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「自己PRが思いつかない・・・」
「アピールポイントが複数あるが上手くまとめられない」
「書いているうちに何を伝えたいのか分からなくなる」

自己PRを作成中、このような悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。

エントリーシートや面接を通して必ずといってもいいほど問われる自己PRは、多くの学生にとって悩みの種。

この記事では、自分の強みやエピソードを当てはめて簡単に作成できる「テンプレート」を利用した自己PRの書き方を紹介します。

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自己PRの書き方の前に…。必要な事前準備とは?

自己PRの具体的な書き方を説明する前に、まずは必要な事前準備を説明していきます。

事前準備なしに自己PRを作成し始めると、アピールの方向性がいつまでも定まらず、かえって時間がかかるので注意してください。

早く就活を進めたい気持ちは分かりますが、「急がば回れ」の精神で自己PR作成前の準備にはじっくり時間をかけましょう。

 自己分析で自分の強みを明確にする 

自己PRを作成する前に、まずは自分のこれまでの経験や行動を振り返り、強み・弱みを明確にしていきましょう。

自己分析では約20年間の人生を俯瞰して、何が自分のモチベーションにつながるかを理解することが大切です。

これまでの人生で「時間を忘れて取り組めること」が何かを振り返り、充実した時間を過ごす中で「何を考えていたかを明確にする」と自分の価値感を理解できるでしょう。

また、「自分自身を俯瞰する」という意味では他己分析も有効です。

自分では自覚がないものの、他人から褒められた経験や逆に指摘された内容を振り返れば、より正確に自分の特性を分析できます。

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経済産業省も推奨する社会人として働くうえで必要な能力を様々な角度から分析できるので、自己分析に迷ったらぜひ使ってみてください。

 業界・企業研究で求められる人物像を明確にする

自己PRは一度作成して終わりではなく、アピールの方向性は変えないまでも、応募したい企業に合わせてカスタマイズする必要があります。

そのためには、業界・企業研究を通して応募先企業で求められる人物像を深く理解しなければなりません。

募集要項の「○○資格取得者は優遇」「こんな人材は歓迎」など表面的な情報も参考にはなりますが、もっと潜在的な人材ニーズがないか考える必要があります。

たとえ些細な内容でもホームページや募集要項にはない、企業のリアルな情報を知れるチャンスは逃さないようにすることが大切です。特に合同企業説明会やOB.OG訪問、インターンシップには可能な限り参加するようにしましょう。

企業について少しでも理解しようという僅かな努力の差が、選考結果としてあらわれてくるので、業界・企業研究には力を入れましょう。

自己PRの書き方

自己PRのテンプレートはありますが、あくまでもアピールポイントを分かりやすく伝えるための基本的な「型」であると捉えてください。

しかし、その型に当てはめるだけでは、魅力的な自己PRは作成できないことは大前提として覚えておきましょう。魅力的な自己PRは基本的な型にオリジナル性が加わり、はじめて完成するのです。

多くのテンプレートで使用されている「自己PRの基本的な型」と「必要な要素」は以下の通りです。

結論:強み・長所

理由:裏付けるエピソード

締め:入社後に貢献できること

上記は、聞き手にアピール内容を論理的に伝えるためにも、基本的な構成といえます。

まずは「結論→理由→締め」の順番を意識して自己PRの土台を作り、そこからブラッシュアップして自分ならではの自己PRに仕上げることが重要になります。

①自分の強み(結論)

自己PRの冒頭では、以下の例文のように「自分のどんな点が強み・長所になるのか」結論を伝えるようにしましょう。

・私の強みは◯◯です。

 

・私の強みは◯◯の経験で身につけた◯◯です。

 

・◯◯な点が私の一番の長所だと自負しています。

結論を最後まで言わない自己PRは、全体として何を伝えたいかが理解しづらく、読み手の混乱を招く場合もあるので注意が必要です。

冒頭から結論を伝えれば最初に文章の趣旨を大まかに理解できるため、その後に話すエピソードについても理解してもらいやすくなります。

ダラダラした自己PRは避け、結論ファーストを意識してできるだけ端的に伝えるようにしましょう。

②強みを発揮したエピソード(理由)

続いて、冒頭で伝えた強み・長所の裏付けとして、「なぜそれが強みだと主張できるのか(理由)」を具体的なエピソードをもとに伝えます。

主張を裏付けるエピソードがない自己PRで「私の強みは◯◯です」と伝えても、企業がその真偽を確かめる術はありません。

以下、例文のように結論を裏付けるエピソードを付け加えることで、初めて強み・長所に信憑性が出るのです。

例文1 : サークルでの出来事

・この強みが特に発揮されたのは、サークルでミーティングをしていたときです。

私が所属していたサークルでは◯◯が課題となっていたのですが~

 

・その根拠は、大学3年生の頃に経験した子どもたちへの教育ボランティアにあります。

活動中は◯◯という困難がありましたが、私の長所である◯◯を発揮し~

例文2 : シューズショップの販売員として働いた経験

・◯◯の強みを発揮し、シューズショップの販売員としてお客様満足度の向上に貢献した経験があります。

接客の仕事で私が最も大切にしているのは~

長所を発揮した場面や、強みが伸びた経験を話すことで、自己PRの内容に説得力を持たせましょう。

③入社後にどう活躍したいか(締め)

締めとして「入社後に貢献できること・実現したいビジョン」を伝えます。

企業は選考を通じて、志望者が強み・長所を活かして企業にどのように貢献できるのか、あるいはどんなことを実現したいのかを知りたいと考えています。

企業側の視点を無視して、一方的に自分の強みや希望を語るだけの自己PRは評価してもらえません。

企業に自分を採用するメリットを伝えるために、強み・長所がどのような形で業務において役立つのか具体的に伝えましょう。

例文 : 入社後の展望

・試行錯誤しながら続けた研究で身につけた計画性を発揮し、入社後の業務にも自分なりの目標を立てながら臨みたいと思います。

 

・営業の長期インターンシップで培ったチャレンジ精神は、御社の新規開拓事業において最も発揮できると考えています。

 

・複数の意見をうまくまとめる調整力は、個人ワークよりチームワークを重視する業務が多い御社の◯◯部門で大いに活かせると思います。

最後の印象をよくする自己PRの締め方はこちらの記事を参考にしてください。

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自己PRの例文

前章の書き方で紹介したテンプレートを用いて、いくつか例文を紹介します。

(①結論:強み・長所→②理由:裏付けるエピソード→③締め:入社後に貢献できること)の構成を意識して読み進めてみてください。

文章全体として分かりやすさと説得力があることを実感できるでしょう。

例文①

私の強みは行動力です。(①結論:強み・長所)大学3年生の頃に参加した災害復興ボランティアでは、炊き出し担当としてバーベキューの開催を提案・実行しました。

 

活動中は主に炊き出しを手伝っていたのですが、提供する料理の種類が少なすぎて飽きる人が少なからずいました。

そこで私は一緒に参加した友人に呼びかけ、聞き取り調査を実施したところ、焼肉を食べたいという声が多くあがりました。

他の参加者とも協力して食材と道具を用意し、炊き出しでバーベキューをした結果、多くの人に喜んでもらえたことが強く印象に残っています。(②理由:裏付けるエピソード)

こうした経験から、課題を発見したら主体的に行動し、解決に貢献できる能力があると自負しています。

御社の商品開発部でも私の強みである行動力を活かし、新しい価値をもつ商品を生み出していきたいです。(③締め:入社後に貢献できること)

例文②

私の強みは「どんな辛い状況でも、人をポジティブにできる」明るさです。→(①結論:強み・長所)私は駅伝部の外部コーチとして、高校生の練習に参加しています。

 

生徒は高校生活と両立しながら練習を継続し、様々な状況でモチベーションを維持していかなければなりません。

練習環境は決して恵まれているとはいえず、他の部と練習時間が重なり1~2週間まともに練習できない時期もありました。また、大会前の大切な時期に練習できない焦りから、部員同士が衝突したり落ち込んだりすることもありました。

私は外部コーチという立場ですが、できるだけ生徒の悩みには耳を傾け、どんな状況でも笑顔で明るく接し続けるようにしました。

すると、生徒の意識が少しずつ変化し始め、練習場所が確保できない現状に悩むより、他の練習メニューを部員全員で考えるようになりました。

練習できない状況でも明るくポジティブな空気を絶やさないようにしたことで、生徒同士の団結力が高まったのだと思います。→(②理由:裏付けるエピソード)今できることに一人ひとりが全力で取り組んだ成果が実り、結果的には部員3人が全国出場を決めるなど過去最高の成績を出すことができました。

 

貴社のインターンシップにおいても、グループワークや体験業務など様々な場面で、チームのムードメーカーとして士気を上げていければと思っております。→(③締め:入社後に貢献できること)

例文③

私の強みは「関係構築力」です。 幼い頃から、友人間でのコミュニケーションを活発にする、促す立ち回りを得意としていました。→(①結論:強み・長所)

 

強みである関係構築力が発揮されたのは、大学入学後3年間勤めたコールセンターのアルバイトです。私は、メンバー間のコミュニケーションが希薄である点に危機感を抱きました。

コールセンターでは少しの会話が雑音になってしまうため、メンバー同士でコミュニケーションを取るのが難しく、就業中はお客様とのやりとりがメインになります。 そのため、気付かぬうちにストレスを抱え込み、結果的に離職してしまうケースが後をたちませんでした。

そこで、私はリーダーに掛け合ってメンバー同士のランチや定期ミーティングを設定することにしました。

その結果、メンバー間での積極的に相談や事例の共有が行われる関係性を構築することに成功しました。また、これによって半年間で離職する社員を1人だけに抑えることにも成功しています。→(②理由:裏付けるエピソード)

貴社に人事職として入社後は、アルバイトでの経験をいかし部門間の連携を強化し、風通しの良い職場環境を作っていければと思っております。→(③締め:入社後に貢献できること)

自己PRのアピールポイント例

自己PRでのアピールポイント例を紹介します。

自分の強みを表現する言葉が思い浮かばない人はぜひ参考にしてください。

  • 協調性
  • 継続力
  • 傾聴力
  • 計画性
  • 向上心
  • 課題解決力
  • 冷静さ
  • 対応力
  • 周囲を巻き込む力
  • 調整力
  • 目標達成意欲
  • 探求心
  • 視野の広さ
  • 失敗から学ぶ力
  • ストレス管理能力

自分の強みやアピールポイントは自己分析をすることで見つかることがありますので、OfferBoxに登録して「AnalyzeU+」で自己分析をしてみるといいかもしれません。

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自己PRを書くときのポイント

アピールポイントを羅列するだけの自己PRでは、企業に一緒に働きたい人材と思ってもらうのは難しいです。

採用メリットを示すには、よりアピール内容に一貫性を持たせ、説得力が出るように工夫しなければなりません。

自己PRを書くときのポイントを詳しく確認していきましょう。

過去の経験をしっかり洗い出す

強みを発見するために、これまでの自分の経験を洗い出してみましょう。

経験を洗い出すことで、自分の過去の行動の共通点や、発揮した強みが見えてくる場合があります。

具体的な方法としては、自分史を使って考えるのがおすすめです。

自分史は自分の半生を時系列に整理したもので、年代ごとに振り返っていくことで過去を思い出しやすくなるメリットがあります。

「大学生活ではゼミの研究が特に大変だった」「高校2年生のときの部活動が楽しかった」などと年代ごとに印象に残っている経験をピックアップし、当時の行動や考えを振り返ってみてください。

自分史の詳しい作り方はこちらの記事を参考にしてください。

短所を言い換えられないか考えてみる

長所がなかなか思い浮かばない場合は、思いつきやすい短所からアピールポイントを考えてみてもよいでしょう。

短所からアピールポイントを考えるメリットは、回答に一貫性をもたせられることです。

例えば、自己PRで「柔軟性」を強みにしたにもかかわらず、短所を聞かれたときに「不測の事態への対応が苦手」と答えると回答に一貫性がなくなってしまいます。

このように長所と短所の関連性を意識せずにバラバラに考えてしまうと、矛盾が生じてしまうケースも多いです。

短所からアピールポイントを考えれば「不測の事態への対応が苦手(長所)」→「リスクを考慮して慎重に行動できる」と矛盾が生じづらくなります。

自分の短所を正確に理解するために、まずは自己分析を通じてこれまでの経験を棚卸しましょう。

自分史を作る、他人から過去に指摘された内容を振り返る、などの手法をもちいるのもよいでしょう。

自分の短所を象徴するエピソードを可能な限り多く見つけた方が、言い換えた時にしっくりくる長所を見つけやすくなります。ネガティブな情報に触れるのは苦痛かもしれませんが、時間をかけて取り組みましょう。

長所と短所の言い換えの例はこちらからどうぞ。

定量的な情報を入れる

自己PRに具体的な数字を盛り込めば、アピール内容がイメージしやすくなり、採用担当者の印象に残りやすくなります。

また採用担当者は、自己PRの中で伝えた能力を応募者が本当に有しているかどうかを面接中に確認しようとします。自己PRに応募者しか知り得ない定量的な情報が詳しく盛り込まれていれば、アピール内容の信憑性は一気に増すでしょう。

新卒でも選考では何ができるかを重視されるので「どのような内容を・どれくらいできるか」を示すうえで数字は重要です。

数字にこだわり過ぎて本来のアピールポイントがぶれるのはNGなので、適度に定量的な情報は盛り込みたいところです。

しっかり自己PR欄を埋める

いくら魅力的な自己PRを考えても、2~3行しか書かれていないのでは伝えたい内容の半分もアピールできません。

過不足なく企業にアピール内容を伝えるには、読みやすい文字サイズを前提として、自己PR欄の9割以上は埋める必要があります。

表現や内容が少々つたなくても、決められたスペース内に一生懸命書こうとしていれば意欲は伝わるので、自己PR欄はしっかり埋めましょう。

自己分析ツールを使ってみる

本来は自分の経験から強みを抽出し、ツールでチェック・補完するのが適切ですが、どうしても思いつかない場合は、先に自己分析ツールで強みを列挙するのも一つの手です。

自己分析ツールで明らかになった強みを参考にし、自分の経験と照らし合わせながら、それが本当に強みといえるのかを確かめていきましょう。

例えば、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目に加え、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性の計28項目で分析できます。

質問数が多いぶん非常に精度の高いデータを得られるので、自分史や短所の言い換えを試してもアピールポイントが思いつかない人は、ぜひ活用してみてください。

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自己PRの書き方:ブラッシュアップのポイント

これまでに紹介してきた自己PRの書き方や、テンプレートをそのまま真似するだけでは魅力的な自己PRにはなりません。

以下の3つのポイントを意識し、ありきたりではない自分ならではの自己PRを完成させましょう。

求める人物像を正しく把握する

企業が求める人物像を正しく把握し、それに沿った自己PRを心がけてください。

自己PRの目的は「この学生を採用したい」と企業に思ってもらうことですから、ただ自分の強みを述べるだけではアピールに繋がりません。

企業に貢献できる人だと評価してもらうためには、求める人物像に沿った強みをアピールすることが大切です。

求める人物像は採用ページやパンフレットなどに載せられているので、必ずチェックしておきましょう。

載せられていなくても実際には重視されている場合もあるので、企業研究をして自分のどんな一面が企業にマッチするかを考えてください。

四季報を使った企業研究の進め方は、以下の記事を参考にしてください。

エピソードは盛らずにリアルに伝える

エピソードを盛ったり、嘘をついたりするのはNGです。

内容を偽った自己PRは見抜かれるうえ、「仕事でも虚偽報告をする可能性が高い学生」と印象が悪くなってしまいます。

印象に残ろうとして内容を偽る学生が少なからず存在しますが、こちらの記事のアンケート結果から読み取れるように、企業はエピソードの派手さや成果を重視していません。

エピソードを盛ったり嘘をついたりしたことが見抜かれた場合、評価は大きく下がります。

高評価につながる可能性は低く、むしろ評価が下がるリスクがあるため、自己PRではエピソードを盛らず、ありのままのことを伝えましょう。

自分の経験をもとにリアルな内容を話せば、よくあるテーマであっても自分らしさが伝わる自己PRになります。

当時が思い起こせるように伝える

自己PRを読んだ面接官が、当時の状況を思い起こせるように伝えましょう。

自己PRの完成後は、誰にでも伝わる表現・言葉を使えているかを確認することが大切です。

特に、アルバイトや部活動・サークルのエピソードを伝える際は、仲間内でしか伝わらないような表現を無意識に使いがちです。

伝わらない表現が多い自己PRでは魅力が半減してしまうため、細かい部分まで気を配りましょう。

自分でも自己PRの見直しはできますが、社会人の先輩に添削を頼むと客観的な意見を採り入れられます。

大学の先輩に頼んだり、OB・OG訪問を活用したりして、自分が作った自己PRへの意見を聞いてみましょう。

OB・OG訪問の探し方や流れは以下の記事を参考にしてください。

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自己PRの書き方に関するよくある質問

最後に、自己PR・書き方に関するよくある質問にお答えします。

自己PRは選考での評価に大きく影響する重要な質問項目です。

質問意図に沿った回答をするため、疑問点を分からないまま放置するのはやめましょう。

そもそも自己PRとは?

自己PRとは「企業に自分を採用すべきだとアピールするもの」です。

どんな強み・長所をもっており、それを企業でどう活かせるのかをアピールする目的があります。

書類選考や面接で聞かれる質問は企業によってさまざまですが、そのなかでも特に聞かれやすいのが志望動機と自己PRです。

選考対策においても、優先して回答を考えるべき質問といえます。

自己PRの定義や目的については、以下の記事を参考にしてください。

自己PRを聞く企業の意図は?

  • 自社とマッチしているか
  • 自己分析ができているか
  • 企業研究ができているか

企業は主に上記のポイントを確認するために自己PRを聞いています。

学生が入社後に自社で活躍することができて、はじめて企業の採用は成功と言えます。そのため、学生が自社とマッチしているかを知りたいと考えています。

また、自分を客観的に見て正しく自己分析できていること、企業の求める人物像がわかるまで企業理解できていることも重要です。

上記の3点を知るために、企業は自己PRを聞いています。

「自己紹介」や「強み・長所」との違いは?

自己紹介は氏名や所属、研究内容など、自分のプロフィールを簡単に説明するものです。

面接開始時の挨拶の意味合いが大きいため、自己PRのように自分の強みをアピールするものではありません。

また、強み・長所も自己PRとよく混同される質問項目ですが、こちらは強みから人柄を知ってもらうのが目的です。

強みを伝えて自分を採用すべきだとアピールするのが自己PR、強みから人柄を知ってもらうのが強み・長所と理解しておきましょう。

自己紹介や強み・長所との違いについて、より詳しく知りたい人は以下2つのを参考にしてください。

自己PRがどうしても思いつかない場合は?

自己PRが思いつかない人によく見られる原因は、「特別な経験や実績が必要だと考えている」ことです。

組織の代表を務めた経験や、海外留学の経験など、インパクトのある経験がないから自己PRを作れないと思い込んでしまっています。

特別な経験があるのは確かに素晴らしいことですが、企業はエピソードの派手さや成果を重視していません。

よくあるテーマでも自分らしい魅力的な自己PRは作れるので、もう少し視野を広げてみましょう。

例えば、趣味にしている料理や、1人暮らしの経験などからも自己PRは作れます。

具体的な対処法は以下2つの記事を参考にしてください。

履歴書とエントリーシートの自己PRの書き分けは?

履歴書とエントリーシートで自己PRをかき分ける必要はありません。

いずれも記入スペースや文字数を指定されるケースが多いため、字数制限に合った書き方を心がけましょう。

また、選考を受ける企業によっても自己PRの字数制限は変わります。

600字のような長めの自己PRと、200字のような短めの自己PRの両方に対応できるよう、長いパターンと短いパターンを用意しておくと効率的です。

自己PRが完成したら、ぜひOfferBoxへのプロフィールに登録してみてください。

スカウト型の就活サイトであるOfferBoxでは、自己PRを見た企業からオファーをもらえるチャンスがあります。

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面接と履歴書で同じ自己PRをしてもいい?

面接と履歴書の自己PRは同じ内容のほうが望ましいでしょう。

1つの強みに絞ってアピールすることで、自己PRの説得力が増します。万が一、書類提出から面接までの間に認識が変わった場合は、その旨を伝えて話してください。

ただし、面接で自己PRをする際に、履歴書をそのまま読み上げるだけの回答にならないよう注意しましょう。

面接官が書類に目を通して準備していることを考慮し、履歴書に書き切れなかった情報を付け加えて伝える必要があります。

自己PRが複数ある場合は?

アピールしたい内容が複数あっても、自己PR欄に記載するのは基本的にひとつだけにするのが好ましいでしょう。

複数のアピールポイントを記載すると、話にまとまりが出なくなり、自己PRを通して何を

伝えたいのかを理解しづらくなるためです。

選考ではひとつのアピールポイントを深掘りするイメージで、本当に伝えたい内容に絞って端的に伝えるようにしましょう。

ただし、面接に備えていくつかの自己PRは考えておくべきです。

企業ごとに求める人材は異なるので、臨機応変にアピール内容を変えることも必要といえます。その場合でも、面接では一つの自己PRに絞って話すようにしてください。

また、自己PRを必要以上に多く考える必要もありません。

自分の性格と合わない内容まで自己PRに盛り込むと、入社後のミスマッチにつながるので注意しましょう。

自己PRのエピソードは大学時代のものがいい? 

履歴書に貼る写真が「3ヶ月以内に撮影したもの」に限定されていることなどから、企業は直近である大学時代の取り組みのみを採否の判断基準に置くと捉えられがちです。

しかし、自己PRにおいては、必ずしも大学時代のエピソードだけを参考にする必要はありません。

自己PRは情報の新しさよりも、強みとエピソードがしっかり一致していることが重要といえます。たとえ昔の話でも、大学時代よりも自分の強みを分かりやすく伝えられるエピソードであれば積極的に採用すべきです。

企業は選考を通じて仕事にどれだけマッチするかを知りたいので、大学時代の話にこだわり過ぎてアピールの視野を狭めないようにしましょう。

自己PRの土台になる自己分析は、幼少時の自分から詳しく振り返る必要があります。

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OfferBoxに登録して自己PRを書いてみよう!

この記事では、自己PRの書き方やアピールポイントが思いつかない場合の対処法を中心に紹介してきました。

自己PR文の構成としては「強み・長所→裏付けるエピソード→入社後に貢献できること」が基本です。アピールポイントが明確に伝わる自己PRにするため、まずは結論を簡潔に伝えてからエピソードを話し始めるように心掛けましょう。

本記事の内容をもとに自己PRを修正したら、ぜひ「OfferBox」に登録してみてください。

OfferBoxに自己PRを登録しておけば、興味を持った企業からオファーが届くため、応募のたびに自己PRを入力する手間がかかりません。

オファー受診率も93.6%と高いため、直近のオファー受診件数や届くオファー内容から、自己PRを見直すタイミングや修正のポイントを理解できるのも魅力です。

アピールポイントがどうしても思いつかない場合は、「AnalyzeU+」を使って客観的な情報を参考にする方法がおすすめです。社会人として働くために必要な能力を様々な角度から分析できるので、自己PR作成に役立てていきましょう。

様々な業界・職種から届くオファーから、あなた自身がこれまで気付いていなかった強みを発見できる可能性もあるので、就活の一つの選択肢として活用してみてください。

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はじめまして!月間10万人が読む就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マン(@shukatu_man)と申します。

「自己分析って本当に必要?」
「何から手をつけていいか分からない」

就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

就活において必須とされる自己分析ですが、いきなり自分のことを分析しろと言われても何をすればいいのか分からないですよね。自己分析の必要性が理解できないまま、なんとなくで就活を進めてしまっている人も少なくないはずです。

そこで今回は、そもそも自己分析とはどういったものなのかという点から、自己分析の目的まで詳しく解説します。具体的な方法についても紹介するので、自分に合った方法で自己分析を進めてみてください。

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自己分析とは

自己分析とは、「自分の性格、強み・弱み、価値観の傾向などを明らかにすること」です。客観的に自分の特徴を分析することで、明確な根拠をもって就活を進められるようになるメリットがあります。

実際に自己分析が役立つ場面はさまざまです。業界・企業選びから選考でのES作成、面接での回答作成まであらゆる場面で役立ちます。自己分析は、就活におけるすべての基本とも言えるでしょう。

【自己分析の目的】就活でなぜ必要なのか?

自己分析がなぜ必要なのか、つまり自己分析の目的は以下の5つです。
【自己分析の目的】

  1. 今の自分の性格・強みを理解するため
  2. 将来の夢や目標を明確化するため
  3. 企業選びの軸を明確化するため
  4. 面接官に伝えられるようになるため
  5. キャリア形成の道標にするため

①今の自分の性格・強みを理解するため

現在の自分の性格や強みを理解することは、就活のスタート地点になります。企業を選ぶにしろ職種を選ぶにしろ、自分がどんな性格でどんな強みを持っているのかを理解できていないと、自分に合った就職先を見つけることは難しくなります。

自分の性格や強みを理解することで、むやみやたらに選考を受けるのではなく、「その仕事は自分に合いそうか」と冷静に判断できるようになります。

企業選びより自己分析を優先するのは一見遠回りのように思えますが、長い目で見れば自己分析からスタートすることが一番の近道です。

②将来の夢や目標を明確化するため

将来の夢や目標を明確化するのも自己分析の目的のひとつです。短期的なビジョンだけでなく、長期的なビジョンもしっかりと持つことで、長く働いていける企業と出会える可能性が上がります。

ここでいう将来の夢・目標は、今まで歩んできた人生の延長でも、まったく異なるものでも構いません。今までの自分を起点に考えるとどうしても視野が狭まりがちなので、新しいチャレンジをするかも含め、将来の夢・目標を明確にしていくことが大切です。

③企業選びの軸を明確化するため

そもそもこれまで、「自分はどんな会社に合うか」と考える機会はなかったはずです。
僕からすれば、「√(ルート)」なんか教えている時間があるなら、企業選びの方法を教えてくれよ、、、と思うのですがそうはいかない。
誰もが就活という「企業選びの選択点」に立って初めて、自分の企業選びの軸を意識し始めます。
そして企業選びの軸を明確化するためには、自分は何を重視する人なのか、何に苦痛を感じるのか、何に幸せを感じるのか。そんな自己理解が必須なんですよね。
アルバイトをしたことがある人なら分かるはずです。
「自分にはどんなアルバイトが合うのかな?」と考える時に、きっと「自分は◯◯な性格だからホールでの接客は合わないだろう」なんてことを考えたことがあるでしょう。
自己分析を通して「自分にはどんな企業が合うだろう、その軸となるのは何だろう?」と考えることで、実際の企業を目の前にした時に、優先度をつけられるようになります。

④面接官に伝えられるようになるため

自己分析が必要だとする4つ目の理由は、自分自身のことを面接官にしっかりと伝えられるようになるためです。
ここで1つ想像してみてください。
あなたはある企業の「パソコン」を売る新人の営業マンです。
そんなあなたの仕事は何でしょうか?
そうですね、その会社のパソコンをお客さんに売ることですね。
パソコンを作り、それを売ることで利益が出ます。その利益によってあなたの給料は支払われ、会社は存続する。
じゃああなたはそのパソコンを必死に売らなければならない。
ですが、待ってください。あなたはそのパソコンをうまく売ることができません。
お客様の前に立ち、「このパソコンを買ってください」と言っても買ってくれない。
さて、それはなぜでしょうか?
簡単な話です。
あなたは「そのパソコンのことを何も理解していないから」です。
あなたはそのパソコンのことを1つも理解していない。その会社に入社してからそのパソコンは身近にあった。
ですが、そのパソコンが「他のパソコンと何が違い」「他のパソコンよりも何が優れ」「他のパソコンよりも何が欠けているのか」
それを理解していないのです。
ここでイメージは終了です。
この新人の営業マン。それはまさに大学3年生、就活生になったあなた自身なんですよね。
自分という人生の中で約20年過ごしていたけれど、自分が他の人と何が違い、何が優れ、何が欠けているのか、それを理解していない。
ここで企業は「新卒という労働力を買うお客様」だと考えることができます。
生涯年収が3億円と言われている現在、1人を定年まで雇うのに3億円もかかるわけです。社会保障費などを考えるとそれ以上。
就活生は「3億円もする自分の労働力」という商品を売る営業マンなのです。
そんな高額な商品を扱っているのに、自分のことを理解していなければ、当然どこからも必要とされません。
自分を深く理解し、自分のことを面接官にしっかりと伝えられるようになること。
これこそが自己分析の4つ目の目的となります。

⑤キャリア形成の道標にするため

自己分析をするのは就活のためだけではなく、キャリア形成の道標にするためでもあります。部署異動や昇進・昇格など、社会で働くうえでは、自分のキャリアについて選択を迫られる機会が何度もあります。

そのような選択の際に必要となるのが、自分の考え方や価値観の傾向です。例えば、自分がどのような基準で企業を選び、入社後どのような価値観の変化があったのかを振り返えれば、キャリア選択の際の基準が見つかるはずです。

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自己分析の目的・必要性を理解しないリスク

僕の友人で「自己分析を全くしなかった人」の話をしたいと思います。
彼は就活生の時に「自己分析なんて面倒くさいからしないで就活する」と度々言っていました。
それに対して僕は「自己分析しないと企業選びができないし、面接官にうまく自分のことを伝えられないよ」と伝えていた。
でも「いやいや、自分のことは自分が一番よく知っているし」の一点張り。
結果、彼は今26歳。転職回数は3回。今も転職を考えているそうです。
要するに、自分はどんな企業で働きたいのか、どんな将来を送りたいのかを押さえていないんですよね。
会う度に言うのは「現状がなんかしっくりこない」という言葉です。
まさに自己分析の重要性がここにある。
自己分析によって自分の価値観を理解し、そこから逆算して企業選びの軸を作成する。
その企業選びの軸に当てはまる企業を探し、その企業からの内定を獲得するために、自分をうまく営業する。
(そのために自己分析によって、自分の長所・他人とは違う考え・価値観を理解する)
そして入社を決め、結果「この企業に入社してよかった」と思い、毎日成績を残すために尽力する。
それによって評価され、働きやすさ、働きがいが増して、「今自分は幸せだ」と実感する。
そもそもこのような流れを作るために就活をするんですよね。
まさに自己分析は自分の幸せの方角を決める方位磁針のような役目をしています。

就活を超えた自己分析の目的・必要性

就活における自己分析の重要性が理解できたと思います。
自己分析をしておかないと、そもそも企業選びもできないし、面接がうまくいくはずありませんから。
そして、この自己分析の必要性は就活だけに留まりません。
僕が就活生に対して、「絶対に自己分析をするようにしよう」と言っている理由は、自己分析が「自分の幸せ」を実現するための手段になるからです。

就活生は「幸せ」を求めて就活している

そもそも就活をする理由は、正社員になって給料を得て、生きていくためですよね。
どんな人でも「月収1000円」の企業に入社することはできません。なぜなら生きていけないからです。
ですが世の中、そんな企業は存在せず、最低賃金の関係からだいたいどこも新卒なら「月収15万円以上」は確保されています。
つまり、どの企業に入社しても最低限生きていくことはできるんですよね。
じゃあどうして皆さん、企業を選ぶのか?そもそもアルバイトじゃダメなのか?
そう考えると、就活生は「少しでも自分が幸せになるために就活をしている」と考えることができますよね。
僕は就活の成功を「10年後の自分が幸せでいること」と明確に定義しています。
つまり、就活を終えたタイミングでは就活が成功したかどうかは分からないんですよね。
どれだけ大手に入社しようが、入社後、自分に合わず鬱になって働けない体になることだってさえあります。
よって、就活は通過点の1つに過ぎません。
幸せだと思いっきり感じる時間をずっと過ごす、その時まで就活はずっと続くものだとも考えることができますよね。

常に変化する自分の幸せを明確化するのが「自己分析」という手法だ

ここまでの解説にて、「就活は幸せを追い求める上での1つの通過点に過ぎない」ということが分かったと思います。
つまり常にゴールは「自分の幸せ」にあるということです。
しかしここで難しいことが1つあります。
それは「自分の幸せ」は常に変化してしまうということ。小学生の時に幸せだと感じていたことが、今では幸せと感じないことだってある。
「実際に僕も社会人になってお金持ちになれば幸せだ」とつい2年前まで考えていましたが、今では「幸せな家庭を作ってストレスなく過ごすこと」が幸せの定義になっています。
つまり、就活のゴールである「自分の幸せ」というものは常に変化する。
そして、その「自分の幸せ」が現状どんなものなのか?それを明確化する作業こそが自己分析なんですよね。
わかりますか?自己分析が就活だけで終わらないということを。
そもそも幸せになるために生きている以上、これからの人生で常に「自己分析」という手法を使う必要があるのです。
就活だけでなく、自己分析は人生でずっと行うべき手法である。僕はこう考えているから、自己分析の必要性を強く訴えているのです。

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自己分析でやるべきこと|ダウンロードして使える自己分析シートも

最後に、自己分析でやるべきことを取り組み順に紹介します。自己分析は何も使わなくても進められますが、より効率的に進めるためにも、ツールや手法をうまく活用するのがおすすめです。

  1. 自己分析ツールで大枠を知る
  2. 自分史で過去を洗い出す
  3. ジョハリの窓で他人から見た自分を知る
  4. 自己PRや志望動機、ガクチカを作ってみる

自己分析ツールで大枠を知る

まずは自己分析ツールを活用し、自分の強みや弱み、価値観の傾向に目星をつけていきましょう。自己分析ツールとは、自己分析を深めるために役立つツールのことです。

「自分では行動力が強みだと思う」というような主観的な評価ではなく、詳細なデータをもとにした客観的な評価を得られるのが自己分析ツールを活用するメリットです。

例えば、新卒逆求人サービスのOfferBoxで利用できる「AnalyzeU+」では、28項目の診断結果で自分を分析できます。質問数は251と多めですが、そのぶん詳細なデータをもとに自己分析を進められるのがAnalyzeU+の特徴です。

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自分史で過去を洗い出す

自己分析ツールで大枠を把握できたら、次は自分の過去の出来事を振り返りながら分析の精度を上げていきましょう。頭のなかで考えるだけでは考えをまとめづらいので、「自分史」を使って過去を洗い出す方法がおすすめです。

自分史とは、幼少期から現在までの自分を、年代別に振り返っていく方法のこと。中学ではどんな子だったのか、どんな基準で今の大学を選んだのか、といったように過去の自分を見つめ直すことで、自覚していなかった強みや価値観の傾向を見つけやすくなります。

自分史のワークシートは、こちらからダウンロードできるのでぜひご活用ください。

ジョハリの窓で他人から見た自分を知る

また、自分なりに分析した結果が、周りからの評価と一致しているかを確かめるのも大切です。

例えば自分の強みが「行動力」だと思っていたとしても、周りからはそのように評価されていない可能性もあります。このような主観的評価と客観的評価の食い違いを避けるために、自己分析では周りの人から意見をもらうことが重要になります。

周りの人から意見をもらう際は、「ジョハリの窓」を活用するのがおすすめです。ジョハリの窓とは、自分から見えている自分と、他人から見えている自分のギャップを見つけやすくする自己分析手法のこと。ギャップを見つけることで、自分では気づいていなかった特徴や強みの発見につながります。

ジョハリの窓の具体的な活用方法については、こちらの記事を参考にしてください。

自己PRや志望動機、ガクチカを作ってみる

自己分析の結果に基づいて志望企業が見えてきたら、今度はES・面接での回答を考えていきます。明らかにした自分の特徴を参考にしながら、自己PRや志望動機、ガクチカを実際に作ってみましょう。

実際に作ってみることで、自分がまだ分析しきれていない部分が見えてきます。

例えば、自己PRの強みに対するエピソードが根拠として弱いのであれば、まだエピソードの深掘りが足りていないということです。そもそも絶対に入りたい企業が見つかっていないのであれば、まだ自分が持つ価値観の傾向を把握しきれていないということです。

そうした足りない部分を、ES・面接での回答を実際に作りながら深堀りしていきましょう。

AnalyzeU

まとめ

以上、自己分析の定義から目的、具体的な方法まで紹介しました。

自己分析をしっかりおこなうことには、就活をスムーズに進められるメリット以外に、将来的なキャリア形成の道標にできるメリットもあります。ひとつの軸が定まっていれば、人生における重要な選択にも役立つので、まずは自己分析で自分自身を正しく理解することから始めましょう。

自己分析には自己分析ツールを使う方法や周りの人に意見を貰う方法など、さまざまな方法があります。人それぞれに向き不向きがあるので、自分に合いそうな方法を試しながら自己分析を進めてみてください。

(書いた人)
就活マン/藤井智也
・就活攻略論:https://shukatu-man.hatenablog.com/

「OB・OG訪問って何を質問すればいいの。」
「聞くべきことが分からなくて踏み出せない…」

就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

OB・OG訪問は絶対にやらなければならないものではありませんが、やっておけば就活でプラスに働く点が多いです。就活の進め方や業界・企業への理解を深めるために、OB・OG訪問はぜひやってみましょう。

今回はOB・OG訪問の目的や質問の例一覧、OB・OG訪問前の質問リストの送り方をご紹介します。OB・OG訪問で何を質問すべきかわからずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

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OB・OG訪問の目的を考えよう

必須ではないにも関わらず、なぜ「就活ではOB・OG訪問が大切」と言われているのでしょうか。OB・OG訪問の重要性を理解するために、まずはOB・OGに話を聞きに行く目的を考えてみましょう。

就活の進め方を知る

1つ目の目的は、就活の進め方を知るためです。

OB・OGは自分の興味がある業界・企業を志望し、見事に選考を突破した人物です。自分と同じように就活を経験したOB・OGからは、その業界・企業ならではの就活の進め方をアドバイスしてもらえます。

また、新卒の採用を担当した経験があるOB・OGに出会える可能性もあります。その場合には、面接の評価ポイントや魅力的なESの書き方など、採用担当者の視点からアドバイスをもらえるかもしれません。

ただ、就活の進め方や企業の採用基準は年々変化していることも頭に入れておきましょう。ESや志望動機を聞いてそのまま真似しても合格できないことが多いので、あくまで参考程度にすることをおすすめします。

業界や職種を知る

2つ目の目的は、業界や職種を知るためです。

OB・OGは自分の興味がある業界・企業で働いている、いわば先輩にあたる人物です。業界や職種についての詳細な情報を得られます。

業界や職種についての情報は、企業ホームページや会社説明会からでも入手できます。しかし、公式に発信されている情報はなるべく多くの人に伝えるために抽象的な内容が多いです。

実際にその業界で働いてきた人にしかわからない仕事のやりがいや大変さを具体的に聞けるのが、OB・OG訪問の大きなメリットです。

キャリアや人生設計を知る

3つ目の目的は、キャリアや人生設計を知るためです。

OB・OGがどのような働き方をし、今後どんなキャリアや人生設計をイメージしているのか質問すれば、自分のキャリアプランを考えるヒントになります。

面接で目先の考えだけでなく、将来的な考えについても答えられるよう、OB・OGの話を参考にしてキャリアプランを考えておきましょう。

「将来の夢はなんですか。」「10年後のキャリアプランを教えてください」といった将来に関することは、面接でもよく聞かれる質問です。

企業の実態・リアルを知る

4つ目の目的は、企業の実態・リアルを知るためです。

OB・OG訪問は本選考の評価に影響しないため、会社説明会や面接の場では少し聞きづらい質問もできます。給与や福利厚生、残業の実態など、気になるけど今まで聞けなかったような質問をしてみましょう。

会社説明会やインターンからも企業の実態は把握できますが、こうしたイベントではどの企業も就活生に好印象を抱いてもらうため、自社の良い点ばかりをアピールするものです。

入社後のミスマッチを避けるためにも、実際のところはどうなのか、企業の実態をOB・OG訪問を通してしっかりと確認しておきましょう。

OB・OG訪問の質問一覧

ここでは、前項で解説したOB・OG訪問の4つの目的ごとに質問例をご紹介します。質問例を参考にしつつ、OB・OGに聞いておきたいことを考えてみましょう。

就活の進め方に関する質問例

自分が志望しているのと同じ業界・企業で働くOB・OGの話は、今後の就活に大いに役立ちます。OB・OGが就活生だった頃の選考対策の方法や、就活を進めるうえでの工夫などを質問してみましょう。

ただし、既に長年にわたって社会人として働いている人に、就活の進め方を聞くのはあまりおすすめできません。なぜなら、就活の進め方は在学中の先輩にも聞ける話だからです。

OB・OG訪問ではなるべく「その人にしか聞けない質問」を心がけ、就活の進め方の話は、相手がまだ入社して間もない若手社員だった場合に限って聞くようにしましょう。

就活全体

OB・OGの方が就活生だった頃の話は、自分の就活のスケジュールを考える際に参考になります。特に、OB・OGと同じ企業を志望している場合は、その企業を選んだ理由やそれまでにどのようなことをしたのか、聞くのがおすすめです。

【質問例】

  • どんなスケジュールで就活を進めましたか。
  • 就活の軸を固めたのはいつ頃ですか。
  • 入社の決め手は何ですか。
  • 業界・企業研究で見ておくべきポイントを教えてください。
  • 面接対策として何をしていましたか。
  • 「これだけはやっておいたほうがいい」というものがあれば教えてください。

自己分析

OB・OGは自分が志望している業界・企業の選考に突破した人物です。選考突破の経験から、自己分析の方法やES作成のコツなどをアドバイスしてもらえます。

【質問例】

  • 自分の強みをどうやって見つけましたか。
  • 私に対する第一印象はどうでしたか。
  • 今日の自分の振る舞いや言葉遣いで、改善すべき点があれば教えてください。
  • 履歴書やES作成で特に注意していたことを教えてください。
  • 私の志望動機と自己PRを評価していただけませんか。

業界・職種に関する質問例

業界・職種に関する質問をする際は、企業のホームページやパンフレットなどを見ればすぐにわかるようなことを聞いてはいけません。

OB・OG訪問は、あくまでも業界や企業への理解をさらに深めるためにおこなうものです。調べればわかることを質問をするのは、わざわざ自分のために時間を割いてくれたOB・OGに失礼です。

十分に下調べをしたうえで臨みましょう。

以下に、いくつかの業界を例に挙げて、具体的な質問例を紹介します。

総合商社

総合商社の業務内容は多岐にわたります。業務についての理解と、各企業の社風についての理解を深められるような質問をしましょう。

【質問例】

  • 若いうちから海外で活躍するには、どの部署を希望すべきですか。
  • 商社での具体的な業務の流れを教えてください。
  • 総合商社はどのような事業で収益を上げているのですか。
  • 英語が使えなくても総合商社で活躍できますか。
  • 数ある総合商社の中で、なぜ今の会社を選んだのですか。

金融(銀行)

銀行にはメガバンクや信託銀行、地方銀行、第二地方銀行などのさまざまな種類があり、さらに業務内容は多岐にわたります。

銀行の仕組みについて正しく理解するために、各銀行の違いや詳しい業務内容に関する質問をするのがおすすめです。

【質問例】

  • 貴行の強みと弱みはなんですか。
  • コンサルティング業界と比較されやすいと聞きますが、金融業界ならではの魅力は何だと思いますか。
  • メガバンクと地方銀行、それぞれの就職するメリットを教えてください。
  • 窓口業務の一日の仕事の流れを教えてください。
  • バンカーとしてどのようなキャリアを築きたいと考えていますか。

コンサルティング

ひとくちにコンサルティング業界といっても多様な分類があり、企業によって取り組む経営課題の領域や規模はさまざまです。

コンサルティング業界の具体的な業務内容や、コンサルティングファームの種類について理解を深める質問をしましょう。

【質問例】

  • コンサル業界の前線で感じる最近のトレンドを教えてください。
  • 競合他社ファームと比較して、御社は何を一番の強みにしているのですか。
  • 査定と評価の仕組みについて教えてください。
  • 1つのプロジェクトにはどのくらいの人が関わりますか。
  • ハンズオンが特徴と伺っていますが、どの程度クライアントの社内に働きかけられますか。

広告

広告業界は主に「広告主」「広告制作会社」「媒体」「広告代理店」の4つで成り立っています。

特に広告代理店は営業部門やメディア部門、クリエイティブ部門、マーケティング部門など数多くの部門が存在するため、各部門の詳しい業務内容を質問してみましょう。

【質問例】

  • 広告業界で活躍している人の特徴を教えてください。
  • コンペで御社が受注する際は、何が決め手になることが多いですか。
  • 御社は風通しの良さが魅力だと伺ったのですが、実際はどうなのでしょうか。
  • 最近、面白いと感じた広告はありますか。
  • 他の広告代理店と差別化するための取り組みについて教えてください。

不動産

不動産業界は非常に中小企業が多い業界です。面接で「なぜ他社ではなく自社なのか」という問いに答えられるよう、他の不動産会社との違いを深掘りする質問をしましょう。

【質問例】

  • なぜ不動産業界を志望したのですか。
  • 宅建資格をとるか迷っているのですが、早めにとっておくメリットはありますか。
  • デベロッパーの営業として活躍するにはどんなスキルが必要ですか。
  • 用地の仕入れで特に大変な点を教えてください。
  • 他社と取り扱い物件が被った際は、どんな理由で自社を選んでもらうことが多いですか。

メーカー

メーカー業界には、自動車メーカーや鉄鋼メーカー、精密機械メーカー、食品メーカーなどの多種多様な分野があります。

そのメーカーならではの特徴や強みを理解できるような質問を心がけましょう。

【質問例】

  • 自動車業界ではCASEが注目されていると思いますが、御社では今後どの分野に注力していくのでしょうか。
  • 海外勤務の期間と時期について詳しく教えてください。
  • 顧客の声を商品開発に活かすための取り組みがあれば教えてください。
  • 他の商材を扱うメーカーではなく、この商材でよかったと感じたエピソードはありますか。
  • ジョブローテーションせずに、営業のスペシャリストとしてキャリアを築いている人はどれくらいの割合でいますか?

キャリアや人生設計に関する質問例

キャリアや人生設計に関する質問も、調べればすぐにわかることを聞かないよう注意が必要です。

「順調にいけば30歳ぐらいでマネージャー」といった大まかなキャリアパスは募集要項に掲載している企業が多いので、きちんと事前に確認したうえで質問を考えましょう。

キャリアパス

高い意欲や目的意識を持って長く企業に貢献するため、自分が志望する業界・企業のキャリアパスを理解するのはとても重要です。

将来の大まかな道筋を把握するためにも、OB・OG訪問で尋ねてみましょう。

【質問例】

  • 御社ではどのような人材が活躍して昇進することが多いですか。
  • 将来は〇〇の分野で働いてみたいと考えています。努力次第では〇〇の部署への配属は可能でしょうか。
  • リーダーやマネージャーに昇進するためには、どんな能力が求められますか。
  • ジョブローテーションが導入されている中で、1つの部署だけで働き続けている人はどれくらいいますか。
  • おおよそ何年目くらいで管理職になる人が多いですか。

目標・夢・将来像

自分に合う業界・企業を選ぶには、現在のことだけでなく未来のことを考える必要があります。OB・OGの目標や夢、将来像を参考に、将来の姿をイメージしてみましょう。

【質問例】

  • 新入社員はどんな目標を立てるべきですか。
  • どんな目標や夢を実現したいと考えて今の会社を選びましたか。
  • 入社前後で将来の目標や将来像に変化があれば教えてください。
  • 仕事のモチベーションはどうやって維持していますか。
  • 今後やってみたい仕事を教えてください。

企業の実態・リアルに関する質問例

会社説明会や面接の場では少し聞きづらい企業の実態を質問できる点は、OB・OG訪問ならではの魅力ですが、立場上答えにくいことや相手の年収などをストレートに聞くのは避けたほうがよいでしょう。

いくらOB・OG訪問が踏み込んだ質問をしやすい場とはいっても、最低限のマナーは守る必要があります。相手が不快に感じるような質問は控えましょう。

労働環境・社風・文化

OB・OG訪問では、実際に働く人ならではのリアルな感想を聞かせてもらえます。入社後のミスマッチを避けるためにも、会社の労働環境や社風、文化などは詳しく聞いておきましょう。

【質問例】

  • 現在働いている職場で、改善してほしい点はありますか。
  • 繁忙期の社内の様子を教えてください。
  • 上司と部下はどのような関係性ですか。
  • 何時に出社して、何時に退社されていますか。周りの人の平均的な出社・退社時間も教えていただけると参考になります。
  • 風通しのいい社風と聞きますが、反対に風通しが悪いと感じた経験はありますか。

福利厚生・待遇・年収

福利厚生や待遇、年収など、会社説明会では聞きにくい話を聞いてみましょう。ホームページやパンフレットなどに載っている情報と、社内の実態に食い違いがないか確認することが大切です。

【質問例】

  • 残業手当はきちんと支給してもらえますか。
  • 育休や産休、有給などの取りやすさの実感を教えてください。
  • 女性の管理職比率はどれくらいの高さですか。
  • 評価が半期に1回あると聞いていますが、評価の仕組みに納得していますか。可能であれば、評価面談でどんな話をするのかも教えてください。
  • 福利厚生でこれがあればよかった、あるいはあってよかったと感じたものはありますか。

OB・OG訪問前に質問リストを送付しよう

OB・OG訪問で聞きたい質問がまとまったら、事前の挨拶の意味も込めて質問リストを送付しましょう。

事前に聞きたいことを伝えておけば、当日どんな話をするのかが明確になるので、OB・OGの方が事前に回答を準備できます。聞きたいことを聞き逃すリスクも減らせるのでおすすめです。

質問リストはいつまでに送るべき?

遅くとも面談予定日の「3日前」までに送りましょう。

社会人は毎日の業務に追われていたり、急なトラブルに対応したりと、日々不確実なスケジュールのもとで働いています。場合によっては、質問リストを見逃してしまう可能性もあるので、余裕をもって送るのが無難です。

また、他のメールに埋もれて読んでもらえないリスクを減らすため、面談当日の朝、もしくは前日の夜に再確認を兼ねてもう一度送り直すとより安心です。

質問は何個送るのがよい?

「5つ〜7つ」ほどの質問を送るのがおすすめです。

質問が少なすぎるとやる気がないように見え、反対に多すぎると相手への負担が大きくなってしまいます。5つ〜7つほどの質問にまとめるのがベストです。

また、面談当日は思った以上に質問できる時間が少なかったり、相手に急な用事ができたりする可能性もあります。どうしても聞いておきたい話を聞き逃さないために、5つ〜7つの質問の中でもさらに優先順位をつけておきましょう。

質問リストの形式・作り方は?

メールに直接質問リストを記載する方法で問題ありません。質問項目が多い場合や、補足情報がある場合は、相手が読みやすいようExcelで作成するのも一つの手段です。

【件名】
◯日の面談での質問について(◯◯大学 ◯◯◯◯)

【本文】
◯◯株式会社
◯◯部◯◯課
◯◯◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部3年の◯◯◯◯と申します。

18日に予定している面談の日時・場所の確認と、
お聞きしたい‌話の内容を共有したく連絡いたしました。

<‌日時>
‌1月18日(木)12:00~ 

‌<場所>
◯◯‌喫茶店
‌上記でお間違いないかご確認ください。

<お伺いしたい内容>
・職場の雰囲気や従業員の人柄
・仕事のやりがい
・入社前後のギャップ
・選考で重視されるポイント
・志望動機と自己PRへのアドバイス

志望動機と自己PRは添付にてお送りしました。
当日プリントしてお持ちします。

お忙しい中恐縮ですが、
何卒よろしくお願いいたします。

—————————————————-
田中 太郎(たなか たろう)
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 4年
携帯電話:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:◯◯◯◯@gmail.com
—————————————————-

まとめ

以上、OB・OG訪問の目的や質問例一覧、質問リストの送付方法について解説しました。

OB・OG訪問は必ずすべきことではありませんが、自分が志望する業界や企業で働く人の話を聞ける機会はなかなかありません。実際の業務を経験した人から話を聞けば、業界や企業への理解が深まり、さらに就活の進め方のヒントにもなるでしょう。

また、OB・OG訪問では、企業のホームページやパンフレットなどを見ればすぐにわかるような質問は避けるべきです。OB・OG訪問は、あくまでも業界や企業への理解をさらに深めるためのものです。

自分で調べられる範囲の情報はしっかりと収集したうえで、それでもわからないことを質問して有意義な時間にしましょう。

自己PRでアピールすると効果的な内容の1つに、「計画性」があります。

しかし、計画性があることを伝える自己PRを作ろうと思っても、ありきたりな内容になってしまったり、企業に刺さる効果的な内容になっているか不安な人も多いのではないでしょうか。

計画性は企業に評価されやすい強みではありますが、言葉自体は漠然としています。よって、効果的な自己PRにするには、どのような計画性があるのか具体的に落とし込むことが重要です。

この記事では、計画性をアピールする自己PRを作るポイントを例文を交えて解説しています。企業が計画性のある学生を求める理由やわかりやすい話の組み立て方も紹介しているので、参考にしてみてください。

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自己PRでアピールできる「計画性」とは

計画性とは、目標や期日までのスケジュールを前もって立てておき、その通りに行動して物事を成し遂げる能力のことです。

特に就活でアピールできる計画性としては、難しい課題を計画通りに遂行する計画性、テストや大会までに計画的に自分の学力・能力を高めて目標を達成する計画性が挙げられます。

また、アクシデントなどで計画にずれが生じた時に、素早く的確に計画を練り直して物事を成し遂げられる、柔軟性のある計画性も評価されやすいでしょう。

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「計画性」のある学生を企業が求める理由

企業が計画性のある学生を求める理由を理解しておけば、自分の計画性を企業に刺さりやすい形でアピールできます。ここでは、企業が計画性のある学生を求める理由を3点見ていきましょう。

納期を守る必要があるから

企業が計画性のある学生を求めるのは、社会人になると納期のある仕事を担当する場面が多くなるからです。

納期に間に合わないのはもっての外ですが、たとえ納期に間に合っても、直前になって慌てて仕事に取り組むようでは安心して仕事を任せられません。また、短時間で慌てて取り組んだ仕事は、質も低いでしょう。

計画性のある学生なら納期を見据え、余裕をもって着実に仕事ができると考えられるため、企業から求められるのです。

リスクを小さくできるから

予想外の要因で仕事が遅れるリスクを小さくできることも、企業が計画性のある学生を求める理由の1つです。

仕事をしていると、取引先の意向や市場の状況が変わるなど、不測の事態で計画通りに物事が進まないことも多々あります。

しかし、計画性のある学生なら、不慮のトラブルが発生する可能性も想定して計画を立てたり、迅速に計画を練り直して対応したりできるでしょう。

よって、計画性のある学生を採用すれば、何があっても仕事が遅れるリスクを小さくできるのです。

自己管理能力があり自走できるから

企業は、上司の指示のもと自分で仕事を管理し実行できる人材を求めており、この点でも計画性のある学生は魅力的です。

たとえ計画を立てられても、体調管理ができなかったり計画に無理があったりすると予定通りに仕事ができず、意味がありません。

その点、計画性がある学生なら計画遂行のために体調を整えたり、自分のスケジュールやキャパシティを把握したりといった自己管理ができます。よって、自己管理不足で計画通りに仕事ができないということを防げるのです。

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自己PRで計画性をうまくアピールする方法

自己PRの際、単に「自分には計画性があります」と言っても説得力がありません。また、他にも計画性をアピールする学生がいる可能性は高いため、差別化も必要です。よって、次は自己PRで計画性をうまくアピールする方法を解説していきます。

なぜ計画性を発揮できたのか明確にする

自分に計画性があることを企業側に信じてもらうには、計画性のある行動を取れる要因や根拠を明確にすることが重要です。

具体例としては、「責任感のある性格または心配性な性格なため、計画を立てて物事に取り組む習慣がついている」といった性格面での要因・根拠が挙げられます。

また、「以前計画性のない行動をしたことで人に迷惑をかけて以来、計画性を大切にするようになった」、「さまざまな場でリーダー経験を多く積んだ」など、経験に基づく要因・根拠を挙げても良いでしょう。

計画性を発揮した具体的なエピソードを書く

実際に計画性を発揮したエピソードを盛り込むと、自己PRに一層説得力を持たせられます。

また、どのような計画性があるのか企業側に伝わりやすくなるため、「この学生を採用したらこのように計画性を発揮してくれそうだ」と自分を採用するメリットを想像してもらいやすくなるでしょう。

「大学のゼミでプロジェクトを進めている時に、期日から逆算してメンバーに仕事を割り当て、各タスクの所要時間を考えて計画を立てた」というように、物事を進めた過程を詳しく書くことが重要です。

「計画性」という言葉を言い換える

「計画性」は企業が求める学生像の1つではありますが、言葉自体は非常に抽象的です。自分が伝えたい計画性を正確に企業側に読み取ってもらえるとは限りません。

よって、「目標から逆算し、想定外のトラブルが起こる可能性も加味したうえで計画を立て、早めに実行する力があります」というように、計画性をより詳しい言い方で表現することも重要です。

この際、自分自身も企業が求める「計画性」の内容を正しく把握できているか、改めて考えてみるようにしましょう。

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計画性をアピールする自己PRの例

では、ここまで解説してきた内容をどう自己PRに落とし込めば良いか、例文を見ながら確認していきましょう。計画性を発揮したエピソードの種類別に、300文字程度の例文を5つ紹介していきます。

①勉強(研究・ゼミ)

私はゼミでのリーダー経験を通して、自分だけでなく仲間も計画的に物事を進められるようサポートする力を身につけました。

 

特にゼミの同期全員で共同で卒業論文を制作する際には、すべきことと各所要時間、同期たちの強みなどを考慮して計画を立て、担当を割り振りました。

私は周りをサポートする時間も含めて自分のスケジュールを立てましたが、念のため前倒しでタスクを進めました。その結果、行き詰った同期や家庭の事情で一時帰省することになった同期のサポートも十分にでき、無事に期日までに卒業論文を完成させられました。

社会人になってからも、すべきこととその所要時間を考えて仕事の計画を立てることはもちろん、前倒しで物事に取り組み、浮いた時間でプラスアルファの働きをしていきたいです。

【ポイント】
計画性があり、なおかつ計画よりも前倒しで物事を進めていけるという強みは、社会人として働くうえでも重要です。自分だけでなく仲間も計画通りに物事を進められるようサポートできるという点は、マネジメントスキルがあることのアピールにもなるでしょう。

②部活動

私は部活動を通し、柔軟に計画を調整しながら目標を達成する力を身につけました。

 

私は吹奏楽部で部長をした際、大会の日から逆算して練習計画を立てました。しかし、演奏は実力や強み、モチベーションの波などが異なる大人数で行なうものなので、練習は当初の計画通りには進みませんでした。そこで、頻繁に練習計画を調整し直し、「どんなに計画がずれてもこの日までに絶対にこれはできるようにする」というポイントをいくつか定め、そこには必ず間に合うように練習を進めました。

その結果、大会では地方予選で金賞を取り、全国大会に出場できました。

社会に出てからも計画通りに仕事が進まないことはあると思いますが、この柔軟な計画性を活かして期日がある中でもしっかり結果を出していきたいです。

【ポイント】
計画通りに物事が進まなくても、最後には期日に間に合うように調整ししっかり結果を出すという能力は、社会で働くうえで非常に重要です。実際に計画を柔軟に調整しながら結果を出した事例があるため説得力もあります。

③サークル活動

私は大学のサークル活動を通して先を見据えた計画性を身につけました。

 

私はダンスサークルにて、衣装の用意を担当していました。3年生の時、例年よりも非常に多くの1年生が入ってきたため、夏のイベントで使う1年生用の衣装の用意に時間がかかりそうだと思いました。

そこで、念のためいつも衣装の製作をお願いしているお店に確認したところ、例年より1ヶ月程度早めに発注してほしいと言われ、その通りにしました。もしいつもより1年生が多いことを気にせず例年通りのタイミングで発注していたら、イベントまでに用意が間に合わなかったと思います。

このように、先の計画と現状を照らし合わせて早めに動く計画性を活かし、働き出してからも先回りして計画的に動いていきます。

【ポイント】
計画性というと適切な計画を立てて実行する力を思い浮かべがちですが、機転を利かせて先回りしてトラブルを防ぐ能力も計画性の1つと言えるでしょう。うっかり犯してしまいがちなミスを事前に防げる、機転の利く人は職場でも重宝されます。

④アルバイト

私の強みは、アルバイトを通して身につけた、状況や相手に合わせた計画を立てる力です。

 

私は家庭教師のアルバイトで、同じ高校を目指す2人の生徒を担当していました。目標は同じでも、2人は得意科目やスタート時点での成績、飲み込みの早さ、性格などがまったく違うため、同じ計画で合格を目指すのは適切でないと考えました。

そこで、成績は十分なのに緊張で実力を出せないAさんには演習の時間を多くとり、基礎はできるのに応用が苦手なBさんには応用問題を多く解いてもらうなど相手に合わせた計画を立てました。

その結果、2人とも志望校に合格できました。働き始めてからも、相手や状況に合わせてさまざまなアプローチを考え、適切な計画のもと結果を出していきたいです。

【ポイント】
仕事は取引先や同僚など複数の人と連携して行なうことが多いです。どのような相手ともスムーズに仕事をするためには、相手に合わせた計画を立てる力が必要です。この自己PRでは、そうした相手に合わせた計画性がアピールできています。

⑤留学

私の強みは、チャレンジ精神と計画性を活かして自分の力を伸ばせる点です。

 

私は大学2年生の頃、3ヶ月間オーストラリアに留学し、生きた英語を身につける計画を立てました。

1ヶ月目は学校で現地の学生や他国からの留学生と友達になり、たくさん会話をする、2ヶ月目には現地のボランティア活動に参加して幅広い年齢層の人と話し、3か月目には積極的に学会やセミナーに参加して学術的な会話に参加するという目標を立て、実行したのです。

少しずつ難易度を上げることで無理なく目標を達成でき、帰国後に受けたTOEICでは苦手なリスニングで満点を取れました。現地の文化や人々とも多く触れ合え、学びの多い留学となりました。

働き出してからも、積極的かつ計画的にチャレンジを繰り返し、自分の力を伸ばしていきたいです。

【ポイント】
計画性とチャレンジ精神をかけ合わせることで、オリジナリティのある、他の学生とは差別化された自己PRになっています。働き出してからも積極的に新しい環境に飛び込み、成長しそうなイメージを持ってもらえるでしょう。

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「計画性」の自己PRを作成する際のポイント

計画性をアピールする自己PRを作る際は、企業が求める人材を想定したうえで、わかりやすい話の流れを意識することが重要です。良い内容でも書き方が良くないと評価されにくくなるので、ポイントを3つ確認しておきましょう。

求める人材に合わせて表現や切り口を変える

自己PRとして挙げる内容は、企業が求める人物像とマッチしていなければいけません。企業が求めていない強みや能力をアピールしても、採用の決め手にはならないからです。

一般的に計画性はどのような企業でも評価されやすい要素ですが、計画性といっても突き詰めるとさまざまなものがあります。志望企業が求める計画性とはどのようなものか、社風や事業内容、企業理念などから分析し、適切な表現や切り口で自己PRを作ることが重要です。

エピソードは1つに絞る

計画性をアピールするためにはエピソードを盛り込むことが重要ですが、エピソードは多いほど良いというものではありません。複数のエピソードを入れて自己PRが長くなると、エントリーシートの読み手や面接官のことを考えない、押しの強い学生だと思われるリスクがあります。

また、複数のエピソードを入れると1つ1つの話が薄くなり、計画性のアピールにつながりにくくなることもあります。エピソードは基本的に1つに絞りましょう。

PREP法で書く

相手に内容が伝わりやすいよう、順序だてて話を組み立てる力にも計画性は表れます。

よって、結論(Point)、理由(Reason)、事例(Example)、結論の再提示(Point)の順で物事を伝えるPREP法を意識してみましょう。特に最初に結論を述べることは非常に重要です。

たとえば結論を述べずに事例から話し始めても、聞き手は何の事例なのかがわからないため話を飲み込みにくくなります。結論から始めて、相手にわかりやすく話を組み立てましょう。

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「計画性」の自己PRが完成したらOfferBoxに登録しよう

計画性をアピールする自己PRが完成したら、OfferBoxに登録してみましょう。

気になっている企業や、知らなかったけれど自分に合っている企業からオファーが届く可能性があります。自分で企業を探すだけの就活では、自分に合った企業を見落としてしまったり、志望企業の特徴が偏ったりしがちです。

企業側から見つけてもらうOfferBoxを利用することで、視野が広がり多角的な就活が可能になるので、ぜひ登録してみてください。

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まとめ

自己PRで計画性をアピールするには、計画性を発揮できた要因や具体的な事例を盛り込むこと、「計画性」の内容をより具体的に言い換えることがポイントです。

企業がどのような計画性を求めているのかを踏まえたうえで、PREP法を意識して話をわかりやすく論理的に組み立てることも意識してください。

計画性がある学生は、働き出してからも自己管理しながら納期を守り、結果を出してくれると考えられるため、企業からも評価されやすいです。

自己PRの文章が完成したらOfferBoxに登録し、自分の計画性を評価してくれる企業からのスカウトを待ってみましょう。気になる企業やまだ知らない優良企業からのアプローチを受けられるかもしれません。

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「集団面接がどのような流れで進むか分からず不安」だと感じている人は多いのではないでしょうか。

ほかの学生の回答を隣りで聞く集団面接では、どうしても周りの学生が自分よりも優秀なように見えてしまったり、ほかの学生と違うことを言わなきゃといつもどおりに振る舞えなかったりしてしまいがちです。

集団面接への苦手意識を払拭するためには、まずは集団面接ならではの流れや評価のポイントを正しく理解することが大切です。この記事では、集団面接(グループ面接)の流れと押さえるべきマナーを解説します。

(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
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集団面接(グループ面接)の流れと押さえるべきマナー

集団面接の流れは基本的には個人面接と同じで、以下のように進みます。

  1. 受付
  2. 待機
  3. 入室
  4. 面接
  5. 逆質問
  6. 退室

入退出の方法など、一部集団面接ならではのマナーがあります。

集団面接では、ほかの学生がいるからこそ一人ひとりのマナーが目立ちやすくなります。あまりにひどくなければ、マナーで合否が決まることは少ないですが、マナーは押さえておくに越したことはありません。

また、一緒に面接を受ける学生は敵ではありません。面接官だけでなく一緒に受ける学生も敬意を払うべき対象ですので、面接官に対する態度と同じく、丁寧に接しましょう。

ここでは、集団面接の全体の流れとマナーをご紹介します。

集団面接の流れ:1.受付

受付の流れは、以下の流れが基本です。

  • 挨拶
  • 自己紹介
  • 用件
  • 担当者の呼び出し依頼

笑顔を心がけ、ハキハキと用件を伝えましょう。

受付ではもう既に面接は始まっているものだと考え、言葉遣いや身だしなみに気を配りましょう。

「本番前に身だしなみを整えれば大丈夫」「面接のときだけ言葉遣いに注意すれば問題ない」といった考えは危険です。受付を人事の人が務めるケースもあるため、気を抜いていると「TPOをわきまえていない人」という評価につながってしまいます。

受付での電話の例)
「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。本日は、〇時からのの新卒採用面接で伺いました。採用担当の〇〇様にお取り次ぎいただけますか。」

集団面接の流れ:2.待機

受付後は待合室や待合スペースに案内されます。待機時間はつい気を抜いてしまいがちですが、受付と同じく待機時間も悪目立ちしないよう注意が必要です。

企業の人が見ていないからといって、ほかの学生と必要以上に会話したり、過度に姿勢を崩したりしないよう心がけてください。

特に、スマートフォンの扱いには注意が必要です。スマートフォンに保存している就職活動のメモを確認しているだけだとしても、誰かと連絡を取っていたり、遊んでいたりすると思われてしまう可能性があります。

スマートフォンは受付前に電源を切るか、マナーモードに設定しておくのが無難です。余計な誤解をされないよう、待機中は面接のシミュレーションをしたり、履歴書やESに書いた内容を再確認したりする時間にしましょう。

集団面接の流れ:3.入室

集団面接と個人面接で異なるのが入退出の仕方です。グループの先頭、2番目以降、最後尾によってそれぞれマナーが異なります。

先頭での入室マナー

ドアをノックし、中から「お入りください」などの返答があったらドアを開けます。「失礼します」と挨拶してから一礼し、入室しましょう。

2番目以降の入室マナー

ノックはせずにドアの前で立ち止まり、「失礼します」と挨拶してから一礼します。入室したら、先頭で入室した学生の隣の椅子に向かいましょう。2番目以降の人は、前の人のためにドアを押さえてあげると細かい気配りができていると思われます。

最後尾の入室マナー

最後尾で入室する人は、ドアを静かに閉めてから「失礼します」と挨拶し、一礼するのがスムーズです。

個別面接と違って椅子の横に立つスペースがないことも多いです。そのため、入室後は自分の椅子の前に立ちます。勝手に椅子をずらしたり座ったりせず、着席を促されてから「失礼します」とひと声かけてから座るようにしてください。

集団面接の流れ:4.面接

面接中に注意すべき点は、ほかの人が回答しているときの振る舞いです。人の話を聞く時間が多い集団面接では、自分が答えていないときに少し気を抜いてしまう傾向があります。

面接官は基本的に回答者に集中していますが、回答者以外の学生が不自然な振る舞いをしていると、そちらが気になってしまいます。自分の順番が終わったからといって集中が切らすのではなく、適度に相槌を打ちながらほかの人の話を聞くようにしましょう。

ときには「この方の意見に対して、あなたはどう思いますか?」と話を振られるケースもああります。ほかの学生の意見や考え方が参考になるケースも多々ありますので、ほかの学生が話す時間は自分が考える時間ではなく、傾聴する時間にしましょう。

また、集団面接は個人面接に比べ、一人ひとりの回答時間が少ないのが特徴です。自分が話す時間が来たからチャンスだと回答に多くの時間を使いすぎることなく、簡潔に答えるよう心がけてください。

集団面接の流れ:5.逆質問

集団面接も個人面接と同様に、逆質問の時間を設けられる場合があります。逆質問におけるマナーは面接のそのほかの質問のときと大きく違いはありません。

逆質問は「企業への関心」をアピールするチャンスでもあるので、企業研究や面接の中で生まれた疑問を積極的に質問してみましょう。

ただし、ホームページに載っているようなことを聞いたり、意図が分からないような質問をしたりするのは避けましょう。特に疑問や不安がない場合は無理に質問する必要はありませんので、その旨を伝えるようにしましょう。

ただ、せっかくの質問できるチャンスなので、事前に質問したいことを複数個用意しておくことをおすすめします。

逆質問の例)

  • 「入社までに準備しておくべきことや、身につけておくべきスキルはありますか」
  • 「〇〇のプロジェクトに新入社員が携わるには何が必要ですか」
  • 「〇〇様から見た御社の一番の魅力は何ですか」
  • 「よく御社の強みは〇〇と言われますが、それを実感したエピソードはありますか」
  • 「御社で活躍している人の共通点を教えてください」

集団面接の流れ:6.退室

「以上で面接を終わります」と言われたら、立ち上がって感謝の言葉を伝え、一礼しましょう。退室の際は入室とは逆の順番で、ドアに近い人から順に退室していきます。

先頭での退室マナー

最初に退出する人はドアのところまで行ったら面接官に向き直り、「失礼します」と言って礼をしてからドアを開けて退出しましょう。退出後は次の人が挨拶しやすいようドアを押さえてあげると、入室時と同様に細かい気配りができていると思われます。

2番目以降の退室マナー

最初の人が退出したのを確認してから面接官に向き直り、挨拶と一礼をして退出します。爽やかな印象を残せるよう、最後の挨拶も笑顔を心がけることが大切です。

最後尾の退室マナー

最後に退出する人も面接官に向き直り、挨拶と一礼をして退出します。退出後はドアを両手で押さえつつ、できる限り大きな音が出ないよう静かにドアを閉めます。

集団面接(グループ面接)は印象が評価されやすい?

人間性や価値観、将来性など、質問の内容は集団面接と個人面接で大きな違いはありません。ただ、個人で十分な時間が与えられる個人面接よりも、集団面接は印象が評価に影響を与えやすいです。

具体的にどういったポイントが見られやすいか、みていきましょう。

ほかの学生と並ぶため変わった振る舞いが目立ちやすい

集団面接では2~4名程度の学生が同時に面接官と対面するため、不自然な振る舞いをしていると非常に目立ちます。話す時間よりも聞く時間のほうが圧倒的に多い集団面接では、ほかの人の話を聞くときの振る舞いも重要なポイントです。

例えば、4人で60分の集団面接だとすると、挨拶や面接官の質問の時間を除けば、一人当たりが発言する時間は10~12分程度しかありません。

つまり残りの50分近くはほかの人の話を聞く時間、つまり振る舞いを評価される時間ということになります。

集団面接では「いかにほかの人より魅力的な受け答えをするか」ばかりに気をとられがちですが、自分の回答時間以外も常に評価されていることを意識しましょう。

身だしなみは悪印象を与えないことが大事

集団面接では振る舞いと同様に、変わった身だしなみも目立ちます。スーツやシャツ、革靴などの服装に気を配るのはもちろん、面接中の姿勢にも注意しましょう。

だらしない格好でうつむいていたり、面接中に洋服のシワを伸ばしたりしていると、面接に集中できていないように見えます。

また、面接における身だしなみへの配慮はおしゃれを楽しむためではなく、相手に不快感を与えないためのものです。

面接では自分らしさを表現することが重要ですが、派手な身だしなみは悪印象を与えてしまいます。個性は見た目ではなく、回答の中で出すことをおすすめします。

言葉遣いや立ち振る舞いのポイント

言葉遣いや立ち振る舞いのポイントは箇条書きでまとめました。意識しすぎて緊張して固くなるのは避けたいですが、以下の内容は押さえておきましょう。

言葉遣いのポイント

  • 一人称は「わたし」もしくは「わたくし」
  • 「え〜」「あの〜」といった話し方のクセに注意する
  • 早口にならないよう気をつける
  • 受け答えはですます調で
  • こそあど言葉や抽象的な表現はなるべく使わない(例:こういうところ、だいぶ前に)
  • 敬語を意識しすぎて二重敬語にならない

立ち振る舞いのポイント

  • 質問した面接官の目を見て話す
  • できる限り柔らかい表情を心がける
  • 背筋を伸ばし、姿勢良く話を聞く
  • 面接官の質問が終わってから回答する
  • ほかの人が話している最中も気を抜かない
  • 人の話の途中で自分の意見を主張しない
  • 相槌が大げさにならないよう注意する

集団面接(グループ面接)でよくある5つの質問項目

集団面接は一次・二次面接といった選考の早い段階で実施されやすいため、質問項目は基本的な内容を問うものがほとんどです。以下の5つの質問が頻出です。

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 志望動機
  • 逆質問

一人一人の回答時間が非常に少ないので、特に指定がなければいずれの質問項目も30秒~1分程度を目安に簡潔に答えるのがポイントです。早口にならないよう気をつけつつ、相手が聞き取りやすいスピードで1分以内に話せる量は、200~300文字程度が目安になります。

それぞれの質問項目への詳しい対策方法や評価ポイントは、こちらの記事を参考にしてみてください。

【まとめ】集団面接の流れと押さえるべきマナー

以上、集団面接の流れと押さえるべきマナーについて紹介しました。

集団面接ではほかの人の回答を隣りで聞けるため、どうしても「周りと比べて良い印象を残したい」という気持ちが先行してしまいがちです。

ほかの人の回答や振る舞いが気になるのは無理もありませんが、一緒に選考を受ける学生は敵ではありません。面接官と学生両方に敬意を払い、丁寧な態度をとるよう努めましょう。

ただ、過度に緊張して固くなる必要もありません。ここで紹介したマナーを押さえていれば問題ありませんので、マナーを押さえたうえで、面接の受け答えで自分らしさがアピールできることを願っています。

自己PRでは、自分の培ってきたスキルや知識、能力などを効果的にアピールすることが重要です。特に最近では企業の海外展開も多く、就活の段階で英語力を問われるケースも少なくありません。

しかし、就活の自己PRで英語力をアピールしようとしても、実際にどのような風にアピールをすれば良いかわからない人は多いのではないでしょうか。また、場合によっては応募先の企業が英語力を求めていないケースもあるでしょう。

そこでこの記事では、自己PRで英語力を効果的にアピールする方法や書き方のコツ、アピールするときの注意点などを例文を交えてわかりやすく解説します。後半では英語面接への対策も具体的に紹介しているので、ぜひ就活の際の参考にしてみてください。

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自己PRで「英語力」はアピールにならない?

英語力を重視する企業は少なくないため、アピールすること自体は全く問題ありません。

ただし、英語力のアピールについてまず押さえておきたいのは、英語力単体でアピールしても採用の決定打にはなりづらいという点です。

英語ができるからと言って、即戦力として活躍できるケースは非常に少ないです。英語力が高くても、始めから一人で業務を進められるわけではないためです。

また、英語は比較的入社後でも身につけやすいスキルです。そのため、現時点で英語ができる人よりも、英語を含めて入社後に成長・習得できる素養がある人を高く評価する企業もあります。

このように、英語力があるというだけで採用に至ることは少ないことを念頭に置いておきましょう。

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自己PRで効果的に英語力をアピールするポイント

英語力だけではアピールになりづらいですが、習得までの過程やエピソードなども含めることで、魅力的な自己PRになります。

ここでは、自己PRで効果的に英語力をアピールするポイントについて解説します。

英語を身につけた「きっかけ」を書く

英語力をアピールする際は、英語を身につけるまでの背景も交えて伝えるように意識しましょう。単純に英語力があることだけではなく、その動機にも触れることで、自分の考えや人となりが企業に伝わり、面接官側も採用がしやすくなります。

具体的には、英語を学ぶようになったきっかけについて詳しく書くと良いでしょう。なぜ英語を身につけようと考えたのか、なぜ英語が重要だと考えたのかについて深堀りしてみてください。

英語習得までに努力した経緯を書く

英語習得までの努力の過程についても触れるようにしましょう。英語力を身につけるために行ったことや努力のエピソードについて述べることで、目標に向かって努力できる姿勢をアピールできます。

企業によっては英語力を求めていない場合もありますが、目標に対して真摯に向き合う姿はどの仕事でも大切なことなので、仮に英語力が必要とされていない企業でも評価してもらえるでしょう。

数字を使って説明する

英語力に限らず、自己PRで能力をアピールする際は数字を使って説明することが重要です。定性的な自己PRではどのくらいの英語力があるのかわかりづらいため、企業側も評価に困ってしまいます。

例えば「目標を決めてから1年間、毎日2時間欠かさず英語を勉強しました」「1年間でTOEICが400点から600点になりました」といったように、具体的に数字を用いて説明することを心がけましょう。

仕事でどのように英語力を活かすのか書く

ただ英語が話せるというだけではあまり選考合否に直結しません。身につけた英語力を、実際の仕事の場でどのように活かせるのかも考えてみましょう。特に、志望企業の事業や理念と絡めた書き方ができると評価してもらいやすくなります。

募集要項をしっかり読み、「英語力を活かしてゆくゆくは〇〇の事業に携わりたいです」といったように、将来の話にも触れられると志望度の高さがより伝わりやすくなります。

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自己PRで英語力をアピールする際の注意点

効果的な英語力のアピールについて紹介しましたが、英語力を自己PRでアピールする際の注意点も把握しておきましょう。ここからは、自己PRで英語力をアピールする際の注意点をご紹介します。

そもそも企業が英語力を求めていないこともある

まず気をつけたいのは、そもそも企業が英語力を求めていないこともあるという点です。せっかく身につけた英語力をアピールしたい気持ちはよくわかりますが、英語力が求められていない企業に対しての過剰なアピールは、「本当にうちに入りたいのだろうか?」と疑念を抱かせてしまう可能性もあります。

英語力を求めていない企業であれば、努力過程やエピソードなどを絡めた自己PRが必要になります。適切な自己PRを行うためにも、企業分析をしっかり行うことが大切です。

見栄を張って誇張しない

英語力をアピールしたいあまり、見栄を張って誇張することは絶対に避けましょう。

たとえば、英語を話せないにもかかわらず「日常生活に困らないレベル」であると嘘をつけば、面接や入社後のタイミングでバレてしまう恐れがあります。

また、TOEICをはじめとする資格の点数の詐称が発覚すると、最悪の場合解雇となる可能性もあります。

資格がないとアピールが厳しい場合も

資格の詐称や点数の誇張はもちろんNGですが、一方で明確な数値となって示せる評価がないと英語力のアピールとして響かない可能性が高い点も念頭に置いておきましょう。

自己PR提出の期限まで猶予がある場合は、TOEICなどの試験を受けるのもひとつの方法です。また、資格がなくても英語力をアピールしたい場合は、資格の有無を重視しない企業に応募するなどの方法もあります。

英語力だけをアピールしない

冒頭で述べたように、英語力だけをアピールしても採用の決定打にはなりづらく、物足りない印象を与えてしまいがちです。

もちろん英語が話せることがマイナスに働くことはありませんが、自己PRではどのように実際の仕事に活かせるのかや、英語力をどのように高めたのかなどの観点も絡めながらアピールしましょう。

また、英語力単体で勝負しようとせずに、自分の他の長所とセットでアピールすることも重要です。

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自己PRで英語とセットでアピールしやすい強み

ここでは、自己PRで英語力とセットでアピールしやすい長所や強みをいくつか紹介します。就活で英語力をアピールしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

①継続力

1つ目は「継続力」です。

先に述べた通り、英語力を習得するまでのエピソードや努力過程は評価してもらいやすい項目のひとつです。特に目標に向かって継続的に努力を続ける姿勢は、どの企業でもプラスに働く内容でしょう。

また、アピールの際は「1年間毎日2時間英語の勉強に励んだ結果、TOEICのスコアが600点から800点になりました」というように、継続した結果の実績を挙げられるとより説得力のあるアピールになります。

②向上心・挑戦心

2つ目は「向上心」と「挑戦心」です。

英語を学ぼうとする向上心や前向きな姿勢は、たとえ英語のスキルを必要としない業種や企業であっても採用側にプラスのイメージを与えられるはずです。

また、英語学習にあたって海外留学などの経験がある場合、留学に挑戦したチャレンジ精神や、留学先で学んだことなどを積極的にアピールするのも良いでしょう。

③社交性

3つ目は「社交性」です。仕事をスムーズに進めるためのコミュニケーション能力は社会人として必要なスキルのひとつであり、選考時にも特に重要視される項目です。

例えば英語力を身につけるために外国人と交流したり、学習コミュニティに所属したりした経験がある場合は、その社交性を英語力とともに積極的にアピールしてみましょう。

④素直さ

4つ目は「素直さ」です。英語力を身につけるためには、一朝一夕で身に付く裏技はなく、正攻法でコツコツと勉強する必要があります。

そのため、一定以上の英語のスキルがある人は、素直に努力を積み重ねることができた人であるといえます。実際に社会に出てからも、素直に取り組める人は成長が早く活躍する可能性が高いので、ビジネスシーンでも評価されるポイントの一つです。

ただし、「素直さ」は他のソフトスキルと比較するとやや抽象的なため、「他者の意見を積極的に取り入れられる」といったように表現を具体的にすることを意識して伝えてみましょう。

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英語力をアピールした自己PRの例文

続いて、実際に自己PRで英語力をアピールするときの伝え方の例を見てみましょう。日本語の例文だけでなく、英文で作成する例もあわせて紹介します。これから自己PRを作成する人は、ぜひ参考にしてみてください。

①海外留学・勉強

私の強みは「向上心の高さ」です。

 

もともとグローバルな仕事に興味があり英米語学科を選びましたが、ゼミでの発表を何度も経験する中で、自分は周囲の学生よりも自己表現力や英語スキルが足りないと感じました。

そこで、カナダへの留学を決めました。必然的に英語で自己主張しなければならない環境に身を置くことで、自己表現力と英語スキルのどちらも向上させることができるのではと考えたためです。

留学先では、はじめは文化の違いに戸惑いましたが、意識的に他の学生に話しかけることで次第に自分の考えに自信を持って発言できるようになり、日常生活には困らない程度の英語力も身につけることができました。

実際の仕事でもこの経験を活かし、向上心をもって仕事に取り組みたいと考えています。

【ポイント】
海外留学の経験は英語力のアピールとしてとてもわかりやすく、高評価を受けやすいです。また、ここで挙げられた「自己表現力」のように、他に身につけた力もセットで紹介しやすいメリットがあるので、留学経験がある場合は積極的にアピールすると良いでしょう。

【英語で自己PRする場合の例文】

My strength is highly ambitious.

 

I originally chose the Department of English and American Languages because I was interested in global work, but after many presentations in seminars, I felt that I was lacking in self-expression and English skills in some areas compared to the students around me.

So I decided to study in a foreign country, Canada. I thought I could enhance both my personal expression and my English skills by putting myself in an environment where I would inevitably have to assert myself in English.

At first, I was bewildered by the cultural differences in my studies abroad. But by consciously talking to other students, I gradually became able to speak my own thoughts with confidence, and I was also able to acquire enough English to cope with daily life.

I would like to make use of this experience in my actual job and work with ambition.

②ボランティアやサークル活動

私は「積極性」に自信があります。

 

将来のために英語力を身に付けたいと考えていましたが、学費を自分で支払っていたため、海外留学するのは難しい環境でした。そこで、普段から英語を話す環境に身を置くことで英語スキルを習得できるのではないかと考え、大学2年生の春に英会話サークルに入りました。

途中からの参加だったため周囲との能力差に悩んだ時期もありましたが、同級生や先輩に勉強のコツを教えてもらいながら練習を重ねた結果、3年生の夏に行われたスピーチコンテストでは入賞しました。

入社後も、自分の掲げた目標を達成するために積極的に行動することで、どんな環境でも活躍できるビジネスパーソンになりたいです。

【ポイント】
日本にいながら英語を勉強した場合でも、工夫次第で自己PRは十分に可能です。海外ボランティアや英語の塾講師、翻訳のアルバイトなど、英語の使用が必須である環境に身をおいたエピソードがあれば評価に繋がりやすいため、積極的に取り入れるようにしましょう。

【英語で自己PRする場合の例文】

I have confidence in my positive behavior.

 

I wanted to learn English for my future, but because I was paying my own tuition, I had difficulty studying abroad. Therefore, I thought that I could acquire English skills by putting myself in an environment where English is spoken on a regular basis, and I joined an English conversation club in the spring of my second year at university.

I joined the club in the middle of my junior year, so there were times when I worried about the gap between my abilities and those of the people around me, but as a result of repeated practice and study tips from classmates and seniors, I won a prize at a speech contest held in the summer of my junior year.

After joining the company, I want to become a businessperson who can play an active role in any environment by proactively taking action to achieve the goals I have set for myself.

③資格取得

私は目標に向かって努力を継続できるのが強みです。

 

将来はグローバルな環境で活躍したいと考えていたため、英語力を身につけるために大学2年生の時から独学で毎日2時間勉強を続けました。スコアが伸び悩んだときもありましたが、毎日継続することが重要だと考え、1日も怠らずに継続してきました。その結果、1年間でTOEICのスコアが600点から200点アップし、目標の800点に達することができました。

御社に入社後、ゆくゆくは海外事業に携わりたいという大きな目標があります。そのために、日々の仕事の中でも自分なりの目標を決めて、これまで以上にコツコツと努力を積み重ねていきたいと考えています。

【ポイント】
自分で立てた目標を達成したエピソードにより、「努力を継続できる」という強みに説得力が生まれます。また、入社後の目標にも触れることで「自社で働きたいと思ってくれている」というイメージが沸きやすくなるため、長期的な人材を求めている企業にとっては好印象です。

なお、資格の中でもTOEICやTOEFLなど、具体的なスコアが現れる資格は評価されやすいです。一方で、点数があまり高くない場合はかえって逆効果になってしまう可能性もあるため注意しましょう。

【英語で自己PRする場合の例文】

My strength is that I can continue to work toward my goals.

 

Since I wanted to work in a global environment in the future, I started studying 2 hours a day on my own from my sophomore year of college in order to improve my English skills. There were times when my score did not improve, but I believed that it was important to continue studying every day, and I did not slack off for a single day. As a result, my TOEIC score increased from 600 to 200 points in one year, and I was able to reach my goal of 800 points.

After joining your company, I have a big goal of eventually being involved in overseas business. In order to achieve this goal, I would like to set my own goals in my daily work and make steady efforts to achieve them.

以下に英語力をアピールできる点数の目安をまとめました。あくまで一般的な目安にはなりますが、目標設定や自己PR作成時の参考にしてみてください。

 資格の種類スコアの目安
 TOEIC730点以上
 TOEFL iBT6以上
 IELTS外資系企業の本選考開始
 英検2級以上
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英語面接での自己PRのポイント

英語力が求められる企業の選考では、日本語ではなく英語で面接が実施される場合もあります。ここでは、英語面接で気をつけたいことや自己PRのポイントについて紹介します。

事前準備でスムーズに

実施言語にかかわらず、自己PRは面接で頻出の質問です。そのため、事前準備をしてスムーズに受け答えができるようにしましょう。

自己PRはある程度事前に内容を決めて準備することが可能です。伝えたい内容をスムーズに言えるようになるまで、面接前に何度も繰り返し練習しておきましょう。

自己PRの内容を考える際には、PREP法を活用して組み立てることをおすすめします。PREPとは「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を取ったものです。この順番通り、「結論から入り、その理由や具体例を示し、改めて結論で示す」ことで、内容が伝わりやすくなるでしょう。

ジェスチャーやアイコンタクトも意識する

英語圏では、話す内容だけでなくジャスチャーやアイコンタクトなどの「非言語メッセージ」も重要視される傾向にあります。せっかく一生懸命話していても、話す声が小さかったり、挙動不審な態度であったりすると説得性に欠けてしまいます。

面接時には相手の目をしっかり見て、自分の考えや思いを伝えようとするポジティブな姿勢を意識して話すように心がけましょう。

非言語メッセージは的確に覚え込むほどの必要はありませんが、日本語の文化に慣れていると身につけるまでに時間がかかる場合もあるため、自己紹介とあわせて事前に練習しておくことをおすすめします。

英語で書いた履歴書も控えておく

英語面接では、面接官は英語で書かれた履歴書を見て質問を投げかけます。そのため、英語で記入した履歴書は提出前に必ずコピーで控えを取っておくようにしましょう。

また、履歴書から想定される質問を洗い出し、各回答を事前に準備しておくことも重要です。

英語力が高くても、面接では緊張して咄嗟に答えが出ない場合もあります。回答に詰まってしまわないように、想定できる質問には答えられるようにしておきましょう。

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英語面接の自己PRで見られるポイント

面接官側がどのような基準で選考を行うのか気になる人も多いでしょう。ここでは、英語面接の自己PRで見られるポイントについてまとめました。英語面接を控えているひとは、ぜひ参考にしてみてください。

業務に必要な英語力を身につけているか

1つ目に見られるポイントは「業務に必要な英語力を身につけているか」という点です。

前述の通り、ただ単に英語力が話せるだけでなく、どのように業務に活かせるのかを見られる場合がほとんどです。外資系などの企業では流暢なビジネス英語が求められるケースもあるものの、必ずしもネイティブレベルのスキルが必要なわけではありません。

的確な表現をできることに越したことはありませんが、仕事に必要な情報共有や意思疎通が円滑に行えるかどうかの方が重要視されやすい傾向にあります。

応募した職種に適しているか

2つ目に見られるポイントは「応募した職種に適しているか」という点です。例えば通訳に応募した場合は「英語が話せること」が重要ですが、英文事務職に応募した場合は「英語の読解力」が必要になります。

業務内容やポジションごとに求められる英語力の方向性は異なるので、業務に適した英語力が身についているかどうかを面接で確かめる場合があります。

また、英語面接では英語力だけでなく、職種ごとに必要なスキルもあわせてチェックしていることを念頭に置いておきましょう。

意思疎通を図る積極性があるか

3つ目に見られるポイントは「意思疎通を図る積極性があるか」という点です。

英語面接といえど、実は一部企業を除いて英語が完璧である必要はない場合がほとんどです。流暢に話せることよりも、積極的に相手とコミュニケーションを取ろうとするポジティブな姿勢が大切です。

適切な表現が即座に思いつかない場合でも、諦めずにジェスチャーや別の言い回しを使うなどして、英語力をカバーしようとする積極性を見せることを意識するようにしましょう。

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「英語力」の自己PRが完成したらOfferBoxに登録しよう

英語力をアピールする自己PRが完成したら、OfferBoxのプロフィールに登録して企業からのオファーを待ちましょう。プロフィールの他にも画像や動画を登録することで、自分のアピールしたいポイントを企業にそのまま伝えられます。

また、OfferBoxでは企業がどのくらい自分のプロフィールにアクセスし、興味を持っているのか確認できるのも大きな魅力です。データを参考にしながら、どの経歴やエピソードに興味を持たれやすいのか分析することで、さらに魅力的な自己PRのブラッシュアップに活用してみてください。

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まとめ

以上、今回は自己PRで英語力を効果的にアピールする方法や書き方のコツ、アピールするときの注意点などを解説しました。

もちろん英語力があるに越したことはないですが、単純に英語だけをアピールしても印象に残りづらいことが多いです。自己PRでは、英語習得における努力の過程やエピソードを踏まえて伝えるように意識するほか、英語力以外の強みとセットでアピールするなどの工夫をしてみましょう。

また、英語面接がある場合は日本語の面接以上に事前準備が重要となります。自己紹介や履歴書から想定できる質問は事前に回答を作成し、スムーズに話せるようになるまで練習を繰り返しましょう。

自己PRを作成したら、OfferBoxへの登録がおすすめです。英語力をはじめとするアピールポイントを入力して、自分にぴったりな企業と出会えるチャンスを待ちましょう。

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社会経験や仕事に対する姿勢を特に重視する企業の場合、エントリーシートにアルバイト欄を設けているケースがあります。アルバイト欄は一般的な項目ではないので、どのように書けば良いのか迷ってしまう人もいるかもしれません。

この記事では、アルバイト欄の書き方について詳しく解説します。スペースが一行しかない場合や、200文字程度記入できる場合の記載方法も紹介するので、アルバイト欄の書き方で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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エントリーシートのアルバイト欄とは?

企業によっては独自の項目として、エントリーシートにアルバイト欄を設けている場合があります。前述のとおり、この項目は学生の社会経験の有無や仕事に対する姿勢を見極めるために用意されています。また、過去の経験や得意なことを知るための項目でもあります。

エントリーシートにアルバイト歴を記載するメリット

企業にとっては学生の過去の経験や得意なことを知るメリットがありますが、学生側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、エントリーシートにアルバイト欄を記載するメリットについてご紹介します。

社会経験があることを伝えられる

エントリーシートにアルバイト歴を記載することで、学生でありながらも社会経験があることを伝えられます。これは企業と同様、学生にとっても大きなメリットです。アルバイトと正社員の役割は異なりますが、労働の対価として報酬を受け取り、責任を持って自分の仕事をこなすため、アルバイトは立派な社会経験の一つです。

もちろん、アルバイトは必ずしも学生時代に経験しなければならないものではありません。しかし、経験をしている人としていない人で、社会に出てから差として表れます。

社会経験がまったくない学生の場合、「一般常識がきちんと備わっているのか」「責任感があるのか」といった不安を持たれてしまう可能性があります。アルバイトの内容にもよりますが、ある程度の社会経験があるだけでも、最低限の知識とスキルが備わっている証拠になります。

仕事に対する姿勢や考えを伝えられる

アルバイトの内容や自分がこなしてきた役割によっては、仕事に対する姿勢や考えを伝えられるメリットもあります。エントリーシートの評価ポイントである人柄や社風との相性を、アルバイト歴を通じて知ってもらえるでしょう。

具体的な目標をもってアルバイトに臨んでいなかったとしても、アルバイト中に心がけていたことや注意していたことを伝えると、アピールに繋がります。例えば、「与えられた仕事をこなすだけでなく、どうすればより効率的に仕事をこなせるか考えながら働きました」と記載すれば、生産性が高いという印象を持ってもらうことができるでしょう。

アルバイト欄はスペースによって記載内容が変わる

アルバイト欄は、企業によって記入できるスペースが異なります。大きさによって記載内容が変わるため、注意が必要です。ここでは、一行しかない場合と200文字程度書ける場合に分け、記入内容をご紹介します。

一行であれば、簡潔に職歴を書く

基本的に、アルバイト欄のスペースは一行しかありません。その場合は、職歴だけを簡潔に書きます。

アルバイトの経験や学びをアピールしたい場合は、自己PRやガクチカの項目を活用しましょう。これらの項目は文章を書くためのスペースが設けられているため、アルバイト欄の記載内容と関連付けて具体的にアピールできます。

200文字ほど書ける場合は自己PRとして使用する

アルバイト欄のスペースが一行以上ある場合(200文字程度書けるなど)は、自己PR式にアルバイト経験を記載しましょう。アルバイトを通して何を学んだのか、またどのような場面で自分の強みを発揮できたのか伝えるのがポイントです。

200文字程度で上手にまとめるコツは、「アピールポイントを1つに絞る」ことです。あまりにもポイントが多くなってしまうと、何が一番の強みなのかが分かりづらくなってしまいます。また、説得力も弱まってしまうでしょう。

たくさんの学びや強みがある場合、すべて伝えたくなる気持ちも分かりますが、1つに絞りそのポイントについて掘り下げていきましょう。

エントリーシートのアルバイト欄が一行しかない場合の記入方法

それでは実際に、エントリーシートのアルバイト欄が一行しかない場合の記入方法を見ていきましょう。

【例】

◯年◯月~◯年◯月 ◯◯株式会社(アルバイト)◯◯店でアパレル販売に従事

上記のように「働いた期間」「アルバイト先の企業名」「担当業務」を簡潔に伝えます。学歴や資格の項目と同様、職歴が分かる必要最低限の情報だけでOKです。

記入する際には、企業名は略さず正式名称で書きましょう。企業名を略す書き方は、エントリーシートのようなビジネス文書には適しません。「株式会社」まできちんと書くようにしましょう。

アルバイト欄に優先して書くべきこと

なかには、複数のアルバイトを経験した人もいると思います。その場合、すべてのアルバイト歴を細かく記載するのではなく、アピールに繋げやすい経験を優先して書くのがおすすめです。

働いた期間が最も長いアルバイト
志望企業に関連するアルバイト

上記のようなアルバイト経験を優先すると良いでしょう。

働いた期間が最も長いアルバイト

数年間続けているアルバイトがあれば、その経験について記載するのがおすすめです。働いた期間が長ければ長いほど、経験や学びを伝えやすくなるでしょう。また、「就職してから長く働き続けてもらえる人物」と思ってもらえる可能性もあります。

志望企業に関連するアルバイト

アルバイトの内容が志望企業に関連している場合、これは強いアピールポイントになります。アルバイト欄に200文字程度書けるようなら、入社後の業務と関連付けながら、経験や学びについて書きましょう。

もちろん、志望する職種と完全に一致している必要はありません。例えば、営業職を志望しており接客の経験がある場合は、「コミュニケーション」をアピールできます。接客経験を通してどのようなコミュニケーションスキルが身に付いたのか、またそのスキルをどのように活かせるのか説明しましょう。

イメージの良くないアルバイトについては書かない

世間的にイメージの良くないアルバイト経験は書かない方が無難です。例えば、水商売などのアルバイトは、企業によってはマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

ほかのアルバイト経験がない場合、空欄になってしまうと思いますが、経験がないからといって不合格になるわけではありませんので、記載を控えることをおすすめします。
ほかの項目で自身の強みやスキルをアピールしましょう。

アルバイト欄に書ききれない場合は自己PRなどでアピールしよう

前述のとおり、アルバイト欄に書ききれない場合は自己PRやガクチカなどでアルバイト経験をアピールするのがおすすめです。

ここでは、その際の注意点や上手に伝えるためのポイントをご紹介します。好印象を持ってもらうためにも、ぜひ参考にしてみてください。

成功談だけでなく失敗談もOK

自己PRやガクチカでは成功談をアピールするのがベストであると思われがちですが、失敗談も立派なエピソードです。企業は、成果よりも過程を重視しているため、失敗談を語る際には、失敗から何を学んだのか、またその学びをどう活かしたのかも伝えましょう。

また、アルバイトの経験について書く時は、具体的なエピソードを交えることで自分が働く姿を採用担当にイメージしてもらいやすくなります。自己PRであれば強みを発揮したエピソード、ガクチカであれば特に困難だったことなどを伝えると良いかもしれません。

数字などを盛り込んでアピールする

エピソードを伝える際には、なるべく数字や客観的な意見を盛り込みましょう。ただ単に「売上に貢献した」とざっくり伝えるだけでは、どう貢献してどう結果を出したのか分かりません。説得力も欠けているため、より具体的に記載することが大切です。

例えば、「セット商品を増やすことを提案した結果、月の平均売上が30%向上した」や「店長に見込まれ新人スタッフの教育係に任命された」などのように具体的に書くと、採用担当者もイメージがしやすくなります。

その他、アルバイト経験をガクチカでアピールする方法は、こちらの記事でもご紹介しています。
アルバイト経験から考える「学生時代に最も打ち込んだこと」ー例文あり

まとめ

エントリーシートのアルバイト欄は、どの企業も必ず用意している項目ではありません。しかし、もし設けられている場合は、社会経験をしっかりアピールするための貴重な項目と言えます。

アルバイト欄にはさまざまな形があり、一行しかない場合や200文字など簡単に説明するためのスペースが設けられている場合もあります。書くスペースが一行しかない場合は、「働いた期間が最も長いアルバイト」もしくは「志望企業に関連するアルバイト」を優先して記載しましょう。加えて、具体的な経験については自己PRやガクチカでアピールするのがおすすめです。

アルバイト経験を200文字の欄に書く場合も、自己PRやガクチカで書く場合も、エピソードを一つに絞り数字などを盛り込んで具体的にアピールすることが大切です。本記事を参考に、ぜひ採用担当者を惹き込むエントリーシートを作ってみてください。

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「数学科は就職に不利?」
「数学科の就職先がよく分からない」

就職活動を控える数学科生のなかには、このような不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

数学科で学んでいることが仕事に結び付けづらいと感じている人は少なくなく、就職先をイメージできないのも無理はありません。しかし、ほかの学部と比較して明確に就職に不利なわけではなく、数学科生が活躍できる業界と職種は数多く存在します。

この記事では、就職先のことで悩む数学科生に向けて、業界や職種、おすすめの就職対策を紹介します。記事の内容を参考にしながら志望業界を絞り込み、効率的に就職活動を進めていきましょう。

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数学科が就活で不利になることはない

まず、数学科であるということで就活で不利になることはありません。専門職の場合、大学時代の専攻内容が重視されることもありますが、それ以上に入社後に学ぶことは多く、人柄や会社との相性のほうが重視されている事が多いです。

また、入社後まもなくは学科によって業務内容の理解のしやすさに差があるかもしれませんが、長く活躍できるかはその人の性格や努力次第です。

なお、数学科も属する「理系学部では論理的思考力が身につきやすい」と考える採用担当もいます。身につけた知識が直接仕事に繋がらない場合でも、学業を通して身につけた能力はアピールポイントになります。

数学科生に人気の就職先一覧〜業界〜

一見、数学科とあまり関係がなさそうな業界でも、職種によっては数学科生が活躍しているところもあります。ここでは、数学科生に人気の7つの業界を紹介するので、自分が得た知識や能力を活かせそうな業界を探す参考にしてみてください。

①保険業界

「保険業界は保険商品を売る仕事」というイメージが強い人も多いかもしれませんが、実は数学科の学びと関連性の高い仕事があります。

詳しくは後述しますが、例えば、確率論や統計学などを用いて様々なデータから適切な条件を導き出す「アクチュアリー」や、市場の動き及び企業業績の予測や分析を行い、最適な保険商品を開発する仕事「クオンツ」があります。

保険業界ではただ保険商品を売っているわけではなく、自社の利益や顧客のニーズなど、さまざまな要素を考慮して提供しています。自社と顧客双方にメリットのある保険商品を開発するには、数学的な分析が欠かせないため、専門知識を持つ数学科生が活躍しています。

②銀行・証券業界

数学科の就職先として最もイメージしやすいのが銀行・証券業界ではないでしょうか。どんな職種であっても常に数字を扱う銀行・証券業界は、数学科で高い人気を誇っています。

銀行や協同組織金融機関、証券会社など、働く企業によって業務内容に細かな違いはありますが、いずれの企業で働くにしても数字に強いことが重要です。その点、数学科生は普段から数字を扱う機会が多いため、業務に適応しやすいでしょう。

また、銀行・証券業界でも「金融商品開発」の仕事は高度な数学の知識が必要で、数学科出身者が活躍しやすい領域のひとつです。

保険業界も含め金融業界については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

③IT業界

情報系学科出身の学生が多く活躍するIT業界ですが、数学科にも就職先として人気があります。

例えば、IT業界で注目が高まっているAIの分野では、統計学や機械学習など数理科学の知識を用います。自身がAIを開発しない場合でも仕組みを理解していると、AIを活用する際により高度な運用が可能になることもあります。

AIの分野以外でも、システムエンジニアやプログラマーのような技術職でも論理的思考力を活かせます。

IT業界については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

④ゲーム業界

ゲーム業界のゲームプログラマーやゲームプランナーなどの仕事も、数学科で人気の職種のひとつです。

アクションゲームやシューティングゲームでは、緻密なベクトル計算や微積分などの結果、なめらかな動きや違和感のない挙動が実現できています。これらを設計する際に、数学科で学んだ数学知識が活きます。

直接的に数学知識を使わない場合も、ゲームプログラマーやゲームプランナーの仕事では、高い論理的思考力が求められます。このように、数学科の学業を通して身につけてきた能力を活かしやすいことも人気の理由です。

ゲーム業界については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

⑤教育業界

塾講師や教材制作など、数学の知識を活かしやすい教育業界も人気の業界です。苦手意識のある人も多い数学の教育について考えるやりがいがあります。教員を志す人も多く、教員試験と併願する人も少なくありません。

教育業界については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

教員試験と併願する場合、民間企業の就職活動と少し勝手の異なる点には注意が必要です。スケジュールを確認して、早めに就職活動を進めることを推奨します。

⑥コンサルティング業界

高い論理的思考力を求められるコンサルティング業界も数学科に人気の就職先です。クライアントの課題解決を業務とするコンサルティング業界では、最適な解決方法を提案する論理的思考力が必要です。

また、近年課題解決だけでなく課題発見の重要性が高まっており、定量データを読み解いて成長のポイントを見つける力が問われています。その際に、指標間の関連性や相関を見る際に数学的な思考が必要となり、数学科で身につけた能力を活かすこともできるでしょう。

⑦メーカー業界

文系理系問わず幅広い学科に人気のあるメーカー業界は、数学科にも人気があります。自動車メーカーや電機・機械メーカー、化学メーカー、医薬品メーカー、医療機器メーカーなどが代表的な就職先です。

メーカーによって取り扱う製品は異なりますが、製品開発の段階で高度な数学知識が必要になることもあり、数学科が必要とされています。また、研究職・技術職以外にも、専門知識を身につけた技術営業も近年需要が高まっており、理系出身者が多く活躍しています。

メーカーの業界研究については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

数学科に人気の就職先一覧〜職種〜

自分に合いそうな業界がいくつか見えてきたら、次は職種についても考えてみましょう。数学科生はさまざまな職種で活躍できますが、特に人気が集まっているのは以下の7つの職種です。

①アクチュアリー

確率論や統計論などを用い、最適な掛け金を計算したり、ときには保険商品の開発をしたりする仕事がアクチュアリーです。数学科での学びをそのまま仕事に活かしやすいことから、就職先として人気があります。

自分の提案や導き出した数字が、会社の業績に大きな影響を及ぼす点は大変なところですが、責任の重さはやりがいにもなります。会社への貢献を実感しやすい点や、比較的早い段階から大きな仕事に携われる点がアクチュアリーの魅力です。

②クオンツ

クオンツは銀行・証券業界で活躍する職種です。数学の知識と手法を用いて市場の動きを分析したり、投資戦略・金融商品を分析したりする役割を担っています。

クオンツは数学科出身の人が多い職種ですが、就職の難度は非常に高めです。数学とプログラミングの知識があるのは大前提として、高度なプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が必要となるでしょう。

③ITエンジニア

ITエンジニアは、情報技術に特化したシステムを提供する職種全般を指します。システムエンジニアやプログラマー、Webエンジニアなどの職種が代表的です。

ほとんどの職種は専門スキルが必要ですが、例えば数学の知識に加えてプログラミングの知識も持っていればさらに有利になります。職種が細分化されているITエンジニアは出身学科より経験や将来性が重視されるため、数学科におすすめの就職先です。

④AIエンジニア

AIエンジニアは、AI(人工知能)にデータを与えて学習をサポートする仕事です。お掃除ロボットや自動車の自動運転技術など、身近なところに使われている多様なAIの開発と学習を担当しています。

AIの活用にあたっては確率論や統計学などの知識を求められるうえ、需要の高まりから将来性にも期待できます。知識を活かしやすい、将来的に活躍の場を広げやすい、という2つの強みを持っている点が魅力的です。

⑤データサイエンティスト

データサイエンティストは膨大な蓄積データをもとに有益な知見を見出し、ビジネス上の課題解決と意思決定をサポートする仕事です。

例えば、過去のさまざまなデータから需給予測をすることで、在庫管理やプロモーション強化の意思決定などに役立ちます。

求められるスキルは、確率論や統計学、機械学習の知識などです。データ分析にあたっては数学の知識が必須となるため、数学科が活躍しやすい職種といえます。

⑥研究開発職

自分の知識を活かせるメーカー研究職を就職先に選ぶ数学科生が見られます。メーカーの研究職は、製品や新技術の研究・開発にあたる仕事です。

具体例をあげると、化学メーカーでコンピュータを活用して分子設計をする際などに、数学科で学んだ知識が活かせます。

実は数学科出身者が在学中の知識を活かして、研究職として活躍している企業も少なくありません。

⑦教員

教員も数学科で人気の職種です。特に中学校・高校の数学の先生を目指す数学科生は多いです。教員は身につけた数学知識を活かすことができるので、働くイメージが湧きやすいことも人気の理由でしょう。

自分に知識があっても他人に教えるのは難しく、生徒に伝わるように工夫する過程で成長を実感できる働きがいのある仕事でもあります。

前述の通り、教員採用試験は一般的な就職活動のスケジュールと異なるので、志望する場合は就職活動全体のスケジュールを早めに立てておきましょう。

数学科生の就職活動で有利になる資格

資格の有無が合否に直結することは多くありませんが、専門的な資格を所持していると、一定の知識が身についていること、またそのための学習ができることが伝えられます。就職活動や学業、サークル活動などと資格勉強を並行するのは大変だと思いますが、活躍の場を広げるためにもぜひチャレンジしてみましょう。

①アクチュアリー

アクチュアリーは日本アクチュアリー会が実施している資格試験です。資格を所持していれば数理業務のプロフェッショナルであることの証明になり、保険会社や信託銀行、コンサルティング会社などの就職に役立ちます。

大学在学中に試験を受ける場合は、「4年制大学に休学期間を除き2年以上在学し、かつ62単位以上の単位を修得」という条件を満たす必要があります。

年に1度しか実施されないうえ、高度な知識を問われる難しい資格ですが、数学力に自信がある人はぜひ挑戦してみましょう。

②証券アナリスト

証券アナリストは、証券投資・企業評価のプロフェッショナルとも言うべき存在です。資格を所持していれば企業財務やマクロ・ミクロ経済、投資理論などの知識を有している証明になり、証券会社への就職で有利に働きます。

日本証券アナリスト協会が実施する試験は第1次と第2次の2段階のレベルに分けられており、試験を受けるには各講座の受講が必須です。

ややコストがかかる点はデメリットですが、保険業界や銀行・証券業界を目指す人であれば取っておいて損はないでしょう。

③統計検定

統計検定は、データの性質や不規則性を見出すために用いられる「統計学」に関わる検定です。

統計についての知識や、科学的に問題を解決する能力を証明できるため、データサイエンティストなどの職種で有利に働きます。

試験は1級~4級までの5段階に分かれており、大学基礎課程のレベルに該当するのは2級です。1級と準1級では応用的な統計学の知識を問われるため、まずは2級の取得を目指すとよいでしょう。

数学科におすすめの就職対策

志望業界と職種をある程度絞り込めたら、いよいよ選考の準備段階に移行していきます。早めの準備を心がけ、数学科ならではの利点を活かして就職活動を進めましょう。特に意識すべきポイントは以下の3つです。

数学科で得られた知識を活用できる業界・職種を探してみる

就職先を選ぶ際に、自分の学部や学科に縛られる必要はありません。ただ、志望業界が見つからない人は、数学科で得た知識を活用できる業界・職種から探してみましょう。

確率論や統計学など、数学科で学んだことと関連性の高い業界・職種であれば、興味を持てるかもしれません。そこから視野を広げてみるのもよいでしょう。

学んだことと直接関係がある仕事が見つからない場合は、能力が活かせる業界・職種から探してみましょう。

志望度が高い企業・職種があれば学科推薦を使う

大学によっては企業への推薦枠を持っている場合があるので、志望度の高い企業への推薦枠がある場合は、就職活動にうまく活用しましょう。

自分で企業にエントリーする自由応募よりも、選考突破の確率が高いのが学科推薦の特徴です。「推薦に値する学生」として選考に臨むため、企業から高評価を得やすくなります。

ただ、「推薦枠があること」だけを理由に就職先を選ぶことはおすすめしません。あくまで、自分に合った仕事がなにか就職活動を通して考えた上で、就職先を選ぶことを推奨します。

数学科で得られた知識・経験を言語化できるようにする

数学科で学んだことを面接でうまく説明できるように準備しておきましょう。

専門的な内容を話す場合、専門用語ばかりでは相手に伝わらない恐れがあるため、理解しやすいよう、わかりやすい言葉に噛み砕く練習をしましょう。

また、直接的に学んだ知識をアピールすることができなくても、学ぶ過程で身につけた力はアピールポイントになります。入社後、どんな場面で具体的に活かせるのか、言語化してみましょう。

まとめ

今回は数学科に人気の業界や職種、おすすめの就職対策を紹介しました。

数学科で学んでいることのなかには、仕事で活きるイメージがないものもあるかもしれませんが、実際には数学科で身につけたことを活かして活躍できる業界と職種は多く存在します。

理系の学生のなかには、学業優先で就職活動に思うように時間を割けていない方もいるでしょう。そういった方は、人気の就職先を参考にして、まずはいろいろな業界・企業を知ることから始めてみましょう。

効率的に就職活動を進めていきたい数学科生には、新卒オファー型就活サイトの「OfferBox」がおすすめです。
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はじめまして!
私は、大学の理系学部で専門性を習得し、学部卒、修士卒、博士卒のそれぞれで就職活動を行い、内定を獲得してきた極めて珍しい体験をしております。本記事では「就職活動を通して感じたこと」、そして「就職活動で求められる人物像」についてお伝えしたいと思います。

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「オファー来た 肯定感で 舞い上がる」

OfferBox就活カルタには「オファー来た 肯定感で 舞い上がる」という句があります。オファーが来たら嬉しいという感情だと思いますが、なぜ「肯定感」なのでしょうか。

私が就職活動をしていたのは10年以上前で、当時は就活生が企業にエントリーするのが普通でした。それでも企業のほうから「説明会に来ませんか」「ぜひ弊社の選考を受けませんか」とのお誘いがあったのは、リクナビなどの就活サイトに自身の経験やスキルなどを登録していたからです。

大学院の修士課程で就職活動を始めた頃、ちょうどリーマンショックが起きて、世の中が急に不景気になりました。新卒採用を辞める企業が増え、「面接の話は無かったことに」といわれたことも。

そんなとき、ある企業から「リクナビに登録されているあなたの人物像や経験を拝見し、ぜひ選考にきて欲しいです」と連絡をいただきました。「こんな不況でも、自分の経験やスキルを評価してくれるところがあるんだ」と嬉しくなり、これまでの人生を肯定されたような気分になりました。

新卒就活で企業が求める人物とは

「就職活動で内定を貰うにはどうしたら良いのか?」

大学生ならほとんどの人が考え、悩むことだと思います。私も当時は、ネットで検索したり、就職活動用の参考書を買ったりして調べました。しかし何回面接を受けても、内定をいただいても、結局「なぜ自分という人間が選ばれたのか」については分かりませんでした。

企業が求めるのはどのような人物か。それが分かったのは、会社で働き始めてからです。私自身が感じた「企業が求める人物」について、解説していきます。

基本ができている人物

ここで挙げる基本とは、挨拶ができる、一般常識がある、敬語で話すことができる、質問の受け答えができるなど、社会人としての素養のことです。

挨拶は社会生活を送るうえで、基本中の基本です。笑顔でハキハキいえる人は、特に好印象を与えます。

一般常識とは、学校で習う勉強だけではなく、「数ある情報から答えを導く論理的思考力」をいいます。天才のような高度なものは必要ありませんが、中学校レベルの知識は求められます。

敬語は、社会人になると毎日のように使います。上司はもちろん、時と場合によっては、年下の相手に対して使うことも。必須ともいえるスキルなので、敬語を話せるかどうかは厳しく見られています。

最後に、質問の受け答えができるかどうかです。全く反応を示さないのは論外ですが、答えが分からない場合でも答え方が重要になります。ただ「分かりません」と答えるだけでなく、「現在分からないので、○日までに調べます。」など、現在の状態と解決策や対策をセットで答えると良いです。

外見の良い人物

ここでいう外見とは、美醜や生まれつきの身体特徴ではありません。人と会う際の「身だしなみ」のことです。

着用しているスーツはしわくちゃではないか、髪は整えているか、靴は綺麗か、男性なら髭を剃っているか、女性なら派手なメイクではないか。相手に不快感を持たせないように、身だしなみを整えているかどうかが重要です。

コミュニケーションが取れる人物

コミュニケーションには種類があります。学生さんの場合、サークルや飲み会で、周囲に合わせてワイワイ楽しむこともあるでしょう。もちろんそれも人間関係を円滑に進めるための、大事なコミュニケーションのひとつです。しかし、会社でのコミュニケーションは「報連相」が基本となります。いわゆる報告、連絡、相談の3つです。

・上司に仕事の進捗状況を報告し、指示を仰ぐことができるか
・重要事項を連絡して、職場の伝達速度をスムーズにできるか
・行き詰る前に自身の考えを相談できるか

上記3つができるかどうか、企業側は面接中に見極めたいと考えています。

自身の専門性や経験を売り込める人物

どのような業種でも、自社製品や成果を報告する場面は訪れます。相手が顧客であっても上司であっても、ここで売り込めなければ出世も望めません。

「自身を売り込むことができる人」は、企業からも重宝されます。自己PRなど学生が就職活動で会社に売り込むものは、自身が学んできた専門性や経験です。存分にアピールできれば、「会社サービスを正しく理解し、利益を出してくれるかも」という印象を与えます。

就活が上手くいく学生とは?

就職活動を始めてしばらくすると、周囲にはエントリーシートの通過率が高い人、いつも面接に呼ばれる人、早くに内定を獲得する人が出てきます。いわゆる「就職活動が上手な学生」です。

学力や偏差値に大きな差はほとんど無いはずなのに、なぜ差が生まれるのでしょうか。実は、就職活動が上手な学生には共通する特徴があります。

自身で情報収集し、勉強できる

就職活動に強い学生は、自分で情報を集めて解析し、それを履歴書やエントリーシート、面接に応用します。

私は化学科の学生でしたので、志望したのは化学メーカーの研究職や技術職でした。そこで最初に「○○株式会社(大手化学メーカー)の研究開発職に内定を貰う」と、就職活動のゴールを設定しました。そこからは情報収集です。

・主力製品や、今後力を入れていく分野はどこなのか、などを調査する企業研究
・同じような製品を扱っている他企業との違いを調査分析する業界分析
・過去のエントリーシートの質問項目はどんなものか
・筆記試験はどのような内容か
・どのような大学から採用しているのか、過去に自分の大学から採用しているか
・選考過程はどのように進み、各面接ではどのような立場の人が担当するのか
・人事、現場担当、役員はそれぞれどのような質問をしてくるか

これらを、ネット、就職課や就活エージェント、書籍を利用して調べました。目的を設定し、解決のために情報収集できる人は重宝されます。社会人になってからも大きな強みになりますし、特に直属の上司からも評価されるでしょう。

ちなみに私自身は、ゴールに設定した企業の内定を貰うことはできませんでした(二次面接で落選)。しかし、この情報収集は他で受けていた大手や中小企業に転用可能でしたので、効率よく就職活動ができました。

他人の評価を上手く使い、ブラッシュアップできる

就職活動では、履歴書やエントリーシート、面接の受け答えなどの内容を「自分自身で評価する」ことも必要です。しかしこれが意外と難しく、1歩間違えればブラッシュアップのつもりが、ブラッシュダウンになるかもしれません。

就職活動が上手な学生は、現在の状態を他人に評価してもらい、意見を貰ってブラッシュアップしていける人が多いです。例えば大学の就職課、研究室・ゼミの教員、志望する業界に内定を貰った先輩、友人などの意見はとても参考になります。

また企業から学生のプロフィールを見てスカウトする、「逆オファー型」の就職活動も盛んになってきています。このようなサービスでは、どのような業界の企業があなたに関心を持っているか分かりますので、「自分のプロフィールのどの箇所が、この企業の目に留まったのだろうか」と解析とブラッシュアップを繰り返すことで、より自分が志望する業界の企業に近づくことができます。

さらに優秀な学生は、複数の評価を全て鵜吞みにせず、自分で考えて上手に利用します。これらは社会人になってからも必要なことで、上司や先輩に意見を貰い、仕事に活用できる人が成功を納めています。

専門性を相手に説明し、納得させられる

働き始めたら、自分の仕事を上司や同僚に説明して納得してもらわなければならない場面が必ず出てきます。これは業種にかかわりません。

自分がどういう人間で、どんな専門性を身につけ、どんな経験を積んできたか。就活の面接では、それを説明できるかどうかが見られています。自分という商品を売り込む場面で、どのように伝えるかが重要なのです。

2020年代の就職活動は、企業から学生へのオファーが増えていくと考えています。大学で学んだ専門性や、自身の経験から「自社で何ができるのか」は特に重要視されるでしょう。その中で説明・説得の上手な学生は、企業の目に留まる可能性も高くなるはずです。

就活で苦戦する学生とは?

就職活動を上手くこなす学生もいれば、履歴書やエントリーシート、筆記試験で通過できず、面接に進められない学生も大勢います。なぜ苦戦するのか、その理由を解説します。

何でも後回しにする

「履歴書やエントリーシートを書くのは後でいいか」「趣味に忙しいから、面接の練習は後でやろう」と思ったことはありませんか?

今やらなければいけないことを後回しにするようでは、社会人になってからも上手く立ち回ることができません。それが面接官に伝わると、仕事も後回しにするのだろうなと思われてしまいます。

「書類で性格が分かるわけがない」と思うかもしれませんが、履歴書・エントリーシートの誤字や脱字、文章の体裁や筆記試験の点数で判断されます。これらは対策をすれば誰でもクリアできることだからです。大事なことを後回しにしていると、締切りギリギリにようやく行動に移す人物だと思われます。

他人の評価を気にして動けない

履歴書・エントリーシートの内容を悪く評価されるのが怖いから、就職課に見せたくない、聞きたくないという学生は多いです。私自身もそのように考えるタイプでした。

しかし、「自分の就職活動方法はこれで正しい」と思い込んで行動していると、万が一間違っていた場合に取り返しのつかないことになります。これは会社に入って仕事をする場合も同じことです。

耳を塞ぎたくなるようなことをいわれるかもしれませんが、思い切って相談してみましょう。履歴書やエントリーシートは、上手く書けたと思っても1度は詳しい人に見てもらったほうが良いです。

自身の専門性や経験を納得させられない

自分自身が習得してきた知識や経験を「相手に分かるように説明できない学生」は、企業からお断りされる可能性があります。企業に入った後に、営業や技術説明ができるのかと疑われるからです。

企業が求める人物になるために

企業が求める人物になるために

就職活動で上手くいく学生、苦戦する学生について見てきました。次に、企業が求める人物像になるため、どのように準備をし、意識改革をすれば良いのか解説します

就活の準備方法

就職活動で「企業から求められる人物」になるには、「基本スキルを身につける」、「他人に意見を求め、耳を傾ける」の2点が必須です。

基本スキルは前述したように、挨拶や敬語などが重要なので、日常生活でも導入して慣れさせていきます。

また、書類を書く、企業を調べる、エントリーするなどの工程において、「これでいいだろう」と自己完結してしまうのは良くありません。周囲の人に相談し、意見を求めましょう。中には的外れな意見もあるかもしれませんが、そのような意見も取捨選択できるように訓練します。

これらはキャリアアップにも必要なことなので、今のうち身につけておくべきです。

他人からどう見られているかを気にする

学生のうちは「髪がぼさぼさ」「髭ボウボウ」でも気にしない人はいます。しかし社会人になると、見た目や言動が「自分自身の評価」につながるのです。

何も難しく考える必要はありません。同僚や友人の身だしなみが「こんなのだったら嫌だ」と思う姿を想像し、自分がそうなっていないかチェックすれば良いのです。

いつでも自身の専門性と経験を話せるように

就職活動が始まる前に、大学で習得した専門性やスキル、経験の棚卸しを行いましょう。そして社会にどう活用できるのかを考え、説明できるように練習しておくのがポイントです。

誰かにそれを聞かせて、アドバイスを貰ったりブラッシュアップしたりしておくことも大事です。

就職活動の面接では、会話を通じて「人物像」を見られます。しっかりとアピールできるように、前もって準備しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。就職活動で企業が求めるのはどのような人物かについて解説してきました。

重要なことは、

・挨拶、敬語など社会人の基本スキルを身につける
・身だしなみを気にする
・周囲の人に意見を聞くことができる
・専門性やスキル、経験を伝えることができる

です。

ぜひ実践して、就職活動を充実させてください。皆さんの成功を祈っています。

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「いつまで経っても選考結果の連絡がこない」
「こちらから電話で問い合わせてもいいのかな」

就活面接を終え、このような不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。自分の今後の進路に関わる重要な面接ですから、なかなか結果の連絡がこないと不安になってしまいますよね。

企業から連絡がこない理由を考えたり、こちらから問い合わせるべきか悩んだりしている人も少なくないはずです。

そこでこの記事では、サイレントお祈りをする企業の考えや、待つべき期間を紹介します。次に取るべき行動の注意点についても紹介するので、選考結果の連絡がこずに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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サイレントお祈りとは

まずは、サイレントお祈りの意味やその実態を理解しましょう。サイレントお祈りされたときの対処方法についても合わせて紹介します。

企業から選考の不合格通知がないこと

サイレント(silent)は「静かな、無言の」といった意味を持つ言葉です。サイレントお祈りはその言葉のとおり、企業からの選考の不合格通知がないことを指します。

お祈りという言葉が付いているのは、不合格通知に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」のテンプレ表現がよく使われるためです。

なかには、「選考通過者のみに連絡する」と前置きしている企業もあり、そうした企業にはサイレントお祈りという言葉は使われない傾向にあります。「連絡をするか否かの前置きがなく、音沙汰もないが、おそらく不採用であろう状態」がサイレントお祈りです。

本当に不採用か学生は判断がつかない

サイレントお祈りを嫌う学生が多いのは、本当に不採用かの判断がつかないからです。選考の不合格通知がないため、学生からすれば自分が合格なのかそれとも不合格なのかを知る術がありません。

判断がつかないせいで、「ただ合格の連絡が遅れているだけではないのか」「連絡漏れがあったのではないか」など、あれこれと考えさせられてしまうのがサイレントお祈りの厄介なところです。

失礼・非常識・ひどいという声も多い

上記のとおり、不合格通知がなければ合否が分からず次の動きをとれないため、ひどいと感じている学生は少なくありません。

企業側にもそれなりの理由があるのかもしれませんが、やはり学生にとっては「合否にかかわらずちゃんと連絡してほしい」というのが正直なところでしょう。

また、学生が選考を辞退する際は連絡を求める企業が多いのに、不採用の際に連絡をしないのは失礼・非常識だという声も見られます。自分は相手に求めているにも関わらず、自分はしないのは確かに非常識といえるかもしれません。

連絡を待つのではなく次の行動に移そう

就活でよりよい企業に出会い、内定を得ることを考えると、連絡がこないからといって就活の動きを止めるべきではありません。

たとえ第一志望であっても企業からの連絡を何もせずに待つのではなく、次の行動に移しましょう。行動しながら連絡を待っていれば、仮に不合格だった場合でもすばやく気持ちを切り替えやすくなります。

合格の際は必ず連絡がくるので無理に問い合わせる必要はありませんが、状況によってはこちらからアクションを起こすべきです。

例えば、その企業の合否によって他社への返答を待たせており、予想以上に連絡が遅れているときなどは、こちらから連絡をして選考状況を確認しましょう。

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企業のサイレントお祈りの理由として考えられる例

学生からマイナスの印象を持たれてしまうにもかかわらず、なぜ企業はサイレントお祈りをするのでしょうか。企業の事情によってさまざまなケースが考えられますが、サイレントお祈りには主に以下のような理由があります。

送付する手間を省きたいから

多いのは、「送付する手間を省きたいから」という理由です。学生からしてみればただ連絡をするだけのように思えますが、企業からしてみれば1人1人に連絡をするのは非常に手間です。

連絡が必須の合格通知ならまだしも、不合格通知であれば連絡をしてもしなくても変わらないため、「いっそのこと連絡なしにしてしまおう」というのが、サイレントお祈りをする一部の企業の考えです。

選考を受ける学生が増えれば増えるほど連絡の手間も大きくなるため、応募者が集まる企業ほどサイレントお祈りの割合が高くなりやすいと考えられます。

内定辞退が出た際に選考を進めたいから

「後から内定辞退が出た際に選考を進めたいから」というのも、よく見られるサイレントお祈りの理由です。内定辞退者が出た際に補填として選考を案内する、いわゆるキープの意味合いがあります。

選考ではあらかじめ決められた採用人数に基づいて合格者を選出していますが、合格者側の事情によって内定辞退が出るケースも珍しくありません。

その場合は、内定辞退した学生の枠を補填する必要があるので、当落線上にいる学生に不合格通知を送らずキープしておくのが企業の狙いです。

つまり、この場合は「サイレントお祈り=不採用」には当てはまりません。

合格者に不採用通知を誤送したくないから

合格者に誤って不採用通知を送らないために、不採用通知を送ること自体を避けている企業もあります。

応募者の情報をシステム上でしっかりと管理していたとしても、作業に人間が関わる限り人的ミスを完全になくすことはできません。

応募者が多いほど、「合格者に不採用通知を送ってしまった」「不合格者に合格通知を送ってしまった」といったミスの可能性が高まるため、サイレントお祈りによって少しでもミスを減らそうとしています。

返信や質問対応が発生するのを避けたいから

手間を省くため、返信や質問対応の発生を避ける狙いがあります。不採用通知を送れば、不合格の事実に対して不満をぶつける学生や、理由を問い合わせる学生が出てくることが予想されます。

「問い合わせがくることで余計な手間が増える」「対応の仕方によっては企業の評判が悪くなる」といったリスクを考慮し、あえて不採用通知を送らない企業があるのです。

合否決めに時間がかかっているから

上記の理由とは関係なく、単純に合否決めに時間がかかっているだけのケースがあります。この場合は連絡が遅れているだけなので、サイレントお祈りには当てはまりません。

特に応募者が多い大企業の場合は、合否決めはもちろん、1人1人への連絡にも手間がかかります。場合によっては期限を過ぎても連絡がこないケースもあるため、そのような場合はこちらから結果について問い合わせましょう。

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サイレントお祈りかどうか連絡を待つべき期間

結果の通知時期について、事前に指定・説明があった場合はそれに従いましょう。まだ期限を過ぎていないのに、早く結果を知りたいからといって連絡をするのは企業に迷惑がかかるだけです。

指定・説明がない場合は、2週間程度を目安にするのが無難です。合否決めや連絡には選考から2週間ほど時間がかかってもおかしくないため、少なくともそれくらいは待ってからサイレントお祈りだと判断するようにしましょう。

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サイレントお祈りの確認・問い合わせメール例文

サイレントお祈りされていて、合否結果を確認したい場合の問い合わせメールの例文を紹介します。企業に送るメールの文面を考える際の参考にしてください。

【例文】

件名:【◯月◯日実施の面接結果について】◯◯大学◯◯学部◯◯
◯◯株式会社
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯です。
先日はお忙しいところ面接のお時間をいただきありがとうございました。

◯月◯日の面接結果につきまして、
いつ頃連絡いただけるか伺ってもよろしいでしょうか?

本来であれば面接時に連絡時期を確認すべきところ、
メールでの連絡でご迷惑をかけることになってしまい申し訳ございません。

ご多忙のところに催促の連絡を差し上げて誠に恐縮ですが、
お手すきの際に連絡いただけますと幸いです。

お手数をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

—————————————-
◯◯大学◯◯学部
◯◯ ◯◯
TEL:080-xxxx-xxxx
mail:xxxx@xxxx.com
—————————————-

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サイレントお祈りに関する注意点

最後に、サイレントお祈りに関する注意点を紹介します。サイレントお祈りに腹が立つからといって感情的にならず、冷静な対応を心がけましょう。

「仕返し」するための行動は避ける

サイレントお祈りの仕返しをしてやろうと考えて、感情的に行動するのは避けるべきです。一時の感情に振り回された行動は何のメリットもないうえ、自分のイメージを下げるだけです。

最悪の場合、悪評が業界に知れ渡ることも考えられるため、企業に不満をぶつけたりSNSに悪口を書き込んだりしないようにしてください。仕返しに時間を使うよりも、次の企業の選考に向けて行動を起こすほうが遥かに有意義です。

電話での連絡は非推奨

口頭では感情的になってしまったり、連絡がつながらなかった場合にさらにストレスが増えたりする可能性があるため、電話での連絡は推奨しません。不合格通知がこないときの問い合わせについては、メールで連絡するようにしましょう。

メールであればじっくりと時間をかけて文面を考えられるため、その間に怒りや興奮にとらわれた状態から冷静な状態に戻ることができます。

面接で結果の連絡時期を確認することで防げる

サイレントお祈りを避けたい場合は、面接時に結果の連絡時期を確認しましょう。最後の質問の際に「本日の結果はいつ頃通知されるのでしょうか」と確認すれば、「結果は1週間以内にメールで連絡します」というように答えてもらえます。

また、OfferBoxであれば、チャット機能で結果や通知時期を気軽に企業に質問できます。問い合わせメールの文面を考えるのが苦手な人は、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

以上、サイレントお祈りをする企業の考えや、不合格通知がこない場合の待つべき期間を紹介しました。

サイレントお祈りは失礼な対応だと感じるかもしれませんが、企業側にも「手間を省きたい」「合格者に不採用通知を誤送したくない」などの事情があります。

腹が立つからといって仕返しをしても自分にメリットはないので、いつまでも連絡を待つのではなく、気持ちを切り替えて次の行動に移しましょう。

ただし、単純に合否決めに時間がかかっており、連絡が遅れているだけの場合もあります。応募者が多いほど合否決めや連絡に時間がかかるため、少なくとも2週間ほど待ってからサイレントお祈りだと判断するようにしましょう。

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就活中の学生なら、一度は面接問答集を目にしたことがあるかもしれません。

しかし、他の学生と差を付けるためには、丸暗記した答えや質問集に載っている回答例に装飾した程度の回答ではあなたらしさを伝えることは出来ません。


この記事では面接でよく聞かれる質問と、面接官はどういった意図があってその質問をしているのかをご紹介します。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

よく聞かれる質問集 & 質問の意図

①「自己紹介をしてください」

②「自己PRをしてください」

③「志望動機を教えて下さい」

④「学生時代に力を入れたことはなんですか?」

⑤「入社後にやりたいことは何ですか?」

⑥「あなたの長所 / 短所は何ですか」

⑦「挫折経験について教えてください」

⑧「あなたは周りの方からどんな人だと言われますか?」

⑨「あなたの性格について教えてください」

⑩「弊社について知っていることを教えてください」

① 自己紹介をしてください。

自己紹介は面接官があなたについてどんな人物かを知るための質問です
面接官は学生の深掘るのネタを探すために、学生の全体像を知りたいと思っています。

「氏名」「大学名・学部・学科」は必ず伝えるようにしましょう。
もし時間に余裕があれば「所属しているサークル・部活動」「趣味や特技」「専攻や研究内容」などを加えてもいいでしょう。

最後は面接官へのあいさつで締めくくるのを忘れずに心掛けましょう。

例1

「○○大学 ○○学部 ○○学科から参りました○○と申します。
大学のゼミでは○○について研究しています。
最近では課外活動として株式会社○○と共同で地元商店街の商品企画を行っております。
サークルは○○サークルと○○サークルを掛け持ちしておりました。
大学1年生の夏から現在まで書店でアルバイトをしており、リーダーを勤めています。
本日は、このような貴重な時間をいただききありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

例2

「○○大学 ○○学部 ○○学科から参りました○○と申します。
趣味は海外旅行で、大学時代は5カ国に訪れました。1人で旅行をすることが多いので、事前に現地の情報や治安を調べて行動するように意識しています。
また現地の方やその他の旅行者とのコミュニケーション手段として英語学習に力を入れています。
効率よくスケジューリングをして行きたい場所を巡ったり、事前に資料を分かりやすくまとめることが得意です。
本日は、このような貴重な時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

※自己紹介の時間指定が無ければ30秒から1分程度で話すように心がけましょう。

② 志望動機を教えて下さい。

あなたがなぜ、「数ある同業他社の中からその企業を選んだのか」、「企業のどういった点に魅力を感じたのか」、「なぜその企業でなければいけないのか」といった点をしっかり説明できるようにしておきましょう。

「私は社内外の方とコミュニケーションを取り、個人だけでは残せないような成果を上げたいと考え、御社を志望しました。
学生時代はバスケットボールサークルに所属しておりました。サークル内でメンバーそれぞれと目標設定を1to1コミュニケーションで擦り合わせてきました。
御社のインターンシップでは部署の垣根を越え、コミュニケーションを密に取り合い知識の共有、最適な作業の分担を行い、成果を最大化することに注力していると感じました。
企業研究やインターンに参加してみて競合他社は個々で最大の成果をいかに出すかという点に注力している印象を受けました。
御社は競合他社と比較して立場関係なく全社的に最大の価値を発揮しようと取り組む姿勢が非常に私に合うと感じました。
私が培ってきた経験を最も活かせるのではないかと考えています。
バスケットボールサークルで培った積極的にコミュニケーションを行う姿勢を大事にして、業務遂行のみならずお客様の課題解決や製品の価値提供に尽力したいです。」

企業研究や業界研究を入念に行い、あなたがその企業でどのような価値を提供することが出来るのか、企業があなたに求めていることはいったい何なのかをしっかり考えて対策することがおすすめです。

③ 学生時代に力を入れたことはなんですか?

多くの方が勘違いをしてしまう大事なポイントがあります。
それが「実績ばかりをアピールしてしまうこと」です。

面接官は活動の内容や実績よりも、あなたが活動する際に「どう工夫して活動に貢献したのか」「どういった学びを得てそれをどう活かすのか」といった物事への姿勢を見ています。

「学生時代に力を入れていたことはボランティアサークルの運営です。人の笑顔を見ることが好きで、地域の方と一緒に活動を行なってきました。サークル運営での課題はメンバーの少なさにより、活動の規模に限界があることでした。そのため、1年生の時に地元商店街の方にボランティアの協力を依頼された時に大きく貢献することが出来ませんでした。
当初20名ほどのメンバーしか居なかったのですが、より多くの方の笑顔を見ることを目標ためにもメンバー増員に注力し、40名まで団体を大きくすることが出来ました。SNSで活動の様子をまとめた動画や画像を配信してメンバーで拡散することで興味を持ってもらえるような情報を発信し続けました。常にどうすればボランティアサークルとして周囲に貢献出来るかを目標を見据え、団体の人手不足をメンバーの増員で課題を解決しました。常に目標を明確にすることでどうすれば課題解決に繋がるかを考え抜き、御社に貢献したいと思います」

実績が少ないガクチカはアピールしづらいという学生も多いですが、採用担当は結果よりも「行動」「行動要因」「学び」に着目しています。

④ 入社後にやりたいことは何ですか?

あなたが企業に入社して具体的にどのような業務に携わりたいのか、実際の仕事内容を深く理解出来ているのかを問われる質問です。

採用担当者はこの質問から「学生が入社してやりたいこと」が社内で実現できるかを確認したいという意図があります。

「私は営業部に配属を希望しており、常に顧客ファーストで価値を提供するパートナー的な立ち位置で顧客に向き合いたいと思います。サービスを売ってサービスの価値を届けるのではなく、顧客の課題を解決することで優秀なパートナーとしての価値も提供したいと思っています。御社の営業職の方は
プロダクトを売って結果を残すことだけに固執せず、顧客への価値の提供や課題解決に尽力して信頼を積み上げ結果を残すというやり方に惹かれました。信頼されることで最大の成果を残してきた自分にとって最も共感できる営業を御社ではできるのではないかと思います。
ただ売り上げを取ることに固執すると信頼して貰えないと思います。課題解決としてサービスを提供し、どうすれば課題解決に繋がるかを顧客と一緒に伴走していきたいと思います。顧客に寄り添うという姿勢で、信頼を獲得出来る営業マンになりたいと思います」

あなたのやりたいことは何か、何故あなたのやりたいことがその企業では成し遂げられそうなのかといったポイントを説明しましょう。

⑤ 挫折経験について教えてください。

あなたが過去の経験に経験した失敗体験や、挫折体験をどのように工夫して克服したのか、乗り越えたのか、解決したのかを問う質問です。

「野球サークルに所属していましたが、大学2年生の時に怪我をしてしまい、選手として活躍することが出来なくなってしまいました。選手としての道を絶たれた際サークルを辞めてしまう部員も多い中、私は今自分に何が出来るかを考え今までの経験を活かしてマネージャーの役割を担うことにしました。マネージャーとして他校との交流試合を積極的に設定するなど、サークルの実力底上げに貢献できたと思います。
また、サークルの活動を活発にした副次的効果として新入生が例年より多く入り、サークル全体の活性化にも繋げることが出来ました。以上の経験から私は常に今自分は何が出来るかという点に注目し、ベストな行動を取るよう心がけています」

実際の仕事で困難に直面した際に、あなたがどのような行動をするかといった点を確認されています。挫折経験から何を学び、どう行動に活かしているのかという点を提示しましょう。

⑥ あなたは周りの方からどんな人だと言われますか?

企業との相性を見定めるために、自己評価と他者評価がずれていないかを問う質問です。

「私は周りの人から傾聴力が長けていると言われます。相手はどんな価値観や考え方をもっているのかという点を学びたい気持ちが強いので、積極的に初対面の方や周囲の方にも話しかけるようにこころがけております。考え方の幅が広がったり、異なる価値観を学ぶことで視座が上がり成長にも繋がると考えています」

しっかりと自己分析を行えていれば、他者からの評価に大きなずれや真反対の評価は生じません。逆に、自己評価と他者評価に大きなずれが生じている場合は自己を客観視できていないと面接官に判断される場合もあります。
そうならないためにも自己分析はしっかりと行いましょう

⑦ 弊社について知っていることを教えてください。

企業研究や業界研究を通じて得た知識や、企業の強みや弱みについてどのくらい知っているかを問われる質問です。

最低限、以下の5つのを面接前にインプットしておきましょう。

  • 会社の沿革
  • 企業理念
  • 主な事業内容
  • 主な実績
  • 今後の展望

以上の項目を踏まえておくだけで企業について簡単にまとめることが可能です。

「御社は○○社長により、19○○年に設立された化学メーカーです。○○という理念のもと、
日本有数のメーカー企業の立ち位置を守り続けています。
〇〇業界での国内シェアは○位、
会社全体の売上は○○億円、営業利益率も○○%を確保しています。
今後は海外進出による利益の拡大を経営戦略として掲げていると理解しています」

同業他社と比較した立ち位置や特色、業界においてどのようなポジションを取っているかなどを話せるといいでしょう。

面接時に企業の強みや弱みを聞かれた場合、他社と比べてその企業のポジションがどうなっているかを全く答えることができないと「うちの会社に興味がない」と思われかねない恐れがあります。

事前準備を怠らず、業界全体の情報を整理してその企業の特色を把握しておきましょう。

業界全体の中で、その企業がどういった経営を行なっているか、今後はどのような展望があるのかという点に着目することも重要な視点です。

まとめ

就職活動において、整合性や論理性は非常に重要視されるため、

就職活動は自己分析をしっかりと行なった上で、面接にのぞむようにしましょう。
その場その場でひらめいたことばかりを発言すると、選考ごとで話の一貫性がなくなってしまいがちです。

採用担当者やその他目上の方との面接において緊張せずに自然体で話せるようになるためには、ある程度の場数を踏むことも必要かもしれません。

1回1回の面接をしっかりと振り返りながら、ダメだった点や良かった点を確認しで次回の面接に活かせるようにしましょう。

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「ガクチカの深堀りをされたときの答え方を知りたい」
「深掘りする際に聞かれる質問を知りたい」

このようにガクチカの深掘りをされたときの答え方や対策方法を知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか?

深堀りをされて答えられなかったら、考えが浅いと思われてしまうのではないかと不安に感じてしまいますよね。深堀りの方法や対策を知っていれば、自信をもって回答することができます。

この記事では、ガクチカの深堀りを企業がする理由から、答え方のポイント、対策方法までご紹介します。ガクチカの深掘りの質問例と回答例も紹介するので、参考にしてください。

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ガクチカの深堀りに答えられない…

「ガクチカの深堀りに答えられない…」という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。面接のために用意していった話以上に深堀りされてしまうと、慌てて頭が真っ白になって、上手に答えられなくなることもありますよね。

まず、ガクチカの深堀りで答えられなくなっても、焦らないようにしたいものです。企業が深堀りをする理由を後述しますが、答えられなくなるところまで深堀りしてその場での思考力を評価しようとしているケースもあります。

そのため、ガクチカを深掘りされて答えられなくなることは、多くの学生が直面する状況です。自分だけがうまく答えられていないと落ち込まず、自分のガクチカをさらに深めるチャンスだと思って、前向きに取り組みましょう。

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ガクチカの深堀りを企業がする理由

それでは、ガクチカの深堀りを企業がする理由を確認しましょう。主に以下の3つの理由があります。

  • 自社に合っているか確かめるため
  • 当時の状況や本人の思考をより正しく理解するため
  • 論理的思考力・スピードを知るため

自社に合っているか確かめるため

企業がガクチカを深堀りする1つ目の理由は、自社に合っているか確かめるためです。学生のガクチカの話を聞いて、より深いところでマッチ度を確かめようとしています。

自分に合った企業に入りたいと考えている学生は多いですが、それは企業も同じです。自社に合った学生を採用できれば、入社後、長期に渡っての活躍が期待できます。

一方で、ミスマッチだった場合、早期離職につながり損失が発生する可能性があります。損失を避け、長期間活躍してもらうために、ガクチカを深堀りして、学生の性格や適性、考え方などを知ろうとしています。

入社後にミスマッチだったという事態にならないためにも、ガクチカの深堀りをしていることを最初に理解しておきましょう。

当時の状況や本人の思考をより正しく理解するため

企業がガクチカを深堀りする2つ目の理由は、当時の状況や本人の思考をより正しく理解するためです。ガクチカの発表だけですべてを伝えきれる学生はほとんどいないため、当時の状況や思考について理解を深めるために企業は深堀りします。

企業は学生の行動基準や思考のクセなど、より深く学生のことを理解したいと考えています。しかし、緊張している中で数分の時間ですべてを伝えきることは難しいです。

そうした前提のもと、企業は学生のことをより正しく理解したいと考えています。詰めたり、責めたりするために深堀りしているわけではないので、安心してください。

論理的思考力・スピードを知るため

論理的思考力・スピードを知ることも、ガクチカを深堀りする理由の1つです。

深堀りするほど、論理的に考える力が問われます。また、自分が考えたことがないことまで深掘りされたときに、その場で仮説を立てるスピードも同時に評価しています。

論理的思考力やスピード感は働くうえで、1つの武器になります。例えば営業では、近年モノやサービスを売るだけでなく、正解のない問いに仮説を立てて提案する力が求められています。

ガクチカで話すエピソードにもいくつかの背景があり、簡単に答えを出せるものではないはずです。そのなかでも、いかに早く相手に納得してもらえる論理を構成できるか、という点も企業は評価しています。

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ガクチカの深堀りへの答え方のポイント

ガクチカの深堀りへの答え方のポイントには、どのようなものがあるでしょうか。

  • 結論ファーストで答える
  • 理由や背景が伝わるように補足する
  • 当時の状況を分かりやすく共有する

結論ファーストで答える

ガクチカの深堀りへの答え方のポイントは、結論ファーストで答えることです。

結論ファーストで、例えば「なぜ?」という質問に対しては、「〜だからです。」で答えるといったように、質問と回答が1対1で対応するようにしましょう。

質問に対して、回答になっていなかったり、かわすような答えが返ってきたりすると、隠したいことがあるのではないかと面接官は不信感を抱いてしまいます。面接の場ではすべての質問に対して、まずは問いに対する結論を答えるようにしましょう。

結論ファーストで答えることで、自分の主張がはっきりして回答のブレをなくすことにも繋がります。

理由や背景が伝わるように補足する

質問に答える際は、理由や背景が伝わるように補足しましょう。「なぜ?」以外の深堀りにも、結論だけでなく理由を添えて答えることをおすすめします。

結論ファーストが重要ですが、結論だけでは回答として不十分な場合が多いです。面接官は答えだけでなく、学生の思考や価値観を知りたいと考えているので、その結論に至った理由や背景を必ず添えましょう。

ただ、あまりに長く話しすぎることにも注意が必要です。あくまで面接はコミュニケーションなので、会話のやり取りが前提です。聞かれていないことにまで話を広げないよう、面接官の反応を見ながら話しましょう。

当時の状況を分かりやすく共有する

当時の状況をなるべく分かりやすく共有することも重要です。

当時の状況を体験している自分にとっては分かる説明でも、経験していない面接官からすると状況がイメージできないことがあります。多くの場合、自分が思っている以上に、相手に状況が伝わりやすいよう工夫をする必要があります。

自分のことを知らない人に話す訓練はなかなか普段行えないので、面接の場数を多く踏むことをおすすめします。始めは思うように相手に当時の状況が伝わらなくて苦労すると思いますが、話していくうちに何を押さえれば相手に伝わるのかが分かるようになります。

まずは、相手は当時の状況を知らないことを踏まえて、なるべく細かく伝えるよう意識することから始めましょう。

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ガクチカの深堀りへの対策・自分でできる方法

ガクチカの深堀りへの対策方法はいくつかあります。ここではおすすめの3つの方法を紹介します。

  • 自分史で網羅的に経験を洗い出す
  • 自分でなぜを5回繰り返して考える
  • ほかの人になぜを5回繰り返し聞いてもらう
  • 面接・面談を多く経験する

自分史で網羅的に経験を洗い出す

ガクチカの深堀りへの対策・自分でできる方法として、「自分史」で網羅的に経験を洗い出すことが挙げられます。

自分史とは、幼稚園以前、小学校、中学校のように、年代別に当時あったできごとを洗い出したものです。自分の経験を網羅的に洗い出したうえで、当時考えていたことや学んだことを書き並べていきましょう。

自分史ができあがると、自分の思考や価値観の変化が目に見えるようになるので、「なぜ◯◯と考えるようになったのですか?」などの質問にスムーズに答えられるようになります。

また、なぜその行動を選んだのか、も書き記しておくことで、自分の行動基準が自分でわかるようになり、さらに深堀りされた場合にも納得感のある答え方ができるでしょう。

自分史のワークシートはこちらからダウンロードすることができます。ぜひご活用ください。
自己分析シート無料ダウンロード|手順や便利なツールを紹介

自分でなぜを5回繰り返して考える

自分でできる深堀りの対策として、自分で「なぜ?」を5回繰り返して考えることも有効です。

やり方は簡単で、自分の過去の行動や現在の価値観に対して、「なぜ?」という問いを5回繰り返してみましょう。問いの例は後述する質問例を参照してください。

5回繰り返すことで、過去の行動や現在の価値観に至った背景が分かると言われています。それ以上深堀りすることもできますが、キリがなくなってしまうことがあるので、まずは5回深堀りすることを目標にやってみましょう。

ほかの人になぜを5回繰り返し聞いてもらう

自分で掘り下げられるところまで掘り下げたら、ほかの人になぜを5回繰り返し聞いてもらうことも有効です。

自分で十分に深堀りできたと考えていても、ほかの人の目線からは全く違う疑問が浮かぶことがあります。そのため、ほかの人に「なぜ?」と聞いてもらうことで、違った観点で深堀りできます。

また、自分が深堀りされるだけでなく、ほかの人のガクチカを深堀りしても発見があります。面接官の視点を体験できるので、自分自身を深堀りする視点を増やすことができるようになるでしょう。

面接・面談を多く経験する

自分や友人で深掘りをしても、採用担当や社会人の目線とは異なることが多いです。そのため、最終的には面接・面談を多く経験することをおすすめします。

深堀りに上手に答えるには、自分のことについて深く聞かれることに慣れることも大切です。始めは、詰められている、責められていると感じることもありますが、理解するために質問をされているという感覚を少しずつ持てるようにしましょう。

どのような深堀りをされたかを面接・面談の都度学ぶことで、ほかの面接・面談にも活かせるでしょう。

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ガクチカの深堀り質問例と回答例

ここからはガクチカの深堀り質問例と回答例を紹介します。まずは、深堀りするガクチカの例文を紹介します。

【深堀りするガクチカの例文】

私は公認会計士の資格取得に力を入れました。

具体的には、大学1年生のときにアルバイトで資格スクールの学費を貯めて、大学2年生の春から学習を始めました。私は大学の学費を自分で払っており、アルバイトをしながら大学の授業、資格スクールの授業に取り組みました。

資格の勉強の難易度が上がるにつれて、3つを同時並行で進めるのが難しくなっていきましたが、時間の使い方の改善、効率化を徹底することで継続することができました。その結果、公認会計士の論文式試験にはまだ合格できていませんが、短答式試験に合格することができました。

公認会計士の資格取得は継続しますが、卒業後は身につけた知識と計画性、自己管理能力を活かして、監査法人ではなく事業会社で活躍したいと考えています。

このガクチカの例文に対する深堀りへの答え方を紹介します。

その活動になぜ力を入れましたか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

私は将来、企業の財務コンサルティングの仕事をしたいという夢があったからです。

公認会計士の資格を取得することで、企業の財務を多面的かつ深く理解できるようになり、コンサルティングをするうえでの差別化になると考えました。

そのため、公認会計士の資格取得に力を入れました。

【答え方のポイント】
このガクチカの深堀りでは、民間企業に就職志望にも関わらず、公認会計士資格を取ろうとしている理由も併せて聞かれています。

そのため、公認会計士資格を取ることに力を入れようと思った背景と、民間企業就職に活きると考えた背景を説明できています。

なぜこの目標を掲げようと思いましたか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

公認会計士という資格が財務知識があることの1つの証明になると考えたためです。

財務知識があることで差別化にはなると思いますが、企業から信頼を獲得するためには、どの程度の知識があるかを証明できたほうがよいと考えました。

そのため、財務・会計分野で最も難易度の高い公認会計士の資格取得を目標にしました。

【答え方のポイント】
この目標を設定した理由を簡潔に答えられています。

また、理由として「財務知識の証明になるため」と挙げたうえで、証明になる資格のなかでも「なぜ公認会計士なのか」という面接官が抱くであろう疑問にも端的に答えられています。

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目標を達成するにあたって他にどんな困難がありましたか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

当初、家庭教師のアルバイトをしていたため、授業の準備に時間がかかり、自分の学習に充てられる時間が減ってしまったことです。

家庭教師のアルバイトでは、講師が教材やテーマを準備して生徒に教える必要がありました。教材の準備の時間も考慮すると、全体でみたときの時給が悪くなっていました。

そこで、大学2年の秋に自習型で分からない問題を講師に聞く形式の塾にアルバイト先を変えることで、全体の時給を上げ効率よく学費を稼げるようにしました。

【答え方のポイント】
ガクチカで話したこと以外の困難を聞かれているので、別のエピソードを回答しています。その困難にぶつかった背景も詳しく説明できています。

この回答の場合、家庭教師のアルバイトを途中で辞めているので、その際に「どのような対応を生徒に対して行ったのか」などもさらに深堀りされる可能性があります。

困難への対策としてなぜこの行動を選びましたか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

学費を稼ぐことも、学校と資格スクールの授業を受けることも、両立しなくてはならないことだったためです。

学費を稼げなければ大学に通えませんし、大学や資格スクールを卒業できなければ財務コンサルタントになる夢も遠のきます。どれか1つを諦めるという選択肢はなかったので、同時並行するために時間の使い方、効率化する方法を徹底的に考えました。

【答え方のポイント】
ここでは、「3つを同時並行するために時間の使い方の改善、効率化を行ったこと」の説明をしています。

今回のガクチカの例文では、他の選択肢がなかったことが理由になりますが、他にも選択肢があった場合は、「なぜその選択肢を取らなかったのか」を説明すると面接官が納得しやすいです。

当時に戻れるならどうしますか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

当時に戻れるなら、時間効率のよいアルバイトを入学後すぐに始めてお金を貯め、大学1年次の秋から資格の勉強をスタートさせます。

当時は、大学2年次から資格の勉強を始めたので、大学1年次の秋から勉強をスタートさせていれば、1回分早く受験できたためです。

時間効率をできるだけ早い段階で上げるだけでも、人生の残りの時間をより有意義に使えることを学んだ点が当時と異なると思います。

【答え方のポイント】
別の行動を取る形で伝えても問題ありませんが、ここでは「取り組みを早める」ことを選択しています。

「なぜその行動をとるのか」「当時と今の違いは何か」を併せて説明することで、時間効率のよいアルバイトを早く始める理由に納得感をもたせることができています。

その経験を企業・社会でどう活かしますか?

【ガクチカの深堀りに対する回答】

時間の使い方を常に改善し、ノウハウを共有していくことで企業の生産性向上に寄与したいです。

身につけた財務の知識を活かすことはもちろんですが、企業を取り巻く環境も常に変化していると思います。変化をいち早く捉えて、最適な解決策を考案・実施するためには生産性を向上させることが不可欠だと感じています。

私自身も多面的な知識を得ながら、そこで得たノウハウを社内・社外に共有して、生産性を向上させたいです。

【答え方のポイント】
語学や知識がガクチカのテーマに含まれている場合、それをそのまま活かす方法を考えてしまいがちです。ただ、自分の価値観や内面の魅力を伝えるためには、語学力や知識ではなく、そこで身につけた汎用的な能力の活用方法を答えることをおすすめします。

語学や知識などのスキルは、それが必要ない仕事で力を発揮することができません。継続力・リーダーシップ・協調性など、より多くの場で役に立つ能力を企業や社会で活かす方法を伝えましょう。

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また、ガクチカを読んで自社に合っていると考えた企業からオファーがもらえるので、入社後活躍できる可能性も高いです。自分が活躍できる場がどこにあるのか試したい、可能性を広げたいという人もぜひ登録してみてください。

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まとめ

以上、ガクチカの深堀りをされたときの答え方や対策方法を解説しました。ガクチカの深堀りをされたときの答え方や対策方法について理解できたでしょうか。

再三になりますが、企業がガクチカを深掘りするのは、学生を詰めたり、責めたりするためではありません。より学生のことを深く理解し、入社後活躍してもらえる人に入社してもらいたいと思っています。

そのため、身構えすぎず、自分の新たな一面を知るチャンスだと思って対話しましょう。今回紹介したポイントを押さえていれば、問題なくあなたの魅力は伝わるはずです。

不安な方は、自分史を書いたり、「なぜ?」を繰り返し自問したり、自分でできる対策をしたうえで面接に臨みましょう。

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