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業研究は就活をするうえでとても重要ですが、やり方や情報をどこから集めたらいいのかわからない学生も多いことでしょう。

そこでこの記事では、企業研究の具体的なやり方や、いつから取り組めばいいか、どんな情報をどこから集めればいいかを詳しく紹介します。

また、企業研究の目的や効率の良い進め方、結果を就活に活かす方法についても紹介しますので参考にしてみてください。

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企業研究とは?

企業研究とは、特定の企業をさまざまな角度から知ることで理解を深め、その企業が自分のやりたいことや適性とマッチしているかを判断することです。

企業研究のやり方には、企業研究ノートの作成、企業の説明会やインターンへの参加、OB・OG訪問で実際に働いている社員の声を聴くなどの方法があります。

企業研究をすれば、その企業で働きたい理由や、やりたいことが明確になるため、ESや面接での志望動機に説得力が出ます。

また、入社後に働いている自分をイメージできるため、入社後のキャリアプランが明確になり、自分の将来像を考えることにも役立つでしょう。

企業の事業内容、職種、働き方、強みを把握して、同業他社と比較し、業界内での立ち位置を知って、自分がエントリーしたい企業を絞っていきましょう。

企業研究と業界研究の違い

企業研究と業界研究はどちらも1つの対象について詳しく調べて理解を深めますが、業界研究の対象は「1つの業界」で、企業研究の対象は「1つの企業」です。

調べる内容もそれぞれ異なり、企業研究は企業の事業内容や社風、福利厚生などについて調べますが、業界研究は業界全体の将来性や成長度合い、どんな企業がその業界に属しているのかなどを調べます。

一般的には、業界研究をして興味のある業界を見つけたあとに、企業研究をして志望業界内での志望順位をつけることが多いです。

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企業研究にはいつ取り組むべき?

企業のインターンシップ応募が始まるのは卒業年次前年の6月頃からで、企業の説明会やエントリーシートの提出は卒業年次の3月頃から始まります。

エントリーシートを提出するには、業界内での志望順位がある程度決まっていなければいけません。また、説明会が始まってしまうと忙しくなって企業研究をする時間をつくるのは難しくなるでしょう。

そのため、企業研究は卒業年次前年の6月頃から始め、卒業年次の2月までに終わらせておくとよいでしょう。

企業研究は調べることが多いため、数日程度で終わらせてしまおうと考えずに、数ヶ月かかるつもりでスケジュールを確保しておくことをおすすめします。

企業研究すべき理由・目的

企業研究すべき理由・目的は以下のとおりです。

  • 自分に合う企業を絞り込むため
  • 面接やESなどの選考対策をするため
  • 志望動機を明確にするため
  • 自分の将来像・キャリアを明確にするため

それぞれ詳しく紹介します。

自分に合う企業を絞り込むため

企業研究は、自分が行くべき企業を絞り込むために欠かせません。

就活を進める際に、仮に業界を絞れたとしても、業界内のすべての企業の選考を受けることはスケジュール上できないことが多いです。そのため、選考を受ける前に自分にどのような企業が合っているか考え、絞り込む必要があります。

その際に、企業分析をすることで、自分が選考を受けるべき企業が見えてきます。

また、就職活動の目的は内定獲得ではなく、入社後にいきいきと働ける、自分に合った企業を選ぶことです。

企業の風土や制度、事業内容、経営理念などへの理解を含めて、多面的に企業を見る目を培うことで選考の継続・辞退の判断、志望順位決めができるようになります。

面接やESなどの選考対策をするため

面接やESなどの選考を通過するためには、いかに自分がその企業にマッチしていて、活躍できる人間か、採用担当に対してアピールする必要があります。

しかし、企業のことを全く知らない状態だと、アピール内容がただの「自分語り」になってしまい、「どのようにその企業で活躍できるのか」の根拠を伝えることができません。

加えて、企業研究をしていない学生は、採用担当にすぐ見抜かれてしまいます。企業研究をしている学生の方が、準備をしたり、主体的に動いたりする力があると判断されます。また、自社への志望度が高いと判断されます。
そのため、面接やESなどの選考を通過するために、企業研究は欠かせません。

志望動機を明確にするため

志望動機を明確にするためにも企業研究は必要です。企業研究をすれば、自分の強みや特性と企業との接点が見つかるので、同じ業界の別の企業ではなく、その企業で働きたい理由が見つかります。

企業は優秀な学生であれば誰でも採用するわけではありません。どれだけ優秀な学生でも、内定を出したあとに辞退されたり、入社後すぐに辞めてしまったりしては採用にかけた時間と労力が無駄になってしまうからです。

そうならないために企業は志望動機を聞いて、就活生が自社でどれだけ働きたいと思っているかや、自社の社風にあう人物なのかを判断します。

同じ業界のなかで、なぜ他社ではなくその企業で働きたいのかが明確な就活生であれば、入社後に活躍してくれる姿を想像しやすくなります。

自分の将来像・キャリアを明確にするため

就職活動中だけでなく、自分の将来像やキャリアを明確にすることは、入社後の活躍のためにも重要です。

前述の通り、企業に入ることはゴールではありません。社会人人生のスタートです。自分の理想とする暮らしや人生が実現できるか、入社前からよく考える必要があります。

そのためには、入社後のキャリアステップやスキルの習得スピード、昇進スピードなども理解し、自分がどのようなキャリアを歩めるのかまで踏まえて意思決定することが求められます。

就活の段階で、自分の将来像やキャリアを決めて、その目標に向けて努力することで、入社後も活躍しやすくなるでしょう。

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企業研究で集めるべき企業情報

企業研究の目的を達成するために、例えばどのような情報が必要なのかを整理しておきましょう。

人によって、就職活動で重要視している項目が異なるので、必ずしもこれが全てではありませんが、こちらが知っておくと良い企業情報一覧です。

【企業研究で集めるべき情報】
・事業内容
・業界内での立ち位置
・強み、競合他社との違い
・経理理念・事業理念
・今後の事業方針・事業展開
・社風・福利厚生などの制度面
・実際の社員と会ってみての所感

上記が網羅できていれば、面接でも志望理由をしっかりと伝えられるだけでなく、自分の中での志望順位も明確になるでしょう。

企業研究の8つのやり方

企業研究をしたくても「企業の情報はどこから集めればいいかわからない」という方も多いはずです。

ここでは、企業研究のやり方・具体的な情報の集め方を紹介していきます。

企業のコーポレートサイトを見る

ほとんどの企業は自社の事業や理念を多くの方に知ってもらうために、コーポレートサイトを作成しています。

コーポレートサイトには、就活生にとって役に立つ情報がたくさん載っています。その中でも押さえておきたい情報は、以下です。

【コーポレートサイトで押さえておきたい情報】

企業概要

企業の名前はもちろん、資本金や従業員数、企業の理念や目的までしっかりと押さえておきましょう。

プレスリリース

報道機関に向けた情報を提供する項目で、企業の事業の現状や方針の変化、商品・サービスのリリースに関する情報、取り組んでいる社会課題などがわかります。

プレスリリースはただ情報を知るだけではなく、企業が力を入れている商品や取り組んでいる課題を理解し、具体的な志望動機を考えることに役立てるようにしましょう。

採用情報

そもそも今年は新卒採用をしているのか?非公開の企業もありますが、採用人数は何名を予定しているかはチェックしましょう。

基本情報

企業のコーポレートサイトを見ると「設立年度」「資本金」「本社・事業所の所在地」「従業員数」といった、企業の基本的な情報がわかります。

企業理念

企業理念とはその企業が何のために事業を行っているのかや、企業の存在意義、あり方を示したものです。企業がどのような価値観や考え方を重要視しているかを明文化することで、従業員の業務に対する取り組み方を統一し、何かを決定する際の指針となる役割があります。

そのため、企業理念が自分の価値観や特性と合わないと感じた場合は他の企業を探すことを検討する方がよいかもしれません。

また、企業理念に関する共感を志望動機に取り入れると好印象を与えやすくなります。

事業内容

事業内容とは、企業が扱う商品・サービスの詳しい内容と、その商品・サービスの対象者にどのような方法で提供しているかを理解することです。

また、売上・営業利益の基盤となる商品・サービスや、競合他社との違いを把握することで企業の強みを理解できます。

採用情報

採用情報には、今年は新卒採用があるのかや、採用予定人数、求める人材像、採用の対象となる条件、就業場所、勤務時間、休日、休暇、初任給、諸手当、賞与、仕事内容、福利厚生などが載っています。

募集職種、選考フロー、応募受付期間は選考を受けるうえで重要な情報ですので、必ず確認しましょう。

給与に関して気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

会社説明会に参加する

企業説明会は、その企業について理解を深めるチャンスです。

企業についての知識はもちろん、実際に働いている人に会って「企業の雰囲気」も知ることができます。実際に働いている人の意見は企業選びの大きな要素となりますので、積極的に質問し些細なこともメモをとることが重要です。

会社の事業方針

新卒採用は入社が1〜2年後になるケースが多いため、必然的に未来の話が多く含まれます。他では聞けない未来の方針の話も聞けるので、必ずメモしておきましょう。

また、企業のコーポレートサイトを見ればわかる情報は理解している前提で説明会が進められる可能性があるため、参加する前にサイトをしっかり見てから参加することをおすすめします。

今年度の採用コンセプト(求める人物像)

採用コンセプトとは、企業が採用活動を行う際に自社のビジョンを具体化したメッセージや戦略のことで、多くの企業で1年ごとに変わります。

採用コンセプトは、企業の強みや、求める人材像、採用方針が読み取れますので、自分の強みや価値観とマッチしているかを確認しましょう。

キャリアステップ

キャリアステップや昇進の仕組みについて会社説明会で説明されることがあります。キャリアステップとは、キャリアアップのための道筋のことです。

実際の従業員の例や、具体的な経験年数を聞けるので、自分の理想のキャリアを築ける企業かどうかを確認しましょう。

人事制度

人事制度とは、企業が従業員を管理するためのルールや仕組みのことです。人事制度には研修や教育制度、異動、昇進、給与・賞与に関するルールが含まれているため、キャリア形成や働き方に大きく関係します。

自分が希望するキャリアや働き方ができる人事制度かどうかを確認しておきましょう。

福利厚生などの制度

福利厚生は休暇制度や、手当、働き方の選択肢、健康維持や病気になったときのサポート体制などがあり、企業によって内容が異なります。

自分が長く企業で勤めることを前提に、どのような福利厚生があるのかをしっかり確認しましょう。

企業の強み・弱み

企業の強みとは、同業他社と差別化できる部分のことで、製品やサービスのように対外的に優位な部分だけでなく、従業員に向けた制度なども含まれます。

企業の強みがわかれば、業界内での立ち位置が明確になるため、選考を受けるかを決めるのに役に立ちます。また、志望動機にも活用できるため、複数の強みを見つけておきましょう。

企業の弱みとは、その企業が抱える課題や弱点のことです。企業の弱みは会社説明会のなかで公表されることはほぼないため、社員への質疑応答の際に今後の課題や強化すべきポイントは何かといった聞き方で確認するとよいでしょう。

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インターンシップに参加する

もっと企業についての理解を深めたいのであれば、インターンシップにも参加しましょう。

インターンシップでは、その企業の雰囲気やオフィスでの働き方などを肌で感じることができます。社員の方と親しくなれば、説明会では聞きづらいことが聞けるようになるのも大きなポイントです。

【インターンシップで押さえておきたい情報】

業務適性

インターンシップは実務を経験できるものが多いので、自分に業務適性があるかを見極めるのに非常に有効です。

また、実際に働いている社員の話を聞けるので、業務に必要なスキルや資格なども聞いておくとよいでしょう。

業務フロー

インターンシップに参加すれば、実際の業務がどのような流れで進んでいくかを理解できます。

仕事を通してどのような人と関わりがあるかを知り、自分の特性や強みが活かせるか、企業に貢献できることは何かを確認しましょう。

競合優位性

インターンシップでは、業務に加えて座学やフィードバックを通して、その企業ならではの特徴・競合と比較した際の優位性を知ることができます。

社内の雰囲気

職場で社員と一緒に働くことで、社内の人間関係や雰囲気を実際に体験できます。社内の雰囲気がわかれば、自分にとって働きやすいかどうかがわかるため、入社後のミスマッチが防げます。

また、説明会やOB・OG訪問よりも社員と長時間過ごせるため、休憩時間や業務終了後など迷惑にならないタイミングで気になることを質問するようにしましょう。

経営者の取材記事や書籍を読む

大きな企業になっても、経営者が作り上げた企業理念や社風は根強く残るものです。もし、経営者が取材に応じていたり、書籍を出版したりしている場合は、読んでみましょう。

特に、創業者の書いた書籍は、企業理念の元となるエピソードなどが書かれているケースが多いため、深く理解したい方にはおすすめです。

社風を重要視している、自分に合った文化がある会社に入りたいという方は必ずチェックしておきましょう。

【経営者の取材記事や書籍で押さえておきたい情報】

創業の背景

創業の背景を知ると、その会社がなぜ生まれて、どんな思いで創られたのかがわかります。企業理念がつくられるきっかけになるエピソードを読めば、企業の根幹となる想いや大切にしている価値観を知ることができます。

会社の歴史

会社の歴史を知ると、企業の風土が培われた過程が理解できます。どんなサービスや商品からスタートしたのか、途中でどう変化したのか、困難が起こったときにどう乗り越えたのかなどターニングポイントになる出来事を把握しておくとよいでしょう。

今後の展望

今後の展望などは、書籍や取材でしか答えていない内容もあるため、読んで知っていることを選考でアピールすると好印象です。

今後の展望を知っていれば、それに対して自分が貢献できることがあればアピールできますし、自分が入社してからのキャリアも想像しやすくなります。

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社員座談会に参加する

現場の社員の話を聞きたい場合は、企業が開催する社員座談会に参加することをおすすめします。

【社員座談会で押さえておきたい情報】

実際の具体的な業務

直接現場の社員に質問ができるため、詳細な仕事内容を聞くことができます。

1日のスケジュール

仕事の1日のスケジュールも座談会で聞いておくとよいでしょう。ただし、残業に関する質問は直接的に聞いてしまうと働く意欲が低いと思われる可能性があります。「繁忙期のスケジュールを教えてください」「ワークライフバランスを保つための取り組みはありますか」などのように質問を工夫するようにしましょう。

キャリアパス

先輩社員が、入社後どんな仕事を任されたかや、昇進のタイミングを聞くことで、入社後に自分がどんなキャリアを歩むのかイメージしやすくなります。

OB・OG訪問で生の情報を収集する

社員座談会に参加できなかった場合や、より深く質問して社員のリアルな声を聞きたい場合は、OB・OG訪問もおすすめです。
実際の社員の生の声が聞けますし、また、こちらから申し込むことによって、志望意欲の高さもアピールすることができます。
【OB・OG訪問で押さえておきたい情報】

会社の実状

OB・OG訪問は比較的近い距離で会社のリアルを知るチャンスです。会社の実状がどうなっているのか詳しく聞きましょう。

企業内の暗黙の了解

出世のスピードやジョブローテーションの仕組みなど、制度化されていない暗黙の了解が企業にはあるケースが多いです。実際に働いている人に確認してみましょう。

入社前後のギャップ

すでに入社している人に入社前後のギャップを聞くのは有効です。ポジティブなギャップ、ネガティブなギャップの両方を聞くようにしましょう。

競合他社と比較する

これまで挙げた情報で、その企業についての情報はおおよそ集めることができます。
一方で、その企業の業界での立ち位置や、競合他社との違い・優位点に関しては、別の方法で調べる必要があります。

おすすめは以下の方法です。

業界地図

業界研究の際にもとても便利な業界地図ですが、企業研究の視点で見てみると、自分が調べている企業が業界でどんな立ち位置にいるのかを把握できます。

業界地図の使い方に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

四季報

四季報は、競合他社との比較を効率的に行う上でおすすめです。1社1社のコーポレートサイトを見に行くよりも、項目別にデータがまとまっていて見やすいです。

また、四季報には一般的な「会社四季報」の他、就活生におすすめの「就職四季報」があります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

業界新聞

特定の業界に絞って就活をしている場合は、業界新聞もおすすめです。

業界地図や四季報よりも、タイムリーな情報が掲載されているので、どの企業が今どんな取り組みをしているかを知ることができます。

インターネットで記事を閲覧できるものもありますので、業界名と「業界新聞」で検索してみると良いでしょう。

さらに詳しく知りたい時は、情報サイトや書籍も活用しよう

第一志望の会社など、企業研究をやりきりたい場合は、さらに以下のような企業情報の集め方があります。

市場の統計情報サイト

各種省庁や、各業界の協会などが、統計情報を出していることがあります。業界全体の動向などを知りたい場合や、志望動機や入社後にやりたいことの根拠を見つけにいく場合などの参考にしてみてください。

就職情報サイト

ナビサイトや口コミサイトなど、様々な種類のサイトがあります。情報量は圧倒的にありますが、中には正確でない情報があるケースもありますので、注意が必要です。

特に、転職者向けのサイトで過去にその企業に勤めていた人のコメントは、結果的にその企業が合わずに退職した方のコメントですので、基本的に厳しめの内容が書かれています。あまり鵜呑みにしないようにしましょう。

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企業研究ノートを使った企業研究の進め方

企業研究の効率的な進め方・ポイント

ここまで、企業研究のやり方・情報の集め方についてお伝えしました。
これだけたくさんの方法がありますし、1社ずつ企業を深く研究していくのは、正直とても大変です。
ここでは、効率の良い企業研究のやり方・進め方、ポイントを紹介していきます。

1. 企業研究ノートを作り、集めた情報をまとめる

まず、企業のコーポレートサイト、説明会、インターンシップなどで情報を集めたら、それをノートにまとめましょう。

せっかく得た情報をそのまま放置していると、ESを書く段階で企業の魅力や志望動機などを上手く整理することができず、採用情報の見直しに時間を取られることになります。

どんなに有用な情報も、活用できなければ意味がありません。企業研究の結果をESや面接に活かせるように、その企業がいいと思った理由や魅力などを気持ちが冷めないうちにしっかりまとめておきましょう。

企業研究ノートの作り方はこちらの記事で詳しく解説しています。

【ポイント】企業研究結果と自己分析結果を結びつけよう

企業研究ができたら、その結果と自己分析の結果を結びつけて、自分と企業の相性を判断しましょう。

例えば、自分が「直接の声援を受けることで、パワーを発揮できるタイプ」なのであれば、「実際の顧客の声を受け取り、仕事に反映している企業」との相性が良いはずです。

自己分析ができていない場合や、できていてもうまくできているかわからない場合は、OfferBoxの無料で使える自己分析ツールAnalyzeU+を使うのがおすすめです。

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診断結果を企業研究の結果と結びつけて、自分の強みが活かせる企業かどうかや、特性と合っているかなど判断しましょう。

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2. 企業研究ノートから志望動機を作成する

企業研究ノートを作成したら、まとめた情報から「なぜその企業で働きたいのか」を考えましょう。

説得力のある志望動機を作るためには、十分な材料が必要です。 面接の準備では、競合他社との違いや、その会社が持つ理念を理解しておかなければなりません。

筆者がそうであったように、「給料が良いから」「ネームバリューがあるから」などの短絡的な志望動機はすぐに見抜かれます。

しっかりと企業研究をし、志望する企業においてどのような働き方をしたいのか、その企業にとって将来どういった利益を生み出すことができるのかといったことを考え、その理由を明確にしましょう。それらがすぐに出てこない場合は、もう一度企業研究をやり直しましょう。

【ポイント】「競合他社ではなく御社が良い」志望動機を明確にする

企業研究では、競合他社との違い・優位性を調べることは欠かせません。他社との違いを認識しておけば、その企業に特化した志望動機を作成できるからです。

他社との違いを認識できていないと「その志望理由であれば、競合他社でも叶えるられる」と企業側に思われてしまい、自社への志望度が低い学生だと判断されかねません。

競合他社としっかり比較し、業界内での強みや、その企業ならでは魅力を把握して「競合他社ではなく御社が良い」と思っていることを企業側に明確に伝えられる志望動機を作成しましょう。

3. 志望動機を内定者や先輩、友人に話して磨く

志望動機ができたら、内定者や先輩、友人に話してみましょう。

いきなり面接やOB・OG訪問で社員の方と話すのはハードルが高いと感じる人も多いはずです。まずは、先輩や友人、内定者に志望動機を話して磨けるところまで内容を磨きましょう。

志望動機が浅く、「それは他の企業でもいいのでは?」と聞かれているうちは、もう少し深堀りができます。他の企業にないユニークな点を見つけるまで情報収集しましょう。

4. 志望動機をOB・OG訪問で話して磨く

先輩や友人、内定者と話して、志望動機が十分に磨けたら、OB・OG訪問、面談などで実際に働いている社員の方に話してみましょう。

OB・OG訪問は基本的に質問をする場ですが、比較的若い年次の方であれば、志望動機の添削に協力してくれるケースも多いです。OB・OG訪問参加前に送るなどして、添削をお願いしてみましょう。自分が知らなかったユニークな点があれば、その場で教えてもらえる可能性もあります。

ただ、志望動機の添削をOB・OG訪問の主目的に置くのは避けてくださいね。

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企業研究ノートから他社比較するときのポイント

企業研究を進める際、複数の企業を比較することで志望企業の特徴を明確にし、志望動機の説得力を高めることができます。企業研究ノートを活用し、事業内容や強み、企業文化などを整理することで、各社の違いや自分との相性を見極めやすくなります。

ここからは、他社比較をする際のポイントを解説します。

事業内容やビジネスモデルを比較

企業を比較する際に基本となるのが、事業内容とビジネスモデルの違いを把握することです。同じ業界の企業でも、BtoBかBtoCか、収益の柱となる事業は何かなど、事業の構造や戦略が異なります。

例えば、自動車業界であれば、完成車メーカーと部品メーカーでは役割が大きく違いますし、IT業界でもSaaS型の企業と広告収益を主軸とする企業ではビジネスモデルが異なります。

企業研究ノートには、各社の主要事業や売上の構成比などを記載し、一覧で比較できるように整理するといいでしょう。

企業の強みや競争優位性を比較

企業が持つ強みや競争優位性を理解することも重要なポイントです。

例えば、技術力の高さやブランド力、グローバル展開の強み、マーケットシェアの高さなど、企業ごとに異なる差別化要因を把握することで、その企業ならではの特徴が見えてきます。

IR資料や決算報告書などを活用しながら、「なぜこの企業は市場で強いのか?」を掘り下げて分析しましょう。

社風や企業文化を比較

事業内容や強みだけでなく、社風や企業文化の違いも企業選びにおいて重要な要素です。働く環境や価値観が自分に合っているかどうかは、長く働くうえで大きな要因になります。

企業の公式サイトや採用ページの社員インタビュー、口コミサイト、OB・OG訪問を活用し、社風や働き方の特徴を比較しましょう。

例えば、「挑戦的な文化で若手が活躍しやすい」「安定志向で長期的なキャリア形成ができる」など、企業ごとの特徴をノートにまとめると、自分に合う企業を見つけやすくなります。

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企業研究を行う際の注意点

正しい情報で、効率的に企業研究を行うためには、いくつか注意しなければならないことがあります。主に以下の点に気をつけて、企業研究を行ってください。

企業研究では信用性の高い情報・新しい情報を収集しよう

前の章でも述べましたがインターネットのサイトの中には、企業について「間違った情報」を載せているサイトもあります。

間違った情報を得てしまうと、自分に合っている企業であっても「自分にはマッチしない」と思い込んでエントリーを避けてしまう事態になりかねません。また、面接などで間違った情報をもとに答えてしまうと、面接官の印象も悪くなってしまいます。

企業研究では信用性の高い情報や、新しい情報を収集するように心がけましょう。

知っている情報と知らない情報を明確にしておこう

企業の採用サイトが充実している場合など、それだけを見て「この企業については十分企業研究ができた」と思ってしまう場合があります。

しかし、いざノートにまとめてみると、一部の項目の情報が不足していたり、全くないということもあります。そうした場合は、別の情報源から、必要な企業情報を集めに行く必要があります。

企業情報は多ければいいというわけではありません。知っておくべき情報を、網羅的に知ることが重要なのです。

そのためにも、今どの情報が手元にあり、どの情報がないのかは、明確にしておきましょう。就活ノートにあらかじめ必要な項目欄を書いておいて、それを埋めていくことで、手元にない情報を知ることができるでしょう。

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まとめ

企業研究はインターンシップが始まる卒業年次前年の6月頃から開始し、卒業年次の2月頃までには終わらせておくと、就活の選考対策が効率よく進められます。

就活を効率よく進めたい人には、学生が受けたい企業を探してエントリーする就活とは逆に企業側からオファーが届くスカウト型の就活サービスOfferBoxの登録もおすすめです。

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(最高のサービスを提供してくれている会社だからこそ、今回は記事の執筆を快諾しました。普段は他の媒体に記事を書くことはほとんどありません)

そんなOfferBoxで伝えたい最初の記事は「学生時代に頑張ったことがない人のためのガクチカの書き方」です。

今回はその全技術を、これを読む皆さんに紹介していきたいと思います。

 

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学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)がない人が陥る落とし穴

学生時代に頑張ったことがない人はめちゃくちゃ多いです。

大学は「人生の夏休み」と呼ばれるように、やることと言えばバイト・サークル・遊びがメインでしょう。

そんな大学生活を通して、頑張ったことを聞かれるとほとんどの人がどうするか?

頑張ったこと=長い時間をかけたこと

そう認識して、9割の人がバイトとサークルのことを書いてしまいます。

そうなると、よほどインパクトのあるエピソードでない限り、「何だか前にも聞いたことのあるガクチカだな」と、他の就活生に埋もれてしまうんですよね。学生時代に頑張ったこととして、バイトかサークルを書こうと考えている人はこの落とし穴を把握しておいてください。

その上で何を書けば差別化することができるのかを考えることが重要です。

他の就活生と差別化することができなければ、“採用するのがあなたでないといけない理由”を作れないですからね。

「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)がない」のは幻想である

先ほど言ったとおり、ほとんどの就活生が「学生時代に頑張ったこと=学生時代に長い時間をかけたこと」だと認識します。

しかし僕はその認識を捨てました。

別に学生時代に頑張ったことは、長い時間をかけたことじゃなくて良いんですよ。

その感覚を持てるようになると、急に書ける内容が増えていきます。

挨拶やお礼が学生時代に頑張ったことになる

長い時間をかけてなくても、頑張ったことって何か?

僕の人生を振り返ると第一に浮かんだのが「挨拶」でした。

小さい頃から「挨拶はちゃんとしなさい」と言われて育っていたので、大学でも友達に会ったら元気に挨拶していたし、教授にも元気に挨拶するようにしていたんですよね。

あれ?俺って他の人よりも挨拶頑張ってるじゃん?

そう気づいた瞬間に、学生時代に頑張ったことなんていくらでもあることに気づきました。

自分の強み起点でガクチカを考えることもあり

「頑張ったこと」がどうしても思い浮かばないという人は、自分の強みを起点に考えるのもオススメです。

多くの人は自分の強みがなんなのか分かってません。でも、強みが分かればそれが案外ガクチカを考えるきっかけになるんですよ。

例えば「自分は人よりも気配りができるな」と気付いたなら、「特に気配りを発揮して良い結果につなげた経験はないか」を探せば良いんです。

そもそも自分の強みが分からないなら、まずは新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」を使ってください。

100万人のデータに基づいて分析してくれるから、エピソードの棚卸しや言語化が苦手な人でもきっと「これだ!」と思える強みが見つかりますよ。

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学生時代頑張ったこと(ガクチカ)の企業の評価ポイント

「挨拶なんてガクチカになるの?」と思う人もいるでしょう。大丈夫、挨拶といった些細なことでも十分ガクチカになります。

なぜなら、企業は以下のような観点でガクチカを評価しているからです。

ガクチカ 評価ポイント

それぞれ説明します。

モチベーションが高まるポイント

まずは、「なぜそのことを頑張ったのか」というモチベーションの部分です。モチベーションは仕事をする上でも非常に重要ですよね。

企業は、入社後にモチベーション高く仕事に取り組んで欲しいと思っていますから、その学生がどんなことに意欲を見出せる人物なのかを、ガクチカを通して見極めようとしています。

モチベーションの内容によっては、その企業の仕事では意欲を満たせないこともあります。そうなってしまっては、学生にとっても企業にとっても良くないですから、自社との相性を見るという点でも、その学生が何にモチベーションを感じるかは、企業にとって重要なのです。

ガクチカについての改めて深掘りしたい場合は以下の記事をチェックしてください。

物事への取り組み方

次に、「どう頑張ったのか」という取り組み方の部分です。これも、学生の個性が出るポイントになります。

もう少し具体的に言うと、

・課題をどう捉えたのか
・どんな解決策をとったのか
・そこから学びを得たのか

といった、いわゆるPDCAと呼ばれる課題解決のフレームワークに沿って、取り組み方を評価するケースが多いです。

学生時代に頑張ったことを聞くことで、実際に仕事で課題にぶつかった時に、どんな方法で解決しようとするのかをイメージしたいと、企業は考えているのです。

わかりやすく伝える力

最後は、「ガクチカをわかりやすく伝える力があるか」です。エピソードの内容だけでなく、いかに初対面の相手に、自分が頑張ってきたことを具体的にイメージさせるかという、コミュニケーション能力も企業は見ています。

どんな仕事をする上でも、「簡潔にわかりやすく物事を伝える力」というのは必要です。


営業がものを売る時などはイメージしやすいですが、例えば、社内の違う部署の人に仕事を依頼する時なども、スムーズなやりとりのため、こうした力は必要になります。

企業は、学生時代に頑張ったことのエピソードを、いかにわかりやすく伝えられているかを見て、その学生の伝える力を測ろうとしています。

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学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)の見つけ方

それでは具体的に学生時代に頑張ったことを見つけていきましょうか。この方法を使えば、「学生時代に頑張ったことなんてないよ」という人でも、必ず見つけることができます。

具体的には以下の3ステップによって見つけることができますよ。

ガクチカ 見つけ方

①日常の習慣を一覧化してみる

まずは、自分の日常の習慣を一覧化してみてください。
どの日を選んでも構いません。平日と休日の2パターンを一覧化するのが良いですね。

この時に重要なことは、「めちゃくちゃ具体的に書く」ってことです。

そうすることによって、自分の癖や意識していることが見えてきやすくなります。
(具体的な内容はカッコを使って書くと分かりやすくて良いよ!)

【日常の習慣】

・起床(カーテンを開けて日光を5分浴びる)
・歯磨き(電動歯ブラシを使ってサクッと磨く)
・シャワー(毎日朝はシャワーに浴びる、浴びないと1日が始まらない)
・朝食(プロテインを飲むようにしている)
・通学(自転車+電車で通っている)
・通学中のYouTube視聴(主にビジネス系を見る)
・大学到着(講義中はつまらないから読書かゲーム)
・昼食(学食で食べる、弁当は持たない)
・アルバイト(アパレルのバイトをしている)
・帰宅(自宅でご飯を食べる機会は少ない)
・お風呂(半身浴を毎週している)
・読書(寝る前はスマホを封印して読書する、ジャンルはビジネス系)
・就寝(英単語を決めてその英単語から始める英語をずっと考えると早く寝れる)

このように日常を一覧化することができました。
ここでは説明しやすいように、大雑把に一覧化しましたが、皆さんはもっと細かく一覧化にしてください。
とにかく具体的に自分の日常を見つけることが重要なんですよね。

②「他の人があまりやっていない行動」または「意識的にしている行動」をピックアップする

日常の習慣を一覧化することができれば、次はそれらを見て次の2つをピックアップしてください。

・他の人があまりやっていない行動
・意識的にしている行動

ここは主観で構いません。
「これは他の人がしてなさそうだな」という行動をピックアップしましょう。
僕が一覧化した中では以下がこれらに当てはまりますね。

【ピックアップした習慣】

・起床(カーテンを開けて日光を5分浴びる)
・通学中のYouTube視聴(主にビジネス系を見る)
・お風呂(半身浴を毎週している)
・読書(寝る前はスマホを封印して読書する、ジャンルはビジネス系)

カーテンを開けて5分日光浴をする人は、一部でしょう。
YouTubeでビジネス系を見る人も一部。お風呂で半身浴する男性も一部。寝る前に読書をする人も一部です。
このように一部の人しかしないことを1つでもピックアップできれば、もう学生時代に頑張ったことがないと困ることはありません。

③行動を深掘りする

それではピックアップした習慣を「学生時代に頑張ったこと」に昇格される最後の手順に入ってきましょう。
それはピックアップした習慣に対して「なぜそれを行っているのか」という質問を深堀りすることです。

実際にやってみますね。

起床(カーテンを開けて日光を5分浴びる)

 

↓ なぜカーテンを開けて日光を浴びるようにしているの?

人間は日光の光によって覚醒するので、1日の始まりに日光を浴びることによって、最高のパフォーマンスを出すことができると聞いたから。

↓ なぜ最高のパフォーマンスを出したいの?

1日1日の充実度を高めることを重視しているから。

ここまで深堀りすることができれば、学生時代に頑張ったことは「1日1日の充実度を高めることです」と語ることができるんですよ!!

その1つの具体例として、朝のカーテンを開けることや、他にも通学中にYouTubeを活用してビジネス系の動画を見ることも挙げられるようになります。

このように頑張ったことが明確化できれば、そこから逆算して日常の中の努力を見つけることができる。

もしかすると、行動を始めた時点では、目的をそこまで深く考えていなかったこともあるかもしれませんが、それでも大丈夫です。
「今考えると、○○を目的にやっていたんだと思います」という説明でも十分です。

この流れによって、学生時代に頑張ったことを発見できるので、ぜひ実行してください!

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は大学入学前のことでも良い?

「学生時代に頑張ったこと」と聞かれると、なんとなく「直近の経験」を話さなければいけないような気がするかもしれません。しかし、これは間違いです。

企業がガクチカを質問をするのは、モチベーションや物事の取り組み方を知りたいからですので、必ずしも最近の経験ではなくても良いのです。

そのため、「中学や高校時代に、何よりも力を注いだものがあった」という場合は、そのエピソードを話しても良いでしょう。

ちなみに、OfferBox(オファーボックス)は「過去のエピソード」として、高校以前も含めた好きな時代のエピソードを書ける欄が3つもあります。

自分が書きたい時代のエピソードを自由に書け、それを評価してくれた企業からオファーをもらうことができます。

書きたいことが思いついたら、ぜひ登録しておきましょう。

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学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)の書き方と例文

学生時代に頑張ったことの見つけ方を把握できたら、次は書き方をマスターすれば完璧ですよね。
まずは僕がおすすめのガクチカの文章構成を紹介しましょうか。

【学生時代に頑張ったことの文章構成】

ガクチカ 文章構成

上記の文章構成に従って書けば、伝わりやすい文章になります。

就活で文章を書く時には、このように事前に文章構成を決めてから書き出すと、途中で「何を書けば良いんだ」とか「何を伝えたいんだっけ」と悩むこともなくなります。

いきなり書き始めるのではなく、文章構成をまずは決める。それから書き始めるという手順を徹底しておきましょう。

学生時代に頑張ったことの文章例文

それでは先ほどの文章構成を元にして、書いていきましょう。
完成した例文がこちらです。

【完成した文章例文】

「私が学生時代に頑張ったことは1日1日の充実度を高めることです。

 

起床後すぐにカーテンを開けて日光を5分間浴びることを習慣化したり、通学中の電車内ではYouTubeを活用してビジネス系の情報を見るなど、無駄な時間を極力排除しました。

私がこれに打ち込んだ理由は、大学時代は気が抜けることが最初から分かっていたからです。

大学生活は人生の夏休みと呼ばれるように、意識的に行動していないとすぐに時間が過ぎてしまうと考えました。

そうならないよう、無駄な時間を排除し、1日の充実度にこだわることを徹底することが大事だと考えたのです。

結果としてYouTubeだけでなく、読書によってもビジネス教養を身に着けることができたり、朝から活力ある生活を送ることができました。

社会人になってからも1日の充実度にこだわり、1日でも早く即戦力になれるよう尽力致します。」

毎日の些細な習慣からでも学生時代に頑張ったことを書くことができます。

挨拶でも歯磨きでも、「なぜそれに打ち込んだのか」を徹底的に深堀りすることで、オンリーワンな文章を書くことができますよ。

また、OfferBox(オファーボックス)の以下の記事でも、ガクチカのアピールポイントを解説していました。すごい参考になる記事だなと感心したので、ぜひ合わせて読んでみてください!

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を書く際の注意事項

ガクチカ 注意事項

続いて、学生時代頑張ったことを書く際に、注意すべきポイントをお伝えします。
「せっかく考えたガクチカが、マイナス評価になってしまった…」となってしまっては悲しいですよね。
もったいないミスを減らすためにも、注意事項を知っておきましょう。

「頑張ったこと」の結論だけ話す

上記の、「学生時代頑張ったことの書き方」の結論だけを伝えてしまわないよう注意しましょう。

企業は、「学生時代頑張ったこと」の質問から、わかりやすく伝える力を見ていると先ほどお伝えしました。

そのためには、「頑張った経験はこれです」という結論だけではなく、背景や、そこから得た学びなど、相手に具体的なイメージを持ってもらうための説明が必要です。

上記の書き方は、頑張りが伝わるような話の構成になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PRと同じエピソードを使用する

ガクチカと、自己PRや強みといった頻出質問の回答は、違うものを準備しておくことが望ましいです。

「学生時代頑張ったこと」の経験から得た力が、自己PRや強みとなるのは良くあることですが、あまりにも同じエピソードですと、企業側からすると、面接準備の手抜きに見えてしまう可能性があります。

企業が、似たように見える質問をするのは、色々な切り口から質問をすることで、「あなたがどんな人か」を深く知りたいからです。そうした企業の意図を知っていれば、同じ回答だとまずいことがわかりますよね。

  • 「学生時代頑張ったこと」は、経験について話す
  • 「自己PR」や「強み」は、能力や性格について話す

といったように、切り分けて考え、エピソードも別のものを用意しておきましょう。

相手を落として、自分を上げるような表現をする

誰かと比較をして、自分の能力や結果をアピールする表現は避けた方が良いでしょう。

「50人中●位」といった、全体の中の立ち位置を示す表現は問題ありませんが、例えば、

「●さんはやらなかったけれど、私はした」
「●さんはできないけれど、私はできた」

といった、相手の良くないところを引き合いに出して、自分ができたことを強調するのは避けましょう。

いくらわかりやすく伝える力があっても、人を落とすことで自分の価値を上げようとする人とは、仕事をしたくないですよね。

意図していなくても、そういった表現が含まれていないか、再度ガクチカを確認してみてください。

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やっぱりないと思う人は学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を作る!

さて、ここまでガクチカについて考えてきましたが「やっぱりどうしても思いつかない!」という人もいるでしょう。そんな人は、これからガクチカを作ってしまえばいいのです。

ここからは、「学生時代頑張ったこと」として胸を張って言えるような経験の作り方の一例をお伝えします。
ただし、これはあくまで一例です。何度も言っているように、どんな些細なことでもガクチカになりえますので、まずは動くことが1番重要です!

長期インターンに参加する

長期インターンシップは、短期インターンシップに比べ、実際の仕事に関わる経験ができます。

仕事に触れることで、自分に足りないものや苦手なことが明確になるでしょう。それを克服できれば、ガクチカのエピソードになります。

また、長期インターンシップは、ガクチカになるだけでなく、業界研究や企業研究にも繋がるため、おすすめです。

大学以外の課外活動を行う

大学のサークルやゼミ以外の、課外活動に参加するのも良いでしょう。特に、様々な年代の人が集まるコミュニティがおすすめです。

大学にいると、どうしても同年代で気が合うメンバーとばかり集まりがちですが、こうした課外活動に参加してみると、自分とは違う年代の様々な価値観を持つ人と知り合うことができます。

そうしたメンバーと1つの目標に向かって活動することは、良い経験になります。

アルバイトを始める

新しくアルバイトを始めるのもおすすめです。

興味があったけれど、何となく始められなかったものでも良いですし、あえて自分の苦手を克服できるような仕事を選ぶのも良いでしょう。

仕事の裁量は限られるものの、責任感を持って取り組むことで、大きな経験を得られます。単に言われたことをこなすだけでなく、自分なりの考えや目標を持って取り組むのがおすすめです。

アルバイト経験をガクチカとしてアピールする具体的な方法は以下の記事を参考にしてください。

特技・趣味に目標を設定する

もし、何となく続けている特技や趣味があるのであれば、それに目標を設定してみるのも良いでしょう。

目標達成のためには、計画を立て、計画達成のための行動が必要です。その過程を、ガクチカのエピソードにすることができます。

目標は、できるだけ具体的にすることがポイントです。例えば、読書であれば「1ヶ月に20冊本を読む」というように、数で目標を決めましょう。

資格を取得する

興味がある分野があれば、資格を取得するのも良いでしょう。

資格取得のためには、試験までの勉強計画をたて、それを着実に実践することが必要になります。その勉強の過程や工夫をガクチカとして伝えることができます。

「資格の勉強をして、取得しました」だけでは、頑張りが伝えづらいですので、「1日に●時間勉強した」「問題集を毎日●ページ解いた」といった、具体的な勉強量を伝えられるようにしましょう。

逆に、もし、資格が取得できなかったとしても、勉強の過程をしっかりアピールできれば問題ありません。
企業が知りたいのは、あなたの物事への取り組み方です。

「どんな資格がいいの?」と迷う場合は、「興味がある資格」で全く問題ありません。

少しでも就活を有利にしたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)はOfferBoxに載せよう!

せっかく文章にすることができたなら、応募する企業にしか見せないのはもったいないです!
OfferBox(オファーボックス)に登録して、企業に自分を見つけてもらいましょう。

OfferBoxは、累計で19,000社以上の企業登録があり(※)、大手からベンチャーまで幅広い業界の企業に利用されています。

またOfferBoxでは、企業のオファー送信数が制限されているため、あなたに向けた本気のオファーが届く仕組みを実現しています。自分のプロフィールのどこが良かったなどの感想を書いてくれることもあるので、企業の目線でさらにブラッシュアップすることもできますよ。

それに、もし文章だけだと頑張ったことのアピールが難しい場合も、写真や動画を載せることができるので、あなたの魅力を思う存分見せることができます。

色々魅力を書きましたが、何か文章を作ったのであれば公開しておいて、それだけでオファーが来たら嬉しくないですか?

自分のパソコンのメモ機能やワードで文章を作るのと、OfferBoxで作るのとで手間は変わりませんので、登録をおすすめします。

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※登録企業数とは、これまで当社アカウントを開設した企業数であって、直近で利用していない企業を含みます(2024年11月時点現在)

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか。

「バイトかサークルを書こうかな」と視野が狭くなってしまっている人が、少しでも視野を広げてくれるきっかけになれば良いなと思います。

本当に人生は生きているだけで、大変です。

僕は幼少の時に両親が離婚し、転校先でもいじめられてつらい思いをしたことがあります。

だからこそ、生きているだけで素晴らしいと思うんですよ。

そんな大事な人生の中から、自分が少しでも努力していることを見つけ出す。

それを深堀りして、自分の思いや個性を面接官に伝える。

その結果、「自社に合う人材」と評価してくれる企業に入社しましょう。

今回の記事がその役に少しでも立てたのなら、書いてよかったなと思いますね。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

(書いた人)

就活マン/藤井智也

就活攻略論
累計300万PVの就活ブログ「就活攻略論」を運営。中堅大学から大手食品企業に入社した全技術をブログにて執筆している。

AnalyzeU

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「ゼミ活動はガクチカのテーマにできるの?」
「ありきたりなテーマだと思われてしまいそう」

就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

「学生時代に力を入れたことなんてない…」というのは多くの学生に共通する悩みの一つです。なんとなく思い浮かんだとしても、テンプレートのような回答になってしまい、企業に評価してもらえるか不安に感じている人も少なくないはずです。

そこで今回はガクチカのテーマで悩んでいる人向けに、ゼミ活動をアピールするメリットや答え方のポイントを解説します。ESの書き方と例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

AnalyzeU

ガクチカでゼミ活動をアピールするのはだめ?弱い?

ガクチカでゼミ活動をアピールすることは全く問題ありません。

学生の本分である学業に関する経験をアピールするのは、むしろ規則正しい大学生活を送ってきたことの証明になり、好印象を与えられるケースも多いです。

たとえ大きな実績を残していなくても、自分なりに頑張ったと思えるのであれば、立派なガクチカとしてアピールできます。

なかには「ありきたりなテーマすぎるのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、オリジナリティを出すのにテーマは関係ありません。自分がどのように工夫・努力したのかが重要です。

ゼミ活動のような多くの人に共通するテーマでも、ものごとや問題に対する向き合い方をきちんと伝えることができれば、自分らしい回答になります。

ガクチカでゼミ活動をアピールするメリット

では、ゼミ活動をガクチカのテーマにするとどんなメリットがあるのでしょうか。他のテーマにはないゼミ活動ならではのメリットを見ていきましょう。

興味関心の違いが出やすい

自分の興味関心の対象を伝えやすいメリットがあります。

先輩や友達に誘われてゼミに入るケースもありますが、基本的にゼミ選びは、数多くのゼミから自分が興味を持ったところを選んで所属するものです。

自分で選んだということは、そのゼミが持つ何かに惹かれて選んだということですから、選んだゼミによってその人の興味関心の対象が分かります。

興味関心の違いが出ることによって、回答にもオリジナリティが生まれやすくなるのが、ゼミ活動をアピールするメリットです。

面接官が様子をイメージしやすい

学生がゼミで活動する様子を、面接官がイメージしやすいメリットもあります。専攻分野に関係なく、大学を卒業している多くの面接官が大学時代にゼミ活動を経験しているでしょう。

面接官自身が経験していることであれば、当然まったく経験のないことよりもイメージしやすいため、自分なりの頑張りや苦労も理解してもらいやすくなります。

面接官と研究内容まで被るケースは稀ですが、卒業論文やレポート作成などの苦労は誰もが経験しているはずです。

組織における役割・立ち位置を伝えやすい

組織における自分の役割・立ち位置を伝えやすいのも、ゼミ活動をアピールするメリットの一つです。

ゼミ活動は仕事と同様にチーム単位で活動することが多いため、ゼミでの役割を伝えれば、入社後に自分がどんな形で企業に貢献していけるのかをイメージしてもらえます。

たとえばゼミでリーダー的役割を担っていたことをアピールすれば、「入社後もチームを引っ張っていく人材として活躍してくれそうだ」と面接官にイメージしてもらえるのがメリットです。

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ガクチカでゼミ活動をアピールするポイント

ゼミ活動をガクチカのテーマにするメリットについて理解したところで、次はES・面接でアピールする際のポイントを理解しましょう。以下のポイントを意識しながらアピールすることで、他の人とは違うオリジナリティのある回答にできます。

研究結果が直接活かせる場合は内容を詳しく伝える

ゼミや研究室での研究結果が入社後の仕事に直接活かせる場合は大きな強みになります。理系専門職を志望しており、さらに研究と仕事の関連性が高いのであれば積極的にアピールしましょう。

特に、機械系・IT系・建築系などは大学で学んだことが仕事に直結するケースが多いです。

学びをどう活かせるのかをアピールするため、研究内容を詳しく説明できるようにするのはもちろん、得られた成果と自分なりの考察を説明する準備をしておきましょう。研究内容に詳しくない人にわかりやすく伝える力も重要です。

関連がない場合は過程を詳しく伝える

ゼミ活動が仕事に直接的に関係ない場合は、掲げた目標や成果を得るまでの苦労など、過程を詳しく伝えましょう。ゼミ活動と仕事の関連性が低い場合でも、研究に取り組む姿勢や、課題への対処能力を評価してもらえます。

これは、大学での学びを直接仕事に活かしにくい文系出身の人に特におすすめのアピール方法です。理系のように専門的なスキルがなくても、ゼミ活動の過程を詳しく伝えることで、分析力や計画性など間接的に仕事に活きる能力をアピールできます。

背景や状況は細かく伝える

そのゼミに興味を持ったきっかけ、教授・ゼミ仲間との関係性など、ゼミでの背景と状況は細かく伝えましょう。自分がゼミ活動をどのように頑張ったのかを知る際に、直面した状況を面接官にイメージしてもらう必要があります。

企業がガクチカを聞くのにはさまざまな理由がありますが、最も大きな理由は学生の人柄を知るためです。

ただゼミに所属していた事実だけ伝えても人柄は分かってもらえないので、自分の価値観や考え方が伝わるような説明を心がけてください。たとえば何を基準にゼミを選んだのかを伝えれば、日々の思考や行動のなかで何を重視しているのかが分かります。

企業特性に合ったエピソードを伝える

ガクチカは自分の魅力をアピールできるエピソードを選ぶことに加えて、企業に沿った内容にすることも大切です。いくら自分の能力が高くても、その能力が仕事に活かせるものでなければ企業からは評価してもらえません。

自分の強みや性格、組織における役割が仕事にも活きると評価してもらうため、ガクチカでは企業特性に合ったエピソードを伝えるよう心がけてください。そのためには、求める人物像や企業理念、社風などを調べたうえで、企業側の視点を考慮しながらエピソードを考える必要があります。

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ゼミ活動のエピソードのガクチカの書き方

ガクチカでゼミ活動のエピソードを伝える際は、内容だけでなく話の構成も重要です。自分が最もアピールしたいポイントを面接官に理解してもらえるよう、以下の構成を心がけながら回答を考えましょう。

  • 結論
  • ゼミを選んだ理由
  • 目標と課題
  • 対策と結果
  • 発揮された/培われた強み
  • 学んだこと

結論

どんな質問に答えるときも、まずは結論から答えるのが基本です。「私は学生時代◯◯に力を入れました」などと、冒頭で質問に対する答えを簡潔に伝えましょう。結論ファーストを心がけることで、話の内容を面接官に理解してもらいやすくなります。

例)
大学時代は経営学のゼミに所属し、ゼミ長として教授とゼミ生のパイプ役を務めました。

ゼミを選んだ理由

ゼミを選んだ理由は、回答のなかで最も自分の興味関心を伝えやすい部分です。他の人の回答と差別化を図るためにも、何を基準にしてゼミを選んだのか、自分なりの考えを伝えましょう。

ただ、何となくで選んだ場合や、先輩・友達に誘われて入った場合は無理に伝える必要はありません。伝える場合は、その後どのようにテーマに興味を持ったのか、力を入れようと思ったのかをセットで伝えることをおすすめします。

例)
文献研究だけでなく、フィールドリサーチや企業との共同研究も重視する教授の指導方針に惹かれたため、このゼミを選びました。

目標と課題

ゼミ活動を通して設定した目標や、ぶつかった課題について説明します。

目標と課題を明確にしておかないと、自分の頑張りを十分に理解してもらえません。ただゼミに所属していただけでないと分かってもらうためにも、自分がどんな考えや問題意識を持ってゼミ活動に励んだのかを伝えましょう。

理系で専門的な研究内容をアピールする場合を除いて、内容の説明ばかりにならないよう注意が必要です。企業は研究内容だけでなく、学生が何にどう取り組んできたのかという過程にも着目しています。

例)
ゼミ生同士の交流に消極的な人が多く、ゼミ長としてまとめるのに苦労しました。

対策と結果

上記の目標や課題に対してどんな対策をとったのかを伝えます。「明るく振る舞うよう心がけた」などという抽象的な表現は避け、自分がとった行動を詳細に述べることがポイントです。

ガクチカにおいて必ずしも結果は重要ではありませんが、自分の行動が何かしらの結果につながったのであればアピールになります。講じた対策と合わせて、自分がもたらした結果を記載しましょう。

例)
休日開催のイベントや、大学以外の場所でのイベントが多いせいで参加率が低く、ゼミ生同士の交流が希薄になっていました。誰でも参加しやすいよう研究室内でのイベントを増やした結果、参加率が上がり、ゼミが活性化しました。

発揮された/培われた強み

目標達成もしくは課題解決のために、どんな強みが発揮されたのかを伝えます。設定した目標が達成されたからといっても、それが自分の頑張りによるものとは限りません。

自分の頑張りが周囲に好影響を及ぼしたと証明するためには、どんな強みが発揮されて結果につながったのかを伝える必要があります。

例)
チームの生産性を上げるためにはゼミ生同士の交流が欠かせないと考え、誰でも気軽に参加しやすい研究室内でのイベントを増やしました。

こちらの例文では、「チームの生産性を上げるためにはゼミ生同士の交流が欠かせないと考えた」というエピソードから課題発見力、「誰でも気軽に参加しやすい研究室内でのイベントを増やした」というエピソードから課題解決力が読み取れます。

学んだこと

最終的に何を学んだのか、どんな点が成長したのかを伝えましょう。

結果につながらなかったエピソードを伝える場合でも、失敗から得た学びや気づきがあるなら、それは自信を持って語れるエピソードになります。

ESや面接は実績の自慢大会ではないので、頑張りが結果につながったかはあまり気にせず、自信を持って自分なりの学びを伝えてください。

例)
チームの生産性を上げるためには、メンバー同士の交流をはかりながら意見交換を活発にすることが重要だと学びました。

ガクチカのゼミ活動のエピソードでアピールしやすい強みの例

以下に、ゼミ活動のエピソードでアピールしやすい強みの一覧を紹介します。ゼミ活動で発揮した自分の強みをうまく言葉にできない人は、例を参考にして考えてみてください。

【個人ワークに関する強み】

  • スケジュール管理能力
  • 臨機応変に対応する力
  • 忍耐力

【ディスカッションに関する強み】

  • 異なる意見を調整する能力
  • 表現力
  • 傾聴力
  • 情報整理力

【フィールドワークに関する強み】

  • 課題発見力
  • 課題解決力
  • 協調性
  • モチベーション維持能力

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ゼミ活動のエピソードのガクチカ例文一覧【300文字】

ここまでの内容を踏まえ、アピールする強み別にゼミ活動のガクチカを紹介します。例文はどのゼミにも共通するような強みをテーマにしていますが、理系のゼミに所属していた場合は、専門的な能力・スキルをアピールするのも効果的です。

リーダーシップをアピールする例文

リーダーシップは「責任感が強い」「意見を調整する」などの能力を求める企業にマッチします。自分がどんなタイプのリーダーなのか、どんな場面でリーダーシップを発揮したのかを伝えましょう。

例文

大学時代はゼミ長として、研究についての議論を活発化させるために、チームビルディングに尽力しました。

 

具体的な対策としては、誰でも参加しやすいよう研究室内でのイベントを増やすという方法です。それまでは大学以外の場所でのイベントが多いせいで参加率が低く、ゼミ生の同士の交流が希薄になっていました。そこで気軽に参加できるイベントを増やしたところ、参加率が上がり、ゼミが活性化しました。

お互いのプライベートな面を知ったおかげで、ゼミ生同士の間にあった見えない壁がなくなり、研究においても積極的に意見交換できるようになりました。

ポイント

物事を俯瞰して問題点を見極めるリーダーシップが読み取れる文章です。入社後もリーダー的存在としてチームを引っ張ってくれそうなイメージができます。

協調性をアピールする例文

協調性は「チームワーク」「コミュニケーション力」などの能力を求める企業にマッチします。チーム単位で物事に取り組んだエピソードと絡めながら、自分の協調性がチームに好影響を及ぼしたことをアピールしましょう。

例文

私は大学時代、ゼミ活動に最も力を注ぎました。

 

ゼミに入ってすぐに取り組んだグループ研究では、苦労したことも多くありました。開始当初は役割分担がうまくできず、個人研究と同程度の進捗でした。

この状況を解決するために、私は得意分野ごとに作業を分担して、並行して進めるやり方を提案しました。その結果、個人での作業よりも効率が上がり、大人数で作業に取り組む意義を見出すことができました。

この経験から、人数が多いからといって、必ずしも作業効率が高まるわけではないことを学びました。これからも各々の強みをよく理解し、適切な役割を担当してこそチームワークを発揮できる環境づくりをしていきたいと考えています。

ポイント

協調性をアピールする際は、ディベート大会やグループ研究など、チーム単位で物事に取り組んだエピソードをテーマにするのがおすすめです。

協調性は他者との関わりのなかで発揮される能力なので、自分の能力が周りにどんな影響を与えたのかを説明する必要があります。

行動力をアピールする例文

行動力は「チャレンジ精神がある」「主体的に行動できる」などの能力を求める企業にマッチします。抽象的なエピソードにならないよう、なぜ行動したのか、どういったアクションを起こしたのかを詳しく伝えるよう心がけましょう。

例文

大学時代に最も力を入れたのはゼミ活動です。

 

私が所属していたゼミの教授は意見交換を重んじる指導方針だったため、議論をメインにゼミ活動が進んでいました。しかし、日々の議論の内容を残しておらず、同じような議論を繰り返してしまう点が問題でした。

そこで私は自ら記録係を務めることにしました。その結果、内容を見返せるようになったうえ、議論の内容をその場でうまくまとめることにも役立ちました。記録係を設けるアイディアは教授と他のゼミ生にも高く評価してもらえ、現在は交代制で記録係を担当しています。

私はこの経験から、小さな行動を起こし、周囲を巻き込んでいくことで状況をよりよくできる場合があると学びました。

ポイント

身近なエピソードから行動力の高さをアピールできています。仕事においても小さな変化にいち早く気がつき、率先して行動できる人間だと評価してもらえるでしょう。

400字の場合の補足の仕方

エントリーシートでガクチカを提出する場合、400字で書くことが求められることも多いです。

400字の場合は、300字のガクチカの内容に加えて、企業に入社してからどのように活かすかを補足することがおすすめです。具体的にどのような場面で活かせるかを伝えることで、強みの内容が明確になるうえに、企業理解度が高いことも伝えられます。

あくまで、ゴールは面接官に自分の強みを伝え、採用したいと思ってもらうことです。経験した事実だけを伝えるガクチカではなく、入社後活躍するイメージを持ってもらえるように工夫しましょう。

【400字のガクチカに盛り込むべき内容】

  • 結論
  • ゼミを選んだ理由
  • 目標と課題
  • 対策と結果
  • 発揮された/培われた強み
  • 学んだこと
  • 企業で活かせること

200字の場合の絞り方

エントリーシートや履歴書で200字程度でガクチカを書くことが求められることもあります。

200字で伝えたいことすべてをまとめるのは、なかなか難しいです。そのため、自分がものごとにどう向き合うのか、何が強みなのかを伝えられる内容に絞りましょう。

自信を持って強みだと伝えられることがない場合は、学んだことを伝える形でも問題ありません。ただ、学んだことを伝えるだけではアピールとして不十分なので、それをどう活かすのかセットで伝えましょう。

【200字のガクチカに盛り込むべき内容】

  • 結論
  • 結論を裏付けるエピソード
  • 発揮した強みor学んだこと

ゼミを選んだ理由や詳しい研究内容、経験から得た学びなどは、エントリーシートや履歴書ではなく、面接で具体的に話すのがポイントです。書類は面接時の参考にしてもらえるので、質問して深堀りしてもらえるような内容に仕上げましょう。

200字程度でのガクチカの書き方について、より詳細な解説はこちらの記事にまとめています。

まとめ

以上、ガクチカでゼミ活動をアピールするメリットや、答え方のポイントを解説しました。

ゼミ活動がテーマのガクチカは、組織における自分の役割を伝えやすい点が大きなメリットです。入社後にどんな形で貢献できる人間なのかを面接官に知ってもらうため、ゼミに所属した経験がある人はぜひガクチカのテーマに選んでみてください。

また、ES・面接で質問に答える際は、経験した事実だけを淡々と伝えるだけではなく、自分の考えと行動を具体的に示す必要があります。大学での頑張りを理解してもらえるように、どんな考えに基づいて行動したのかを詳しく説明するよう心がけてください。

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自己分析ができない人の例

自己分析 できない 例

自己分析ができない人には、主に以下のような特徴があります。特徴に自分が当てはまっていないか確かめてみましょう。うまく自己分析を進めていくためには、できない理由を明らかにすることが肝心です。

目的を理解せず、ただやっている

「先輩に言われたから」「みんなやっているから」など、自己分析の目的を理解できずにただやっているだけのケースがあります。目的が理解できていないため明確なゴールがなく、自己分析がうまく進んでいない状態です。

目的があいまいなままでは目指す姿をイメージできず、何に向かって自己分析を頑張ればいいのかも分かりません。

「将来のことはまだよくわからない」という人も、「まずは自己PRを作るために自己分析する」などのように、自分が前向きに自己分析を進められる目的を設定してみましょう

方法や手順に沿って試していない

自己分析したほうがいいと分かっていても、具体的な方法・手順を知らない、あるいは知っても試さないために、自己分析できていないケースも多く見られます。

自己分析にはモチベーショングラフや自己分析ツールなど、さまざまな方法がありますが、どの方法が自分に合うかは実際に試してみなければ分かりません。

例えば、自分のことを思い出す際に、モチベーショングラフを使うと思い出しやすい人もいれば、周囲の人に自分の印象的なエピソードを聞いた方が思い出しやすい人もいるでしょう。

自己分析を進める方法には人それぞれ相性があるため、具体的な方法・手順を知ったうえで積極的に試す必要があります

短所や弱みしか見ていない

短所や弱みしか見ていないのも、自己分析ができない人によく見られる特徴です。自分を過小評価してしまい、気分が落ち込んで自己分析ができない・進まないケースがあります。

自分を理解しようとすればするほど悪い部分も見えてきてしまいますが、短所や弱みは誰にでもあるものです。自分のマイナス面がわかるということは、客観的に自分を見ることができているとも考えられます。

その調子で自分の長所にも目を向け、長所と短所をバランスよく見ていくことがうまく自己分析を進めるポイントです。

演じている自分と本当の自分は別だと考えている

普段、人前で振る舞う自分が、本当の自分とは別だと感じてしまい、自己分析がうまく進まないケースがあります。

具体的には、「他人に嫌われたくないから明るく振舞っているけど、実際の自分は暗くて陰湿な性格」といった例が挙げられます。本当の自分をさらけ出したくないために、「暗くて陰湿な性格の自分」を知る自信と勇気をもてないのが自己分析ができない原因です。

しかし、人前で多少なりとも自分を演じるのは、当たり前のことです。家族や友達、アルバイト先など、接する相手が違えば、振る舞いが変わるのは当然です

自己分析には、シチュエーションが違っても変わらない「自分の本質的な性格」を認識する、という目的もあれば、「自分ができること」を明確にするという目的もあります。
具体的には「本来はあまり人と話すのは好きではないけれど、必要であれば、初対面の人にも明るく振る舞うことができる」のであれば、それは能力として評価して良いのです。

「演じている=能力」と捉え、客観的に自己分析しましょう。

過去のことを思い出すことができない

過去のことを思い出せないから、自己分析が思うように進まないと感じている人も存在します。長所と短所を明らかにするために写真や動画を見返してみたけど、当時の自分がどんな感情を持ち、どんな行動を取ったのか思い出せないケースです。

何も思い出せないなら自己分析を進めようがないと考えがちですが、必ずしも「過去のことを思い出せない=自己分析ができない」にはなりません。思い出せないなら思い出せないなりに、また別の方法を試してみましょう。具体的な方法は後述します。

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自己分析ができない人に試してほしいおすすめの方法・手順

自己分析 手順 方法

自己分析が苦手だと感じる人でも、以下の①〜⑤に順番に取り組むことで自己分析を進められるはずです。

ただし、絶対に順番どおりに進めないといけないわけではありません。自分がやりやすいと感じたものから始めたり、合わないと感じた方法を飛ばしたりしてもOKです。

①ざっくり変遷を振り返る「モチベーショングラフ」

強みや弱みをいきなり考えるのではなく、まずはざっくり人生を振り返ることをおすすめします。その際は「モチベーショングラフ」が最適です。

モチベーショングラフとは、人生のモチベーションの高さを時系列で表したもので、どんな出来事が自分のモチベーションに影響するのかを分析できます。

作成方法は、モチベーションの高さを表す縦軸と、時間を表す横軸に直線を引くのが基本です。縦軸には1〜10などの具体的な数値を設定し、横軸には幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生の時期別に出来事を記入していきます。

その後、「高校受験に失敗したときはモチベーションが最低だった」「テニスと研究に打ち込んだ大学生活はモチベーションが最大だった」などと記入していき、それぞれの点を結んで曲線にしたらグラフは完成です。

より具体的な方法と、モチベーショングラフの活用例は以下の記事で確認してください。

②過去を一覧化する「自分史」

過去の経験や考えを網羅的に一覧化していきたいのであれば、「自分史」がおすすめです。自分史とは、半生を時系列に整理してまとめたもので、過去の経験や自分の考え、価値観を明らかにできます。

自分史もモチベーショングラフと同じく、幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生の時期別にエピソードを書き出すのが基本です。

「中学生の頃は英語の授業がとにかく嫌いだった」「高校の部活で友人と大喧嘩した」など、ささいなエピソードでもいいのでなるべく多く書き出していきましょう。

その後、当時考えていたことや、経験から得た学びを記入していきます。「エピソードを書き出す→当時の考えや学びを記入する」というのが、自分史作成の大まかな流れです。

自分史の作り方と書き方のポイントは以下の記事を参考にしてください。

③かんたん自己分析ツール「AnalyzeU+」

客観的に自分を分析するには、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」を活用するのがおすすめです。AnalyzeU+では、「社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目」の他、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性の計28項目で診断結果を分析できます

質問数は決して少なくはないですが、その回答から詳細なデータを得られるのが特徴です。モチベーショングラフや自分史で整理した過去の経験と診断結果を照らし合わせて、自分の強みと経験をより強固に結びつけましょう。

ただし、自己分析ツールは自己分析を補助する手段の1つでしかありません。ツールの情報だけに頼りすぎず、あくまでも自力で自己分析をした後の補足として活用することをおすすめします。

AnalyzeU+の詳しい使い方は、以下の記事を参考にしてください。

④自省力を活かして「短所の言い換え」

自分の短所を見つけられるのであれば、短所を長所に言い換える方法が効果的です。どうしても長所が見つからないときは、「優柔不断な性格⇔慎重に物事を進められる」というように短所から考えてみましょう

  • 優柔不断な性格⇔慎重に物事を進められる
  • 1つのことに集中できない⇔視野が広い
  • 他人の評価を気にしすぎる⇔自分を客観的に分析できる
  • 行き当たりばったりで行動してしまう⇔行動力がある
  • マイナス思考⇔リスク管理に長けている
  • 1人で抱え込みすぎる⇔責任感がある
  • 細かい点が気になる⇔几帳面
  • 無理をしてしまう⇔努力家
  • 主体性がない⇔異なる意見を尊重できる
  • 飽きっぽい⇔切り替えが早い
  • 本音を言えない⇔協調性がある

そのほかの言い換え例は以下の記事を参考にしてください。

⑤他人に協力してもらう「他己分析」

自己分析の結果に自信がもてない人は、他人に協力してもらう他己分析をしてみましょう。他己分析は自分に対する他者からの評価を参考にする方法で、客観的な視点で分析を進められるメリットがあります。

他己分析で他人に話を聞く際は、自作のアンケートやツールを使うと効率的です。得た情報を視覚的にまとめることで、ただ話を聞くよりも回答の集計・整理がスムーズになります。

また、アンケートやジョハリの窓を用いた他己分析だけでなく、自己分析結果を他人に話して深掘りしてもらう方法も効果的です。自己分析で明らかにした強みや弱みについて、「なぜ?なぜ?」と質問をしてもらいましょう。

他人の評価と自己分析の結果が一致していれば説得力が高まり、反対に、一致しなければ新たな視点の発見に繋がります。

他己分析のやり方や質問例は以下の記事を参考にしてください。

自己分析ができない人が陥りがちな勘違い

自己分析 できない 勘違い

続いて、自己分析に関する勘違いを紹介します。よくある勘違いの内容と対処法を参考に、自己分析の捉え方を変えてみましょう。

「自己分析は完了する」

自己分析そのものが目的になると、「自己分析が完了した状態」を目指し、「まだ自己分析ができない」と感じる人がいます。しかし、その人が目指している「自己分析が完了した状態」はほぼ実現しません

自分の考えや価値観は就職活動中も、社会に出た後も日々変化していきます。そのため、自己分析は「完了するもの」ではなく、「現時点での自分を正しく認識するもの」です。

自分自身には色々な面があり、常に変化していると理解したうえで、まずは「面接やエントリーシートに頻出の質問項目を埋められる程度」など、明確な目標を立てることをおすすめします。

「自己分析は面倒くさい」

自己分析は長時間パソコンやスマートフォン、机に向かわないとできないもの、と考えるのもよくある勘違いです。面倒くさいものだと勘違いしているせいで、自己分析ができなくなってしまっています。

長所や短所を明らかにするのは大変に感じるかもしれませんが、自己分析には簡単な自己分析ツールを活用して進める方法もあります。効率的に自己分析をするのは決して悪いことではないため、自分に合う方法をうまく採り入れて効率的に自己分析を進めましょう。

「自分を好きにならないといけない」

自分を好きでなくても自己分析はできます。そもそも自己分析の目的は「自分を客観的に知り、言葉にすること」なので、自分を嫌いでも問題はありません。それは主観の問題なので、就職活動では重要ではありません。

自分のことが嫌いという感情が先立つのであれば、まずはその理由を挙げていくことから自己分析を始めてみてはいかがでしょうか。

例えば、「周囲の目を気にしすぎてしまう自分が嫌い」であれば、「周囲の目を気にする」というのが自己分析で注目するべき箇所です。「相手の気持ちを深く想像しようとする」「人を傷つけないマナーや振る舞いを重要視する」など、具体的な言葉にしていきましょう。

「短所しか見つからない=ダメ」

同様に、短所しか見つからないことをダメだと思うのは大きな勘違いです。

短所と長所は表裏一体だとよく言われます。そのため、短所が見つかっているのであれば、その裏側にある長所に気づける可能性が高いです。例えば、「注意力散漫」が短所であれば、長所として「好奇心旺盛」が挙げられるようなケースがあります。

短所が見つかっている状態は、何も見つかっていない状態よりも前に進んでいます。短所が見つかっていることをポジティブに捉えて、裏側にある長所や強みに目を向けてみましょう。

「記憶力がよくないとできない」

記憶力がなく過去のことを思い出せないから、自己分析ができないと勘違いしている人もいます。打つ手がないように思うかもしれませんが、先にも述べたとおり、記憶力がよくなくても自己分析をする方法はあります。

例えば、幼少期の出来事が思い出せないなら家族に聞いてみたり、大学での出来事が思い出せないなら友人に聞いたりするなど、他の人に聞くことで記憶は補完できます。

話を聞くうちに思い出していく場合も多いため、過去のことを思い出せないからといって投げやりにならないよう注意しましょう。

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まとめ

以上、自己分析ができない人が陥りがちな勘違いと、おすすめの対策方法を紹介しました。

自己分析ができない人は思い込みが強すぎるあまり、視野が狭くなってしまっています。

「自己分析は面倒くさい」と感じるなら効率的な方法を模索し、「記憶力がよくないとできない」と感じるなら過去のことを思い出せない場合の方法を探すなど、思い込みを捨てて柔軟に考えてみましょう

自己分析に対する間違った考えを改善できたら、今回紹介した方法・手順で自己分析を進めてみてください。

自己分析が進んだら、そこから自己PRガクチカを考えてみましょう。その内容をOfferBoxのプロフィールに登録することで、自分に合った企業からオファーがもらえる可能性があります。

自己分析と並行してOfferBoxを活用することで、より効率的に就職活動を進めることができます。

AnalyzeU

モチベーショングラフは自己分析をより確かなものにし、説得力のある自己PRを作るために欠かせないものです。

いざ自己分析を始めてみても「今の自分を形成した『過去の自分』」というものは、自分では見つけにくいものです。
そこで今回は、モチベーショングラフの書き方を紹介したうえで、モチベーショングラフの作成で使えるテンプレートを紹介します。

また、OfferBoxを運営する 株式会社i-plugの代表取締役CEO「中野智哉」が幼少期の経験や影響を与えたことなど、経営者となるまでにどういった経験をしたのかを例として紹介しています。

ぜひ皆さんのモチベーショングラフ作成のヒントとして役立ててみてください。

新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
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モチベーショングラフとは?

モチベーショングラフとは、自分の過去を振り返り、人生のモチベーションの高さを時系列に曲線で表したものです。モチベーションの源泉をグラフで可視化することで自分を客観視できるため、自己分析や就活の面接にも活用されることが多いです。

人生のモチベーションの高さを曲線で表したもの

モチベーショングラフでは、自分の過去の出来事や経験を振り返り、これまで過ごしてきた人生のモチベーションの高さを時系列に曲線で表します。

このことから、別名「モチベーション曲線」とも呼ばれます。

自分の年齢や過去の大きな出来事を軸として、当時のモチベーションの上下や揺れをグラフに表します。図式で可視化できるため、自分をより客観的に捉えやすくなり、自己理解を深めることができます。

自分のモチベーションの源泉が分かる

モチベーショングラフを作成する利点のひとつが、「自分のモチベーションの源泉が分かる」ことです。

グラフの曲線から、自分がどんなときにモチベーションが上がるか、どんなときに下がるかがパッと見てわかるため、これまでの人生を俯瞰することができます。

自分がどのような経験や事柄からモチベーションを左右されるかがひと目で理解できるため、就職活動の軸や人生のキャリアを考える際にも活用できます。

就活の面接にも活用され、自己分析にも役立つ

就職活動の軸や将来のキャリアを考える際に、自分がどのようなことにモチベーションを感じるかを押さえておくことは非常に重要です。

モチベーショングラフを使うことでその条件がひと目でわかるので、就職活動やキャリアチェンジへ向けての自己分析に役立ちます。

また、企業側も同様に、その人のモチベーションの条件を知ることで入社後のミスマッチを防げるため、実際に就活の面接で活用している企業もあります。

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モチベーショングラフのテンプレート

モチベーショングラフの書き方を紹介する前に、様々な形式のモチベーショングラフのテンプレートを紹介します。

Excel(エクセル)形式

Excel(エクセル)形式のモチベーショングラフテンプレートはこちらからダウンロードしてください。
Excelモチベーショングラフ_テンプレート

PowerPoint(パワーポイント)形式

PowerPoint(パワーポイント)形式のモチベーショングラフテンプレートはこちらからダウンロードしてください。
PowerPoint_モチベーショングラフ_テンプレート

Word(ワード)形式

Word(ワード)形式のモチベーショングラフテンプレートはこちらからダウンロードしてください。
Word_モチベーショングラフ_テンプレート

pdf形式

pdf形式のモチベーショングラフテンプレートはこちらからダウンロードしてください。
PDF_モチベーショングラフ_テンプレート

就活のモチベーショングラフの書き方

ここからは、モチベーショングラフの具体的な書き方をご紹介します。
大まかな流れは以下のとおりです。

  • ①縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間で直線を引く
  • ②幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生と時期に分ける
  • ③当時のモチベーションの高さに点を描く
  • ④点をつないで曲線にする
  • ⑤モチベーションの山と谷を言語化する

①縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間で直線を引く

モチベーショングラフは、縦軸と横軸の2軸を使って作成するのが基本です。縦軸ではモチベーションの高さを表し、横軸では時間軸を表します。

縦軸に記載するモチベーションの高さは1〜10など、目安の数値を設定しておくと確認時にわかりやすいでしょう。とくに数値を設定せず、大まかな曲線で表す方法もあります。

②幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生と時期に分ける

モチベーショングラフを記入するときは、「幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生」といったように時期ごとに分けて記載するのがおすすめです。

時期ごとに区切りを入れることで、その時代に経験した出来事や当時のモチベーションを整理して振り返ることができるため、より精度の高いグラフが描きやすくなります。

③当時のモチベーションの高さに点を描く

横軸の時系列に時代ごとの区切りを入れたら、過去を振り返りながら当時のモチベーションの高さ(数値)に点を打ち、グラフ全体のプロットを作成していきます。

高さ(数値)を決めるのが難しい場合は、その時代に経験した印象的なできごとなどを思い出しながら書き出してみるとよいでしょう。

また、モチベーションを左右する原因となった事柄は、できるだけ詳細にメモを入れておくと後から分析しやすくなります。

④点をつないで曲線にする

おおよそのプロットができあがったら、点と点をつないでなめらかな曲線にしましょう。

こうすることにより、モチベーションの揺れ具合をグラフで可視化して確認することができます。

⑤モチベーションの山と谷を言語化する

できあがった曲線をもとに、自分のモチベーションの揺れ具合や特徴を言語化してみましょう。

特にポイントとなるのは、曲線グラフの中で山や谷になっているところの分岐点です。自分がどのようなときにモチベーションが上がっていたのか、どのようなできごとを受けてモチベーションが下がっていたのかに着目して振り返りましょう。

モチベーションの山となっているところと、谷となっているところの共通点を探りましょう。

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モチベーショングラフをより言語化した「自分史」もおすすめ

モチベーショングラフのほかに、生まれた日から今日までのできごとを年表にまとめた「自分史」の作成もおすすめです。自分史の作成では、以下の3つを各年代ごとに時系列になるようにまとめましょう。

  • 印象的なできごとや経験など、当時のイベント
  • 所属していたコミュニティや人間関係など、当時の環境
  • 当時の感情、行動、変化

上記の3つに焦点を当てることでモチベーショングラフの役割も兼ねることができ、より詳細に言語化することができます。

些細なできごとであっても自己分析における気付きのきっかけとなることがあるため、思い出せることはできるだけ細かく洗い出すようにしてみてください。

自分史のワークシートは、以下のリンク先でダウンロードできるのでぜひご活用ください。
自己分析シート無料ダウンロード|手順や便利なツールを紹介

モチベーショングラフの例〜OfferBox運営会社 株式会社i-plug代表取締役CEO「中野智哉」の場合〜

実際にモチベーショングラフの例を紹介します。
今回は、OfferBox運営会社 株式会社i-plug代表取締役CEO「中野智哉」を例に紹介します。

  • 略歴
  • 幼少期は田舎暮らしでマイペースな性格。周囲は起業家が多かった
  • 学生時代は「文系科目が大の苦手」。とにかく楽しいことに全力で打ち込んだ
  • 「楽しいことに全力で臨む姿勢」は大学入学後も変わらず。単位がなく、就活はほぼ出来なかった
  • 初就職するも数年で退職。その後、人生最大の転機が訪れる
  • 求人広告市場での10年間で、どこかやり切った感覚を覚える
  • グロービス経営大学院で経営戦略やマーケティングを学び、仲間と起業の勉強会などがきっかけで起業を決意
  • 「株式会社i-plug」を設立。ギリギリの経営でも、めげなかった
  • 会社として、また個人として今後の目標などはありますか?
  • 就活を控えた学生へのメッセージ「人はどんどん変化し、成長できる。変化の大小にこだわらず、その瞬間ごとの変化を楽しんでほしい。」

略歴

中野智哉(なかの・ともや)/1978年兵庫県生まれ。 2001年中京大学経営学部経営学科卒業。2012年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。
株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で10年間求人広告市場で法人営業を経験。 2012年4月18日に株式会社i-plugを設立し、代表取締役CEOに就任。

プロフィール

◆家族構成は…
妻と子供2人の4人家族です。

◆趣味は…
学生時代からテニスを続けています。2年くらい前から社長仲間の影響で釣りを始めました。海釣りが多めで、宮古島によく行きます。

◆嗜好品(お酒・タバコなど)は…
お酒は大好きですね!毎日飲んでます。
以前は居酒屋に行ってばかりでしたが、最近はWeb飲み会が増えました。
タバコは吸いません! でも、他の人が吸ってるのは気にならないですね。

◆座右の銘は…
「生涯前向き」ですかね。
5、6歳の時に両親から「好奇心」と「愛嬌」が大事と教わり、子供ながらに「ワクワクする事」「ニコニコする事」だと理解しました。

極端かもしれませんが、常に前向きな発想を持つようにすれば、「ワクワク」と「ニコニコ」が続くと思うんですよね。そういった考えから、大学生くらいの時に「生涯前向き」でいようと決めました。

◆仕事やプライベートでのこだわりは…
仕事では、サラリーマン時代から常に「お客様のために何が出来るか」を考えています。
プライベートのこだわりは、ありません(笑)。ただ、常に面白いことをしていたいとは思います。

幼少期は田舎暮らしでマイペースな性格。周囲は起業家が多かった

幼少期(小学生くらいまで)の家庭環境を教えてください。

出身は兵庫県揖保郡(現:たつの市)。山と畑に囲まれ、信号もないくらいのんびりした場所です。小学校の頃は信号の渡り方を教えてもらってました。

5人家族で、兄弟は3人。兄と妹がいます。兄や隣の家に住んでいた従妹と集まって遊んだりしていました。

将来の夢はありましたか?

幼いころから「起業する」ということに対して、漠然とした憧れみたいなものは持っていました。

周りは小さなお店を営んでいる人や事業を興している人が多く、幼いころから「経営者」や「起業家」と言われる人と触れ合う機会がありました。そんな環境に大きく影響を受けたのだと思います。

どんな家庭環境でしたか?

私の親は、わりと放任主義というか、「○○しなさい!」というタイプではありませんでした。

唯一教えられたのは「何にでも好奇心を持つこと」「愛想よくふるまうこと」の重要性。

幼いころからマイペースな性格で反抗期も無く過ごしていましたが、その2つは今も大切にしています。自分を構成する基盤の一つといえるかもしれません。

学生時代は「文系科目が大の苦手」。とにかく楽しいことに全力で打ち込んだ

学生時代、好きな科目はありましたか?

数学と理科が好きでした。その2教科に関しては凄く真面目に授業を受け、文系科目の授業はほとんど聞いてないという有様でした。

理系科目では、とにかく記号を書くのが楽しかったですね。

今思うと、「楽しいことには徹底的に取り組む姿勢」がその時点で形成されてたような気がします。

その傾向がさらに強くなっていったのは高校入学後。

定期考査の結果が、数学は100点なのに国語は10点…正常な偏差値が測れない程に、偏りが生まれました(笑)。

部活動は何をしていましたか?

高校ではテニス部に所属していました。テニスが大好きで、とにかく全力で打ち込んだことを覚えています。

高校に通う理由はもはや、「数学とテニス」のためでした。

高校卒業後の進学先はどう決められたのですか?

僕が大学受験をした年が「得意教科受験(高得点科目重視型受験)」という、高得点の科目の点数が2倍になる受験システムが採用された年でして、新しい大学では積極的にこのシステムを採用していたんです。

数学しか武器がない僕にとっては福音であり、10校ほどを受験しました。結果、第一志望の大学に行くことはできませんでしたが、愛知県にある中京大学経済学部に無事入学しました。

「楽しいことに全力で臨む姿勢」は大学入学後も変わらず。単位がなく、就活はほぼ出来なかった

ここからは大学時代についてお聞きします。経営学部での勉強で印象に残っていることはありますか?

実を言うと、高校に引き続き、大学に入学してからもほとんど勉強に重きをおいていませんでした。

「経営学部なので経営のことだけを勉強できる!」と思っていたのですが、必修科目には一般教養や外国語の単位が組まれていたんですね。

それらの授業がとにかく苦しかった思い出があります。

3年生の終わりくらいまでは、単位そっちのけでテニス(サークル)・バイト・麻雀をとにかく全力でやっているような状態。気がつくと、卒業できるか否かの瀬戸際でした。今思えば、典型的な「だらしない大学生」を体現していたように思います。

一方で、テニスに関してはかなり本気で取り組み、ハードな運動が続いて、大ケガをしたこともありました。それでも「楽しいことに全力で取り組む姿勢」は変わらずでしたね。

大学生活の中で印象に残っていることや、現在に活かされている学びはありますか?

人生で初めて一人暮らしをしたことは、強く印象に残ってます。

何も知らない状態で、これまでの暮らしとは全く違う「都会」という環境。友達に一人暮らしのアドバイスをもらいながら生活する感覚が新鮮でした。
アドバイスに関するエピソードで言うと、実は大学生まで「足の裏を洗う」事を知りませんでした。それも友達に教えてもらいましたね…。足の裏を洗うようになってから足は臭くなくなりました(笑)。

また、地元には存在しなかった「コンビニ」が生活圏内にあることにも感動しました(笑)。

次に印象に残っているのは、テニスサークルでの経験です。

真面目にテニスをしているサークルだったので、「テニスサークルに来る目的とは何か?」という議題で仲間内でぶつかり合うことも何度かありました。

例えば「テニスが上達することで楽しくなる、だからテニスサークルだ」という意見と、「テニスだけじゃなく色々と楽しいことをやれば良い」という意見で衝突したり、人が持つ多様な価値観にどう折り合いを付けるかで苦労しました。

自分たちで組織を運営する経験は、それが初めてのこと。本気で人と向き合うことで「話し合いながら目的を明確にしていくということの難しさ」を学びました。

さらに、バイトの経験では自分の向き、不向きを知りました。居酒屋などの接客業に就いていましたが、「接客は天職だ!」と思えるくらい、仕事でお客様と接することは苦になりませんでした。

居酒屋のほかには、テニスのアシスタントコーチを少し経験しました。これまで自分がやってきた部活動やサークルはあくまでも自分が上達するため。教える相手は小学生ですが、自分の技術を言葉にして伝えることが如何に難しい事かを痛感しました。

挫折して辞めてしまったので、最後までやりきれなかったことを今でも後悔してます。

大学では卒業も危うかったということですが、就活期間はどのように過ごされましたか?

結論から言うと、就活はほとんどしてません。

前出の通り、卒業に必要な単位すら取得できていなかったので……。
僕が通ってた大学は、4年生になると取得できる単位に上限がなくなるというシステムでした。

そのため、卒業のための単位を取ることだけに時間を費やしていました。

何とか単位をとって卒業したあと、実家に帰って新聞の折り込み求人から応募したのが初めての就活でした。

初就職するも数年で退職。その後、人生最大の転機が訪れる

初めて就職した企業ではどのようなことをしていましたか?

就職先では、営業を担当することになりました。

客先を車で回るのが主な業務でしたが、働き始めて数年たったある時「これは自分のやりたいこととは違うな」と感じる出来事があり退職。退職後は、10ヵ月程ニートとなりました。ニート生活のなかでも時々テニスを続けていたなかで、転機が訪れました。

自分よりかなり年上の人と試合をして、ものの見事に敗北したんですよ。悔しさのあまり、30分くらいその場に立ち尽くすほどでした。

負けた衝撃と悔しさとでいっぱいの脳によぎるのは、物騒な考えばかり。そのなかでふと、「痩せる」という考えが降りてきました。

高校時代から肥満体型だった僕にとって結果が出るのはかなり早く、見た目が変わると周りが褒めてくれるようになりました。

痩せるにつれて、自分の周りにいる人の反応も変化が見られました。

大学時代のテニスサークル運営の時も、周囲に対して「なんで変わらないんだ」と思うこともありましたが、ダイエットをきっかけに、「自分が変わると周りの人や環境も変わっていくんだ」「現状に不満を感じるのであれば、自分が変わればいい」と思ったことで、その後の価値観や人生は大きく変わったように思います。

その後、真面目に就活をしようと思い立ち、営業職をメインに40社ほど面接を受けて求人広告事業を営む企業に入社しました。

求人広告市場での10年間で、どこかやり切った感覚を覚える

求人広告市場での仕事を通して印象に残ったことなどはありますか?

入社したての頃は全然仕事が出来なくて、先輩や同僚の力を借りながら何とか続けられているような状態でした。

入社して2〜3年程経って一人前になった頃、会社がインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に買収されました。突然上場企業の社員になったんです。

その後、待遇や働き方も一変してがむしゃらに働いていた中、大阪へ異動することに。

その部署は、これまで所属していた部署では考えられないような売り上げを出す、優秀な人が集まる部署でした。

周囲からは「出世コース」とも言われ、他の人たちに負けないよう必死に働きました。
インテリジェンスでは、DNA賞という仕事に対する姿勢を周りの社員から評価され選ばれる表彰制度がありました。

その表彰を受けたとき、心のどこかでやり切った感覚を覚えたことを記憶しています。

そんな中、「リーマンショック」が世界経済を襲いました。その煽りを受けて、これまでのように遅くまで残業することが難しくなったんです。

最初は居酒屋に行ってひたすらお酒を飲んでたんですけど、「このままじゃ良くないな」と思いたち、「グロービス経営大学院」を発見。

この状況だからこそ、経営やマーケティングについて改めて学ぶ機会にしようと、入学しました。

グロービス経営大学院で経営戦略やマーケティングを学び、仲間と起業の勉強会などがきっかけで起業を決意

グロービス経営大学院に入学する以前から「起業」は一つの目標としてあったのでしょうか?

起業への漠然とした憧れは幼少期から抱いていましたが、実現に向けての努力はしていませんでした。「起業すること」が明確な目標になったのは、グロービス経営大学院に入学する前後だったと思います。

グロービス経営大学院で印象に残っていることはありますか?

努力家ばかりいることに驚きました。部長や課長といった役職の人が多く、そこまで出世してもなお、まだ勉強するのか、と(笑)。

人柄も良い人ばかりで、それまで僕の中にあった「部長像・課長像」みたいなものがいい意味でひっくり返ったのもこのときです。

2年間で「マーケティング・経営戦略・会計・人材マネジメント」など、経営の基本を学び、また、志を共にする仲間と出会えました。

共に起業の勉強会などをしていたのも、良い思い出です。
「グロービスでの学びや、起業の勉強会が無ければ起業してなかった」と思うくらい、大きなきっかけをもらいました。

中でも印象的な事は、起業の勉強会を通して「失敗が目に見えているようなことでも、何度も繰り返し挑戦することでやがて失敗ではなくなる」と思えるようになったことです。

何度もビジネスプランを作っては失敗を繰り返して、その中で挑戦することが当たり前のことになり、「起業する」という目標がより現実味を帯びていったのだと思います。

やがて、グロービスで出会った山田、田中と共に会社を設立。株式会社i-plugが生まれたのは、2012年のことでした。

「株式会社i-plug」を設立。ギリギリの経営でも、めげなかった

起業したあと、心が折れそうになったことや苦労した経験はありますか?

一時期は自分の貯金からもお金を出すなど極限状態の中で経営していた頃もありました。

しかし、「OfferBoxは絶対成長する」という確信めいたものがあったので、「辛い」とか「心が折れそう」と思ったことはありません。

OfferBoxを立ち上げてからの8年間はいかがでしたか?

失敗の連続でしたが、何とか成長できたと思います。

新卒に特化したオファー型採用サービス「OfferBox」は、就活市場全体が今までにないくらいの追い風を受けていたように思います。

例えば、サービスを開始した2012年以降、就活解禁のタイミングが大きく変わり、2013年には東京オリンピックの開催が決定しました。

その後もアベノミクスなどの影響で、経済が回復基調をたどったことも後押しとなりました。

今では多くの就活生にご登録いただき、登録企業も大手企業を含めて6400社以上。非常にありがたい限りです。

ここまで支持されると思っていなかったので、私自身も驚いています。

OfferBox立ち上げ当初の目標とは何ですか?

「大学生の就活環境を良くしたい」「自分の子供が就活をするときに使えるほど良いサービスにしたい」という目標を持って運営しています。

僕の子供はもっと先の話になるんですが、最近では知り合いの子供が「OfferBoxを使って内定もらえた」という話を度々聞くので、とても嬉しく思いますね。

会社として、また個人として今後の目標などはありますか?

まず会社としては、就活という人生における一大イベントを通して、世の中が明るくなったら良いなと思っています。

個人での目標は、特に考えたことがなかったですね。人生最後の瞬間まで、笑って過ごせたらいいなと思います。

就活を控えた学生へのメッセージ「人はどんどん変化し、成長できる。変化の大小にこだわらず、その瞬間ごとの変化を楽しんでほしい。」

最後に、これから就活を控えた学生さんに向けてメッセージをお願いします。

人はどんどん変化できます。より良い方向へ、成長できる生き物です。その変化は大きくなくてもよい。

小さな変化でも、いい方向に変わればそれは成長です。

そして、少しずつでも自分自身が変わっていけば、周りもより良い方向に変わっていくはず。

「自分はもう変わることが出来ない。成長できない。」と考え込まないで欲しいなと思います。

変化に対し臆病にならず楽しめば、ハッピーになれるのではないでしょうか。

もしかすると僕のように、会社の方がどんどん変わっていって、結果として良くなるようなパターンもあるかもしれません。

学生の皆さんには、その瞬間ごとの変化を楽しむことができるような考え方を持って欲しいなと思います。

まとめ

以上、モチベーショングラフの書き方を紹介したうえで、モチベーショングラフの作成で使えるテンプレートを紹介しました。

また、モチベ―ショングラフを作成するヒントとして、OfferBoxを運営する 株式会社i-plugの代表取締役CEO「中野智哉」のルーツを探るインタビューを実施しました。

インタビューを通じてまとめたモチベーショングラフからも、「生涯前向き」を座右の銘にしているだけあって、感情の起伏は少なく、基本的に「楽しむ」ことに注力をしてきたことがよくわかりました。 ダイエットの経験が人生最大の転機になるなど、意外な所にルーツが眠っていることは珍しい事ではありません。

モチベーショングラフは千差万別。人それぞれ形が異なります。

皆さんも、自己分析にモチベーショングラフを用いる際には、些細な出来事にも目を向けて、より詳細に思い出すことで、これまで気付けなかった自分のルーツが見つかるはずです。

この機会に、一度モチベーショングラフの作成に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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「忍耐力ってどんな印象をもたれるのだろう」
「忍耐力をアピールするエピソードが思い浮かばない」

自己PRで忍耐力をアピールしようとしている人のなかには、このような悩みを抱える人が多いのではないでしょうか。

忍耐力は魅力的な強みですが、自己PRのテーマに選ばれやすい強みでもあります。ありきたりな内容にならないよう差別化を図りながら、オリジナリティのある自己PRに仕上げていくことが大切です。

この記事では、自己PRで忍耐力をアピールする際の注意点や、企業が評価するポイントを紹介します。他の表現に言い換えてアピールする例文も紹介するので、自己PRがうまく作れず悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
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自己PRで「忍耐力」をアピールするのは高評価につながる?

魅力的な自己PRを作るためには、まずは忍耐力という強みが企業にどう評価されるのかを理解する必要があります。選考でアピールするときのコツについても合わせて確認しましょう。自己PRの書き方について詳しく知りたいときはこちらの記事もチェックです。

悪い印象を抱く採用担当は少ない

忍耐力を自己PRでアピールする学生に対し、悪い印象を抱く採用担当は少ないでしょう。例えば、忍耐力には「大変な状況でも乗り越える力」という意味があります。

どんな業界・企業でも大変な状況は少なからず存在するので、そんなときでも粘り強く乗り越えていける学生は重宝されるでしょう。あらゆる環境で役立つ忍耐力は、実際の業務とも関連付けてアピールしやすい強みといえます。

耐えることよりも工夫・努力を伝える

ただ耐えるだけの忍耐力では、ストレス耐性に疑問をもたれたり、自分の意見を言えない性格だと判断されたりするリスクがあります。そのため、忍耐力をアピールする際は、耐えることよりも工夫・努力を伝えるほうが良いでしょう。

「嫌な仕事を与えられても文句を言わずに遂行します」というように我慢強さをアピールするのではなく、嫌な仕事をこなすためにどんな工夫や努力をしたのかを伝えることが重要です。

「忍耐力」の自己PRで企業が評価するポイント

では、企業は忍耐力の自己PRからどんなポイントを評価しているのでしょうか。評価ポイントを正しく理解したうえで、質問意図に沿った自己PRを作成していきましょう。

本当に最後まで投げ出さずに努力ができるか

どのレベルの困難に対して、最後まで投げ出さずに努力ができたのかをチェックしています。忍耐力といっても、「大学の講義を途中で投げ出さずにやり遂げた」といった当たり前のことでは、その学生ならではの強みとして評価できません。

実際の業務で役立つような忍耐力でなければ強みになりえないため、企業は自己PRのエピソードから、学生の言う忍耐力がどんなものなのかを見ています。

何を原動力に努力する人なのか

忍耐力のエピソードから、何を原動力に努力する人なのかも評価されています。困難に打ち克った経験があるということは、何らかの動機や、力の元があることの裏付けです。

活動の源が分かれば入社後の職場での役割や活躍をイメージしやすいため、何を目標・原動力に努力したのかを忍耐力のエピソードから見極めています。
具体的には、自分のために動くのか、それとも他人のために動く人なのか、といった点が評価のポイントです。「どちらの方が良い」というわけではなく、あくまでタイプを見ています。

状況を切り開くための創意工夫ができるか

状況に対してどのように考え、創意工夫をしたのかも評価ポイントの1つです。忍耐力は困難から逃げずに努力を続けた証明ですから、「成果が出るまで工夫できる」というイメージにもつながります。

企業は受動的な学生より能動的な学生を採用したがっているので、自己PRにおいても、工夫や努力を評価しているのです。忍耐力を発揮して創意工夫してきた学生であれば、入社後も成果を出すために、効果的な方法を工夫しながら働いてくれると評価できます。

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自己PRでの「忍耐力」の言い換え例

「私の強みは忍耐力です」と伝えるだけでは強みをイメージしづらいため、自己PRの際は別の言葉に言い換えてアピールするのがおすすめです。以下の言い換え例を参考に、自分の特徴に最も近い「忍耐力」をアピールしましょう。

  • あきらめない性格
  • 継続力がある
  • 何事も途中で投げ出さない
  • 意志が強い
  • 困難な状況でも前向きに考えられる
  • ストレス耐性が高い
  • 慣れない環境にすばやく適応できる
  • 工夫しながら困難に立ち向かえる
  • 立ち直りが早い
  • 常に目標を持って取り組む

忍耐力の自己PR例文集【履歴書・面接で使える】

ここからは、部活動やゼミなど、忍耐力をアピールする自己PR例文を5つ紹介します。実際の例文を見てみないとイメージしづらい点もあるため、以下の例文を参考にしながら自分ならではの自己PRを考えてみてください。

部活動・サークルで大変なことに取り組んだエピソードの例文

私は泥臭い仕事を率先してできる人間です。

 

大学時代に所属していたテニスサークルでは、コート整備や後片付け、合宿の手配・準備など誰もやりたがらない仕事を率先してやりました。

また、練習時間前に到着してテニスコートの整備に自発的に取り組んでいたところ、部長から「気持ちよく練習できて助かるよ」と言ってもらえ、地味なことでも周りに評価してもらえることを実感しました。

結果、それらの仕事は当番制になり、私の取り組みがサークルの変化につながった経験が強く印象に残っています。

仕事においても泥臭い仕事を率先しておこない、少しでもチームの役に立ちたいと考えています。

【ポイント】
人の嫌がる仕事を進んでやる忍耐力をアピールした例文ですが、無理矢理ではなく、自発的に取り組んだ様子がうかがえます。自分の行動がサークル全体に影響を及ぼしている点も好印象です。

ガクチカで部活動やサークル活動を活用する場合は、下記の記事をご参照ください。

ゼミ・研究室で粘り強く結果を出したエピソードの例文

私は成果の出にくいものでも粘り強く取り組める人間です。

 

大学で所属していたゼミでは、食生活と免疫力の関係について研究しました。研究過程では思うように結果が得られないケースが多々ありましたが、自分なりに工夫しながら失敗をうまく次に活かしていきました。

具体的には、失敗のデータをグラフと表にまとめ、原因を分析したり比較検討に利用したりする方法です。その結果、バランスの悪い食事は内臓機能を低下させ、免疫力の低下につながると実証できました。

仕事を進めるうえでは時に失敗もあると思いますが、失敗の原因をきちんと分析して次に活かしていきたいと思います。

【ポイント】
失敗経験をうまく活用したエピソードから、何事も前向きに考えられる人物像をイメージできます。忍耐力以外に、向上心や分析力などのアピールにもつながりそうです。

ガクチカでゼミ活動を活用する場合は、下記の記事をご参照ください。

インターンシップで高い数字目標を追いかけたエピソードの例文

私の強みは高い目標達成に最後まで取り組む力です。

 

大学2年時から、営業のインターンシップをしており、インサイドセールスとして新規獲得の電話営業をしています。

そこでは、行動目標が1日当たり100件で設定されていました。当初は、電話でアポイントを取れるイメージがなく、電話を掛けるのがはばかられていました。

しかし、まずは行動目標を達成することで見えてくるものもあると考え、出勤した日は必ず行動目標を達成するよう行動しました。その結果、自社の商材に魅力を持ってもらえるポイントやトークの進め方の理解が進み、アポイントが取れるようになりました。

社会に出てからも、うまくできるイメージがないこともあるかと思いますが、「まずはやってみる」気持ちでパフォーマンスを高めて行きます。

【ポイント】
この例文では高い行動目標達成に向けた工夫や努力が読み取れます。自己PRでは成果だけでなく、それまでの過程を詳しく述べることが大切です。

勉強(資格など)でコツコツ継続したエピソードの例文

私の強みは、無理のない範囲で継続する力です。

 

将来はプラント業界で働きたいと考え、できる仕事の幅を広げるために第1種放射線取扱主任者の資格を取得しました。学業やアルバイトをこなしながら試験勉強を続けるためにした工夫が、1日の目標を設定する方法です。

「2時間勉強する」というような漠然とした目標ではなく、「今日は問題を10問解く」というように小さな目標を設定しました。それをクリアできたら少し難しい目標を設定するなど、無理のない範囲で勉強を続けた結果、大学3年生のときにこの資格を取得できました。

モチベーションを保つには、無理のない目標を少しずつ達成していくことが大切だと学んだため、日々の業務でも小さな目標をうまく設定しながら取り組みたいと思います。

【ポイント】
困難を乗り越えるためにした工夫が明確な例文です。入社後も、自分なりの目標を設定しながら業務に励んでくれそうな期待感がもてます。

アルバイトで責任感をもってやり遂げたエピソードの例文

私の強みは、物事を最後までやり遂げる責任感です。

 

アルバイト先の居酒屋では、仕込み作業を担当したときに、日付と自分の名前を紙に記載するルールがありました。ミスを減らすために設けられたルールなのですが、手間がかかるという理由や、忙しいという理由で省略する従業員が少なからず存在しました。

そんな状況でも周りに影響することなく、欠かさず日付と自分の名前を紙に記載した結果、大きなミスをせずに3年間のアルバイトをやり遂げることができました。

ちょっとした手抜きが時に大きなトラブルに発展するケースがあると思うので、今後も細かいことこそ手を抜かずきっちりやり遂げたいと考えています。

【ポイント】
細部まで妥協しない性格を読み取れる例文です。手を抜く同僚を見かけたときに、どんな行動をとるのかまで言及できると、さらに人柄が伝わる自己PRになるでしょう。

ガクチカでアルバイト活動を活用する場合は、下記の記事をご参照ください。

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自己PRで忍耐力をアピールするポイント

同じ忍耐力をテーマにした自己PRでも、ちょっとしたテクニックを意識することで他の学生に差をつけられます。ここで紹介する3つのポイントを参考にして、忍耐力という強みがより企業に伝わる自己PRに仕上げていきましょう。

状況を想像できるよう具体的に説明する

忍耐力を発揮したときの状況を想像できるよう、できる限り具体的に説明しましょう。強みが忍耐力だとアピールしても、他に情報がなければ、採用担当はそれが本当なのかを見極められません。

根拠となるエピソードを伝えてこそ強みを裏付けられるため、当時の状況や自分の行動を詳しく説明するのがポイントです。

例えば、勉強に励んだ継続力をアピールするなら、「2年間資格勉強を続けました」だけで終わらず、何の目的でどんな工夫をしながら勉強を続けたのかを語る必要があります。

どんな点が困難だと感じたか端的に伝える

状況について説明するときは、どんな点が困難だと感じたかを伝えましょう。苦労話を含めることでエピソードの信憑性が増し、自分がどんな性格の人間なのかを企業に理解してもらえます。

企業が選考で自己PRを質問するのには、学生の人柄を知る目的があります。そのため、忍耐力をアピールする際は、困難に感じた点を合わせて伝えることが重要です。何を困難と感じるかを説明すれば、人柄を読み取ってもらえます。

何を目的に努力できたのか伝える

どんな目標・目的のために努力したのかを伝えるのもポイントです。忍耐力を発揮した際に設定した目標や、掲げた目標を詳しく伝えましょう。

目標・目的について伝えることが重要なのは、仕事を進めるうえでもこうした能力が求められるためです。適切な目標・目的が定められていれば、やるべきことが明確になり、効率的に業務を遂行できるようになります。

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自己PRで忍耐力をアピールする際の注意点

高評価につながる忍耐力ですが、アピールの仕方によってはマイナスの印象になる場合があります。自分の強みをアピールするはずが、むしろ弱みだと捉えられないよう以下の点に注意してください。

「受け身でやらされた」印象を与えない

忍耐力という言葉を使う場合、受け身でやらされた印象が出ないように注意しましょう。やらされた印象を与えてしまうと、嫌でもはっきりノーと言えない性格、自分から行動を起こせない人などと評価される恐れがあります。

具体的には、アルバイトや部活動で、人が嫌がる仕事をこなしたとアピールする自己PRが例に挙げられます。この場合は、嫌な仕事を押し付けられてこなしたと伝えるのではなく、あくまでも自ら率先して取り組んだと伝えることが大切です。

なるべく別の言葉に言い換える

忍耐力には、やりたくないことを耐え忍んだというニュアンスが少なからず含まれるため、できる限り別の言葉に言い換えるのがおすすめです。

先に紹介した「あきらめない性格」や「何事も途中で投げ出さない」など、自分の特徴に最も近い言葉に言い換えてみてください。

また、言い換えることで、どんな忍耐力をもっているのかイメージしやすくなるメリットもあります。採用担当に強みを理解してもらいやすくする意味でも、言い換えは非常に効果的です。

愚痴や悪口を含まないようにする

言うまでもありませんが、自己PRに愚痴や悪口を含まないようにしましょう。環境や周囲の人のせいにしても、自分の印象が悪くなってしまうだけです。

例えば、人が嫌がる仕事をこなしたとアピールする場合、「他の人がやらないから仕方なくやった」というニュアンスで伝えると愚痴や悪口のように聞こえます。この場合は、チームのため、組織のために行動したと伝えるほうが高評価につながりやすいでしょう。

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忍耐力の自己PRに関するよくある質問

最後に、忍耐力の自己PRに関するよくある質問にお答えします。企業の質問意図に合わない的外れな回答をしないためにも、疑問点はそのままにせず、しっかりと解消してから選考に臨みましょう。

「体力」としての忍耐力をアピールするのはあり?

土木作業員や消防士のように体力が必要になる仕事では大きなアピールになりますが、直接的な業務遂行につながらない場合はあまりアピールにはなりません。体力よりも、他のことをアピールするほうが効果的です。

体力に自信があるということは何かしらの要因があるはずなので、それを続ける原動力となったものを自己PRの材料にできます。例えば、部活動やランニングなど、体力向上につながるような「努力を継続した経験」をアピールするのがおすすめです。

「大学入試」をエピソードにするのはあり?

本当に大学入試が一番のエピソードだと確信しているのであれば問題ありません。大学入試に取り組むにあたって何が苦しかったのか、どんな工夫をしたのかを伝えましょう。

ただし、大学入試の目的はあくまで「志望校への合格」であり、耐え忍ぶものではありません。本当に忍耐力をアピールするのに適切なエピソードなのか、よく検討してみましょう。大学入試をエピソードにしたいのであれば、他の強みに言い換えたり、他の観点を探したりするのもよいでしょう。

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まとめ

以上、自己PRで忍耐力をアピールする際の注意点や、企業が評価するポイントを紹介しました。

忍耐力をアピールするときに大切なのは、その根拠となるエピソードを具体的に説明することです。本当に忍耐力が強みなのだと採用担当に理解してもらうため、当時の状況や困難に感じたこと、どんな工夫をしたのかを伝えてください。

また、忍耐力は伝え方によってマイナスの印象につながる場合があります。受け身でやらされた印象を与えないように、自ら率先して取り組んだと伝えることもポイントの1つです。

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オファーを受け取るためのOfferBoxプロフィールとは?

2/14(火)は、OfferBoxプロフィールの考え方を就活の状況にあわせて3パターンご紹介します!
 
・そろそろ就活に本腰を入れたいが何からやるべきかわからない
・オファーが届くプロフィールを作成したい
・ナビ解禁前にプロフィールを改善したい
・自分を象徴する画像や過去のエピソードに書く内容が浮かばず困っている

こんな想いを持たれている方は、ぜひご参加ください。

 
後半には質疑応答の時間を設けています。
OfferBoxに関する質問はもちろん、「自己分析のしかた」「今の時期にしておいたほうが良いこと」など、就活に関わる悩みや不安にもお答えします。

 

LIVE配信 概要

【開催日時】

2023年 2月14日 (火) 14:00~15:30
※Zoomでのライブ配信です。
※質問数に応じて、最大30分延長します。
※セミナー開始5分前より開場します。

 

【参加対象者】

2024年 卒業見込み学生
※2024年卒向けですが、2025年卒の方もご参加いただけます。

 

【登壇者の紹介】

koushi2

株式会社i-plug 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

 【セミナー参加方法】

※ZOOMでのライブ配信です。
カメラ、マイクは自動でオフの設定となります。

①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら参加用URLにアクセスしご参加ください。

イベントは終了しました

人材を活用したセールスプロモーションを主力事業とする、株式会社マーキュリー。
本記事では、同社の採用担当の鈴木さん(左)と株式会社マーキュリーからのオファーをきっかけに入社された入社2年目(2021年卒)の田久保さん(右)にお話を伺いました。
OfferBoxを活用する理由や、採用担当者の目を惹くプロフィールついても教えていただいています。

企業理念は“感動エージェント”??

会社の業務内容や理念などについて教えてください

鈴木さん

企業理念は“感動エージェント”です!その理念を実現するために、マーキュリーに関わっていただいている皆様に感動していただくことを目指すエージェントとして活動しています。
そのため、新卒採用面接でも学生に「感動」が届けられているかを常に意識しています。具体的に言うと、「【やりたいこと】は簡単には見つからないかもしれない…。それならば働きながら探しても良いのではないか?」と考えています。【やりたいこと】を見つけるお手伝いをすることで、応募者の方にも「感動」を届けられればと思っています。
業務内容としては、クライアントが持つ商品やサービスに対する「多くの人に知ってほしい・使ってほしい」という想いに対し、人の力を活用したセールスプロモーションで更なる成長のお手伝いをしています。

なぜ、OfferBoxを使って採用活動をおこなうことになったのか教えてください。

鈴木さん

マーキュリーは社員が抱く夢を実現させるためのサポートが数多くあります。しかし、その分厳しさもあります。その厳しさを乗り越えるためにも、理念に共感してくれる学生の採用が必要になると考えています。
その点で、OfferBoxにはさまざまなことにチャレンジングな目標を持っている学生の登録が多い印象があります!
またオファー時に、「過去に頑張ってきたこと」や「将来成し遂げたいこと」などのプロフィールが確認できるので、その想いとマーキュリーの理念がマッチする事でお互いに納得できる就職活動の実現が可能だからです。

留学中の就職活動とは?

田久保さんにはどういった理由でオファーを送られたのでしょうか?

鈴木さん

プロフィール上に登録されていた「画像」の表情がとても素敵でした!
勿論それだけではなく、プロフィール上で多くの方に感動を伝えたいとの記載もあったので、この方であれば当社の理念にもマッチしていると感じ、オファーを送りました。

OfferBoxに登録したきっかけを教えてください。

田久保さん

周りの友人などが早期でインターンシップに参加している時、私はニュージーランドに留学中でした。
セミナーなどにも参加していなかったので、就職活動自体をどう進めればいいか分からず困っていた際に、逆求人というシステムを知りました。
会社からオファーが来るシステムが良いなと思い、興味本位で登録をしたのがきっかけです。
実際にオファーが届いた時は、素直に嬉しいという気持ちが大きかったです!

就職活動中は、OfferBoxメインに利用しており移動中・アルバイト終わり・寝る前など、合間合間で確認をしていた気がします。その度にオファーが届いていると嬉しかったです。笑
ログイン回数が多い方が企業さんにも見つけて貰いやすいので、登録して放置ではなく定期的に開くのをオススメします!

実際の選考フローを教えてください。

鈴木さん

説明会(オンライン)、一次選考(オンライン)、最終選考前面談+役員最終面接(対面)です。
面談・面接でのポイントとして、他社と大きく考え方が違うのが、当社の場合は面接、面談を通じて学生の成長機会を与えることを第一と考えていることです。その感動を通じてマーキュリーへの入社意欲が高まってくれれば良いと思います。そのような考え方の為、「学生を見極める」といった考え方は重要なポイントではないかもしれません。

納得できる就活にしてほしいので、「正論」と「正解」の違いを明確にすることを伝えています。
定義付けをするとするならば、正論とは、道理に適った正しい意見。誰からも後ろ指をさされない筋の通ったことが正論。一方、正解とは、正しく解くこと、正しく解釈することだと思います。
本当は違うと思っていながら、「これで良いんだ」「これが正解なんだ」と自分を胡麻化して偽っていると何が正しいのかが分からなくなる学生もいるので、ゆっくりとひも解いてあげる事を心がけています。

例えば就職活動においては自身の知識やスキル、会社に以下にマッチしているのか、自分のやりたいことをアピール合戦する場として考えられがちですが、果たして学生のうちから本当に人に自信をもってやり切ったと言えることを行ってきたのか?そもそも自分はやりたいことが明確になっているのか?
中々答えを出すのは難しいですが、お互い自分の心の内側を点検して、この状況で最善の選択は何かを一緒に考えた先にある志向性が当社とマッチしているのか確認しています。

面談・面接など実際に選考を進める中で、記憶に残っていることはありますか?

田久保さん

就職活動の面接の中で、一番楽しく本音で話せた記憶があります。
今まで受けた企業は圧迫面接や、面接時に一回も面接官と目が合わないなどありましたが、マーキュリーの面接はすごく楽しかったです!
最後に一緒に働きたいと思っていると言ってもらえたことも嬉しかったです。

入社を決めた理由は、本音で私と向き合ってくれたからです。
最終選考は結果がどうであれ悔いが残らないようにしたいという気持ちが大きかったので、逆質問を10個以上用意していました。その全てに答えていただくことができ、会社に対する不安が何もなくなったのが一番の決め手になりました。最終選考の時点で、「働くならここだな〜、私はマーキュリーで成長したい!」という気持ちが固まりました。

現在の仕事内容や、入社して感じたことを教えてください。

田久保さん

北関東エリア(主に栃木県)の新卒と中途の採用業務です。
面接・説明会・インターンシップ・学校訪問・入社書類関係など、応募を増やすところから入社までのフォローをおこなっています。
入社して感じたことは、「やりたいことが実現できる会社」というのを改めて実感しました。

「変化に対応するための覚悟」を持つこと!

採用担当者の目を惹くのは、どのようなプロフィールでしょうか?

鈴木さん

ポイントは大きく分けて3つあります。
1.写真の撮り方
2.文章に感動が体現されているか?
3.適性診断の結果

1.画像を通して「自分を伝えようとしているか?」という点です。
まず、企業の担当者が一番最初に目がいくのは「画像」です。その点OfferBoxの特徴としては、現在の自分が企業に対して何を伝えたいのかを写真でもアピールすることが可能です。そのため、第一印象の重要性を理解している方は、当社以外からもオファーを多くの会社からもらっているのではないでしょうか?
個人的な感覚にはなりますが、画像からその瞬間の感情が読み取れるとオファーを送る側としてもオファーを送る理由がより明確になります。

2.「感動」をテーマにして記載している方には積極的にこちらからアプローチしています。
こちらは先程もお伝えした通り、“感動エージェント”といった企業理念を掲げているので、「感動」をメッセージで伝えてくれると入社後でも感動の再現性がより深くなると考えています!

3.プロフィールを見てオファーを送ることはあくまでも手段なので、目的はミスマッチングなく就職活動ができることです。
結果が全てではないですが、客観的に見てマーキュリーに合っているかどうかを確認するための参考にしています。

就活を振り返って、○○な経験が役立った、○○しておけばよかったということはありますか?

田久保さん

学生時代の飲食店でのアルバイト経験やサークル活動が役に立ったかなと思います。サークル活動では、オープンキャンパスを運営するサークルに所属していました。
高校生や保護者の方など「はじめまして」の方とお話する機会も多かったため、面接でもすぐに緊張をほぐすことが出来たのではないかなと思います。

最後に就職活動をおこなっている方へ向けてのメッセージをお願いします。

鈴木さん

「変化に対応するための覚悟」を持つことをオススメします。
就職活動を通して学生から社会人になりますが、一気に環境が変わります。最初は戸惑いもあると思います。違和感もあると思います。納得できないこともたくさんあると思います。
でもそれは、社会人の多くの方は同じ経験をしているかもしれません…。皆さんには「変化があることを認めた上で、覚悟をしてもらえたら良いな」と思います。「必ず変化はあって、戸惑いや違和感など、いろんなものが今後やって来るな」と覚悟できていれば、そんなに辛くないのではないでしょうか?

最後に、マーキュリーでは面接を担当する社員一同、心を込めて皆さんを面接することをお約束します。
一つ一つの意味を考えて就職活動をすれば、社会人としての基礎がしっかりと作り上げられるはずです。もしご縁がありましたら元気な姿でお会いできるのを楽しみにしています!

田久保さん

私もコロナ禍での就職活動を経験しているため、友達とも中々会えず、就職活動の話や相談などもしづらい雰囲気を感じていました。
就職活動中は自分と向きあうことが多くなるとは思いますが、自分だけで思い詰めず、1人でも大丈夫なので自分の信頼できる方にだけでも、話してみてください。
それだけでもきっと気持ちが軽くなるのではないかと思います。
結局は自分の人生を決めるのは自分なので、自分自身を信じて、ここだなと思える会社に出会ってください!応援しています!

|企業情報

社名: 株式会社マーキュリー
設立: 2006年11月21日
従業員数: 5,986名(正社員率90%以上/2022年4月1日時点)男女比約5:5
本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル 23階
資本金: 5,000万円(資本準備金3,000万円)
URL: https://recruit.mercury-group.co.jp//

この度、より自己分析の助けとなるように、適性診断AnalyzeU+の結果表示方法を変更いたしました。

今回の改修では、個性を理解しやすくなるように、偏差値表記を撤廃し、各項目の説明文言を追加して分かりやすくいたしました。
ぜひAnalyzeU+を、皆さんの自己分析にお役立てください。

詳しくはこちらをご覧ください。
https://app.offerbox.jp/sanalyzeuplus/exam

「インターンシップがいつから始まるのか分からない……」
「インターンシップの期間はどのくらいあるものなの?」

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

インターンシップには種類があり、参加時期や開催期間、企業の目的なども種類によって異なります。時間を有意義に使うためにも、インターンシップの正しい知識を得て、疑問を解消してから就職活動を始めたいところです。
また、25卒から採用直結インターンシップが解禁となったこともあり、インターンシップへの注目度はますます上がっています。

この記事では、そもそもインターンシップをやるべきか、という点から、インターンシップの種類や開催期間、開催時期、参加するメリットや探し方までご紹介します。就活を始めようと考える方は必見の内容となっていますので、参考にしてみてください。

OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。 プロフィールを見て、あなたに興味を持った企業から直接オファーが届くので、効率よくインターンシップを探すことができます。 また、累計登録企業数は約20,423社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されています。 ぜひ、ご活用ください。
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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

【結論】インターン開始時期は「学年」と「目的」で決まる!

インターンシップを始める時期は、自分の「学年」と「目的」によって最適なタイミングが異なります。

基本的に、大学3年生の夏から冬にかけてが本格的なインターンシップ参加の主流ですが、近年は1・2年生からオープン・カンパニーやキャリア教育に参加する動きも広がっています。

「出遅れたかも…」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、大切なのは今の自分の立場に合った行動を選ぶことです。

たとえば、1年生は業界理解、2年生は自己分析や選考慣れ、3年生は志望業界の絞り込みと実務経験獲得に注力しましょう。

さらに、インターンシップを経た採用活動が3年生の春休みから始まる動きもあり、情報収集は早めが有利です。

本記事では、基本の開始時期と最新トレンドを押さえた上で、学年別の戦略や不安への対策まで具体的に解説しています。

焦らず、自分の目的に合わせたインターンシップ選びを進めましょう。

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インターン時期の基本と最新トレンド

具体的な選び方に入る前に、大学生が押さえるべきインターンシップ情報をまとめました。まずは最近の傾向を知った上で、自分に合った時期や種類を決めていきましょう。

主流は「大学3年夏・秋冬」+早期化の動きも

インターンシップの実施時期は、大学3年生の夏休み(8月頃)から秋冬(12月頃)にかけてが主流です。

実務型の就業体験を5日以上行うプログラムが多く、募集情報は実施時期の2~3ヶ月前に公開されます。

近年は、早いうちからインターンシップに参加する大学生が多い傾向にあります。株式会社マイナビの調査によると、26卒で1・2年生のときにキャリア形成活動に参加した学生は35.8%で、25卒の32.9%から約3%増加していました。

また、1・2年生で最も参加が多かったキャリア形成活動は、「オープン・カンパニー(オフィス訪問や説明会など)」です。

出典:株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)

企業側も採用活動を前倒ししており、5〜6月にはオープン・カンパニーの準備を始めているケースがほとんどです。

さらに25卒からは、インターンシップを経た選考が3年生の春休みから始まる動きもあるので、情報収集を早める必要があるでしょう。

大学1年から参加できるインターンも増加中!

最近は、大学1年生から参加できるインターンシップが増えています。

インターンシップ専用の情報サイトで検索したところ、大学1年生歓迎の長期インターンシップは500件以上ありました(2025年4月時点)。

特に「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」といったプログラムは、1年生から気軽に参加できる内容になっています。それぞれの特徴は下表のとおりです。

種類内容期間就業体験
オープン・カンパニー企業や業界に関する説明会・オフィス訪問など1日なし
キャリア教育働くことや社会人に必要な基礎力について理解を深めるプログラム1〜3日間任意

無理にインターンシップへの参加を急ぐ必要はありません。

しかし、早いうちから企業や業界の雰囲気を知っておくと、2年生以降の本格的な活動がスムーズになります。

【重要】ルール変更!政府方針と学生への影響を解説

政府の方針により、2025年度以降に卒業する学生からインターンシップのルールが大きく変わりました。

これまで「1dayインターン」と呼ばれていた短期プログラムは、今後「オープン・カンパニー」と位置づけられ、正式なインターンシップとは区別されます。

オープン・カンパニーやキャリア教育は、あくまで業界・企業情報の提供や教育目的であり、就業体験は必須ではありません。

正式な「インターンシップ」と認められるには、5日間以上の就業体験を含むプログラムであることが条件となります。

これにより、大学1年生から段階的にキャリア教育を受け、3年以上かけて志望企業や業界を見極める流れが強まるでしょう。

学生側も早いうちから視野を広げて、自分に合った進路をじっくりと選べる環境に変化しています。

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【学年別】インターンはいつから何をすべきか?

「インターンシップはいつから何をすればいいの?」と悩む学生に向けて、学年別にやるべきことを説明します。大まかな活動内容を下表にまとめましたので、ご覧ください。

学年時期すべきこと
1年生普段の週末大学生活に慣れつつ、自己分析・業界研究を始める短期プログラムに無理のない範囲で参加する
2年生夏休み春休み短期インターンシップに参加する業界理解と選考経験を積み、視野を広げる
3年生夏休み冬休み夏・秋冬インターンシップが本格化する志望業界を絞り、短期・長期インターンシップを組み合わせて活動する
4年生大学院生4~7月志望企業の内定直結型インターンシップに集中する専門性や志望度を武器に絞り込んで参加する

それでは1年生から順番に見ていきましょう。

大学1年生: いつから意識?焦らずできる準備と行動

大学1年生は、まず大学生活に慣れることを優先し、余裕が出てきた段階でインターンシップに興味を持つ程度で問題ありません。

普段の週末を使い、オープン・カンパニーやキャリア教育といった「1日完結型のプログラム」に参加するのがおすすめです。

無理にインターンシップに参加する必要はなく、2年生以降を見据えて焦らず準備を進めましょう。

今から次の2つを行っておくと方向性が定まり、インターンシップ先を見つけるときに役立ちます。

  • 自己分析をして、自分の強みや価値観を整理する
  • 業界研究を始めて、どのような企業や職種に興味があるかを探る

短期間のイベントに参加しておくと、社会や業界への理解が深まり、後のインターンシップや就活でスムーズに立ち回れるようになります。

分析を行うなら、自己分析・適性診断ツール「AnalyzeU+」の活用もおすすめです。設問に回答することで、自分の強みや価値観、考え方の傾向を診断できます。約100万人のデータに基づいた精度の高い診断結果が出るため、客観的な自分の強みや弱みなどを知りたい人におすすめのツールです。

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大学2年生: いつから本格化?視野を広げるインターン活用

2年生向けの短期インターンシップは、業界や企業を知る機会として最適で、自己分析を深めるのにも役立ちます。

特に夏休みや冬休みを利用してインターンシップに参加し、次の2点に注力しましょう。

  • いろんな企業の社内や社員の雰囲気を知る
  • 選考やグループワークなどに慣れる

複数の企業に参加することで社内の雰囲気を比較でき、就職後のミスマッチを防ぎやすいです。さらに、エントリーシート提出や面接を経験しておくと、選考の場にも自然と慣れていきます。

企業側も早い段階から興味を持ってくれる学生には、好意的な印象を抱きやすい傾向があります。後の選考で有利に働く可能性があるため、積極的に行動してチャンスを広げていきましょう。

大学3年生: いつから本番?夏・秋冬インターン戦略

大学3年生の夏や秋冬には、インターンシップ活動の本番を迎えます。夏・冬それぞれのインターンシップの募集開始・開催時期は、次のとおりです。

  • サマーインターンシップ:5~6月に募集開始、8~9月にかけて開催
  • ウィンターインターンシップ:9~10月に募集開始、12~2月にかけて開催

上記の時期は2~5社のインターンシップに参加し、比較検討しながら志望業界を絞り込みましょう。

まずは短期のサマーインターンシップに参加して、幅広い業界を経験しつつ、働くイメージを掴むことがおすすめです。

秋冬は実務経験を積めるプログラムに申し込み、スキルアップを目指すことで効率良く就活の準備を進められます。

実際に株式会社マイナビの調査によると、7~8月のインターンシップ参加者は就活の満足度が高い傾向にありました。

出典:株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)

他の学生や社員と交流しつつ、社風などを調べながら就活に専念しやすい時期といえます。夏休みのインターンシップを特に重視し、早めに行動して本選考に向けた準備を着実に進めましょう。

大学4年生・大学院生: いつからでもOK!目的別インターン活用

大学4年生や大学院生も、いつからでもインターンシップに参加できます。

4月から7月にかけて募集が始まるので、下記のように目的やターゲットを絞り込んだ上で申し込みましょう。

  • 大学4年生:志望企業の内定直結型インターンシップに絞る
  • 大学院生:自分の研究分野やスキルを活かせる企業にターゲットを絞る

4年生は複数社に手を広げるよりも、志望度の高い企業や業界に焦点を当てることが大切です。特にリクルーターが関わるプログラムでは、企業との距離が近くなるので、早期内定につながりやすくなります。

大学院生は、専門性をアピールできるインターンシップを選びましょう。研究開発や技術職など専門性が求められる職種では、インターンシップが採用に直結するケースが多い傾向にあります。

数をこなすよりも、キャリアに直結する内容を重視して参加することが大切です。

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時期・目的・種類で考えるインターン選び戦略

インターンシップを選ぶ際は時期だけではなく、目的やインターンシップの種類も考慮する必要があります。自分の希望に合わせた戦略的な選び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

短期インターンはいつ?メリットとおすすめ時期

短期インターンシップのメリット・デメリットは、次のとおりです。

  • メリット:参加のハードルが低いため、多様な業界に触れて視野を広げられる
  • デメリット:期間が短いため、企業や業務内容を深く理解しにくい

学業やアルバイトと予定を合わせて参加しやすい一方、具体的な業務やスキルまではわかりにくいデメリットがあります。

「結局企業の雰囲気がわからなかった…」とならないよう、あらかじめ企業に聞きたい質問をリストアップするなど、積極的な姿勢で参加しましょう。

学年別で見ると、おすすめな短期インターンシップの参加時期は下記のとおりです。

学年おすすめの参加時期
1年生夏休みや冬休みなどの長期休暇中、学期中の週末
2年生2〜3月の春休み
3年生就活が本格化する前の8〜9月、12〜2月
4年生2〜3月の春休み

大学4年生は本選考優先ですが、春休みの短期インターンシップで業界理解を深めるのも選択肢の一つです。

短期インターンシップについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。

長期インターンはいつから?メリットと探し方

長期インターンシップには、次のようなメリット・デメリットがあります。

  • メリット:実際の業務を経験できるため、適性や働くイメージをつかみやすい
  • デメリット:学業やアルバイトとの両立が難しい

営業やマーケティングなどの現場で働くことで、興味や適性を確認でき、将来のキャリアイメージを描きやすくなります。

ただし、学業やアルバイトとの両立が難しくなる上、仕事に責任を持つプレッシャーがあることは注意しなければなりません。

学年別の長期インターンシップの参加におすすめな時期は、次のとおりです。

学年おすすめの参加時期
1年生春休み(2〜3月)や夏休み(9〜10月)
2年生
3年生冬までに始める
4年生今すぐ

春休みや夏休みにインターンシップの募集が増えるため、この時期に探し始めるとさまざまな仕事が見つかります。

インターンシップの情報サイトやスカウト型サイトに登録しつつ、大学のキャリアセンターで求人を紹介してもらいましょう。

大学3年生は就活との両立を考えて、冬までに参加をスタートすると、無理なく経験を積みやすいです。

なお、長期インターンシップのベストな期間について、下記の記事で説明しています。

目的別(業界理解/スキルUP/選考対策)の最適時期は?

目的別におすすめの参加時期とインターンシップの種類を下表にまとめましたので、ご覧ください。

目的おすすめの参加時期インターンシップの種類
業界理解1〜3年生の学期中・夏休み中短期
スキルアップ2年生の冬休み3年生の夏休み長期
選考対策2年生の夏休み・春休み3年生の夏休み・冬休み短期

業界理解を目的とするなら、1日~1週間程度の短期インターンシップに参加するのが効率的です。特に夏(8〜9月)は複数企業を比較して雰囲気を知りつつ、広く業界を知ることができます。

スキルアップを目指す場合は、まとまった期間で実務経験を積み、就活本番に向けた実力をつけましょう。

選考対策を意識するなら、短期インターンシップがおすすめです。実際にエントリーシート提出や面接に取り組みながら、本選考につながる経験を積めます。

目的に応じて時期を選び、成長しやすいインターンシップを選ぶことで、就職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。

下記の記事では、選び方の注意点も紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

夏・冬・通年インターンの特徴と選び方のコツ

インターンシップには夏・冬・通年という3つのパターンがあり、下表のとおりそれぞれ特徴が異なります。

種類時期メリットデメリット
8~9月業界研究・就活準備がしやすい短期間のプログラムが多く、実務経験が浅くなりやすい
12~2月選考対策や内定直結に有利になりやすい時期が就活と重なりやすい
通年一年中スキル習得・実務経験が積める学業やアルバイトと両立しにくい

夏のインターンシップは、主に大学3年生を対象に夏休み(8〜9月)に実施され、業界研究や就活準備の第一歩として最適です。セミナー型や内定直結型などプログラムも多彩で、幅広い業界を体験できます。

冬のインターンシップは12〜2月に実施され、志望度の高い企業への絞り込みや選考対策に有効です。

通年インターンシップは、特にスキルアップを重視したい学生におすすめします。プログラミングやマーケティングなど、専門性を高める実務経験を積めるでしょう。

選び方のコツは、次のように目的に応じて使い分けることです。

  • 夏のインターンシップ:業界研究を重視する
  • 冬のインターンシップ:志望業界に絞って参加する
  • 通年インターンシップ:スキルアップを優先する

自分の希望や成長段階に合わせてインターンシップに参加することで、効率良くキャリア形成につなげられます。

「夏・冬インターンシップの特徴を詳しく知りたい」という方は、こちらの記事がおすすめです。

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「出遅れたかも…」と不安なあなたへ【今からできること】

「インターンシップにいつから参加すればいいかわかったけど、もう出遅れたかもしれない…」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか?結論、今からでも間に合うので心配する必要はありません。

ここからは、不安を解消するために今からできる対策を紹介します。

大丈夫「いつからでも間に合う」理由と挽回策

インターンシップへの参加は、いつから始めても決して遅くありません。特に長期インターンシップは年間を通じて募集されており、企業ごとに採用タイミングも異なります。

4年生が卒業するタイミングで欠員が出る2〜4月は、学生の入れ替わりを見越して新規募集が増える時期です。

インターンシップによっては「学年不問」の案件も多く、1年生から3年生まで幅広く参加できます。

ただし、勤務条件として「週2日以上勤務」「6ヶ月以上の継続」を求められることが多いため、アルバイトや授業との調整が欠かせません。

そのため、まずは自分のスケジュールを確認し、下記のように参加できる条件を整理しましょう。

  • 週2回午後からなら入れる
  • 夏休みはフルタイム勤務できる

もし学期中の参加が難しい場合は、春休みや夏休みなどのまとまった期間を活用してみてください。

自分の動ける枠を把握してインターンシップに参加すれば、今からでも十分巻き返せます。

今から応募できるインターンの探し方&アピール

今から応募できる求人を探すなら、まずはインターンシップ専用の募集サイトを活用しましょう。

「締め切り間近」や「新着」などの特集ページでは、今すぐ応募できる企業がまとめられています。気になる募集を見つけたら、応募条件や実施時期、プログラムの内容を比較し、自分に合ったものを絞り込んでいきましょう。

インターンシップの選考では、参加への意気込みを聞かれる場合がほとんどです。次のようなポイントを意識して送ることで、採用される可能性が高まります。

【よくある質問内容】
・なぜこのインターンシップに参加したいのか?
・何を学びたいのか?
・将来にどう活かしたいか?

たとえば「マーケティングに興味があるので、御社のSNS運用プログラムで実践的に学びたい」といった志望動機があると、真剣さが伝わります。

内容に自分の経験や将来像を盛り込めば、意欲や成長への期待感を高められるでしょう。

下記の記事で自己PRの例文を紹介していますので、あわせてご覧ください。

最低限これだけ!今すぐできるインターン準備

今すぐ始められるインターンシップの準備は、「自己分析」と「情報収集ツールへの登録」の2つです。

自己分析では自分の得意・苦手なことや好きなこと、大切にしている価値観を書き出してみましょう。

「人と話すことが得意」「新しいアイデアを考えるのが好き」など、具体的なエピソードと結びつけて整理すると、選考でも強みを自然に伝えられます。

次に下記のサイトに登録し、興味のある業界や職種の情報を受け取れるようにしましょう。

  • 就活情報サイト(リクナビ、マイナビなど)
  • インターンシップ専用の募集サイト(ONE CAREERなど)
  • オファー型サイト(OfferBox、キミスカなど)

OfferBoxなどのオファー型サイトを活用すれば、企業からインターンシップのスカウトを受け取れる可能性もあります。

また、大学のキャリアセンターに相談に行き、インターンシップの求人情報を紹介してもらうのもすぐできる対策です。

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インターンシップへの応募方法

ここまでインターンシップの種類やメリット、参加するのに向いている人などを紹介しました。ここからは、実際にインターンシップを探す方法を紹介します。

就活ナビサイト

就活ナビサイトには、インターンシップの情報が掲載されています。

大企業やベンチャー企業のインターンシップ、短期インターンシップや長期インターンシップ、と様々な種類のインターンシップが掲載されています。

基本的には検索で絞り込むことができます。参加したい企業や職種、日程などが具体的に決まっている場合は、就活ナビサイトで検索してみることをおすすめします。

オファー型就活サービス

オファー型就活サービスとは、企業から学生にアプローチするサービスです。

オファー型就活サ―ビスでは、企業から学生にインターンシップのオファーが届くことがあります。

通常のインターンシップ選考では、学生から企業にアピールするのが基本です。しかし、オファー型就活サ―ビスでは、登録した学生のプロフィールを見た企業の採用担当などからインターンシップのオファーが届きます。オファーを承認すれば、そこで直接メッセージのやり取りができます。

大手企業からベンチャー企業、官公庁までさまざまな企業からオファーが届く場合もあり、学生は自身も気付いていない適性に気づくきっかけづくりにもなります。

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先輩やOBからの紹介

大学の先輩やOBからの紹介で、インターンシップに参加することも可能です。

実際にインターンシップを経験した人のリアルな声が聞けるのは、先輩やOBからの紹介ならではのメリットです。また、知り合いが働いているのは、企業への安心感につながるケースも多いでしょう。

そして、なかなか入手できない情報を得られ、紙面やネットでは大々的に募集していないインターンシップに参加できる可能性もあります。

大学の先輩やOBからインターンシップを紹介してもらうには、日頃からさまざまな人とコミュニケーションを図り、人脈を作ることも大切です。

また、興味のある業界で働く先輩からインターンシップを紹介してもらえるよう、日頃から周囲に自身の希望を伝えておくのもおすすめです。

インターンシップ応募・参加前にやっておくべき準備

インターンシップへの応募や参加をする前に、履歴書の作成や自身のアピールできる経験をまとめるなど、いくつかのやるべきことがあります。ここからは、インターンシップの前にやるべき準備を紹介します。

履歴書を作成しておく

インターンシップ応募時には、履歴書の提出を求められることが多いです。このような場合に備えてインターンシップの前に履歴書を作成しておきましょう。

履歴書には、名前、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本事項のほかに、学歴や志望動機、自己PRを記載する欄もあります。

履歴書の作成に自信がない方は、こちらの記事も合わせて御覧ください。

ほかにも、履歴書に貼る写真を用意する必要があります。写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用するのが基本です。そして企業が履歴書の書式を指定している場合は、それに沿う履歴書を用意しましょう。

自分のアピールできる経験をまとめておく

インターンシップの選考では、自己PRを求められる場面も多く、このような時に自分の強みを経験談を交えて企業にアピールできれば、好印象を持ってもらえる可能性も高いです。

企業にアピールできる経験が思い浮かばない人は、まず学生時代に取り組んだ内容を書き出すのがおすすめです。

部活動や学業、アルバイトでの経験など自身が取り組んだ経験をすべて書き出していきましょう。次にその経験を通して自身が頑張ったところや成長できたところ、大変に感じたところなどを書きます。経験とその過程で感じたこと、得たことなどを書き出すことで、自身の強みが自ずとはっきりするケースも多いでしょう。

自身が取り組んだ経験は、必ずしも成果として大きな結果を出したものでなくても構いません。自身の経験から学んだことを軸にして積極的に企業にアピールしましょう。

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就活を始めるか悩んでいる方はまずオファー型就活サービスへの登録がおすすめ

ここまで、インターンシップについて解説してきましたが、就活を始めるかどうか悩んでいる学生も多いでしょう。

このような場合には、まずはオファー型就活サービスへ登録するのがおすすめです。

オファー型就活サービスに登録しておくメリットとして、以下の点が挙げられます。

手間をかけずにインターンシップ参加オファーがもらえる
学業や部活動、アルバイトなどを並行している方にとっては、インターンシップを探すのが手間に感じることもあるでしょう。

そんな忙しい方も、オファー型就活サービスを利用すれば、企業側からインターンシップのオファーが来る可能性があるため、自身で探す手間を省けます。

企業にどれだけ興味を持ってもらえるかが分かる
就活では企業が自身にどれだけ興味を持っているかを知る機会は、そう多くありません。特に就活の初期の段階でそれを知るのは難しいといえます。

オファー型就活サービスでは、プロフィールの中身次第で企業側からのオファーの多さや種類が変わるため、どれくらいの企業が自身に興味を持っているかを把握できます。

現在地を知ることは就活の第一歩でもあります。望む企業からオファーが得られていない場合は、さらに自分磨きに打ち込むのもよいでしょう。

自己分析ツールを利用できる
自己分析ツールを利用できるオファー型就活サービスもあります。自己分析ツールは、自身の強みや弱みなどを理解し、自身に合う職業を探したい場合にも最適です。

上記のメリットを網羅し、効率的にインターンシップを行えるのが、オファー型就活サイトOfferBoxです。OfferBoxは、就活に悩む全ての学生を手厚くサポートしています。

プロフィールの80%以上を入力することで、オファー率93.6%と高確率で企業からオファーをもらうことができます。また、プロフィール作成では文章だけでなく、写真や動画、研究スライドなどを活用し、自身を効果的に企業にアピールできます。

ほかにも自身のプロフィールへの企業のアクセス数をグラフで確認できるなど、便利な機能が多く搭載されています。就活を始めるのに悩んでいるという方は、就活への第一歩としてまずはOfferBoxに登録してみるとよいでしょう。

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まとめ:いつからインターンシップに参加したいか計画をしっかり立てよう

以上、開催時期やメリット、探し方などインターンシップについて解説しました。

短期インターンシップは8月~9月、12月~2月などに開催され、長期インターンシップは、企業が求めるタイミングによって開催期間が決まります。

短期インターンシップに参加することで、企業をより深く理解でき、短期間でさまざまな企業を知れるなどのメリットを得られます。そして長期インターンシップのメリットとしては、報酬をもらいながら職業体験ができることや、就活の自己PRに活用できることなどが挙げられます。

こうしたインターンシップを探すなら、オファー型就活を利用するのがおすすめです。
OfferBoxは、企業から学生にインターンシップ参加のオファーがもらえる就活サイトであり、企業が自身を見つけてくれるきっかけになります。
就活を始める際に、まずはOfferBoxへ登録してみてはいかがでしょうか?

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企業の採用広報解禁の3月1日より前に、インターンシップや説明会、採用選考に参加をする学生が増えており、内定を獲得する学生もいます。
また、2023年の夏からは、採用直結インターンも解禁され、大学3年生の夏から就活をスタートすることがますます一般的になると予想されています。

このような就活の早期化により、学業と就活の両立が難しくなってきていると感じる学生が多くいるのも事実です。
今回は、特に学業と就活の両立が難しいと言われている理系就活生の3人にインタビュー。新型コロナウイルスの影響を受ける以前の、2020年卒の先輩が、いつからどのような就活をしていたのか就活スケジュールを聞いてみました!


<今回インタビューを受けてくれた2020年卒学生>
古澤さん(男性 立命館大学 理系 学部4年生) 写真 左
中澤さん(男性 京都産業大学 理系 修士2年生) 写真 中央
籠本さん(女性 近畿大学 理系 学部4年生) 写真 右

 

■3月1日の広報解禁日以前に就活を始めた2020卒の理系就活生

ーーみなさん、それぞれはいつから就活を始められたんですか?

古澤さん「3年生(2018年)のときに大学内で開かれた、キャリアセンター主催の学内就活イベントです。興味を持ったので自分の生活をそっちに持って行こうかなと。」

中澤さん「今年(2019年)の2月から本格的に動きはじめました。就活っていう就活ではないんですが、自分がやっている研究をアピールするための練習や自己PRに関しては2018年の4月頃からしていましたね」

籠本さん「2018年 6月の学外で開催された合同説明会に参加したのがきっかけです。インターンは2018年の7月から2019年の3月までずっと参加していました」

OfferBox事務局「みなさん理系ですが、それぞれ就活を始めた時期は異なるものの、情報解禁日以前に動きだされていたんですね」

 

■自己分析のやり方

ーー自己分析や企業研究はしていましたか?

古澤さん「自己分析は就活が終わるまでしていました。志望理由書やES(エントリーシート)を書いて、キャリアセンターに添削して貰うたびに考え直すということが多かったですね。学内のイベントで『自己分析は早くからしておいた方がいいよ』とアドバイスを貰っていたのですが、正直『自分は大丈夫だろう』と放ったらかしになっていて就活が終わるギリギリまで自己分析に時間がかかっていました。自己分析をするのは早いに越したことはないですね」

中澤さん「自己分析は自分のことだからかなり分かっているつもりなのであまりしませんでした。僕は自分のやりたいことが出来なければ意味がないと思っていたので、企業分析は暇な時間を使って学部3回生からしていました。先輩からも企業についての情報収拾をしていました。先輩の情報は強いです」

OfferBox事務局「理系だと研究室の繋がりが強い場合もあるので、先輩からの生の就活体験や情報を聞くのもいいですね」

 

ーー就活をはじめるまでにかかった準備期間はどれくらい長さですか?

古澤さん「結構かかりましたね。自己分析はノウハウを教えてもらって、自己分析シートに幼稚園から今までを年表を書きました。そうすることで、今までの人生の中でどこに喜びや楽しさを感じたか、さらに、それがどういう企業で活かせるかみたいなのは見つかったと思います」

中澤さん「就活でアピールできることが大学に入学してからなので、僕は就活の準備はすぐ終わりましたね」

 

ーーエントリーシート(ES)の提出について

籠本さん「6月からESを書きはじめました。実際にちゃんとキャリアセンターに添削してもらったのは本選考の前です。私の場合、はじめて受けた企業の選考が3年生の10月だったので、結構簡単でした。早くからESを書く練習をしていたので3月の解禁後は楽々書けました。書き方がある程度分かっていたので苦労しませんでした」

中澤さん「ESは1日で下書きから完成まで書き上げて、その後は完成したESをコピーをして各企業ごとに提出していました」

古澤さん「企業ごとに求める社風や人材が違うので、僕はそこを意識しつつも書いていました。キャリアセンターで見てもらって提出していましたね」

■ OfferBoxを登録したきっかけ

ーーOfferBoxを登録したキッカケは何ですか?

中澤さん「僕は2019年の2月の友達に紹介してもらったのがキッカケで登録しましたね」

古澤さん「僕はインスタの広告で見て登録しました。2018年4月の学内説明会が終わった5、6月くらいに登録してそこからインターンに参加しました」

籠本さん「最初に知ったのは生協の広告で、そのタイミングではOfferBox知っただけで、登録しませんでした。けれど、秋(2018年)にOfferBoxの社員の方が学内で自己分析のやり方講座を開いてくれていて、そこで登録しました」

 

ーーインターンは何社参加しましたか?

籠本さん「インターンは25社参加しましたね。なので、スケジュール管理が一番大変でした。授業を優先して休まないように気をつけていたので。だから行けなかった企業も多かったですね」

OfferBox事務局「スケジュール管理能力が凄まじいですね。中澤さんと古澤さんはいかがですか?」

中澤さん「僕はインターン自体はOfferBoxの登録後に3社行きました。そのうちの1社が内定先です。」

古澤さん「僕も少ないんですけど、夏に2社、冬に3社参加しました」

OfferBox事務局「3社とか5社でもインターンに参加するためにスケジュールの調整は大変じゃありませんでしたか?」

中澤さん「僕の場合は大学院で研究しかしていなかった時期で時間の融通が効きました。なので3社インターンに行くのは難しくなかったです。」

 

■ スケジュールの管理 / 就活との両立のコツ

ーースケジュールの管理はどうやってしていましたか?

古澤さん「Googleカレンダーのアプリで管理していました。予定は1日前に通知を送っていましたね」

中澤さん「基本的に暗記していましたね。メッセージやアプリなどその都度見て覚えていました」

籠本さん「最初は大学から配られるスケジュール帳で管理していました。スケジュールが変わった際に書き換えるのがが面倒になったのでLife Bearというアプリを使い始めました。
ただアプリの場合は電話をしながらだと、すぐに確認しにくかったですね」

 

ーー学業とバイト、就活はどのように管理(両立?)していましたか?

古澤さん「2月〜3月の就活が忙しい期間はバイト休んでいました。バイトのスケジュールも就活の予定同様、Googleカレンダーで管理していました。スケジュール管理を少しミスしたこともあって、東京に選考で行った時に朝から1発目面接で、そのあと昼くらいに会社説明会、14時からインターンというタイトすぎるスケジュールを組んだこともあります」

中澤さん「僕は夜中にバイトしていたので、特にスケジュールに関しては困りませんでした」

籠本さん「1日2社に絞っていました。そこからオーバーしてもいいように予定を組んでいましたね。元の予定から考えてギリギリ間に合うようであれば選考やインターンに行く、という無理はしないようにしていました」

 

ーー業界ごとで選考スケジュールが特殊であったり異なっていた業界はありますか?

籠本さん「私は業界は絞って就活をしていたのではないのですが、アウトソーシング系の企業は早い時期から選考がありました」

 

■ 2020年卒の就活生が教える就活前に知っておくべきこと

ーー就活前後にやっておいた方が良かったことがあれば教えてください。

古澤さん「学内の合同説明会は直接出向かなくて良いので楽だし役立ちますね。リクルーターの方のメールアドレスを貰えたりして、ESの添削してもらえたので良かったです。あと、大学のキャリアセンターの面接練習です。面接のマナーを教わることができてよかったです。例えば面接時の正しい入退室の仕方であったりを教えて下さいました」

OfferBox事務局「面接をマナーをを知っていると望みやすいですもんね」

中澤さん「自己PRを文章に起こしてそれを自分で録音していました。あとでそれを聞き返して聞き手が内容を理解できるか、という伝え方の練習をしていました」

籠本さん「私は学内のSPI対策講座を受講していました。なので本を買う必要もありませんでした。」

 

ーー就活のために実践したけどやる必要がなかったことはありますか?

古澤さん「学年・学部全体に向けられた学内就活ガイダンスは全体に向けた内容なので、個人的に何か違うなぁと思うこともありました。あと、大規模な合同説明会には1回行って他の就活生達の雰囲気を知れば、あとは行かなくてもいいのかなと思います。参加している人が多すぎて人事の方と距離があるので」

 

ーーこれをやっておけばもっと就活が上手くいったと思うことはありますか?

中澤さん「色んな企業を知るという点では、OfferBoxに早く登録してインターンに行っておくべきでした。企業研究をする際に情報量が少なすぎて比較することができないので、そこに苦しんだ時期もありました」

古澤さん「僕は情報系なので、プログラミング力を身に付けておけば良かったなと思います。ソフトウェア系の会社だとプログラミングの試験があったりしました。大手のソフトウェア系企業のインターンのテストを断念する経験があったので、本選考だったら実践レベルのスキルを求められていたと思います」

籠本さん「正直なところ、もっと早くにOfferBoxに登録しておけばよかったなと思います」

OfferBox事務局「籠本さんはかなり3年生の秋ごろという早い段階で登録してませんか?」

籠本さん「3年生の4月ごろの段階で登録しておいて夏季インターンとかも行っておけばよかったなと思います」

 

■ 就活の大変だった時期も

ーー就活で1番大変だった時期はいつですか?

籠本さん「今年(2019年)の6月ですね。最終面接ラッシュだったので。会社説明とかインターンって選考じゃないので対策がいらないので、気持ちの面でも「緊張」が無いから楽なんですよ。でも面接だと対策もしないといけないし、毎日2社くらい面接に行くと精神的にも身体的にも疲れてきてふらふらの状態で面接にいっていました」

▼ 就活中のスケジュール(籠本さん / 2019年6月)

OfferBox事務局「確かに最終選考の時期は大変ですよね。同時に何社も対策をしないといけないし。中澤さんはいつが一番大変でしたか?」

中澤さん「僕はOfferBoxに登録した2019年の2月ですね。登録した後に、寝て起きたらすごい量のオファーが届いていました。OfferBoxに登録したらオファーが来すぎて、行きたい企業を調べるのが大変でした。こんなにオファーが来るものなのかと驚きました。僕の場合は、オファー枠が全部で10枠だったので、それがいっぱいにならないように気をつけていました。オファーの枠が満枠だと他の企業からのオファーが来なくなるので、急いで企業研究をしてしっかり取捨選択していました。オファーが来すぎて怖かったですね(笑)」

古澤さん「3月1日の解禁日以降ですかね。ナビ系のサイトも解禁して興味がある企業を選びはじめました。。僕は、結構色んなサイトに登録して、人材紹介のリクルーターも付いていたりしていたので「ここの説明会にも行きたい。ここにも、ここにも」ってなってきて。就活の軸がブレそうになったり、周りの子も就活を本格的に始めていたので焦ったりもして。なかなか大変でしたね」

▼ 就活中のスケジュール(古澤さん / 2019年3月)

ーー就活をはじめた当初に想定していたスケジュール感と差はありましたか?

中澤さん「思っていたより、内々定が出たのが早かったですね。僕の場合は4月の頭くらいに内定が出ました。なので、2月に就活を開始して、本格的に就活をしていたのは2ヶ月くらいでしたね。内々定を出して良いのは6月じゃないですか。だからそこまでで活動をするつもりだったので、想定より早く就活を終わることができました」

籠本さん「私は時期としては想定内でしたね。3年生の夏からインターンに参加しはじめて、4年生の6月、7月に就活を終える感じのイメージ通りでした。推薦も受けたんですけど、落ちてしまってそこからがしんどかったです」

 

ーー大変だった時期にはどのように対応しましたか?

中澤さん「僕は2月が一番忙しかったので、ひたすら来たオファーを精査していましたね。OfferBoxに登録して3日間くらいはずっとオファーが来すぎてたので、オファーを受け取れないようにならないよう枠を空けておくように気を付けていました」

古澤さん「行きたい企業のインターンが被る日があったので、どっちに行くかを前日まで悩んで片方をキャンセルしたりもしました。前日に断ると企業の人事に印象が悪いので、キャンセルした場合は本選考での通過は諦めていました。前日にキャンセルすることは出来る限りしない方が良いですね。」

OfferBox事務局「取捨選択をしっかりしていたんですね」

籠本さん「スケジュール管理と日程調整を一番頑張っていましたね。人事の方に直接この日、この時間しか面接行けません!だから日程調整してください!って無理を言ってお願いしていました」

■就活を終えてから気付いたこと

ーーもう1度、就活をするならどのようなことを気をつけますか?

籠本さん「もう少し早く就活に動き出してたと思います。あと、遠くの企業のインターンでも参加すればよかったなと思いますね。選考は行ってたんですけど。交通費が出るなら行こうと思いました。合同説明会に参加するなら夏前に行くべきだと思いました。だんだん良い企業も減ってくるので」

古澤さん「もうちょっと登録する就活サイトは減らしたら良かったなと思いますね。あと、正直なところOfferBoxだけでも全然就活できましたね」

中澤さん「僕は、やりたいことができないと就職したくないという思いがありました。なので、OfferBoxはやりたいことなどの情報をたくさんプロフィールに書き込めるのが良かったですね」

OfferBox「質問は以上となります。今日はありがとうございました」

 

理系の就活生といっても各々異なる時期に就活をはじめられていた様子でした。インターンの参加社数も目的などによって異なる印象でした。

しかし、みなさん共通して3月1日の広報解禁日より以前にインターンや自己分析の実施など就活に関する動きをされているとお話してくださいました。

就活の早期化にともなってインターンへの参加もごくごく当たり前なものになってきています。インターンに積極的に参加して、企業や業界への理解を深めましょう!

「自己PRがうまく書けない」「面接で強みや弱みを聞かれると詰まってしまう」そんな悩みを抱えていませんか?

その多くは、自己分析が足りず、自分の考えをうまく言葉にできていないことにあります。

そんな不安を解消してくれるのが、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」です。

約20〜40分の無料診断で、自分の強み・弱み・向いている仕事の傾向が一目でわかり、自己分析に役立てることができます。

「就活の軸がまだ定まっていない」「選考に自信が持てない」と感じている方こそ、まずはAnalyzeU+を使って、就活を一歩前進させてみませんか?

本記事では、自己分析や適性診断が就活に必要な理由と、AnalyzeU+の活用法について詳しくご紹介します。

新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
OfferBoxに登録していれば無料で診断できるので、ぜひご活用ください。

AnalyzeU

自己分析や適性診断が就活に必要な理由

就活では、自己分析と適性診断が成功のカギを握っています。

なぜなら、自分の強み・弱み・価値観を深く理解していなければ、「自分らしさ」を企業に伝えることができないからです。

強みをうまく言葉にできなければ、自己PRがぼんやりしてしまいます。

また、自分に合わない企業を選んでしまうと、選考に落ちるだけでなく、入社後のミスマッチにもつながりかねません。

だからこそ、就活を始める前に、「自分はどんな人間か」を明確にすることが、選考突破や企業選びの精度を高める第一歩なのです。

強みや弱みを言語化できるかどうかが選考の分かれ目

エントリーシートや面接では、「あなたの強み・弱みは?」という質問が定番です。

この質問に対して、自信を持って、かつ具体的に言葉で伝えられるかどうかが、選考通過の分かれ目になります。

頭の中ではわかっているつもりでも、うまく言語化できなければ、企業には伝わりません。

逆に、自分の特性を言葉にできるようになると、自己PRや志望動機に説得力と一貫性が生まれるでしょう。

自己認識のズレが「ミスマッチ」の原因に

就活でよくある失敗が、「思っていた会社と違った」というミスマッチです。

これは、自分の特性や価値観を正しく認識できていなかったことが原因であるケースが少なくありません。

たとえば、「協調性がある」と思っていても、実際には「主体性が強い」タイプだった場合、チームワーク重視の職場ではストレスを感じやすくなります。

このようなズレは、客観的な自己分析によって、あらかじめ回避することが可能です。

自分の適性や傾向を知ることで、企業との相性を見極めやすくなり、納得感のある就活につながります。

自己分析ツールを使って選考通過につなげよう

自己分析を感覚で行うだけでは、主観的な印象にとどまり、説得力に欠けた自己PRになってしまうこともあります。

そこで活用したいのが、自分の傾向や特性を客観的に”見える化”できる自己分析ツールです。

ツールを使えば、性格・行動特性・価値観などが数値やグラフで示され、自分でも気づいていなかった強みや弱みにも気づけます。

その結果、自己PRや志望動機を論理的に組み立てられるようになり、選考での説得力が大きく向上します。突破率アップにもつながります。

中でもおすすめなのが、OfferBoxが提供する自己分析ツール「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」です。

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自己分析・適性診断ツール「AnalyzeU+」とは?

AnalyzeU+は、新卒向け逆求人サービス「OfferBox」が提供する就活生向けの自己分析ツールです。

約100万人のデータに基づいた精度の高い診断結果が出るため、自分の強みや弱み、適性や価値観を客観的に可視化することができます。

社会での役割志向が8つの動物タイプによって示されるため、将来どのようなビジネスパーソンになりたいかもイメージがつきやすいでしょう。

AnalyzeU+を使うことで自己分析に必要な「自分を言語化する力」を、誰でも無料で簡単に、しかも客観的に身につけることができます。

AnalyzeU+の活用方法は簡単4ステップ

Step1. OfferBoxに登録して診断スタート

AnalyzeU+は、企業からオファーが届く新卒向け逆求人サービス「OfferBox」に無料登録するだけで利用できます。

PCでもスマホでも受検できるので、スキマ時間に手軽に診断を始められます。

Step2. 所要時間は20〜40分、設問は約251問

診断には約251問の設問が用意されており、所要時間は20〜40分ほど。

直感的に回答できる質問が多く、テンポよく進められます。

Step3. レーダーチャートと分析コメントで深く理解できる

診断結果は、社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目のほか、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性の計28項目にわたって数値化され、あなたの性格が多角的に分析されます。

診断結果は、レーダーチャートや文章による解説コメントで表示され、視覚的にも理解しやすい設計になっています。

各項目にはアドバイスも添えられており、自分では気づかなかった強みや改善ポイントにも向き合える内容になっています。

また、役割思考タイプはあなたの適性に合わせ、組織の中での役割を8つの動物タイプに分類されます。各タイプはそれぞれ異なる得意分野や特徴を持ち、組織における立ち位置や相性も知ることができます。

各タイプの特徴については、以下の解説記ページで詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>> 動物タイプ診断の詳細はこちら

Step4. OfferBoxのプロフィールに反映

AnalyzeU+で得られた診断結果は、OfferBoxのプロフィールに反映することが可能です。

そのため、企業があなたの人物像を把握しやすくなり、オファー獲得の可能性も高まります。

プロフィールを充実させておけば、自分では出会えなかった業界や企業からのアプローチが届くことも。

自己分析ツールとしてだけでなく、“選考を後押しする武器”としても活用できるのが、AnalyzeU+の大きな魅力です。

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>>【無料】AnalyzeU+で自己分析を始める

AnalyzeU+の診断結果から「強み」と「弱み」を裏付け

AnalyzeU+の価値は、「診断を受けて終わり」ではありません。

その結果をどう活かすかが、選考突破のカギとなります。

数字で自分の得意領域が見えるから自己PRが作りやすい

たとえば、「共感力」「論理思考」「挑戦心」などが数値で可視化されることで、自分の得意分野がひと目で明確になります。
これにより、自己PRや志望動機に具体性と説得力を持たせやすくなり、面接官に「伝わる」アピールができるようになります。

さらに、AnalyzeU+では、社会で活躍するために求められる力を、以下の2つの観点から診断しています。

① 社会人基礎力

経済産業省が提唱する「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」という3つの能力(11要素)で構成される、働くうえでの“基本的な力”を測定します。
これは、多くの企業が採用時に重視する能力であり、職場で成果を出すための土台とも言えます。

(参照:経済産業省 社会人基礎力 https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html

② 次世代リーダー力

「やり続ける力」「周囲を牽引する力」「高め合う力」の3つの能力(14要素)から構成される、将来的にリーダーシップを発揮する人材に必要な素養です。
社会人基礎力より一段高い視点でのポテンシャルを可視化できるため、今後の成長性やキャリアの方向性を検討する材料にもなります。

このように、AnalyzeU+は単なる性格診断にとどまらず、「社会でどのような力を発揮できるか」を客観的なデータで示してくれます。

そのため、企業に自分の価値を効果的に伝えるうえで、非常に強力な武器になるのです。

強みを示すエピソードの軸が明確になる

診断結果を見れば、どの場面で自分の力を発揮しやすいかがわかります。

そのため、過去の経験の中から「自分らしさ」を活かせたエピソードを選びやすくなり、ブレないストーリーが作れます。

AnalyzeU+の診断結果から、「主体性」や「創造力」が強いという結果が出たものとして自己PRを考えてみましょう。

解説によると、「主体性」とは進んで物事に取り組む力、「創造力」とは新しい価値を生み出す力のことを指しています。「この強みの裏付けエピソードはあるのか」という視点で考えてみましょう。

例えば、「主体性」では、誰に背中を押されたわけでもないのに海外インターンに行ってみたり、インターンシップ中も積極的に自分のやれる仕事を担ったりしていた、など、具体的なエピソードが思いつく方もいるかもしれません。

さらに「創造力」についても、フリーペーパーを作るサークルにいた時、積極的に新しい試みや、既存の手法の刷新を提案したことなどに紐づけることができるでしょう。

自己PRに使うようなエピソードを探す時は、以下3つの切り口で振り返ることがおすすめです。

1.強みを活かせた
2.強みを伸ばせた
3.強みの大切さに気付けた

まず診断結果をもとに自分の強みを客観的に把握し、その上でこれらの視点を意識しながらエピソードを振り返ってみましょう。

面接で聞かれる「弱み」に自信を持って回答

AnalyzeU+で強みを確認したら、弱みも見てみましょう。AnalyzeU+は弱みに対してアドバイスをしてくれます。

診断結果で自分の弱みに気が付いたり、客観視できるようになったらアドバイスをもとにその弱みとどのように付き合っていくか、もしくは軽減するためにはどうすればいいか考えてみるといいかもしれません。

弱みを理解することで、「あなたの短所は?」という質問にも、冷静かつ前向きに答える準備ができます。

自分の強みと弱みをしっかりと理解することで、自己PRだけでなく就活の際の企業選びにも応用することができるかもしれません。

これから就活を始める方や、すでに就活を進めている方で自己分析や自己PRなどに課題があるのであれば、AnalyzeU+をぜひ活用してみてください。

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>>【無料】AnalyzeU+で自分の強みを発見する

自己分析ツール「AnalyzeU+」を使って就活を有利に進めよう

ここまで、自己分析の重要性とAnalyzeU+の活用方法について紹介してきました。

就活を成功させるためには、自分の強み・弱みを深く理解し、自分の言葉で伝える力=“自己理解の質”を高めることが必須です。

AnalyzeU+は、251問と設問数は多めですが、より正確に診断することができる本格的な自己分析ツールなので質の高い自己理解を求めている方にはおすすめです。

OfferBoxのプロフィールをAnalyzeU+で充実させて、可能性を広げよう!

AnalyzeU+の診断結果はそのままOfferBoxのプロフィールにも反映できるため、自己PRや面接対策だけでなく、企業からのオファー獲得にもつながるという大きなメリットがあります。

プロフィールが充実していれば、採用担当者の目に留まりやすくなり、魅力を感じてもらえる可能性も高まります。さらに、企業側があなたの強みや適性を理解しやすくなり、ミスマッチの少ないスカウトが届くチャンスが広がります。


「自己PRに自信がない」「強みがあいまい」と感じている方こそ、AnalyzeU+で自己理解を深め、あなたらしさを言葉にできる就活を始めてみましょう。

アプリで、
オファーを見逃さない

OfferBoxアプリなら、企業からのオファー受信を通知でお知らせ!また、プロフィール入力や適性診断もスマホから気軽に行えます。