ける

それでは、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点を、それぞれ解説していきますね。

注意点1.自分の性格に合った社会人像を選ぶ

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点1つ目は、自分の性格に合った社会人像を選ぶです。

自分の性格に合った社会人像でないと、「それ本当に思ってるの?」と、面接官に疑問を抱かせてしまいます。

例えば、コミュニケーション能力のある人は、「誰とでもすぐに打ち解けられるような社会人になりたいです。」のように、自分の性格に合った社会人像を選びましょう。

注意点2.基本的なマナーに関する社会人像は避ける

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点2つ目は、基本的なマナーに関する社会人像は避けるです。

マナーに関する社会人像を話すと、「そんな当たり前のこともできないの?」と、面接官をがっかりさせてしまいます。

例えば、「時間を守る」「挨拶ができる」のような、基本的なマナーに関する社会人像は避けましょう。

注意点3.仕事に関係のない社会人像は避ける

「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時の注意点3つ目は、仕事に関係のない社会人像は避けるです。

仕事に関係のない社会人像を話してしまうと、面接官を混乱させてしまいます。例えば、「友人が多い」「結婚生活が充実している」のような、仕事に関係のない社会人像は避けましょう。

まとめ:「どんな社会人になりたいか」は普段から考えておこう

この記事では、「どんな社会人になりたいか」を面接で話す時のポイントを解説しました。

合わせて、「どんな社会人になりたいか」を面接官が聞く理由や、話す時の注意点も解説しました。

「どんな社会人になりたいか」を面接で聞かれる機会は非常に多いです。

特に、二次面接や最終面接などで聞かれやすいため、「どんな社会人になりたいか」をうまく答えるためにも、普段から理想の社会人像を考えておきましょう。

考えるのが難しいと感じる場合は、逆求人サイトOfferBox(オファーボックス)の適性診断「AnalyzeU+」を使ってみるのもおすすめです。自分の強みやアピールポイントを理解することで、なりたい社会人像を見つけるヒントを掴んでください。

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この記事では、自己PRで「積極性」を上手に話すポイントを解説します。

「自己PRで積極性を話したいけど、どうやって話せば良いのかわからない…」

「そもそも、自己PRで積極性を話すのって評価されるのかな…?」など、自己PRで悩む就活生も多いと思います。

自己PRで積極性を話す時には、うまくポイントを押さえて話せば、面接官から高評価を受けられますよ。

この記事では、自己PRで「積極性」を話す時の例文、ポイントを解説しています。

合わせて、自己PR「積極性」を話す時の注意点も紹介しています。

この記事を読めば、「自己PRで積極性をうまく話せなくて、面接官に苦笑いされてしまった…」なんて失敗も避けられますよ。

「自己PRで積極性を話して、面接で良い評価をもらいたい!」そんな就活生は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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「積極性」は自己PRで高評価を得やすい

まず大前提ですが、自己PRで「積極性」を話すことは、面接官から高評価を得やすいです。

企業は、仕事に積極的に取り組んでくれる人材を求めており、入社後に活躍してくれそうだと考えるからです。

ただし、自己PRで積極性を伝えたからと言って、必ずしも高評価されるわけではありません。

面接で高評価をされるためには、ポイントを押さえたうえで、積極性を自己PRで話す必要があります。

しかし自己PRで積極性を話す時に、どうやって話せば良いかわからない就活生もいると思います。

そこで次は、自己PRで「積極性」を話す時の例文を紹介します。

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自己PR「積極性」を話す時の例文

自己PR「積極性」を話す時の例文

自己PRで「積極性」を話そうとしても、あらかじめ考えておかないと、うまく話せませんよね。

例文を読むことで、自己PRで「積極性」を話す時のイメージを掴めます。

それでは、自己PRで「積極性」を話す時の例文を読んでいきましょう。

自己PR「積極性」の良い例文

私の強みは、積極性があって、何事にも挑戦できるところです。
私はアパレル店でアルバイトをしているのですが、積極的に店舗運営に参画して、売上を3倍にした経験があります。
アルバイト先のアパレル店では、他店舗に比べて売上が低く、経営難に陥っていました。
そこで自発的に店舗を観察し、売上が低い原因を自分で考えたところ、お客様のリピート率が低いことが課題だとわかりました。
リピート率を高めるためには何が必要かを考えた結果、「ポイントカードを作ること」「セット割引の実施」の2点が効果的だと感じ、店長に提案しました。
これらの取り組みを半年間継続した結果、複数の商品を定期的に購入してくださるお客様が増え、売上は3倍になりました。
この強みを活かして、貴社に入社した後は、どんな仕事にも積極的に挑戦したいです。

この「積極性」の例文は、結論から話しているので、話の内容が理解しやすくて良いですね。

また、強みが発揮されたエピソードも話しているため、具体的な場面を面接官にイメージさせられます。

自己PRを面接で話す時は、簡潔に短く話すことを意識しましょう。

僕の経験上、面接では「30秒程度で自己PRをしてください」「簡単に自己PRをお願いします」のように言われることが多いです。

もし何も言われなかった場合も、面接官の気持ちを考えて、自己PRは30秒程度に収めましょう。

さて、自己PRで「積極性」を話す時の例文を紹介しましたが、どのように話せば良いかイメージはできたでしょうか。

全体像を掴んだ後は、具体的にどうやって話せば良いのか、ポイントを押さえましょう。

そこで次は、自己PRで「積極性」を話す時のポイントを紹介します。

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自己PR「積極性」を話す時のポイント

自己PR「積極性」を話す時のポイント

自己PRで「積極性」を話す時には、次の3つのポイントを意識しましょう。

これら3つのポイントを踏まえて「積極性」を話せば、あなたの強みを面接官にうまく伝えられます。

  • ポイント①:積極性が強みであることを話す
  • ポイント②:積極性が伝わる具体的なエピソードを話す
  • ポイント③:入社後に積極性がどう活かせるか話す

それでは、自己PRで「積極性」を話す時のポイントをそれぞれ解説していきますね。

ポイント①:積極性が強みであることを話す

自己PRで「積極性」を話す時のポイント1つ目は、「積極性が強みであることを話す」です。

積極性が強みであることを初めに話すことで、面接官に話の内容をわかりやすく伝えられます。

例えば、「私の強みは、積極性があって、何事にも挑戦できるところです。」のように、結論は最初に話しましょう。

ポイント②:積極性が伝わる具体的なエピソードを話す

自己PRで「積極性」を話す時のポイント2つ目は、「具体的なエピソードを話す」です。

積極性が発揮された具体的なエピソードを話すことで、あなたの積極性を面接官にイメージさせられます。

例えば、「私はアパレル店でアルバイトをしているのですが、積極的に店舗運営に参画して、売上を3倍にした経験があります。」のように、あなたの実体験を話しましょう。

この時、あなたが苦労した点や、考えた上での行動などを同時に伝えられると、エピソードにあなたの感情が加わり、面接官に伝わりやすくなるのでおすすめです。

ポイント③:入社後に積極性がどう活かせるか話す

自己PRで「積極性」を話す時のポイント3つ目は、「入社後にどう活かせるか話す」です。

積極性が入社後に活かせることを話すことで、あなたが入社後に活躍できる旨を面接官にアピールできます。

例えば、「この強みを活かして、貴社に入社した後は、どんな仕事にも積極的に挑戦したいです。」のように、自己PRの最後には、強みが入社後に活かせることを伝えましょう。

さて、ここまで自己PRで「積極性」を話す時のポイントを紹介してきました。

これら3つのポイントを踏まえて、自己PRで「積極性」を話せば、面接官に高評価をされやすくなります。

  • ポイント①:積極性が強みであることを話す
  • ポイント②:積極性が伝わる具体的なエピソードを話す
  • ポイント③:入社後に積極性がどう活かせるか話す

しかし自己PRで「積極性」を話す時には、ポイントだけでなく、注意すべき点も存在します。

そこで最後に、自己PRで「積極性」を話す時の注意点を紹介します。

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自己PR「積極性」を話す時の注意点

自己PR「積極性」を話す時の注意点

自己PRで「積極性」を話す時には、次の3つに気をつけましょう。

これら3つの注意点を踏まえて、自己PRで「積極性」を話せば、面接官にネガティブなイメージを与えることもありません。

  • 注意点①:自ら主体的に行動したエピソードを話す
  • 注意点②:面接でも積極的に話す
  • 注意点③:積極性がわかるエピソードを複数用意しておく

それでは、自己PRで「積極性」を話す時の注意点をそれぞれ解説していきますね。

注意点①:自ら主体的に行動したエピソードを話す

自己PRで「積極性」を話す時の注意点1つ目は、「自ら主体的に行動したエピソードを話す」です。

自己PRで積極性を話す就活生の中には、他人に促されて行動したエピソードを話し、失敗する人が多いです。

具体的なエピソードを話す時に、周りの人に言われて行動した内容を話しても、積極性はアピールできません。

そのため、具体的なエピソードを話す時には、自ら主体的に行動したエピソードを話すようにしましょう。

注意点②:面接でも積極的に話す

自己PRで「積極性」を話す時の注意点2つ目は、「面接でも積極的に話す」です。

面接で積極的に話さないと、「積極性が強みと話しているのに、全然積極的に話してこないな…」と矛盾が生じてしまい、面接官を混乱させてしまいます。

そのため、面接で質問されたことに対しても、積極的に堂々と話すようにしましょう。

この時、逆質問も必ずするように心がけると、積極性をさらにアピールできて良いですよ。

注意点③:積極性がわかるエピソードを複数用意しておく

自己PRで「積極性」を話す時の注意点3つ目は、「エピソードは複数用意しておく」です。

積極性が発揮された具体的なエピソードを複数用意しておくことで、あなたの強みが積極性であることを、面接官に納得してもらいやすくなります。

僕の経験上、面接で自己PRをする際には、「積極性が発揮された、他のエピソードはありませんか?」と質問されることが多いです。

僕の友達の中には、具体的なエピソードを3個聞かれた就活生もいるくらいです。

面接の場で急にエピソードを思い返すのは難しいため、具体的なエピソードは事前に2、3個用意しておくのが良いでしょう。

まとめ:「積極性」をうまく伝えて、面接官に好印象を与えよう!

この記事では、自己PRで「積極性」を話す時の例文、ポイントを解説しましたが、いかがだったでしょうか。

合わせて、自己PR「積極性」を話す時の注意点も紹介しました。

この記事の内容をまとめると、以下の通りです。

====================================

◆ 自己PR「積極性」を話す時のポイント

  • ポイント①:積極性が強みであることを話す
  • ポイント②:積極性が伝わる具体的なエピソードを話す
  • ポイント③:入社後に積極性がどう活かせるか話す

◆ 自己PR「積極性」を話す時の注意点

  • 注意点①:自ら主体的に行動したエピソードを話す
  • 注意点②:面接でも積極的に話す
  • 注意点③:積極性がわかるエピソードを複数用意しておく

=====================================

「積極性」があることを自己PRでうまくアピールできれば、面接で高評価をされやすくなります。

エントリーシート(ES)の自己PR欄に書く場合でも、「積極性」は非常に評価が高いです。

今回説明したポイントや注意点を踏まえて、自己PRで「積極性」を話して、内定に近づきましょう!

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新卒の就職活動において「あなたのこれまでの成功体験を教えてください」という質問は定番です。

「成功体験って何を話せばよいの?」
「成功を感じた体験なんて私には無いよ」
などと、悩んでしまう方も多いと思います。

この記事では、現在、社会人として活躍する方に、なぜ面接官は学生の成功体験を質問するのか、どのような成功体験をどのように話せば良いのかについて語ってもらいました。

さらに、成功体験の例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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面接で 代表経験 皆あり

はじめまして!
私は就職活動中にたくさんの企業の面接を受けてきました。
大学生時代にしていた塾講師のアルバイトで、中学生の生徒の成績をアップさせた経験があったので、これを成功体験として面接で話しました。
すると、私が話したあとで、別の学生がほとんど同じ内容を話しました。
私と成功体験の内容が被り、「私の印象が薄くなってしまう…」と悔しい思いをしたのを覚えています。

ここでは、面接官に印象の残る成功体験について説明していきたいと思います。

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なぜ学生時代の成功体験を聞かれるの?

なぜ学生時代の成功体験を聞かれるの?

どのような「目標」を立てたのかを知りたい

成功体験について質問する意図の1つは、「どのような目標を立てたのか」ということです。

入社して仕事を始めると、「今月の目標は売り上げ1000万円!」といった事業部全体の目標から、「1ヶ月で営業電話は100件かける!」「自分の考えた企画を1本通す!」などの個人の目標まで、さまざまな目標に向かって努力することになります。

そのため、成功体験を聞くことで「この学生は成功にいたるための目標を適切に設定できるのか?」という点を知ろうとしているのです。

成功体験の「過程」を知りたい

目標を達成するまでには、さまざまな過程が存在します。
同じ目標であったとしても、その過程は人によってさまざまです。

企業側は成功体験の過程を聞くことで、この学生は、「目標を設定したらすぐに行動に移すタイプなのか」「必要な知識、物品をしっかり用意してから行動するタイプなのか」「何度失敗しても何回もチャレンジする根性を持っているのか」などを判断し、自社の社風に合っているかを見ています。

どのような「価値観」を大事にしているのかを知りたい

どんな学生でも学生時代にさまざまな体験をしています。サークル活動であったり、アルバイト、ボランティア活動やインターンシップや大学内の研究活動など多岐に渡ります。

そのようなさまざまな体験の中で、どのような思いで活動してきたのか、何を大切にしてきたのか、何を感じどんな学びを得たのか、それらは人それぞれ異なります。

「あなたの成功体験はなんですか?」という質問で重要なのはどのような成功をしたかではありません。
企業は「学生がどのような経験をし、その経験からどのようなことを感じたのか」、学生の価値観を知ろうとしているのです。

この価値観と企業の理念が合う人材かを見極め、自社で活躍できるか、ミスマッチですぐに辞めてしまわないかを測ります。

つまり、企業側は、就活生と企業の価値観の違いを防ぐために「成功体験」を聞いています。

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成功体験がない人はいない!?

成功体験がない人はいない!?

しかし、成功体験がない人はいません。
「勉強を継続することで成績が上がった」でも、「1ヶ月間、毎日自炊をした」でも、なんでも良いのです。
なぜなら、前項目で説明したように、企業が知りたいのは成功の大小ではなく、「どのような目標を立てたか」「どのような過程を辿ったか」「どのようなことを感じたか」を知りたいからなのです。

ここからは、成功体験がないと悩んでいる人のために、成功体験を見つける方法を解説します。

成功体験の見つけ方

成功体験を見つける第1歩は自己分析です。

まずは成功と言える結果を中学時代までさかのぼり、学歴別に書きだします。
些細だと感じることでもかまわないので、以下のように思いつくままに書き出してみましょう。

大学 :希望のゼミに所属できた。ひとつも単位を落とすことなく履修できた。
高校 : 受験で志望校に合格した。3年間部活を継続することができた。
中学 : 定期試験で良い点数を取れた。1日も遅刻せずに登校することができた。

次に、書き出した結果1つひとつに対して、以下の3つの事項を考えていきます。

・始める前にどのような目標を持っていたか
・成功までどのような過程を辿ったか
・どういう点で成功だと感じたのか、成功してどう感じたのか

書き出したものを見つめて、どの体験がいちばん自分にとって大きな出来事だったのか、どの体験がいちばん伝えたいのかを考え、3つ程度に絞っていきましょう。

次に、発見した自分の成功体験を文章化していきます。以下では、成功体験をどのように伝えるかについて解説していきます。

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成功体験の伝え方

ここでは自分の成功体験を面接でどのように話すか、その回答方法を解説します。

1. 成功体験の結論を述べる

まずは成功体験の結論を簡潔に述べます。
ビジネスの場において、結論から話すことはとても重要です。
面接では、そのような社会人としての基本ができているかについても見られています。さらに、最初に結論を述べることで、面接官はたとえば「これから定期試験の成績を上げたことについて話すのか」というように、聞く準備を整えることができます。

「私の成功体験は高校の定期試験で平均60点だったのを80点まで上げたことです。」「大学のゼミで報告した内容を教授に絶賛されたことが成功体験です。」など、50文字以内にまとめるとわかりやすくなります。

2. 成功までの過程を述べる

結論を端的に述べたあとは、成功に至るまでの過程を具体的に説明します。
そのとき5W1H(いつ、どこで、誰が、どのように、何を)を意識して話すと、相手に伝わりやすいです。

「株の運用を行い自身の元手を3倍にした」という成功体験を例にすると、以下のようになります。

「私の学生時代の成功体験は、勉強した株の運用で、自身の元手を3倍にしたことです。

私は経済学部に入学して株に関する講義を受講した後、自身でもやってみようと考え、元手を3倍してみようと目標を立てて運用を開始しました。

アルバイトで貯めた10万円を元手に、○○株式会社の株を購入し、日々株価の値動きを観測しました。はじめはどのように運用すれば良いのか分からず、何度も損をすることがありましたが、多くのニュースや記事を見て学習するだけでなく、講義で習った内容を思い出して応用したり、思い切って教授に相談して解決を図りました。

そのおかげで、1年後には購入した株が3倍となり、目標を達成することができました。この経験より、資産の具体的な運用方法はもちろん、壁にぶつかったときはこれまで学習した基本内容に立ち返ることや有識者に相談してみることは重要であると学びました。」

このように述べると、目標と達成までの過程を詳細に、簡潔に伝えることができます。

3. 成功体験から学んだこと、今後どう活かすかを述べる

最後に、成功体験から気づいたことや学んだこと、この経験を通して企業で活かせることについて、説明します。
このとき、「成功して良かったです」で終わらないようにしましょう。

成功体験から学んだことを理解し、次の対策を立てることができるビジネススキルの片鱗を持っているかも見られています。

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面接官が興味を引かれる成功体験例

面接官が興味を引かれる成功体験例

面接官によって興味関心は異なる

企業の規模にもよりますが、就活の面接は平均3回程度です。
各面接の担当は、以下のようになる場合が多いでしょう。
・一次面接 : 新卒採用担当の人事
・二次面接 : 学生が志望する部署の上長(部長、課長クラス)
・最終面接 : 企業の社長、もしくは役員

面接官が人事担当の場合は、専門的な内容より、勉強や生活、部活動など、多くの人が理解しやすい内容にすると良いです。

二次面接では、面接官は志望部署の上長が担当である場合が多いので、その部署と関係がある内容が良いでしょう。
たとえば、技術開発事業部であれば自分の卒業制作について、営業事業部であれば人と接することについてなどです。
今までの自分もまったく関係が無い事業部を受ける場合は、成功体験から学んだことを志望部署でどう活かすか述べるとよいです。

最終面接は社長や役員が出てくる場合が多いです。
この時は、話す成功体験のテーマについて何でも構いません。
ただし企業理念と自分の価値観がマッチしているかは厳しく見られるので、「どのような目標を立て、そのために何をして、どう感じたか」ということは、はっきり伝えましょう。

学部生でも院生でも就活した私の実体験

ここからは私の体験についてお話します。
私は学部生と大学院生のどちらでも就職活動を行いました。
学部生と院生では、面接官に伝える成功体験を少し変えた方がいいと感じたので、紹介したいと思います。

ただし、あくまでも私の体験なので、参考程度に留めていただけければと思います。

学部生は学業以外の成功体験を話そう

私は理系学部だったので、大学の講義や実験での成功体験を面接で話していました。
そのとき何人かの面接官からは、「学業以外の成功体験はありますか?」「大学の勉強以外で成功体験を教えてください。」と言われました。

学業面で努力するのはみんな同じです。
アルバイトや部活、私生活など、学業以外の成功体験も話せるようにしておくのがおすすめです。

大学院生は自身の専門性を主体に話そう

大学院生の就活面接では、そのとき取り組んでいた研究テーマに関しての成功体験を話すことが多かったです。

そのとき「研究に対してどのようにアプローチしているの?」「現時点の結果から、研究は成功しているの?」と多く聞かれました。

研究テーマの進め方は、企業の仕事内容と進め方に似ている箇所があるため、学業での成功体験について求められることが多かったと考えます。

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まとめ

本記事では、就職活動の面接でよく質問される成功体験に関して解説しました。

成功体験を話す上でのポイントは以下の3つです。

・どのような目標を立てたか
・目標に向かってどのような過程があったのか
・成功体験を通じて何を感じ、学んだのか

この3点を意識して自身の成功体験を分析し、面接で回答すれば万事OKです。

また、成功体験がないと悩んでいる人は、中学時代までさかのぼり、ささいなことでもいいので、成功したと感じることを書き出してみてください。

就活の面接を成功するためにしっかり準備しましょう。

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月間10万人が読む就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マン@shukatu_manと申します。

僕が幼稚園生の時の夢は、サッカーボールになることでした。
蹴られたいという願望があったわけではないのですが、なぜサッカーボールだったのか…。今でも僕の人生の七不思議として、真相は闇の中にあります。

そんな話はさておき、将来の夢については就活でも重要。
なぜなら面接で聞かれることがあるからです。
「将来の夢」もしくは「将来の目標」と言った形で質問されることが多いです。

就活の面接で「サッカーボールになることです!」と答えると、99%不採用に。

今回はそうならないよう、皆さんに面接での将来の夢の答え方を解説していこうと思います!

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

1章 企業が面接で「将来の夢」を聞く理由

まずはそもそもなぜ「将来の夢」について聞かれるのか、明確化しておきましょう。
どんな質問もまずは面接官の立場に立って、“質問の意図”を明確化することが重要です。
(質問意図を明確化せずに、「◯◯ってよくされる質問らしい」と考えてただ回答を用意するのでは甘いですからね。)

将来の夢を聞くのは自社との適性を確認するため

これが結論です。

企業が就活生に将来の夢を聞くのは、「それは自社で叶えられることなのか」を判断するため。
それが自社で叶えることができないことなら、「適性が低い」と判断することができます。

就活で人事が一番大切にしていることは、この「適性の高さ」でして、適性が低い人材を採用してしまうと、早期退職に繋がるので企業に損失となります。
(実際に、厚生労働省のデータでは、新規大卒就職者の約30%が3年以内に離職してしまうので、企業側はいかに早期退職しない人材を採用できるのかに注力しているんですよね!)

その将来の夢が自社にメリットをもたらすのかの確認

また適性の高さと同時に、その就活生の夢が自社にメリットを与えるのかを確認します。

例えば夢が異なる2人がいるとしましょう。

あなたが企業の人事だったら、以下のどちらを採用することにメリットを感じるでしょうか?
企業は利益を出すことを目的とした組織です。それを考慮するとどうですか?

Aさん:素敵な家庭を作ること
Bさん:売上No1を獲得すること

​​企業は利益を出すことを目的とした組織です。それを考慮するとどうですか?

確実にメリットを感じるのは、Bさんの方だと思います。
Aさんは将来の夢が自分に向いているのに対して、Bさんの夢は企業の利益も考えている。

言い方を帰ると、Bさんの将来の夢は、企業で叶えられる将来の目標にもなっています。

このように夢を聞くことによって、まずは適性を把握すること。

それに加えて、自社にメリットを与えてくれる人材かどうかの判断を目的にしているのです。
(こういう視点ですべての質問を把握することが重要です!これは就活に限らず、社会人になってからも使えること。常に「相手は何を求めているのか」を考えて行動せよ!)

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2章 面接で評価される将来の夢の共通点

それでは面接官の将来の夢に関する質問意図を把握したところで、僕が考える「評価される将来の夢に共通するポイント」を解説しますね。

先ほどの面接官の質問意図から逆算することがポイントになります。
常に「相手の求めるものの把握→それを与える」という順番で考えることが重要です。
(この思考めちゃくちゃ重要なので、覚えておいてくださーい!)

①その企業で叶えられる夢である

まずは面接で答える将来の夢が、「その企業で叶えられる夢であること」が重要。

例えば、食品企業に対して「私の夢はミュージシャンです」と答えたらどうですか?
かなり極端ですが、「それならうちに入社するのは間違いだよ」と思われますよね。
要するに「その夢ならうちの会社に入らない方が良いよ」と思われることを答えては絶対に評価されないということです。

もちろん本当の夢がミュージシャンだったら、その夢を捨てることはありません。
でもその会社で叶えることができない夢なら、“あえて伝える必要はありません”!
もっとスケールを下げて、建前の夢を用意しても良いです。

でもここで重要なのは、嘘を用意するのではなく、本当にそれが叶ったら良いなって思える夢であること。
ミュージシャンという夢は隠しつつ、その企業で叶えられる、「叶ったら良いな」と思える夢をぜひ用意しておいてください。

②その企業にメリットを与えるような、将来の目標である

その企業で叶えられる夢を語ることは最低条件。
これを読む皆さんには更に1段階レベルアップしてもらいたいと思います。
いや、これを読んだらおそらくヒトカゲからリザードンへの1段飛ばしの進化ができるでしょう。(#突然のポケモン)

そんな進化のために必要なのは「その企業にメリットを与えられる夢であること」です。
これは目的のところでも話しましたが、めちゃくちゃ重要。

では企業にとってどんなことがメリットなのかをまとめてみましょうか。

【新卒が企業に与えることができるメリット】

  • 即戦力となり1日でも早く利益を上げること
  • 長期的に売上を上げて、企業の成長に貢献すること
  • 長く働いて利益に貢献すること
  • 社内をより良い雰囲気に変えること
  • 後輩を育てて利益を出せる人材を作り出すこと

今僕が10秒で考えても、これだけのメリットを考えることができます。

このどれか1つでも満たす夢を語ることができれば、それを聞いた人事は「この子を採用したら将来的に利益を出してくれそうだな」と感じるでしょうね。

最低でも「サッカーボールになりたい」って言っている就活ブロガーを採用するよりは、よっぽど評価されるでしょう。間違いありません。

具体的には、以下のような「将来の夢」は、企業にもメリットを感じさせます。

私の将来の夢は、自分はもちろん、チームメンバーも目標達成できるような、頼れるチームリーダーになることです。

会社にとって、目標達成するメンバーがたくさん生まれることはメリット
私の将来の夢は、現在のニーズだけでなく、将来の発展も見越したシステムを設計できるようになることです。

会社にとって、優れたシステムが開発されることはメリット

③その企業の企業理念に沿った夢である

ここまで評価される夢の2つの要素を解説しました。

最後3つ目のポイントは「その企業の企業理念に沿った夢である」ということです。

企業理念って就活生にとっては馴染みがない言葉ですよね。
企業理念とは、その企業が掲げる「絶対にゆずれないこと」だと理解しておくと良いです。

僕は食品企業に入社しましたが、入社して思ったのが「めちゃくちゃ企業理念を大事にしているじゃん」ということ。

この記事が掲載されるオファーボックスを運営している株式会社i-plug (アイプラグ)さんも、「大学生の可能性を広げることに貢献したい」という理念を大事にされています。
こうした理念に僕が共感したからこそ、こうして記事を書いているんですよね。

このように企業は、就活生が思う以上に「企業理念」を大事にしています。

よって将来の夢も、その企業の企業理念に沿ったことを語ることが超有効なのです。

具体的には、以下のような「将来の夢」は、企業理念とうまく紐づいています。

企業理念が、「挑戦心を忘れない」である企業の場合

私の将来の夢は、いつまでもチャレンジ精神を忘れず、新しい知識を取り込み続けるコンサルタントになることです。

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3章 面接での将来の夢の答え方

それではここまでの「質問意図」と「評価されるポイント」を押さえた上で、面接での将来の夢の答え方について解説していこうと思います。

将来の夢の答え方については以下の構成で回答するのがシンプルでおすすめですね。

【将来の夢の文章構成】

  1. 結論
  2. なぜその夢を持ったのか(=Why)
  3. その夢をどう叶えるのか(=How)

まずは結論を語ること

まずはどんな質問に対しても「結論ファースト」で回答してください。
面接が苦手な人、評価されない人はこれが徹底できていません。
実際に集団面接で、結論から話せない就活生を何人も見てきました。

そんな彼らに対して僕が思ったことは「話長いなー」という感情。
毎日面接している人事ならなおさらそう感じているでしょうね。

あなたは面接で小説を読み聞かせるのではありません。
あくまで短い時間の中で、聞かれた質問に答えて、あなたという人間の考えや性格、価値観を理解してもらうことを目的としているはず。
その目的を果たす最適解は「結論ファースト」にありますからね。

ここ、重要なので長めに解説させてもらいました!

結論ファーストの重要性が分かれば、将来の夢を面接で質問されたら、まずは「私の将来の夢は◯◯です」と語ることが重要だと分かりますよね。

この時に、どれぐらいのスパンで叶えようとしているのかも同時に答えると良いです。

“将来の夢”の将来ってのは曖昧な言葉。

そこで「◯年後には絶対に叶えたい夢」という言い方に変えることで、より具体的になり、聞き手に説得力を与えることができるのです。

なぜその夢を持ったのかを語る

結論を答えたら、次に「なぜその夢を持ったのか」を説明しましょう。

「理由」を伝えることによって、夢の納得感を高めることができます。
更には◯◯の理由で夢を持ったという、あなたの考えの深さを伝えることにも繋がります。

僕がブログを書く上で重視していることですが、「結論+理由」のセットを意識してください。

ただ自分の主張をバシバシしている人よりも、しっかりと理由まで語れる人に優秀さを感じますからね。

その夢をどう叶えるのかを語る

最後に、「その夢をどう叶えるのか」まで語れるようにすると良いですね。

「夢を夢のままで終わらせない」

そんな歌詞をどこかで聞いたことがありますが、夢を夢のままで終わらせないためには「明確な手段と実行」が必要になります。

有名なミュージシャンになりたいという夢があるとします。
僕なら以下のような手段を取りますね。
「TikTokで演奏を配信する→フォロワーを10万人にする→100人規模の単独ライブをする→YouTubeにも力を入れる→1000人規模の単独ライブをする・・・」

この手段の精度の高さによって、夢が叶うかどうか決まってきます。

ちなみに売れないミュージシャンはずっと路上ライブ“だけ”をしますが、そうなってくると売れる見込みは低いでしょう。

あなたも自分の夢を語る際には、具体的な手段まで語るようにしてください。そうすれば面接官から「なるほど、しっかりと手段まで考えているんだな」として評価されます。

が、ほとんどの就活生はこれができていないので、差別化することができますよ!

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4章 面接で将来の夢を答える文章例文

それでは書き方を押さえた上で、実際の回答例文を紹介します。

紹介した文章構成に沿って回答することによって、評価される夢を伝えましょうね。

【例文】

「私の将来の夢は、10年以内に新商品を企画してヒットさせることです。

 

私が貴社に出会ったのは◯◯という商品がきっかけでした。その斬新なパッケージに感動して、それからずっと愛用しています。

そんなお客様を感動させる商品を作り、「これ自分が作ったんだよ」と周りに自慢する。

それがささやかな私の夢であり、本気で叶えたい真剣な夢でもあります。

この夢を叶えるために、私は入社後、営業職としてお客様の悩みやニーズを徹底的に理解し、先輩方を超える利益を出します。

その上で、企画職を志望しこの夢を叶えたい。そう考えております。」

いかがでしょうか?

夢をバシッと理解できます。
なぜその夢を持つようになったのかも深く伝わってきます。
そして、具体的にどう叶えようとしているのかが伝わり、優秀さも感じます。

ぜひ文章構成と、この例文を何度も読んで自分なりの夢を語れるようにしましょうね。

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5章 将来の夢を叶えられる企業からオファーをもらう

なんとなく将来の夢や目標が定まったら、OfferBox(オファーボックス)に登録して、それが叶う企業から声がかかるのを待つ…というのもおすすめです。

OfferBoxは、企業が学生のプロフィールを見てオファーを送るサービスです。
学生が記入するプロフィールには、自己PRや過去のエピソードの他、写真や動画など、自分を自由にアピールできる欄がたくさんありますが、「私の将来像」という項目があります。

ここに、考えた将来の夢を貼り付けておけば、マッチする企業からオファーがもらえるかもしれません!

(ちなみに上記画像は、豊臣秀吉さんのOfferBoxプロフィールです。
豊臣秀吉さんのOfferBoxプロフィール全容はこちら。

せっかく考えたのであれば、その企業だけでなく、その企業の同業他社、もしくはあなたがまだ知らないけれど、実は夢を叶えられる業界の企業にも、あなたの夢をアピールしましょう!

まとめ

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
面接で答えるべき将来の夢について、理解できましたか?
めちゃくちゃ要点だけを絞って書いたので、ちゃんと伝わっていると嬉しいです。

また今回ご紹介した「将来の夢」という質問以外に、面接でよく聞かれる質問については以下の記事も参考にしてみてください。
就活の面接攻略!必ず聞かれる質問の回答集

ぜひ僕が書いた今回の記事だけでなく、自分が「これは良い情報だ」と思える情報を探してください。
情報は無料で落ちているからこそ、その質は千差万別です。

これからも皆さんの役に、“本当に立つ情報のみ”を発信し続けていきますね。

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(書いた人)

就活マン/藤井智也

就活攻略論:https://shukatu-man.hatenablog.com/

累計300万PVの就活ブログ「就活攻略論」を運営。中堅大学から大手食品企業に入社した全技術をブログにて執筆している。

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自分の”良さ”をアピールする場であるはずの就活。少しでも自分を良く見せようと意気込んでいる中、「短所」を聞かれるとドキッとしてしまいますよね。

しかし、この「短所」をうまく答えることで、面接での印象をアップさせることだって可能です!

この記事では、就活で使える短所一覧や面接での回答例文をご紹介します。短所の見つけ方や考え方、エントリーシートでの書き方のポイントも解説するので、参考にしてみてください。じっくり自分の「短所」と向き合い、うまく表現できるようにしておきましょう。

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企業が面接で「短所・弱み」を聞く理由

まずは、短所や弱みを聞くことで面接官が何を知りたいのかを考えてみましょう。

長所だけでなく短所まで自己分析できているか知るため

強みなど長所はアピールできるものの、短所の回答に迷ってしまう方も多いでしょう。

実際に短所がない人はいません。短所がないと回答することで、企業に「自分の弱みを改善しようとしない人」と捉えられてしまう恐れがあるでしょう。

逆に、自分の短所を質問されて明確に回答できるということは、自分自身を客観視できている証拠です。入社後に壁にぶつかった際も現状を客観的に分析し、苦手を改善・克服して最後までやり遂げられると理解されるでしょう。

きちんと自己分析を進めた上で面接に来ている学生の方が、何も考えずに選考を受けている学生よりも、自社に合っている可能性が高いと企業は判断します。

短所の改善に取り組む課題解決能力を知るため

面接官が知りたいのは、「短所」や「苦手なこと」そのものではありません。短所や苦手という課題に直面したとき、いかにポジティブに捉え、どのように改善・克服していくのか、その「プロセス」に興味があります。ほとんどの仕事は、「課題解決」の繰り返しだからです。

そのため「短所を認識している」ことが伝わるだけでは、面接でアピールにつながりません。企業は、短所を認識した上でいかに克服するか、フォローする別のやり方を思考できているかといった、改善に向けた具体的な行動計画・方針について知りたいと考えています。

面接官の質問に対して短所の中身を回答するだけではく、入社後の仕事への向き合い方をアピールできるように、伝え方を工夫する必要があります。

企業の求める人材とマッチしているか確認するため

新入社員が担当する業務や社内の雰囲気は企業によって異なりますが、面接官は組織に合った学生を採用することで入社後のミスマッチをなくすよう強く意識しています。

自社と相性の良い学生を判断する上で、性格面が社内の風土に合うかは非常に重要なので、企業側は様々な質問を通して応募者の人柄を見極めなくてはなりません。

しかし、特に短所は、ある企業では大きなミスマッチとみなされる一方、別の企業ではほとんど気にならない、むしろポジティブに捉えられるケースさえあります。

例)「なかなか人に頼れず、自分だけで解決しようとする」を短所に挙げた学生
A社:先輩社員とのOJTを中心に仕事を覚えてもらう風土
「質問してもらえないと、仕事が進まず、お互いにしんどくなるかも…。」
→A社と相性が悪い

 

B社:先輩の時間は取りづらいが、マニュアルが整備されている風土
「すぐ人に聞くのではなく、自分で解決しようとする姿勢が良い。」
→B社と相性が良い

これは「各社との相性」という性質が非常に大きく、どんな短所が良い・悪いというものではありません。面接官は学生に対して短所を聞くことで、自社と相性が悪くないかどうかを見極めようとしているのです。

短所は基本的にどこの企業でも質問されるので、伝え方を工夫しましょう。

例)短所の伝え方「優柔不断で物事が中々決めれない場合」

 

私は重要な選択をする時は、十分にリスクを考慮したうえで決断するようにしています。

そのことで、自分の選択に対して責任感が生まれ、何か辛い出来事にぶち当たっても最後までやり遂げられると考えているからです。

逆に自分の力量をわきまえず後先考えずに決断すると、簡単に諦めたり、納得できず人の責任にしたりして逃げ道を作ってしまうと思います。

入社後も様々な仕事をこなしていく中で、確認作業を徹底し、自分の業務に対して責任を持つように心掛けていきます。

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就活で使える短所の例【一覧表】

就活で使える短所の例を「性格」と「行動」に関わる内容に分けて紹介します。

また、短所を言い換えた長所も掲載するので、面接対策の参考にしてみてください。

性格に関わる短所の例【一覧表】

性格行動
心配性責任感がある、慎重、確実な仕事
優柔不断臨機応変な対応が得意、好みが偏っていない、流動的
頑固最後まで継続できる、芯がある
飽きっぽい流行に敏感、情報収集力に優れている
緊張しやすい仕事に対して全力で向き合っている、頑張ろうしている
八方美人人に合わせられる、人見知りしない、
コミュニケーションが好き
考え込みやすい思慮深い
1人で抱え込む責任感が強い
理屈っぽいロジカル思考
単純素直、純粋、一途
融通が利かない真面目、ルールをしっかり守る
考えすぎる責任感がある
大雑把おおらか、全体を俯瞰できる
冷たい冷静、落ち着いている
凝り性妥協しない
大人しい相手を尊重できる 聞き上手
完璧主義几帳面
悲観的大きなトラブルを起こしづらい
消極的慎重
神経質感受性がある、ミスが少ない
ことなかれ主義協調性がある
視野が狭い1つの物事に集中できる、掘り下げられる、流されない
ミーハー流行に敏感、多数派で敵ができづらい
鈍感動じない
イライラしやすい感情を素直に表現できる、エネルギーがある
騙されやすい素直、純粋
人見知り謙虚、人を尊重できる

行動に関わる短所の例【一覧表】

性格行動
マイペース細かいことは気にしない、ストレスをためない
負けず嫌い向上心がある、勝気、諦めない
せっかちてきぱき行動できる、行動力がある、フットワークが軽い
話下手聞き上手
流されやすい臨機応変に対応できる、好奇心がある
動くまでに時間がかかる慎重、リスクを考慮できる
要領が悪い1つのことに対して集中を発揮できる、こだわりがある
先走る癖がある行動力がある
細かいことに執着する確実な作業、集中力がある
周りに気を遣い過ぎる協調性がある、洞察力がある、配慮できる
おせっかい周りのことを気遣い行動できる、
周りに対する洞察力がある
行き当たりばったりが多い柔軟に対応できる
周りが見えなくなる集中力を発揮できる
自分に自信がない実力に見合わない行動を取らない、大きな失敗が少ない、自分を客観視できる
プライドが高い手を抜かない、達成できるまで継続する
ケアレスミスが多い行動が早い、スピードを意識している
すぐ周りに助言をもとめる周囲を巻き込める
自己主張が強い自分の考えを持っている、自信がある
諦めやすい状況を見極められる、無理をしない
無理をする責任感がある、体がつよい、メンタルが強い、
踏ん張りが効く
気が散りやすいマルチタスクが得意、周りを見れる
不器用実直、誠実
空気を読むのが苦手本音を伝えられる
先延ばし癖がある気楽に構えられる、しっかりやろうとする
お調子者ムードメーカー
ずる賢い頭の回転が早い、機転が効く
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就活の面接・ESで使える短所の例文一覧【人事評価付き】

ここでは、前章で紹介した短所の中から、いくつか例文を紹介していきます。

また、「先輩ユーザーが同じ短所に対してどう回答したか」「回答に対する人事評価」も合わせて掲載しますので、選考対策の参考にしてみてください。

【短所の例文を紹介する前に】短所の伝え方・書き方 

まず「短所が何か」結論から伝えるようにしましょう。結論ファーストにすれば、採用担当者に伝えたいことが正確に伝わるためです。

最初に結論を伝えないと、他の話と混同して誤った情報が伝わる可能性もあります。結論を端的に伝えたら、次は具体例を交えながら自分の短所を詳しく説明していきます。

【結論】で大まかに伝えた短所を肉付けする形で話を進めていき、途中で方向性がブレないように注意しましょう。

繰り返しになりますが、面接官は短所の中身を知りたいのではありません。短所を具体的に説明したら、自分の弱みに対してどのように考え、どうすれば改善できると思ったか、短所への向き合い方を伝えるようにしましょう。

最後に短所を克服したプロセスや具体的なアクションを伝え、面接官の不安をしっかり解消しつつ、入社後の成長をイメージさせることも忘れないようにしてください。

【結論】
私の短所は●●です。

【短所の具体的な説明・具体例】
具体的には、●●な時に●●してしまいがちです。
例えば、先日こんな時に●●してしまいました。

【短所に対する考え・改善への気付き】
●●な部分が、原因だと気付きました。
●●すれば、改善できるかもしれないと考えました。

【克服プロセス・アクション】
●●することを意識しています。
●●するようにしたことで、●●になりました。

短所の例文①心配性

先輩ユーザーの回答例

私の短所は「心配性」なところです。細かい部分まで何度も確認するので、ミスは少ないのですが、周りの人より、判断や決断したりするのに時間がかかってしまう傾向があります。

 

例えば、エントリーシート作成の際にも、誤字はないか、内容が抜けていないかなどが気になり何度も確認してしまいます。それによって、とても時間がかかり、効率が悪く、期限がギリギリになってしまうことなどが課題だと感じています。

今は、何度も確認するのではなく、時間をとってしっかりと確認することで「一度で」確認作業を終わらせることを意識するようにしています。そのためには、何事もできるだけ早く取り掛かってスケジュールに余裕を作ることが必要なので、スケジュール管理能力も必要だと感じています。

この回答への人事評価

「心配性」と聞くと、最悪の結果を考えすぎる傾向があると思ってしまいます。最悪な結果をイメージできること=リスク回避能力なので、仕事の役に立つことも多い素質です!

しかし、それを考えすぎて、他の業務に手が回らない状況は良くありません。リスク回避能力を持ちつつ、業務を推進することの重要性が分かっていることが好印象です。
 

短所の例文②慎重になりすぎる(考えすぎる)

先輩ユーザーの回答例

私の短所は、「慎重になりすぎる」ところです。慎重なため、物事に丁寧に取り組み、正確さもあります。その反面、考えすぎてなかなか行動に移せないことがあります。

 

例えば、先日友人と旅行に行ったとき、私はとても慎重に下調べをしていたので、移動手段や観光スポットなどの情報がしっかり頭に入っていて、友人から褒められました。

一方で、友人が突然提案してくる、予定外の行動には不安を感じました。私は、慎重になりすぎるという短所を克服するため、前向きに考える努力をしているので、不安ながらも友人の提案を全て受け入れました。

そうすることで、自分の知らなかった世界を知ったり、思ってもいなかった新しい経験ができること、それがとても楽しいことを身をもって感じました。

この回答への人事評価

「慎重さ」は丁寧さ、正確さをイメージさせますが、めまぐるしく変わる環境についてこれないのではないかと不安になります。

変化する状況に対応しただけではなく、新しい経験から学ぶことの重要性・楽しさなどを実体験から感じられていることがとても良いと思います。

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短所の例文③優柔不断

先輩ユーザーの回答例

私の短所は、「優柔不断」で決断に時間がかかってしまうことです。
例えば、外食でメニューを選ぶ時、大きな買い物をする時、進路を決める時など、大小問わず決断に時間がかかることが多くあります。

 

どうして決断に時間がかかるのか考えてみたのですが、物事のメリット・デメリットを考えすぎて、「優先順位」をつけられていないことが問題だと気付きました。メリットが大きい方、デメリットが少ない方など、その時の必要に応じて優先順位を決めれば、決断が早くなることに気がつきました。

社会人になれば1つの仕事に時間をかけられるわけではないと思いますので、これからも素早い判断ができるよう、常に優先順位をつけるクセをつけたいと思います。

この回答への人事評価

自分の短所を認識しているだけではなく、社会人になってからどのような影響がでるのか考えられていること、さらに改善方法を追求している姿勢がとても評価できます。

ここまで自己分析と改善ができていれば、もう「優柔不断」は克服できていますね。
 

短所の例文④マイペース

先輩ユーザーの回答例

私の短所は、マイペースな所です。

 

アルバイト先でも、同じタイミングで入った他の人よりも覚えが遅いのではないかと思うことがよくありました。のんびりしているように見られる事もあります。先輩に同じことを質問してしまうこともあります。ただ、きちんと質問をしていたことで、分からないことや不安に感じることは全て解決できていました。

そのため、自分では進みが悪くても問題ないと思っていましたが、周りに心配をかけていることを知りました。コミュニケーションが不足することで、私のマイペースさが、心配や迷惑をかけてしまうことがあると学びました。それを機に、自分の目標や進捗を常に周りと共有することで、同僚の不安を取り除くようにしました。

そうやって、周りに自分の性格を理解してもらいながら自分のペースで仕事を覚えていくと、ある時から、点で覚えていた知識がつながっていき、急に理解が深まっていくのを感じました。コミュニケーション能力、そして深い業務理解が評価され、最終的にはバイトリーダーになりました。

この回答への人事評価

「マイペース」と聞いて、なにより怖いのは「周りの意見を聞き入れられないのではないか」ということです。

周りの意見の重要性、またコミュニケーションの重要性が理解できていて、さらにそれが成功体験に繋がったという経験は、社会人になってからもとても役に立ちますね。

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短所の例文⑤頑固

先輩ユーザーの回答例

私の短所は、頑固であることです。自分が一旦決めたことを、覆すことが苦手です。

 

自分で決めたことを根気強く継続することで成功した経験もたくさんあるため、なかなか他人の助言が受け入れられませんでした。

例えば、部活動でも、チームで最初に決めたやり方を「守る」ことに必死で、「今のチームには合わないから方針を変えよう」といった提案を聞こうともしませんでした。

しかし、先輩から「とりあえず、全部聞いてみてから考えても損はないんじゃないか?」と言われ、そうすることにしました。相手の意見をしっかり聞いてみると、自分の意見の足りないところを補っていることが分かりました。この経験で気付いたのは、実は、私は「折衷案」を考えるのが得意だということです。

一旦決めたことを守り抜く頑固さは必要ですが、「自分の意見だけが正しくて、他人の意見を聞きれない」ということは損でしかないことを知りました。

この回答への人事評価

頑固な人は、「一度決めたことを最後までやり遂げる」点では決して悪い印象には繋がりませんが、融通がきかないところが不安点です。

「他人の意見を聞く」という点で、融通がきかないことがあったにも関わらず、それを克服し、さらに自分の長所まで見つけ出せているところがとても良いと思います。
 

短所の例文⑥飽きっぽい

先輩ユーザーの回答例

私の短所は「飽きっぽい」ところです。

 

物事を長く続けるのが苦手で、初めてのアルバイトも順調に仕事を覚えていたにも関わらず、長くは続きませんでした。

それを改善するために、次に行った塾講師のアルバイトでは、細かい目標をたくさん設定するようにしました。テストの点数をアップすること以外に、私が子供達にやってあげられることを全員分考えてそれを実行に移すようにしました。そうすると、飽きるどころか時間が足りない!とさえ感じるようになりました。

「飽きっぽい」からこそ、たくさんの目標を同時に進めることがやりがいになるのだと気付きました。

この回答への人事評価

「飽きっぽい」と聞くと、早期退職につながってしまうイメージがあります。しかし、この回答のように、1つの仕事であっても実際には小さい仕事の集合体であることが理解できていて、それをやりがいだと思えているのはかなり好印象です!

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短所の例文⑦負けず嫌い

先輩ユーザーの回答例

私の短所は過度に負けず嫌いなところです。目標を達成するためにはプライベートを犠牲にしても熱中してしまうことも多いのが悩みでした。

 

私は中学時代から陸上を続け、日々厳しい練習を継続しています。雨や雪など悪天候のなかでも練習し、記録向上だけを目標に突き進んできました。

負けず嫌いな性格の根源は、過去に部活で自分の努力を真っ向否定された経験から、他人の目を気にするようになったからだと考えています。

ですが、大学に入学し色々な人と関わるなかで、コツコツ努力していれば意外に評価してくれる人が多いことを徐々に実感していきました。

その気づきから、いつも腹八分目の練習を意識して、長期的な視点で記録を向上させることを考えられるようになりました。

無理をし過ぎず、精神面も含めて日頃のケアにも力を入れてきたからこそ、陸上を長く続けてこれたのだと考えてます。

入社後も負けず嫌いな性格が災いし無理をしてしまう場合もあるとは思いますが、持ち前の向上心を活かし、適度にリフレッシュしながら仕事に励んでいきます。

短所の例文⑧せっかち

先輩ユーザーの回答例

私の短所はせっかちなことです。自他共に認めるほどフットワークが軽く、物事の決断も早い方ですが、スピードを意識するあまり焦ってしまうこともあり、ミスをして迷惑をかけた経験もあります。

 

私は大学時代に工場のアルバイトをしていましたが、作業スピードは工場内でトップクラスには速いものの、細かいミスが多くて悩んでいた時期がありました。

ある時、工場長に呼ばれ「作業スピードに自信を持っているみたいだけど、少しでも修正がある時点で、本当の速さとはいえないよ」と指摘されました。

工場長からの指摘はもっともだと思うのと同時に、このままではいけないと思った私は、スピード感を意識しつつも、確認作業に一層力を入れるようになりました。 仕事のやり方を指摘されて以来、日々ミスを減らすように努力した結果、作業スピードを維持しながら修正がほとんど出なくなるまで成長できました。

いくら仕事がはやくてもミスをすると 結局は普通に進めている人より遅くなります。 仕事に対する「本当のスピードの意味を取り違えてはいけない」とアルバイト経験から学びました。

ウサギと亀の話ではありませんが、入社して間もないうちはミスがないように着実に仕事を進める意識を持ち、後から自然に質とスピードが追いついてくるイメージを大切にします。

 

短所の例文⑨緊張しやすい

先輩ユーザーの回答例

私の短所は緊張しやすいところです。失敗の恐怖心が消えず、講義やゼミで緊張しすぎることに悩んでいました。

 

緊張が原因で失敗する度に、プレッシャーと上手く付き合い「程よい緊張感」を保てればなという悔しさを何度も味わいました。

そこで、プレゼンがある際にはこれまで以上に事前準備を徹底し、何を質問されても答えられるまでシミュレーションを繰り返すことにしました。

努力は目に見えて表れ、相変わらず緊張はするものの、事前準備を頑張ってきた自信があるので、失敗しても仕方がないと思えるまでポジティブになりました。 またパフォーマンス自体も改善し、以前のように言葉に詰まったり沈黙したりすることが減りました。

入社後も仕事で緊張する場面があれば、自分が納得するまで努力することを意識していきます。

短所の例文⑩八方美人

先輩ユーザーの回答例

私の短所は多少無理をしてでも人に合わせてしまうことです。 本当は気乗りしないことも、他人からよく思われたいがばかりに断れず、損をしたと感じることも人生で何度もありました。

 

社会に出れば他の社員と歩調を合わせて仕事をしなければならないので、以前までは改善する必要はないと考えていました。

しかし、本気で改善しなければならないと思ったきっかけは、大学3年で人生初のアルバイトを経験したことがきっかけでした。

仕事内容は家電製品の販売で、店舗レイアウトの変更について会議があった時の話です。

私は前々から一部のお客様が、購入意思がないにもかかわらず、全自動マッサージチェアを長時間占領していることが気になっていました。そのため、私はマッサージチェアの位置をもう少し目立たない場所に配置して、できれば長時間の試し乗りを禁止することを提案するつもりでした。

しかし、自分の意見を主張することに慣れてなかったため、他のスタッフにどう思われるかが気になり、結局は提案できずに終わってしまったのです。

実際の業務でも必要以上に周りに気を遣い、自分の意思で動けないことが多く、指示待ち人間とレッテルを貼られたこともありました。

何とかしなければと思った私は、他人の意見を聞いたうえで、嫌われることを恐れず勇気を振り絞って少しずつ自分の考えを発信するようになりました。

その結果、たまに意見がぶつかることはあるものの、職場環境がどんどん改善していき社員全員から働きやすくなったと喜ばれるようになりました。 何よりも、アイディアが業務に反映されることにやりがいを感じ、仕事自体が楽しくなったのは自分にとってプラスになりました。

他人の顔色を気にして意見を言わなかったり、主張を変えたりするのではなく、どうすれば現状を良くできるかを第一に考えて行動することが、結果的に相手のためになると考えを改めました。

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就活での短所の見つけ方

それでは、短所の見つけ方を解説していきます。

短所の見つけ方①:網羅的にリストアップしてみる

短所は、一度なるべく網羅的にリストアップしてから、絞っていくようにしましょう。

短所を決めよう・考えようとすると、1つの短所に固執してしまいがちです。そのまま深堀りしていくと、「この短所を伝えて大丈夫か?」「企業に悪印象ではないか?」と自信がなくなってしまっていくことも多くあります。

そのような事態にならないためにも、まず短所を網羅的にリストアップしたうえで、納得感の持てるものに絞っていきましょう。必ずしも1つに絞る必要はありません。

ポイントは「どの面接でも絶対に伝える、たった1つの短所」を見つけるのではなく、ケースバイケースで伝えられるように複数の短所を見つけることです。

後述しますが、面接で伝えるのに適した短所と、そうでない短所があります。あとで選ぶためにも、まずは思い切ってたくさんの短所を見つけましょう。

短所の見つけ方②:失敗経験からみつける

失敗経験は誰でもたくさんあると思います。幼い時からこれまでで味わった、「失敗経験」と「その時に感じた気持ち」を複数書き出してみましょう。

なかなか思いつかない…と思ったら、様々な観点で考えてみましょう。

  • 自分のせいで、失敗した・ミスしたと思った経験
  • 自分では努力はしたつもりだけれど、うまくいかなかった経験
  • 人と比べてうまくいかなかったと思った経験

失敗経験だけを振り返ると気が滅入ってしまう、経験がうまく思い出せないという方は、「自分史」を作成することをおすすめします。

自分史とは、自分の過去の経験を年代別に洗い出す方法です。経験に付随して、学んだことや考えていたことを書き並べていきます。すべての経験を一覧化することで、自分の経験や学びが整理されて、長所や短所が分かりやすくなります。

自分史の具体的な進め方やワークシートはこちらで確認・ダウンロードできます。

自分史で洗い出した失敗経験の原因からは「短所」が、その時に感じた気持ちからは「改善・克服の方向性」が見えてくるでしょう。
 

短所の見つけ方③:周りの人に聞いてみる

親や兄弟、友達、先輩などに自分の短所を聞く就活生もいます。そうすることは、客観的な視点で自分の短所を見つけるきっかけになります。(もちろん、長所も一緒に聞いてみてくださいね!)

周りの人から自分の短所が聞けたら、①の失敗経験と結びつけてみましょう。そうすることで、短所をさらに深く受け止め、改善・克服の方向性も明確になります。

周りの人に直接聞くのが恥ずかしい、聞き方が分からない方は、「ジョハリの窓」を試してみるのがおすすめです。

ジョハリの窓は、自分から見た自分と他人から見た自分の認識を整理する方法です。自分の特徴をリストアップしていき、その特徴を4象限に整理することで、自分が知らなかった自分の特徴が見えてきます。

ジョハリの窓の進め方やワークシートはこちらで紹介しています。

短所の見つけ方④:長所を言い換える

長所と短所は表裏一体だといわれています。例えば、「好奇心旺盛」という長所の裏側には、「1つのことを継続できない」という短所が潜んでいることがあります。

別の考え方をすると、自分の特徴が吉と出るか凶と出るかは場面次第です。行動力や積極性も、慎重な判断が必要な場面では「後先考えられない」短所となってしまう可能性もあります。

このように、長所と短所は紙一重であり、長所を言い換えることで短所を見つけられることもあります。

長所から短所を導き出すことにはメリットもあり、それは両者の内容に矛盾が生じづらいことです。長所と短所を切り離して考えてしまうと、1つ2つならまだ良いのですが、自分の短所と長所を多く考えるほど矛盾が生じやすくなります。

例 : 長所を人の話を聞くのが得意としている場合

人の話を聞くのが得意 → 「アイディアを伝えるのも得意」「自己主張も強い」「せっかち」・・・

このように長所と短所の関係性を意識せずバラバラに深掘りすると、どんどん内容がかみ合わなくなってしまいます。長所と短所は表裏一体という特性を理解し、両者の関係性を意識して短所を導き出していきましょう。

短所の見つけ方⑤:適性診断ツールを活用してみる

客観的なデータから短所を導き出せる、適性診断ツールの利用もおすすめです。就活サイトOfferBoxの無料適性診断「AnalyzeU+」では、計251の質問で28項目もの詳細な診断結果を得られます。

OfferBoxを利用する主なメリットは、以下3つです。

  1. 自分の強み・弱みが理解できる
  2. 具体的な適職が分かる
  3. 得意な働き方の特徴を理解できる

自分の強み・弱みについては、「社会人基礎力」「次世代リーダー力」の2項目で詳しく分析できます。社会で働くために必要な能力やスキルを一覧にし、自分の現状の立ち位置を折れ線グラフ形式で可視化しているのが特徴です。

3の得意な働き方については、「役割タイプ診断」という8つの動物の役割志向で自分に求められる働き方を表しています。他の適職ツールにはないユニークな診断ですが、動物というイメージしやすい形で自己理解を深められるのが嬉しいポイントです。

以下の記事は、AnalyzeU+で弱みを発見したユーザーの実例です。

適性診断を使用することで、自分が気付いていなかった長所・短所も見つけられます。また、診断結果も言語化してくれるので、より具体的に短所を答えられる点も強みです。

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就活での短所の考え方のポイント

短所の一覧と例文、短所の選び方を紹介してきました。内容を参考にすることで、自己分析や面接対策の質向上に役立ててください。

ここからは、取り上げた短所のうちどれを選ぶか、検討を進めていきましょう。

結論からお伝えすると「伝えるべき短所」は、伝え方を工夫することで「最終的に自分の魅力につながるもの」を選ぶべきです。

企業は短所そのものよりも、克服プロセスを知ることで入社後に成長できるかを判断したいので、自分の強みに直結する短所を選んでいきましょう。

まずは、面接で伝えるのはおすすめしない「NG短所」からお伝えします。

短所克服のために取り組んでいるものを選ぶ

企業が短所を聞く理由の1つは短所の改善に取り組む、課題解決能力を知るためです。

そのため、実際に克服する努力をしている短所があれば、その克服プロセスは、大きなアピールになります。

実際に、自分の短所や弱みを改善するために、意識的に動けている人はそう多くありません。

短所は、ちょっとした意識や1アクションで、少しずつ良くしていけるものがほとんどです。今までに克服するアクションをしたことがない場合は、今からでも考えて、動き始めてみても遅くはありません。

短所の克服方法例一覧

  • 緊張しやすい:発表でどんな質問ができてもいいように、Q&Aを作っておく
  • 楽観的すぎる:自分以外の人の意見を聞いて、リスクを洗い出す
  • せっかち:スケジュールを明確に共有して、相手を必要以上に急かさない
  • おせっかい:「もし嫌だったら全然いいんだけど」と前置きして、相手に断りやすく提案する
  • 人見知り:自分から笑顔で挨拶するようにする
  • 八方美人:自分の考えをはっきり伝えるようにする

企業の求める人物像と合うものを選ぶ

ここからは、面接で伝えるのにおすすめな短所について解説していきます。
1つ目は、「企業が求める人物像」と合致している短所です。

例)「丁寧に間違いなく仕事をすすめる」ことを重視する企業
Aさん:「好奇心がありすぎて、考えずに行動してしまうことが短所です。」
採用担当:(間違いをたくさん出してしまうかもしれない。本人にとっても、丁寧さを求めるのはストレスかも…。)

 

Bさん:「ミスをしないように、慎重になりすぎてしまうことが短所です。」
採用担当:(時間をかけても、ミスがないことがうちでは重要。むしろ長所だ!)

このように、「企業が求める人物像」と合致していれば、短所も長所と捉えられるでしょう。
自分自身を偽るのはよくありませんが、企業の募集要項をよく読み、求める人物像がイメージできたら、自分と近しい部分を探してみましょう。
これは長所のアピールでも言えることですが、企業が求める人物像と合致する部分があれば、積極的にアピールしましょう。

ビジネスパーソンとして致命的な問題はNG

「企業が面接で「短所・弱み」を聞く理由」にて、その短所が自社と相性が良いかを企業は見ているとお伝えしましたが、どんな企業においても相性が悪い短所というものはあります。
それは、ビジネスパーソンとしての基本が守れていない内容のものです。
【ビジネスパーソンとしてNGな短所一例】

  • 時間にルーズ
  • 約束を守れない
  • 約束を忘れてしまう
  • 嘘をつく
  • 責任感がない
  • 挨拶ができない
  • 内緒話を話してしまう

上記のような短所はビジネスパーソンの基本が守られていないとみなされやすいため、おすすめしません。

意識・工夫ですぐに直せるものもNG

表面的で、意識や工夫ですぐに改善できるような短所も、面接で話すのにはおすすめしません。
具体的には以下のような短所です。

【表面的なためNGな短所一例】

  • 忘れ物が多い
  • 遅刻が多い
  • 文章を作成する時、誤字・脱字が多い
  • 作業がどんどん雑になってしまう

これらの短所は、
「忘れ物が多いので、出かける前に再度確認するようにしている」
「遅刻が多いので、実際の予定の●分前に到着するようアラームをセットする」
といった、対処法で比較的簡単に改善することができるものです。

企業が短所を聞く理由の1つに、自己分析ができているかがありますが、この回答では自己分析が深くできているとは受け取られづらいでしょう。

面接で伝えるべき短所は、表面的なことではなく、自分の本質や信念に関わるようなものを選びましょう。

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自分の短所に迷ったらOfferBoxの「AnalyzeU+」

面接官は短所を質問することで、応募者の人間性にくわえ、仕事に対する向き合い方を確認しようとしています。つまり、自分の短所や苦手をうけて具体的にどう行動に移したのか、心の持ち様を企業側は重視しているのです。

そう考えると、一見マイナスに捉えられかねない短所も、伝え方によっては立派なアピールになるといえます。そして、短所をアピールポイントに変えるためには、当然のことながら自分の弱みを正確に把握しなければなりません。

どうしても苦手という方は、OfferBoxの適性診断ツール「AnalyzeU+」を使ってみましょう。30分かからずに診断できるだけでなく、詳細な分析結果で自分の強みを可視化できます。自分だけで分析を行うと、どうしても内容に抜け・漏れができてしまいますが、AnalyzeU+を使えば自分の強みを網羅的に知ることができます。

長所と短所は表裏一体なので、診断結果の中で詳しく表される長所・強みを深掘りしていけば、自ずと短所も理解できてくるでしょう。

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学生時代にサークルや部活・アルバイトで何かしらの役割を全うした経験がある方は、
「責任感」を自己PRのアピール材料として活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

社会人になると、中長期的に取り組まないと成果を残せないような仕事も多くあります。
その際、「責任感」を持って取り組める人は重宝されます。

就活の際「責任感」の強さは武器になるので「責任感を持ってどのように仕事に取り組めるのか」をしっかりアピールできるようにしましょう。

今回のコラムでは、「責任感」を自己PRでアピールするためのコツをご紹介します。

「責任感」をアピールする自己PRを考えるうえで大切なのは、主観だけでなく企業からの視点も考慮することです。

面接で最大限に強みをアピールできるように準備を進めましょう。

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自己PRで使える「責任感」とは?

責任感については以下のとおり定義されています。

自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ち。「責任感の強い人」
デジタル大辞泉(小学館)

社会に出ると役職や業務などによって様々な責任が与えられます。

具体的に責任感は以下の3つで判断されるケースが多いです。

  1. 決められたルールをしっかりと守る
  2. 物事を最後まで投げ出さず諦めない
  3. 役割を最後まで全うする

「責任感」を強みとした説得力のある自己PRを作成するためには、具体的なエピソードを用いて自己PRを下支えする必要があります。そのためにも、あらかじめ過去の経験を整理しておくようにしましょう。

決められたルールを守るのは当たり前?

仕事において、決められたルールを守るのは当たり前だと捉えられます。

例えば「始業時間までに出社する」「問題が発生したらきちんと報告する」などのルールは誰もが守って当然のことです。そのため「学校の授業に一度も遅れなかった」のようなエピソードでは、必ずしも責任感があるとは言い切れません。

そこで重要となるのが責任感の強さの深掘りです。どんな責任感があるのか、どんな状況で責任感を発揮したのかを自己PRで伝える必要があります。

キャプテンやリーダーは責任感がある?

チームをまとめるような立場を経験したからといっても、その人に責任感が備わっているかは分かりません。大切なのは自分に与えられた役職ではなく、自分が何をしてきたかです。

たとえリーダーを務めた経験があっても、業務を人に任せきりだったのでは責任感があるとは言えません。役割をまっとうし、さらに主体的に取り組む姿勢を見せてこそ初めて責任感があると言えます。

裏を返すと、キャプテンやリーダーのような役職を務めた経験がなくとも、主体的に取り組んできたのであれば「責任感」は強みになります。

企業が自己PRを質問する目的

企業の視点を考慮して自己PRを作るには、企業が自己PRを質問する目的を正しく理解しなければなりません。その目的はさまざまですが、大きく分けて以下の3つの目的があります。

  • 自己理解ができているか知りたい
  • 人柄を知りたい
  • わかりやすく伝える力があるか知りたい

なかでも重要なのは「人柄」です。いくら能力が高い人材でも、自社の雰囲気や求める人物像とあまりに離れすぎている人材は、採用してもうまく能力を発揮できない可能性があります。

その結果、早期離職となればお互いにとって不利益となるため、企業は自己PRで特に学生の人柄を見極めることを重視しているのです。

企業が自己PRを質問する目的についてはこちらの記事も参考にしてください。
就活の自己PRに悩んだら|強みのアピール方法や書き方を例文で紹介!

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企業が学生に求める責任感の基準

では、企業は学生にどのような責任感を求めているのでしょうか。自分が思う責任感と、企業が求める責任感が一致しているか確かめてみてください。

結果を出すために主体的に行動できるか

先ほども述べたとおり、決められたルールを守るだけ、与えられた役割をまっとうするだけでは責任感があるとは言い切れません。

結果に責任を持って必要なことを自分で考え、主体的に行動できるかが求められています。

そのため自己PRでは、自分の役割のなかでどのような目標を掲げ、どんな行動をしてきたのかを伝えるのがポイントです。

企業が求める責任感をアピールするには、受動的ではなく、能動的な取り組みを伝える必要があります。

困難に向き合って最後までやり遂げられるか

結果を出す過程で困難やうまくいかないことがあっても、最後までやり遂げる力が求められています。責任感という言葉には、「物事を最後まで投げ出さず諦めない」という意味が含まれています。

一度きりや短期間で発揮したことではなく、継続的に取り組んできたことを伝えられれば、責任感を自分の強みとする説得力がより強くなるでしょう。

たとえ大きな出来事でなくとも、自分なりに工夫しながら最後までやり遂げたのであれば、それは責任感を裏付ける立派なエピソードになります。

必要に応じて周囲を巻き込めるか

上記2つの基準に加え、必要に応じて周囲を巻き込んで行動する力が求められています。

責任感にはプラスの側面だけでなく、「1人で抱え込みすぎる」「失敗を受け入れない」などのマイナスの側面もあります。

1人で責任感を発揮したエピソードでは、そのようなマイナスの側面を持っていると評価されかねません。

独りよがりの責任感と捉えられないよう、自己PRでは周囲と協力した経験や、周囲に好影響を及ぼした経験についても合わせて伝えると効果的です。

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「責任感」の自己PRを深堀りする方法

責任感を自己PRのテーマとしてアピールするのであれば、まずは過去の出来事を深掘りして自分にどのような責任感があるのか、理解する必要があります。

正しい意味を知り、自分の強みが本当に責任感なのか改めて確かめてみましょう。もしも自分に当てはまらないようなら、他の強みに置き換えてアピールするのも一つの方法です。

自分に責任があると考える「自責」

何かしらの問題が発生したときに、自分に責任があると考える人は責任感が備わっているといえます。時には自分の役割を広げてでも結果を出そうとする姿勢は、業界・職種にかかわらず評価されるでしょう。

反対に、問題が発生したとき自分以外に責任があると考えたり、言い訳をしたりするような人には責任感が備わっているとは言えません。責任感がないばかりか、チームとして働くことにも問題があると捉えられてしまうでしょう。

結果に責任を持ちできることをやり切る「当事者意識」

結果を出すことに責任を持ち、できることをやり切れる人は、責任感が備わっているといえます。

企業で求められるのは、努力することではなく、あくまで「結果を出すこと」です。「自分の役割はやったから仕方ない」という考えではなく、結果を出すために必要なことをすべてやりきった経験があるか、考えてみましょう。

また、結果を出すためには、自分の責任を問うだけではなく、必要に応じて周囲を巻き込む必要があります。他の人に協力してもらうことも含めて、結果を出すためにできることをやり尽くした経験がないか振り返ってみてください。

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その他の責任感の深堀り・言い換え例

その他、責任感には以下のような深掘り・言い換え表現があります。

「責任感」だけだと、様々な種類があり、イメージが湧きづらいです。うまく別の言葉に言い換えながら、自分が持つ責任感の種類を具体的にアピールしてみてください。

  • 周囲から信頼される
  • 最後までやり抜く
  • 苦手を克服する
  • 向上心を持っている
  • 有言実行する
  • 主体的に行動できる
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「責任感」の自己PR例文【エピソード別】

ここからは、「アルバイト」「サークル活動」「部活動」の3つのエピソード別に、責任感を伝える自己PR例文をご紹介します。

例文の構成や伝え方を参考に、自分なりの自己PRを考えてみてください。

アルバイトのエピソードの例文

【例文①】

私は周囲を巻き込みながら責任感を持って行動できることが、自分の強みだと考えています。

 

大学に入学して以来3年間、飲食店でアルバイトをしています。普段は馴染みのない希少部位を使用した料理を提供する専門店のため、新しく入ったアルバイトはメニューを覚えるのに苦戦していました。

そこで、自分が中心となって新しく入ったアルバイトがメニューを容易に説明できるようになるためのマニュアルを作成しました。

それによりオペレーションがスムーズになり、料理の提供速度向上、丁寧な料理の説明によりリピーターが増加し、結果的に売り上げを伸ばすことができました。

社会人になった際も、与えられた役割を全うし、周囲を巻き込みながら課題を解決していきたいと考えています。

関連記事:アルバイト経験から考える「学生時代に最も打ち込んだこと」ー例文あり

サークル活動のエピソードの例文

【例文②】

私は与えられた役割を最後までやり遂げることを常に心掛け、行動するようにしています。

 

大学3年生の頃、オーケストラで指揮者を担当することになりました。オーケストラで素晴らしいステージを作るためには、指揮者である私がそれぞれの楽器の美しい部分を理解することが必要不可欠です。

そのために、それぞれの楽器の第一人者の音楽を聴いたり、コンサートに出向いて指揮者として備えるべき知識や感覚を習得したりするように心掛けました。また、練習後にはメンバーと共に演奏の気になるポイントを大小問わず書き出し、部員にフィードバックして次回の演奏に活かせるようにしました。

そうすることで、1人ひとりが具体的に何を改善すべきか意識できるようになり、結果として短いスパンでオーケストラ全体の質向上に結び付けられたと思います。

社会人になった際も、目標達成のために与えられた役目を完遂すること、きめ細やかな周囲へのフォローを仕事で活かしていきたいと考えています。

関連記事:ガクチカでサークル活動を用いる際のポイントや例文を紹介!

部活動の会計係のエピソードの例文

【例文③】

私の強みは管理能力です。

 

大学では野球部に所属し、会計係として部活動費の管理や遠征・イベントの予算調整などを担当しました。

そのなかでも特に注意を払ったのが部活動費の管理です。例年、会計は1人が担当し、使ったお金は「例年同様」のように、大まかな管理しかなされていませんでした。

私は次年度以降の予算管理の参考にできるように、領収書を日付順にファイリングし、月ごと年ごとの収支管理表を作成しました。

こうした工夫によって常に現状の活動費を把握できるようになり、OB・OGに寄付を求めた際も理由と用途を明確に示すことで例年よりも多くの寄付を集めることができました。

この経験を活かし、入社後も物事をうまく管理するための工夫や努力を怠らず、業務を円滑に進めていきたいと考えています。

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「責任感」の自己PRを考える手順

最後に、責任感の自己PRを考える手順を紹介します。

いきなり自己PRを作るのも一つの方法ですが、その場合は行き詰ってしまったり、結果的に遠回りになってしまったりするリスクがあります。効率的に自己PRを作るためにも、一つ一つの手順をおろそかにせず丁寧に考えていきましょう。

①自分の強みは何かを考える

あなたの強みは何なのか、1度書き出してみましょう。

複数の強みがあるならば、企業ごと/志望職種ごとに自己PRを変えてみることをオススメします。

仕事の繊細さを求める企業に対して「私の強みは大胆な行動力です!走りながら軌道修正する能力に長けていると自負しています」と伝えても、企業が求める人物像とは異なり、あなたの強みを十分に評価してもらえない可能性があります。

「企業から求められること」と「企業で活かせそうな自分の強み」にズレが生じないように結びつきを意識することは重要です。

自己PRを作成する際には

  • どのような仕事への取り組み姿勢が求められているのか
  • どんな社風なのか
  • 働いてる社員はどんなタイプが多いのか

など、事前に企業分析を入念に行うようにしましょう。

②強みを裏付けるエピソードを考える

自己PRに納得感を持ってもらうためには、裏付けたいエピソードが必須です。
例えば下記のような自己PRがあるとします。

「私には責任感があり、3年間サッカーをやり続けてきました。」

上記の主張だけでは主張を裏付ける根拠がなく、採用担当者を納得させることのできる自己PRとは言えません。
どのように説得力のある自己PRをするのか。
そのためには「根拠」や「過程」を合わせて話す必要があります。主張の裏付けもしっかりと考えましょう。

「私には責任感があります。高校時代に顧問から部長に任命され、県大会でベスト4に入ることが目標と言い渡されました。

 

そのためにまずは部活内の課題が何かを洗い出し、練習方法を変えるように提案しました。また強豪校のフォーメーションを分析して、それに合わせて

フォーメーションを変更するようにしました。結果としてベスト4に入ることができました。具体的な策を持って仲間と共に目標を果たすことができたことは、何事においても責任感を持ってやり遂げることの必要性を再実感する機会になったと思います。」

上記の例のように、「主張」に加えて「根拠」や「過程」を具体的に示すことで説得力のある自己PRとなります。

また、採用担当者は「この学生は入社後どんな働き方をしてくれるだろうか」という視点を持って面接を行なっています。

入社後活躍する姿をイメージをしてもらえるような「モノゴトへの取り組む姿勢」「モノゴトの判断軸」などを自己PRに組み込んでみることもオススメです。

③自分の強みを企業でどう活かすかを考える

「私は過去の○○の経験から▲▲の重要性を学びました。御社の営業職では□□のスキルが重要だとOB訪問の際に伺いました。御社で○○で培った▲▲という学びを活かし、貢献したいと考えています」

このように自分の強み(=自己PR)を活かして、入社後どのような働き方をしたいのかを具体的に述べることが大事です。

企業の事業内容や、今後の事業展開で「自分の強みはどう活かせそうか」というポイントも伝えられると採用担当者は入社後の活躍や定着を具体的に想像できるようになります。

人事にとっての採用の目的は「活躍」や「定着」です。それを踏まえた上で、面接に望むことをオススメします。

④強みを端的に説明するキャッチフレーズを考える

自分の強みをアピールする際には「私の強みは責任感です!」と抽象的に伝えるのではなく
「私は何があっても最後までやると決めたことは責任感をもってやりきります。」と具体的に表現するようにしましょう。

そうすることで、モノゴトへの取り組み方を具体的に想像しやすくなります。短めかつ印象に残るようなキャッチフレーズを盛り込むのもオススメです。

⑤PREP法で自己PRを組み立てる

PREP法とは

PREP法とは以下の
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(結論を繰り返す)
の頭文字を取っている。最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。 引用:wikipedia

「結論ファーストで話し、根拠を説明し、具体的な事例を挙げ、再度結論を話す」という伝え方のフレームワークです。

限られた時間の中で端的に自分の意見を採用担当者に伝える際、効果的な手段の1つです。

また、PREP法は面接の場に限らず、ESを書く際にも役立ちます。

特に面接などの緊張する場面においては、順序立てて話さないと「あれ?自分今何の話ししてたっけ?」と話の方向性を見失い、話が冗長になってしまうこともよくあります。

簡潔かつロジカルに自分の意見を伝える際、非常に有効な手法なのでぜひ使ってみてくださいね。

自己PRで「責任感」をアピールするなら企業目線で

以上、企業が自己PRを質問する目的や求める責任感の基準をご紹介しました。

責任感は自己PRのテーマにできる強みですが、そのまま伝えるだけではアピールになりません。自分が持つ責任感は具体的にどんなものなのか、どんな場面で発揮したのかを深掘りしてからアピールするようにしましょう。

魅力的な人材だと評価してもらうためには、企業が求める責任感の基準を正しく理解し、企業目線で自己PRを作る必要があります。

今回紹介した内容を参考にして自己PRを作成したら、OfferBoxに登録してオファーをもらいましょう!逆求人型就活サイトのOfferBoxなら、これまで知らなかった企業や、自分でも自覚していない強みを発揮できる企業に出会えるチャンスがあります。

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この記事では、「仕事を通じて実現したいこと」を面接で話す時のポイントを解説します。

「仕事を通じて実現したいことって、どうすればうまく伝えられるんだろう…」
「そもそも、仕事を通じて実現したいことがないんだけど、どうやって見つけるのかな?」など、悩む就活生は多いと思います。

「仕事を通じて実現したいこと」は、面接やエントリーシート(ES)でも頻繁に質問されるため、あらかじめ対策をしておく必要があります。

この記事では、「そもそも仕事を通じて実現したいこと」とは何を聞いている質問なのか、という点から、面接で話す時のポイントまでを解説しています。

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「仕事を通じて実現したいこと」とは

「仕事を通じて実現したいこと」は、選考で聞かれることが多い項目ですが、具体的に何を話せば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、「仕事を通じて実現したいこと」とは何であるかについてご紹介します。また、「将来の夢」や「志望動機」との違いもしっかり押さえておくようにしましょう。

仕事で挑戦したいこと、その結果たどり着きたい目標のこと

就活生がどのくらい自社で働くイメージを持ってくれているか、長く働いてもらえそうかどうかなどを知るために、「仕事を通じて実現したいこと」について質問されるケースが多いです。

エントリーシートや面接で「仕事を通じて実現したいこと」について聞かれた場合は、「仕事で挑戦したいこと」と「その結果たどり着きたい目標のこと」について答えるようにしましょう。

仕事で何に挑戦してみたいのかはもちろん、その後の目標についても伝えられることがポイントです。

「将来の夢」との違い

「将来の夢」は「自分が将来どのような人間になりたいのか」というやや抽象的な理想像であるのに対し、「仕事を通じて実現したいこと」では、より具体的な回答を求められます。

とくに企業は「就活生が自社で働くことで希望を実現できるかどうか」「自社とマッチしているかどうか」について知りたいと考えているので、適切な回答をするためには入念な企業研究が必要になります。

入社することで何をしたいのかについて考えてみましょう。

「志望動機」との違い

志望動機では「なぜその会社に入りたいのか」「どうしてその会社で活躍できるのか」という熱意や意欲、自己PRを聞かれているのに対し、「仕事を通じて実現したいこと」では、自分の仕事に対する価値観や、叶えたい希望を聞かれています。

企業に入社したら何をしてみたいのか、どのような仕事に携わってみたいのかなど、より自分ごととして回答できるようにしておきましょう。

その他の類似質問

まず前提の話ですが、「仕事を通じて実現したいこと」は
「あなたが企業の雰囲気に合っている人材かどうかを判断したいから」「自社のことを理解しているか確認したいから」
質問されます。

企業には「失敗を恐れず挑戦する」「結果を出すまで努力する」のように、それぞれの企業風土があります。

企業風土に合った人材を採用しないと、仕事で成果を出しにくいだけでなく、損失をもたらすリスクも含んでいます。

そのため、企業は自社で活躍できる人材かどうかを判断するために「仕事を通じて実現したいこと」を質問しています。

仕事を通じて実現したいことの類似質問例

  • 仕事を通じてチャレンジしたいことは何ですか?
  • 仕事において挑戦したいことは何ですか?
  • 当社で実現したいことは何ですか?
  • 当社で成し遂げたいことは何ですか?

上記の質問は、「仕事を通じて実現したいこと」と、企業の質問意図も回答のポイントもほとんど同じです。

さて、「仕事を通じて実現したいこと」が、面接やエントリーシート(ES)において重要な項目だということがわかりましたね。

しかし「仕事を通じて実現したいこと」を話す際に、どうやって話せば良いのかわからず、悩む就活生も多いと思います。

そこで次は、「仕事を通じて実現したいこと」をうまく伝える例文を紹介します。

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仕事を通じて実現したいこと・挑戦したいことの例文

例文を読めば、「仕事を通じて実現したいこと」を実際に話す時のイメージが掴めます。
声に出して例文を読んでみると、良い部分を意識しやすくなるのでおすすめですよ。

それでは、「仕事を通じて実現したいこと」をうまく伝える例文を読んでいきましょう。

食品メーカーの営業

私は営業の仕事を通じて、関わる人を幸せにしたいです。

 

関わる人を幸せにすることで、その人の周りにも幸せな人が増え、人々が楽しく生きられると思うからです。

具体的には、取引先とは友好な関係を築き、先輩や同僚とは困った時すぐに助け合えるような信頼関係を築きたいです。

何より、貴社の商品を購入した消費者とは、直接顔を合わせることはありませんが、食べた際に最も幸せにできると確信しています。

貴社の仕事では、最も多くの人と関われる営業職を志望します。私の持ち前の明るさを活かして、多くの方を笑顔にできるような営業マンを目指します。

ポイント
この「仕事を通じて実現したいこと」の例文は、何の仕事を通じて、どのようなことを実現したいのかが明確に書かれているので良いですね。

また実現したい理由が書かれているため、なぜそう思うのかが伝わってきて、面接官にも好印象を与えられそうです。

広告業界の企画

私は、プラスアルファの価値を提供できるような企画で、世の中を少しでも明るくしたいです。

 

広告の中には、「商品の宣伝」といったメインの目的以外に、強いメッセージ性が感じられるものがあります。

私自身、学生への応援メッセージが含まれた広告に大きく励まされたことがありました。
もちろん、クライアントの希望を叶えることが大前提ですが、それ以上の価値がある広告を作り出せれば、それはクライアントのイメージアップにもつながり、付加価値を提供できると思います。

貴社に入社した際には、ニーズをしっかりと汲み取った上で、さらに追加のアイディアを出せるような企画職を目指したいです。

ポイント
この「仕事を通じて実現したいこと」の例文は、実現したいことのイメージが具体的に書かれている点が評価できます。

広告について真剣に考えていることから、広告業界に対する志望度の高さも伝わりそうです。

製薬会社の事務

私は、仕事を通して誰かに喜んでもらったり、元気づけたりし続けたいと考えています。

 

学生時代は運動部のマネージャーをしていたこともあり、活躍する人をサポートすることが好きなので、事務職を志望しています。

事務職といってもさまざまな業種がありますが、数ある企業の中でも、貴社の「より良い品質の医薬品を人々に届ける」という理念に心を打たれました。

貴社に入社した際は、最前線で活躍する社員の方々がさらに働きやすいようにサポートすることで、人々の健康づくりに貢献したいと考えています。

ポイント
学生時代の経験を元に、サポートすることが好きであることを具体例を用いて説明できています。業界とも紐付いていることが望ましいですが、志望理由ではないので、無理やり業界に紐付ける必要はありません。簡潔にまとめましょう。

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仕事を通じて実現したいこと・挑戦したいことがない場合の見つけ方

「仕事を通じて実現したいこと」がない場合は、次の3つを試してみましょう。

もしかしたら、「仕事を通じて実現したいこと」が見つかるかもしれません。

  • 見つけ方①:どんな社会人になりたいかを考える
  • 見つけ方②:志望企業での働き方について調べる
  • 見つけ方③:OB訪問をする

それでは、「仕事を通じて実現したいこと」がない場合の見つけ方を、それぞれ解説していきますね。

見つけ方①どんな社会人になりたいかを考える

「仕事を通じて実現したいこと」がない場合の見つけ方1つ目は、「どんな社会人になりたいかを考える」です。

実現したいことを見つけるために、まずはどんな社会人になりたいかを考えてみましょう。
「楽しく働く社会人になりたい」「周りの人から頼られる社会人になりたい」など、どんな内容でも構いません。

あなたが理想とする社会人像を思い浮かべてみることで、仕事を通じて実現したいことが見つかる可能性があります。

どんな社会人になりたいかを考えるうえで、あなたが尊敬する人を思い浮かべるのも1つの有効な手段です。

尊敬する人については、「就活面接で「尊敬する人」を聞かれたら?良い答え方・NG・例文!」の記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてくださいね。

見つけ方②志望企業の事業について調べる

「仕事を通じて実現したいこと」がない場合の見つけ方2つ目は、「志望企業の事業について調べる」です。

志望企業の事業について調べて、興味のある内容を見つけることで、仕事を通じて実現したいことが見つかる場合もあります。

例えば、一概にIT業界と言っても「WEBマーケティング」「EC」「広告」など、詳細の事業内容は企業によって異なります。

あなたが実現したいことが志望企業で実現できるかどうか、事業面もしっかりと調べましょう。

見つけ方③OB訪問をする

「仕事を通じて実現したいこと」がない場合の見つけ方3つ目は、「OB訪問をする」です。

OB訪問をすることで、あなたが理想とする社会人に出会える可能性があります。

OB訪問をする時は、あなたが志望する業界・企業の人はもちろん、志望していない業界・企業の人にも会ってみるのがおすすめです。

今まで考えていなかっただけで、意外と興味のある業界・企業が見つかり、実現したいことを探す手がかりにもなりますよ。

また最近は新型コロナウイルスの影響で、OB訪問を対面で行うのが難しいという声もよく聞きます。

オンラインでOB訪問を行ったり、社会人や先輩に話を聞いてみたりするのも、手軽に行えるので良いですよ。

OB訪問の基本については、「OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説」の記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてくださいね。

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仕事を通じて実現したいこと・挑戦したいことの評価ポイント

「仕事を通じて実現したいこと」や「挑戦したいこと」を質問することで、企業側は何を知りたいと考えてるのでしょうか。ここでは、「仕事を通じて実現したいこと」の質問に対する評価ポイントについて解説します。

進みたい方向性の一致度

1つ目の評価ポイントは「進みたい方向性の一致度」がどの程度であるかという点です。

就活生の目指したいキャリアや携わりたい仕事内容が、企業の事業内容や理念と一致していればいるほど、入社後に活躍してもらえる可能性が高くなります。

逆に企業がやりたいと思っていることと、自分がやりたいと思っていることがズレていると、入社後のミスマッチが起きてしまいます。

志望する企業がどんな事業を立ち上げているのか、何を大切にしているのかなどに着目して自分に合っているかどうか一度考えてみるとよいでしょう。

自社の理解度・志望度

2つ目の評価ポイントは「自社の理解度・志望度」がどの程度であるかという点です。

就活生が入社後に叶えたいことを話すには、その企業が実際にどのような事業をしているのかや、同業他社に比べてどのような特徴があるのかをしっかり理解している必要があります。

そのため企業側は、「仕事を通じて実現したいこと」を聞くことで、本当に志望してくれているのか、長く働いてくれそうかどうかを判断しています。

仕事への向き合い方・イメージ

3つ目の評価ポイントは「仕事への向き合い方・イメージ」を明確に持っているかどうかという点です。

仕事に対する考え方をはっきりと述べることができるか、具体的に仕事のイメージを持つことができているかどうかを見ることで、入社後に会社へ貢献してくれそうかどうかを企業は評価しています。

自分の仕事に対する価値観やイメージをできるだけ明確に考えられるようにしておきましょう。

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仕事を通じて実現したいこと・挑戦したいことを話すコツ

「仕事を通じて実現したいこと」を話す時には、次の3つのポイントを意識しましょう。

これら3つのポイントを踏まえて「仕事を通じて実現したいこと」を話せば、あなたが入社後に活躍する姿を面接官にイメージさせられるはずです。

  • ポイント①:実現したい内容を話す
  • ポイント②:実現したいと思うようになったきっかけを話す
  • ポイント③:入社後にどんな働き方をしたいのか話す

それでは、「仕事を通じて実現したいこと」を話す時のポイントをそれぞれ解説していきますね。

コツ①実現したい内容、挑戦したい内容は端的に話す

「仕事を通じて実現したいこと」を話す時のポイント1つ目は、「実現したい内容を話す」です。

企業はあなたが成し遂げたいことが、その会社で実現できるのかどうかを判断しています。

成し遂げたいことがあっても、そもそも実現できないようでは、その企業に入社する意味がありませんよね。

そのため、実現したい内容が本当にその企業で叶えられるのか、しっかりと企業研究して確かめてから、回答を準備しましょう。

また、実現したい内容を初めに話すことが非常に大切です。

コツ②実現したいと思うようになったきっかけを話す

「仕事を通じて実現したいこと」を話す時のポイント2つ目は、「実現したいと思うようになったきっかけを話す」です。

なぜ実現したいと思うようになったのか、きっかけを話すことで、話す内容に説得力をもたせられます。

反対に、実現したいと思うようになったきっかけを話さないと、そのエピソードが本当かどうなのか、面接官に伝えきれない可能性があります。

何事も、そう思うようになったきっかけがあるはずです。実現したいと思うようになったきっかけを話して、面接官を納得させましょう。

コツ③入社後の働き方や、具体的に挑戦したいことを話す

「仕事を通じて実現したいこと」を話す時のポイント3つ目は、「入社後の働き方や、具体的に挑戦したいことを話す」です。

入社後にどんな働き方をしたいのかや、具体的に挑戦したいことを話すことで、あなたが入社後のことを考えて企業選びをしていることを、面接官にアピールできます。

例えば、「貴社の仕事では、最も多くの人と関われる営業職を志望します。」のように、どんな職種で働きたいのかや、「こんな仕事に挑戦してみたい」といった考えを、念を押すために最後にも話しましょう。

あなたが入社後に活躍している姿を、面接官に想像させられるはずです。

さて、ここまで「仕事を通じて実現したいことを話す時のポイント」を紹介してきました。
これら3つのポイントを踏まえて「仕事を通じて実現したいこと」を話せば、面接官に好印象を与えやすくなります。

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仕事を通じて実現したいこと・挑戦したいことのNG回答例

続いて、NG回答例を見ていきましょう。どんなに「挑戦したいこと」や「実現したいこと」を語ったとしても、以下に当てはまってしまうと、アピールとして不足していたり、逆に評価を下げてしまったりします。

  • 挑戦したいことの内容が企業の理念や活動とずれている
  • 抽象的すぎて説得力がない
  • その会社で挑戦する必然性がない
  • 自分の願望が先行していて会社の利益につながる内容になっていない

具体的なNG回答例を紹介します。

挑戦したいことの内容が企業の理念や活動とずれている

(顧客への綿密なヒアリングとオーダーメイドを重視するハウスメーカーの営業職に対して)
私は、御社独自の床材の国内シェアを1位にすることに挑戦したいです。

 

御社のサイトを見て、独自の製品開発をされていることに強く興味を持ち、製品一つひとつに対する強いこだわりを感じました。

耐久性といった数値面など、お客様に床材の魅力をアピールして、選ばれるハウスメーカー営業を目指したいと思っています。

NGの理由
この企業の営業は、顧客へのヒアリングを重視しています。上記の「実現したいこと」は、自社商材をプッシュする営業スタイルですので、「自社の理念や活動とずれている」と判断されてしまう可能性があります。

抽象的すぎて説得力がない

(IT業界のコンサルタント職に対して)
私が挑戦したいことは、クライアントの期待を超えるコンサルタントになることです。

 

期待を超えるからこそ、長く付き合いたいと思ってもらえるコンサルタントになれると思っています。

期待を越えるためには、クライアントに対して誰よりも親身になりつつ、同時に客観的な視点も忘れないことが大切だと思っています。

そんなコンサルタントになれるよう、努力したいと思います。

NGの理由
「入社後にどんな働き方をしたいのか」に具体的な内容が全くないため、イメージがつかず説得力がありません。「本気でコンサルタントになりたいのか?」と熱意も疑われてしまう可能性があります。

その会社で挑戦する必然性がない

(ブライダルコーディネーター職に対して)
私は、人を心から幸せにできる仕事に挑戦したいです。

 

結婚式場でアルバイトをしていて、式に参加される方が本当に幸せそうで、その場所を作る仕事にやりがいを感じたことがきっかけです。

入社後は、お客様にとっての1番の良い式を真剣に考え、結婚準備も楽しいと思ってもらえるようなコーディネーターになりたいです。

NGの理由
ブライダルコーディネーターであれば、どの会社でも実現できてしまう内容となっており、「なぜ自社なのか?」という説明がありません。例えば「低予算」「演出へのこだわり」など、その企業の特色を盛り込むことによって、説得力を持たせる必要があります。

自分の願望が先行していて会社の利益につながる内容になっていない

(Webデザイナー職に対して)
私は、メインキャラクターデザインを任されるデザイナーになりたいです。

 

自分が手掛けたキャラクターがたくさんの方の目に触れることに、大きなやりがいを感じるからです。

入社後は、社内の先輩方の仕事ぶりからだけでなく、自主的に勉強も続け、キャラメイクの技術を磨いていきたいと思っています。

熱意は伝わりますが、自分の成長のことばかり伝えていて、そのことが会社にどう利益をもたらすかの説明がありません。あなたが挑戦することが、会社にとっても良い影響があるということを伝えられるようにしましょう。

まとめ

今回は、「仕事を通じて実現したいこと」を面接で話す時のポイントや具体的な例文をご紹介しました。

「仕事を通じて実現したいこと」は、面接やエントリーシート(ES)などで、必ずと言っても良いほど頻繁に質問されます。

「どんな社会人になりたいか」「仕事で成し遂げたいこと」などの聞かれ方をすることもありますが、面接官が知りたい内容は同じです。実現したい内容と、そう思うようになったきっかけを話すことで、他の就活生と差をつけられるように準備しておきましょう。

上手く見つからない場合は、どんな社会人になりたいかを考えたり、志望企業の事業について調べたりしてみることをおすすめします。また、OB訪問でアドバイスをもらうのも良いでしょう。

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就職に有利な資格ランキングTOP10|おすすめな理由や独占業務一覧を紹介

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私はこれまで数百人の就活生から相談を受けてきました。

その中で特に多かった質問の1つが「就活で必要な資格はありますか?」という質問です。
要するに持っておくと有利になる資格が知りたいという質問ですね。

この記事では、就職に必要な資格はそもそもあるのか、という点から、就職に有利な資格ランキングTOP10を紹介します。資格を効果的にアピールするポイントも紹介しているので、参考にしてみてください。

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基本的に就活に必須の資格はない

まず結論からお話すると、就活に必須の資格はありません。

例外として、企業によっては“入社までに必要となる資格”が存在します。

例えば、SE職で基本情報処理やITパスポートなどの資格を必要とする企業もありますね。
しかし、これらのほとんどは「入社までに必要」であって、内定獲得後に資格を取得すれば良いケースがほとんどです。

ちなみに私が就活生の時に持っていた資格は、「普通自動車第一種運転免許」のみでした。いわゆる自動車の運転免許証だけです。

加えて、就活では50社以上の面接を受けましたが「資格は他にないの?」と聞かれたことはありません。

TOEICに至っては、私は受けたことがなく、模擬テストでは350点でした。それでも結果的に、誰もが知る大手食品メーカーからの内定を獲得し入社することができました。

私の事例からも分かる通り、一部の職業を除いて、就活に必須の資格はありません

就活で資格が有利に働くケースもある

上記の通り、基本的に就活で資格は必要ありませんが、業種や企業によっては資格保有者のほうが優遇される場合もあります。

資格保有者が有利になるケースの例

  • 入社後に取得が必要な資格を既に持っている場合
  • 入社後の仕事で必要な能力を持っていることを証明できる場合
  • その業界に興味があることを示せる場合

仕事内容に見合った資格を持っていることで、即戦力として期待されることがあります。

入社後に取得必須の資格や、仕事で使うスキルがあることを証明するような資格を持っている学生は、能力面でも熱意面でも、採用担当から評価されるでしょう

また、仕事に直接的に関わりがなくとも、業界知識を問われるような資格を持っていると、その業界への興味関心が高いことのアピールになります。

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就活に有利な資格ランキングTOP10

就活に有利な資格ランキングTOP10

そもそも取得難易度の高い資格を持っていれば、それだけで「自主的に勉強を頑張れる人」という証拠にもなります。

ここでは、就職に有利な資格ランキングTOP10を発表します。「これさえあれば大丈夫」というものではないので、紹介する資格のなかで興味が持てるものがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

1位:TOEIC(800点以上)

就職に有利な資格ランキング1位は「TOEIC(800点以上)」です。

TOEICがおすすめの理由

TOEICで高得点を獲得していることで、「自主的に学べること」「英語力があること」の2つを示すことができます。

また外資系企業を受ける場合に、TOEICの高得点が必須だったりと、企業によっては必要とするところも多く、持っている価値が非常に高いと言えます。

加えてTOEIC900点を超える高得点などは「錯覚資産」にもなりえます。
この錯覚資産という言葉は、ふろむださんの著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という本で紹介されている言葉です。

要するに1つすごい特徴があると、他の全てがすごく見えてしまう心理のこと。例えば、インスタのフォロワーが10万人いるだけで、別にその人の才能や頭の良さは全然すごくなくても「え!この人はすごい人だ!」と思いますよね。

就活においてこの錯覚資産を築くことは非常に有効に働きます。
「TOEIC900点です」と言うだけで、「お!この子はすごい子だ」と“勘違い”させることもできる。

これが私がTOEICを就活で使える資格1位としている理由です。

TOEIC800点以上に必要な勉強時間と合格率

2020年度の調査では、TOEICで800点以上の成績を取る人は全受験者のうちの約17.4%でした。

TOEICで800点以上を取るために必要な勉強時間は、現在英語がどれだけできるかによって大きく異なりますが、TOEICスコアを100点伸ばすのにおよそ200〜300時間はかかると言われることが多いです。

まずは現在の自分のレベルを把握し、どのくらいの期間が必要になりそうか逆算してみてください。

2位:宅地建物取引士(宅建)

就職に有利な資格ランキング2位は「宅地建物取引士(宅建)」です。

宅地建物取引士(宅建)がおすすめの理由

宅建に限らず「専門業界に特化した資格」を持っていることで、その業界への志望度の高さを示すことができます。

例えば、不動産業界の企業を受けるとしましょう。
Aくんは大学在学中に宅建を取得している。Bくんは宅建を取得していない。
あなたが人事として、AくんとBくんのどちらが志望度の高さを感じますか?
おそらく、Aくんだと思います。

宅建であれば、不動産業界の企業を受ける際に有利になる。
中小企業診断士であれば、コンサル業界の企業を受ける際に有利になる。
など、自分が志望する業界に特化した専門資格の獲得はおすすめ度が高いですね。

就活だけでなく、転職でも有利になる資格なので評価が高いですよ。

宅地建物取引士(宅建)取得に必要な勉強時間と合格率

宅地建物取引士(宅建)の合格率は、毎年約15%~18%の間を推移しています。

こちらも現状のレベルによって難易度や必要となる勉強量は異なりますが、初めて宅建の勉強を行う場合は5ヵ月程度、少なくとも3ヶ月以上の期間が目安になるといわれています。

時間にしておよそ300時間〜500時間程度が必要になるので、毎日の時間によっても期間は変動します。勉強本を使えば独学で取得することもできますが、難しいと感じる場合は資格スクールなどを活用してみても良いでしょう。

3位:簿記3級以上

就職に有利な資格ランキング3位は「簿記3級以上」です。

簿記3級以上がおすすめの理由

簿記の資格は1級、2級、3級の3段階ありますが、とりあえずは3級で問題ありません。

簿記の資格自体を売りにするというより、簿記の資格取得を通して得た「知識」が就活に活きてくると考えてください。

簿記の基本は、「企業の決算書を作れるようになること」なんですよね。この決算書とは、企業の売上から資産、負債など経営に直結する数字を扱うものです。

要するに簿記を学ぶことで、企業を「お金」の面から分析することができるようになります。
「この企業は負債が多いから、将来危ないかもしれない」
「この企業は利益は多いけど、借り入れをしすぎているからリスクがあるな」などなど。
こういう目線で企業選びができる就活生って少ないんですよね。

ですが自分が数年〜数十年働くことになりうる企業を調べる作業です。
こうしたお金の面から企業分析できるようになっておいた方が良いに決まってますよね。

企業に対して「私は簿記の資格を持っています!すごいでしょ」とアピールに使うのではなく、「簿記の資格を取るにあたって勉強した知識を活かして企業研究を1段階レベルアップする」ために簿記を学ぶ価値があると私は考えています。

簿記3級以上取得に必要な勉強時間と合格率

簿記3級の合格率は、毎年約40~50%で推移していますが、受験する回によって変動があります。

必要な勉強時間は個人レベルにもよりますが、目安として簿記3級なら100時間程度(簿記2級は200時間程度、簿記1級は500時間以上)であると言われています。

特に3級は他の資格と比べても取得しやすい部類であるといえるので、興味のある人は挑戦してみると良いでしょう。

4位:MOS

就職に有利な資格ランキング4位は「MOS」です。

MOSがおすすめの理由

MOSは、パソコンスキル、その中でもオフィスツールと呼ばれるWord、Excel、Powerpointのスキルを証明する資格です。

今や事務職だけでなく、どんな職種においてもパソコンスキルは不可欠です。業務スピードが大きく変わるだけでなく、社内の共有ツールを適切に使えるかも、パソコンスキルの有無によって変わってきます。

入社研修で教えてもらえるケースもありますが、研修で数時間習っただけでは、なかなか身につかないのも事実です。

MOSの資格を持っていることで、基本的なパソコン操作が問題なくできることの証明になります。

MOS取得に必要な勉強時間と合格率

MOSの合格率は比較的高めであると言われています。正式な数値は公表されていませんが、スペシャリストの合格率は約80%、エキスパートは約60%であると言われています。

こちらも現在のパソコンスキルによって勉強期間はかなり左右されますが、初心者の人がエキスパートを目指す場合でも約1〜2ヶ月しっかり勉強すれば十分取得できるでしょう。

現在パソコンに詳しい人がスペシャリストの取得を目指す場合は、2〜3週間で取得できるケースもあります。

5位:ITパスポート試験

就職に有利な資格ランキング5位は「ITパスポート試験」です。

ITパスポート試験がおすすめの理由

ITパスポート試験は、テクノロジーの基礎的な知識の他、経営戦略やマネジメントといった幅広い知識を証明できます。

「IT」とついているので、コンピュータやプログラムの試験と思われる人もいるかもしれませんが、経営戦略や法務、プロジェクトマネジメントなど、広い範囲の問題が出されます。

IT系志望の学生だけでなく、経営やマーケティングに興味のある学生などに幅広くおすすめしたい資格です。

ITパスポート試験取得に必要な勉強時間と合格率

ITパスポート試験の合格率(令和4年4月時点)は、大学生受験者は56.2%、専門学生の受験者は14.1%、高校生の受験者は41.0%です。

1日1〜2時間程度の勉強を継続すれば、初心者でも約3〜4ヶ月程度で合格できる知識やスキルを身につけられるといわれています。IT系の学校に通っている場合や、ベースにIT知識がある人であれば、さらに短縮できるでしょう。

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6位:ファイナンシャルプランナー(FP)3級以上

就職に有利な資格ランキング6位は「ファイナンシャルプランナー(FP)3級以上」です。

ファイナンシャルプランナー(FP)がおすすめの理由

こちらも資格も簿記と同様で、この資格を取得する過程で得た知識が就活に役立ちます。

ファイナンシャルプランナーの勉強の中には「株式投資」に関するものがあるんですよね。
私は入社すべき企業は「伸びている企業」や「儲かっている企業」だと考えています。
年々儲けが減って、衰退している企業で成果を出すことは厳しいし、何より倒産リスクや激務になる可能性が高いからですね。

そして「株式投資」はまさに「これから伸びる企業の予測」に他なりません。

だからこそ就活生がファイナンシャルプランナーの資格を取得し、株式投資を学び、伸びる企業や儲かっている企業がどこなのか分析する能力を持つことは非常に有益なんですよ。

加えて、ファイナンシャルプランナーの資格は、家計管理を専門的に見ることができる資格です。

これは就活が終わっても、人生全体で役に立ってきます。

正直、資格は「保有していること」にそこまでの価値はありません。資格を取得する上で身につけたスキルや知識が役に立ってこそ、「この資格をとってよかったな」と思えるのではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナー(FP)取得に必要な勉強時間と合格率

日本FP協会の試験では、ファイナンシャルプランナー2級の合格率は、学科が50%前後、実技は60%前後です。ファイナンシャルプランナー3級の合格率は、学科が70%前後、実技は80%前後です。

3級取得を目指すのであれば、毎日1〜2時間勉強すれば2〜3ヶ月程度で対策できるでしょう。過去問や問題集を活用するのもおすすめです。

7位:秘書検定

就職に有利な資格ランキング7位は「秘書検定」です。

秘書検定がおすすめの理由

秘書検定では、ビジネスマナーが証明できます。問題集を解くだけでも、日常的に使えるマナーを身につけられるのでおすすめです。

特に、準1級以上は筆記試験だけでなく面接もあるため、難易度も上がりますが、資格を持っていれば社会人として高いマナーを身につけていることを示せます

ホテルやブライダル、高額商材の営業といった、ホスピタリティを重視される業界を受ける学生には、特におすすめです。

秘書検定取得に必要な勉強時間と合格率

秘書検定の合格率は以下の通りです。

  • 1級…34.0%
  • 準1級…41.7%
  • 2級…58.5%
  • 3級…69.7%

一般的に勉強時間は約60時間〜と言われており、1〜2ヶ月の対策期間が必要になります。2級までであれば独学でも勉強可能ですが、準1級以上になると面接用の対策も重要になるので、通信教育や講座を利用する人が多いです。

8位:日経TEST

就職に有利な資格ランキング8位は「日経TEST」です。

日経TESTがおすすめの理由

日経TESTは、名前の通り、日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催している資格試験です。

この資格で証明できるのは、経済知識です。試験では経済に関する問題が出るため、試験合格のための勉強の中で、様々な経済情報やニュースに触れられます

「経済新聞を読まなければと思っているけれど、なかなか読めない…。」という学生には、おすすめの資格です。

社会人としての「ビジネス基礎力」も測れるため、就活を終えた後に、社会に出る準備として一度受験してみるのもおすすめです。

日経TESTに必要な勉強時間と合格率

日経TESTの結果は、合否判定ではなく「スコア」の点数形式で測定されます。1000点が上限とされ、平均点は550~600点程度であると言われています。人によって目指すレベルは異なりますが、せっかく受けるのであれば平均点〜700点以上を目指すと良いでしょう。

目指すレベルによって必要となる勉強時間も異なりますが、約3週間〜1ヶ月程度で受験に臨む人が多いようです。こちらも出題傾向をおさえた上で、問題集などを上手く活用すると良いでしょう。

9位:社会保険労務士

就職に有利な資格ランキング9位は「社会保険労務士」です。

社会保険労務士がおすすめの理由

社会保険労務士(社労士)は、人事系資格の中でもトップの資格です。資格取得の難易度もかなり高いです。

取得難易度はトップレベルですが、取得できれば、人事・労務ポジションの就活はかなり有利に働くでしょう

資格の内容としては、労働や保険に関する問題解決に必要なスキルを証明するものです。
志望が明確で、就活までの時間に余裕がある方は目指してみても良いでしょう。

社会保険労務士取得に必要な勉強時間と合格率

令和2年度における社会保険労務士の合格率は6.4%です。

社会保険労務士取得を目指す場合は、最低でも500~600時間以上の対策が必要であるといわれており、半年〜1年単位での対策期間が必要になります。独学でも取得可能ですが、他の取得と比較しても難易度が高いので、通信・予備校を利用する人も多いです。

10位:普通自動車第一種運転免許

就職に有利な資格ランキング10位は「普通自動車第一種運転免許」です。

普通自動車第一種運転免許がおすすめの理由

要するに自動車を運転するための免許ですね。これに関しては、特に営業職に就く場合は必須となる企業も多いです。

もちろん「入社後に取得すれば大丈夫です」という企業もありますが、早めにとっておくに越したことはありません。

営業職の場合、運転が下手だと事故を起こす可能性がありますよね。その会社の営業車で事故を起こした場合、会社側は保険料の増加、車の修理代、ブランドの毀損などのリスクが生じます。

よって免許を持っており、バリバリ運転できる人を営業職として採用する企業もある。
特に営業職を志している人は取得しておくべき資格の1つと言えるでしょう

普通自動車第一種運転免許取得に必要な勉強時間と合格率

普通自動車第一種運転免許の学科試験の合格率は、おおむね70%~75%ほどで推移しています。

ただし、学科試験だけでなく実技試験もあるのでそちらも練習が必要になります。一般的に免許の平均取得期間は2〜3ヶ月といわれていますが、短期で取得したい場合は、2週間程度で集中的に取得できる免許合宿を活用するのも良いでしょう。

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就職に有利な資格【独占業務一覧】

一般的な資格よりも取得難易度は高くなりますが、「独占業務」の資格は総じて就職に有利です。将来独立を考えている人や、専門分野に就職したいと考えている人は取得しておくと役立つことが多いでしょう。

【独占業務資格の例】

  • 行政書士
  • 司法書士
  • ボイラー技士
  • 不動産鑑定士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 弁理士
  • 通関士
  • 管理業務主任者

就活で資格を効果的にアピールする方法

ここからは、取得した資格を就活で効果的にアピールする方法をお伝えします。

例えば「就活のために資格を取りました」というのは、アピールとしては弱いだけでなく、熱意を伝えるための資格の場合は、「心から興味があるわけではないのかな」と逆効果になってしまうケースもあります。

適切にアピールするためには、以下のポイントを押さえましょう。

資格取得の目的を明確にする

「どうしてその資格を取ろうと思ったのか」のきっかけや、目的を明確に伝えましょう。
資格取得の目的の伝え方例

  • ●●が好きで、もっと知りたいと思ったから。
  • ●●ができなくて、悔しかったから。
  • ●●がわかれば、社会人になったとき、●●できるのではと思ったから。

このように、あなた自身が「どう思って、目指すことにしたのか」を伝えるのがポイントです。これにより、あなたが何をモチベーションに頑張れる人なのか、というアピールにつながります。

取得までの過程をアピールする

資格取得のためには、一定の勉強が必要だったはずです。取得までの勉強時間・期間・スケジュールは、具体的な数字で伝えましょう。

また、効果的・効率的に勉強するために工夫した点があれば、アピールしましょう。過程を明確に伝えることで、計画力や論理的に考える力、目標達成力などをアピールすることができます。

資格を今後どのように活かしていくつもりなのか、展望を示す

その資格を、入社後のどんな場面で活かしていきたいかを伝えましょう。
「資格をどう活かすか」の伝え方例

  • 企業の財務状況を深く調べ、クライアントのニーズを満たせる提案をしていきたい
  • マナーの知識を活かして、丁寧で心地よい接客をしていきたい。
  • 語学力を活かして、海外企業にも積極的に提案を行っていきたい。

就活で資格を履歴書・エントリーシート(ES)に書くときのポイント

続いて、履歴書やエントリーシートといった書類選考の場面で、資格の記載で気をつけるべきポイントをお伝えします。

レベルの低すぎる資格は記載しないほうがよい

例えば、「英検3級」は中学卒業程度の英語力を示しています。そのレベルでは、ビジネスの場で英語力を活かすことは難しいでしょう。

逆に記載することで、他にアピールできる資格がないことを却って証明することになり、悪目立ちをしてしまう可能性もあります

そのため、レベルの低すぎる資格は記載しないことをおすすめします。

資格の有効期限に気を付ける

資格の中には、有効期限があるものがあります。わかりやすいところですと、普通自動車免許です。定期的に講習を受けて更新をしないと、失効してしまいますよね。

他にも、ご紹介した宅地建物取引士も、資格としての有効期限はありませんが、業務を行う上で必要となる、取引主任者証の有効期限は5年間と決まっています。

自分の取得した資格に有効期限がないかは確認し、期限が迫っているようであれば更新の手続きを行いましょう。

取得予定や勉強中の資格についても記載できる

ここまで、取得した資格についてご紹介してきましたが、取得予定や勉強中の資格についても、履歴書やエントリーシート(ES)ではアピールしましょう。

「取得予定」と「勉強中」の違い

  • 受験済みで合否の結果待ち→取得予定
  • 未受験・受験前→勉強中

「取得予定」の記載例
(●年●月)秘書検定2級 取得予定
※日付の箇所には、合否が出る予定を入れます。

「勉強中」の記載例
ITパスポート試験 合格に向けて勉強中

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資格よりも「就活ノウハウ」の方が圧倒的に重要

資格よりも「就活ノウハウ」の方が圧倒的に重要

意外なことに大学生は、やたらと「資格」を気にしているように思います。
「資格がないけど就活はうまくいくのか?」と悩んでいる人が多いですが、悩む時間があるならぜひ1日でも早く就活ノウハウを勉強して身につけるべきだと私は思います。

具体的には、ガクチカ(学生時代に最も力を入れたこと)、自己PR、志望動機といったどの企業にも質問されることへの回答方法を考えること。
職種に関しての知識が浅いなら、長期のインターンシップに参加できないか考えること。
「どんな企業が自分に合うのか?」と企業選びの軸を設定してみること。
自分の長所や短所、大事にしている価値観、人との違いなどを理解するための自己分析

やれることはいくらでもあります。

「資格がない」と悩むよりも、これらに打ち込むほうが圧倒的に有効ですよね。
更に企業からすれば、何か資格を持っていることよりも、魅力的な志望動機を披露された方が響きますよ

ぜひ資格の有無に悩むのではなく、就活で評価されるためのノウハウを学ぶこと。
そしてその学びを行動に移すことに注力してください。

まさにこのOfferBox(オファーボックス)のサービスを利用し、「どんなプロフィールだとオファーがよく届くのか?」を研究することは非常におすすめですよ。

資格で大事なことは「自身の興味」である

資格で大事なことは「自身の興味」である

それは、「何が就活に役立つのか」よりも「自分は何に興味があるのか」という点です。
そもそも自分が全く興味がないことを資格で勉強するのって苦痛ですよね。

小学生の頃、寝ても覚めてもゲームにハマっていたように、人は自分の興味関心に対しては忠実で、とにかく楽しいと思えるものです。

よって資格の取得に関しても、まずは自分が興味のあるものはなにかを考えてみてください。

その興味を更に深めるための勉強としての資格の取得がベストでしょう。
「将来はだれもがうなるような料理を提供するレストランを建てるんだ!」という人は、調理師免許の取得に向けて全力で努力するでしょう。
取得する過程の中で、様々な発見をし、それを将来に活かすと思います。

ぜひ自分の興味関心に目を向けてください。
「全く興味関心がないよ」という人は、今回紹介した資格を「就活を大成功させる」という興味のために取得しても良いかもしれませんね。

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まとめ

以上、就職に必要な資格はそもそもあるのか、という点から、就職に有利な資格ランキングTOP10、効果的にアピールする方法まで、解説しました。最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

冒頭でも紹介したとおり、資格の有無だけで就活の成功は左右されません。資格の有無よりも、取得の過程を重視される場合が多いです。

その際に、資格を取るためにした努力や勉強を始めようと思ったきっかけを自分の言葉で語れることが重要です。

「就活で、社会で必要になる資格を取得したい」というやる気や行動力を、ぜひ正しい方向に向け、納得のいく就活を実現させてください。

その役に立つための情報を、私はこれからも全力で発信し続けますね。
あなたの就活の成功を心から応援している、就活マンでした。
(書いた人)
就活マン/藤井智也
・就活攻略論:https://shukatu-man.hatenablog.com/
累計300万PVの就活ブログ「就活攻略論」を運営。中堅大学から大手食品企業に入社した全技術をブログにて執筆している。

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月間10万人が読む就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マン@shukatu_manと申します。
オファーボックスさんに寄稿するのは、今回で3回目となりました。

そんな3回目は、僕のブログでも公開していない「ストレス耐性」に関する内容です。

企業側の立場に立って考えると、すぐに辞める人材は欲しくない。大損害になってしまいますからね。
そこで当然、「すぐに辞めない人材=ストレス耐性の高い人材」を求めるわけです。

今回は就活生が押さえるべき、就活でのストレス耐性の重要性やアピール方法を解説します。
これを読めば「ストレス耐性がない!」と判断されるリスクを下げることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

1章 就活におけるストレス耐性の重要性

就活においてストレス耐性をアピールすることはめちゃくちゃ重要です。

なぜか?

それは1人の新卒を採用するにあたって、約50〜70万円のコストをかけているから。
更に戦力にするまで、約1年〜3年の教育を必要としますよね。
その教育にかかる上司の給料など含めると、1人の新卒を育てるのに数百万円のコストがかかるのです。

ここで社長の立場に立ってみてください。
数百万円かけて育てた人材が、辞めてしまったらどうでしょうか?

ポケモンを例にしますか。(分からない人はごめんなさいね!)
数十時間かけて育てたピカチュウが、レベル80になったあたりで他のプレイヤーのところに去ってしまったらどうでしょうか?
「お、おい!俺の育てたピカチュウだぞ!!」
と、こんな感じで発狂してしまってもおかしくありません。
要するに、企業は新卒を育てるために多大なコストをかけているのです。

しかし、実際のところ3年後の離職率は約30%もある。
3匹のピカチュウを育てたら、1匹は途中で逃げてしまうイメージです。

あなたが社長なら、逃げてしまう確率を1%でも下げたいと思いますよね。

ストレス耐性が高い人材は辞めにくいと判断できる

では、辞めない人材をどう判断すれば良いのでしょうか?
その基準の1つとなるのが「ストレス耐性」です。
ストレスに弱い人は、何か1つでも嫌なことがあればすぐに辞めそうですよね?

逆にストレスに強い人なら、何かあっても粘り強く続けてくれそうです。
更には、ストレス耐性が高いと鬱などの心的疾患にもなりにくい。

企業側としては、社員が鬱になってしまったら責任を取る必要が生じます。
過去には以下のような判決が下っています。

休職を認める判断が遅れ、それがうつ病の悪化に繋がったとして会社側に約150万円の支払いが命じられた(名古屋地方裁判所平成20年10月30日判決)

その社員を育てたコストに加えて、追加でのコストがかかるリスクもあるのです。
更には企業の信用まで傷つく可能性さえある。

これまで解説したことを考えると、企業側が辞めにくい人材を求める理由がわかりますよね。

「就活ではストレス耐性が重要」だと言われたら、「そうなんだ」で終わるのではなく、ぜひこのように「なぜ」と深堀りして考えてください。

面接官や社長の立場で考えられる就活生はマジで強いです。
ちなみにこうして理由を深堀りする習慣は、就活だけでなく今後もずっと使えますよ!

2章 企業は就活生のストレス耐性をどのように測っているのか?

2章 企業は就活生のストレス耐性をどのように測っているのか?

それでは就活におけるストレス耐性の重要性を把握したところで、企業側はどのようにストレス耐性を測っているのかチェックしていきましょう。

①性格検査

まず一番代表的なのが、性格検査です。
適性検査内の性格検査にて、ストレス耐性の高さをデータとして見ることができます。

ここで注意点ですが、性格検査は正直に受けましょう。
「性格検査の対策方法」などが就活本で書かれていることがありますが、あれは最悪ですね。
性格で嘘をついてしまうと、入社後のミスマッチに繋がる可能性が高い。
そもそも就活の成功は、どこでも良いから内定を獲得することではなく、「自分と合った企業に入社して将来幸せになること」ですよね。

性格検査においてストレス耐性が低いと判断され、それを見て不採用とされたのなら仕方ない。その企業は合わなかったのだと割り切ることが非常に重要です。

適性診断の性格診断に関して、詳しくはこちら。
【適性検査の性格診断】落ちる理由や例、無料の対策を紹介

②面接での対応

次に面接の対応でもストレス耐性を見られます。
僕は面接をする上で、堂々とした態度でのぞむべきだとよく話します。

猫背だったり、オドオドしていたり、声が小さいと自信がないと判断される。
自信がない人に対して「ストレス耐性が高そう」だとは感じませんよね。

あなたの知り合いにも、堂々としてて余裕がある人がいませんか?
そんな人に対して「ストレスなさそうだな」と感じませんか?

このように面接での堂々とした態度は非常に重要ですし、面接を通してストレス耐性を測る人事は非常に多いです。

③「挫折経験」「失敗体験」などの質問

次に「人生で最も挫折した経験は何ですか?」や「これまで一番の失敗は何でしょうか?」といった質問を通してもストレス耐性を判断しようとします。

この質問へのポイントは、「挫折経験の大きさ」ではありません。
挫折経験の大きさは操作不可能ですからね。
ポイントは「その挫折をどう乗り越えたのか?」という”ストレスの乗り越え方”にあります。

これは就活でよくされる質問なので、どう乗り越えたのかをしっかりと明確化しておきましょう。そうすれば突然聞かれても答えることができますからね。
挫折経験の話し方に関しては、こちらのコラムも参考にしてください。
挫折経験の書き方|質問の意図や経験がない人の考え方も紹介【例文あり】

④圧迫面接

そして最後に、ストレス耐性を測る上で代表的なのが「圧迫面接」ですよね。
面接官がわざと威圧的な態度をしてきたり、激しく詰める面接を指します。
圧迫面接をする意図は、まさにストレス耐性を測るためなのですが、僕は圧迫面接をしてくる企業が大嫌いですね。

そもそも「圧迫面接をしてストレス耐性を測らなければいけないほど職場環境が悪いのか?」と僕は考えてしまいます。
それと単純に、就活生に対しての愛が足りない企業だなとも思うんですよ。

就活生は、慣れない就活を通して心理的に不安な状態にある。
それを考慮せずに、自社の利益を優先して圧迫面接で就活生のメンタルを潰しにいく企業に就活生への愛を感じませんよね。
就活生の立場に立って考えられないような企業が、消費者の立場に立って良い商品を提供できるのか疑問です。

僕は圧迫面接に対して、このような立場を貫いていますが皆さんはどうでしょう?
このように自分の軸を持つことも重要です。
「とにかく内定を獲得しなきゃ」とゴールの設定を「内定の獲得」にしてしまうと、自分の幸せを置き去りにしてしまうかもしれませんよ。

3章 就活生はどうストレス耐性をアピールすれば良いのか?

3章 就活生はどうストレス耐性をアピールすれば良いのか?

性格検査では嘘をついてはいけない。
圧迫面接をされたら、そんな企業に入社したいと思わない。
それでは一体、就活生はどうストレス耐性をアピールすれば良いのでしょうか?

就活生ができることはシンプルに2つです。

・面接で堂々とした態度でのぞむ
・ストレス耐性の高さを強みとしてアピールする

面接で堂々とした態度でのぞむ

まず先にも少し話したとおり、面接では堂々とした態度でのぞみましょう。
特に意識して欲しいポイントは以下の5点です。

・猫背にならない
・声が小さくならないようにする
・ハキハキと話す
・前髪が目にかからないようにする
・「えっと、、、」「あのぉ、、、」などと困り過ぎない
(分からなかったり、思いつかない質問ははっきりと「すぐに思いつきません。すみません!」とはっきり言った方が良い)

一次面接で落ちる人の特徴として、これらは代表的な減点ポイントです。
特に一次面接では、若手の社員が面接官として、第一印象や基本的な受け答えができるのかといった「足切り」の要素があるんですよね。
そこで自信のないような態度を取ってしまうと、ストレス耐性の低さを含めて、足切りされる可能性が非常に高まります。

よって、ストレス耐性の高さを示すこと含め、必ず上記の5点を少しでも意識してください。それだけで一次面接の通過率が抜群に上がりますからね!

ストレス耐性の高さを強みとしてアピールする

次に、こちらからストレス耐性の高さを強みとしてアピールすることもできます。
しかしこれは「本当にストレス耐性が高いことが強みである人」のみおこなってください。

何度も言いますが、就活において嘘をつくことはNGです。
入社後のミスマッチに繋がるだけですから。

結婚も全く同じですよね。
自分の性格を最初だけ偽って結婚したとしましょう。
しかし自分の性格は必ず後で表に出てきます。メッキが必ず剥がれるように、本当の性格が表に出てきます。
その時に「性格が変わった!」と言われて、離婚することになってしまう。
それでは結婚する意味がありません。

「結婚すること」を目的にしてしまうと、本当の目的である「幸せになること」が達成できなくなってしまうということを覚えておいてください。

では、就活において嘘をついてはいけないことを把握した上で、どうストレス耐性の高さをアピールすれば良いのか?
具体的には「長所」や「自己PR」でストレス耐性の高さを武器にします。

長所ならシンプルに「私の強みはストレス耐性の高さです。」と伝えつつ、「ストレス耐性の高さによってこれまでどんなメリットがあったのか?」といったことを伝えましょう。
自己PRならば、「ストレス耐性が高いことで、御社にどんなメリットを与えられるのか」をとことん考えてアピールすれば良いですよね。

最初に話したとおり、企業にとってストレス耐性が高いことは魅力的です。

よって強みや自己PRとしてアピールするにはぴったりだと言えますよ。

4章 ストレス耐性を過剰に測ってくる企業は要注意

この記事の最後に、ストレス耐性に関する注意点を話したいと思います。

僕が就活生の時、「これまでの人生で挫折した経験」をめちゃくちゃ深堀りしてくる企業がありました。
僕は営業職を志望していたのですが、ずっと「営業は地味な仕事だよ」「泥臭い仕事だよ」ということを延々と語られたんですよね。
そんなストレス耐性を重視しすぎる姿勢に疑問を持ち、口コミサイトを見たところ営業職の離職率が非常に高かった。
口コミでは「とにかく新規開拓の営業のノルマが厳しすぎる」という投稿が大量に見つかりました。
おそらく離職率の高さが人事の課題になっていたのでしょう。

新卒採用においても、とにかくストレス耐性の高さを判断していたようです。
そんな環境の企業に入社したくないと考え、その企業の選考は辞退しました。

このように過剰にストレス耐性を重視してくる企業は、離職率が高い原因がある可能性があります。
ぜひ口コミサイトなども確認して、「本当に自分に合った企業なのか?」という点を追求してくださいね。

まとめ

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
就活におけるストレス耐性についての理解が深まったでしょうか。

企業がストレス耐性を求める理由。
そして、ストレス耐性をどう面接官に伝えれば良いのか理解できたのなら幸いです。

ちなみに「ストレス耐性をアピールすべき人は本当にストレス耐性に自信がある人のみ」だと注意しましたよね。
本当にここは注意が必要で、就活でアピールすべき強みは嘘をつかないことがポイントです。

何度も言いますが、内定がゴールではありません。
自分に合った企業に入社して、将来「ここに入って良かった」と思えることが就活の成功だと僕は思います。

今回の記事を通して、ストレス耐性への理解だけでなく、自分にとっての幸せの定義や就活の成功の定義を深堀りすることに繋がることが僕の願いです。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

あなたの就活の成功を陰ながら、応援しています。

(書いた人)

就活マン/藤井智也

就活攻略論:https://shukatu-man.hatenablog.com/

累計300万PVの就活ブログ「就活攻略論」を運営。中堅大学から大手食品企業に入社した全技術をブログにて執筆している。

就活の際、面接の最後に、面接官から言われることで最も多いものとして「最後に何か質問はありますか?」というものがあります。
その場合、「企業研究をしっかり行っているのか?」などを最後にもう一度確認しておきたいという意図があるということは、以前、就活コラムでも取り上げました。

今回紹介するのは、「最後に一言あればどうぞ」という面接官からの一言についてです。
「最後に質問」と「最後に一言」は一見似ているようにも感じられますが、実は明確な違いがあります。
本記事では、「最後に質問」と「最後に一言」の答え方の違いについてお伝えしたうえで、「最後に一言」の裏に隠された、面接官の3つの意図を紹介します。

 

面接での「最後に質問」と「最後に一言」で答え方は変わる!

冒頭でも少し触れたように、「最後に質問はありますか?」と聞かれた場合には、企業研究をどれだけやってきたのかが問われていることが多いです。
いわゆる「逆質問」というもので、その企業の取り組みや仕事内容などで、気になることがあれば質問します。
以前、就活コラムにて、「逆質問の考え方」について紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください。

 

【関連記事】
⇒ 効果的な逆質問がしたい!面接官も思わず感心する逆質問の考え方

 

「最後に一言ありますか?」の場合は、質問をするのではなく、面接を通して気づいたことや、面接の機会をもらえたことに対する感謝などを述べるのが無難であると言われています。
そのため、質問に対して用意してきたことをただただ述べるだけでは不十分です。
実際に面接の場で感じたことなどを伝える、つまり、あくまで面接官と会話しているという意識を持っておく必要があります。

 

「最後に一言」は入社意欲などの「熱意」を伝えるチャンスでもある

面接の機会をもらえたことに対する感謝を伝えることも大切です。
しかし、就活期間中、採用担当者に自分の口から熱意を伝えられるタイミングは少ないので、入社意欲や秘めた想いなどを伝えるチャンスと考えることもできます。

ただ、「最後に一言」の時間は全員に与えられるものではないので、自己PRや志望動機で入社意欲をしっかりと表現できるように、企業研究や自己分析は、しっかり行うようにしましょう。

 

面接の「最後に一言」の裏に隠された面接官の3つの意図

面接官が「最後に一言あればどうぞ」と促してくるのには、明確な意図があります。
今回は、「最後に一言」の裏に隠された面接官の意図として、以下の3つを紹介いたします。

 

  • 入社意欲を確認したい
  • 回答が薄い部分があったので確認したい
  • 抑え込んでいる正直な気持ちを聞きたい

 

これら3つの意図について、詳しく解説していきます。

 

【1】入社意欲を確認したい

「どのくらい入社意欲を持っているのか」を伝えることは、面接において非常に重要です。
面接官の視点に立った時、入社後のビジョンを明確に持っている学生が複数人いたとして「第一志望で考えている学生」と「他の企業にも興味があり迷っている学生」がいた場合、皆さんならどちらを採用したくなるでしょうか?
「最後に一言あればどうぞ」という言葉の裏には、「採用したいけど、入社意欲はどのくらいあるんだろう」「他の学生との違いが見てみたい」という面接官の想いが隠されています。

 

【2】回答が薄い部分があったので確認したい

面接は時間が無限にあるわけではありません。
もちろん、面接に参加する学生の皆さんも、その点は把握したうえで、面接での答え方などを考えていることかと思います。
しかし、いざ本番になると時間を意識するあまり、伝えきれなかったことなども出てくるでしょう。
面接官は、いわば採用のプロです。
多くの学生を数多く見てきた方達なので、「もう少し言いたかったことがあるかも」と感じたときに「最後に一言あればどうぞ」と、学生に対して気遣ってくれることがあります。
面接中に「この部分、上手く伝えきれなかったなぁ」と感じることがあれば、伝えるようにしましょう。

 

【3】抑え込んでいる正直な気持ちを聞きたい

面接官は「学生の正直な気持ち」を知りたいと考えています。
企業にとって一番怖いのは、入社後にミスマッチが生じることです。
ミスマッチとは、入社後「自分が思っていた会社ではないかも」というネガティブな感情が大きくなり、結果として「早期退職」などに繋がることです。
面接に臨む学生さんの中には、ネットの情報などから「採用担当者が喜ぶ回答」などを、そのまま伝えてしまう人もいます。
ですが、それだとどうしても「正直な気持ち」は面接官には伝わりません。

 

先ほどもお伝えしたように、面接官は採用のプロなので、取り繕った回答をしていると「この学生さん、もしかしたら正直な気持ちを抑え込んで質問に答えているんじゃないか」「もしかしたら、ネットの回答例をそのまま言ってるんじゃないか」と思われてしまいます。
だからこそ、自己分析や企業研究を通して、本当の自分の気持ちや想いを面接を通して伝えられるようになることが大切なのです。

 

そのため、モヤモヤした気持ちで面接を終えてしまうぐらいなら、「最後に一言」と言われた際に、きちんと面接官に気になることや思ったことをぶつけてみましょう。

 

中途半端な面接にしないことが真の面接マナー

面接は、学生だけでなく、企業にとっても将来が変わるかもしれない重要な時間です。
企業としては「良い人材は逃したくない」という気持ちで採用活動を行なっています。
そんな中で、面接官は「中途半端な面接をするわけにはいかない」という意識をもって、学生と向き合っています。
その気持ちに応えられるような回答や逆質問を事前に用意しておくことこそが、真の面接マナーと言えるのではないでしょうか。

 

まとめ:面接の「最後に一言」を活用して自分を出し切ろう!

今回は、面接での「最後に一言あればどうぞ」という言葉の裏に隠された面接官の意図と、「最後に質問はありますか?」との違いについて解説しました。
面接官は、「採用」という責務の重みを知っているからこそ、流れ作業的に面接をすることはありません。
そのため、学生としても、面接官、さらには企業の気持ちに全力で応えていく必要があります。

 

「最後に一言あればどうぞ」と言われた際には不安がらず、むしろ熱意を伝えるチャンスと捉えて、しっかりと自分の想いを伝えましょう!
ただし、前のめりになってしまい、自分の事ばかり伝えるのではなく、まずは感謝の気持ちを伝えることも忘れずに…!
しっかり企業研究や自己分析をして、お互いが不完全燃焼にならない面接にしましょう。

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※ZOOMでのライブ配信です。
※カメラ、マイクは自動でオフの設定となります
※アーカイブの配信を予定しています。

 

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株式会社人材研究所 シニアコンサルタント 安藤 健氏

青山学院大学教育人間科学部心理学科卒業。日本ビジネス心理学会上級マスター資格。
組織・人事に関わる人のためのオンラインコミュニティー『人事心理塾』代表。2016年に人事・採用支援などを手掛ける人材研究所へ入社し、2018年から現職。
これまで数多くの組織・人事コンサルティングプロジェクトや大手企業での新卒・中途採用の外部面接業務に従事。『日経ビジネス電子版』にて人事・マネジメント系コラム「安藤健の人事解体論」を連載中。著書に『人材マネジメント用語図鑑』(共著:ソシム)、『誰でも履修履歴と学び方から強みが見つかる あたらしい「自己分析」の教科書』(日本実業出版社)。

株式会社i-plug 学生メディアチーム  チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

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