就職活動で企業研究をするときに大きな助けとなってくれるのが、東洋経済新報社発行の企業情報誌『会社四季報』や『就職四季報』などの「四季報」シリーズです。「四季報」と聞けば「投資や株式情報を得るためのデータ集」とイメージする人も多いと思いますが、就活でも大いに役立てることができます。今回は就活での「四季報」活用法について解説します。

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「四季報」とは?

一般的に「四季報」と呼ばれているものは、投資家たちが利用する企業情報誌『会社四季報』のことを指しますが、就職活動向けの情報をまとめた『就職四季報』も発行されています。まずは、それぞれの内容や特徴を見てみましょう。

上場企業の情報を網羅!『会社四季報』

『会社四季報』は経済専門誌(雑誌)『週刊東洋経済』を発行している東洋経済新報社が年に4回、発行している企業情報誌のことで、略して「四季報」と呼ばれています。上場しているすべての企業情報を一冊に網羅していることから、“お宝銘柄”を探すには打ってつけで「株式投資のバイブル」とも称されます。
辞書のように分厚いのですが、毎号、必ず購読し、発売後に全ページをくまなくチェックする投資家もいるほど圧倒的な支持を集めています。1936年の創刊以来、戦中・戦後の一時期を除いて「継続」して発行されていること、またすべての企業に担当記者がついて取材をしていることが情報の信頼性につながっています。

就活生には『就職四季報』がおすすめ

『会社四季報』の情報から、さらに採用実績や有給取得状況、男女別採用数や配属先など就職活動において知りたいデータをピックアップし、年に1回発行されているのが『就職四季報』です。

 主な対象発行時期・頻度主な内容
会社四季報投資家四半期ごと全上場企業の情報を網羅詳しい企業情報を得られる
就職四季報総合版就活生年1回(11月下旬)採用データがわかる大手企業を中心に掲載
優良・中堅企業版知られざる優良・中堅企業を見つけたい学生年1回(11月下旬)地方にベースを置く企業やベンチャー企業など、総合版に掲載されていない企業を掲載
女子版女子学生年1回(11月下旬)女性の働きやすさがわかる情報が充実
企業研究・インターンシップ版インターンシップに参加する学生年1回(6月ごろ)就活の入門編。インターンシップの時期や募集人数、内容などを掲載

■「四季報」シリーズの特徴

会社四季報
主な対象投資家
発行時期・頻度四半期ごと

主な内容

全上場企業の情報を網羅詳しい企業情報を得られる
就職四季報
総合版
主な対象就活生
発行時期・頻度年1回(11月下旬)

主な内容

採用データがわかる大手企業を中心に掲載
優良・中堅企業版
主な対象知られざる優良・中堅企業を見つけたい学生
発行時期・頻度年1回(11月下旬)

主な内容

採用データがわかる地方にベースを置く企業やベンチャー企業など、総合版に掲載されていない企業を掲載
女子版
主な対象女子学生
発行時期・頻度年1回(11月下旬)

主な内容

採用データがわかる女性の働きやすさがわかる情報が充実
企業研究・インターンシップ版
主な対象インターンシップに参加する学生
発行時期・頻度年1回(6月ごろ)
主な内容就活の入門編。
インターンシップの時期や募集人数、内容などを掲載

(注)発行時期については東洋経済新報社のウェブサイトで確認してください

『就職四季報』には、日本を代表する企業を中心にピックアップした「総合版」、総合版に掲載されていない企業をまとめた「優良・中堅企業版」、産休・育休についてなど女性の働きやすさが分かる情報を充実させた「女子版」、入門編となる「企業研究・インターンシップ版」の4種類があります。
関連本として「四季報」記者による「業界地図」も発行されており、「四季報」シリーズは就活生の強い味方となるでしょう。

『就職四季報 総合版』を使いこなすポイント

「四季報」を就活で活用するなら、『就職四季報 総合版』(以下『就職四季報』)が最もオーソドックスな内容でおすすめです。その内容や使い方について解説します。

『就職四季報』を就活に利用するメリットとは

『就職四季報』2022年版には大手1279社について会社情報と働く環境に関するデータが掲載されています。さらに全国の上場会社と未上場ながら優良な会社3721社の概要や採用数を一覧で紹介。就活人気企業ランキングや、注目データの最新動向、博士・高専生を採用する会社などの特集や会社比較の記事も掲載しているため、就活情報を総合的に得られるメリットがあります。何より客観的、中立的な立場で担当記者が取材している点が『就職四季報』の大きな魅力です。

有給休暇や残業時間はどれぐらい? 知りたい情報が手に入る

志望企業の情報で気になる新卒3年後離職率や有給取得年平均日数、残業時間・残業代など、「働きやすさ」を考えるうえで就活生なら知っておきたい情報なども『就職四季報』で確認できます。
有給日数は求人情報や企業のウェブサイトなどでも公開されていますが「最大で休める日数」を示しているに過ぎず、実際は社員が全日数を消化できていないケースがあります。その点、『就職四季報』に掲載されているのは「取得平均日数」なので、より実態に即した情報だと言えるでしょう。
また『就職四季報』に掲載されている「残業時間」の全体平均は月10~15時間ほどですが、30~40時間を超える企業も中にはあります。残業が多い企業の中には成長が著しく、業務が多忙になっているケースもありますので、自分がどのような働き方をしたいのか、よく考えたうえで志望企業を判断する目安にしてみてください。

業績や選考情報もひとまとめに

ほかにも「業績」欄は、会社の将来性を見るために必ずチェックしておきたいところ。まず「売上高」が増えていれば、売り上げが伸びているということなので企業の成長性が分かります。一方、営業利益は「売上高」から人件費や広告費、原材料費などを差し引いたもので、「本業の儲け」を表しています。表記されていませんが「営業利益÷売上高×100」で「営業利益率(%)」を計算した結果と、金融を除く全産業の平均・約7%と比べれば、その会社に本業で「稼ぐ力」があるかどうかをチェックできます。
利益などの用語について知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
よく聞く「ナントカ利益」って何? ~ 企業の儲けをカンタンに解説

さらに就活成功の戦略を立てる上で役に立つエントリー情報、採用プロセスのほか、「試験情報」では重要科目や選考ポイント、通過率、倍率が一目で分かるようになっています。男女別・大卒/修士別の採用数や採用実績校も参考になるでしょう。

★マークで情報開示に積極的かどうかが分かる

また欄上に「開示★★★★★」などの表記がありますが、これはその会社が情報開示にどの程度、積極的かを相対評価で表したものです。各企業のページを見ていると、「NA」と記された項目が見つかることがあります。
NAとは「No Answer」の略で、あまりオープンにしたくない情報や、就活生に知らせる必要がないと企業が判断した情報だと考えられます。そのため、その会社が情報開示に積極的でない場合は★の数が少なくなり、情報公開度をチェックする一つの目安となるでしょう(開示マークは「総合版」と「女子版」のみの掲載です)。

『就職四季報』総合版以外の内容は?

就活では必要に応じて、総合版以外の『就職四季報』も役に立つことがあるでしょう。その内容について確認してみます。

知られざる有望企業が見つかる!「優良・中堅企業版」

『就職四季報 優良・中堅企業版』の2022年版には、総合版に掲載されていない4600社の情報が掲載されています。総合版は大手企業が中心ですが、優良・中堅企業版には地方にベースを置く企業やベンチャー企業なども紹介されており、知られざる優良・有望企業を見つけたいときには強力な情報ツールとなります。

女子学生のための就活情報なら「女子版」

将来の結婚や出産も考える中で、どのようなキャリアプランを立てられるのかが気になる女子就活生もいるでしょう。その点、『就職四季報 女子版』では、産休や育休の期間、女性既婚者数・子を持つ女性人数、女性役職者数などリアルに知りたい情報がまとめられています。女性新入社員の配属先や部署、総合職と一般職の採用人数など、女子学生のための就活情報に特化しているのが特長です。

「企業研究・インターンシップ版」は入門編

インターンシップに参加する学生におすすめなのが『就職四季報 企業研究・インターンシップ版』。インターン参加への選考の有無や、本採用選考との関係についても取材されているため、インターンをきっかけに企業研究をしたい人の参考になるでしょう。

業界地図も利用したい

『就職四季報』シリーズと合わせて利用したいのが『「会社四季報」業界地図』です。『会社四季報』の情報を、分かりやすい業界地図の形で紹介。業界の研究・分析には欠かせないツールとなっています。
業界地図については、こちらの記事をご参照ください。
【就活成功へ導く!】業界研究本はどう選ぶ?どう使う?志望業界を見つけるヒント

『会社四季報』も就活に使える?

『会社四季報』は主に投資家向けの情報がまとめられていますが、四半期ごとに発行されるため、継続してチェックすればより細かに企業の動向をつかめます。投資に興味・関心がある就活生はもちろん、より詳しい企業情報や市場の動向を見たいときには『会社四季報』も合わせてチェックしてみましょう。

四季報記者の視点が参考になる

各企業ページの冒頭には「業績欄」があり、短い記事ながら端的に業績について書かれています。【増益】や【V字回復】など見出しに注目していくだけでも業績の勢いがつかめそうです。
続く「材料欄」では株価を左右する可能性のあるトピックスが書かれています。例えば会社が取り組んでいる課題や収益に影響を与えるトピックスなどで、四季報記者による客観的な指摘が参考になるでしょう。

より詳しい企業情報を得たいときに

会社の安全性を評価する基本の指標「自己資本比率」など、『就職四季報』にはないデータを見たいときにも『会社四季報』は役立ちます。
自己資本比率とは「総資産に占める自己資本の割合」を示したもの。自己資本比率の高い会社は、資本金や利益剰余金(過去に稼いだ利益が積み重なった額)などが多い会社なので安定していると考えられます。逆に自己資本比率が低い会社は借入金などが多いことを表しています。

財務省の「法人企業統計調査」(2019年度)では金融業・保険業を除く全産業の自己資本比率は42.1%でした。このことから自己資本比率の目安は業種によって異なるものの、4割程度あれば倒産のリスクは少なく、5割以上あれば安定度はさらに増すと考えられるでしょう。

また「海外売上比率」を見れば、海外での売上高が全体の売上高に占める割合が分かり、グローバル化の進ちょく具合が分かります。ほかにもさまざまな指標や情報が掲載されていますので、志望企業を『会社四季報』でもチェックしておけば、より理解が深まるはずです。

オンラインサービスも利用価値あり

「四季報」はオンラインサービスも充実しています。使いこなせば、こちらも就活に強力なツールになるでしょう。

スクリーニング機能が充実した『会社四季報ONLINE』

『会社四季報』の膨大なページから、知りたい情報を探すのはなかなか大変です。そのようなときに投資家の人たちが併用して使っているのが『会社四季報ONLINE』。『会社四季報』を過去分も含めてウェブサイト上で閲覧できるほか、細かく条件を設定し、該当する企業をスクリーニング(ある条件で振り分けること)できるのが重宝されています。

投資家向けの情報がメインとはいえ、最新ニュースやマーケット情報の閲覧、業績予想など就活生でも知っておきたい記事も多数掲載されています。有料サービス限定のコンテンツもありますが、必要に応じて利用してみたいものです。
気になる企業からオファーがきたら、まずは『会社四季報ONLINE』で情報を検索するのもよいでしょう。

「四季報」は、業界・企業研究で差を付けたい就活生におすすめ

新型コロナウイルス感染症拡大による経済への打撃は大きく、改めて社会の不安定さが浮き彫りとなりました。就職活動においても、何か危機的な状況が起きてもすぐには“つぶれない”会社を選びたい、将来性のある企業で働きたい、などを希望する学生が増え、業界・企業研究がより重要になっています。そのようなとき『就職四季報』をはじめとする「四季報」シリーズやオンラインサービスは、客観的で確かな情報を得たいときに大きな助けになってくれるはずです。自分に合ったものを選んで、ライバルに差を付けましょう!

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インターンシップの面接を突破するためには、本選考との違いを把握し、適切な回答を準備することが大切です。今回はインターンシップと本選考の面接の違いや、よく聞かれる質問・回答例などをご紹介します。

インターンシップの面接の特徴や頻出質問を理解し、しっかりと準備を進めましょう。

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インターンシップの面接と、就活の本選考の面接の違い

インターンシップの面接準備をおこなうためには、インターンシップと本選考の面接の違いを理解することが大切です。両者の違いについて、「面接の目的」「質問内容」の2つの視点から説明します。

なお、インターンシップの基本情報を再確認したい方はあわせて次の記事をご覧ください。

インターンシップはいつから始める?時期や参加メリット、応募方法も解説

インターンシップの面接の目的は、やる気確認と興味喚起

インターンシップの面接は、学生の成長意欲ややる気を確認する、または自社に興味を持ってもらう目的で実施されるケースが多いです。一方、本選考の面接は、長期的に活躍してくれそうか、社風とマッチしているかなど、入社を前提とした見極めが目的となります。

インターンシップの時期はまだやりたいことが明確になっておらず、志望業界・職種探しのためにインターンシップへの参加を決める学生も多いです。そのため、インターンシップの面接ではあくまでも、参加する際のやる気や成長意欲などを評価することが多いと考えられます。

インターンシップの面接の質問内容は本選考とほぼ同じ

インターンシップ・本選考の面接で聞かれる基本的な質問はほぼ同じです。自己紹介や志望動機、自己PRといった質問が定番となっています。

質問は同じですが、先にお伝えしたように面接目的はやや異なります。そのため、できるだけご自身の熱意ややる気が伝わるよう表現を工夫したり、インターンシップで学びたいことを盛り込んだりすると良いでしょう。

次の章では、インターンシップの頻出質問を4つ取り上げ、それぞれの回答例をご紹介します。

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インターンシップの面接でよく聞かれる質問

インターンシップの面接でよく聞かれる質問は、主に次の4つです。

  • 1.自己紹介
  • 2.志望動機に関するもの
  • 3.自己PRに関するもの
  • 4.逆質問

それぞれの質問内容と、回答例を紹介するので参考にしてみてください。

インターンシップの面接:自己紹介

インターンシップの面接では、最初に自己紹介を質問されることが一般的です。自己紹介の際は、氏名・学校名など基本情報を簡潔に伝えましょう。

なお、次の回答例は自己紹介の基本情報にプラスして、参加を考えたきっかけやインターンシップで学びたいことを短文で盛り込んだものです。あくまでも自己紹介を求められているため、長く話し過ぎるのは避けたいところですが、面接官が興味を持ちそうな話を少し付け足すのは問題ないでしょう。

●●大学△△学部4年生の□□と申します。大学でマーケティングを専攻しております。貴社はマーケティング戦略を中心にお客様の経営改善コンサルをされているため、インターンシップに参加したいと考えました。

 

私は、大学2年生の時にドラッカーの『マネジメント 基本と原則』を読み、持続的に企業を成長させるマーケティングに関心を持ちました。大学の授業や書籍ではわからないマーケティング実務について学びたいと思い、インターンシップに応募しました。本日はよろしくお願いします。

インターンシップの面接:志望動機に関するもの

志望動機もインターンシップの面接の頻出質問です。「志望動機を教えてください」とストレートに聞かれることもあれば、「この業界に興味をもったきっかけは何ですか」「インターンシップの応募理由を教えてください」「インターンシップを通して成長したいことや目標について教えてください」と、聞かれる場合もあります。

インターンシップに対する意欲や、成長したいという前向きな気持ちを伝えるよう心がけましょう。

1.業界・企業に興味をもったきっかけ

「なぜこの業界に興味を持ちましたか?」「弊社に興味をもったきっかけを教えてください」と聞かれた際の回答例文を紹介します。

普段から貴社ブランドの洋服を愛用しており、価格をおさえながらも機能性に長けた商品を多数企画している点に興味を持ち応募しました。
今日着ているスーツも貴社の製品ですが、一般的なスーツは数万円するのに対して、貴社製品は学生でも手が届きやすい価格帯だと感じました。価格をおさえつつも、洗濯機で洗えたりシワがつきにくかったり、機能性に非常に満足しているのですが、「この価格でここまで機能性が充実しているのはなぜだろう」と、素朴な疑問が湧きました。

 

貴社のインターンシップでは、洋服の企画会議を体験できると聞いています。どのような流れで企画をするのか、どのように工夫して機能性や価格面のバランスをとっているのかなど、貴社のものづくりにかける思いを学びたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

企業に興味を持ったきっかけを、ご自身の体験談を用いて簡潔に伝えられています。ただ洋服が好きという理由ではなく、製品について疑問に思ったことも具体的に説明できており、前向きな学習意欲がアピールできています。

2.インターンシップの応募理由

「なぜインターンシップに参加しようと思いましたか」と聞かれたときの回答例文をご紹介します。インターンシップの具体的なプログラム内容に触れ、自分が何を学びたいのか明確に伝えると良いでしょう。

小売業に興味があり、貴社のインターンシップでは数十万点もある商品を店舗に配列する際の工夫や、POP作りなど販促を実践形式で学べると聞いて応募しました。生活用品が何でもそろう貴社の店舗には何度も足を運んでいますが、どういった基準で物を配置しているのか、どのようなPOPやチラシを出すと物が売れるのか気になっています。

 

実践形式で学ぶ中で、自分に足りないスキルを知り、小売業のマーケティングに必要な素質を理解することもインターンシップに応募した動機です。よろしくお願いします。

3.インターンシップを通して成長したいこと・目標

「インターンシップを通して成長したいことは何ですか」「インターンシップに参加する際の目標を教えてください」なども、志望動機に関する質問の一つです。自分が身に付けたいスキルや達成したい目標と、応募したインターンシップの関連性が分かるように回答しましょう。

主体的に課題を見つけて行動に落とし込む力を高めたいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。今までは困ったことがあるとつい親や友達に頼ってしまいがちで、自分自身で考えて行動するスキルが弱いところが短所でした。そのため、今回のインターンシップを機に自主性を身につけ、自分の力で課題解決をしていくスキルを磨きたいと考えています。

 

貴社のインターンシップでは、「自走しながら考え、改善する」という理念で、主体的な人材を育てる方針を掲げていると拝見しました。また、プログラムを作りながらシステムの課題や誤りを見つけ、改善を続ける業務体験を通して、主体的に課題を見つけて実行する力を養えると思いました。

プログラミングは未経験ですが、掲げた目標を達成するため、前向きに取り組みたいと思います。

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インターンシップの面接:自己PRに関するもの

続いて、自己PRに関する頻出質問についてご紹介します。以下の質問はすべて、自己PRに関連する質問です。

  • 1.強みと弱み
  • 2.学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
  • 3.大学で学んだこと
  • 4.アルバイト
  • 5.部活動・サークル活動

それぞれの質問例と回答例文を紹介するので、面接準備の参考にしてみてください。

1.強みと弱み

インターンシップの面接では、「あなたの強みと弱みは何ですか?」と聞かれることがあります。客観的に自身の強み・弱みを伝えられるよう、必ず事前に自己分析をおこないましょう。

私の強みは協調性です。周囲の意見を聞きながら、争いが起きないように穏便に場をまとめるのが得意です。一方で、周囲の意見を聞きすぎて優柔不断になったり、反対意見が言えなかったりするときがあり、短所だと感じています。

 

今回のインターンシップではグループディスカッションを体験できると聞き、応募しました。バックグラウンドの異なるメンバーの話を聞きながら適切な答えを導き出すためには、協調性だけでなく、自分の意見をはっきり伝える力も大切だと考えます。グループディスカッションを通して強みを活かしつつ、論理的に意見を整理し、自分の意見を伝える力を養いたいと思っています。

強みや弱みのエピソードを伝えつつ、その強みをインターンシップでどう活かしていきたいのか、弱みをどのように克服したいかも伝えられると良いでしょう。なお、強み・弱みを整理する際は、自己分析ツール「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」の活用がおすすめです。

2.学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)

自己PRに関する頻出質問として、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)を聞かれる場合も多いです。ガクチカの質問に答える際は、学生時代に取り組んだ内容を、インターンシップへの志望動機や参加のきっかけを結び付けると良いでしょう。

学生時代はバンド活動に全力を注いできました。最初は自分勝手に好きな曲を作っていましたが、「この曲を聞いて勇気が出た」「この歌の歌詞で前向きになれた」といった感想を聞いて、曲作りに対する意識が変わりました。聞いてくれる相手を意識して「人々の背中を押す」をテーマとした曲作りに切り替えたところ、ライブの観客も増えて、観客が笑顔になっていくのを目の当たりにしました。

 

今回の就職活動に際して色々な企業を調べる中で、貴社はお客様に喜んでいただくことを第一にWebサイト制作をしていると知りました。Webに関する知識はまだありませんが、創作活動を通して相手を喜ばせるという点に強く共感したのが、インターンに応募したきっかけです。

3.大学で学んだこと

「大学の専攻について教えてください」「大学でどんなことを学びましたか」という質問も、自己PRに関する頻出質問です。
ガクチカと同様に、ただ学んだことを伝えて終わりにするのではなく、なるべくインターンシップに参加を考えたきっかけや志望動機につなげるようにしましょう。

大学では国際学科に所属し、主に日米の歴史や関係性について学びました。貴社には外国籍の社員が多く、多様性を尊重した社風が特徴と聞いています。海外の歴史を学んだことから、人種や年齢問わず、多様性を活かした環境で働きたいと考えてインターンシップに応募しました。
インターンシップでは、先輩社員との会話を通して企業カルチャーの理解を深めたいと思います。よろしくお願いします。

4.アルバイト

続いて、「学生時代にどんなアルバイトをしましたか」「アルバイトを通して学んだことを教えてください」といった質問の回答例文を見ていきましょう。
アルバイトのエピソードを答えるときは、一緒に働く仲間とどう関わったのか、目標をもって取り組んだことはあるか、創意工夫して課題解決したことはあるかなどを意識してみましょう。

大学2年生から現在までファミリーレストランの厨房でアルバイトをしています。大手のファミリーレストランのため、提供時間・料理の温かさや冷たさ・見た目の美しさなど、複数の満たすべき基準があるのですが、はじめは基準を満たせず、せっかく作った料理を破棄しなければならないこともありました。

 

しかし、1度妥協して基準外の料理を提供すると、お店や企業ブランドを傷つけると先輩社員に教わりました。この経験から、お客様の満足のために妥協せず、徹底してやり抜く姿勢を身に付けることができました。

貴社は、お客様満足度が業界ナンバー1と聞いています。お客様満足のために、貴社が何にこだわっているのか、どのような点を妥協せずサービス提供しているのか知りたいと思ったのがインターンシップに応募した理由です。
アルバイトで学んだ「顧客満足のためにやり抜く姿勢」を活かしながら、貴社の業務体験に精一杯取り組みたいと思います。

5.部活動・サークル活動

最後に、部活動やサークルに関する質問と回答例文を紹介します。「部活動やサークル活動を通して、何を学びましたか」「部活やサークルで困難を乗り越えたエピソードを教えてください」などと聞かれることが多いです。

部活やサークルの中で、どのような課題や目標があり、それに対してどう取り組んだのか。難しかった点や、壁の乗り越え方、取り組んだことで得られた学びや結果を、具体的に伝えるのが大切です。

また、部活やサークルの学びをインターンシップでどう活かしたいのか、何を学びたいかを伝え、エピソードを締めくくると良いでしょう。

大学ではサッカー部で副部長を務め、監督・部長・部員の間に立ち、チーム内のコミュニケーションが円滑に進むよう取り組んできました。副部長になった当初は、監督や部長の意見をそのまま部員に伝えていましたが、部員の気持ちを考えずに伝えるだけでは反発が起き、なかなかチームがまとまりませんでした。

 

そこで、監督や部長の意見を伝える前に、部員が何を感じているのか、何に困っているかを聞くように努め、部員の声を受け止めた上で監督たちの意見を共有するようにしました。その結果、双方の対立が減り、部内の雰囲気も改善され、県大会では初めてベスト8の成績を残せました。

意見の異なる人々の間に立ってコミュニケーションをした経験は、さまざまなステークホルダーと関わり貿易をおこなう貴社事業に通ずる点があると考えています。貴社インターンシップで、貿易の商流を学びつつ、国内外のステークホルダーとコミュニケーションする力を養いたいです。

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インターンシップの面接:逆質問

インターンシップ面接では、「最後に何か質問はありますか?」と逆質問をされることがあります。応募者の疑問を解消するために逆質問されることもありますが、自社にどのくらい興味をもっているかを確認する目的でおこなわれる場合もあります。

逆質問をアピールチャンスととらえ、応募先への興味の強さややる気を伝えられるよう、回答準備をしてみましょう。

説明会で自主性を重視すると仰ってましたが、これまでのインターンシップで自主性があると感じた方の特徴を教えていただけますか?
ホームページにAIを活用した事業を展開すると記載されていましたが、具体的にはどのような事業展開をされるご予定でしょうか?

なお、企業ホームページや採用サイトに載っていることを質問してしまうと、下調べが甘いと思われ、印象が悪くなる可能性があります。ホームページや配布された会社案内などに必ず目を通した上で、逆質問を考えるようにしましょう。

逆質問については、次の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
新卒の面接で逆質問をチャンスにするポイント【質問例付き】

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インターンシップの面接通過率を上げるポイント

インターンシップの面接を通過するために、やるべきことを3つ取り上げて解説します。事前準備する際の参考にしていただければ幸いです。

インターンシップの面接での頻出質問の回答を準備する

まずは本記事でも紹介している頻出質問に対して、回答の準備をしましょう。自己紹介、志望動機、自己PR、逆質問などは、ほとんどの企業の本選考で聞かれる質問です。
インターンシップのタイミングでしっかり対策をしておけば、本選考のときにも役立つはずです。

また、頻出質問の準備が不十分だと、「基本的な準備もできない人だな」と、ネガティブな印象を持たれる可能性も0ではありません。必ず頻出質問を確認して準備し、時間に余裕があれば口に出して答える練習もおこなうと良いでしょう。

インターンシップ面接応募時の履歴書やESを見直す

履歴書などに書いた内容がインターンシップの面接時の回答と矛盾しないよう、提出した書類は見直しておきましょう。提出書類と面接時の回答が食い違うと、面接官に不信感を抱かれるかもしれません。

あらかじめ提出書類のコピーをとる・データを保管するなど、事前の対策が重要です。面接と書類の内容に一貫性を持たせ、しっかりと信頼できる人物とアピールしましょう。

インターンシップ先の業界・企業研究をおこなう

インターンシップの参加前に、業界や企業研究を念入りにおこなっておきましょう。何も調べずに参加するよりも、事前知識を身に付けてからの方が、インターンシップの機会を活かしやすくなるはずです。企業理念や事業内容の詳細や募集要項に加え、競合他社の特徴なども把握しておくと安心です。ホームページや企業パンフレットを見ても理解できないことがあれば、インターンシップ中に積極的に質問していきましょう。

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インターンシップの面接がオンラインの場合

オンラインでインターンシップの面接を受ける際は、円滑にやりとりできるよう通信環境や使用ツールをあらかじめ確認しましょう。パソコンを置く場所も、Wi-Fiの電波が届きやすい、静かで明るい場所を選ぶようにしてください。

またカメラの位置・向きも事前にチェックして、顔の写りが暗くないか、背景に余計なものが映りこまないか確認すると良いでしょう。オンライン面接に関する注意点や準備については、次の記事で詳しく解説しています。
イヤホンは必要?WEB面接初心者が知っておくべき心得と準備

インターンシップの面接に通過したら

インターンシップの面接に通過したら、より有意義な時間にするため、念入りに準備をおこなってください。インターンシップの開催場所の確認や持ち物の準備など、さまざまな確認が必要です。

インターンシップの準備や持ち物に関しては、次の記事でそれぞれ詳しくご紹介しています。
インターンシップを有効活用するために準備するものとは?
インターンシップの持ち物チェックリスト|前日までに必ず確認しよう

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頻出質問の回答準備をしてインターンシップの面接に臨もう

インターンシップの面接では、本選考と同じような質問がされますが、面接目的は異なります。インターンシップの本来の目的から採用担当者の知りたいことを想像し、適切な回答を準備して臨みましょう。

頻出質問を準備するためには、自己分析をおこなったり、過去の経験を思い返して整理したりする必要があります。客観的な視点で自分自身を振り返るには、自己分析ツールの活用がおすすめです。無料で利用できる自己分析ツール、「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」を使いながら、インターンシップの面接準備を進めてみてください。

事前選考があるインターンシップでは、書類選考や適性検査、面接などが実施されるため、本選考に臨むときと同様にしっかりとした対策が必要です。

対策の中で特に重要となるのが志望動機です。曖昧な目的でインターンシップに参加しようとする学生に、企業は魅力を感じないため、まずは志望動機を明確にしておくことが重要になります。

この記事では、企業がインターンシップの選考で志望動機を聞く理由や、志望動機の書き方を解説します。業界別に志望動機の例文も紹介するので、インターンシップへの参加を考えている方はぜひ参考にしてください。

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インターンシップで志望動機を聞く理由

どんな意図をもって、企業はインターンシップの選考で志望動機を聞くのでしょうか。企業が評価しているポイントに沿った志望動機に仕上げるため、企業視点での考えを理解しておきましょう。

企業と学生がマッチするか確認したいから

企業と学生がマッチするかどうかを図る判断材料として、志望動機を使って見極めています。よく考えられた志望動機であっても、インターンシップの内容と、学生の目的が一致しているとは限りません。

一致していなければ学生は時間を無駄にしてしまい、企業はよりマッチする学生と出会うチャンスを逃すことになってしまいます。

このように、インターンシップの内容と学生の目的がマッチしていないと双方にデメリットがあります。そのため、企業は志望動機から相性を確かめているのです。

学生の意欲を確かめたいから

学生の意欲を確かめるのも、志望動機を聞く理由の一つです。志望動機からインターンシップや企業に対する熱意を読み取り、学生の意欲を確かめています。

意欲を確かめるのは、なるべく意欲の高い学生に参加してもらったほうが採用につながる可能性が高いからです。企業にとってインターンシップは、自社の認知度向上以外に採用につなげる目的があり、意欲の高さを選考での評価ポイントにしています。

優秀な学生とつながりたいから

志望動機は、優秀な学生を見極める判断材料の役割も果たしています。優秀な学生に自社の魅力を知ってもらい、志望度を高めてもらうためです。

志望動機で見られるポイントは、論理的思考力やコミュニケーション能力などです。実際の業務に役立つさまざまな能力から総合的に評価し、なるべく多くの優秀な学生とつながりを持とうと考えています。

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インターンシップで志望動機を書く前の準備

志望動機の大切さについて理解できても、何の準備もなしに志望動機を書き始めるのは難しいと思います。どう考えていけばいいか分からない方は、以下に紹介する3つのステップで志望動機を考えてみましょう。

そもそもインターンシップがどういうものかよく分からない方は、こちらの記事で理解を深めましょう。
就活インターンシップ大全|2026卒2027卒の選考時期など紹介

インターンシップに参加する理由・目的を明確にする

まずは、インターンシップに参加する理由・目的を明確にしましょう。「なぜインターンシップに参加しようと思ったのか?」を深掘りしておくことで、選考で伝える志望動機に説得力が生まれ、企業を納得させやすくなります。

また、参加目的に加えて、参加後にどんな状態になっていたいかを明確にしておくとより効果的です。

例えば、「インターンシップによって業界・企業理解を深めたい」「入社後にミスマッチがないように、インターンシップで就業体験したい」など、参加後のビジョンを持っておくと、経験をその後の就職活動に活かしやすくなります。

インターンシップの参加目的については、こちらの記事で解説しています。
インターンシップの目的とは?目的の決め方や重要性を解説

業界研究・企業研究する

志望動機を書くには、業界研究・企業研究が不可欠です。企業に意欲をアピールできるように、自分が志望する企業はもちろん、志望企業が属する業界や競合他社についても分析しておきましょう。

業界研究・企業研究は非常に時間のかかる作業ですが、インターンシップの段階でしっかりとしておけば、本選考に向けた準備にも役立ちます。後々の自分を助ける作業だと捉え、面倒がらずに進めておきましょう。

こちらの記事で業界研究・企業研究のやり方を解説しています。
就活における企業研究のやり方を徹底解説!まずは何から始めるべき?
【就活の業界研究の目的ややり方】よくある質問にも回答

自分が関心をもっている業界や企業、職種を整理する

現時点で、興味をもっている業界や企業、職種を整理しておきましょう。あらかじめ紙に書き出したり、スマートフォンのメモに残したりして整理しておけば、インターンシップの参加理由を考えやすくなります。

この段階では、実際に本選考に進むかを考える必要はないため、興味・関心を基準に整理していきましょう。志望動機の作成に向けて、「◯◯の業界に興味があって、インターンシップに参加した」と答えられる状態を作ることがポイントです。

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インターンシップの志望動機の書き方・基本構成

志望動機を書く準備ができたら、構成に気を付けながら書いてみましょう。インターンシップの参加理由が明確な志望動機でも、伝え方によってはうまく意欲が伝わらない場合があります。分かりやすい志望動機にするためには、以下の3段階の構成がおすすめです。

①結論(志望した理由)

まずは、その企業のインターンシップを志望した理由を書きましょう。志望動機に限らず、エントリーシートや面接での回答は常に結論ファーストを心がけることが大切です。

【志望した理由の例】

  • 貴社のインターンシップで、地方銀行と地元企業の関係性について理解を深めたいと思い志望しました。
  • マーケティングの細かな業務について学びたいと思い、貴社のインターンシップを志望しました。
  • 商品企画の仕事に興味があり、実際に商品企画に携われる貴社のインターンシップを志望しました。

②理由(志望した背景にあるエピソードや経験)

結論を裏付ける理由は、志望動機で最も重要と言える部分です。なぜその企業を志望するに至ったのか、それを根拠づけるエピソードを書きましょう。

【志望した背景にあるエピソードや経験の例】

  • 貴社のインターンシップを志望したのは、小売店の店舗経営に興味があるからです。将来は、私の好きな生活雑貨の販売に携わりたいと考えており、店舗での実務を経験できるインターンシップを選びました。
  • パン屋のアルバイトを通じて、売上を伸ばすために工夫しながら商品を売る仕事の楽しさを知り、マーケティングの実務を体験できる貴社のインターンシップを志望しました。

③具体例の提示・結論の再提示(インターンシップで成し遂げたいこと)

最後に、結論を再提示して志望動機を締めくくります。インターンシップで成し遂げたいことを述べると、参加に向けた意欲がうかがえて好印象です。

【インターンシップで成し遂げたいことの例】

  • 貴社の実践的なインターンシップに参加することで、より業界や貴社への理解を深めたいと考えています。
  • 具体的な業務内容を学ぶとともに、自分から積極的に質問して貴社や業務への疑問を解消したいと思います。
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履歴書の志望動機の基本ルール

履歴書に志望動機を記入する際は、基本ルールを守らないと「ビジネスマナーが備わっていない学生」と印象が悪くなってしまいます。内容以外の部分で評価を下げないため、以下の4つのポイントに注意しましょう。

面接では「御社」履歴書では「貴社」

誤用している学生が少なからず見られますが、「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉です。そのため、面接では「御社」を用い、履歴書では「貴社」を用いましょう。

また、原則「御行」「貴行」を用いる銀行のように、特殊な呼び方をするケースも一部見られます。用法を間違えただけで選考に落とされる可能性は低めですが、印象は良くないため、企業ごとの正しい呼び方を覚えておきましょう。

履歴書と面接マナーについては、こちらの記事でも解説しています。
【新卒向け】履歴書の志望動機の書き方や例文を紹介
新卒の就活面接マナー|入退室から服装や持ち物、言葉遣いまで紹介

8割以上は埋める

志望動機は記入欄の8割以上を目安にして埋めるようにしましょう。5割程度しか記入していない志望動機では、意欲がないと捉えられかねません。

例えば、志望動機の文字数が300文字と指定されているなら、240文字以上が目安です。そのほか、自己PRや学生時代に頑張ったことなどの記入が必要な場合も、記入欄の8割以上を目安にして埋めるように心がけてください。

手書きの場合は”丁寧に”書く

手書きで志望動機を出す場合は、なるべく丁寧に書きましょう。もちろんきれいな字で書くことも大切ですが、それ以上に、丁寧に書いたことが相手に伝わるかが重要です。

雑に書いた志望動機や、誤字脱字の多い志望動機はそれだけで印象が悪くなってしまうため、企業の採用担当に読んでもらうことを意識しながら丁寧に書きましょう。いきなりボールペンで書くのが不安な場合は、鉛筆で薄く下書きしてから書くのがおすすめです。

Web上で例文をコピペしない

言うまでもありませんが、インターネットにあふれている例文(もちろん本記事で紹介している例文も)をそのままコピペするのはやめましょう。自身で深掘りをしていない志望動機は、面接で深掘りされた時に十中八九バレます。

インターネットに載せられている例文は、あくまで文章の構成を例示したものであって、最適な回答ではありません。そのまま使っても選考は突破できないため、参考程度にとどめ、きちんと自分で考えましょう。

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インターンシップの志望動機の例文

ここでは、インターンシップの志望動機の例文を業界別に紹介します。例文を参考に、自分ならではの志望動機を考えてみてください。

上記でも述べた通り、例文をコピペした志望動機は、面接で深掘りされた時に簡単にバレます。楽をして志望動機を作っても結局は自分の首を絞めることになるため、以下に紹介する例文はあくまで参考程度に使ってください。

①食品メーカー

【例文】

食を通じて人々の生活を支える仕事に魅力を感じ、貴社のインターンシップを志望しました。

 

飲料メーカーに興味をもったのは、お酒好きな父と一緒に過ごすうちに、お酒が人の心の支えになっていることを知ったからです。お酒の販売する仕事を通じ、日々のちょっとした幸せを人々に与えられる点に魅力を感じています。

今回のインターンシップでは、長年愛され続けている貴社のビール事業について詳しく学びたいです。

【ポイント】
「企業の商品が好きだから」というエピソードだけでは意欲が伝わりません。食品メーカーに興味をもったきっかけを、具体的な経験をもとに伝えましょう。

②化学メーカー

【例文】

貴社で働くイメージを膨らませたいと思い志望しました。

 

化学メーカーに興味をもったのは、プラントの導入に向けた研究を大学でしているためです。そのなかで、プラントの開発設計に強みをもつ貴社に惹かれました。

インターンシップではプロセスエンジニアの業務を体験し、現在自分が学んでいることが、どのような形で仕事や社会に活かせるのかを知りたいと考えています。

【ポイント】
化学メーカーの志望動機は、特に学びたい分野を挙げると効果的です。自分が大学で学んでいる内容を交えつつ、インターンシップで知りたいことについて述べましょう。

③総合商社

【例文】

業務理解と働くイメージの明確化が志望理由です。

 

私は裁量の大きい仕事で社会に影響を与えたい気持ちがあり、新サービス・商品を社会に流通させる総合商社に興味をもっています。そのなかでも、幅広い分野のビジネスを0から生み出す貴社の社風に惹かれ、参加を志望しました。

インターンシップを通じ、総合商社や貴社に対し正しい認識を持ちたいと考えています。

【ポイント】
総合商社は企業によって得意分野が異なります。複数の総合商社の中で、なぜその企業のインターンシップを選んだのかを伝えましょう。

④金融業界(銀行)

【例文】

地域社会での銀行の役割について理解を深めたいと思い、貴行のインターンシップを志望しました。

 

私は◯◯市で生まれ育ち、小さい頃は賑わっていた駅周辺の活気が少しずつなくなっていくのを目の当たりにしました。この経験から、まちづくりの仕事に興味をもち、地元企業を財務・経営の両面からサポートできる地方銀行に惹かれています。

インターンシップでは地方銀行の細かな業務内容を理解し、地域社会での銀行の役割を学びたいと考えています。

【ポイント】
銀行の志望動機を作成する際は、銀行の種類ごとの特徴を把握することが大切です。メガバンクと地方銀行の違いなどを知っておくと、インターンシップの参加目的を明確にできます。

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⑤金融業界(保険)

【例文】

貴社の業務内容について深く知りたいと思い志望しました。

 

私は「保険会社=生命保険」というイメージを持っていたのですが、業界・企業研究を通じ、貴社ではそれ以外に銀行事業や介護事業も手がけていることを知りました。保険会社がどんな会社で、どんな事業を展開しているのか知りたいと思ったのが志望理由です。

就業体験のなかで、保険会社に求められる能力や自分との相性を把握し、今後志望先を決めるための参考にしたいと考えています。

【ポイント】
生命保険会社と損害保険会社の違いは最低限理解しておきたいところです。志望動機作成にあたって、業界研究・企業研究を進めておきましょう。

⑥不動産業界

【例文】

不動産事業と並行してベンチャー事業に力を入れる貴社の方針に興味があるからです。

 

不動産業界に興味をもって企業研究を進めるなかで、ベンチャー投資によって新ビジネスを拡大させている貴社が特に印象に残りました。

インターンシップで実際に働く人たちから話を聞き、ベンチャー事業に力を入れている理由や、他社にはない魅力がどこにあるのかを知りたいです。

【ポイント】
不動産業界には、賃貸業者やデベロッパーなどの業種があります。各業種の役割と仕事内容を理解しておきましょう。

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⑦コンサルティング業界

【例文】

貴社が戦略設計と実行支援をどのように連動させているのか、より深く理解したいと考えインターンシップへの参加を志望しています。

 

私はアメフト部での活動を通して、どれだけ計画・戦略を細かく練っても実行することができなければ意味がないことを学びました。そのため、コンサルティング業界のなかでも、実行支援に特に力を入れている貴社に興味を持ちました。

顧客の利益最大化に向けて、どのように実行までサポートしているのか、インターンシップを通して学びたいです。また、私のアメフトで培ってきた戦術を練る力がどれだけ通用するのかも試したいと考えています。

【ポイント】
コンサルティング業界は顧客の課題解決を支援していますが、そのアプローチは企業によって様々です。

「顧客の課題解決をしたい」というのは抽象的になりやすいので、企業研究をしっかり行って、具体的にどんな点に興味を持っているのかが伝えられるようにしましょう。

⑧IT業界

【例文】

貴社のインターンシップを志望したのは、コミュニケーションアプリの開発に興味があるからです。

 

数あるコミュニケーションアプリの中でも貴社のアプリは幅広い世代に支持されており、開発現場の雰囲気や、開発におけるこだわりを実際に確かめたいと思うようになりました。

就業体験を通じて貴社のノウハウを学び、今後自分が新しいアプリを開発する際の参考にしたいと考えています。

【ポイント】
専門的な知識や経験はアピール材料になります。IT業界に関連する知識や経験がある場合は、志望動機で伝えるエピソードに盛り込みましょう。

⑨インフラ業界

【例文】

さまざまな角度から社会を支える、貴社への理解を深めたいと思い志望しました。

 

私は将来、環境に優しいビジネスや技術の開発によって、環境問題の解決に貢献したいと考えています。そこで、エネルギーや化学製品など、さまざまな角度から環境問題の解決に取り組んでいる貴社に興味をもちました。

ワークショップや実際に働く人との交流を通じ、社風や事業内容、貴社ならではの強みを詳しく学びたいです。

【ポイント】
インフラ業界は、エネルギー系企業や通信系企業など、いくつかの業種に分類されます。志望動機を作る際は、特定のインフラ企業を志望する理由を説明できるようにしておきましょう。

⑩人材業界

【例文】

貴社のメイン事業である法人向けの人材育成ビジネスについて理解を深めたいと思い志望しました。

 

私は大学で教育社会学の研究をしています。研究するなかで、学校教育で育まれる能力とビジネスにおいて必要とされる能力に乖離を感じています。

そのため、企業の人材育成の現場ではビジネスでどのような能力が必要と定義しているのか、そして必要な能力をどのように育んでいるのか理解し、自分自身の成長にも活かしたいと考えています。

【ポイント】
人材業界のなかでも、採用や組織設計、人材育成など様々な領域があります。人材業界の中でも、自分がなぜその領域に興味を持ったのかを伝えられるようにしましょう。

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インターンシップで志望動機を伝える時の注意点

最後に、インターンシップで志望動機を伝える時の注意点を紹介します。意欲をアピールするはずがかえって印象を悪くしないよう、以下の点に注意してください。

ありきたりな志望動機にしない

「他の企業にも使い回せる志望動機」「自分以外でも言えてしまう志望動機」など、ありきたりな志望動機はやめましょう。企業にとって魅力的に映らないうえ、ありふれた内容ではガッカリされてしまう恐れがあります。

ありきたりな志望動機にしないためには、その企業でならなければいけない理由を分析する「企業分析」と、自分だからこそ参加したい理由を分析する「自己分析」が必須です。

他の企業もインターンシップを開催しているなかで、なぜその企業のインターンシップでないとダメだったのかを、自分の言葉で説明できるよう準備しておきましょう。

そもそも志望動機が思いつかない方は、こちらの記事を参考に探してみましょう。
志望動機がない…|探し方や対処法、NG例などご紹介

福利厚生や給与を志望動機にしない

内心は福利厚生や給与が目的でインターンシップに参加するとしても、それを志望動機として語るのは不適切です。報酬に魅了されたことを志望動機にしてしまっては、企業やインターンシップへの意欲が伝わりません。

意欲の伝わる志望動機にするには、「なぜインターンシップに参加したいのか」を中心に伝えるのが適切です。企業の特徴やインターンシップの内容など、報酬以外の部分で魅力に感じた点を語りましょう。

まとめ

以上、企業がインターンシップの選考で志望動機を聞く理由や、志望動機の書き方を解説しました。

志望動機は「結論→理由→具体例の提示・結論の再提示」の3段構成で伝えるのがポイントです。ありきたりな志望動機にならないよう注意しつつ、意欲が伝わるようにインターンシップの参加目的を詳しく書きましょう。

インターンシップの志望動機を考えることは、参加の目的を具体化し学びを最大化することにも繋がります。1つ1つのインターンシップに対して、きちんと志望動機を整理して臨むようにしましょう。

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「インターンシップは就活に役立つ」と友達や先輩から聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。確かにインターンシップは、就活のさまざまな場面で役立つ経験です。しかし、参加する目的が明確でなければ「何のために参加したのかわからない」という結果になってしまいがちです。

また、インターンシップは応募した誰もが参加できるタイプと、選考を経て参加できるものがあります。選考があるインターンシップの場合、目的意識をしっかり持っていなければ、選考を通過できない可能性も高いです。

そこで今回は、インターンシップに参加する目的について詳しく解説します。何となく参加しようと考えている方は、この記事を参考にして自分がインターンシップに参加する目的を明確にしましょう。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

インターンシップの参加目的とは

株式会社マイナビは2024年卒の大学生・大学院生を対象に『マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月)』を実施しています。この調査で挙がったインターンシップへの参加目的を紹介します。

どの業界を志望するか明確にするため

先述したマイナビの調査で最も多かった回答は『どの業界を志望するか明確にするため』でした。就活に向けて業界研究をしている方も多いと思いますが、インターネットや書籍で業界に関する全ての情報を得られる訳ではありません。

インターンシップでは実際の仕事を体験したり、グループディスカッションを行ったりして、業界について深く知る機会が多くあります。調べただけでは得られないリアルな業界の実態を知ることができるため、自分に合った業界かどうかを見極めやすくなるでしょう。また、インターンシップで得た情報を元にすれば、業界を志望する動機にも説得力が生まれます。

視野を広げるため

視野を広げることを目的として、インターンシップに参加している学生もいます。企業の社風を肌で感じたり社員の声を聞いたりすることで、企業や業界、職種などへの理解が深まります。まだ就活に対して自分の明確な軸が見つけられていない人も、インターンシップをきっかけに方向性が決まるかもしれません。

また、インターンシップで出会うほかの学生からも刺激をもらえます。グループディスカッションなどで、ほかの学生のさまざまな意見を聞くことにより、視野が広がって将来を考える上でのヒントが見つかることもあるでしょう。

インターンシップではさまざまな学生に出会えるので、人脈作りにも最適です。これから続く就活を成功させる上で、ほかの学生との情報交換はとても役立ちます。

どの職種を志望するか明確にするため

インターンシップは、志望する職種を明確にするためにも効果的です。現在気になっている職種があるものの、本当に自分に向いているかわからない方も多いのではないでしょうか。

実際の仕事を体験するタイプのインターンシップは、職種ごとにコースが分かれているものが多いです。就業体験を通して職種への理解が深まり、興味がある職種に対する自分の適性を判断しやすくなるでしょう。また、業務内容を詳しく知ることで、就職後に「思っていた仕事と違った」というミスマッチを防ぐことにもつながります。

先輩社員から話を聞けばその職種に就くために必要なスキルや資格なども明確になるはずです。目指す職種で求められるスキル・資格の勉強を今のうちから始めておくと、本選考でのアピール材料にもなります。

自分が何をやりたいか見つけるため

現時点でまだ自分がやりたいことが見つかっていない人は、インターンシップが自分の目標を見つけるきっかけになります。就活のファーストステップとして、自分のやりたいことを見つけるためにインターンシップに参加している学生は多いです。

周りの友達がやりたいことを見つけていて、焦っている人もいるでしょう。しかし、就活が本格化する前に「絶対にこの仕事がしたい」と思っている人はそれほど多くありません。

職業体験型のインターンシップに参加すれば、実務を体験でき、自分が社会人になるイメージが湧きやすくなります。自分に向いている仕事か、興味を持てそうな業界か、などが見えてきますし、逆に向いていない仕事も明確になるはずです。

特定の企業のことをよく知るため

特定の企業に興味を持っている場合は、その企業について詳しく知る機会にもなります。志望度が高い企業がインターンシップを開催するなら、ぜひ参加しましょう。実際の現場を見ることで、インターネットを使ったリサーチだけではわからない企業の実態や雰囲気、業務内容を肌で感じられます。

交流会・親睦会などを通して、先輩社員や採用担当との人脈作りもできるでしょう。直接話をして情報収集をすることで、本選考に向けてどのような準備をすべきかが明確になるはずです。就活に向けた有益なアドバイスをもらえたり、何かあったときに相談できる心強い味方に出会えたりするかもしれません。

就職活動に有利だと考えているため

就活に有利になると聞いて、インターンシップに参加する学生も多いです。インターンシップの中には、参加することで選考免除が受けられるプログラムもあります。こういったタイプのインターンシップに参加すれば、かなり早い段階で内定を獲得できる可能性も高いです。

ジョブ型といって、インターンシップへの参加が内定獲得の条件となっている企業もあります。志望する企業があるなら、インターンシップの有無や種類をしっかり調べておきましょう。

また、内定に直結しないタイプのインターンシップでも、参加すれば企業の採用担当に顔を覚えてもらえる可能性があります。企業側はインターンシップに参加している学生に優秀な学生がいないか目を光らせているので、好印象を残すことができれば就活で有利に働くかもしれません。

こちらのページで内定につながるインターンシップの種類を詳しく解説しているので、就活を有利にしたい方は、ぜひチェックして見てください。

仕事に対する自分の適性を知るため

職種を明確にする目的と似ていますが、仕事に対する適性を知るためにインターンシップに参加する学生もいます。気になっている仕事があるとしても、本当に自分に合っているかは判断するのは難しいのではないでしょうか。

インターンシップに参加して実際に仕事を体験すれば、自分に合っている仕事かどうかが判断しやすくなります。就職後のミスマッチを避ける効果もありますから、気になっている仕事があれば積極的にインターンシップに参加してみるといいでしょう。

また、合っている仕事・合っていない仕事を見極めることは自己分析にも役立ちます。自分への理解をより深めることで、今まで意識していなかった業界や職種への興味が出てくる可能性もあるでしょう。

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インターンシップに参加して感じた学生側のメリットとは

内閣府の調査によると、実際にインターンシップに参加した学生からは「業界や仕事の理解が深まった」「自分に合う企業の雰囲気を実感できた」などの声が多く挙がっています。短期間でも現場に触れることで、自分の志望度を明確にしやすくなるのがメリットです。

▼インターンシップと呼称されるものに参加して感じた効果

引用:内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(2023年)

業種・業界を理解できる

調査の結果、94.7%の学生がインターンシップに参加した効果として「業種・業界を理解できる」と感じています。インターンシップでは、企業の説明や社員との交流を通じて業界全体の仕組みやトレンドを知ることができます。

興味がある業界について実際の業務に近い視点から学ぶことで、表面的な知識だけでなく、業界ごとの特徴や求められるスキルも具体的に理解できるようになるのがメリットです。

仕事の内容を具体的に知ることができる

調査の結果、87.2%の学生がインターンに参加して「仕事の内容を具体的に知ることができる」と感じています。社員の仕事を間近で見たり、体験的なワークに取り組んだりすることで、職種ごとの業務内容をよりリアルに把握できるからです。

説明会だけでは見えない日常業務やチームでの動き方、使用するツールなどもわかり、自分の適性を考えるうえでのヒントになります。

会社の雰囲気を理解することができる

調査の結果、79.7%の学生がインターンに参加して「会社の雰囲気を理解することができる」と感じています。どれだけ企業情報を調べても、実際に働く雰囲気までは把握しづらいものです。インターンシップに参加することで、社内の空気感や社員同士のコミュニケーション、オフィスの環境などを肌で感じることができます。

「この会社で働きたい」と思えるかどうかを判断する材料として、雰囲気の体感は重要な要素です。

また、これからインターン先を探すならOfferBox(オファーボックス)を利用してみてはいかがでしょうか。企業の採用担当者から直接インターンオファーが届くため、自分では選ばないような仕事に出会うチャンスになったり、通常の選考プロセスとは違うステップで選考が進む可能性もあります。

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企業がインターンシップを開催する目的

インターンシップに目的を持っているのは学生だけではありません。企業も目的を持ってインターンシップを開催しています。

株式会社ディスコが実施した『2024 年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査』によると、調査対象1,209社のうち、インターンシップなどのプログラムを行ったと回答した企業は73.9%でした。前年の同調査では68.9%だったため、インターンシップ開催は増加傾向にあることがわかります。

企業がインターンシップを実施する目的を把握することは選考対策にもなりますから、しっかり理解しておきましょう。

活躍できる人材を見つけるため

企業がインターンシップを開催する目的の一つに、本選考の選考プロセスでは出会えない『自社で活躍できる人材』を見つける目的があります。インターンシップは、本選考では見えない学生の一面を知る機会です。面接が中心となる本選考と異なり、就業体験などを通して学生の能力や適性を見極めることで「将来活躍できる人材を見つけたい」と考えています。

また、少子化の今は売り手市場ですから、インターンシップを開催して早めに接触することで、本選考前に少しでも学生にアプローチしておきたいと考えている企業も多いでしょう。

入社後のミスマッチを防ぐため

学生と同じように、企業にとっても「入社後のミスマッチを防ぎたい」と考えています。時間とコスト、労力をかけて採用した人材がミスマッチで離職してしまうことは、企業にとっても大きな痛手です。インターンシップを通して、企業の社風や業務の厳しさなど、仕事のリアルを知ってもらうことはミスマッチを防ぐことにつながります。

また、インターンシップを通して『自社に合う学生の特性』を見極めている企業も多いです。そのため、参加した学生が自社に入社しなかったとしても、インターンシップはミスマッチ防止に役立ちます。

学生の志望度を高め母集団形成に活かすため

新卒採用において、質の高い母集団形成は企業にとっての重要な課題です。母集団形成は自社に興味を持っている学生を集めることを指しています。企業が採用活動を成功させるためには、ただ企業に興味を持っている人を増やすのではなく、自社にマッチした人材を集めなければなりません。

インターンシップを通して仕事のリアルを知ってもらい、企業や業界の魅力を伝えることは、自社にマッチした学生を集めることにつながります。

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インターンシップに参加した先輩のエピソード

OfferBoxを経由してインターンシップに参加した先輩のエピソードを紹介します。

龍谷大学 経済学部の原 亮太さんは、OfferBoxに登録して、不動産仲介やリフォームなどを行っている滋賀県の建築不動産会社『株式会社 匠工房』さんからオファーを受け、インターンシップに参加しました。

元々は警察官を志望していた原さんですが、オファーをもらったことで、さまざまなお客様に出会える不動産業界に興味を持ったそうです。インターンシップ前後で、それぞれの社員が個性を活かして仕事をしていることに魅力を感じ、匠工房さんを志望したといいます。

原さんはインターンシップで、実際の営業に同行し、その日のうちに契約をいただいたそうです。営業職の醍醐味を肌で感じられたことも、志望する企業を決めるきっかけになったのではないでしょうか。

詳しいエピソードは次の記事でご紹介しています。

選考中のインターンは何のため?不動産やリフォームの匠工房をインタビュー

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選考に役立つ!インターンシップ参加の目的の例文

インターンシップに申し込む際は「なぜその企業・業界のインターンに参加したいのか」という目的を聞かれる場合があります。目的がはっきりしていると企業側も熱意を感じやすくなり、選考でも好印象につながります。

ここでは、業界別に使えるインターン参加の目的例文をご紹介します。

金融業界の例文

将来は経済を支える仕事に就きたいと考えており、その中でも金融業界は社会全体に大きな影響を与える分野だと感じています。インターンシップを通じて、金融商品の仕組みや営業の現場で求められるスキルを学び、実務を体験することで、自分に向いているかを見極めたいと考えています。

人材業界の例文

人と企業の架け橋となる仕事に興味があり、人材業界に関心を持ちました。インターンシップでは、企業との関わり方や求職者支援の仕事内容を学ぶことで、人材コンサルタントの仕事のやりがいや難しさを理解したいです。現場での学びを通じて、自分にどのような適性があるかを見つけたいと思っています。

メーカーの例文

モノづくりを通じて社会に価値を提供するメーカーの仕事に魅力を感じています。特に、製品開発や品質管理などの現場を見てみたいと考えており、インターンでは業務の流れや職場の雰囲気を体感したいです。現場で働く社員の方々と交流しながら、メーカーで働く自分の将来像を具体化したいと考えています。

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目的を決めずインターンシップに参加するとどうなる?

目的を決めずにインターンシップに参加してしまうと、何も学びを得ることがないままインターンシップが終わってしまいます。

インターンシップに参加した人の中には「参加する意味がなかった」と言う人もいますが、意味を見出せるかどうかは事前準備や取り組み方次第です。目的なく参加してもただ時間だけが過ぎ、なんとなく企業や業界のことがわかったつもりになるだけで就活の役には立ちません。

インターンシップの時間を無駄にしないためには、自分なりの参加目的を明確にしておくことが大切です。

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目的意識をもってインターンシップに参加しよう

今回はインターンシップに参加する目的や、企業がインターンシップを実施する目的を紹介しました。志望する業界・企業があるのか、まだやりたいことが決まっていないのかなど、現時点での状況によってインターンシップに参加する目的は変わってきます。インターンシップへの参加を考えているのなら、どのような目的でも構いませんから、目的を明確にした上でエントリーするようにしましょう。

「そもそもインターンシップって何をするの?」「いつから始まるの?」などの疑問を持っている方もいるでしょう。インターンシップの全体像や基本情報は、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひチェックして、インターンシップへの理解を深めてみてください。

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就職活動のスタートとして、インターンシップに参加する学生は年々増えています。近年では、インターンシップの認知度や重要性が増し、1,2年生から参加する学生も少なくありません。

このようにインターンシップが「当たり前」になりつつある一方で、「インターンシップにはどんな種類があるのか」「なぜ参加したほうがよいのか」「どうやって探せばいいのか」疑問に思う学生も多いです。
この記事では、インターンシップに関する情報をまとめました。開催時期や開催期間、2025卒のインターンシップの開催スケジュールなども紹介しています。

さらに、2022年4月に決められた、2025卒から始まるインターンシップの変更点についても解説しているので、インターンシップの情報を整理したい方は参考にしてみてください。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

就活のインターンシップとは?

インターンシップとは、「就業体験の場」です。

学生はインターンシップを経験することにより、その職業のスキルの一部を会得したり、知識を深めたりすることができます。

近年は、インターンシップも多様化しており、職業体験だけでなく、企業を知るための説明会や面接対策などのコンテンツで実施する企業も増えています。

いずれのインターンシップも、一般的には「就業体験の場」として位置づけられています。

インターンシップとアルバイトの違い

特に長期のインターンシップは、有給のケースが多いです。その場合、「アルバイトと何が違うの?」と思われる方もいるでしょう。
1番の大きな違いは、「企業側の目的」です。

企業側のインターンシップの目的

  • 優秀な学生と早期接触・選考したい学生と早期に接触すること
  • 業界・企業の魅力を伝えたい学生に企業理解、職種理解を深めてもらうこと
  • 学生との相互理解を深めたい企業が学生を理解し、自社にマッチするか見極めること
  • 学生のスキルアップを促し即戦力化したい

企業側のアルバイトの目的

  • 必要な業務をしてもらうこと

2025卒から採用直結インターンが解禁に

2025年卒からは、採用直結インターンシップ(インターンシップ時の学生情報の本選考利用)が認められるようになりました。

以前からも、一部インターンシップは採用選考に組み込まれていたのが実態ですが、公認されたことで、より企業の採用につなげる場としての意味合いが強くなっている傾向があります。3年生のサマーインターンシップが就活のスタート地点と考え、それに向けて準備を進めていきましょう。

また、5日間以上のインターンシップについては、募集時に産学協議会で定められた基準を満たしていることを表す「産学協議会基準準拠マーク」を記載できるようになったため、今後は大手企業を中心に5日間以上のインターンシップが増えると見込まれています。

以前よりインターンシップにかかる時間も増えるため、学業と就活を両立できるようスケジュールを調整しておきましょう。

インターンシップへの参加は就活で有利になる?

先述した通り、インターンシップの重要性はますます高まっており、多くの企業が採用活動の一環として位置付けています。特に早期選考を実施する企業では、インターンシップ参加者が本選考で優遇されるケースもあるため、積極的に参加しておくべきといえるでしょう。

インターンシップを通じて企業の業務を体験するとともに、文面の募集要項では分からない企業の雰囲気をつかむことができるため、企業への理解度が増します。

また、志望度の高さをアピールすることにもつながるため、就活を有利に進める手段として参加することがおすすめです。

「OfferBox(オファーボックス)」ならインターンシップのオファーも届く

インターンシップの探し方に悩んでいる人には、逆求人型の就活サービス「OfferBox(オファーボックス)」の活用がおすすめです。登録したプロフィールをもとに企業側からオファーが届く仕組みになっており、就活生の約24万人(※)が利用しています。

「OfferBox」はインターンシップのオファーも流通しています。自らナビサイト等でインターンシップ先を探しつつ、同時にOfferBoxなどの逆求人型サービスに登録して企業からのオファーを受け取ると、効率的にインターンシップ先を見つけることができるでしょう。

「OfferBox」は完全無料で使えるので、ぜひ活用してみてください。

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(※)OfferBox 2024年卒利用実績データより

インターンシップで給料は発生する?

インターンシップには「無給」と「有給」の2種類があり、プログラムの内容や期間によって給料の有無が異なります。1dayや短期インターンなど業界説明や職場見学を目的としたものは基本的に無給です。

一方、3ヶ月以上の長期インターンや実務に深く関わる内容のインターンでは、アルバイト契約を結び、時給制で給料が支払われるケースもあります。応募時には募集要項をよく確認しましょう。

インターンシップに参加するメリット

インターンシップは就活を有利に進めるだけでなく、自分に合った企業や仕事を見極める機会ともいえます。実際の業務を体験することで企業理解を深めたり、ビジネススキルを身につけたりと多くのメリットがあります。

業界・企業理解

インターンシップに参加することで、業界全体の動向や各企業のビジネスモデル、事業戦略について深く学ぶことができます。企業のWebサイトや説明会では知ることができない、実際の職場の雰囲気や社員の働き方を直接体感できる点も大きなメリットです。

さらに、複数の企業のインターンに参加することで、それぞれの企業の違いや特徴を比較し、より自分に合った企業を選ぶ材料になります。

ビジネススキルを学べる

インターンシップでは、社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力、プレゼンテーションスキルなど、実際の業務を通じてさまざまなビジネススキルを身につけることができます。

特に、グループワークやプロジェクト型のインターンでは、課題解決能力やチームワークの重要性を学ぶ機会が多く、就活だけでなく入社後の仕事にも役立つスキルを実践的に習得できるのがメリットです。

入社後のミスマッチを防止できる

就活では、基本的にナビサイトや企業のホームページ、や説明会を通じて情報を収集しますが、実際に働いてみると「思っていた環境と違った」と感じることも少なくありません。

インターンシップに参加することで、職場の雰囲気や働き方を直接体験できるため、入社後のギャップを抑えることができます。

また、自分がその企業で働くイメージを明確にできるため、より納得感を持って就職先を選択できますよ。

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就活のインターンシップの種類

次にインターンシップには、どんな種類があるのかお伝えします。
期間で分けると、インターンシップは大きく3種類あります。

  • 1dayインターンシップ
  • 短期インターンシップ
  • 長期インターンシップ

1dayインターンシップ

1〜3時間程度のインターンシップです。1dayインターンシップは、説明会やセミナーといった、企業側の話を聞くタイプのコンテンツのものが多いです。面接対策講座など、就職活動に役立つ知識を身につけられるものもあります。

応募試験は不要なものが多く、気軽に参加できるのが特徴です。まずはさまざまな業界・企業のインターンシップに参加してみたい人におすすめです。

短期インターンシップ

短期・長期の具体的な定義はありませんが、1週間から長くて1ヶ月程度のものが多いです。学校の長期休みの期間に開催されることが多く、1日の拘束時間も比較的長めです。

グループワークなどを通して、その企業の業務に関した、何かしらの課題を解決するようなコンテンツが多いです。

参加人数枠にもよりますが、応募試験はあることが多いです。本選考との関係性も強いケースが多いため、志望業界が決まっている人におすすめです。

長期インターンシップ

1ヶ月以上のものが多いです。大半の企業では、アルバイトのように、参加日程を企業と個別に調整できます。

実際の仕事の現場に入り、社員と肩を並べて、業務の一部を任されるコンテンツが多いです。1day、短期インターンシップとの大きな違いとして、大抵の場合、給与が支払われます。

参加人数枠は少ないため、応募試験は大抵あります。また、本選考との関係性もとても強いです。

志望度が高い人だけでなく、スキルを身につけたいという人にもおすすめです。ただし、拘束時間が長いため、ほかのインターンシップと並行して参加するのが難しいこともあります。

1day/短期インターンシップは主に3年生から

1day/短期インターンシップは企業の採用活動の色合いが強く、就活が本格化する大学3年生から開催され始める傾向にあります。学業と就活の両立で忙しい3・4年生が対象だと、長期よりも1day/短期のほうが参加率が上がるためです。

ただ、中には1・2年生でも参加できる1day/短期インターンシップもあります。インターンシップの種類によって参加のメリットは異なるので、自分の目的に合ったインターンシップに参加してみてください。

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就活のインターンシップの開催時期・参加時期

インターンシップは大学の長期休暇に合わせて開催する企業がほとんどですが、なかには独自の日程で開催している企業もあります。

「いざ参加しようと思ったら既に終了していた」という失敗を避けるためにも、興味がある企業のインターンシップの開催時期と募集時期はしっかりと把握しておきましょう。

サマーインターンシップ(8、9月)

まずは、サマーインターンシップの参加メリットやスケジュールについてお伝えします。

初めてインターンシップに参加する学生が多いのが、夏季休暇に開催されるインターンシップです。サマーインターンシップで「就活を始める」という学生も少なくありません。

選考要素の少ないインターンシップが数多く開催されるのが特徴です。

サマーインターンシップに参加するメリット

  • さまざまな企業、業界を効率的に知ることができ、志望業界を定められる
  • 就職活動のコンテンツや、ほかの就活生を知ることで、頭が「就活モード」に切り替わる
  • 企業との早期接触ができる

2027年新卒のサマーインターンシップのスケジュール

インターンシップの開催時期、応募時期は企業により異なります。以下は、大枠のスケジュールとなります。

2025年4~5月:サマーインターンシップの情報が公開。早い企業では募集開始・エントリーシート(ES)提出

2025年6月:本格的にインターンシップの募集開始・ES提出

2025年7月:参加選考

2025年8〜9月:インターンシップ開催

内閣府による調査結果を見ても、大学3年生や大学院1年生の夏休みにあたる7〜9月に参加する学生が最も多く、就活の第一歩として多くの人がサマーインターンからスタートしていることがわかります。

(引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」 インターンシップの参加時期)

秋・冬インターンシップ(10~2月)

次に、秋・冬に開催されるインターンシップについて説明します。
こちらは主に、夏季休暇後から年明けにかけて開催されるインターンシップを指します。
秋・冬インターンシップを開催する企業は、学生が既に何かしらのサマーインターンシップに参加したことがあり、ある程度志望業界を絞っていることを想定しています。
そのため、より実務的なコンテンツや本選考との関係性が強いものが多いです。

秋・冬インターンシップに参加するメリット

  • 夏に接点が持てなかった業界・企業と、本選考前に接点が持てる
  • サマーインターンシップに比べて選考の意味合いが強く、本選考に有利なことがある
  • 実務に近い経験ができるものが多く、業務イメージを把握しやすい

2027年新卒の秋・冬インターンシップのスケジュール

こちらもサマーインターンシップと同様に、開催時期、応募時期は企業により異なります。

2025年9〜10月:募集開始・ES提出、参加選考
2025年10月〜12月:インターンシップ開催

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インターンシップの目的

学生と同様に、企業にももちろん、インターンシップの目的があります。主には以下の4種類です。

  • 優秀な学生と早期接触・選考したい
  • 業界・企業の魅力を伝えたい
  • 学生との相互理解を深めたい
  • 学生のスキルアップを促し即戦力化したい

それでは、それぞれの目的について解説していきます。

優秀な学生と早期接触・選考したい

少しでも早く優秀な学生と接触し、選考につなげる目的があります。実際に学生の人柄や能力を評価するのは本選考が始まってからですが、採用試験だけでは学生が持つ魅力をほとんど見極められません。

そのため、インターンシップ中の働きぶりや、周囲との関係性の築き方から将来有望な人材を見極めようとしているのです。2025卒から採用直結インターンが解禁されることで、今後はより早期接触・選考する目的が強くなっていくでしょう。

業界・企業の魅力を伝えたい

ホームページや就活ナビサイトだけでは伝えきれない、自社の魅力を伝えることが目的です。学生にとってイメージがしづらいBtoBのビジネスモデルの企業は、この目的のためにインターンシップを開催することが多いです。

具体的な事業内容や、実際の会社の雰囲気など、文字だと伝わりづらいことをインターンシップを通じて知ってもらいたいと考えています。

学生との相互理解を深めたい

自社のことを知ってもらうだけでなく、参加してくれた学生のことを知ることも目的です。「学生は自社のどんな部分に興味を持ってくれているのか?」といった、学生目線を知るだけでなく、参加学生との個々の相性や適性も見ています。

説明会よりも、互いに意見交換のできるワークショップ形式のインターンシップには、特にこうした目的があります。

学生のスキルアップを促し即戦力化したい

この目的を据えている企業の場合、インターンシップと本選考が密接に関係しているケースが多いです。インターンシップの種類としては、数ヶ月以上の長期インターンシップの一部などが該当します。

ぜひ入社して欲しい学生に、実際の業務に近い経験を積んでもらうことで、自社に対する理解を深めてもらうと同時に、入社後スムーズに仕事に馴染めるようになってもらうことが目的です。

これらの目的は、全て当てはまる企業もあれば、1点しか当てはまらない企業もあります。
企業ごとにインターンシップを開催する目的は異なります。

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インターンシップの探し方

いざインターンシップに参加しようと思っても、どうやって探せばいいのか分からない人もいるかもしれません。そんな人には、就活サイトを使って情報を集める方法がおすすめです。

就活ナビサイト

開催時期はいつなのか、どんなインターンシップがあるのかなど、ひと通り情報を集めたい人には就活ナビサイトがおすすめです。就活ナビサイトとは、大企業から中小企業まで幅広い企業のインターンシップ情報を掲載しているサイトのことを指します。

広く情報が載っているため、あらゆるインターンシップの中から自分に合うものを探すことができます。また、インターンシップの選び方や応募方法など、就活に役立つ情報が載せられている点も就活ナビサイトの特徴です。

新卒オファー型就活サイト

まだ志望業界・企業が明確に決まってない人には、オファー型就活サイトがおすすめです。オファー型就活サイトの特徴は、プロフィールを載せることで自分に興味を持つ企業からオファーをもらえる点です。

就活ナビサイトのように自分から応募しなくても、企業のほうから声をかけてもらえる可能性があります。オファーをもらった企業の特徴から、自分に合う業界や職種を見つけられるのがオファー型就活サイトを利用するメリットです。

OfferBox(オファーボックス)に登録して、インターンシップのオファーを受け取ろう

新卒オファー型就活サイトの中でも、企業が丁寧にオファーを送ってくれるのが「OfferBox(オファーボックス)」です。

企業側は一斉送信ができない仕組みになっているため、1通ずつしかオファーを送ることができません。そのため企業は、1人ずつ丁寧にプロフィールを見て、自社のインターンシップに参加して欲しいか判断し、オファーを送ります。

OfferBoxは、大学3年生・大学院1年生の4月から、企業からのオファーを受け取ることが可能です。特に、6月から7月にかけてはサマーインターンシップのオファーが多く飛び交う傾向があります。

そのため、「まずはどんなインターンシップに参加したらいいかわからない」という人や、「インターンシップの探し方がわからない」という人には特におすすめです。

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インターンシップの選び方

多くの企業がインターンシップを実施しているため、どのように就業先の企業を探せばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

選び方のポイントとして「業界・企業」「実施期間」「プログラム内容」の3つの視点を意識することで、自分にとって有意義なインターンシップを見つけやすくなります。

興味のある業界・企業で選ぶ

まず、インターンシップを選ぶ際は、自分が興味のある業界や企業に注目しましょう。

インターンシップは実際にその業界や企業の業務を体験できる貴重な機会です。複数の企業のインターンシップに参加することで、それぞれの社風や働き方の違いを知り、自分に合った企業を見極めることができます。

また先述した通り、インターンシップ参加者向けの特別な選考ルートが用意されていることもあるため、志望企業のインターンシップには積極的に参加するとよいでしょう。

実施期間で選ぶ

インターンシップには、1日や数日間で完結する「短期インターンシップ」と、数週間から数カ月にわたって行われる「長期インターンシップ」があります。

短期インターンシップはさまざまな企業を比較しやすく、業界研究の一環として参加するのに適しています。

一方、長期インターンシップはより実践的な業務を経験できるため、仕事のリアルな部分を深く知れるのがメリット。自分のスケジュールや目的に合わせて、適した期間のインターンを選びましょう。

プログラム内容で選ぶ

インターンシップのプログラム内容は、企業ごとに大きく異なります。座学やワークショップ中心のもの、実際の業務に携われるもの、グループワークを通じて課題解決を行うものなど、さまざまです。

自身の目的に合わせ、成長につながるプログラムを選ぶことが重要です。例えば、ビジネススキルを磨きたいなら実践的な業務があるインターンシップを、業界全体の理解を深めたいなら座学やセミナーのものを選ぶといいでしょう。

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インターンシップの申し込み方法・選考方法

インターンシップに参加するには、まず基本の申し込み方法を理解し、企業ごとの選考フローに備えることが重要です。申し込み方法や選考内容は企業によって異なるため、募集要項をしっかり確認し、早めの行動を心がけましょう。ここでは、一般的な申し込み方法と選考方法について詳しくご紹介します。

インターンシップの申し込み方法

インターンシップの申し込みは、企業の採用ページや就活サイト、大学のキャリアセンターなどを通じて行います。エントリーには基本的に履歴書やエントリーシートの提出が必要で、申し込み受付は早い企業で4〜5月から始まることもあります。先着順で締め切られる場合もあるため、気になる企業はこまめにチェックし、早めに準備を始めましょう。

インターンシップの選考方法

インターンの選考は、書類審査のみの企業もあれば、適性検査や面接を実施する企業もあります。志望度が高い企業のインターンでは、エントリーシートや面接で熱意をしっかり伝えることが重要です。

企業によっては早期選考ルートに直結するケースもあるため、事前に過去の選考情報や体験談を確認しておくと安心です。応募準備には時間をかけましょう。

インターンシップ参加時に気をつけること

インターンシップでは、プログラムの成果やチームワークだけでなく、社会人としての基本的なマナーも見られています。どんなに短期間でも言動や態度には細心の注意が必要です。ここでは、参加時に特に気をつけたい3つのマナーについて紹介します。

時間厳守(遅刻しない)

インターンに限らず、時間を守ることは社会人の基本です。集合時間の10分前には到着するよう意識し、万が一遅れる場合はすぐに連絡を入れましょう。遅刻は信頼を大きく損なう原因になり、今後の選考にも影響することがあります。事前にアクセス方法を確認し、余裕をもって行動するよう心がけましょう。

服装・身だしなみを整える

インターン中の服装は、企業の指定がある場合はそれに従い、ない場合はスーツまたはオフィスカジュアルが基本です。清潔感のある髪型や爪の長さ、靴の状態まで気を配りましょう。

第一印象は見た目で決まることが多く、TPOに合った身だしなみは社会人としての基本マナーです。不安な場合は、企業の雰囲気を事前に調べておくと安心です。

参加後はお礼メールを送る

インターン終了後には、担当者や受け入れ企業にお礼のメールを送るのがマナーです。学んだことや感謝の気持ちを簡潔にまとめて伝えることで丁寧な印象を残せます。

お礼メールはできれば当日か翌日中に送り、ビジネスメールの形式に沿って作成しましょう。

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インターンシップを就活で活かすコツ

インターンシップは企業の業務内容や社風を知るだけでなく、自分の強みを見つけたり、志望動機を明確にしたりする材料にもなります。せっかく参加するなら、その経験を最大限に活かしましょう。

ここでは、就活に役立てるためのポイントを解説します。

自分の強みや適性を再確認

インターンシップでは、実際の業務を通じて自分の得意なことや課題を発見することができます。例えば、チームワークが得意だと感じたなら「協調性」、課題解決が好きなら「問題解決力」など、自分の強みを具体的に整理してみましょう。

逆に苦手な部分が見えた場合は、今後の成長につなげるチャンスです。

インターンシップ中に得た気づきを振り返り、自己分析を深めることで、より自分に合った企業や職種を見極めることができますよ。

己分析を行うなら、自己分析・適性診断ツール「AnalyzeU+」の活用もおすすめです。設問に回答することで、自分の強みや価値観、考え方の傾向を診断できます。約100万人のデータに基づいた精度の高い診断結果が出るため、客観的な自分の強みや弱みなどを知りたい人におすすめのツールです。

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自己PRや志望動機へ活用

インターンシップでの経験は、エントリーシートや面接での自己PRや志望動機の根拠として活用できます。「〇〇のインターンで△△の業務を経験し、自分には□□のスキルがあると実感した」など、具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。

また、インターンシップを通じてその企業や業界への理解が深まったことを伝えれば、志望度の高さが伝わるでしょう。事前に振り返りを行い、自分の成長や学びを明確にしておくことが大切です。

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就活のインターンシップに関するよくある質問

インターンシップの重要性が増している中で、多くの学生が「参加しないと不利になるのか」「何社参加すればよいのか」など、さまざまな疑問を抱えています。

ここでは、就活生が特に気になるインターンシップに関する質問について詳しく解説します。

インターンに参加していないと就活で不利になる?

インターンシップに参加していなくても、就活では十分に戦えます。

しかし、近年ではインターンシップを開催する企業が増えていたり、参加することで特別選考に進めたりとインターンシップに対する重要性が高まっていることは頭に入れておき、なるべく計画的に参加するようにしましょう。

インターンに参加していない場合でも、学業やアルバイト、サークル活動などの経験を通じて得たスキルを自己PRに活かせます。大切なのは、インターンの有無ではなく、「自身の経験をいかに就活に結びつけられるか」です。企業が求める人材像を意識しながら、自分の強みを明確に伝えられるよう準備しましょう。

インターンシップに行かないのもアリ?

他に取り組んでいること、熱中していることがあれば行かないのもOKです。ただし、「面倒くさい」「参加しても意味なさそう」といった理由で参加しないのはやめましょう。

インターンシップは企業や業務への理解を深めるいい機会なので、基本的には少しでも興味が持てるものは参加することをおすすめします。

インターンシップに行ってないけどどうしたらいい?

1dayインターンシップのような参加のハードルが低いものでもいいので、参加してみましょう。就活の遅い段階でなかなか時間を確保できない場合でも、1日で終わるインターンシップなら気軽に参加できるはずです。

まだ志望業界・企業が決まっておらず、自分に合ったインターンシップを探すのが難しい場合は、オファーをもらった企業に行ってみるのもおすすめです。それまで興味を持っていなかった企業でも、インターンシップをきっかけに興味が生まれることもあります。

インターンシップは髪色自由?

髪色は特に指定がない場合がほとんどですが、ビジネスの場に適した身なりで参加することをおすすめします。就業体験の場といっても、採用活動の一環として実施されるイベントであることには変わりありません。

特にインターンシップが本選考に影響する度合いは年々高まっているため、既に選考は始まっていると考え、身なりにもしっかりと気を配りましょう。金や赤のような派手な髪色は避けるのが無難です。

インターンシップは何社受けたらいい?

特に行くべき社数は決まっていません。自分のスケジュールと相談しながら、参加するインターンシップを選びましょう。

1社だけでは比較検討ができないため、目安として10社ほど参加してみるとかなり企業ごとの違いが見えてきます。参加できそうであれば、数多く応募してみましょう。

長期インターンシップは3社、1day/短期インターンシップは7社といったように設定するなど、無理のない範囲で興味のある企業のインターンシップに参加してみてください。

まとめ

以上、インターンシップの目的やスケジュールについて解説しました。

インターンシップの開催が活発化するのは大学3年生の夏頃からですが、なかには1・2年生の頃から参加できるものもあります。

参加が早ければ早いほど将来のことを考える時間を確保できるので、時間に余裕のある1・2年生の頃から積極的に参加することをおすすめします。

まだ志望業界・企業が決まってない場合は、オファー型就活サイトを利用してインターンシップを探す方法もあります。

「志望業界・企業が決まっていない自分にはまだ早い」などと考えず、本格的な就活解禁に向けて早めの準備に取りかかりましょう。

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就活で誰しもが経験する「面接」。得意な人もいれば、数をこなしてもなお緊張してしまう人もいるでしょう。
自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたことは、面接前には用意しておくべき3大質問ですが、その他にどんなことを聞かれるのか。
本記事では、就活を経験した先輩学生が聞かれて困った「人間関係」「将来の夢」への答え方や押さえるべきポイントをご紹介します。

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「人間関係」を聞く質問の意図とは?

―人事担当者の評価ポイント―
「他者との関わり方から見る価値観」「人間関係の構築の仕方」を見ている

企業は多種多様な価値観を持った人間の集合体です。
入社後、あなたがどのように他者と関わり合い仕事を進めていくのか、たとえ苦手な方がいたとしてもどう対処しながら関わっていくのかを知ることは、あなたがその会社に適応するかどうかを判断するうえで非常に重要な指針となります。
決して、友人の多い少ないを知るための質問ではなく、あなたの価値観や人柄への理解を深める質問だと捉え、ポイントを押さえながら答えられるようにしましょう。

「人間関係」を答えるときのポイント

  • 友人の数はアピールしない。対人関係で大事にしていることを伝える
  • 否定的な回答をしない
  • 過去の事例をもとに、あなたの考える人間関係や信頼関係の築き方を伝える

(1)友人の数はアピールしない。対人関係で大事にしていることを伝える
人事担当者が知りたいことは、SNS上であなたが500人以上の友達がいることやフォロワーがいることではありません。入社後あなたが社内外の人とどのように関係を築いていくのかを知りたがっています。

例文:人間関係の上で大切にしていることは「礼節を重んじる」ことです。
家族であれ、仲の良い友人であれ、自分とは異なる考え方を持った人間です。であるからこそ、常に感謝の念や相手を尊重することを忘れないように心掛けています。
そうすることで、結果として互いを思いやる気持ちや信頼関係が築くことができると考えています。

(2)否定的回答をしない
あなたは一人で生きているわけではありません。今までの人生の中家族や友人など周りの人の助けがあって今があることをきちんと認識することが大切です。

例文:交友関係は広いタイプではありませんが、互いに信頼し合う友人が複数名います。
仕事の上でも社内外の方と信頼関係を築くことは、互いに仕事を任せ、任せられる上で必要不可欠です。そのためにも常に真摯に向き合い、互いを尊重する姿勢は大切にしていきたいと考えます。

(3)過去の事例もとに、あなたの考える人間関係や信頼関係の築き方を伝える
誰にでも話せるような抽象的な話にならないよう、過去の経験を踏まえた上であなたが考える人間関係や信頼関係の築き方を述べるようにしましょう。深堀りされてもきちんと答えられるよう、事前に用意することは必要不可欠です。

例文:交友関係は決して広いタイプではありませんが、心から信頼し合える友人がいます。かつては自分の弱みを人に見せることに抵抗を感じ、結果として人と深い人間関係を築けない自分がいました。友人はその点に関し指摘をしてくれた1人でもあります。当初は「なぜそんなことを指摘されなければならないんだ!」と反感を持ったことは否めませんが、「弱さを見せること」「頼ること」は、人との信頼関係を築く上で必要不可欠であると学びました。社会においても自分の強みや弱さを他者と補完し合えるような信頼関係を築き、互いに成長できるようにしていきたいと考えています。

「将来」に関する質問の答え方

聞かれそうな質問なのにも関らず、多くの就活生が実際に聞かれて困るという「将来像」についての質問。
「キャリアビジョンを教えてください」「10年後の自分の姿について教えてください」「あなたのライフプランを教えてください」など聞かれ方は違えど、企業担当者の多くは学生が将来についてどう考えているのか強い興味を持っているようです。

「将来像」を聞く質問の意図とは?

―人事担当者の評価ポイント―
「企業への理解度」「企業との相性」「ライフプランから見る人柄」を見ている

企業としては、採用したからには長期的に働いて活躍してもらいたい。
そのためには学生が求める将来の姿とその企業で学生に期待していることが一致している、ないしは学生が求める将来像がその企業で実現可能か否か判断する必要があります。

決してあなたのプライベートライフを解き明かすための個人的な興味ではなく、企業と学生の方向性の一致を確かめる質問だと捉え、ポイントを押さえながら回答できるようにしましょう。

「将来像」を答えるときのポイント



    • 長期的に働くビジョンを持っていることを伝える

    • 企業の特性や事業内容と自身の将来を関連付けて具体的に伝える


    (1)長期的に働くビジョンを持っていることを伝える
    上述で述べた通り、企業としては長期的に活躍してもらいたいと考えています。社内に色々な事業や仕事がある中で、どんな経験をしてどんなポジションにつき、社会の変化とどう向き合って成長していきたいのか伝えられるとよいでしょう。


例文:実務で経験を積み、より実践的なセキュリティーエンジニアとしてのスキルを得ていきたいと考えています。「最高のカスタマーエクスペリエンスの提供」という御社の経営理念にもあるように、社員一人一人が顧客の様々な要件、要望、状況に対応できるよう、御社の場合「基礎能力の向上」を目的としたジョブローテーションが数年ごとに行われると聞いています。

大学3年生の前期に情報処理技術者の資格を取得しましたが、常に学び、全ての経験を糧に顧客満足へと活かせるように取り組んでいきたいと考えています。

(2)企業の特性や事業内容と自身の将来を関連付けて具体的に伝える
特に大企業や名前の知れている企業の場合、「ネームバリュー」だけで応募しているのではないということを確認するためにこういった質問を行うことがあります。

例文:循環型社会への知見を更に深め、御社のCSR活動に携わっていきたいと考えています。学生時代、NPOの環境保護団体に属し、使用済みプラスチックの再生事業や海洋汚染問題に多くの方々や企業の支援を得ることで取り組んできました。その経験を通じて、消費者の購買行動と環境問題意識の関係性に強く興味を持っています。

様々な企業がサステイナブルな商品開発に力をいれていますが、その中でも常にいち早く環境問題に取り組み、廃プラスチックの活用など先進的且つデザイン性・機能性の高い商品提供を行う御社では、全ての部門が「サステイナビリティ」を意識して事業に取り組んでいると聞いています。
それぞれの部門がどう環境問題に取り組み、そして消費者の購買欲求を満たしていくのか、様々な部門での経験を通じて学んでいきたいと考えています。

まとめ

どうでしょうか。よく聞かれる三大質問「自己PR」「志望理由」「学生時代に力をいれたこと」は皆が事前に用意してくるが故に、なかなか他学生と差を付けづらいともいいます。
だからこそ、その他の質問でいかにあなたらしさを出すかが重要となってきます。

OfferBoxには他己分析機能「360度診断」があったり、プロフィール内には「あなたの将来の姿」を入力できる箇所があります。これらを活用することでより回答に具体性を持たせることが可能となるでしょう。
質問に対する人事担当者の「意図」や「ポイント」を捉えた上で、あなたらしさをアピールできるように事前準備をすすめましょう!

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25卒より採用直結型インターンシップが公認になりましたが、従来と具体的にどこが変わったのかよく分からない人は多いのではないでしょうか。目的を明確にしてインターンシップに参加するためにも、まずは変更点を正しく理解することが大切です。

本記事では、採用直結型インターンシップの特徴と参加するメリットをご紹介します。参加の注意点も合わせて見ていくので、これからインターンシップに参加予定の人はぜひ参考にしてください。

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インターンシップとは?

インターンシップは、学生が在学中に自らの専攻・将来のキャリアに関連する仕事を体験する制度です。実施期間によって、「1day」「短期」「長期」の3種類に大きく分けられており、期間が短いものほど会社説明会の側面が強く、長いものほど就業体験がプログラムに含まれている傾向があります。

インターンシップは学生と企業双方にメリットがあります。学生は仕事内容への理解を深めることができ、企業は実践的な人材の育成や自社の魅力発信に繋げることができます。

インターンシップの種類や開催時期についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

以前は採用目的のインターンを政府は禁止していた

採用直結型インターンシップとは、採用を目的としている、もしくは実施期間中に採用が決まるインターンシップのことを言います。実践的な人材の育成や自社の魅力発信以上に、優秀な人材の早期確保に重点が置かれています。

インターンシップは長らく明確なガイドラインが存在していませんでしたが、2019年に禁止要請の方針が固まり、2021年卒からルールが適用されるようになりました。就職活動の長期化や早期化、学生の混乱を防ぐことが主な目的でした。

ただし、このルールはあくまで「禁止要請」で法的な拘束力はありませんでした。問題の根本的な解決にはならなかったため、引き続きインターンシップのあり方について議論されることとなりました。

25卒から採用直結型インターンシップが公認に

禁止要請には法的な拘束力がなかったため、採用選考にインターンシップを組み込んでいる企業は変わらず多く、就職活動の長期化や早期化の解決には至りませんでした。

その結果打ち出されたのが、「企業がインターンシップで得た学生の情報を、一定の条件を満たすことで採用選考に利用できる」という方針です。インターンシップが採用選考に組み込まれている実態に経団連が合わせる形で、採用直結型インターンシップが公認になりました。

採用直結型インターンシップを無理に禁止するのではなく、明確なガイドラインを設けて、学生が混乱しないよう経団連主導でうまくコントロールするのが狙いだと考えられます。

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産学が合意した採用直結型インターンシップとは

学生のキャリア形成支援活動は4類型に分類されており、そのうち以下の2つがが採用直結型インターンシップにあたります。特に「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」が多くの人に関係するため、特徴を理解しておきましょう。

【汎用的能力・専門活用型インターンシップの主な特徴】

  • 企業単独、もしくは大学が企業や地方自治体などと連携して実施
  • 汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上
  • 学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間に実施
  • 参加期間の半分を超える日数において必ず就業体験を実施
  • 就業体験では職場社員から直接指導を受けられ、インターンシップ終了後にはフィードバックがもらえる

【高度専門型インターンシップの主な特徴】

  • 大学院の修士・博士課程学生が対象
  • 自然科学分野の博士課程学生を対象にしたジョブ型研究インターンシップと、高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップがある
  • ジョブ型研究インターンシップは2ヶ月以上、修士課程学生向けインターンシップは2週間以上
  • 有給での就業体験を必ず実施

内定直結するインターンシップはあるのか

企業や業界によっては、内定に直結するインターンシップは開催されています。
上記の制度変更はあくまで「産学の見解・方針が変わった」だけであり、企業に従う義務はありません。企業への拘束力は弱いため、過去からも含め、インターンシップを採用に活用したり実施期間中に内定を出したりする企業は存在します。

特に、経団連に加盟していない外資系企業やIT企業、ベンチャー企業などはその傾向が強く見られます。

また、制度変更により、事実上すべての企業が早期に採用活動を始められるようになりました。そのため、今後は内定直結するインターンシップもますます増えていくと予想されます。

内定が出る採用直結型インターンシップの特徴

ここでは、インターンシップの期間中に内定を出すことを想定している、採用直結型インターンシップの特徴をお伝えします。
採用直結型インターンシップには以下のような特徴があります。従来のインターンシップとの違いを押さえておきましょう。

事前選考があるケースが多い

採用直結型インターンシップの実施にあたっては、事前選考をする企業がほとんどです。職務への適応力が高い学生を見極めるため、多くの企業が本選考に似たような選考をしています。

事前選考は従来のインターンシップでも一部見られましたが、採用直結型の場合は、選考ステップが多い傾向にあります。

なかには書類選考と面接だけに留まらず、適性検査や複数回の面接を取り入れている企業も少なくありません。「採用直結」「内定が出る」という言葉に惹かれて応募しても、事前選考の準備ができていないと、参加権利を得られないことも多いです。

インターンシップ期間は長め

採用直結型インターンシップは実施期間中に内定を出すことを目的としているため、従来のインターンシップより期間が長めです。

会社説明会の側面が強い期間の短いインターンシップも多く存在しますが、採用直結型の場合はしっかり職業体験ができるものが多いです。時間をかけて実際の業務を体験するため、入社した際のイメージがしやすくなるでしょう。

プログラム内容は実際の業務と近い

インターンシップ中に内定を出すかを判断するからこそ、プログラム内容は実際の業務に近くなります。実際の業務を通し、企業は学生の適性や能力、採用した場合のメリットなどを見極めます。

例えば汎用的能力・専門活用型インターンシップでは、「参加期間の半分を超える日数において必ず就業体験を実施」と定められており、業界や職種に関係なく必ず就業体験ができます。

テレワークが常態化している場合は、テレワークでの就業体験もでき、実際に入社した時と同じような働き方を経験できます。

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採用直結型インターンシップに参加するメリット

経団連が指定する採用直結型インターンシップには、インターンが選考の評価に繋がるだけではなく、他にもさまざまなメリットがあります。例えば、下記のようなメリットが考えられます。

  • 必ず就業体験できる
  • 学業と両立しやすい(学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間に実施)
  • 終了後に職場の社員からフィードバックをもらえる
  • 内定に繋がる可能性がある

特に大きなメリットは「必ず就業体験できる」ことです。自分の興味のある業界や企業の業務を体験しておけば、たとえ内定に繋がらなかったとしても、今後の就職活動に経験を活かせます。

採用直結型インターンシップを活用するポイント

何となく参加したのでは、採用直結型インターンシップの意義を最大限には見出せません。経験をうまく就職活動に活かすためにも、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 事前に業界・企業研究を行う
  • 事前に参加目的を明確にしておく
  • 積極的に質問をする

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

事前に業界・企業研究を行う

予備知識があるのとないのとでは、インターンシップで学ぶ内容への理解度が大きく変わってきます。事前に業界・企業研究を入念に行い、必要な知識を備えておきましょう。

例えば、業界や企業の役割を知っていれば、インターンシップで取り組む仕事の必要性や背景を想像できます。仕事の意味を理解しているとパフォーマンスも発揮しやすくなるので、情報をしっかりと収集してからインターンシップに臨みましょう。

業界・企業研究のポイントは、関連業界と競合他社も含めて考えることです。参加企業の情報だけでは特徴と強みを理解しづらいため、広い視点で比較検討しましょう。

業界研究、企業研究のやり方については、こちらのコラムも参考にしてみてください。

事前に参加目的を明確にしておく

事前選考の段階から、企業は学生の目的意識と仕事に対する意欲を重視しています。受け身ではなく主体的に参加していると評価してもらうため、事前にインターンシップの参加目的を明確にしておきましょう。

インターンシップに参加した学生の中で、特に多いのは次のような目的です。

  • どの業界・職種を志望するか明確にするため
  • 視野を広げるため
  • 自分が何をやりたいか見つけるため
  • 特定の企業のことをよく知るため
  • 就職活動に有利だと考えているため
  • 仕事に対する自分の適性を知るため

インターンシップの参加目的がまだ不明確な人は、上記を参考にして明確にしましょう。
より詳しい情報は、こちらもコラムも参考にしてみてください。

積極的に質問をする

仕事を進めるうえでは、分からないことがあれば質問をするのが大切です。インターンシップ参加中も、理解不足な点や疑問に感じる点があれば積極的に質問しましょう。

質問は自分の理解を深める以外に、コミュニケーション能力や生産性の高さをアピールできるメリットがあります。自分が持つ能力のアピールに繋げるためにも、分からないことを分からないままにせず、きちんと質問してください。

事業や仕事内容の質問はもちろん、職場環境や社員のキャリアに関する質問も効果的です。企業のホームページだけでは得られないリアルな情報を集めて就職活動に活かしましょう。

質問すべきことが思いつかない場合は、こちらのコラムも参考にしてみてください。

採用直結型インターンシップに参加する場合の注意点

企業からの評価を意識するあまり、自分が企業を知るという観点を疎かにしないように注意してください。

内定に繋がる可能性があるとはいえ、採用直結型インターンシップに参加するのは、企業や仕事内容への理解を深めるのが重要な目的です。本来のインターンシップの目的をおざなりにした過度なアピールは、悪目立ちするリスクがあります。企業からの評価ばかりに気を取られないようにしましょう。

「企業を知りたい」という姿勢で業務に取り組み、積極的に質問をすれば、無理に意識しなくても自然とアピールになります。

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まとめ

経団連が指定する採用直結型インターンシップには、「必ず就業体験できる」「内定に繋がる可能性がある」などの参加メリットがあります。入念な業界・企業研究と、参加目的を明確にすることを心がけながら事前準備を進め、ぜひ参加してみましょう。

採用直結型インターンシップを探す際は、新卒オファー型就活サイトのOfferBoxを活用するのがおすすめです。OfferBoxでは自分から探さなくても、企業が自分のプロフィールを見てオファーをしてくれます。

自分の参加目的に合うインターンシップを見つけるためにも、ぜひOfferBoxを活用してみてください。

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就職活動をする中で、ほとんどの学生が集団面接に一度は参加することになります。

集団面接(グループ面接)は個人面接と異なり、「人前で発表しているような感じで緊張する。」「他の就活生の回答が気になって集中できない」などの不安要素がありますよね。参加前に不安になっている人も多いのではないでしょうか

本記事では、集団面接の流れやマナー、質問例を紹介します。企業が集団面接を行う目的を押さえた上で、集団面接の対策方法についても説明します。

この記事を読めば、「集団面接でのアピール方法を理解しておらず、見当違いなことを言ってしまった」「集団面接のマナーを知らないで、面接の流れを止めてしまった。」といった失敗を避けることができるでしょう。

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集団面接(グループ面接)と他の選考形式の違い

まずは、集団面接と、その他の選考形式の違いについて確認しながら、集団面接の特徴を
理解しましょう。

就職活動で一般的な選考形式は、以下の3つです。

  • 集団面接(グループ面接)
  • 個人面接
  • グループディスカッション

それぞれの違いについて説明します。

集団面接と個人面接の違い

集団面接は一次面接で用いられることが多い手法です。そのため、質問内容は自己紹介や自己PRといった基本的なものがほとんどです。集団面接だからといって、特別な質問の回答の準備は必要ありません。

「初めて会う学生が、どんな人物なのか?」を知ることが目的ですので、採用担当が見るポイントも個人面接とほとんど同じです。

上記の前提に立ったうえで、集団面接と個人面接の違いについて紹介します。

一人当たりのアピール時間が少ない

質問内容や見られるポイントに大きな違いはありませんが、一人当たりのアピール時間は個人面接よりも少なくなります。

例えば面接時間が60分で受験者が5人だった場合、一人当たりのアピール時間は約12分。面接官が話している時間を差し引けば、アピール時間が10分を切るケースも考えられます。

面接時間と受験者の数は企業によって異なりますが、いずれにしても集団面接は一人当たりのアピール時間が少ないため、個人面接のとき以上に簡潔な回答を心がけなければなりません。

深堀りされづらい

一人にかけられる時間が限られている影響で、話の内容も深掘りされづらい傾向にあります。そのため、自分だけあまり深掘りされなかったからといって、「不合格なのではないか」と不安になる必要はありません。

一次面接や二次面接といった選考の序盤で実施されることが多い集団面接は、「次の個別面接でその学生の話をしっかり聞きたいかどうか」が評価のポイントです。じっくりと考えてきた内容をすべて話すことよりも、限られた時間の中で印象に残る話をすることが大切です。

他の学生と相対評価されやすい

個人面接とは異なり、他の学生と比較しながら評価されるのが集団面接の特徴です。受け答えの内容はもちろん、面接時のマナーや人柄、入社への熱意、将来性など、さまざまな要素が相対評価されやすくなります。

なかでも注意すべきなのは面接時のマナーです。他の学生が話している間にぼーっとしていたり、暗い表情で受け答えをしていたりすると悪目立ちしてしまいます。

集団面接では個人面接以上に細かな点が目立ちやすくなるため、面接時のマナーには特に注意しましょう。

集団面接とグループディスカッションの違い

集団面接とグループディスカッションの1番の違いは目的です。

集団面接は、「一つひとつの質問を介して、学生が自分を、企業にアピールすること」が目的です。

対して、グループディスカッションは「与えられた議題に沿って、グループで論議し、結論を出す」ことが目的です。

グループディスカッションは「問題解決力」や「提案力」「積極性」など、より実務的な部分にポイントを置いた選考です。

一方、集団面接は、「傾聴姿勢」や「状況を把握する」などの人格的な部分にポイントが置かれます。

グループディスカッションでは、他メンバーとのコミュニケーションが欠かせませんが、基本的に集団面接の中で、他の就活生と会話をすることはありません。

グループディスカッションについて詳細に知りたい場合は、こちらも参考にしてしてみてください。

グループディスカッションの裏側を徹底公開!通過率や評価軸、お題も紹介

ここまでで、集団面接はグループディスカッションとは完全に別物であることは理解いただけたと思います。

同時に、集団面接と個人面接は、質問内容などは似ていることもお伝えしました。
次に、「なぜ企業は集団面接という形式で採用選考をするのか?」という企業側の理由についてお伝えします。
 

企業が集団面接(グループ面接)を行う理由

集団面接は、企業側にとっては「一度にたくさんの学生の面接ができる」というメリットがあります。一方で「一人ひとりの学生と深く話をすることはできない」というデメリットもあります。

どんな企業が、集団面接を行っているのでしょうか?

大手企業の集団面接は「足切り」が目的?

応募人数がかなり多い大手企業の場合は、いわゆる「足切り」として、集団面接をしていることがあります。

1次選考のSPIなどの試験では、一定のボーダーラインを越えた全員が通過します。

通過した学生全員を個人面接するとなると、採用担当者にかなりの労力が必要になるため、人数を絞り込むために、一度にたくさんの学生を効率的に面接できる集団面接が行われるのです。

少人数への会社説明を兼ねて、集団面接をしているケースも

一方で、企業についてより詳しく知ってもらうために、集団面接をしている会社もあります。

一般的に会社説明会は、大人数に対して一方的に説明をするため、学生からの細かい質問に答えづらいことがあります。

「個人面接まではできないけれど、できるだけ学生にしっかりと自社のことを伝えたい」という場合、集団面接の形で会社説明を行うケースもあります。

その場合は、面接の前に会社説明の時間を設けたり、最後の質疑応答の時間を長くとったりする企業が多いです。

集団面接(グループ面接)の流れ

集団面接(グループ面接)の流れ

集団面接は以下のような流れで進行していきます。

  1. 受付
  2. 待機
  3. 入室
  4. 面接
  5. 逆質問
  6. 退室

基本的に個人面接と大きな違いはありませんが、入退出の方法など、一部集団面接ならではのマナーがあります。集団面接ならではのマナーをきちんと理解しておきましょう。

他の学生と一緒に受ける集団面接では、周りの人が落ち着いて面接に臨めるように細かい気配りをすることが大切です。

集団面接(グループ面接)のマナー

続いて、集団面接のなかでも気になる人が多い、以下の3つのシーンのマナーを解説します。

  • 入退室のマナー
  • 他の学生の質疑応答時のマナー
  • オンライン集団面接のマナー

入退室など、個人面接とは流れが異なる部分もありますので、就職活動におけるマナーを押さえておきましょう。

入退室のマナー

入退出の方法が個人面接との大きな違いです。グループの先頭、2番目以降、最後尾それぞれの入退出マナーを確認しておきましょう。

入室時のマナー

入室する際は、グループの先頭、2番目以降、最後尾によって、マナーが異なります。

【先頭での入室マナー】
ドアを3回ノックし、中から「お入りください」などの返答があったら、ドアを開けましょう。「失礼します」と挨拶してから一礼し、入室しましょう。

【2番目以降の入室マナー】
開いているドアにそのまま続いて入るのではなく、ドアのところで立ち止まりましょう。「失礼します」と挨拶してから一礼し、入室しましょう。

【最後尾の入室マナー】
最後尾の場合は、前の人に続いて入室し、ドアを静かに閉めてから、「失礼します」と挨拶してから一礼するのがスムーズです。

最後尾以外の人は、入室後も椅子の前で立って待ちましょう。全員が揃って、面接官から「お座りください」と席を勧められたら、着席しましょう。

退室時のマナー

退室の際は、入室とは逆の順番で、ドアに近い学生から退室します。

基本的な流れは、入室の時と同じです。ドアで立ち止まり「ありがとうございました。失礼します。」と挨拶と一礼をしましょう。

他の学生の質疑応答中のマナー

集団面接では、面接官からの1つの質問に対し、学生が順番に回答していきます。

自分以外の学生が回答している時だからといって、全く話を聞いていないと「協調性がない」という風に思われてしまう可能性もあります。特に、面接官が複数人いる場合、質問をした面接官以外は、学生全体の様子を見ていることもあります。

頭の中で質問の回答の大枠がまとまったら、きちんと他の学生の回答に耳を傾けるようにしましょう。

まれに「この方の意見に対して、あなたはどう思いますか?」と、他の学生の回答に対する意見を急に聞かれることもあります。他の学生の回答を聞くことは、良い経験にもなりますので、流さずにしっかり聞きましょう。

オンライン集団面接のマナー

基本的な流れは対面式の集団面接と変わりませんが、いくつかオンラインならではの注意点があります。直接会わないオンラインだからといって気を抜かず、対面式と同じような心構えで面接に臨みましょう。

  • Web面接ツールの使い方を事前に把握する
  • オンラインであっても入室時はきちんと笑顔で挨拶
  • 他の参加者が話すときはマイクをオフにする
  • 反応が伝わりやすいよう表情や動きを大きくする
  • 1回の発言を長くしすぎない
  • 「服装自由」の場合でもカジュアルすぎる服装は避ける

集団面接(グループ面接)でよく聞かれる質問

集団面接で見られるポイントを理解いただけたかと思います。
次に、集団面接でよく聞かれる質問をご紹介します。

集団面接の質問①:自己紹介

集団面接の自己紹介では、個人面接よりも具体的な項目を、企業側から指定されることが多いです。特に指定がない場合は、下記のようなことを話す就活生が多いです。

  • 名前
  • 出身大学・学部名
  • 学生時代に打ち込んだことの簡単な紹介
  • 特技・趣味

簡潔な自己紹介に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
面接で合格を勝ち取る!効果的な1分自己紹介とは

集団面接の質問②:自己PR

集団面接の自己PRは、面接官が一度に何人もの就活生の自己PRを聞くため、伝え方がよくないと没個性的に聞こえてしまうことがあります。

短い時間で印象的な自己PRにする方法として、自分の強みをありきたりな言葉ではなく、キャッチフレーズで表すことをおすすめします。

例えば、「協調性がある」よりも「どんなタイプの人とでも、初対面ですぐに盛り上がれる人間です」の方が、印象に残りますし、人柄も伝わりますよね。

そもそもどんな自己PRをしようか悩まれている場合は、こちらの記事もご覧ください。
就活の自己PRに悩んだら

集団面接の質問③:学生時代に頑張ったこと

学生時代に打ち込んだことは、その学生の人柄や大切にしていること、物事への取り組み方を知るために質問されます。

自己紹介と同様に、簡潔にわかりやすく伝えられるように準備しておきましょう。

何をアピールするか考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」の就活面接・ESでの回答方法

集団面接の頻出質問④:志望動機

1次面接で深く聞かれることは少ないですが、自分なりの意見を持って挑みましょう。

志望動機を伝えるためには、企業についてきちんと調べておく必要があります。事前に企業HPなどの基本的な情報はチェックしておきましょう。

ありきたりな志望動機にならないためには、「どうして自分がそこに魅力を感じているか」を言葉にすることがポイントです。

こちらの記事を参考に考えてみてください。
例文不要!ホンネの志望動機の作り方

集団面接の頻出質問⑤:質疑応答

前項目で、企業が集団面接をする目的の1つに「会社説明を兼ねている」とお伝えしました。

企業としては、自社について知って欲しいと同時に、意欲の高い学生を見極めたいという気持ちもあります。

「何か質問ありますか?」と聞かれて、質問を準備しておらず、何も聞けなかった場合、意欲が低い学生と思われてしまうかもしれません。
企業について調べる際には、逆質問の準備もしておきましょう。こちらの記事もヒントにしてみてください。

【逆質問例文集】面接官ごとのポイントやNG質問も紹介

集団面接の頻出質問⑥:他社の選考状況

主に集団面接の終盤で「他社の選考状況はどうですか?」と聞かれることがあります。

質問の意図としては、「今後の選考のスケジュールを組む際の参考にする」「どんな企業を受けているか知ることで、就活の軸や、志望の一貫性を知りたい」といったものですが、突然聞かれるとびっくりしてしまうこともあるでしょう。

他社の選考状況について聞かれたときの回答方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

就活面接で「他社の選考状況は?」と聞かれた時の企業の意図は?

集団面接(グループ面接)のコツ

集団面接と個人面接は、質問内容などは似ていると前述しましたが、個人面接と同様、面接官が最も見ているのは、その就活生の質問に対する受け答えです。

具体的な質問内容は後述しますが、集団面接だからといって、基本的な面接対策を疎かにしてはいけません。集団面接で受かる人と落ちる人の1番の分岐点は、事前の面接準備です。しっかりと取り組みましょう。

  • 簡潔に話す
  • 適切に質問に回答する
  • 集団の中での立ち振る舞いを意識する

集団面接のコツ①:簡潔に話す

集団面接の1つ目のコツは、「簡潔に話す力」です。

集団面接では、面接官の1つの質問に対して、グループのメンバーが順番に答えていく形が一般的です。

その際、自己アピールをしたいあまり、長い時間話しすぎてしまうと、協調性がなく、自己中心的な性格と捉えられてしまう可能性があります。

最も伝えたいことを、短い時間でもしっかりと伝えられるよう、要点を押さえて話すようにしましょう。

限られた時間の中で端的に自分の意見を伝えるPREP法はこちらの記事で紹介しています。

集団面接のコツ②:適切に質問に回答する

集団面接の2つ目のコツは、「適切に質問に回答する力」です。

グループ内の順番によっては、自分の発表が最後になるということも少なくありません。
面接官は、基本的に1度しか質問をしないため、他の学生が発表している最中も、「どんな質問がされ、何を答えるべきか」をしっかり認識しておく必要があります。

また他の就活生が、質問からずれた回答をしたり、想定よりも長い回答をする可能性もあります。

そんな時も、惑わされることなく、自分が伝えるべきことを適切に回答するようにしましょう。

集団面接のコツ③:集団の中での立ち振る舞いを意識する

これは面接官が見ようとするというより、自然と見えてしまうことになりますが、集団面接では、個人面接と違い、「一つの集団の中でどれだけ自己表現が出来ているか」「集団の中での協調性などのマナーが身についているか」という点において、明確に差が出ます。

企業側も人間ですので、そういった部分を見て、どうしても相対的に人物評価をする傾向があります。

かと言って、変に意識をしすぎて、表面的な立ち振る舞い方をすることで、かえって失敗をまねいてしまうケースもあります。

基本的なビジネスマナーは守りつつ、普段の自分らしさを発揮できるよう心がけましょう。

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集団面接(グループ面接)の注意点

集団面接では自分が発言しているときだけではなく、他の人が発言しているときも評価されています。以下に挙げる集団面接ならではのポイントに注意し、参加者の中で一人だけ悪目立ちしてしまわないような立ち振る舞いを心がけましょう。

  • 最低限の身だしなみを整える
  • 発言者に傾聴姿勢をとる

最低限の身だしなみを整える

第一印象で不快感を持たれないよう、最低限の身だしなみを整えてから本番に臨みましょう。個人面接や集団面接、オンライン面接など、いずれの方式でも身だしなみを整えることは重要です。

「好印象を与えるために少しでもオシャレをしたい」という気持ちもわかりますが、個性的なファッションでオリジナリティを出そうとするのは得策ではありません。悪印象を与えないためにも、オリジナリティはファッションではなく面接での受け答えで出すよう心がけましょう。

「服装自由」や「私服OK」などの指定がある場合でも、ビジネスカジュアルと呼ばれる襟付きの服を着用するのがおすすめです。

発言者に傾聴姿勢をとる

他の学生が話しているときも、しっかりと話を聞くよう心がけてください。自分の発言がまだだと質問にどう答えるかついつい考えてしまいますが、人の話を聞いていないことは面接官にすぐ伝わります。

特に、一人当たりの発言時間が少ない集団面接では、他の人が話している時間がほとんどです。自分の発言時間以外も当然のことながら評価対象になっているので、本番中は常に気を抜かないようにしましょう。

場合によっては、他の人の回答に対して意見を求められることもあります。

集団面接(グループ面接)に関するよくある質問

ここからは、集団面接でよくある質問を紹介します。それぞれの状況下でどのように立ち振る舞うべきなのかの一例も紹介します。

ただ、あくまでも一例であり、ここで紹介することが絶対の正解ではありませんので、予行演習を重ねて、自分だけの方法を見つけてみてくださいね。
 

回答が他の学生とかぶったら?

順番に回答していく場合に起こりがちなのが考えていたことを他の学生に言われてしまうことです。

しかし、回答がかぶったからといって、不必要に焦る必要はありません。

なぜなら、似たエピソードが出てくることは、企業にとって想定内だからです。
例えば、「学生生活の中で印象に残っていることはなんですか?」という質問に対し、ほとんどの回答は、授業・ゼミ・サークル・部活・留学・アルバイト・友人などに集約されます。

つまり、「学生生活で印象に残る出来事」の種類は意外と数少ないのです。このことから、集団面接で回答がかぶってしまうことは、もはや避けられないことだといえます。
 

集団面接の回答が他の学生とかぶったときの対応方法

「集団面接で回答がかぶること」の対策方法として、ネットや対策本では「複数回答を用意しておくこと」などがよく言われていますが、「絶対にこれを伝えたい」というエピソードがあるのであれば、内容がかぶっても伝えたほうが良いでしょう。

なぜなら、企業が1番知りたいのは「学生の物事への取り組み方や考え方」だからです。
先ほどの例でいうと、「学生生活で印象に残ったことはありますか?」という質問を通して、面接官は「その体験を通して学生自身が何を得たのか」を聞きたがっています。

つまり、例えば全く同じサッカーサークルの話をしていたとしても

  • パスの反復練習が試合で成果にあらわれたことが、印象に残った学生
  • チームワークを高めるために、サークル全体の参加率をあげたことが、印象に残った学生

この2人の学生は、同じことに対する価値観や取り組みが全く違いますし、企業の評価するポイントも異なります。

回答が重複しているからこそオリジナリティを出すチャンスであると捉え、自分の価値観をしっかりと伝えましょう。

面接官から急に話を振られたら?

これも、集団面接中によくあることの一つです。

他の学生が発言したあと「それについて、あなたはどう思いますか?」という問いかけをされることがあります。

意外なタイミングで突発的に来ることもあるので、しっかりと他の学生の発言も聞いておかなければなりません。

面接官から急に話を振られたときの対応方法

他の学生の質疑応答中のマナーを意識することでこうした突発的な質問にも対応ができます。

なお、傾聴姿勢を意識しすぎるあまり、不自然なほど相づちを打ってしまったりするのは逆効果です。「傾聴」という言葉を勘違いしてしまい、ひたすらに「うんうん」と頷き続けると悪目立ちしてしまいます。

自然にうなずく程度で大丈夫ですので、リラックスして耳を傾けましょう。

他の学生がすごく良いことを言っていたら?

他の学生が、自分の考えよりも良いこと言っているとき、「自分も合わせた方が良いのだろうか…」という考えになることがあるかと思います。

ただ、その場の空気に流されて無理に合わせてしまい、考えながら話そうとすると、緊張も相まって上手くまとまらなくなる可能性が高いです。

他の学生がすごく良いことを言っているときの対応方法

集団の中で、「場の空気を読む」ことは大切ですが、無理に周りに合わせてしまうことで失敗してしまうリスクもあるでしょう。

無理に同調せず、自分の意見を述べることが大切です。

他の人がとても良い発言をしたときでも、もし自分の中で意見がまとまっているのであれば、それを自分の考えとして発言するようにしましょう。

その際、相手の意見を受け止めたうえで、「自分はこう思っています」と伝えられれば、話の流れを理解した上で発言していることが伝わります。

集団面接の回答に正解はありません。意見が食い違うことを恐れずに、自分らしく発言しましょう。

まとめ:集団面接(グループ面接)でも回答の基本は同じ!

今回は、集団面接の目的と対策方法について紹介しました。

集団面接は「周りの学生と比べて良い評価をもらいたい」という気持ちが先行してしまいがちです。

他の学生と無意識に比較してしまうことや、グループの雰囲気に流されてしまうこともあるかもしれません。

しかし、この記事でお伝えしたように、集団面接で採用担当が知りたいのは、個人面接と基本的な部分は同じです。「他の学生を意識しすぎて本来の自分をアピールできなかった…。」ということにならないよう、しっかりと自己分析や企業研究を行い、自分の考えをもって挑みましょう。

「探究心は自己PRのテーマになる?」
「企業がどんな探究心を求めているのか知りたい」

探究心を自己PRでアピールしようと考えている人の中には、このような疑問を抱える人が多いのではないでしょうか。

自己PRのテーマとしてアピール可能な探究心ですが、伝え方によっては短所に捉えられる場合があります。自分のもつ強みを正しく知ってもらうために、まずはアピール方法と注意点を理解しましょう。

この記事では、探究心を自己PRで効果的にアピールする方法を解説します。自己PRの例や探究心を活かせる仕事の例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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「探究心」とは

探究心とは、「物事の本質を見極めようとする気持ち」を意味します。納得できる答えを得られるまで粘り強く調べたり、自分なりに理解しようと努力したりする能力です。

ただし、単に好奇心旺盛な性格な人が、就職活動で求められているわけではありません。探究心をもって積極的にアクションを起こす行動力や、集めた情報をうまく活用する分析力など、総合的な能力が就職活動では求められています。

「探究心」と「探求心」の違い

「探究心」の同音異義語に「探求心」がありますが、両者がもつ意味には若干の違いがあります。混同しないよう注意しましょう。

【探究と探求の意味】

  • 「探究」→物事の真の姿を探って見極めること
  • 「探求」→ある物事をあくまで探し求めようとすること

探究心には「物事を解明する」という意味合いがあるのに対し、探求心はあくまで「物事を探し求める気持ち」です。物事をとことん深掘りしていくのが探究心、物事を見つけること自体を目的にするのが探求心と理解しておけばよいでしょう。

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強い探究心が企業に重宝される理由

探究心を効果的にアピールするには、企業側の視点を正しく理解する必要があります。企業がどんな理由から探求心をもつ学生を重宝しているのかを知り、自己PR作成の参考にしましょう。

プロフェッショナル人材になれる素養がある

一つは、プロフェッショナル人材になれる素養があるためです。探究心の強い人は特定の分野を突き詰められる能力を備えていることから、企業に重宝されやすい傾向にあります。

特定の分野を突き詰めていけば、周りに負けない知識と経験の豊富さによって顧客からの信頼を得やすくなります。プロフェッショナル人材が1人いるだけで大きな戦力となるため、就職活動において重視されているのです。

納得がいくまで追究できるから

分からないからといって途中で投げ出さず、納得がいくまで追究できるのも探究心が企業に重宝される理由です。困難な課題に対しても、根気よく向き合って解決してくれる人材だと評価してもらえます。

特に新卒は、入社してからしばらくは分からないことの連続です。そうした困難にくじけず、目の前の仕事の真の姿を知るために、徹底的に調べられる能力を備えた学生が求められています。

好奇心旺盛であらゆることに興味・関心をもてる

あらゆる物事に興味・関心をもてる特徴も理由に挙げられます。探究心が高い人は好奇心旺盛なため、広い視野で物事を考えられる人材だと評価してもらえます。

視野が広いということは、物事を多面的に捉えられる能力が高く、成果につなげやすいということです。そうした人は、誰もが正しいと思い込んでいることに疑いを持ったり、誰も思いつかないアイデアを発案したりできます。

自主的に勉強できる

探求心の強い人は、知りたいことを知るために自主的に勉強できるのが長所です。自ら進んで知識を得ようとする人は仕事で成果を出しやすいため、企業に重宝される傾向にあります。

実務経験のない新卒の時点では、どの学生にもほとんど能力の差はありません。仕事を経験しながら意欲的に学び、成長していってくれることに期待しているため、企業は将来性の指標となる探究心に注目しているのです。

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要注意!短所に捉えられる探究心の特徴

さまざまな長所をもつ探究心ですが、伝え方によっては短所に捉えられる場合があります。短所に捉えられる探究心の特徴を知り、自己PRでそうしたネガティブな印象を与えないように注意しましょう。

考えすぎて行動できない

納得できる答えを追い求めようとしすぎるあまり、行動が遅れてしまうのが探究心の強い人の短所です。探究心で物事を深掘りすることは大切ですが、それが行動につながらずに成果を得られないケースがあります。

考えすぎる人は「仕事が遅い」「ストレスを抱え込みやすい」といった印象を持たれるため、自己PRで伝える際は注意が必要です。考えすぎずに最適な行動を取れる人物だと評価してもらえるよう、探究心を発揮した結果、取った行動もセットで書きましょう。

協調性がない

自分だけで課題を解決しようとして、協調性が欠けてしまいがちなのも探究心の強い人の短所です。周りを考えずに1人で探究心の強さを発揮しているエピソードは、協調性を重視する企業に敬遠される可能性があります。

そのため自己PRでは、周りと協力しつつ探究心を発揮したエピソードにするのがポイントです。自分1人だけでなく周りに好影響を及ぼしたエピソードであれば、強い探究心の中に協調性も備えていると評価してもらえるでしょう。

期限を守れない

探究心が強い人は、諦めのタイミングを見誤りやすいのが難点です。探究心が強すぎるあまり期限を守れないような人は、納期やルールの順守を徹底する企業に避けられる可能性があります。

そのため自己PRでは、あくまでも納期やルールの中で探究心を発揮したエピソードを伝えましょう。「期限までにそれ以上の成果を期待できないなら諦める」などと明確なラインを設けながら探究心を発揮できる人は、企業に好印象をもたれやすくなります。

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自己PRで探究心を効果的にアピールする3つのポイント

ここからは、自己PRで探究心を効果的にアピールする3つのポイントを紹介します。探究心を「考えすぎて行動できない」「協調性がない」などの短所に捉えられないよう、自己PRでは以下のポイントを心がけましょう。

①最後までやり抜く姿勢を強調する

探究心の強さだけを知らしめる自己PRではなく、最後までやり抜く姿勢を強調する自己PRにしましょう。諦めずに最後までやり抜ける人は、実際の業務でも成果を出しやすいと評価してもらえます。

ただし、最後までやり抜く姿勢を強調しすぎて、頑固な印象を与えないよう注意が必要です。先ほどもお伝えしたとおり、あくまでも納期やルールの中で、最大限の探究心を発揮できるとアピールすることが重要になります。

②エピソードに協調性を盛り込む

探究心の強さは、責任感の高さや粘り強さのアピールにつながる一方、時に周りが見えないと捉えられがちです。そうした短所を補うため、エピソードの中に協調性を発揮した経験を盛り込むよう意識しましょう。

例えば、探究心の強さが周りに好影響を及ぼした経験や、周りと協力して探究心を発揮した経験を伝えると、強みとする探究心が自己中心的なものでないと読み取れます。また、協調性を盛り込むことで、組織内での自分の役割や立ち位置をアピールできるのも利点です。

③根気強く取り組んだ期間をアピールする

探究心は物事をとことん深掘りしていく性質なため、取り組みの期間が長いほど、採用企業を驚かせられる確率が高くなります。これまでの人生の中で、なるべく長期間取り組んだケースを紹介しましょう。

具体的な例としては、大学のゼミでの研究や、難度の高い資格勉強などが挙げられます。数ヶ月、数年と継続して取り組んだケースであれば、たとえ思うような成果を得られていなかったとしてもプロセスを高く評価してもらえます。

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自己PRで探究心を効果的にアピールする文章構成

自己PRで探究心をアピールする際は、結論先行かつ具体的なエピソードを添えられる「PREP法」を用いましょう。PREP法とは、Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再び結論)の順で伝える文章構成です。

簡潔かつ論理的に自分の意見を伝える際に非常に有効な手段となるため、自己PRに限らず、ESと面接での回答は常にPREP法を意識しましょう。

【PREP法を用いた例文】

探究心の強さが私の長所です。(結論)

 

大学時代は建築関係のゼミに所属し、西洋の建造物のデザイン研究に力を入れました。(理由)

具体的には、~しました。(具体例)

このような経験から、物事を最後まで投げ出さずにやり遂げる探究心が強みだと自負しています。(再び結論)

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探究心をアピールした自己PRの例

効果的にアピールするポイントと文章構成を理解したところで、次は自己PRの例を5つ紹介します。探究心の強さを文章でうまく説明できずに悩んでいる人は、例文を参考にしながら自分ならではの自己PRを考えてみましょう。

①勉強

【例文】

私の強みは、探究心をもって自分なりに努力できるところです。

 

特にその強みを発揮できたのは、単位取得率20%程度の難しい授業で単位を取れたときです。難しさから回避する学生は少なくありませんでしたが、興味のある分野だったので私は挑戦することにしました。

小難しい内容を理解するために心がけたのが、書籍やインターネットを活用して自分で調べることです。人に聞いてばかりでは知識が身につきづらいと考え、分からないことがあればまずは自分で調べるようにしました。

噂通りテストは非常に難解なものでしたが、自分で調べるクセを付けた結果理解が深まり、無事に単位を取得できました。

仕事を進める際も最初から人に頼ってばかりではなく、まずは自分なりに考えたり、調べたりしたうえで人を頼りたいと思います。

【ポイント】
単位を取得するためにした工夫が明確です。仕事で困難な課題に直面した際も、強い探究心を活かして自分なりの工夫をし、解決策を導き出してくれそうな人物像をイメージできます。

②アルバイト

【例文】

強い探究心を活かし、質の高い仕事を実現できるのが私の強みです。

 

約2年経験している塾講師のアルバイトを通じ、この強みを身につけました。生徒に勉強を教える際に特に心がけたのは、マニュアルプラスαの授業をすることです。

マニュアルに従うことは重要ですが、それだけでは生徒が楽しく勉強できず、自分も仕事にやりがいを感じられませんでした。そこで、生徒の反応を見ながら楽しく学べる授業方法を模索し、評判の良い先生を参考にして自分なりのスタイルを確立していきました。

その結果、マニュアルに沿って教えるだけだったときより、生徒が意欲的に学ぼうとしてくれるようになった経験が強く印象に残っています。

この経験を活かし、貴社でもより良い方法を自分なりに模索しながら、マニュアルプラスαの仕事をしていきたいです。

【ポイント】
探究心から、自分で考えながら行動しているというエピソードがしっかりと書かれています。意気込みとして伝えている「マニュアルプラスαの仕事」が、例えばどんな仕事を指すのか説明できると、より魅力的な自己PRになるでしょう。

③ゼミ

【例文】

物事に粘り強く向き合える探究心が私の強みです。

 

大学のゼミでは「女性向け雑誌の変遷とトレンドの相関性」をテーマに研究したのですが、先行事例がほとんどないのが問題点でした。

そこで私はまずは雑誌を実際に読んでみることが重要だと思い、近隣の図書館をしらみつぶしに周り、保管されている雑誌から記事の内容や表紙のデザインなどを細かく確認しました。

さらに、正確な情報を得るため、出版社に依頼して取材させてもらう方法も組み合わせた結果、「これまでにないユニークな卒業論文だった」と教授に褒めていただきました。

このような経験から、事例がない物事にも好奇心をもって向き合い、新しいやり方を生み出せる探究心が私の強みだと考えています。

【ポイント】
先行事例のない研究に対し、どのような取り組みをしたのか具体的に述べられている例文です。教授からのコメントを加えることで、探究心の強さを客観的に裏付けられています。

④課外活動

【例文】

私には新しいことに果敢にチャレンジできる探究心があります。

 

その例の一つが、大学入学後に趣味として始めた1人キャンプです。私は元々インドア派でキャンプの経験はまったくなかったのですが、世間でブームになっている理由を知りたくて始めました。

道具選びやキャンプ場選び、テントの設営など、分からないことだらけで最初は苦労しましたが、親切なキャンパーたちの助けもあって今では中級者と言えるくらいまで成長できました。

この経験から、新しいことへのチャレンジは、知識の増加や視野の拡大につながると学びました。

入社後は探究心を活かして新しいことに果敢にチャレンジし、できる仕事の幅を広げていきたいと思います。

【ポイント】
探究心に加え、チャレンジ精神や行動力の高さも読み取れる例文です。キャンプ中に特に苦労したことや、他のキャンパーとの交流について、面接で詳しく説明できるように準備しておくとよいでしょう。

⑤インターンシップ

【例文】

私の強みは物事をとことん深堀りできる探究心です。

 

この強みを特に発揮したのは、Webサービスを企業相手に売り込む営業のインターンシップに参加したときです。経験の浅さをカバーするため、自分なりの工夫をしながら業務に取り組みました。

特に重視したのは、売り込みが失敗した後の分析です。うまく答えられなかった質問や、相手の反応が良くなかった会話内容は必ずノートにまとめ、同じ失敗を極力減らすよう心がけました。

次第にスムーズな受け答えができるようになり、3ヶ月の期間中に3つ成約を得るという目標を達成できました。

失敗をしないことは重要ですが、それ以上に大切なのは同じ失敗を繰り返さないことだと思います。入社後も探究心を活かして仕事の質を高め、「あの人に任せておけば安心」と周りに思われるような人物になりたいです。

【ポイント】
失敗をそのままにせず、自分の課題として受け止めて改善しようとする姿勢が好印象です。課題をクリアしたことで新しい課題が見つかった場合は、さらに突き詰めていこうとする姿勢をアピールしましょう。

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強い探究心を活かせる仕事の例

最後に、強い探究心を活かせる仕事を紹介します。強い探究心はどんな業界・企業でも活かせる能力ですが、その中でも特に活かしやすいのは以下の3つの仕事です。

強い探究心を活かせる仕事を軸に就職活動を進めていきたい人は、ぜひ志望先候補として検討してみてください。

①技術職

プログラマーやシステムエンジニアのような技術職は、高い論理的思考力と集中力が求められる仕事です。考えることが主な仕事となるため、好奇心旺盛で探究心の強い人が活躍しやすいでしょう。

特にイメージしやすいのは、課題に対して適切な策を講じる必要のある場面です。課題と向き合って根気強く解決策を模索したり、より効率的な方法を提案したりするために、強い探究心が求められます。

②コンサルタント

ITコンサルタントやキャリアコンサルタントなど、企業や個人の課題を見つけ出して改善する仕事でも強い探究心を活かせます。コンサルタントには常に最新情報をキャッチし、新しいことに取り組む姿勢が求められるため、好奇心旺盛な人ほど適性が高いでしょう。

また、顧客の抱える課題を正確に洗い出す分析力も欠かせません。キャリアコンサルタントを例に挙げると、相談に来た学生が何に悩み、どんな解決策が最も効果的なのかを粘り強く分析できる人ほど向いています。

③データアナリスト

データアナリストは、蓄積されたデータをもとに、自社や顧客の課題解決に努める仕事です。幅広い知識と細かな分析が求められるため、強い探究心をもってあらゆる角度からデータに向き合える人が向いています。

データアナリストには探究心のほか、確率論や統計学、機械学習などの数学の知識が必須です。数学科出身者や、数学を得意にしている人は志望先候補として考えてみましょう。

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「探究心」の自己PRが完成したらOfferBoxに登録しよう

探究心をアピールする自己PRが完成したら、ぜひOfferBoxに登録してみましょう。OfferBoxのプロフィールに完成した自己PRを載せておけば、探究心の強い学生を求める企業からオファーをもらえるチャンスがあります。

自己PRの文章と合わせて、写真を載せるのも非常に効果的です。ゼミで研究に励んでいる場面や、アルバイトに取り組んでいる場面など、探究心の強さを読み取れるような写真を載せて自己PRの説得力を高めましょう。

まとめ

今回は、強い探究心が企業に重宝される理由や、自己PRで探究心を効果的にアピールするポイントを紹介しました。

多くの長所がある探究心ですが、伝え方によっては「考えすぎて行動できない」「協調性がない」などの短所に捉えられるケースがあります。自己中心的な探究心だと勘違いされないために、最後までやり抜く姿勢や協調性をエピソードに盛り込むように心がけましょう。

強い探究心はどんな業界・企業でも活かしやすい長所です。今回紹介した仕事の例を参考に、ぜひ自分に合った仕事を探してみてください。

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AnalyzeU
就活の自己PRはこう書く!強みの見つけ方や評価される例文を紹介

「どうやって自分の強みをアピールすればいいか分からず行き詰まっている」
「自己PRのどこを評価されているか分からない」

といった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。就活は自分をどんどん売り込んでいくのが大切ですが、いきなり「自分の強みを自分でアピールしてください」と言われても難しいですよね。

また、アピールの仕方以前に、まだ自分の強みがよく分かっていない人や、なぜ企業が自己PRを求めてくるのか理解していない人もいるでしょう。

そこで今回は、「自己PRを考えるのが難しい…」と悩んでいる人のために、効果的なアピール方法や書き方を例文付きでご紹介します。自己PRは何も考えずにスラスラと仕上げられるものではないため、まずは基本的なアピール方法や書き方を学んでいきましょう。

OfferBoxは、就活生の約23万人(※1)に利用されているオファー型就活サービスです。プロフィールを登録するだけで企業からスカウトが届くため、オファーの内容から、自分の新しい強みや企業に刺さる自己PRを発見できることがあります。

累計登録企業数も21,089社以上(※2)と豊富なため、自己PRの書き方に悩んでいる学生はぜひ活用してみてください。

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(※1)OfferBox 2026年卒利用実績データより(2025年8月時点)
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年7月時点)

アピールポイントの探し方

自己PRを考えるとき、「自分には強みがないのでは」と悩む学生もいますが、適切な方法で過去の経験を振り返ることで誰でもアピールできるポイントを見つけられます。以下では、強みや魅力を発見するための3つの方法を紹介します。

①効率良く診断ツールを活用する
②エピソードから考える
③企業が求める人物像の特徴から考える

これらの方法を活用することで、漠然とした強みではなく就活で伝わるアピールポイントに変えるきっかけになります。

①効率良く診断ツールを活用する

自分の強みが分からずに悩んでいる場合には、まずは診断ツールを使ってみましょう。

たとえば、大手就活サイトでは性格診断や適性検査を無料で受けられます。質問に答えるだけで「協調性が高い」「計画性に優れている」といった強みが可視化されるため、自分の特徴を客観的に把握できます。

また、診断結果をそのまま使うのではなく、過去の行動や実体験と照らし合わせて「なぜその強みが自分に当てはまるのか」を整理すると、自己PRの説得力を高めることが可能です。

新卒オファー型就活サービス『OfferBox』の適性診断「AnalyzeU++」なら、累計100万人の診断結果に基づいて、自分のタイプを無料で診断してくれます。8つの動物タイプで社会での役割志向を判断し、28項目の診断結果から社会で活かせる自分の強みが把握できるため、自己PRでのアピールポイントを得るヒントになるでしょう。

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②エピソードから考える

「まったく自分の強みが思い浮かばない…」という人は、エピソードから考える方法がおすすめです。これまでの自分を振り返り、嬉しかった出来事や、苦労した出来事などをすべて書き出してみましょう。

一通りエピソードを書き出したら、その出来事を経験したときの自分の行動や感情、役割、自分の強みや弱みが、どのような影響を与えたのかなど、出来事の詳細を書き出してください。過去のエピソードを改めて分析することで、あらゆるエピソードに共通する自分の強みや、弱みが見つけやすくなり、自己PRのテーマ選びがスムーズになります。

エピソードがまったく思いつかなければ、家族や友人に話を聞いてみることで、客観的な視点から過去の自分を分析できるうえ、自分では思ってもみなかったアピール材料が見つかる可能性もあります。

過去のエピソードを分析した後は、自分の強みが共通して発揮されているようなエピソードをいくつかピックアップし、以下のような観点から内容を深堀りしていきましょう。

  • どのような課題があったのか
  • なぜそのような行動を取ったのか
  • 自分の行動がどのような結果につながったのか
  • なぜ頑張れたのか
  • 経験から何を学んだのか

上記のように過去のエピソードを深掘りしながら分析していくと、自分の人柄や価値観が見えてきます。自分がどのような行動パターンを取る人間なのか分かれば強みが明確になり、おのずと自己PRのテーマも絞られるはずです。

たとえば、あらゆるエピソードに共通して「自分で決めたことは、何があっても最後までやり抜く」という傾向があれば、「責任感の強さ」や「粘り強さ」があなたの強みとして、エピソードと合わせることで効果的にアピールできるでしょう。

③企業が求める人物像の特徴から考える

アピールポイントは、自分本位で決めるのではなく、志望企業が求める人物像に合わせて選ぶことが選考突破に効果的です。

たとえば、「主体性」を重視する企業に対しては、「自分で課題を見つけて取り組んだ経験」をベースに自己PRを構成すると選考突破しやすいでしょう。

よくある企業が求める人物像としては、以下のような要素が挙げられます。

<特に期待する資質>

  • 主体性
  • チームワーク・リーダーシップ・協調性
  • 実行力
  • 学び続ける力

<特に期待する能力>

  • 課題設定・解決能力
  • 論理的思考力
  • 創造力
  • 傾聴力
  • 発信力

<特に期待する知識>

  • 文系・理系の枠を超えた知識・教養
  • 専攻分野における基礎知識
  • 専攻分野における専門知識
  • 数理・データサイエンス・AI・ITに関する専門知識

上記を見て、あなたの強みと該当する要素やエピソードはありましたか?

自分の強みと企業が求める人物像を組み合わせることで、入社後に貢献できるイメージを具体的に伝えられ、採用担当者に響く自己アピールに仕上げられるでしょう。

出典:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果|一般社団法人 日本経済団体連合会

>>「OfferBox」で企業に刺さる自己PRを見つける

魅力的な自己PRにするためのポイント

自己PRは、自分の個性を企業に伝えるための重要なアピールの場です。以下では、自己PRをより魅力的にするための4つのポイントを紹介します。

  • 強みやアピールポイントは1つに絞る
  • エピソードには具体性を持たせる
  • 集団・対人間で起こったエピソードを取り上げる

採用担当者は日々、エントリーシート(ES)や面接で、さまざまな学生の自己PRを聞いています。そのため、単に自分の強みを述べるだけでなく、採用担当者の心に響くように工夫を凝らすことで、より高い評価が期待できるでしょう。

強みやアピールポイントは1つに絞る

自己PRでは、自信のある強みを一つに絞り込み、深く掘り下げてアピールしましょう。自己PRで複数の強みを並べると、一つひとつの強みがかすれて、かえって印象が薄くなる場合があります。

たとえば、「協調性もリーダーシップもあります」と複数のアピールポイントを羅列するよりも、「課題解決能力」や「チームをまとめる力」といった一つの強みに焦点を当てるほうが、採用担当者の印象に残りやすくなります。

評価されるのは、「強みの数」ではなく「強みの使い方」です。強みを絞って伝えることで、採用担当者の記憶に残りやすくなり、他の候補者との差別化にもつながるでしょう。

エピソードには具体性を持たせる

企業側は限られた情報量の中から応募者の印象を判断するため、自己PRは具体的な内容にして説得力を持たせましょう。

漠然と「努力しました」や「頑張りました」と表現しても、面接官にとってはイメージが湧きにくくなります。そのため、「何を」「どのように」「どれくらい」行ったのかを数値や行動で示すことが効果的です。

たとえば、「アルバイトで接客マニュアルを作成しました」よりも「アルバイトで接客マニュアルを作成し、新人の育成期間を1ヶ月短縮した」という表現のほうが、具体的な成果として伝わりやすくなります。

数字や改善の工夫を盛り込むことで信憑性が高まり、単なる自己評価ではなく事実に基づくアピールへと変わります。

集団・対人間で起こったエピソードを取り上げる

自己PRでは、個人で完結する努力よりも、チームや他者と関わるなかで発揮した力を語るほうが効果的です。なぜなら企業が知りたいのは「組織の一員として活躍できるかどうか」だからです。

たとえば、部活動でメンバーをまとめた経験やアルバイトで後輩に業務を教えた経験、ゼミ活動で役割を分担して研究を進めた経験などは、協働のなかで自分の強みを発揮したエピソードとして伝えられます。

単に「頑張った」と話すよりも、「仲間の意見を調整した」「効率的に進める工夫を提案した」と具体的に伝えることで、採用担当者は職場での行動をイメージしやすくなります。

また、集団のなかで成果を出せた経験を示すと、協調性やリーダーシップといった社会人に求められる資質を裏付けることにもつながるでしょう。

自己PRはPREP法で書くことで強みが伝わる

自己PRの構成に悩んでいる人は、PREP法を意識して書くのがおすすめです。「PREP」とは、「Point」「Reason」「Example」「Point」のそれぞれの頭文字を取ったもので、簡単に言うと結論を最初に持ってくる書き方のことです。詳しく解説していきます。

Point:結論

話の「要点」や「結論」を最初に伝えます。自己PRで言えば、「私の強みは〇〇です」の部分です。

ここではすべてを伝えようとするのではなく、簡潔に要点や結論だけを伝えるのが重要です。最初に結論を伝えることで、相手に話の内容を理解してもらいやすくなります。

また、説明の順番を明確にできるので、自分も文章を書きやすくなるメリットがあります。

Reason:エピソード

最初に伝えた結論の「理由」を伝えます。

ここでは、自己PRでアピールする強みを裏付けるエピソードが必要です。その強みを発揮した過去のエピソードを詳しく書きましょう。次の段階の「Example」とは明確な境界線がないので、「Reason」と「Example」がはっきり分かれていなくても問題ありません。

Example:具体性

「Reason」で伝えるエピソードにさらに説得力を持たせます。当時の自分の考えや感情、具体的な数字などを交えながら、より信憑性の高い自己PRに仕上げていきましょう。

家族や友人からの客観的な評価を例に挙げるのも効果的です。

Point:将来への展望

最後に、最初に伝えた要点や結論を改めて伝え、自己PRの内容を強く相手に印象づけます。入社への熱意が伝わるよう、入社後の抱負や将来のビジョンもあわせて伝えましょう。

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就活で企業が自己PRを求める意図

自己PRの内容を考える前に、まずはなぜ就活で企業が自己PRを求めるのか、その意図について理解しておきましょう。採用面接での企業からの質問には大きく分けて以下の3つの意図があります。

  • 自己理解ができているか知りたい
  • 自社の求める人物像と合致するか判断したい
  • 分かりやすく伝える力があるか知りたい

企業が自己PRを求める意図を理解しないままでは、効果的なアピール方法も評価ポイントも正しく把握できません。企業に評価される自己PRに仕上げるためにも、上記の3つを踏まえたうえで伝え方を考えていきましょう。

自己理解ができているか知りたい

1つ目の意図は、学生自身が自分を理解できているか知るためです。なかでも、仕事で活きる自分の強みを理解できているかを確かめています。

ここで注意すべきなのは、企業が知りたがっているのは主観的な強みではなく、誰から見てもそれがあなたの強みと言える「客観的な強み」であることです。

たとえば、あなた自身は「私は粘り強さに自信がある」と思っていても、周囲がそう評価していない場合や、粘り強さを裏付けるようなエピソードがない場合は、粘り強いという強みは主観的な評価にすぎません。

そうした具体的な根拠がない主観的な自己PRは強みにならないばかりか、「この学生は自己理解できていない」とマイナスの評価につながってしまいます。

このように自己PRでは客観性が重視されます。自分では強みだと思っていることが、周りからはそれほど評価されない場合もあります。

自己PRを作るときは「本当にそれが自分の強みだと言い切れるのか」と客観的な視点からも考えることが重要です。

自社の求める人物像と合致するか判断したい

2つ目の意図は、自社の求める人物像と合致するか判断するためです。企業は、自社の組織文化や事業内容に合った人材を求めています。そのため、自己PRの内容をもとに性格や価値観を見極め、入社後に実際に働いている姿をイメージして一致するかどうか判断しています。

たとえば「個人作業で高い集中力を発揮できる点が私の強みです」とアピールした場合、個人での作業が中心の企業や、成果主義の企業からは高い評価を得られるかもしれません。

しかし、チームワークを重視している企業だと、個人作業が得意な人材はあまり評価されないでしょう。

このように自社の雰囲気や求める人物像とかけ離れている人材は、採用しても大きな活躍を期待できません。そのため企業は自己PRで学生の人柄を知り、「自社の雰囲気に合いそうか」「強みを発揮できるか」を見極めています。

特に、社会経験の浅い学生がほとんどの新卒採用では、過去の実績よりも人柄や将来性が重視されています。それらを理解したうえで、自分の強みを一方的にアピールするだけではなく、企業のビジネスモデルや業務内容を踏まえて、将来性と結びつけて語ることが重要です。

分かりやすく伝える力があるか知りたい

3つ目の意図は、分かりやすく伝える力があるか知るためです。企業は以下のようなコミュニケーション能力が学生に備わっているか見極めています。

  • 自分の考えを言語化する“表現力”
  • 論理的に話を組み立てる“論理的思考能力”
  • 相手の考えや感情をくみ取る“共感力”

プレゼンテーションをするときには「表現力」、重要な意思決定の場では「論理的思考能力」、相手に寄り添った行動が求められる場面では「共感力」と、コミュニケーション能力は社会でのあらゆる場面で必要です。

社会に出てからは、多種多様な考えを持つ人達の異なる意見をすり合わせ、そのうえで自分のアイディアや意見の発信が求められます。

こうしたコミュニケーション能力を備えている学生はどのような環境でも活躍が期待できるため、企業は自己PRで「分かりやすく伝える力があるか」を見極めています。

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【エピソード別】自己PR例文3選を紹介​​

いざ自己PRを作成しようと思っても、そもそもどのような回答が面接で評価されるのかよく分からない人もいると思います。イメージを持たないままでは考えにくいため でしょうから、まずは例文を参考にしながら回答を考えてみましょう。

ここでは、以下の3つのエピソード別に、企業が求めている意図を踏まえたうえで、自己PRの例文を紹介します。例文は先ほど紹介した、PREP法で書かれているため、その点も参考にしてみましょう。

  • 部活動・サークル活動
  • 研究・勉強
  • アルバイト

エピソードのテーマに決まりはないので、これら以外のテーマにしても問題ありません。

他の例文については、こちらの記事を参考にしてください。

部活動・サークル活動

【例文】

私の強みは、フットサルサークルのマネージャー業で培った「問題解決能力」です。

大学ではフットサルサークルのマネージャーとして、県内の8つのフットサルチームが参加する年に一度のリーグ戦準優勝に貢献しました。

私のチームは毎年最下位になるような弱小チームでしたが、そこから脱却するため、最初に取り組んだのが自チームの課題分析です。過去の試合映像や練習の様子をもとに課題を洗い出した結果、個人の技術は高いが、チームとしての連携力に弱みがあることが判明しました。

解決策として、練習メニューを見直しました。これまで他チームの練習や書籍を参考にして見よう見まねで作成していたものを見直し、自チームの特徴や課題に適したメニューに変えました。その結果、大学3年次のリーグ戦で見事8チーム中2位という好成績を残せました。優勝こそ逃したものの、結果に結びつく有意義な練習ができたと強く感じます。

このように私は問題の本質を分析し、解決に導く能力を培うことができました。マネージャーとしてチームの問題解決に取り組んできた経験を活かし、入社後はチームの調整役として積極的に働きかけ、全体の利益に貢献していきたいと思います。

【ポイント解説】

  • 問題解決能力を裏付けるエピソードが具体的
  • 「分析結果に基づいて練習メニューを変更した結果、リーグ戦で好成績を残せた」という話から、自分の取り組みがチームの成長につながったことアピールできている

研究・勉強

【例文】

私の強みは、所属していたゼミで培った「リーダーシップ」です。

大学時代に所属していたゼミでは、教授の意向でグループワークが重視されていました。ゼミ活動が始まってすぐグループワークがありましたが、ゼミのメンバーにグループワークに慣れている人が誰もおらず、作業中に手の空く人が何人もいるような、非効率な状況でした。

せっかくチームで作業しているのに個人で進めるよりも効率が悪かったため、私はメンバーに役割分担をしてみようと提案しました。具体的には、話をまとめるのが得意な人はリーダー役、文章作成が得意な人はレジュメ作成、といったようにそれぞれの強みを活かした役割分担をしました。

その結果、役割が曖昧なまま全員で同じ作業を進めていたときよりも、遥かに作業効率が上がり、チームとして機能し始めました。私はこの経験を通して、役割分担の重要性を知りました。

ゼミ活動を通してチームで力を合わせることの有効性を実感したため、入社後も常に「どうすればチーム全体の生産性を高められるか」を考えながら働いていきたいです。

【ポイント解説】

  • リーダーシップは自己PRのテーマに選ばれやすい一方で、やや抽象的な表現でもある
  • 例文では具体的な行動や考えが述べられているため、状況がイメージしやすく好印象につながりやすい

アルバイト

【例文】

私の強みは、アルバイトで培った「実行力」です。

私は大学時代コンビニで働いていました。そこでは、クリスマスシーズンに「ケーキを1人30個予約販売する」という目標がありました。ケーキの予約は9月下旬スタートであり、目標を達成するためには十分な時間がありました。しかし、なるべく早めに予約を取らないと他店に先を越されてしまうと思い、私はすぐに目標達成に向けて行動しました。

そこで私が思いついた方法は、自作のPOPをレジ横に置くというものです。予約してもらえるのを待つだけでは、目標を達成できないと思ったので、「クリスマスケーキは早めにご予約を!」という文章に加え、子ども達が仲良くケーキを食べているイラストを載せたPOPを作りました。

その結果、接客中にお客様から「このイラスト可愛いですね」とたびたび褒めていただけるようになり、ケーキの予約販売の目標も11月頭には達成できました。

このように、私はアルバイトの経験で、成果を出すために工夫し、それを具体的な行動に移す力を養いました。入社後もただ考えるだけで終わらず、自分の工夫を行動に移していきたいと思います。

【ポイント解説】

  • 「創造力」や「主体性」が伝わる例文
  • 目標達成のための工夫点を詳細に述べているため、人柄や行動パターンが読み取れる
  • ただ工夫しただけに留まらず、POP制作という具体的な行動を取ったとアピールできている点も好印象

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【強み別】自己PR例文3選

以下では、企業が求める人物像の特徴にならい、強み別の自己PR例文を3つ紹介します。

  • 主体性
  • リーダーシップ
  • 論理的思考力

これらの例文を参考に、あなたの経験と強みを結びつけ、オリジナリティあふれる自己PRを作成してみてください。

主体性

私の強みは、自ら課題を見つけて行動に移す「主体性」です。

大学のゼミ活動では、判例研究のグループ発表において、他のメンバーが注目していなかった視点に気づき、自発的に調査を提案しました。多くの学生が判決の結論だけに着目するなかで、私は少数意見の論点や当時の社会的背景を取り上げることが、議論をより深める鍵になると考えました。

具体的には、最高裁判決の結論だけでなく、判事の異なる意見を比較し、さらにその判断が生まれた時代背景を整理して資料に反映しました。この工夫により、議論の深度が高まり、発表後には担当教員から「説得力と多角的な視野がある」と評価されました。

こうした経験を通じて、私は誰かの指示を待つのではなく、自ら課題に気づき、周囲を巻き込みながら改善に向けて行動する力が身についたと実感しました。入社後も、この主体性を活かして、チームや組織に必要な視点を提供し続けたいと考えています。

【ポイント解説】

  • 主体性をアピールする際は、自分で課題を発見した経験があるかどうかがポイント
  • 単なる「頑張った話」ではなく、「誰にも言われていないのに自ら動いた」ことを強調すると印象が強まる
  • 周囲にどのような影響を与えたか、どのような成果につながったかを明確にすることで説得力が増した例文になっている

リーダーシップ

【例文】

私の強みは、メンバーの個性を活かしながら目標に向けて導く「リーダーシップ」です。

大学3年次に、学園祭実行委員として約30人の組織を取りまとめた経験があります。当初は役割分担が不明確で、装飾班と広報班の間で作業の重複や責任の押し付け合いが起き、意見の衝突によって会議が進まない状況が続いていました。

私はこのままでは全体の準備が遅れると感じ、原因を把握するために全体会議の前に個別ヒアリングを行いました。そこでは、各メンバーの考えや不安を丁寧に聞き出し、強みを活かせる形で役割を再調整することを意識しました。

その結果、互いの理解が深まり、メンバー同士で間に合っていない業務を助け合う前向きな雰囲気が生まれました。最終的には予定通り準備を完了し、来場者数は前年比130%を記録しました。

この経験を通して、多様な価値観をまとめながら成果を出す力を身につけました。組織に貢献するうえで、こうした調整型リーダーシップが発揮できると考えています。

【ポイント解説】

  • リーダーシップを伝えるには、「どうまとめたか」ではなく「どう課題を乗り越えたか」に焦点を当てることが重要
  • 「人をまとめた」だけでは表面的な印象になりがちな部分を、チーム内の衝突・不安・分断をどのように乗り越えたのかを語ることで、リーダーとしての実行力や信頼構築力が伝えられている
  • 特に、個別対応や相互理解を促す工夫は、人を動かす力として企業から高く評価される

論理的思考力

私の強みは、複雑な情報を整理し、根拠に基づいた主張を構築できる「論理的思考力」です。

大学で所属した刑法ゼミでは、研究発表時に、曖昧な条文の解釈をめぐってグループ内で意見が分かれたことがありました。このままでは結論にたどり着けないと感じ、私は過去の関連判例を調べ、法改正の背景や他国の制度との比較を取り入れることで、多角的に論点を整理しました。

具体的には、対立する意見を「条文解釈の幅」「社会的影響」「学説の立場」といった視点に分解し、それぞれを図表にまとめてプレゼン資料を作成しました。

可視化することで複雑な情報が整理され、議論の焦点が明確になった結果、ゼミ全体で建設的な討議が進みました。最終的に、教員からは「論点を構造化して提示できる力が優れている」と高い評価をいただきました。

この経験を通じて、抽象的で答えが一つに定まらないことでも、客観的な材料をもとに筋道を立てて説明し、周囲を納得させる力を身につけられたと実感しました。入社後も、課題を分解し、正確に伝える力としてこの強みを活かしていきたいと考えています。

【ポイント解説】

  • 論理的思考力をアピールする際は、「複雑な課題をどう整理したか」「どのように他者に伝えたか」を明確にすることがポイント
  • 誰が聞いても理解できるような工夫や資料の見せ方を実践しているため、ビジネスシーンでも役立つ能力として評価されやすい

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自己PRの作り方に悩む人におすすめの方法

自己PRの作成に行き詰まったら、これまでとは違うアプローチで考えてみるのがおすすめです。

以下では、自己PRの悩みを解決するための方法を紹介します。

  • 自分の適性に合う企業を探す
  • 就活サービスを活用する
  • OfferBoxならオファーから強みを見つけ出せる

自分だけで考え込むのではなく、さまざまなサービスを活用することで効果的に進められるでしょう。

自分の適性に合う企業を探す

自己PRは、企業が求める人物像とあなたの強みが一致していると、より効果的にアピールできます。

そのため、自分の強みを無理にひねり出すのではなく、自分の適性に合う企業を探してみるのも1つの方法です。

たとえば、チームで働くことが得意であればチームワークを重視する企業を、個人で集中して作業するのが好きであれば個人の成果を重視する企業を探すといった方法が挙げられます。

自分の得意な分野で活躍できる企業を見つけることで、自己PRの内容も明確になり、就職活動の軸も定まりやすくなるでしょう。

就活サービスを活用する

自己PRの作成に行き詰まったら、就活エージェントや就活ナビサイトなどの就活サービスを利用しましょう。

就活サービスのなかには、就職支援の経験豊富な担当者が自己分析を手伝ってくれたり、あなたのプロフィールを見て企業からスカウトが届いたりするサービスがあります。

こうしたサービスを活用することで、客観的な視点が得られ、自分では気づかなかった強みを発見できたり、思わぬ企業から評価されたりするきっかけになります。

特に、プロフィールを登録しておくだけで企業からオファーが届くサービスは、自分の強みがどのような企業に求められているのかを知る良い機会となるでしょう。

OfferBoxならオファーから強みを見つけ出せる

新卒オファー型就活サービス『OfferBox』は、学生がプロフィールやガクチカ、価値観などを登録すると、企業側からオファーが届く仕組みとなっています。

<特徴>

  • 東証プライム上場企業のうち68%(※1)が利用している
  • 約100万人のデータに基づいた精度の高い適性診断「AnalyzeU+」が利用できる
  • プロフィールを80%以上入力した学生の平均オファー受信数は41件(※2)

オファーを受ける過程で、「自分のどの部分に企業が興味を持ってくれたか」が分かるため、自身の強みに気づくきっかけになります。

また、オファー内容を分析すれば、自分らしさを活かした自己PRのヒントが得られ、実践的なブラッシュアップも可能です。

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効果的な方法を知って説得力のある自己PRに仕上げよう

自己PRを作成する際には、自分の強みを一貫したストーリーで伝えることが重要です。

企業は自己PRを通じて、応募者の自己理解や再現性、企業との相性を判断しています。強みは1つに絞り、エピソードに具体性を持たせることで説得力のあるアピールにつながります。

自己分析に行き詰まった場合は、診断ツールや就活サービスの活用、OfferBoxのようなスカウト型サービスを利用し、自分の強みを客観的に把握する方法も有効です。

自分の経験を整理し、相手に伝わる形に変換する工夫を重ねることで、印象に残る自己PRを完成させましょう。

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この記事では、インターンシップ参加後に送るお礼メールについて解説します。
そもそも送るべきかや、実際のメール例文、メールを送る際に気をつけるべきポイントなどを細かく解説していきます。

正しいマナーで企業に感謝を伝えられるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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インターンシップ参加後に、お礼メールは送るべき?

例えば、1ヶ月以上の長期インターンシップに参加した場合、インターンシップ終了後にお礼のメールを送信することは一般的です。
長くお世話になった社員の方もいるでしょうし、書く内容にもあまり困らないでしょう。

しかし、1dayや数日だけのインターンシップに参加した場合、お礼のメールを送るか否か、迷ってしまうかもしれません。
特に、インターンシップの内容が全体説明会だけだったなど、自分個人と企業が個別のやりとりをしていない場合は、「送らないでいいか」と思う方も多いと思います。

しかし、インターンシップは社員の方が平常業務に加えて、インターンの指導やプログラムの構成を行っている場合が多く、忙しい中で参加学生の対応をしています。

もちろん、お礼メールは必須ではありませんし、お礼メールがなかったからといって、評価を大きく下げる企業はほとんどありません。
しかし、お礼メールを送ることで、企業の評価が下がることも基本的にはありません。

そのため、迷うようであれば、インターンへの参加日数の長さや本選考に直結するしない関係なく、感謝の気持ちを伝えるためにもインターンシップ終了後にはお礼のメールを送ることをおすすめします。

ただし、きちんとビジネスマナーを守れていないと、お礼メールがかえって低評価に繋がることもあります。
この記事をしっかり読んで、適切なお礼メールを送れるようになりましょう。

就活メールの返信時の基本マナー

まずは、就活メール全般の基本的なマナーを押さえておきましょう。友達とのメールとは異なり、タイミングなど気をつけるべきポイントがあります。

なお、就活メールにの送り方のマナーや、ケースに合わせた例文などはこちらのコラムでもまとめております。
ぜひ参考にしてみてください。
就活メールの送り方|マナーや例文・テンプレを紹介

PCメールを使用する

就職活動において、企業側は基本的にパソコンでメールを送受信します。
履歴書や選考に関する書面を添付してメールのやり取りをすることも多いですので、スマートフォンや携帯電話専用のメールアドレスより、PC用のアドレスを使うのがおすすめです。
以下、利用するメールアドレスに関しての注意点です。

おすすめは、大学のメールアドレス

大学から個人それぞれにメールアドレスが配布されている場合は、大学のメールアドレスを使うのがおすすめです。

実際に就活の際には大学のメールアドレスを使ったという人も多く、人事担当者にとってもドメインが信頼できる上に、どこの大学の学生からメールが来ているかが分かりやすいそうです。

フリーアドレスの場合、メールを送信した際に受信側のメールボックスでスパムメールと認識され迷惑メールのフォルダに入ってしまうこともあるようですので、就活のシーンにおいては大学のメールアドレスや、Gmail、Outlookなどをはじめとしたをメールアドレスを使うようにしましょう。

使うアドレスに問題はないか確認する

就活のシーンではビジネスメールに相応しいアドレスを使うようにこころがけましょう。

例① love.neymar.play.soccer@xxx.com
例② i_love_Johnnys@xxx.com

上記のような個人の趣味や嗜好が特定できるメールアドレスではなく、ビジネスシーンで使っても問題ないようなメールアドレスを利用するのが理想です。
また上記の場合は誰のアドレスかが分からないようなものになっています。できれば名前の分かるようなアドレスが望ましいです。
例えば….

yamada.taro.1999@xxx.com

のように本名が分かるものだとビジネスメールとしては無難です。

メールが届いてから24時間以内に返信する

ビジネスメールは24時間以内に返信するのがマナーです。もし企業から連絡が来たら、なるべく早く返信するようにしましょう。

特に日程を調整をメールでする場合は、早く返信する必要があります。人事担当者は同時に複数の学生と日程調整をしていることが多く、学生からの連絡が滞ると日程調整が進まず、業務が円滑に行えなくなる場合があります。

そのため、なるべく早く返信するように心がけるようにしましょう。

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インターン参加後のお礼メール例文

それでは、実際に送るメールの例文を見てみましょう。
ここでは、最も送ることが多いと思われるインターンシップ参加後のお礼メールの例文を紹介します。

株式会社 ○○
人事部 新卒採用担当 ○○様

 

お世話になります。
○○大学 ○○学部 4年生 オファボ太郎です。

先日は貴社のインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。インターンシップを通じて企業研究はもちろんのこと、業界全体への理解が深まり将来的な動きや課題についても学ぶことが出来ました。

また、○○様からいただきましたグループディスカッションのフィードバックも非常に参考になりました。貴社のインターンシップに参加して得た気付きを今後の就職活動に活かしていきたいと思います。

お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。

オファボ太郎(おふぁぼ たろう)
○○大学 ○○学部 ○○学科 4年生
携帯番号:080-XXXX-XXXX
メール:XXXX@ac.jp

インターンのお礼メール作成時の基本マナー

次に、返信する際のマナーを押さえましょう。「どんな風に返信をしたら、送り手が読みやすいか」を意識して作成することがポイントです。

内容が一目で分かる件名にする

メールの件名はなるべく、簡潔に要約したもので設定をしましょう。
また、誰から送られているかというのも分かりやすくしておくことも重要です。20文字〜30字程度で収めるのが好ましいでしょう。

×:先日のお礼

上記の件名の場合、誰から、いつの、何のお礼か、が不明瞭です。件名を一目見てメールの具体的な内容を伝えられるように心掛けましょう。

○:△月△日開催のインターンシップのお礼(○○大学 オファボ太郎)

上記の件名の場合、件名を一目見ただけで

  • 誰から来たメールか → ○○大学のオファボ太郎さんから
  • どんな内容のメールか → 過去に開催したインターンについて
  • どんな目的のメールか → お礼のメール

などの情報を把握することができます。

返信の場合、件名は書き換えない(Re:も削除しない)

人事担当者の方があなたとのメールを見直す際に、件名が書き換えられていると過去のメールを探す手間をかけてしまうかもしれません。複数に何人もの人と連絡を取っている場合が多いため、メールの件名はそのままにしておくようにしましょう。

結論から用件を伝える

ビジネスメールは大前提として、簡潔に目的や用件が分かりやすい内容であることが重要です。

株式会社 ○○
人事部 新卒採用担当 ○○様

 

お世話になります。
○○大学 ○○学部 4年生 オファボ太郎と申します。

●月●日のインターンシップに参加させていただいたお礼をお伝えしたく、ご連絡いたしました。

略語を使わない

×:インターン
○:インターンシップ

×:就活
○:就職活動

×:20卒
○:2020年卒

×:ES
○:エントリーシート

×:GD
○:グループディスカッション

など、普段は省略してしまいがちな言葉を使わないように気をつけましょう。

普段から言葉使いを意識することで、大事な時にでも適切な言葉選びができるようになります。

略語を使った悪い例文

株式会社 ○○
先日は貴社のインターンに参加させていただき、ありがとうございました。インターンを通じて企業研究はもちろんのこと、業界全体への理解が深まり将来的な動きや課題についても学ぶことが出来ました。

 

また、○○様からいただきましたグルディスのフィードバックも非常に参考になりました。貴社のインターンに参加して得た気付きを今後の就活に活かしていきたいと思います。

一見、丁寧な言葉使いですが「インターン」「グルディス」等の言葉が省略されていますね。
普段は省略するような言葉でもメールでは略さずに表記しましょう

英数字は半角、カタカナは全角の表記にする。

以下のようにメール内では表記のルールを守るようにしましょう。

×:2020年
○:2020年

×:ES
○:ES

×:グループディスカッション
○:グループディスカッション

×:エントリーシート
○:エントリーシート

半角数字や全角数字、半角カタカナなどが文章に入り乱れていると非常に読みにくいため十分気を付けましょう。

適度に改行する

改行が少ないと非常に読みにくい文章になってしまいます。2〜3行程度で改行するのが望ましいでしょう。

実例を紹介します。

改行の少ない悪い例文

お世話になります。○○大学 ○○学部 4年生 オファボ太郎です。
先日は貴社のインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。インターンシップを通じて企業研究はもちろんのこと、業界全体への理解が深まり将来的な動きや課題についても学ぶことが出来ました。
また、○○様からいただきましたグループワークのフィードバックも非常に参考になりました。貴社のインターンシップに参加して得た気付きを今後の就職活動に活かしていきたいと思います。お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。
末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。

適切な改行の例文

お世話になります。
○○大学 ○○学部 4年生 オファボ太郎です。

 

先日は貴社のインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。インターンシップを通じて企業研究はもちろんのこと、業界全体への理解が深まり将来的な動きや課題についても学ぶことが出来ました。

また、○○様からいただきましたグループワークのフィードバックも非常に参考になりました。貴社のインターンシップに参加して得た気付きを今後の就職活動に活かしていきたいと思います。

お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。

程よく改行があることで読み手は「息継ぎ」がしやすくなり、文章がスッと入ってきます。
意識して読みやすいメールを作成しましょう。

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インターンのお礼メールを返信する前に確認すること

一度送信してしまったメールは修正することができません。返信する前に、以下のポイントをしっかり確認しましょう。

メールの送信時間に配慮する

基本的にメールは何時に送っても問題ありませんが、マナーに厳しい企業や業界の場合ネガティブな印象を与えることがあります。深夜帯にメールを送ることは避け、できる限り営業時間内に送信するようにしましょう。

誤字脱字がないかを確認する

企業名や採用担当者の名前などは絶対に間違えないようにしましょう。
もし重大な誤字や脱字をしてしまった場合は早急に謝罪のメールを送ることをおすすめします。

送信先に誤りがないか確認する

送信前に再度、送信先が合っているかを確認しましょう。

スピーディーなメールの対応を意識しすぎたり、メール作成に慣れてくるとどうしても送信先の確認を忘れてしまいがちです。

誤って違う企業にメールを送ることは大変失礼に当たりますので、細心の注意を払うように心がけましょう。

メールを誤送信してしまった場合の謝罪のメール例文

以下は、担当者のお名前を間違えてしまった場合の謝罪メールの例文です。

件名:【再送】○月○日開催のインターンシップのお礼(○○大学 オファボ太郎)

 

株式会社〇〇
人事部 新卒採用担当 〇〇様

お世話になっております。
○○大学 ○○学部 4年生 オファボ太郎です。

さきほどお送りしたメールの中で、〇〇様のお名前を誤って記載してしまいました。

私の確認不足により不快な思いをさせてしまいましたことを、お詫び申し上げます
今後はこのようなことが起きぬよう、徹底して確認するようにいたします。
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

○○大学 ○○学部 ○○学科 4年生
オファボ太郎(おふぁぼ たろう)
携帯番号:080-XXXX-XXXX
メール:XXXX@ac.jp

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今後の就活メールのやり取りをしやすくするコツ

就職活動をしていると、複数の企業と同時にメールのやり取りをすることも多く、管理が大変になってきます。情報を適切に管理するためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

過去のメールのやり取りを削除しない

過去のメールを削除してしまうとどういったやり取りをしていたのか把握することが難しくなります。少なくとも就職活動が終わるまでは残すようにしておきましょう。

企業ごとにやり取りをまとめるフォルダを作成する

各企業ごとにフォルダを作り、そこにやり取りしたメールを格納することで、すぐにどういった内容のやり取りをしていたのかを把握することが出来ます。

その都度、検索をかけて調べるという作業が嫌だという方はあらかじめフォルダごとにメールを振り分けて整理しておきましょう。効率的にメールを見返すためにもおすすめです。

昨今、就職活動は3年生の夏のインターンからはじまり、長きに渡って取り組む学生が増えています。そのため、企業との膨大なメールの中から特定のメールを探すことがなかなか時間がかかる作業となる場合も多いようです。こまめにメールを整理することで、後々作業しやすくになります。

まとめ

夏季インターンシップや冬季インターンシップなど、複数のインターンシップに参加する時期はお礼のメールを忘れてしまいそうになったり、面倒に感じてしまうかもしれません。

しかし、企業の方が忙しい時間を割いて、作り上げてくれたインターンシップ。しっかりお礼の言葉を伝えることで良い心象を与えたいですよね。

お礼のメールはただ感謝の気持ちを伝えるだけでなく、自分の学びや気付きの整理にもなるので、インターン参加後はぜひお礼のメールを送るようにしましょう。

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「インターンシップの日に予定が入ってしまったけど、キャンセルしても良いのかな…」「インターンシップってキャンセルしたら、選考に影響するのかな?」など、インターンシップをキャンセルする時に悩む就活生は多いです。

インターンシップの予約をしていても、どうしても外せない予定が入ってしまうこともありますよね。

そんな時のために、インターンシップの参加をキャンセルする時のポイントを知って、悪印象を与えないように気をつけましょう。

この記事では、インターンシップはいつまでにキャンセルすべきかという基本的な点から、インターンシップをメールでキャンセルする時のポイントまで解説しています。

あわせて、インターンシップをメールでキャンセルする例文や、キャンセルする時の注意点も紹介しているので参考にしてみてください。

この記事を読めば、「キャンセルの仕方を間違えて、人事に悪い評価をされてしまった…」なんて失敗も避けられます。
「インターンシップを上手にキャンセルして、本選考はちゃんと受けたい!」そんな就活生は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

インターンシップのキャンセルの選考への影響

「インターンシップをキャンセルすると、選考に影響するんですか?」と多くの就活生から相談を受けます。
結論から言うと、インターンシップはキャンセルしても選考にはほとんど影響しません。
インターンシップをキャンセルしたところで、本選考は普通に受けられる企業が多いです。
しかしキャンセルの仕方次第では、悪い評価をつけられて、本選考で不利になる可能性もあります。
そのため、インターンシップをキャンセルする時には、マナーに気をつけることが大切です。
ただし企業の中には、インターンシップに参加しないと本選考を受けられない企業も存在するため注意しましょう。

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インターンシップのキャンセルはいつまで?

インターンシップはいつまでにキャンセルしなければならないという決まりはありませんが、連絡が遅くなればなるほど企業に迷惑がかかります。事情があって連絡が遅れてしまった場合でも、無断欠席は絶対に避けましょう。

キャンセルが決まったらすぐに

キャンセルが決まったらすぐに連絡するのが基本です。学生から早めに連絡してもらえれば、企業は枠の関係で呼べなかった学生を代わりに呼べるため、キャンセルによる損失を回避できます。

また、学生自身にとっても早く連絡を済ませておけば、うっかり連絡をし忘れるリスクをなくせます。企業のためにも他の就活生のためにも、自分自身のためにもなるので、キャンセルが決まったら速やかに連絡しましょう。

当日キャンセルも必ず連絡する

よほどのことがない限り、インターンシップ前日までには連絡を入れましょう。事情があって当日の連絡になってしまった場合でも、「連絡なしのキャンセル」は絶対にNGです。!

信頼を失った結果、企業の本選考に進めなくなってしまうのは当然のことながら、それ以前に人としてのマナーを守れていません。

当日になって急に参加できなくなったのは仕方ないとしても、「今さら連絡しても遅いから」などと勝手な解釈をして無断欠席するのは避けましょう。

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インターンシップのキャンセル連絡はメールと電話どちらがいい?

webシステム上でキャンセルの手続きができる企業の場合は、そのシステムの指示に従ってキャンセルの手続きをしましょう。そういったシステムがなく自分で連絡をする必要がある場合は、キャンセルの時期によって連絡方法を使い分けるのがベストです。

当日まで時間がある場合はメールでOK

インターンシップ当日まで十分に時間がある場合(5日以上が目安)は、メールのみの連絡でOKです。メールであれば履歴が残るので、担当者に見落とされたとしても、きちんと連絡をした証拠になります。

電話での連絡もNGではありませんが、わざわざ応対する担当者の手間を考えると、やはりメールのほうがスムーズです。当日までに時間がある場合は、メールでキャンセルの連絡を済ませるようにしましょう。

前日・当日はメール+電話で連絡

前日と当日は、電話をしたうえで、担当者に繋がらなかった場合に限りメールで連絡するのがおすすめです。直前の連絡になってしまったときは、いち早くキャンセルの旨を伝えることが大切。

メールだけだと見落とされる可能性が考えられるため、確実にキャンセルの旨を伝えられる電話が最適な方法になります。また、電話が担当者に繋がった場合でも、メールでも連絡を入れておきましょう。

インターンシップ直前は、採用担当もバタバタしていることが多く、電話で聞いた内容を万が一忘れてしまうとも限りません。きちんと連絡をしたことの証拠として、メールを残しておきましょう。

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インターンシップをキャンセルするメール例文

例文を読めば、インターンシップをキャンセルするメールの書き方がイメージできます。
それでは、インターンシップをメールでキャンセルする例文を読んでいきましょう。

【件名】◯月◯日 インターンシップ欠席のご連絡(◯◯大学 田中 太郎)
【本文】
◯◯株式会社
新卒採用担当 ◯◯様
お世話になります。
◯◯大学◯◯学部4年の田中と申します。
◯月◯日のインターンシップに参加予定でしたが、欠席させていただきたくご連絡を差し上げました。
理由は、大学の追加授業とインターンシップの日程が重なってしまったためです。
せっかくインターンシップのご案内をいただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
ご迷惑をおかけしますが、ご容赦の程よろしくお願い致します。
///////////////////////////////////////////////////
田中 太郎 / Taro Tanaka
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 4年
Tel:090-xxxx-xxxx
Mail:taro-tanaka@xxxx.ac.jp
///////////////////////////////////////////////////

インターンシップをメールでキャンセルする時には、件名を見れば内容がわかるようにすることが大切です。
そしてキャンセルする妥当性を示すために、キャンセルしないといけなくなった理由を本文で書きましょう。

メールの書き出しには宛名を書くことで、誰に宛ててメールを送っているのかを示すことも大切です。
そしてメールの最後には署名を入れることで、誰からキャンセル連絡が来たのかを分かりやすくすることも、就活メールを送る時のポイントです。

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インターンシップをキャンセルする電話の例文

人事:はい、株式会社◯◯◯◯です。

 

自分:◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。お忙しいところ申し訳ありませんが、人事部◯◯課の◯◯様をお願いできますでしょうか?

(担当に代わる)

担当者:お電話変わりました◯◯です。

自分:◯◯様、突然のお電話失礼いたします。◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。◯月◯日に開催されるインターンシップの選考通過の連絡をいただいたのですが、諸事情により参加が難しくなってしまいました。身勝手なお願いで誠に心苦しいですが、インターンシップへの参加を辞退させてください。

担当者:かしこまりました。それでは◯月◯日のインターンは参加キャンセルとしますね。

自分:ありがとうございます。せっかく貴重な機会をいただいたにもかかわらず、失礼なことをしてしまい大変申し訳ございませんでした。それでは、失礼いたします。

さて、インターンシップをキャンセルする時の例文を方法別に紹介しましたが、どのように伝えれば良いのかイメージできたでしょうか。

例文を読んで伝え方の全体像を掴んだ後は、具体的にどのような内容を意識すれば良いのか、ポイントを押さえましょう。

そこで次は、インターンシップをメールでキャンセルする時のポイントを紹介します。

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インターンシップをキャンセルするメールのポイント

インターンシップをメールでキャンセルする時には、次の3つのポイントを意識しましょう。
これら3つのポイントを踏まえてメールを書けば、人事に悪印象を与えることなくインターンシップをキャンセルできます。

  • 件名にインターンシップをキャンセルする旨と名前を書く
  • 本文にキャンセルする理由を書く
  • お詫びの言葉を最後に書く

それでは、インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント3つをそれぞれ解説していきますね。

件名にインターンシップをキャンセルする旨と名前を書く

インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント1つ目は、「件名にインターンシップをキャンセルする旨と名前を書く」です。
「インターンシップをキャンセルする旨」「あなたの名前」を件名に書くことで、件名を読むだけでメールの内容を人事に伝えられます。
【件名】◯月◯日 インターンシップ欠席のご連絡(◯◯大学 田中 太郎)
のように件名を書いて、インターンシップをキャンセルする旨を簡潔に伝えましょう。

本文にキャンセルする理由を書く

インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント2つ目は、「本文にキャンセルする理由を書く」です。
キャンセルする理由が書かれていないと、なぜ欠席するのかが人事に伝わらず、低評価をされて選考に影響が出る可能性があります。

  • 理由①:大学の追加授業が入ったから
  • 理由②:他の企業の面接・インターンシップと重なったから
  • 理由③:体調を崩したから

キャンセルする理由は、「大学の授業が入った」「他の企業の選考と重なった」など学業・就職活動に関する内容を書くのが良いでしょう。
人事に低評価をされないためにも、遊ぶ予定が入った、興味がなくなった等の理由でインターンシップをキャンセルしないようにしましょう。

お詫びの言葉を最後に書く

インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント3つ目は、「お詫びの言葉を最後に書く」です。
お詫びの言葉を本文の最後に書くことで、ビジネスマナーを知っていることを人事にアピールできます。
「せっかくインターンシップのご案内をいただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦の程よろしくお願い致します。」のように、キャンセル連絡をするメールの最後にはお詫びの言葉を書きましょう。

さて、ここまで「インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント3つ」を紹介してきました。
これら3つのポイントを踏まえてメールを書くことで、本選考への影響を限りなく減らせます。

  • 件名にインターンシップをキャンセルする旨と名前を書く
  • 本文にキャンセルする理由を書く
  • お詫びの言葉を最後に書く

当たり前ですが、インターンシップをキャンセルする時にはポイントだけでなく、注意点も存在します。
注意点を知っておくことで、インターンシップをキャンセルして、人事から低評価を受けるリスクを減らせます。
そこで最後に、インターンシップをキャンセルする時の注意点を紹介します。

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インターンシップをキャンセルするメールの注意点

インターンシップをメールでキャンセルする時の注意点は、次の3つです。
これら3つの注意点を踏まえてインターンシップをキャンセルすれば、本選考へ支障をきたすこともありません。

  • なるべく早めにキャンセル連絡をする
  • キャンセルする理由を正直に伝える
  • 無断でキャンセルしない

それでは、インターンシップをキャンセルする時の注意点をそれぞれ解説していきますね。

なるべく早めにキャンセル連絡をする

インターンシップをメールでキャンセルする時の注意点1つ目は、「なるべく早めにキャンセル連絡をする」です。
インターンシップに参加できないことが判明したら、その時点ですぐにキャンセルの連絡をしましょう。
企業もインターンシップに向けて準備をしているため、キャンセルの連絡が遅くなると企業に迷惑をかけてしまいます。
企業に迷惑をかけないよう、インターンシップのキャンセル連絡はなるべく早めにすることが大切です。

キャンセルする理由を正直に伝える

インターンシップをメールでキャンセルする時の注意点2つ目は、「キャンセルする理由を正直に伝える」です。
嘘をついてインターンシップをキャンセルしたことがバレた場合、その後の選考に参加できなくなる可能性がもあります。

学業を優先する場合や新型コロナウイルス感染が疑われる場合など、言いづらい理由もあると思いますが、企業と良好な関係を維持するためにもキャンセル理由は正直に伝えましょう。

無断でキャンセルしない

インターンシップをメールでキャンセルする時の注意点3つ目は、「無断でキャンセルしない」です。
当たり前ですが、インターンシップを無断でキャンセルしてしまうと、その後の選考に悪影響があることが多いです。
選考を受けられたとしても、低評価をされた状態でのスタートになるため、周りの就活生よりも不利になってしまいます。
メールでも電話でも構わないので、インターンシップをキャンセルする時には連絡をするようにしましょう。

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まとめ:インターンシップをメールでキャンセルする時は早めに連絡しよう

この記事では、インターンシップをメールでキャンセルする時のポイント・注意点を解説しましたが、いかがだったでしょうか。
合わせて、インターンシップをメールでキャンセルする例文や、キャンセルする時の注意点も紹介しました。
この記事で学んだ内容をまとめると、以下の通りです。
========================================
インターンシップのキャンセルは選考に影響する?
インターンシップのキャンセルはいつまで?

  • 当日キャンセルは避ける
  • キャンセルが決まったらすぐに

インターンシップのキャンセル連絡はメールで電話どちらがいい?

  • 当日まで時間がある場合はメールでOK
  • 前日・当日はメール+電話で連絡

インターンシップをキャンセルするメールのポイント

  • 件名にインターンシップをキャンセルする旨と名前を書く
  • 本文にキャンセルする理由を書く
  • お詫びの言葉を最後に書く

インターンシップをキャンセルするメールの注意点

  • なるべく早めにキャンセル連絡をする
  • キャンセルする理由を正直に伝える
  • 無断でキャンセルしない

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就活時期は急に予定が入ることも多く、どうしてもインターンシップをキャンセルしないといけない場合もあります。
理由を正直に伝えて、なるべく早めに連絡をすれば、インターンシップはキャンセルしても基本的には大丈夫です。

ただし一部の企業では、インターンシップに参加していないと本選考を受けられないこともあるので注意しましょう。
内定につながるよう、自分のスケジュールを上手に管理しながらインターンシップに参加しましょう。

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