「インターンシップに参加するのに、なぜ志望動機を聞かれるのだろう」
「インターンシップの志望動機はどのように答えるのがよいのだろう」

このような悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか。

インターンシップとは職業体験を通じて、学生が仕事内容や企業、業界などを知る機会のことです。就職する前にビジネスの現場を体験し、社会の理解を深めることができます。

人気企業のインターンシップには数多くの学生がエントリーするので、志望動機はインターンシップに参加できるかどうかを決める重要なポイントの1つです。

この記事ではインターンシップで志望動機が問われる理由や志望動機の構成、業界・職種ごとの志望動機例などをご紹介します。

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インターンシップで志望動機が問われる5つの理由

まずインターンシップで志望動機が問われる理由を5つ解説します。なぜインターンシップで志望動機が聞かれるのか、企業の意図を把握しましょう。

1.インターンシップに対する熱意を知りたい

1つ目の理由は、学生のインターンシップに対する熱意を知るためです。

人気のある企業のインターンシップでは数百人以上、中には1,000人を超える学生が集まります。参加希望の学生には「人気企業だから」「友達が参加するから」など熱意の少ない人もいます。

開催する企業は多くの学生に参加してもらいたいのと同時に、熱意のある・学ぶ意欲のある学生に参加して欲しいと考えています。志望動機を通じて、インターンシップへの熱意を確認し、学生をふるいにかけているのです。

2.コミュニケーション力や人柄を知りたい

企業は志望動機を通じて、学生のコミュニケーション力や人柄を知りたいと考えています。インターンシップに参加する学生が自社の求める人物像にマッチしているかを確認するため、志望動機からコミュニケーション力や人柄、個性を確認しているのです。

多くの企業が採用で重視するコミュニケーション力以外にも、主体性や積極性、協調性などもチェックしています。企業は志望動機を聞くことで、インターンシップに参加を希望する学生1人1人を見極めているのです。

3.学生の希望とインターンシップの内容がマッチしているか

企業は学生の希望とインターンシップの内容がマッチをしているか確認するために、志望動機を聞いています。

インターンシップを通じて学生が学びたいことや知りたいことを提供できないと、参加した学生の満足度が低くなってしまいます。満足度が低いと採用選考にエントリーしてもらえないだけでなく、クチコミなどでほかの学生の評判を下げてしまうかもしれません。

インターンシップで提供する内容と学生が求める内容にずれがないかを確認し、参加する学生の満足度を高める目的で志望動機を聞いています。

4.優秀な人材を集めて採用PRにつなげたい

採用PRにつなげるようなインターンシップの実施を目的に、志望動機を聞いて、優秀な学生を集めていることもあります。

多くの学生に注目してもらえるよう、企業はインターンシップの内容を工夫しています。例えば参加すると報酬がもらえたり、海外出張へ同行できたり、長期開催など趣向を凝らしたインターンシップを企画・実施しています。

話題性のあるインターンシップを実施し、優秀な学生を集めることで採用PRにつなげ、自社の認知度を高めています。志望動機を聞くことで、優秀な学生かどうかを見極めているといえるでしょう。

5.本選考をふまえて見極めたい

インターンシップで志望動機を聞いて、採用選考に向けて学生を見極めたいと考えている企業もあります。

「インターンシップは職業体験で、採用選考とは関係ないのでは?」と感じた学生もいるでしょう。インターンシップの従来の定義は職業体験でしたが、25卒から一定の要件を満たすとインターンシップで取得した学生の情報を採用選考に利用できるようになりました。

今後のインターンシップでは、志望動機や自己PRなど採用選考と同様の質問をインターンシップでおこない、学生の見極めを早期に進める可能性があります。

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インターンシップの志望動機の基本構成をおさえよう

次にインターンシップの志望動機の基本構成について解説します。必ずこの構成に沿って話さなくてはいけないわけではありませんが、基本構成をおさえて、インターンシップの志望動機の作成に役立ててください。

今回ご紹介する基本構成は、「参加した理由・きっかけ」「業界や企業への興味・理解」「企業が求める人物像に沿った自己PR」「インターンシップに対する熱意・気持ち」の4つです。1項目ずつ解説します。

参加理由

まずインターンシップに参加する理由を伝えましょう。どこでインターンシップを知ったのか、参加の動機は何かを簡潔に伝えます。

「友達が参加するから」「周りに勧められたから」という理由もあるかもしれませんが、まったく興味がないインターンシップには参加しないはずです。自己分析をおこない、インターンシップに参加したい理由をなるべく自分の言葉で表現してみましょう。

中には1dayインターンやグループディスカッションなど複数のコースでインターンを実施する企業があります。複数のコースのなかから、なぜそのインターンシップに参加したいと思ったのか、という視点も参加理由に組み込むとよいでしょう。

業界・企業への興味や理解度


次に参加を希望する企業が属している業界や、企業そのものについての興味、理解度を盛り込みましょう。職種ごとにコースが分かれている場合、希望する職種への興味や理解度もあわせて伝えます。

採用選考同様に、企業は企業研究や業界研究ができているかを志望動機で確認しています。またインターンシップに参加して、何を知りたいか、何を得たいのかという点も企業が知りたいポイントです。

事前に業界研究や企業研究をおこない、インターンシップへの参加を希望する企業に対し、興味や関心、理解度を高め、志望動機に落とし込みましょう。

求める人物像に沿った自己PR

企業が求める人物像に沿った自己PRを忘れずに伝えましょう。自己PRは単に自分の伝えたい内容ではなく、参加を希望する企業の求める人物像に沿った内容にします。

求める人物像はインターンシップの募集ページや前年の採用ページで確認できます。企業が求める人物像にあわせて自己PRの内容を考えましょう。自己PRそのものが上手く作れない人は、まず自己分析をおこなってください。

なお、就職活動で自己分析をする際は、適性診断を活用してみてください。OfferBoxの適性診断ツール「AnalyzeU+」は自分の強みや弱み、それを裏付けるエピソード探しのきっかけに役立ちます。

熱意ややる気

インターンシップの志望動機の最後は熱意ややる気、成長したい気持ちを盛り込みましょう。

熱意ややる気だけでは不十分ですが、熱意ややる気、成長意欲を盛り込んでいない志望動機は魅力に欠けてしまいます。参加理由や企業・業界研究、自己PRをおこなった上で、最後に熱意を伝え、企業の目に留まるような志望動機に仕上げましょう。

単に熱意を伝えるよりも「どのような点がマッチしているか」など具体的に伝えることで、より企業の印象に残ります。企業・業界研究を通して自分の想いや考えと合致する部分を見つけ、熱意ややる気をアピールしましょう。

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[業界別]インターンシップの志望動機の例文

業界別にインターンシップの志望動機の例文を紹介します。例文だけでなく、アドバイスやポイントを解説していますので、志望動機作成の参考にしてください。

食品

食品の商品企画について学びたいと考え、貴社のインターンシップへ応募をしました。
私はスーパーでアルバイトをしていますが、同じ用途の商品でも特徴が違うことに興味を持ち、どのように商品が作られるのかに関心を持つようになりました。貴社のインターンシップでは商品企画を体験できます。アルバイトの経験を交えながら、商品企画を学びたいと考えています。

インターンシップを通じて商品企画を学びたい理由をアルバイトの経験から伝えられており、参加理由が明確な志望動機です。学生生活の経験から参加理由をまとめるとよいでしょう。

銀行

貴行のフィンテックに関する取り組みを学びたいと考え、インターンシップへの参加を希望します。多くの銀行ではモバイル決済や仮想通貨の研究をはじめ、さまざまなIT化が進められていると思います。大学で専攻したIT分野の知識を活かせる仕事を探す中で、銀行のIT化に興味を持ちました。インターンシップを通じ、貴行でどのような取り組みをされているのか具体的に学びたいと考えています。

今までの経験や学びから将来取り組みたいことを伝えるとともに、業界動向もチェックしており、熱意や意欲を感じる志望動機です。

メーカー

マーケティングの実務を体験したいと思い、貴社のインターンシップへ応募しました。海外旅行に行った時、現地でたくさんの日本製品を目にしました。日本国内だけでなく、海外でも日本製品が数多く使われていることに驚き、どのように海外へ展開しているのか気になったのがマーケティングに関心を持ったきっかけです。貴社のインターンシップではワークを通じてマーケティングを体験できると知り応募しました。

マーケティングに関心を持ったきっかけをしっかりと述べており、参加理由が明確です。ワークをおこなうインターンシップについて調べられており、企業研究の姿勢も感じられます。

アパレル

接客体験ができる貴社のインターンシップに参加し、コミュニケーション力を高めたいと考えています。学生生活では部活動に打ち込んできて、アルバイトの経験はありません。洋服に興味があり、将来はアパレル業界で働きたいと考えていますが、私に接客ができるか不安な気持ちがあります。貴社のインターンシップを通じて接客の自信をつけ、希望するアパレル業界に就職したいと思います。

志望業界について調べるとともに自己分析をおこなっており、インターンシップで身に付けたいことが明確な志望動機です。あえて不安な気持ちも正直に伝えていることで、人柄が伝わる志望動機です。

インフラ

海外へ積極的な展開をする貴社のインターンシップに参加し、海外でのインフラ整備について学びたいと考えています。サークル活動で発展途上国の学校建設に携わった時に、教育以上にインフラが整備されていない状況を目の当たりにしました。発展途上国に関わる仕事がしたいと考えていたなかで、インフラの整備は発展途上国の人にとって求められていると感じ、貴社のインターンシップへの参加を志望しています。

業界研究、企業研究をしっかりとおこなっている志望動機です。参加意欲や熱意だけでなく、なぜその企業のインターンシップを志望するのかを伝えることで志望動機の内容が充実します。

医療事務

医療の現場について学びたく、貴社のインターンシップを志望しました。母と姉が看護師として働いており、二人が仕事の話を生き生きとしているのを聞いて、医療現場での仕事に興味を持ちました。看護師のような資格がなく挑戦できる仕事を探したところ、医療事務に関心を持つようになりました。医療については初心者ですが、貴社のインターンシップを通して多くのことを吸収したいです。

最後の一文で熱意ややる気が伝わる志望動機です。やや業界研究が不足しているように感じますが、自分で医療事務について調べており、意欲が伝わる内容といえます。

医薬品(製薬業界)

医薬品に携わる仕事に就きたく、貴社のインターンシップに参加したいと考えています。親族ががんで治療を続けている姿を身近に見ていた経験から製薬業界に関心を持ちました。文系の私に挑戦できる仕事があるか知りたく、インターンシップでおこなわれる先輩社員とのグループディスカッションで、文系社員の仕事内容や求められるスキルなどを聞きたいと思い、応募しました。

インターンシップの内容を調べており、なぜこのインターンシップを希望するのかが明確です。業界研究のために参加をしたいという意欲も伝わってきます。

印刷

印刷業界の企画開発の仕事を学びたく、貴社のインターンシップへの参加を希望しています。学園祭実行委員会の一員としてパンフレットの制作をおこなった際、印刷会社の方にさまざまな提案を頂き、満足のいくパンフレットを作ることができました。学園祭に足を運んでくれた方の評判も非常に良く、将来このような仕事が出来たらと考えるようになりました。分からないこともあり苦労するかもしれませんが、インターンシップを通して企画開発の仕事を学びたいと思います。

学園祭の経験を通じて、業界への興味が高いことが伝わります。過去の経験が志望動機につながっていて、シンプルで伝わりやすい点が高評価です。

介護

介護の仕事内容を詳しく知りたいと思い、貴社のインターンシップを志望します。私は学生時代、所属するボランティアサークルで介護施設を訪問したことがあります。介護施設の仕事を体験した時に、入居されている方に笑顔で「ありがとう」と言って頂いたことが嬉しく、介護の仕事に携わりたいと考えるようになりました。インターンシップでは、介護職のよりリアルな側面を知りたいです。やりがいだけでなく、大変なことや苦労した話を聞くことで、仕事の理解を深めたいと考えています。

インターンシップで学びたいことを明確に伝えています。本気で介護業界を志望しているからこそ、仕事の大変な面も知りたいという思いが伝わってきます。

観光

観光業界について学びたいと考え、貴社のインターンシップへの参加を志望しています。初めての海外旅行を計画した時に、旅行会社の窓口の方に丁寧に対応頂いたことが印象に残っており、観光業界に関心を持つようになりました。お客様へ旅行プランの提案をする仕事と理解していますが、もう少し詳しく1日の動きや、旅行手配の流れを知りたいと思ったのがインターンシップに応募した理由です。

事前にどのような仕事があるか調べた上で、どの点が分からなかったのか、何を知りたいと思ったのか伝えられている志望動機です。

「全部分からないので教えて欲しい」と伝えるのではなく、「〇〇業界の、この部分は調べてもよく分からなかったので教えて欲しい」と話した方が、自ら調べて動ける人だと感じてもらいやすいでしょう。

建築・建設

貴社の設計業務について詳しく知りたく、貴社のインターンシップへの参加を希望しています。将来、建築物の設計に携わりたいと思い、大学で設計を学んできました。業界を調べると企業によって業務範囲が異なると知り、具体的な業務範囲を知りたいと考えています。社員の方との座談会が設けられており、積極的に社員の方にお話を伺いたいと思います。

インターンシップへ参加する理由がはっきりとしている志望動機です。参加意欲があり、採用選考に向けてよい印象を残せるでしょう。

ブライダル

結婚式専門の会場や、ホテルウエディング、レストランウエディングなどさまざまな企業を見てきましたが、貴社が手掛けているオーダーメイド式の結婚式に興味を持ち、応募しました。新郎新婦の思いを実現するためにオーダーメイドにされていると存じますが、パッケージ売りをしないことでどのような苦労があるのか。新郎新婦の希望をヒアリングする際に、どういった工夫をされているかなどを、先輩社員の1日同行インターンシップで学びたいと思っています。他の企業では1~2時間のインターンシップですが、貴社は先輩社員と同行できる時間が長いので、ぜひ参加したいと思い応募しました。

他のインターンシップとの違いを調べたり、企業のサービスの特徴を理解したうえで応募している点が評価できます。

広告

広告ができるまでの過程を体験したく、貴社のインターンシップへ参加を希望しています。貴社の制作した広告を小学生の時に見て、子ども心にワクワクし、いつか人の心を動かすような広告を作りたいと思いました。貴社のインターンシップでは広告制作を経験できると伺い、どのような難しさや大変さがあるのかを学びたいと考えています。

広告業界に関心を持つようになったきっかけを伝えており、参加理由が明確です。インターンシップを通じて何を学びたいかを伝えており、意欲高く参加してくれるだろうと期待が持てます。

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[職種別]インターンシップの志望動機の例文

続いて、職種別にインターンシップの志望動機の例文を紹介します。業界別の例文と同じく、アドバイスやポイントを解説していますので参考にしてください。

営業

営業職を志しているなかで、近年流行っているインサイドセールスに興味を持ち、応募しました。インサイドセールスと内勤営業の違いを理解しきれていないため、インターンシップを通してインサイドセールスの仕事内容の理解を深めたいと思いました。課題図書である『THE MODEL』も一読しています。書籍で知った営業手法と、実際の現場の違いなども学びたいと思っています。

さまざまな営業職があるなかで、応募先企業にはどのような特徴があるのか自分なりに調べています。インターンシップで学びたい内容も明確で、前向きな姿勢が感じられます。

エンジニア

業界の先端を行く貴社の最新技術について学びたいと思い、インターンシップへの参加を希望しています。エンジニアとして最新の技術やスキルを学べる環境で働きたいと考えるなかで、貴社のインターンシップでは全国から優秀な学生が集まり、最新技術に関してディスカッションができると聞き、応募しました。同じ職種を志す仲間と切磋琢磨したいと思ったのも、志望した理由の一つです。

エンジニアとして最新の技術やスキルを学びたいという自己PRに加え、インターンシップに参加する仲間との交流も期待していると思いを伝えられています。ただスキルや知識を習得したいだけでなく、色々な人から情報を得て学びたい意欲が感じられます。

研究職

研究職の仕事の進め方について体験したいと思い、貴社のインターンシップへの参加を希望しています。業界研究をするなかで、それぞれの会社で研究職の仕事の進め方は異なると知りました。貴社では業務を細分化せず、幅広く任せてもらえると伺い、私の希望と合致していると感じました。実際に仕事の進め方を体験し、働くイメージを深めたいと思います。

業界研究、企業研究を深く行っており、インターンシップの参加目的が非常に明確です。前向きに取り組んでくれる姿勢を感じ、好印象を与える志望動機といえます。

コンサル

コンサルティングの仕事を志望しており、貴社オリジナルのフレームワークについて学びたいと考えインターンシップに応募しました。貴社のインターンシップは社員の方と実践形式でグループディスカッションをおこなうと知り、ほかの企業よりもアウトプット形式での学びを得られると考えました。今まで書籍や貴社イベントで見聞きしたフレームワークについて、どこまで自分が実践できるのか挑戦したいと思っています。

インターンシップの内容を調べており、インターンシップを通じて何を学びたいのかを非常に分かりやすく伝えています。

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まとめ

インターンシップでは熱意やコミュニケーション力を確認したり、インターンシップの内容が学生の希望とマッチしているかをすり合わせるために志望動機を聞かれます。

志望動機の基本構成は「参加した理由・きっかけ」「業界や企業への興味・理解」「企業が求める人物像に沿った自己PR」「インターンシップに対する熱意・気持ち」の4つです。業界や職種ごとの例文を参考に自分ならではの志望動機を作りましょう。

志望動機を作る時に自己分析は欠かせません。自分の強みや弱みを明確にし、印象に残る志望動機を作りましょう。自己分析のやり方が分からない人はOffer Boxの自己分析ツール「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」を使ってみてください。

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「業界研究本は読むべき?」
「種類が多すぎてどれを読めばいいのか分からない」

就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

業界や企業を知るうえで役立つ業界研究本ですが、種類が多すぎるせいでどれを読めばいいのかも、どうやって使えばいいのかも分かりづらいですよね。

そこで今回は、業界研究本を就活で使うメリットや、その選び方を解説していきます。それぞれの本の特徴についても紹介するので、どれを読めばいいのか分からず悩んでいる人はぜひ記事を参考にして選んでみてください。

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業界研究の目的

業界研究には主に2つの目的があります。

  • 全体像や仕事内容をイメージして業界を絞り込む
  • 業界内の企業を比較して企業を絞り込む

まず、業界・企業についての理解を深め、どの環境が自分に最も適しているかを見極めるために業界研究が必要になります。

また、業界研究は企業研究のベースにもなります。業界の全体像を理解していることで、各社の立ち位置や強みが理解しやすくなるためです。

業界研究の目的についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
【就活の業界研究の目的ややり方】よくある質問にも回答

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業界研究に本を使うメリット

では、業界研究本の活用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。Webでの業界研究と比較しながら紹介します。

Webよりまとまった情報が多く得られる

メリットの1つは情報をまとめて得やすいことです。

本は情報量が非常に多いため、全体像を把握したり、網羅的に知識を得たりするのに向いています。

Webからも情報は得られますが、断片的な情報が多かったり、情報源が分からなかったりするのがデメリットです。矛盾した情報が掲載されていることも多くあります。

また、情報の信頼性の面でも、本はWebよりも優れています。誰が書いたか分からないような記事があふれているWebに対し、本は就活のプロが執筆・監修していることが多いので、間違った知識を得るリスクが低いです。

図解がきれいで全体像が分かりやすい

全体像が分かりやすいのも本を使う大きなメリットです。

業界研究本のなかには図解に力を入れているものも多く、文章だけでは理解しづらい難しい内容でも直感的に理解できます。

例えば、文章だけではイメージしづらい収益のような数字でも、図解によってビジュアル化してあれば視覚的に理解可能です。

Webの場合、スクロールで行ったり来たりしないと全体像が分からないことが多いです。

本であれば見開きで全体像を見渡せるので、情報を比較しながら業界・企業研究を進められます。

直接メモを取ることができる

直接メモを取れるのも、Webにはない本ならではのメリットです。

Webで情報を集めてノートや手帳にメモを取る方法もありますが、その場合はメモした場所を忘れてしまったり、そもそも何のメモだったかを忘れたりするリスクがあります。

その点、本であれば情報のすぐ近くにメモできるため、場所を忘れたり何のメモだったかを忘れたりする心配がありません。考えたことをすぐにメモしておけば、記憶への定着や考えの整理もしやすいでしょう。

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本を使った業界研究のやり方

業界研究に役立つとはいえ、ただなんとなく選んで読むだけではあまり意味がありません。

本を使った業界研究の正しい方法を知り、きちんとした目的を持って就活に活かしましょう。効率的に業界研究を進めるためには、以下の手順がおすすめです。

  • STEP1. 業界地図を一通り読む
  • STEP2. 興味を持った業界の図解を見る
  • STEP3. 興味を持った企業と競合の就職四季報を見る

STEP1. 業界地図を一通り読む

業界地図を読むときは、ビジネスの成り立ちを理解するため、まずは全業界についてザッと目を通してみます。

そのうえで、気になる業界があれば付せんなどでマーキングしておき、最後まで読み終えてから見返してみましょう。

STEP2. 興味を持った業界の図解を見る

それぞれの業界ページを具体的に見るときは、業界全体の動向や今後の展望について書かれた箇所をチェックします。そのうえで主要企業はどのようなビジネス展開をしているのか、個別に見ていきましょう。

もし志望企業が具体的に決まっている場合は、業界内での位置づけやどのような企業と関係を持っているかを確認します。関係性を見ていく中で、今まで知らなかった有望企業が見つかることもあるかもしれません。

文章だけだと理解しづらい場合は、図解本に載っている詳細な図解でイメージを膨らませ、興味の持てる業界と企業を絞っていきましょう。

STEP3. 興味を持った企業と競合の就職四季報を見る

図解イメージで興味を持った企業があれば、次は各企業の研究を進めていきましょう。

待遇や働きがい、企業の特色、将来性などを見ていけば、自分の特徴に合った企業を見つけられるはずです。

具体的な方法としては、興味を持った企業と競合他社の情報を、就職四季報で集めるのがおすすめです。1つの企業だけを見てもその魅力を完全には理解できませんが、複数の企業を比較検討することで各社の強みや弱みが見えてきます。

業界研究・企業研究では、「他と比べて何が魅力なのか」「より自分の特徴に合うのはどちらか」などの視点で考えることが大切です。

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業界研究におすすめの本4選【全体像把握】

業界研究本は多数出版されています。

ビジネスの成り立ちを俯瞰して見られる内容や、特定の業界に特化したものなどが多数出版されており、企業選びや選考に活用できること間違いありません。

ここでは、業界の全体像を把握したいときに役立つ本を4つご紹介します。

業界地図 (東洋経済新報社)

業界地図』は12年連続で売上げNo.1を誇る東洋経済新報社の書籍シリーズです。

182業界・4240社の情報が広く載せられており、業界の基本情報から最新動向まで知るのに最適な1冊です。

業界地図の特徴の1つは、各業界の景況感を大雨から快晴までの6段階で評価する「天気予想」。カラフルなお天気マークで業績の動向を示しているので、勢いのある業界が一目で分かります。

「業界のことがまだよく分かっていない」「志望業界が決まっていない」といった人にうってつけの業界研究本といえるでしょう。

掲載されている情報は177業界、4400企業・団体に及ぶなど、東洋経済新報社の『業界地図』を超える数の企業の情報を得られるのが魅力です。

その特徴は、情報の精度が高いベテラン記者による特集です。平成30年間の企業のトピックスを振り返った特集や、働きやすい会社トップ200など、短時間で多くの情報を集められる特集がたびたび掲載されています。

「手っ取り早く業界について知りたい」「業界の裏情報を知りたい」といった人に向いている業界研究本といえるでしょう。

業界の裏情報を知れる特集のほか、業界ごとの情報が幅広く掲載されており、各業界・企業を深掘りする前にあらゆる情報を網羅しておきたいときに最適な1冊です。

また、業界研究本としては珍しく、手に取りやすいB6判サイズ(単行本などと同じ)になっているのが大きな特徴です。

デスクに向かってじっくり読むというよりは、寝っ転がって読んだり、スキマ時間を活用して読んだりしやすい業界研究本といえます。

各業界で活躍する企業の事業内容や最新動向に加えて、社会にはどんな産業があるのかを詳しく解説しているのが特徴です。

この本の魅力のひとつは、名前の通りひとめで理解できる画像やイラストが豊富に載せられている点です。

各業界で扱う代表的な製品とその使用法などが画像とイラストで説明されているため、視覚的に理解しやすくなっています。

「業界研究の前に産業について知っておきたい」「楽しみながら業界研究を進めたい」といった人に最適な業界研究本といえるでしょう。

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業界研究におすすめの本3選【図解イメージ】

ある程度業界について理解が深まってきたら、次は詳細な図解でイメージを膨らませていくのがおすすめです。

文章ばかりでは疲れてしまうため、図解が豊富な本を使って楽しみながら業界研究を進めてみてください。

図解入門業界研究シリーズ (秀和システム)

図解入門業界研究』シリーズは秀和システムから出版されています。

「化学業界」「自動車業界」「コンサル業界」「食品業界」「アパレル業界」などの業界ごとに出版されており、全体像把握のための本より、各業界についてさらに詳細な情報を得られます。

業界の構造や従業者数などが分かりやすい図解で解説されているのも、この本のうれしいポイントです。

各冊子で1つの業界の情報に特化しているため、既に志望業界が絞り込めている人に向いている本といえます。

図解即戦力シリーズ (技術評論社)

図解即戦力』シリーズは技術評論社から発売されています。

秀和システムの『図解入門業界研究』シリーズと同様に、1つの業界の情報に特化した業界研究本です。

分かりやすいイラストと、堅苦しくない色使いが特徴的です。カラフルでイラストが豊富なため読みやすく、各業界の仕組みを知るための入門書として最適です。

基本から易しく理解したい人や、読みやすい本で業界研究を進めたい人に向いています。

業界大研究シリーズ (産学社)

産学社の『業界大研究』シリーズもおすすめです。

こちらも1つの業界の情報に特化した業界研究本で、その成り立ちから仕組み、具体的な仕事内容まで詳しく解説されています。

上記2つの業界研究本と比べると、イラストや色使いは控えめで、より網羅的な説明に重点を置いているという印象です。

業界そのものの解説に始まり、各企業の取り組みや求める人物像などの細かな情報も載せられているため、その業界を志望する人は選考に臨む前にぜひ読んでおきたい一冊です。

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業界研究におすすめの本3選【企業選び】

業界について理解できたら、次は企業研究です。業界研究を通じて興味を持った業界にはどんな企業があるのかを調べ、具体的な志望先を決定していきましょう。

企業研究の際は1つの企業だけでなく、複数の企業を比較検討しながら進めるのがポイントです。

就職四季報 (東洋経済新報社)

就職四季報』は東洋経済新報社から毎年出版されています。

5,000社もの客観的な情報が載せられている、企業研究には欠かせない一冊です。

就職四季報の特徴は、企業があまり出したがらない「新卒3年後離職率」「有休取得状況」「残業時間」などの情報も掲載されている点です。あくまでも中立的な立場から制作されているので、企業の実態を知るのに最適です。

選考プロセスや応募倍率、ES・GD・論作文の出題テーマといったデータも載っているため、選考対策にも役立ちます。

四季報で就職活動を有利に進める方法はこちらの記事で紹介しています。
「四季報」で就活を有利に!簡単&分かりやすい使い方【徹底的な企業研究で内定獲得】

就職四季報 優良・中堅企業版 (東洋経済新報社)

同じく東洋経済新報社から毎年出版されている『就職四季報 優良・中堅企業版』もおすすめです。

総合版の『就職四季報』に載りきらなかった、隠れ優良企業を紹介する業界研究本です。特徴は、非上場企業や地方の優良企業の情報が豊富に載っている点です。

就活情報サイトには載っていないような企業の情報が多く載っているため、地方の就職を考えている人はぜひ読んでおきたい一冊です。

就職四季報女子版 (東洋経済新報社)

就職四季報女子版』も東洋経済新報社から毎年出版されている業界研究本です。

男女別の新卒3年後離職率や男女別の従業員数など、人事に直接聞きづらいような情報が豊富に載っています。

また、産休・育休の期間や子を持つ女性人数、女性の役職者数といった、女性に優しい企業が一目で分かる情報も多数掲載されています。

大手から中小まで網羅しているので、女学生にはぴったりの一冊です。

女性に優しい企業は、年齢や性別にかかわらず社員を正当に評価しているとも言えるので、男子学生が優良企業を探すうえでもこの本が役立つでしょう。

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業界研究本を読んで得た知識を元に行動してみよう

以上、業界研究本を就活で使うメリットや、それぞれの本の特徴について紹介しました。

業界研究本を就活で使う際は、全体像把握→図解イメージ→企業選びという手順で進めていくのが効率的です。

いきなり企業を探し始めては、自分の特徴に合う企業を見つけづらいため、まずは社会に存在する業界とその仕組みについての理解を深めていきましょう。

業界研究本を読んで得た知識を元に就活を進めていけば、企業選びはもちろん、選考対策も進めやすくなるはずです。活用して効率的に就職活動を進めてくださいね。

AnalyzeU

面接では質問を受ける側であることが多い学生ですが、面接の途中や最後に「何か質問はありませんか?」と逆質問を求められることも多くあります。
何も考えていないとつい「何もありません」と答えてしまいがちですが、逆質問は自分が聞きたいことを聞ける貴重なチャンスです。
とはいえ、何を逆質問していいのか分からないこともあるかと思います。「こんなことを聞いては失礼にあたるのではないか」「聞いてしまったことで印象を下げるのではないか」などと不安になる人もいるかもしれません。
そこでこの記事では面接官が逆質問を求める理由から注意すべきポイント、逆質問の例について解説します。

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新卒の面接で企業の面接官が逆質問を受け付ける理由・意図

そもそも、なぜ面接官は逆質問を受け付けるのでしょうか。
逆質問が求められる理由が分かると、面接時にふさわしい質問の内容も見えてきます。
ちなみに、採用の面接だけではなく、インターンシップの面接でも逆質問を求められることがありますが、理由はほぼ一緒と考えてよいでしょう。
それでは逆質問を受けつける理由・意図を紹介します。

学生の疑問を解消したいから

面接官が逆質問を受け付ける意図としてはまずは、シンプルに学生の疑問を解消したい場合が多いです。
会社案内や募集要項には掲載しきれないことが多くあります。また、会社によっては会社説明会もありますが、そこだけですべてを伝えるのは困難だと会社側も理解しています。
学生が企業の内部のことを知る手段としてOB訪問もありますが、たまたま自分の大学にOBがいなく、OB訪問の機会が得られていないこともあります。
そのため、学生がさまざまな疑問を持っていることは容易に想像できます。もし、疑問を解消しないまま就職試験が進み入社となっても、後でミスマッチにつながり離職につながりかねません。
会社としてはせっかく縁のあった人材がすぐに離職するのは大きな損害です。できるだけお互いの疑問を解消し、入社後の定着率を高めるためにも、逆質問は重要な機会となっています。

学生の質問力・コミュニケーション力・準備力を知りたいから

実は面接官は逆質問を通して、学生の能力も見ています。なぜ、逆質問で能力が分かるのでしょうか。
逆質問で見えてくる能力の1つが質問力です。
仕事の現場では分からないことが出てきたらすぐに質問して解消することが大切です。疑問をそのままにすると、大きなミスにつながるからです。聞きたいことを正しく質問できるかどうかを、逆質問を通じてみていることがあります。
さらに、面接時に質問ができるというのは、事前に企業や業界の情報を収集してきたあかしになります。ホームページ(HP)や会社案内など、さまざまな情報を読み込む中で疑問は生まれていくからです。
社会人になったとき、仕事の段取りとして大切なことは事前の下調べと準備です。この面接に対して、きちんと準備してきたかどうかも、逆質問で見られていると思っていたほうがよいでしょう。
また、面接官は逆質問にたいしてさらに質問をしてくることがあります。例えば「御社の弱点を教えてください」という逆質問に対して「あなたはどう思いますか」と返ってくるかもしれません。
そのようなときにきちんと答えられるように準備をしておくことも大切です。

自社への熱意がどれほどあるか知りたいから

逆質問を通じて、会社および仕事に対して、学生が熱意を持っているかどうかを見る面接官もいます。
質問をすることは相手に対して興味を持っているということにつながります。興味がなければ、疑問も浮かんできませんよね。そのため、逆質問の内容から、会社や業務内容に対しての興味度合いを測ることができます。
興味があれば当然、事前に会社のホームページや資料を読みます。そのうえで、出てきた質問と、面接のときに苦し紛れに出した質問では、内容が大きく異なるのは目に見えています。
また、質問が出てくる人と言うのは、すでに入社後の自分を想定していると考えられます。働く姿をシミュレーションしているからこそ、入社後にどのような部署で、どのように働けるのか、配置転換は頻繁にあるのか、転勤はあるのか、女性の場合には育児休暇後の復帰がしやすいのかなどが気になってきます。
そのように積極的に将来を考えている学生に、好印象を持つ面接官が多いようです。
そのほかにも、逆質問の中でも言葉遣いやビジネスマナーがきちんとしているか、周囲への配慮があるのかなどをきちんと見ている面接官もいます。
特に社長や役員面接で敬語が使えていない、いきなり失礼な質問をするなど、ビジネスマナーや配慮ができていないようだと、大きく減点になる可能性もあります。質問がないからといって、無言になるのもNGです。

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新卒の面接における逆質問のポイント

面接時は緊張していることもあり、何を質問すれば良いのか混乱することがあります。
また、面接時の雰囲気で「今、これを質問してもいいのだろうか」と不安になり、質問ができないこともあります。逆質問の仕方で面接の合否が左右されることがないとは言い切れないため、何を質問すれば良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。
そこで、逆質問をする際のポイントを紹介します。

HPに書いてあることは聞かない

あらかじめ会社のHP(ホームページ)を細かくチェックすることは必須です。面接官も当然、HPをはじめとした、会社の資料を読み込んでいると想定しています。
そのため、HPを見れば分かるようなことを質問した場合「この学生は何も勉強しないでここに来ている」と判断されてしまいます。HPを見ていないことは、自社にさほど興味を持っていない学生だと判断されてしまう可能性もあります。
また、多くの学生の面接をしている場合、何度も似たような質問を受けて、説明をするのにやや疲れが出ているうえ、さらに、HPを見れば分かることを質問されると、かえって印象が悪くなってしまいます。
そもそも、ビジネスの基本の一つに、上記のように事前に自分できちんと下調べをすることがあります。例えば営業に行く場合、クライアント企業のことを何も知らずに製品やサービスを売ろうとしてもうまくはいきません。
それと同じように、面接でもHPさえ読まずに受ければ、何も知らない学生だと相手にされなくても当然です。就職してからも同様に、自発的に調べることもしない社員になる可能性だと思われてしまうかもしれません。
以上の理由から、HPに書いてあることは聞かないようにしましょう。

質問の意図を明確にする

逆質問をする際は、内容とあわせて質問したい意図・理由を明確にすることが大切です。
せっかくよい質問でも、質問の意図が伝わらないと、どのように回答したら良いか分からないため、相手をイライラとさせてしまいがちです。
そのため、ポイントを絞り、できるだけシンプルに相手に質問の意図を伝えることを心がけましょう。
また、限られた時間の中ではっきりと面接官から期待した回答を得るという点でも、ポイントを絞って、相手が答えやすいように配慮をすることも大切です。
ポイントが絞れていない逆質問だと、面接官が誤解をしたまま、欲しい回答とは違う話題に話が逸れてしまうことがあります。
さらに、質問の核となる部分は、質問のできるだけ前のほうで話すようにしましょう。最初にはっきりと質問したうえで、補足したいことは後から話すようにしたほうが、話がすっきりとまとまって相手に意図が伝わりやすくなります。
逆質問もほかの面接の回答と同じように、面接官への伝わりやすさに配慮しましょう。

相手に合った質問をする

面接官となる人の立場は、人事や総務、現場の社員、社長・役員など会社によってさまざまです。そこで相手の立場に合わせた逆質問が必要です。
というのも、会社の規模が大きいほど、役職や部署によって役割が分けられていきます。1人の面接官がすべてを理解している可能性は低いですし、ほかの人に聞ける質問を目上の方にするのは印象が悪いです。
例えば現場での働き方を社長・役員に聞いても、適切な回答が得られるとは限りません。福利厚生の詳しい内容を現場の社員に質問をしても、困られてしまうこともあります。
逆質問をする際には相手のポジションにあわせて柔軟に、内容を変えることが大切です。面接官に対して的確な逆質問でその場の会話もはずみ、好印象を得ることができます。
逆質問は面接の最後になることが多いかと思います。最後に「いい学生だった」と思ってもらえるような逆実問ができるように準備しましょう。

面接のフェーズごとに面接官の重視するポイントは異なる

面接は一次のみの場合もありますが、会社によっては一次・二次、そして最終面接まで行われることもあります。それぞれのフェーズで面接官となる人のポジションも異なり、適した逆質問の内容も変わっていきます。
そこでフェーズごとの逆質問のポイントを解説します。

一次・二次面接(採用担当・現場社員など)の逆質問で重視されるポイント

一次や二次の面接の多くは、人事や現場の社員が面接官として出席します。
このときには、できるだけ、現場の雰囲気や働き方について逆質問をするのがいいでしょう。採用担当の場合は、キャリアパスや会社の制度を聞くのもいいかと思います。

採用担当が面接官ならば福利厚生について聞くのも手

特に、一次面接は採用担当がおこなう場合が多いので、人事制度や福利厚生などについて話を聞くと良いでしょう。例えば、社員のキャリアパスに関係することを聞くこともできます。
また、結婚・出産・育児などのライフステージごとの、休暇制度や働き方の多様性に力を入れている企業は多く、そのようなユニークな制度について逆質問をすると話がはずむ可能性があります。
ただし、単純に「休みがほしいだけ」と受け取られないように「社員を大切にしていらっしゃる会社だと感じ、もっとお話をうかがいたいと思いました」などと付け加えることをおすすめします。
「どのような人が現場で活躍しているのか」など、会社が求める人物像にかかわることを聞くのも手です。

現場社員が面接官ならば現場でのエピソードを聞いてみる

二次では現場の社員が出席することが多くあり、現場での業務について話を聞くことができます。現場社員の会社の中での個人的な経験や意見を問うのも場合によってはありです。
「〇〇のときのエピソードを教えてください」「新入社員との仕事の中でもっともたいへんだと感じていることはどのようなことでしょうか」などと聞いてみてはいかがでしょうか。
また、現場で活躍するために、今のうちに学んでおいたほうがいいことなども聞いてもいいかもしれません。

最終面接(社長・役員など)の逆質問で重視されるポイント

社長や役員は会社全体のビジョンや業界の見通しなどは把握していますが、現場の細かいことを知っているわけではありません。
そのため、会社の規模や社長・役員の人柄によりますが、業務の細かい内容より、もっと視座が高い逆質問のほうが合っています。
今後のビジョンや、会社の強み、課題、求めている人材などにかかわることを聞くのがいいでしょう。自分が業界や会社について事前に勉強した中で知りたくなったことも、質問内容としては適しています。
ただし、ビジョンなどの話題では、自身が考えていることを添えることがありますが、そこで持論を長く話し過ぎて、質問内容がよく分からなくなることは避けるように注意します。適度な長さにまとめポイントを絞った質問を心がけてください。
また、相手はその業界のプロ中のプロです。あまりにも稚拙な逆質問や持論は避けたいところです。あらかじめ、社長インタビューなどにもしっかりと目を通して質問するように心がけてください。
場合によってはまだ企業が外には出せない情報にかかわる質問である可能性があります。「差し支えなければ」という一言で配慮を見せられると好印象です。

【ジャンル別】逆質問の具体例

ここからは4つのジャンルに分けで逆質問例を紹介していきます。あくまでも例文ですので、会社や面接官に合わせながら、本当に知りたいことを聞きましょう。

今後の経営戦略・事業戦略についての逆質問

経営戦略や事業戦略は、より会社や業界に興味を持っていると判断されやすい項目の一つです。知りたいことがあれば積極的に質問をしてみましょう。
このジャンルの質問は特に、社長や役員が出席する最終面接でおこなうのに適しています。
会社の規模にもよりますが、入社後は、直接、社長や役員と話す機会は減ります。この機会に会社のビジョンをしっかりと聞いてみてください。

逆質問例

  • 御社の〇〇〇〇という理念を拝見しとても共感しました。実際に取り組まれていることがあれば教えていただけますか。
  • 業界の中で特に御社が強みとしていることは何でしょうか。もし弱みもあれば教えてください。
  • 現在、〇〇という目標を掲げ3年計画の3年目にあたるかと思いますが、その次に考えているビジョンはありますか。
  • 御社の5年後10年後のビジョンを教えてください。
  • 御社は今後、〇〇の開発事業に取り組むと新聞で拝見しました。差し支えない範囲で結構ですので、概要について教えていただけますか。
  • 事業における御社の課題はなんでしょうか。
  • 将来、海外事業部で働くことを志望しています。海外での経営戦略を教えてください。
  • 御社の製品は競合他社と比べても海外でのシェアが大きいというデータがありますが、それはどういった理由からだと分析されていらっしゃいますか。

入社後のキャリアパスについての逆質問

これから社会に出る学生にとって、自身のキャリアパスはとても気になる点です。もし、理想的なキャリアパスが現時点で想像できない会社であれば、入社してから充実して働ける可能性は低いかもしれません。しっかりと確認しましょう。
また、キャリアパスについて逆質問することで、きちんと将来を考えて働こうとしていることが面接官に伝わります。働き方改革に合わせた会社の取り組みと関連付けて聞けば、より入社後の自分の働く姿が想像しやすくなります。

逆質問例

  • 御社ではどのような人材が活躍され、高い評価を受けているのでしょうか。
  • 将来的に〇〇の分野で力を発揮したいと思っています。努力次第では〇〇の部署への配属は可能でしょうか。
  • 御社で長く働くうえで、入社前・あるいは新人の間にやるべきことは何でしょうか。
  • 仕事に生かすために〇〇の資格取得を考えています。サポートを受けることは可能でしょうか。また、どのようなサポートがあるのでしょうか。
  • 転勤はどのくらいの頻度でありますか。
  • 将来、結婚して子どもができても仕事を続けたいと思っています。御社は多様な働き方に積極的に取り組んでいるとのことですが、在宅勤務や復職に関する取り組みや課題を教えてください。
  • 将来は地域のマネージャーとして活躍し、御社の業績に貢献したいと考えています。評価制度や昇進制度についてうかがえますか。

入社後の業務内容についての逆質問

就職してからのミスマッチを防ぐためにも、業務内容については積極的に聞いておきたいところです。面接官として配属希望先の部署の管理職が出席しているときは、特に積極的に聞いてみましょう。

逆質問例

  • 業務の中で特に達成感があるときのエピソードを聞かせてください。また、できれば大変だったときの話もうかがわせてください。
  • 1日の仕事の流れを教えてください。
  • クライアントとのやり取りの中で御社が特に注意を払っているのはどのような点でしょうか。
  • 〇〇の部署では、繁忙期はいつ頃でしょうか。
  • 御社で働くにあたり『これだけは覚悟しておいたほうがいい』ことは、ありますか。
  • 御社で活躍するために、入社後はどのような勉強をする必要がありますか。
  • リーダーやマネージャーとして活躍するためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか。
  • 在宅ワークの制度があるとうかがいました。御社の社員の中で在宅ワークの制度を活用しているのはどれくらいの方がいらっしゃるのでしょうか。また、何年目から制度を活用できるのでしょうか。
  • 御社で活躍するために、学生のうちに学んでおくべきことは何でしょうか。

企業の文化・社風についての逆質問

企業の文化や社風を知っておくことも、ミスマッチを防ぐために大切です。特にOB訪問の機会がなかった人は聞いておくと良いでしょう。現場社員が同席する面接ではより、働く現場の雰囲気が分かるような質問も積極的にしてみてください。
文化や社風に関する逆質問は、一次・二次・最終のいずれの面接でもしやすいジャンルですが、やはり現場社員がいるときに聞くのが、一番リアルな声を聞くことができるでしょう。

逆質問例

  • 御社の社風を教えてください。
  • どのようなタイプの社員の方が多いですか。
  • 年に一回、社員旅行があるとうかがいました。その際の雰囲気やエピソードを教えてください。
  • 社内でサークル活動があるそうですが、上司の方も一緒に楽しんでいらっしゃるのでしょうか。
  • 社員同士の飲み会やランチ会はありますか?頻度も教えてください。
  • 上司と部下、先輩と後輩はどのように呼び合っていますか。
  • 楽しかった社内行事のエピソードを教えてください。
  • 御社では〇〇に関する地域活動を行っていると聞きました。私自身も学生時代に〇〇のボランティアを行っていた関係で興味があります。ぜひ、取り組みを教えてください。
  • 御社で今、どのような方が活躍されていらっしゃいますか。傾向がありましたら教えてください。

どうしても逆質問が浮かばなかったら?

事前の資料も、面接時の説明もパーフェクトで特に逆質問が浮かばないときもあります。また、面接官の担当部署や面接のフェーズによっても「今、その逆質問をすべきではない」というときもあります。
もしどうしても逆質問が浮かばなかったときの対処法をお伝えします。

重く受け止めずに、疑問に思うことをそのまま聞いてOK

確かに、逆質問をしたほうが、より熱意が伝わる面はありますが、あまり重く考えないようにしましょう。
緊張のために本当に聞きたいことを聞き損ねるようなことがないように、重くは考えず「あくまでも疑問があれば、いいチャンスだから聞いておこう」というくらいに思うようにしてみてください。逆質問ができなかったと落ち込んでしまっては、その後の面接や就活にかかわってしまいます。
もし、逆質問が浮かばなかったら「先日の会社説明会と本日を合わせ、とても丁寧にお話をうかがうことができ、入社後をしっかりとイメージすることができました」などと答えてみてください。

無理に興味のないことを質問するよりはしないほうがベター

無理に逆質問を作ろうとして、興味のないことを聞くのは逆効果です。面接官はそのことに学生が興味を持っていると思い、逆質問にさらに質問を重ねてくることがあります。そのときに、実は興味がなかったとばれてしまうかもしれません。
また、無理やりに作った逆質問は中身が薄くなりがちです。本当に知りたいことなのか、適当に思いついたことを行ったのかは面接官には伝わってしまうので、気を付けましょう。

浮かばないからと言って自己アピールの場にするのはNG

「私は〇〇の分野に関心を持っておりますが、努力次第では〇〇の部署で活躍するのは可能でしょうか。」など、質問とからめて自己アピールすることは問題ありません。
ただし、過度なアピールは避けたほうが良いでしょう。逆質問の時間は、けして自分に与えられた自由時間ではありません。面接官も効率よく面接を進めたいと思っているわけですから、自己中心的な発言は避けたほうが無難です。
相手の空気を読まずに一方的に話すこともビジネスマナーに反していると受け取られます。面接の最後なのでアピールしたい気持ちは分かりますが、場の空気を読んで過度なアピールは気をつけてください。

【まとめ】事前準備をして逆質問をチャンスにしよう

この記事では就活の面接時における逆質問を説明してきました。
面接時には面接官から逆質問を受けることがあります。逆質問は入社後のミスマッチを防ぐためにも重要な疑問解消のチャンスであると同時に、自分の熱意やコミュニケーション力が相手に伝わるチャンスでもあります。ですから、積極的に質問をするようにしましょう。
ただし、HPに書かれているような「誰でも知っている」内容を逆質問するのは避けるべきです。
また、面接官がどのようなポジションの人かを考えて、適した逆質問をすることが大切です。
さらに、逆質問をするときには的を絞り、意図が伝わりやすいようにすることもポイントです。
例文を紹介しましたが、もちろんこのまま聞く必要はありません。その場の雰囲気を感じながら、本当に知りたいことを聞くことが大切です。
もし、逆質問が出なくても落ち込む必要はありません。無理して興味のない逆質問をしても逆効果になることがあるので、あくまでも、自分が知りたいことを解決する場として活用してみてください。

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公務員。国や地方自治体などのもとで働くという点で、民間就職とは異なる魅力を持っています。

しかし、公務員になるには、公務員試験や面接など、民間就職とは違ったフローがあります。
合否が分かるまで時間がかかったり、公務員試験に万が一落ちた場合に就職留年も検討する必要があるなど、公務員だけを目指すことにリスクがあることも事実です。

そこで浮かぶのが「民間企業の就職活動」との併願についてでしょう。

では、限られた時間の中で、両方の対策をすることは可能なのでしょうか。また、民間企業でしかできないこと、公務員だからこそできること、その違いは何でしょうか。

今回は、「公務員と民間の就職活動を両立することは可能か」を、具体的な併願スケジューリングと共に、実例も交えながらご紹介していきます。
※この記事では、教員採用試験については記載していません。国家公務員・地方公務員の採用情報をメインに扱っていきます。

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公務員試験と民間就職の併願は出来るの?

まず、そもそも疑問として出てくるのは「公務員と民間の併願は出来るのか?」ということではないでしょうか。そこでまずは、併願可否について調査してみました。

併願禁止のルールは存在しない

公務員採用試験は主に「国家公務員試験」と「地方公務員試験」の2つに分かれます。そしてそのどちらも、民間企業における採用試験との併願を禁止してはいません。国家公務員試験など、難関な試験を受験している人であっても、併願は珍しいことではありません。

現実的に併願は可能か

しかし、言うは易く行うは難し。実際に、併願をしている学生は事前に計画を立て、かつ、かなり忙しい日々を送っていたことが分かりました。詳細なスケジュールは「公務員試験と民間就職のスケジュール」で紹介しますが、戦略的なスケジュールの組み立てと、綿密な準備の両方が求められていきます。

民間就職と公務員試験の併願のメリット

併願は一定大変であることは前段でお伝えしましたが、一方で併願することでのメリットもあります。

就職先のリスクヘッジになる

何より大きいメリットはこの点でしょう。確実に就職先を決める上で、公務員以外の選択肢を持っておくことは、心理的な安心感にも繋がります。失敗したときの「保険」にもなりえますし、事前に内定を1つでも持っていれば、安心して公務員試験に臨める、というメリットもあります。

盲目的な進路選択を避けられる

上記メリットと相反するするように聞こえますが、公務員「だけ」に縛られていると、将来の人生の目的やありたい姿から遠ざかってしまう可能性もあります。世の中には様々な業種の企業が存在します。それらに対し理解を深めることは、本当に自分のやりたいことは何か、深く考えるきっかけにもなるでしょう。

それぞれの選考対策を互いに応用することができる

公務員試験の勉強は、民間就活のSPI等の試験に応用することが出来ますし、民間就活での面接の経験は、公務員試験の面接で活かすことができます。
また、公務員の「省庁・自治体研究」と民間の「業界研究・企業研究」は構造が近しいです。これらは、説得力のある志望理由を作成するための「自分のやりたいことと、その企業や自治体の共通点」を探す必要不可欠な下準備です。一見、異なる対策が必要と思いがちな下準備も、それぞれに必要なスキルを磨くきっかけとなります。

このように、選択肢を広げることで、リスクヘッジになるだけではなく、それぞれに補填しあう効果を得られることが分かったと思います。

民間就職と公務員試験の併願のデメリット

一方で、良いところばかりではありません。デメリットに関しても、きちんと認識しておきましょう。

時間が取られる

「民間就職の対策に時間を使いすぎる」「公務員試験の対策が遅れる」など、優先順位とスケジュールの立て方を失敗すると、無駄な時間を過ごしてしまう危険があります。

どっちつかずになる

公務員試験も、民間就職の面接も、いずれもしっかりとした対策が必要なものです。それにも関わらず、滑り止めとして「民間を受ける」という選択をすると、それぞれの対策が中途半端となってしまいます。

まとめると、最大のデメリットは「労力が分散される」ことでしょう。何を優先にすべきかなどTO DOリストを整理した上で綿密に予定を立て、スケジュールの遅延や、勉強や対策の遅れが起きないようにする努力が必要不可欠です。


 

公務員就職と民間就職の違い

では、公務員に就職することと、民間に就職することには、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの魅力を見ていきましょう。

公務員就職の特徴・魅力

公務員には、民間とは異なる、以下のようなメリットが存在します。

  • 雇用の安定性がある
  • 週休二日制で休みを担保した上で、更に有給が取れる
  • 安定した収入を得つつ、プライベートな時間を充実させることができる
  • 将来設計やライフプランを設計しやすい
  • 社会的な信頼が高い(カードが作りやすい、ローンを組みやすいなど)
  • 退職金やボーナスが安定している
  • 手当が充実しており、福利厚生が良い
  • 広く公共の役に立つことが出来る

公務員は利益を生むことが目的の組織ではないため、景気の動向によって倒産したり、解雇されるということは基本的にありません。

加えて、公務員は経済的な利益以上に、公共の福祉のために職務を行う立場にあります。国民全員や地域住民など、日本に居住する幅広い人の生活に貢献できるという点は、民間では得難い経験となります。

公務員就職で留意すべき点

上記のようなメリットがある一方で、年功序列型の賃金制度や評価制度である可能性が高く、自身の努力が出世や賃金に直結がしづらいという留意点もあります。ご自身の志向性をいま一度確認してみることをおすすめします。

また、公務員試験は民間企業より長丁場となります。公務員試験の面接が終わった後に民間企業への就職活動を始めるとなると、その他の学生が就活を開始する一般的な就活スケジュールからかなり出遅れて活動を開始することとなります。タイミング次第では、民間就職においても内定を獲得できないリスクが高くなるという危険性があることも留意しましょう。

民間就職の特徴・魅力

民間就職と呼ばれる、営利企業に入社することには、以下のようなメリットが考えられます。

  • 成果に応じた評価・昇進・昇給を得やすい
  • 利益を生み出す喜びを感じられる
  • 様々な業種・職種があり、自分にあった形を模索することが出来る

自分の仕事の成果が、昇給や昇進に反映されやすいことは、民間企業ならではでしょう。また、自社の成長・拡大を楽しめたり、キャリアの選択肢が広いことも、民間企業の特徴といえます。

民間就職で留意すべき点

公務員と異なり、民間企業は将来潰れないという保証があるわけではありません。
終身雇用制度をとっている企業は、現在ではほとんどありませんので、活躍し続けるためには、絶えずスキルアップやビジネスの動向を確認していく必要があります。


 

公務員の種類

さて、ここからは、「公務員」の種類について、更に詳しく見ていきましょう。
公務員は大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」に分かれます。
この2つの違いは国・県・市区町村という枠組みの違いに現れ、これによって、サービスを提供する範囲や、国民・市民社会との距離が変わります。そのため、自分の希望するあり方・役割はどのようなものかを考え、どちらを目指すか早々に決める必要があります。

国家公務員

国家公務員は、中央省庁などの国家機関に勤務します。主に立法、司法、行政という政府の根幹を支える機関に採用され、国家の運営に関した業務を行います。
職種にもよりますが、日本全国に転勤することが多く、場合によっては海外にある日本の機関に転勤することがあるのも特徴の一つです。

国家公務員の職種

国家公務員には大きく分けて総合職と一般職があります。その他、一部の特別な職種として、専門職や特別職という職種もあります。

  • 総合職:政策立案や企画など、高度な知識や技術を要する業務を行う職種
  • 一般職:事務処理などの定型業務を担当する職種
  • 専門職:国税専門官、財務専門官、海上保安学校学生など、専門性の高い職種
  • 特別職:内閣総理大臣、国会議員、裁判官などの職種

地方公務員

地方公務員は都道府県の機関や県庁、市区町村の役所や役場などで勤務し、主に行政サービスを行う地方自治体に採用されます。地域住民に密着した業務ができることが特徴です。

地方公務員の職種

地方公務員には、大きく分けて、一般職、技術職、公安職、特別職の4つの職種があります。

  • 一般職:都道府県庁や公共機関などでの事務職
  • 技術職:「建設職」「電気職」「土木職」など、専門的な技術を活かした職種
  • 公安職:警察官や消防士などの職種
  • 特別職:都道府県知事や地方議員などの職種

また、その他にも、都道府県立、市町村立の病院・診療所の医師や看護師、公立学校で働く教職員や公立保育所で働く保育士保健所で働く保健師なども地方公務員です。


 

公務員試験の種類

公務員試験も、国家公務員・地方公務員で分かれています。その特徴を簡単に説明します。

国家公務員

国家公務員になるには国家公務員試験を受験する必要があります。地方公務員試験と比較すると問題の難易度が非常に高いです。また、試験の後に官庁訪問(いわゆる面接)があり、ここでもふるいにかけられます。

地方公務員

地方公務員になるためには、それぞれの自治体ごとに行われる地方公務員試験を受験する必要があります。地方公務員の試験は以下の3つのレベルに分かれています。

  • 上級(大卒レベル)
  • 中級(短大・専門学校卒レベル)
  • 初級(高卒レベル)

※ただし、学歴とは厳密には紐付かないため、高卒の方が上級を受けることも可能です。


 

公務員試験と民間就職のスケジュール

ここまで、公務員の特徴や試験について見ていきましたが、もし公務員と民間の併願を考えている場合には、それぞれの志望先のスケジュールを把握する必要があります。
この章では、その具体的なスケジュールを、民間就職・公務員試験のそれぞれのスケジュールと重ねながら見ていきましょう。

地方/国家公務員のスケジュール

国家公務員も地方公務員も、一般的な選考スケジュールは以下の通りです。

  • 2月:受験案内の掲載が開始
  • 3月~4月:願書受付開始(インターネット経由が中心)
  • 5~6月:1次試験と合格発表(1次試験は教養・専門・論文試験・専門記述試験といった筆記試験による選考)
  • 6~7月:2次試験
  • 7~8月以降:内定通知(職種によってばらつきあり)
  • 10月1日:採用内定通知(職種によってばらつきあり)

上記はあくまで一般的なスケジュールです。
例えば「国家公務員採用一般職試験(大卒程度)」の場合、政令指定都市では、6月に1次試験を実施する自治体が多いですが、その他の自治体では7月~11月の期間に試験を実施する場合が多いです。
このように、職種や受けるエリアによってもばらつきがあります。
2次試験ともなると、個別面接、集団面接など、実施方法は様々となります。国家公務員一般職の場合、官庁訪問もあります。

関心のある自治体や職種の選考日程などは早めにホームページなどで情報を集めておきましょう。

民間就職のスケジュール

経団連の定める基本的な民間企業の選考スケジュールは、3月採用広報が開始され、6月から面接や選考が解禁となります。
ただし、これは表向きのスケジュールであり、実際には通年採用や早期選考を実施する企業が近年増えています。
民間企業のスケジュールについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

興味のある業界や企業の採用スケジュールは、事前に調べておくことはもちろんのこと、常に最新の情報が入手できるような体制を整えておくようにしましょう。

公務員と民間の兼ね合い

上記でお伝えしたとおり、公務員試験は民間企業の内定が出始める頃に1次試験がスタートし、最終結果が出るまでに数ヶ月を要します。
そのため民間企業と公務員試験、両方の準備を行うとなると、5月〜7月のスケジュールが多忙となることが予想できます。

  • 3年の夏などから早めに民間の情報収集を行い、早めに選考を受ける
  • 情報収集を早めに行い、秋採用に臨む
  • 遅めに選考を行う企業で具体的に受けたい企業を探す

など、前もってスケジュールを立てるなどの工夫が必要不可欠であることを覚えておきましょう。


 

公務員試験対策と民間選考対策の違い

公務員試験は筆記試験を突破しないと面接に進むことができないため、筆記試験対策がかなり重要となります。
民間企業の選考においてもSPIの受検などはありますが、大体の企業の試験の難易度は、公務員試験と比較すると低いでしょう。

ここからは、それぞれに必要な対策について確認していきましょう。

公務員試験対策に必要なもの

筆記試験・面接試験双方に対する対策が必要となります。

①筆記試験について

公務員試験は平均で1000〜1500時間の勉強量が必要といわてれおり、多くの塾や参考書などでも筆記試験の準備を本試験の1年〜1年半くらい前からスタートするよう推奨しています。
国家/地方公務員どちらも、職種によって試験に若干の違いがあるため、職種ごとの試験対策が必要となります。

(筆記試験の例)

  • 国家一般職:一般論文試験
  • 裁判所一般職:憲法記述・小論文
  • 東京都Ⅰ類B:専門記述・論文
  • 特別区Ⅰ類:論文

②面接試験について

こちらも民間就活同様に、志望動機やこれまでに力を入れてきたことや自分が公務員として活躍するイメージを具体的に伝える練習をする必要があります。

民間就職の選考対策で必要なもの

民間就職の選考でまず重要なのは、以下の3つです。

  • 自己分析:「これまでの人生の棚卸し」「自分の強み・弱み」など
  • 業界研究:「どんな業界があるか」「どんな業界が自分に適しているのか」など
  • 企業研究:「どうしてこの会社で働きたいのか(志望理由の明確化)」など

また、情報収集や自己理解だけではなく、以下の対策も必要になります。

さらに、企業によっては「実地経験(インターンシップ、アルバイトなど)」が選考を受けるうえでの絶対条件となる場合もあるので、事前の確認が必要です。

ただし、上記でお伝えしたとおり、SPIは公務員試験の筆記試験と重複したり、グループディスカッションは公務員の集団討論とほぼ同じ形式だったりするため、併願する場合であっても、その対策全てに取り組む必要はないと言えるでしょう。


 

公務員と民間就職併願した人の就活経験談

ここまで、スケジュールなどの具体的な情報をお伝えしました。ここからは、実際に併願した学生の体験談をお伝えします。
今回お話を聞いたのは、民間企業の就職活動との両立を行いながらも、最終的に公務員試験に合格し、就職を決めたSさん(4年生・文系/法学部)です。

両立に成功したSさん(4年生・文系/法学部)のケース

ー就活はどうでしたか?

私は公務員試験を受けながら民間も併願し、結果として民間の内定を早めにいただきながら、志望していた都庁からの内定をいただきました。もちろんどちらも両立させることで大変なこともありましたが、それでもいま振り返ると、民間就活は「やってよかった!」と思っています。なぜなら、公務員以外を「社会人になる選択肢」として見ることで、 社会に対する視野が広がり、面接などのステップで役立ったり、 「なぜ公務員か?」という理由が明確に言語化しやすくなったからです。どちらもメリット・デメリットがあるなかで、自分の場合はファーストキャリアとして公務員を納得感を持って選ぶことができたと思います。

ー何が成功要因だったと思いますか?

民間就活の面接時期は、公務員試験直前期と重なります。そのため、私は早めに選考が終了するベンチャーの採用試験を受け、事前に内定を持った状態で、安心感を持って公務員試験に臨みました。
ただ、民間と公務員を併願する場合は、両者の時間配分がとても大事です。私の場合、、まだ試験勉強が追い込みの時期に入っていない3年生の夏ごろに、民間企業のインターンシップに参加し、相性の良い企業や働き方などについて考える機会を作りました。
「自分にあった環境は何かを広く検討したこと」は成功要因の1つであったと思います。

ー公務員と民間、どのように意思決定していきましたか?

もちろん周りの友人には、確たる理由がなく、「安定」という理由で公務員を選んでいる人もいました。私の場合全ての民間企業も、社会に存在する以上、何かしらの公共性を持っていると考えていたため、公務員試験を目指すうえで社会に関心を向けることは、非常に重要であるとも感じました。先にもお伝えしたように、インターンシップや説明会への参加を通じて、フラットに検討できたことで、自分と水が合いそうな環境を見つけてることができたように思います。

ーとはいえ、民間と公務員の両立は大変だったのではないでしょうか。どのように対策しましたか?

そうですね、正直公務員の試験対策に追われていたというのが実際のところなのですが…試験対策という観点では、公務員試験対策で勉強していたので、民間のSPIなどのWebテストや筆記試験は問題なく通過できましたし、それに向けた特別の対策もしていませんでした。ちなみに最近は公務員試験の代わりにSPI試験を採用するところも増えていると聞いています。

ースケジュールに関して、気をつけていたことはありますか?

私の場合、早めに内定が出る民間企業を受けることで、公務員試験が集中している時期になるべく選考が被らないようにしていました。私の場合、あくまで本命は公務員だったので、そこに向けて自分の集中力を高めていけるよう工夫しました。同じ様に民間と併願していた友人は、夏は公務員・冬は民間のインターン、と、志望度の高いところのスケジュールを軸に、それ以外の予定を入れていましたね

ー最後に、今後併願を迷われている方にメッセージをお願いします。

これから社会の入り口に立つ段階で、色々な悩みを持つのは当然だと思います。自分に向いているキャリアや環境に悩んでいるのであれば「どちらもとりあえず見てみる」という柔軟性も必要だと思います。とはいえ公務員試験は準備が肝心なので、少しでも興味がある場合、この対策に向けたプランは早めに練っておいてください!応援しています!


 

結論:公務員試験と民間就活の併願はできる!

最後の体験談でもあったように、公務員と民間の併願は

  • 公務員試験への事前準備
  • 民間のスケジュールとの過度なバッティングを避ける
  • 公務員・民間で共通する対策は省く

などの工夫によって「可能」であることが分かったと思います。

とは言え、公務員であれ、民間企業であれ、社会人へのファーストステップであり、
「どういうキャリア・環境が自分にあっているのか?」
「社会にどういうインパクトを与えたいのか?」
「どんな人と一緒に働きたいのか?」
これらの問いに答えを出す必要がある点においては、どちらも変わりません。

また実際に、中途採用なども含めて考えてみると、中途で公務員になる選択肢も存在し(逆もしかり)、現代においてその二分論は、徐々に失われつつあります。

だからこそ、一度は公務員という選択をしたとしても、「それはなぜだろう?」と考えることが大事ですし、民間企業まで広く検討することで、社会に対する理解度を高めたり、自己分析につながったりといったメリットも発生します。
なにより、満足度の高い選択をすることが出来る可能性が高まるのではないでしょうか。

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インタビューのSさんのように、公務員試験が始まる前に民間企業の選考を受け、先に内定を獲得できていると、時間的にも精神的にも余裕を持って、公務員試験を受けることができます。

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今回の記事は以上です。

公務員と民間就職の併願について、メリット・デメリット、併願する場合のスケジュールなどについてお伝えしました。

結論として併願は可能ですが、多忙になることは間違いありません。

  • 公務員/民間を検討するリミットや判断軸
  • スケジュールと照らした上での現実可能性

などについて熟考したうえで、、現時点で自分の人生にとって何がベストな選択かを冷静に考えてみましょう。
自分にあった就職先・職種が選べるよう、プランを立て、考え抜いていく過程こそが「就職活動」であると心得て、取り組んでいきましょう。

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自分らしさを伝えられるOfferBoxプロフィールとは?

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OfferBoxでは、企業がオファーを送るまでに3つのステップを踏みます。
それぞれのステップで、学生プロフィールのどの情報が見られるのかが違っています。

本セミナーでは、企業がオファーを送るまでのステップを分解し、それぞれのステップで何を重視してプロフィールを書くべきかを解説します!
 
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こんな想いを持たれている方は、ぜひご参加ください。

 
後半には質疑応答の時間を設けています。
OfferBoxに関する質問はもちろん、「インターンシップの準備」「今の時期にしておいたほうが良いこと」など、就活に関わる悩みや不安にもお答えします。

 

LIVE配信 概要

【開催日時】

2023年 4月24日 (月) 18:00~19:30
※Zoomでのライブ配信です。
※質問数に応じて、最大30分延長します。
※セミナー開始5分前より開場します。

 

【参加対象者】

2025年 卒業見込み学生
※2025年卒向けですが、2024年卒の方もご参加いただけます。

 

【登壇者の紹介】

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株式会社i-plug 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

 【セミナー参加方法】

※ZOOMでのライブ配信です。
カメラ、マイクは自動でオフの設定となります。

①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら参加用URLにアクセスしご参加ください。

イベントは終了しました。

インターンシップは、企業の職場や業務を実際に体験できる貴重な機会です。2025年卒の学生を対象としたインターンシップは、一定基準を満たすとインターンシップで得た学生の情報を採用活動に活用できることとなり、今後さらにインターンシップが重要視されると考えられます。有効活用するためには、参加前の準備を抜かりなく行うことが重要です。

本記事では、インターンシップに必要な準備について詳しく解説します。最後まで読めば、具体的に準備すべき物ややっておくことを把握できますので、インターンシップを有意義なものにするためにぜひお役立てください。

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インターンシップの準備はなぜ大切?

インターンシップを実りの多いものにするためには、準備が重要です。企業がどんなに丁寧かつ積極的に学生に対して関わろうとしたとしても、学生側が完全に受け身で参加していては成長実感を得られないでしょう。

事前準備をしっかり行って参加すれば、インターンシップの参加目的が達成しやすくなり、より充実した時間を過ごせるはずです。

また、従来のインターンシップでは、参加した学生情報を採用活動に使用することが禁止されていましたが、2025年卒の学生を対象とした2023年度のインターンシップからは、インターンシップ情報を選考に活用できることが政府より発表されました。インターンシップの定義が変化する中、採用選考に直結させる企業も出てきており、事前にプログラム内容や目的を把握して、積極的に参加する必要があるでしょう。

企業は日常業務と並行してインターンシップを実施するため、貴重な時間を割いてもらっていることを忘れてはいけません。せっかくの機会を無駄にしないためにも準備をしっかり行うことが大切です。

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インターンシップの準備はいつから始める?

インターンの準備は、早ければエントリーの1〜2ヶ月前から始めるのが理想です。まずエントリー前には自己分析や企業研究を行い、志望業界をある程度絞っておきましょう。参加決定後は2〜3週間前を目安に志望動機や質問内容を整理し、自己紹介の準備もしておくと安心です。

最後に直前(1〜2日前)には持ち物チェックや会場・通信環境の確認、服装の準備などを行います。段階的に準備を進めることで、当日を自信をもって迎えられます。

インターンシップのエントリー前の準備

インターンに応募する前には、まず自分に合った企業やプログラムを見極めるための準備が大切です。概要や目的を理解し、企業の特徴を調べることで、エントリーシートや面接にも活かせる情報が得られます。

インターンシップの概要・目的を確認

まずは、インターンシップの概要と参加する目的を改めて確認しましょう。インターンシップのプログラムは、会社説明会に近い内容からグループワーク形式、就業体験など企業によって大きく異なります。

自分が参加するインターンシップのタイプや、プログラムの内容を確認し、必要な準備を抜け漏れなく行うことが大切です。可能であれば、以前参加した先輩に話を聞いて参考にしても良いでしょう。

企業研究や情報収集

インターンシップ先の企業研究や情報収集は、丁寧に行うことが大切です。事業内容や経営方針、業界の基礎知識など、最低限の情報さえも把握していないと「この学生は弊社に興味がなさそうだな」と思われてしまうかもしれません。

また、最新のニュースリリースや採用サイトに記載のある情報、投資家向けの経営状況や業績動向を説明しているIR情報も、余力があれば目を通しておきましょう。

それ以外にも、インターンシップの内容に応じた情報収集も必要です。例えば、グループディスカッションでは企業や業界に関する時事問題などを取り上げるケースが多いので、Webサイトや日経新聞にて、想定されるテーマを中心に調べておくと良いでしょう。

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インターンシップ参加が決定したらする準備

参加が決まったら、インターンで得たい学びを明確にし、志望動機や自己紹介の準備を進めておくことが大切です。振り返り時や、インターン中の発言の準備にもつながります。

目標の設定と振り返りをするための準備

インターンシップの目標設定と、参加後の振り返りの準備を行っておきましょう。受け身で参加しないためには、具体的な目標を立てることが大切です。また、企業側は学生の参加意欲や目的意識を重視しており、明確な目標を持って臨むことで選考につながる可能性も高まります。

目標の例としては、「3人の社員の方に業務のやりがいについてインタビューする」「特定の業務について、他の人に説明できるくらい詳しく把握する」などです。参加後には、設定した目標がどのくらい達成できたか、目標に関してどのような成果を得られたかを振り返ってまとめます。

インターンシップの準備と振り返りのやり方やポイントについては、下記記事で詳しく解説しています。スムーズな準備にお役立てください。

志望動機を再確認しブラッシュアップする

志望動機は通常、インターンシップの応募時に提出していますが、参加中に社員や採用担当者から自己PRや応募動機を求められる場合もあります。参加前に内容を改めて確認し、必要に応じてブラッシュアップしておきましょう。

インターンシップの志望動機では、企業を志望する理由だけでなく「目的意識や参加意欲」に重きを置くケースが多く見られます。ただ、今後は採用活動にインターンシップの情報が活用されるようになるため、インターンシップの段階から採用選考を意識して、志望動機を伝えられると有利に働く可能性があります。

インターンシップの志望動機の書き方や注意点について、例文とともに詳しく解説している下記記事でも参考にしてください。

自己紹介や質問事項をまとめる

インターンシップの最初の自己紹介と、参加中に社員に聞きたい質問をまとめておきましょう。自己紹介では、自分の基本情報や専攻、サークルなどに関して、興味を持ってもらそうなエピソードを盛り込んで話すと良いでしょう。

インターンシップでの自己紹介について、詳しくは下記記事で説明していますので、あわせてご覧ください。

また、インターンシップ中は先輩社員と話ができる時間があります。場合によっては質疑応答があるので、有効に活用するために事前に質問を考えておきましょう。有意義な質問をすることで、企業への意欲をアピールでき、採用選考でプラスに働くことも考えられます。

企業研究や情報収集の段階で気になった点や、より詳しく知りたいことなどを見つけて、質問できるよう準備します。自分の考えや仮説を交えて質問できると、熱意や意欲を効果的に伝えられます。

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インターンシップ直前にする準備

前日〜当日は、時間に遅れたり忘れ物をしたりしないよう、細かな準備が欠かせません。特に会場の確認や通信環境、マナーなどは最終チェックを行いましょう。

会場までの経路を調べる

インターンシップのプログラム内容とともに、実施会場への行き方を事前に必ず確認しておきましょう。インターンシップに限らず、遅刻は社会人として厳禁です。また、インターンシップ会場が企業のオフィスと違う場合もあるので、場所や入館方法などを細かく下調べしましょう。

乗る電車と駅からの道順など、かかる時間を確認し、家から会場までのシュミレーションをしておくと、当日に余裕を持って準備ができます。

インターンシップの初日は、開始時間の15分前には会場に到着しているのが理想です。開始前に社員の方や他の参加者と話すことで、緊張がほぐれ、プログラムにスムーズに取り組めます。

オンラインインターンシップの場合は通信環境や使用ツールの確認をする

近年増えているオンラインインターンシップでは、事前に通信環境や使用ツールを確認し、当日スムーズに操作できるように準備しましょう。

インターンシップ当日に初めて使うと、もたついてしまって進行に影響が及ぶ可能性があります。参加前日までには、指定ツールのインストールとアイコンや表示ネームなどの初期設定、使い方のチェックを済ませておきましょう。

ネットワークの回線速度が遅いと、映像や声が入りにくく、情報を聞き逃してしまう場合があります。また、自分の声が届きにくくて相手のストレスとなることも考えられるので、通信速度や容量の大きい光回線やポケットWi-Fiなどを使用しましょう。万が一に備えて、予備のWi-Fiやパソコンがあると安心です。

オンラインミーティングやビデオ通話の場合は、背景設定も大切です。背景は色付きや柄物、風景などは避け、白壁を使いましょう。自宅からの参加でも問題はないものの、極端に部屋が散らかっていたり、画面が暗すぎたりすると印象が良くないので事前確認しておくと安心です。

当日の持ち物を確認する

インターン当日は、持ち物の準備も忘れずに行いましょう。必要なものを忘れると企業側に迷惑をかけてしまうこともあります。前日のうちにチェックリストを作り、1つずつ確認しておくと安心です。

持ち物は「必ず必要なもの」と「あると便利なもの」に分けて考えると、漏れなく準備できます。不安を減らし、当日に集中するためにも、しっかりと準備しておきましょう。

必要なもの

一般的なインターンシップ当日の持ち物は、以下の通りです。

【インターンシップの持ち物】
・筆記用具
・メモ帳・スケジュール帳
・企業から指定された書類
・学生証
・スマホや携帯電話(充電をお忘れなく)
・腕時計
・クリアファイル
・ハンカチ
・印鑑
・現金少額

ただ、実際にインターンシップで必要となる持ち物は、応募先企業やインターンシップの内容などによって変わるため、必ずプログラムの案内を確認してください。忘れ物があると、最悪の場合プログラムに参加できない可能性があります。忘れ物はマイナスのイメージにつながるため、抜け漏れなく準備することが大切です。

インターンシップの持ち物チェックリストを下記記事で紹介していますので、ぜひご活用ください。

あると役立つもの

モバイルバッテリーや予備のマスク、除菌シート、折りたたみ傘などは、あると安心できるアイテムです。また、緊張を和らげるためののど飴や飲み物、スケジュールを記録する小さな手帳もおすすめです。

インターンは不慣れな環境での行動になるため、「もしも」に備えておくことで自信を持って参加できます。

ビジネスマナーの再確認をする

インターンシップは、社会人としての振る舞いが必要な場ですので、ビジネスマナーを再確認しましょう。服装は指定がなければスーツ着用が無難です。シャツやベルト、靴、鞄などが汚れていないか、シワがないかをチェックし、清潔感がある装いを心がけましょう。

挨拶は、社会人としての最も基本のマナーです。挨拶ひとつで社員の印象を大きく左右するため、聞こえやすい大きさの声でハキハキ喋ることを意識します。「おはようございます」の他、「本日はよろしくお願いいたします」「申し訳ございません」「お世話になります」などは、インターンシップでよく利用する挨拶ですので、最低限覚えておきましょう。

インターンシップで電話対応を行う場合もあるので、基本的な電話対応のマナーを把握しておくとさらに安心です。電話を使う際には必ずメモ帳とペンを用意することや、自分が受けた電話で相手が切るまで静かに待つこと、などは特に重要です。

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インターンシップの準備不足による失敗と対策

インターンシップでは、準備不足が思わぬ失敗につながることがあります。よくある失敗としては、企業・業界研究が不十分で会話についていけない、自己紹介や質問が準備できておらず印象に残らない、さらには遅刻や通信トラブルといった基本的なミスが挙げられます。

こうした失敗は少しの準備で防げるものばかり。事前に対策を知っておくことで、落ち着いて本番に臨むことができます。

企業や業界について調べ不足で会話についていけない

インターンに参加してみたものの、「そもそもこの会社、何やってるんだっけ?」と焦ってしまうケースは少なくありません。業界の仕組みや企業の事業内容を知らないと、社員との会話やワーク中に置いていかれる可能性も。

対策としては、公式サイトや採用ページ、業界地図などを活用し、最低限の事前知識を身につけておくことです。質問する内容にも深みが出て、印象もよくなります。

自己紹介や質問の準備不足で印象に残らない

「簡単に自己紹介をお願いします」と言われたとき、即興で話そうとしてうまくまとまらず、印象が薄くなってしまう学生は多いです。自分の学年・所属・興味・参加目的などを簡潔にまとめ、1分以内で話せるよう練習しておくと安心です。

また、企業に対して聞きたいことも2~3つ用意しておきましょう。自分の言葉で伝えることで、熱意や姿勢が伝わりやすくなります。

遅刻・接続トラブルなど基本的なミスで悪印象

インターン当日の遅刻やオンライン接続の不備は、それだけでマイナス評価につながることがあります。時間に余裕を持った行動や、事前の通信環境チェックは基本中の基本。

特にオンライン開催の場合は、使用するツールのインストールや動作確認も忘れずに行いましょう。前日のうちに持ち物・服装・スケジュールを確認しておくことで、焦らず落ち着いて参加できます。

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抜け漏れなく準備してインターンシップに臨もう

インターンシップを有意義なものにするためには、事前の準備が重要です。準備を怠ると、心の余裕がなくなって集中できないだけでなく、そもそもプログラムに参加できない可能性も出てきます。

遅刻や忘れ物は、企業側にマイナスの印象を与えてしまい、選考にも良くない影響が出ることも考えられます。インターンシップ参加が決まった段階から、計画的に準備を進めることで余裕を持って参加できます。企業での就業体験という貴重なインターンシップを有効活用するために、抜け漏れのないよう準備しましょう。

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「インターンシップって何を持参すればいいの?」
「持ち物の指定がないけど、会社に確認すべき?」

インターンシップに参加するときに、何を持っていけばいいのか持ち物に悩むこともあるでしょう。企業から持ち物について細かい指定がない場合、何をどう用意すればいいのか判断に困ることが少なくありません。

この記事では、インターンシップで必ず持参すべき持ち物と、あると便利な持ち物について解説します。持ち物について企業から指定がなかった場合の対処法もあわせて解説するので、インターンシップに参加する前にぜひ確認してみてください。

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インターンシップで企業に指定された持ち物を確認

まず、大前提として企業に指定された持ち物を確認し準備をしましょう。インターンシップの案内メールや配布書類に、下記のような持ち物が記載されているケースが多いです。

  • 筆記用具
  • 履歴書
  • エントリーシート
  • 印鑑
  • 通帳/キャッシュカード
  • 学生証
  • タイムスケジュール/作業内容シート
  • 受付票

当日の持ち物の中には、指定の書類を印刷して持参する場合もあるので、早めに確認をして準備するのが大切です。

インターンシップの基本の持ち物リスト

インターンシップに持参する基本的な持ち物を8つとりあげて紹介します。ほとんどのインターンシップで必要な持ち物のため、事前にチェックしておくことをおすすめします。

1.企業に指定された書類(履歴書・ESなど)

企業に指定された履歴書やエントリーシート、当日の流れをまとめたタイムスケジュールや作業内容シートなどの書類を準備しましょう。応募書類やタイムスケジュールの書類を忘れてしまうと、インターンシップの参加が難しくなる可能性もあります。メール添付で書類のデータが送られてきていないか、自宅に郵送されていないかなど、最初に必ず確認をしましょう。

2.筆記用具

筆記用具は、企業からの指定がなくとも準備しましょう。用意した方がいい筆記用具は、ペンやノート、スケジュール帳などです。ペンはボールペンとシャープペンシルの両方を準備しておくと安心です。書類にサインをするときは、消えない黒いボールペンを使用するのが一般的です。

また、インターンシップ先では必ずしもスマートフォンやパソコンでメモが取れるとは限らないため、メモ帳かノートを持参しましょう。また、先々の予定を確認することもあるためスケジュール帳の持参もおすすめです。

3.学生証(本人確認書類)

インターンシップに参加する際は、学生証など本人確認書類も持参しましょう。近年はオフィスビルのセキュリティが厳しく、入館の際には身分証明書などの本人確認書類が必要となることが少なくありません。顔写真付の学生証や運転免許証、マイナンバーカードなどを持参すれば問題ないでしょう。

4.財布(現金)

財布(現金)も忘れずに持参しましょう。インターンシップ先に早く到着した際に、集合時間まで飲食店に入ったり、忘れ物をして急ぎで買い物をしたりする際に、お金を使う可能性があります。キャッシュレス決済ができない場合に備えて、現金を用意しておくと安心です。

また、インターンシップ先で知り合った就活生や社員と、急きょ会食をする可能性もあるでしょう。会食費を支払う際も現金があった方が会計がスムーズにいくことがあるため、念のため用意しておくと良いでしょう。

5.スマートフォン・予備のPC端末やモバイルバッテリー

ほとんどの方が必需品としてスマートフォンを持っていくと思いますが、もし持っている方はモバイルバッテリーや予備の端末(iPadやパソコンなど)も持参すると良いでしょう。万が一、途中で充電がなくなってしまった際はモバイルバッテリーがあると安心ですし、応募書類のミスを直すためにパソコン作業が必要になるかもしれません。

なお、スマートフォンにはインターンシップ先の担当者の連絡先を登録しておくと、緊急連絡の際にも慌てずに済みます。

6.印鑑

印鑑も持参することがおすすめです。インターンシップ初日に、雇用契約書や秘密保持契約を結ぶ際に押印が求められたり、交通費の精算で領収書に受領印を押したりする可能性があるためです。
印鑑が必要な場合は、通常は企業から事前連絡があるはずです。なお、印鑑を持参する場合は朱肉もあわせて用意しておくと便利です。

7.ハンカチやティッシュ

ハンカチやティッシュも身だしなみの基本として持参しましょう。トイレで手を洗った後に手を濡れたままにしないといった基本的なマナーのためでもありますが、汗をかいたり、スーツにちょっとした汚れが付いたりしたときにハンカチがあるとスマートです。便利なだけでなく、見た目もきちんとした印象を与えます。

ハンカチやティッシュはビジネスマナーの1つとして持っておくようにしましょう。

8.腕時計

腕時計も持参することがおすすめです。インターンシップ中にグループディスカッションやワークをする際に、時間を確認する機会が多いためです。
スマートフォンを時計代わりにしている方も少なくありませんが、インターンシップ中にスマートフォンを触りづらい場面も多々あるでしょう。ハンカチやティッシュと同様に、ビジネスマナーとして腕時計を準備しておくようにしましょう。

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インターンシップであると便利な持ち物リスト

続いて、必須ではないものの、あると便利な持ち物を8つ紹介します。必要に応じて準備をしてください。

1.折り畳み傘

天候不良に備えて折り畳み傘や雨具があると便利です。急な雨に降られ、スーツや衣服が濡れたままオフィスに入ることに対して心良く思わない企業もあるかもしれません。

身だしなみを保つためにも、折り畳み傘を携帯することがおすすめです。

2.クリアファイル

クリアファイルもあると便利な持ち物です。企業から渡される書類をきれいな状態で保存することができます。ファイルにまとめて入れておけば、重要な書類を紛失する可能性も低くなります。

クリアファイルは透明で無地のものを選んでおくと無難です。派手なデザインやキャラクター柄のクリアファイルは、ビジネスの場にあわないため避けた方がよいでしょう。

3.名刺入れ

名刺入れもあれば持参するとよいでしょう。インターンシップ先の社員から名刺を受け取ったときに、きちんと保管することができ、丁寧な印象を与えることができます。
名刺は持ち主の分身といわれることもあり、受け取る際も受け取った後も、丁寧に扱うことが大切です。受け取った名刺は雑に扱わずに、名刺入れなどでしっかりと保管するようにしましょう。

4.エチケット用品(歯ブラシ・制汗剤など)

歯ブラシや制汗剤などのエチケット用品もあると便利です。インターンシップに参加している間は、多くの人と話す機会があります。インターンシップ先で食事時間を挟む場合もあるため、食後は必ず歯を磨くなどしてエチケットを守るようにしましょう。
また、夏など汗のかきやすい時期は、制汗剤や汗拭きシートなどを持っていると安心です。

5.常備薬

常備薬もあると便利です。インターンシップなどでの慣れない現場で緊張して、体調を崩す方も少なくありません。普段から服用している薬や、胃薬や頭痛薬といった常備薬を必要に応じて用意しておきましょう。

慣れない環境でのストレスや緊張による体調不良でパフォーマンスを下げないためにも、念のため持ち物リストに入れておくことをおすすめします。

6.替えのストッキングや絆創膏

替えのストッキングや絆創膏を持っておくこともおすすめです。私服参加のインターンシップも増えているものの、リクルートスーツを着用している際に慣れないビジネスシューズで靴ずれを起こしたり、ストッキングが伝線したりすることがあります。万が一に備えて、替えのストッキングや絆創膏があると便利です。

7.温度調整の服など

温度調節のための服やストールなどもあると便利でよいでしょう。オフィスビルでは空調を勝手に調整できない場合が多く、夏でもクーラーが効きすぎて寒かったり、反対に冬場で暖房が暑すぎたりしてインターンシップに集中できない可能性もあります。
柔軟に温度調整ができるよう、脱ぎ着のしやすい上着やカーディガンなどを持っておくことがおすすめです。

8.飲み物

水やお茶などの飲み物も持参しておくと便利です。企業が飲み物を用意してくれる場合もありますが、長時間その場から動けない可能性もあるため、事前に自分で用意しておくと安心です。また、こぼれないように蓋つきのペットボトルを選んでおくと良いでしょう。

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インターンシップで持ち物の指定がないときの対処法

インターンシップ先の企業から、特に持ち物の指定がない場合も少なくありません。何を持っていけばいいか分からなければ、適当に準備するのではなく、インターンシップ先の担当者に確認するようにしましょう。持ち物についてインターンシップ先にメールで問い合わせる際の例文を紹介します。

メール例文

メールで確認する場合は、件名でお問い合わせ内容がわかるようにしましょう。忙しい中でも、要点を端的に伝えやすくなります。内容についても、何についての質問か端的にわかるようにまとめましょう。

件名:インターンシップの持ち物についてのご相談(××大学、××(氏名))

株式会社△△
△△部
△△(担当者フルネーム)様

お世話になります。
××大学××学部の××(あなたのフルネーム)と申します。

〇月〇日のインターンシップの持ち物について質問がありご連絡いたしました。
当日につきまして、何か持参すべきものはありますでしょうか。
持参すべきものがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

お忙しいところ大変恐れ入りますが
ご確認のほど、何卒よろしくお願いします。

――――――――――――
××(氏名)
××大学××学部××学科×年
携帯電話:×××-××××-××××
メール:×××@×××.××
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まとめ:インターンシップの持ち物リストを活用して準備を進めよう

インターンシップの持ち物は、企業に指定された持ち物を確認して準備することが大切です。今回紹介した持ち物リストを参考にして、忘れ物のないよう早めに準備をしましょう。

また、持ち物だけでなく、インターンシップに参加する目的を整理したり、自己PRをまとめたりなど、さまざまな準備が必要です。インターンシップの準備のポイントをまとめた記事もあわせて確認してみてください。

就活の自己PR例文27選|強み一覧・書き方・ポイントを徹底解説!

就活において自己PRは、企業があなたの強みや人柄を判断するための重要な要素です。自己PRを通じて、企業は自社との相性や志望度、自己理解の深さを見極めようとしています。しかし「何をどう伝えればよいかわからない」と悩む学生もいるでしょう。

そこで本記事では、自己PRの例文27選や、自己PRで使える強みの一覧や書き方の基本を詳しく解説します。また、エピソード別・強み別の例文や動画での自己PRの作り方も紹介します。これから自己PRを考える就活生は、ぜひ参考にしてください。

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就活の自己PRで使える強み一覧

就活の自己PRで使える強みを一覧にまとめました。自分がアピールできそうな強みをいくつかピックアップしてみましょう。

強みアピールポイント
実行力思い立ったことをすぐに行動に移し、結果につなげられる
忍耐力困難な状況でも諦めずに取り組み続けられる
継続力目標達成に向けて地道に努力を続けられる
主体性自ら考えて行動し、周囲を巻き込んで進められる
探究心興味を持ったことを深く追究し続けられる
真面目さ・責任感任されたことを最後までやり遂げられる
好奇心旺盛新しいことに積極的に関心を持ち、挑戦できる
挑戦心(チャレンジ精神)困難な課題にも前向きに取り組める
吸収力新しい知識や技術をすばやく学び取る
向上心常に学び続け、自分を成長させようとする
計画性物事を段階的に整理し、効率よく進められる
課題発見力問題点を見抜き、改善点を見つけられる
集中力一つのことに意識を向けて成果を出せる
企画力新しい企画を立案し、実行につなげられる
分析力情報を整理し、課題の本質を見抜く
傾聴力相手の話を丁寧に聞き、理解する
リーダーシップ周囲をまとめ、目標達成に導く
協調性チームの一員として周囲と良好な関係を築ける
プレゼンテーション力自分の考えをわかりやすく伝え、納得を得られる
柔軟性状況の変化に合わせて臨機応変に対応できる
創造力新しいアイディアを生み出して形にできる
判断力状況を見極めて適切な行動を選べる
交渉力互いの立場を考慮しながら合意を得る
観察力状況や人の特徴をよく見て気づける
調整力利害や意見の違いを整理し、円滑に進める

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就活で企業が自己PRを聞く理由

そもそも、就活で企業が自己PRを聞くのは、以下3つのような理由があるためです。

  • 自社とのマッチ度を判断するため
  • 自己理解ができている人材か判断するため
  • 志望度の高さを判断するため

自社とのマッチ度を判断するため

企業が自己PRを求める最大の理由は、自社との相性を見極めるためです。自己PRでは、自分の強みや経験を具体的に伝えることで、その力が入社後にどう役立つのかを示せます。

企業は応募者の強みと業務内容がどの程度リンクするかを見て、採用後に活躍できるかどうかを判断しているのです。また、仕事や職場環境が合わず早期離職してしまうと、採用コストや入社後の教育の手間と時間を無駄にしてしまいます。

企業はもちろん、学生にとっても入社後のミスマッチで後悔しないように、自己PRを通して企業との相性を確認しましょう。

自己理解ができている人材か判断するため

自己PRを通して、企業は応募者が自分自身をどれだけ理解しているかを確認します。自分の長所や強みを把握し、言語化できる力は、社会人としての基礎的なスキルでもあります。

自己理解が不足していると、曖昧な回答になり「この学生の強みがよくわからないな」と評価されやすいです。一方で、過去の経験から得た強みを整理し、それをどう活かせるかを具体的に語れる人は、目標達成に向けて計画的に行動できるとみなされます。

自己理解度をアピールするには、できるだけ定量的な情報を盛り込むといいでしょう。たとえば、自己PRに数字を盛り込むことで、具体性や客観性が増して、話に説得力が出て企業から高く評価されやすくなります。

志望度の高さを判断するため

自己PRは、応募者の志望度を測る材料としても活用されます。企業が求める人物像や仕事内容を理解したうえで、自分の強みをどう結びつけるかによって、本気度が伝わるからです。

たとえば、強みをただ並べるだけでは「どの企業にも通用する表面的な内容」と判断される可能性があります。しかし、企業のビジョンや事業内容に合わせて「自分の強みがここで活きる」と説明できれば、入社後も意欲的に働く姿勢をアピールできます。

そのため、自己PRは志望度の高さを効果的に伝えるチャンスでもあるのです。

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【エピソード別】就活で使える自己PRの例文8選

以下では、インターンシップやアルバイトなど、エピソード別に自己PRの例文を紹介します。

  1. インターンシップ
  2. アルバイト
  3. 部活動
  4. ゼミ
  5. 研究室
  6. 学業(留学)
  7. サークル活動
  8. ボランティア活動

インターンシップ

【例文】

役職がなくても、組織に積極的に働きかけられるのが私の強みです。

大学2年次に参加した新聞社の長期インターンシップでは、地元企業の魅力を学生に発信する冊子制作のプロジェクトに取り組みました。

当初、タスクの約8割がリーダーに集中し、作業や連絡に遅れが出ていました。何でもリーダーに任せるのではなく、メンバー全員にバランスよく仕事を割り振ったところ、納期を3日巻いて冊子を完成させ、プロジェクトを成功させることができました。

入社後は「役職がないから」、「新入社員だから」と臆することなく、周囲に提案して巻き込みながら成果を出していきたいと思います。

【ポイント】

インターンシップのエピソードは、入社後に活躍する姿をイメージできるように伝えるのがポイントです。組織の中でこなした役割や周りを巻き込んだ経験など、働く姿をイメージしやすい内容にしましょう。

その他のインターンシップに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

アルバイト

【例文】

私の強みは、課題解決力です。

2年間続けているスーパーのアルバイトでは、レジ周りの混雑解消に貢献しました。特に夕方のピーク時にはお客様を平均10分以上お待たせし、クレームが月に5件発生していました。私は課題が人員不足ではなく作業の非効率さにあると考え、私が提案した方法は、袋詰めを手伝う専任スタッフを配置することを店長に提案しました というものです。

その結果、お客様の待ち時間は平均3分に短縮され、クレームも0になり、レジ業務をスムーズに進められるようになりました。

入社後も課題を見つけたらそのままにせず、自分なりの方法を提案していきたいと思います。

【ポイント】

アルバイトのエピソードは、実際の業務と関連付づけやすいのが利点です。採用企業と共通する業務の経験があれば、積極的にアピールしましょう。

その他のアルバイトに関するの自己PRの例文は、以下の記事からご覧ください。

部活動

【例文】

私の強みは、縁の下の力持ちとして、目標達成のために課題を分析し、地道なサポートを継続できる周りの人をサポートできることです。

陸上部でマネージャーを務めた際、選手のコンディション管理が課題でした。各々が感覚で練習後のケアをするのではなく、チーム全体で管理することが重要だと考え、選手一人ひとりの疲労度を記録する管理表を作成し、選手に最適なケア方法を提案しました。

地道な取り組みでしたが、徐々に選手の意識が変わり、部全体の怪我による離脱率を半年間で50%減少させることができました。

入社後は、自分のことばかりではなく、状況に応じて周りを手助けできるような視野の広い人間を目指したいです。

【ポイント】

部活動のエピソードでは、団体競技であれば周りを巻き込む力個人競技であれば主体的に行動する能力などをアピールできます。活動中の苦労を例に挙げて学んだことをアピールすると、人間性が伝わる自己PRになるでしょう。

その他の部活動に関するの自己PRの例文はこちらのページからご覧ください。
ガクチカ例文集|先輩の書き方を参考にしよう!

ゼミ

【例文】

私は、周囲の意見を引き出すことが得意です。

大学時代はゼミ長として、全員が意見を発しやすい雰囲気作りに尽力しました。本音で語り合える関係性を築くために、週に一度5分間の雑談タイムを設けたり、月一でオンライン懇親会を企画したりと、本音で語り合える関係性構築に努めました。

その結果、相手に気を遣って自分を押し殺す場面が減り、活発な意見交換をできるようになりました。周囲の意見を引き出す力は、チームで業務に取り組む機会の多い貴社でも活かせると考えています。

【ポイント】

ゼミでのエピソードは、組織内での自分の立ち位置をアピールできるのが利点です。ゼミ内でどのような役割を果たしていたのか、メンバーとどのような関係性だったのかを伝えましょう。

その他のゼミに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

研究室

【例文】

私の強みは、前例のないことでも、自ら積極的に行動できることです。

大学では「自然言語生成AI」の研究に取り組んだのですが、参考にできる論文が国内外に数本しかなく、実験に行き詰まるという課題がありました。そこで私は、学生も参加できる学会に毎月オンライン参加し、SNSでは研究者50名以上に話を聞くなど、主体的に最新の情報が得られる環境を構築しました。

その結果、つながりを持った人・企業と共同研究をすることで、自然言語生成AIを企業で活用するための仕組みを構築することができました。入社後も、事例やマニュアルがない業務に対しても、自分なりに考えながら解決策を導き出し、行動していきたいです。

【ポイント】

研究室のエピソードの場合、必ずしも採用担当が自分と同じ分野に精通しているとは限らないため、研究内容そのものの専門的な説明ばかりにならないよう、注意しましょう。

その他の研究室に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

学業(留学)

【例文】

私の強みは、環境適応力です。

オーストラリア留学当初、語学力の壁から現地の学生との議論で全く意見を伝えられませんでした。そこで私は、①毎日3時間現地のニュースで専門用語を学ぶ、②議論の前に意見を文章化し教授に添削してもらう、という対策を実践しました。

この取り組みを2ヶ月間続けた結果、議論の中心となってディスカッションに参加できるようになり、最終的にはグループで最高評価を得ることができました。

慣れない環境や業務にも、この強みを活かして臆することなく挑戦し、成果を出していきたいです。

【ポイント】

学業のエピソードで留学経験をアピールする場合は、留学自体が目的でないと伝えることが重要です。ただなんとなく参加しただけの留学では評価につながりにくいため、留学の動機や現地での学びを詳しく伝えましょう。

その他の留学に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

サークル活動

【例文】

既存のやり方にとらわれず、柔軟に対処できるのが私の強みです。

所属する軟式野球のサークルでは、新入部員が目標10名に対し、例年5名程度に留まるのが毎年の課題でした。原因を自分なりに考えてみたところ、新入生歓迎会を平日の夜間に開催していたため、休日の日中に開催してみてはどうかと提案しました。

休日の昼間日中にも開催することで、夜間の活動に参加できていなかった層も参加してくれるようになり、例年より5人も多く新入部員を集めることに成功しました。入社後も柔軟な対応力を活かし、より効率的な方法を考えながら業務に臨むつもりです。

【ポイント】

サークル活動のエピソードを伝える場合は、実績や役職自体のアピールにならないよう注意しましょう。サークル長を務めた経験や大会で優勝した経験ではなく、取り組みの過程から得た学びや、発揮した強みをアピールするのがおすすめです。

その他のサークル活動に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

ボランティア活動

【例文】

私の強みは、主体的な行動力です。

この強みを特に発揮したのは、大学時代に参加した子ども食堂のボランティアです。子どもたちに栄養の十分な食事を提供するだけでなく、遊び相手になりたいと思い参加しましたが、ボランティア参加者が少ないため配膳に手一杯になり、子どもの心のケアをする余裕がありませんでした。

そこで私が行ったのは、友人を誘ったり、大学内に自作のポスターを掲載したりして、参加者を増やすことです。その結果、参加者が1.5倍に増え、子どもと接する時間を増やせるようになりました。

このように、自らアクションを起こせるのが私の強みです。入社後の業務でも、課題に対して自ら行動して、解決に導きたいと思います。

【ポイント】

単にボランティア経験があるだけでは、他の学生との差別化にはなりません。自分の人柄が伝わるよう、参加中に起こった困難への対処法や、参加前後での変化を具体的に述べましょう。

その他のボランティアに関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

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【強み別】行動力に関連する自己PRの例文10選

ここからは、強み別に自己PRの例文を紹介します。「行動力」に関連する自己PR例文をチェックしてみましょう。

  1. 実行力
  2. 忍耐力
  3. 継続力
  4. 主体性
  5. 探究心探求心
  6. 真面目さ・責任感
  7. 好奇心旺盛
  8. 挑戦心(チャレンジ精神)
  9. 吸収力
  10. 向上心

実行力

【例文】

私の強みは、必要なことを考えて、すばやく実行できることです。

ゼミのフィールドワークでは、測量をする機会が多くあったのですが、一般的な測量のマニュアルを読んでも理解しにくい点が多く、毎回作業に手間取る状況でした。そこで私は、自分たちの測量の実状に合ったマニュアルを作ることを提案しました。

メンバーの協力を得ながら、よくある失敗への対処法を簡単な言葉で解説したマニュアルを作り、その結果、作業の効率を上げることに成功しました。

このように、私にはアイディアを実現できる実行力があります。仕事を進めるうえでも、アイディアを出して終わりではなく、それを実現して効率化を図りたいです。

【ポイント】

実行力の自己PRでは、ただ実行した経験ではなく、成果に紐づけてアピールするのがポイントです。周りの人と協力しながら、組織に好影響を及ぼした経験を伝えましょう。

忍耐力

【例文】

困難な状況にも負けずに、立ち向かう力があるのが私の強みです。

ライブ会場スタッフのアルバイトでは、夏の暑い日や冬の寒い日も笑顔を絶やさず、お客様に質の高いサービスを提供するよう心がけました。アルバイトで特に大変だったのは、天候が悪い日の来場者案内です。

雨や風が強い中での来場者案内は、自分の嫌な気持ちが顔に出そうになった経験が多々ありました。そんなときでもアルバイトを簡単には辞めず、続けてきたことは強い自信になっています。

入社後も、苦手な仕事だからといって簡単に投げ出さず、忍耐力を持って臨みたいと思います。

【ポイント】

忍耐力をアピールする際に注意したいのは、ストレスを溜め込む印象を与えないことです。ただ我慢しているだけのエピソードでは、ストレス耐性に不安を持たれるため、面接では自分なりのストレス解消法を合わせて伝えるといいでしょう。

継続力

【例文】

毎日コツコツと物事を続けられるのが、私の強みです。

この強みは特に、ラクロス部の活動で発揮できました。大学からラクロスを始めたのですが、同期で入った人たちは半数以上が経験者で、スタメンを勝ち取るのは困難な状況でした。

同じ練習量では、いつまで経っても近づけません。そこで、誰よりも朝早く練習場に顔を出し、自主練習をする習慣をつけました。2年ほど朝の自主練習を続けた結果、12人のスタメンに入れたことは、大きな自信になっています。

入社後もラクロス部で身につけた継続力を活かし、コツコツと日々の業務に取り組んでいきたいです。

【ポイント】

ただ続けただけのエピソードでは、魅力的に映りません。継続力をアピールする際は、続けて取り組もうと思った動機や、取り組みの中での工夫を詳しく伝えましょう

主体性

【例文】

私には、自ら行動を起こす主体性があります。

大学2年次に経験したタイ留学では、英語力を身につけるために、授業以外でも先生や学生に積極的に話すよう心がけました。授業外の時間での会話を大切にしたのは、授業で使う言葉だけでは、日常会話レベルの英語力が身につかないと思ったからです。

食事の話や趣味の話などを通じ、雑談で使える英語力を養った結果、1年で英語が流ちょうに話せるまでに成長しました。

留学で培った主体性を活かし、入社後も新しいスキルをどんどんと身につけていきたいです。

【ポイント】

主体性をアピールする際は、協調性に欠ける印象を与えないよう注意しましょう。自分勝手な行動を取る人物だと思われないようにするため、周囲との関わりや、臨機応変な対応力を合わせて伝えるのがポイントです。

探究心

【例文】

探究心を活かして、質の高い仕事を実現できるのが私の強みです。

大学のダンスサークルでは、演出の役割を任された際、専門家に話を聞く機会を作り、より魅力的なステージを作り上げました。専門家のアドバイスを演出に採り入れようと思ったのは、プロの舞台はどのように演出が考えられているのかに興味を持ったからです。

もっと演出を知りたいという欲求を原動力にして突き詰めていった結果、サークルの講師から「プロにも負けない素晴らしい演出だった」と褒めていただきました。

この経験を活かし、入社後もよりよい方法を自分なりに追究し、効率的で質の高い仕事を実現していきたいです。

【ポイント】

探究心を伝える場合は、納得できる答えを追究するあまり行動が遅い、という印象を与えないよう注意が必要です。探究と行動をバランスよくこなせる人物だと評価してもらえるよう、探究心を発揮した結果、取った行動をセットで伝えましょう。

その他の探究心に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

真面目さ・責任感

【例文】

私の強みは、責任感を持ってできることをやり切れることです。

フィリピンの孤児院内に歩道を作るボランティアに参加した際、予算不足によって、全体をコンクリート舗装するのが難しい状況に陥りました。予算不足はすぐには解消されそうになかったため、私は仮の歩道として飛び石を設置してはどうかと提案しました。

予算不足が解消するまでの間、ひとまず飛び石の歩道を活用するというアイディアです。その結果、コンクリートの歩道ほど頑丈ではないものの、安全に歩くには十分な歩道ができ、現地の人に喜んでもらえました。

この経験を活かし、入社後も急なトラブルが発生した際、自分なりに工夫して臨機応変に対処していきたいです。

【ポイント】

真面目さ・責任感という強みはやや抽象的なため、別の言葉で補足したり、言い換えたりするのがおすすめです。どのような強みなのかがわかるよう、具体的な言葉で説明しましょう。

好奇心旺盛

【例文】

私は、幼い頃から好奇心旺盛です。知らない環境に出向き、さまざまな人とコミュニケーションを取り、新たな情報を得るのが好きです。

大学の夏休みには、電車を使って一度も行ったことのいった経験がない場所へ旅をしました。

現地では、宿泊宿・飲食店・観光スポットなどを巡り、そこで出会った店員さんやお客さんたちと話し、その土地特有の習わしや歴史などについて情報を収集しました。

旅の中で収集した情報は毎回レポートにまとめ、興味がある内容は書籍などで調べて知識を深めています。

旅を経験するたびに、インターネットの情報だけではなく、できる限り生の情報を仕入れることの大切さを実感しています。

【ポイント】

「好奇心旺盛」は、アピール方法次第では興味が移り変わりやすい印象に捉えられかねないため、習慣になっていることや継続していることもあわせてアピールしましょう。

また、体験した内容を列挙するだけの自己PRはNGです。

大学時代のいろいろな経験をアピールしたい気持ちはわかりますが、エピソードは一つだけに絞り、いかに経験が仕事に役立つかをアピールしましょう。

挑戦心(チャレンジ精神)

【例文】

未経験の分野に対して、難しくても諦めずに向き合える姿勢が私の強みです。

レポート作成でパソコンに触れたことがきっかけで、IT分野に興味を持ちました。

AI技術の発展とともにITスキルは日常に欠かせないものになると思い、ITの基本を網羅的に学べる「基本情報技術者試験」の学習を始めました。

計算問題や専門用語が多く、文系の私には若干荷が重いと思いましたが、繰り返し問題演習を繰り返す中で徐々に理解できるようになり、嬉しかったです。

大学の講義と並行して毎日勉強した結果、直近の合格率が30%程度の試験に、未経験から一度で合格できました。

入社後に知識がない分野の仕事を担当することになっても、持ち前のチャレンジ精神で乗り越えていければと思っています。

【ポイント】

挑戦心(チャレンジ精神)を自己PRに盛り込む場合、伝えたい内容がぶれやすくなる欠点があるので注意しましょう。

たとえば、「挑戦心を持って難関資格を取得したこと」を伝えようとした場合、アピールしたい内容が元々チャレンジ精神を持ち合わせていることなのか、それとも難関資格を取得できた地頭なのかがわからなくなる場合があります。

解決策としては、締めに再度「チャレンジ精神」について触れるとよいいでしょう。

吸収力

【例文】

私の強みは、継続して一つの物事に諦めずに取り組める「勤勉さ」と「素直さ」です。

私は小学校から高校までバスケットボール部に所属していたのですが、強豪校ということもあり、中々試合には出られませんでした。

そのような状況の中、コーチから「まずは自分の得意なプレーを伸ばせばよい、他のスキルはそれからだ」とアドバイスを受けました。

それ以来、ライバルでもあるチームメイトに対しても積極的にアドバイスを求め、前向きにスキル向上に努めました。

その結果、得点力の向上とともに、試合の出場時間を伸ばすことに成功しました。

この経験から、うまくいかない状況でも努力を継続でき、他人の意見も素直に聞いて実行に移せる強みを発見しました。

御社に入社した後も、上司や先輩からのアドバイスを大切にし、事業に貢献できる人材に1日でも早く成長していきたいです。

【ポイント】

吸収力の高さをアピールする場合は、物事を継続して努力できる人材であることも、一緒に伝えるようにしましょう。

飲み込みや職場適応の早さをアピールできる反面、周囲からの影響を受けやすく、何事も無難にこなしてしまうと捉えられる場合もあるためです。

吸収力とストレートに表現せず、素直さなどと言い換えてもいいでしょう。

向上心

【例文】

私の強みは「困難を成長のチャンスと捉えられること」です。

塾講師のアルバイトを始めた当初は、生徒の質問に答えるだけで授業を終えてしまい、生徒の成績も伸び悩んでいました。

ある日、保護者から授業方針を真向から否定され、上司にも「諦めても同じ問題は繰り返す」と指摘されました。

そこで、自ら授業方法を見直して生徒に考えさせるスタイルへ転換し、その結果、成績は合計150点以上伸ばすことに成功しました。

この経験から、困難を乗り越えることで成果と成長を得られると学びました。今後も前向きに課題へ取り組みたいです。

【ポイント】

向上心は長所を表現できる便利な言葉であるため、多くの就活生が自己PRに使います。何も考えずに使うと採用担当者に「またか」と思われ、第一印象で興味を持ってもらいにくい可能性があります。

向上心をアピールしたい場合は、多くの応募者の中に埋もれないように、採用担当者の目を引く別の表現に置き換えるといいでしょう。

【向上心の言い換え例】

  • 困難は自分を成長させるがモットー
  • 一日一生
  • 他のよい部分は積極的に採り入れる
  • 現状に満足せず、常に上を目指せる
  • 成長に必要だと思ったことには積極的に取り組める

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【強み別】思考力に関連する自己PRの例文5選

思考力に関連する自己PRの例文を5つ紹介します。

  1. 計画性
  2. 課題発見力
  3. 集中力
  4. 企画力
  5. 分析力

計画性

【例文】

私は、目標達成に向けて計画的に進行できるのが強みです。

研究室での共同研究プロジェクトを通じ、大きな目標を達成するための計画性を身につけました。

プロジェクトで特に困難だったのは、期間が2年間と非常に長かったことです。先行きが見えないと何から手をつけるべきかわからなかったため、まずは全体像を計画し、メンバーへ適切に仕事を割り振るよう心がけました。

行き当たりばったりで進めるのではなく、計画と仕事の割り振りに時間をかけた結果、無事に期限内にプロジェクトを完遂できました。

入社後も、長期のプロジェクトに関わる場合は、適切な計画を立てたうえで成果を出していきたいです。

【ポイント】

計画性は、リスク管理能力や自己管理能力のアピールにつながります。計画性が備わっていることを裏づけられるよう、物事を進めた動機と過程を詳しく書きましょう。

その他の計画性に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

課題発見力

【例文】

課題を冷静に分析し、次の行動に活かせるのが強みです。

営業のインターンシップ先ではなかなか成約できず、当初は苦しい思いをしました。しかしそこから許可を得て商談を録音させてもらい、自分ならどのような言動をするか考えながら比較していくことで、課題が明確になりました。

課題を冷静に分析した結果、最後には成約を得ることに成功しました。成約を得るまでに分析した内容やその方法は、その後のインターンシップ生のマニュアルにも活かされています。

入社後も、課題を冷静に分析して一つ1つずつ解消することで、営業としてのスキルを着実に向上させていきたいです。

【ポイント】

課題発見力を伝える際は、課題を発見しただけのエピソードで終わらず、どのような方法で解決に導いたのかを伝えると、入社後にも活きる強みだと評価してもらえます。

集中力

【例文】

私は時間が限られている中でも、高い集中力を発揮できます。

大学在学中はバドミントン部の活動と税理士試験の勉強を並行して、5科目中3科目の試験に合格できました。部活動と資格勉強を両立するために心がけたのは、ダラダラと勉強しないことです。

ダラダラと勉強を続けても知識が身につかないと考え、1日に1時間や2時間といった短時間で集中力を発揮し、勉強を続けていきました。

仕事では納期が迫るほど焦りが生まれ、ミスをしやすくなると思います。そんなときでも高い集中力を発揮し、冷静かつすばやく対応していきたいです。

【ポイント】

集中力をアピールする場合は、根拠となるエピソードが重要です。資格取得や部活動での成果など、具体的な事例を挙げて集中力の高さをうまくアピールしましょう。

企画力

【例文】

私の強みは企画力です。

イベント会社でのアルバイトでは、地域イベントの企画運営に携わった経験があり、いちメンバーとしてイベントの成功に貢献しました。企画の際に大切にしているのは、生の情報を集めることです。

イベント会場や地域住民の情報を資料から得るだけでは不十分と考え、実際に自分でも会場に足を運んで情報を集めました。資料の情報と現場の情報を比較しながら改善点を示したところ、企画運営に対する姿勢を上司に褒めてもらえました。

入社後に企画運営に携わる際も、与えられた情報だけでなく、さまざまな観点から魅力的な提案をしていきたいです。

【ポイント】

実際に企画を考える際は、着眼点と過程が重視されます。そのため、自己PRで企画力をアピールするときも、どのようなことをどのような方法で企画したのかを伝えるといいでしょう。

分析力

【例文】

私の強みは、社内外の関係者と交渉しながら課題解決策を提案できることです。

大学3年時に参加した動画配信サービス会社のインターンでは、商品価格が高い動画ほど1ヶ月後からダウンロード数が減少する傾向に気づきました。そこで動画を分割して販売する方法を提案し、検討を経てリリースが実現しました。

結果として、前月比20%以上の売上向上に貢献しています。この経験を通じて、改善につながる提案を恐れず行う姿勢が身につきました。

入社後も新入社員ならではの視点を活かし、積極的に改善策を打ち出していきたいと考えています。

【ポイント】

分析力をアピールしたいのに、エピソードが抽象的であったり、定量的な情報が少なく具体性に欠けたりすると説得力がなくなります

特に「データを読み解く力」や「原因から課題を見つけ出す能力」は多くの企業が重宝するため、積極的にアピールしましょう。

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【強み別】コミュニケーション力に関連する自己PRの例文4選

コミュニケーション力に関連する自己PRの例文を4つ紹介します。

  1. 傾聴力
  2. リーダーシップ
  3. 協調性
  4. プレゼンテーション能力

また、コミュニケーション力をアピールしたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

傾聴力

【例文】

私は、個々の事情に配慮したサポートができるのが強みです。

カフェのアルバイトでは、特に高齢者の方に積極的に話しかけ、困りごとを聞いてお客様ごとに細かいサービスを提供しました。具体的には、店先の階段を上るのに苦労している方を見かけたら、声をかけてお手伝いするといった行動です。

その結果、一人ひとりに寄り添ったサービスを高く評価していただき、何度も足を運んでくれるお客様を増やせました。

入社後の接客でも、マニュアルの内容に加えて細かな気配りができる店員を目指したいです。

【ポイント】

人の話を聞くのが好きだからといっても、傾聴力が高いとは限りません。会話によって人と信頼関係を構築してこそ、傾聴力が高いと言えます。

話を聞く能力を活かして、いかに具体的な成果につなげられているかが重要です。

その他の傾聴力に関する自己PRの例文は、こちらの記事をご覧ください。

リーダーシップ

【例文】

私には、メンバーをいい方向に導くリーダーシップがあります。

この強みを特に発揮したのは、バスケットボール部で部長を務めたときです。試合での敗戦が続いてチームの指揮が下がったときは、部員と一緒に落ち込むのではなく、部員一人ひとりに今の気持ちや頑張るべきポイントを整理して伝えました。

現状を正しく理解してもらうことで、次に取るべき行動を自分なりに考えてもらうのが目的です。その結果、敗戦時の気持ちの切り替えが早くなり、以前のように士気の低下が原因で敗戦を重ねるケースが減りました。

このようなリーダー経験は、入社後のチーム作業においても大いに活かせると思います。

【ポイント】

リーダーシップにはさまざまな種類があります。人を巻き込む力に秀でたリーダーや、メンバーの関係性を重視するリーダーなど、どのようなタイプなのかがわかるように説明しましょう。

協調性

【例文】

異なる立場の人と協力し、目標達成に向けて行動できる協調性が私の強みです。

大学では学園祭の運営に携わり、統率力を発揮して学園祭の成功に貢献しました。実行委員として心がけたのは、情報の共有徹底です。

トラブルのリスクを減らすためには、進捗度と課題を各参加団体が把握すべきと考え、定例会議を実施するよう提案しました。学校側を中心に、他の実行委員とも連携しながら準備を進めた結果、大きな問題なく学園祭を遂行できました。

この経験を活かし、入社後も異なる立場の人とうまく連携を図り、目標を達成していきたいです。

【ポイント】

協調性は、周りの人と協力してこそ発揮できる力です。他人との関わりの中で、自分の行動によって組織にいい影響を及ぼした経験を伝えましょう。

プレゼンテーション力

【例文】

私は、難しい概念や考え方をわかりやすく説明するのが得意です。

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない人でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を簡単な言葉に言い換えたりする方法です。

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明がわかりやすかったとゼミの教授に評価していただきました。

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識を持っているとは限りません。説明が理解できないという理由で契約を見送られてしまう事態を避けるために、誰でもわかりやすい説明を心がけたいと思います。

【ポイント】

プレゼンテーション力は、営業職のように顧客と直接関わる仕事で特に発揮できる強みです。実際の業務に活きるイメージを持ってもらえるよう、プレゼンテーション力を発揮して成果につなげた経験を伝えましょう。

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就活の自己PRの書き方

就活の自己PRは、以下の手順に沿って書きます。

  • 結論:強み・長所
  • 理由:裏づけるエピソード
  • 締め:入社後に貢献できること

また、自己PRの書き方は以下の記事で詳しく解説しています。手順や注意点についてチェックしてみてください。

結論:強み・長所

最初に結論を提示し、どんな自分の強みをアピールしたいのかを明らかにしましょう。結論を最初に提示することで、読み手はその後に続く話をイメージしながら読めるようになり、自己PRの内容全体への理解が深まります。

反対に、最後まで結論を言わない自己PRは何についての話かがわからず、内容を理解してもらえなくなってしまいます。読み手に負担がかかってしまうとせっかくの文章もきちんと読まれない確率が高くなるため、自己PRは結論ファーストを心がけましょう。

【例】

私は、難しい概念や考え方を、誰にでもわかりやすく説明するのが得意です。

理由:裏づけるエピソード

結論を提示した後には、その強みを裏づけるエピソードが必要です。強みを自覚したときのエピソードや、強みをうまく発揮したときのエピソードを付け加えることで、自己PRに説得力を持たせる狙いがあります。

結論を主張づけるだけのエピソードがない自己PRには、説得力が生まれません。「私の強みは◯◯です」と伝えて終わりでは、企業はその主張が正しいのか確かめられないため、結論の後には裏づ付けるエピソードを加えましょう。

【例】

大学のゼミでの発表会では、心理学について知らない学生でも理解できる説明を心がけました。具体的には、資料が見やすいように文字の色と大きさを使い分けたり、専門用語を簡単な言葉に言い換えたりする方法です。

その結果、発表会に参加した学生の中でも、特に説明がわ分かりやすかったと、優秀賞をもらうことができました。

締め:入社後に貢献できること

自己PRの締めくくりとして、入社後に貢献できることを伝えると効果的です。エピソード内の実績と、入社後に貢献できることを紐づけてアピールすれば、入社後も強みを発揮し、活躍していける証明になります。

また、入社後に貢献できることで締めくくるのは、結論を再提示できる点でもメリットです。最初と最後で2回結論を伝えることで、自己PRでもっともアピールしたいポイントが明確になります。

【例】

営業として商談に臨む際は、顧客が自分と同じ知識を持っているとは限りません。説明が理解できないという理由で、契約を避けられてしまう事態を避けるために、誰でも、契約後の自社の姿がわかる説明を心がけたいと思います。

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就活で成功する自己PRのポイント

就活で成功する自己PRを書くには、以下5つのポイントを押さえる必要があります。

  • 業界・企業分析も徹底する
  • アピールポイントは絞る
  • 定量的な情報を入れる
  • 一貫性を持たせる
  • 他の就活生と差別化を図る

業界・企業分析も徹底する

自己PRの作成をするうえでは、業界分析と企業分析にも力を入れましょう。

両者は「業界分析→企業分析」の順番で、広い領域から徐々に狭めて行うのが一般的です。

業界分析とは「各業界の仕事内容」や「業界の動向・シェア・雇用状況」、「求められる人物像」など、企業が属する業界全体を広くリサーチ・分析することです。業界分析を行うことで、各企業の業界内でのポジションに加え、産業の将来性を理解でき、続く企業分析をスムーズに行えるようになります。

企業分析は、ある特定の企業に絞って「企業情報」「事業内容」「競合他社との違い・強み」「企業のカルチャー」などを、企業説明会や口コミサイト、OB・OG訪問を通して、リサーチし、自分が働きたい企業かを判断する目的で行います。

業界・企業分析を通して、応募先企業についてより深く理解できれば、自分がどのように貢献できるか、明確に伝えられるようになるでしょう。

業界分析をする前に、どのような業界があるのかを確認しておくのがおすすめです。ぜひ以下の記事で業界一覧をチェックしてみてください。

アピールポイントは絞る

家電製品などの「商品」と違って、就活はアピールポイントが多いほど自分の魅力が伝わりにくくなってしまいます

たとえば掃除機の場合、音が静かでデザイン性もあり、よく吸うといったように魅力的なポイントが多いほど「買いたい」という気持ちが高まるでしょう。

しかし、就活においては長所を数多く列挙するほど、かえって応募者がどのような人なのか「本当の姿 」を掴めなくなる場合があります。また、自信のなさからいろいろとアピールしようとしていると思われるかもしれません。

就活ではアピールポイントを絞り、一つの強みを掘り下げる意識で自己PRを作成したほうが、自分の魅力が伝わります。

定量的な情報を入れる

面接官は応募者に対して自己PRを聞くのと同時に、アピールした能力や取り組みに、信憑性があるかどうかも判断しようとしています。

自己PR文に具体的な数字を盛り込めば、アピール内容に説得力が生まれ、一定の根拠も持たせられるでしょう。

また、ポテンシャルが重視される新卒においても、採用試験ではどのようなスキルを持ち、何ができるかが同時に考慮されます。具体的なスキル・実績を示すためにも、定量的な情報は欠かせません。

ただし、あまり数字にこだわりすぎると、人間性を含めて本当にアピールしたい内容がぶれてしまう可能性もあります。

聞き手がわかりやすいように、定量的な情報は適度に盛り込むことも意識しましょう。

一貫性を持たせる

あれもこれもアピールしたい気持ちは理解できますが、自己PRで伝える内容は一つに絞り、表現の仕方は変えても方向性はぶらさないようにしましょう。

自己PRに一貫性がないと、応募者の人柄や強みが理解できず、入社後の活躍イメージがしづらいです。

たとえば「縁の下の力持ち」であることをアピールしたいのに、ムードメーカーで人前に立つのも好きと答えると、どちらが本当の強みかわからなくなってしまいます。

選考では自己PRだけではなく、志望動機や自分の弱みなど他の事項も聞かれます。それらの回答内容と自己PRは、一貫性を持たせる必要があるのです。

回答内容に一貫性を持たせるために、まずはアピールポイントを要約してみましょう。

アピールの軸が明確になれば、どのような質問にも方向性をぶらさず答えられるようになります。

他の就活生と差別化を図る

自己PRは、他の就活生と差別化を図る意識で考えると、企業に熱意が伝わりやすくなります。

オリジナリティがある自己PRを完成させるには、実際に企業に対して自分でアプローチしてみることがおすすめです。

たとえば、以下のような求人情報には記載されていない「生の情報」を仕入れることで、他の応募者にはない自分だけの自己PRが完成します。

  • 実際にサービスを使ってみる
  • インターンシップに参加して仕事を経験してみる
  • 資料請求や問合せをした際の対応を見る
  • 客として実際に接客を受けてみる

その情報をもとに、入社後に自分はどのような意識で仕事に取り組んでいくかを伝えれば、自己PRとしてさらに説得力が増すでしょう。

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実際の学生が作成した自己PR

実際の学生が作成した自己PRの事例を2つ紹介します。希望業界や職種も掲載しているので、自分の状況にあわせて参考にしてみてください。

W.Mさんの自己PR

希望業界IT・通信/インターネット・ゲーム・アプリ関連/デザイン・芸術関連
希望職種デザイナー/企画/ゲームクリエイター
アピールポイント・ユーザー視点に立った考え方ができる
・「やれない」ではなく、「やってみる」精神が強い
・情報をビジュアルで表現することが得意

<自己PR>

私はユーザーのニーズを引き出すことができます。大学の卒業研究において、「知的障害がある子どもたちに向けた絵本」を制作しました。はじめは文献調査をメインに進めていましたが、実際の教育現場のことがわからず研究が行き詰まることがありました。

そこで市の児童発達支援センターに連絡を取り、知的障害がある子どもたちと実際に触れ合うことで、知的障害がある子どもたちにとっての絵本のニーズを分析しました。得られた知見をもとに絵本のデザイン制作を行いました。

さらに児童発達支援センターで制作した絵本を使わせていただき、子どもたちが読んでいる様子を観察し、保育士さんからのフィードバックも受けることで、よりよい作品に仕上げる努力をしました。

この経験から、人に寄り添い、声を聞くことで、ユーザーのニーズを引き出す力を身につけることができました。

Y.Mさんの自己PR

希望業界銀行/コンサル・マーケティング/広告
希望職種宣伝・広報/企画/事務・秘書・受付
アピールポイント・思考をとことん掘り下げることが得意
・いざというときの判断力がある
・洞察力がある

<自己PR>

現状を客観視して課題を言語化し、対策を講じることができる点が私の強みです。
アルバイト先の書店ではバイトリーダーとして、日々よりよいサービス提供のために日々課題を解決しています。

以前、店舗改装に伴い業務内容が大きく変わった際に、バイトとパートの方との間で認識の齟齬が生じ、業務に支障をきたしたことがありました。

そこで私は、バイトやパートの「働く側」ではなく「お客様」の視点に立ち、どうすれば居心地のよい書店にできるかを考え、それに伴う業務実施方法の変更の提案をバイトとパートの方それぞれに行い、出た意見を組み込んだ上で社員の方に掛け合いました。

結果、そのような認識の齟齬はなくなり、従業員間のコミュニケーションも円滑になりました。

今後も、「今自分はどの視点に立つべきか」ということを常に考え、それに伴い対策を講じる行動力を更に磨いていこうと考えています。

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就活の自己PR動画とは?

就活の自己PRでは、動画を作成して提出する場合もあります。以下4つの項目で、自己PR動画について解説するので、事前に把握しておきましょう。

  • 自己PR動画の重要性
  • 企業が自己PR動画を評価するポイント
  • 自己PR動画の作り方
  • 1分の就活用自己PR動画の台本構成

自己PR動画の重要性

就活における自己PR動画とは、学生が自ら撮影した動画で強みや人柄をアピールする新しい選考方法です。エントリーシートや履歴書だけでは伝わりにくい「話し方」「表情」「雰囲気」を企業に直接示せるため、多くの大手・有名企業で導入が進んでいます

オンライン選考の一環として広がり、今後も増加が見込まれます。動画では単に自己紹介をするのではなく、企業とのマッチ度や志望度を効果的に伝えることが重要です。

環境を整え、画面の向こうの面接官を意識した撮影を心がけましょう。

企業が自己PR動画を評価するポイント

自己PR動画は、話す内容に加えて人柄・雰囲気・表現力・志望度などを多面的に判断する重要な選考ツールです。書類では伝わらない魅力を示せる一方で、細かい部分まで見られていることを意識する必要があります。

主な評価ポイントは以下の通りです。

ポイント詳細
人柄・社風との相性動画から伝わる性格や雰囲気が会社に合うかどうか。清潔感や明るさもチェックされる。
時間内での要点整理30秒、3分以内など指定時間内に、強みを的確にまとめられるか。情報整理力や時間管理力が試される。
伝え方の工夫声のトーンやスピード、カメラ目線、撮影環境などから「わかりやすく伝える力」が評価される。
志望度・熱意表情や話し方から「この会社で働きたい」という本気度が伝わるかどうかが評価される。

こうしたポイントを押さえて準備することで、自己PR動画は選考突破の大きな武器となります。

自己PR動画の作り方

自己PR動画は、事前準備から提出までの流れを押さえて作成することが大切です。

基本のステップは以下のとおりです。

ステップ詳細
1.原稿を作る自己分析をもとに強みを整理し、時間内に収まる構成を考える。「結論→理由→具体例→結論」の流れが基本。
2.練習する声に出して読み、抑揚や表情を意識する。棒読みにならないよう、自然な話し方を心がける。
3.環境を整える静かな室内、白い背景、明るい照明を準備する。身だしなみは清潔感を意識する。
4.撮影するスマホやPCで安定して撮影し、複数回録画してベストな映像を選ぶ。
5.確認・提出声や映像が聞き取りやすいかチェックし、企業指定の方法で提出する。

計画的に進めれば、自分の魅力を最大限に伝えられる動画に仕上がります。

1分の就活用自己PR動画の台本構成

1分の自己PR動画を作成する際は、時間配分を意識した台本構成がポイントです。目安は「10秒=50文字」全体で300文字程度になります。

構成例は以下の通りです。

構成詳細
はじめの挨拶・自己紹介(10秒)簡潔に名前や所属を伝える。
自分の強み(5秒)一言で自分の特徴を示す。
強みの根拠となるエピソード(20秒)具体例を盛り込み、説得力を高める。
業務での強みの活かし方(15秒)入社後の具体的な貢献をイメージさせる。
終わりの挨拶(10秒)印象に残る言葉で締めくくる。

エピソード部分に厚みを持たせつつ、強みを業務に結びつけることで、短い時間でも効果的に自己PRができます。

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まとめ

就活における自己PRは、自分の強みや人柄を企業に伝える大切な場面です。強みを見つけるだけでなく、具体的なエピソードを交えて表現することで、採用担当者にあなたの魅力をより鮮明に伝えられます。

本記事で紹介した強み一覧や例文を参考に、自分らしい自己PRを作成してみましょう。

また、自分の強みが企業にどう評価されるかを知るには、オファー型就活サービスを活用するのも効果的です。OfferBoxなら、あなたのプロフィールや自己PRに興味を持った企業から直接オファーが届く仕組みです。

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就職活動シーズンになると、方々から聞こえてくる「自己分析」という単語。よく意味がわからないですよね・・・。私は就活生当時こんなことを思っていました。

「いやいや、自分のことを改めて分析する必要なんてないでしょwww

「自分のことは自分が一番よくわかってるから!!www

そう思う方も多いですよね?
ただ、多くの学生が自己分析をおろそかにしたがために良い就職活動ができていません。(実際私も、「自己分析は意味ない」と全くせず、結局入社4ヶ月で退職。大変な目にあうのです・・・。※詳しくは記事後半で)

いわば自己分析は、就活のスタートラインなのです!逆にいうと、自己分析さえ完璧にできれば就活は攻略したも同然なのです!
またまた逆にいうと、自己分析を軽視すると何をしてもうまくいきません。

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自己分析はいらない?自己分析をする目的は?

忙しい就職活動の中、自己分析は本当にやる意味があるのか?答えは断言できます。自己分析は絶対必要です!

自己分析の目的をまとめると、

  • 自分の進路選択を明確にする(就活軸とも呼ばれます)
  • 自分のことを他人にわかりやすく説明する

ために必要です。

今、「あなたはどんな人ですか?」と聞かれた時に、スラスラと答えられますか?
自己分析をして、自分について具体的な言葉にしておかないと、ぶっつけ本番ではなかなか答えられないものです。

「自己PR」についても同様で、漠然と認識している自分のセールスポイントを言語化することで相手に自分の長所を伝えやすくできます。

自己分析をしないで就活をしたらどうなる?

では、自己分析をしないで就職活動を進めた場合、どんなことが起きるのでしょうか?具体的にお伝えします。

選考通過がしづらくなる

自己分析が不十分だと、上記のように企業からの質問にはっきりと答えられないので、エントリーシートや面接に苦戦します。

ESや面接はスペースや時間が限られていますので、自分について伝えられることが限られています。その限られた情報だけで、企業はあなたを採用すべきか判断します。
自己分析ができていないと、本当に伝えたい自分の長所や特徴を企業に伝えずに、さして重要でないことをアピールしてしまう可能性があります。

練られていない自己PRは、多くの就活生を見ている企業担当から見ると一目瞭然ですし、他の就活生と比較された時にも不利になります。

無駄な時間を費やしてしまう

自己分析ができていないと、就職活動の進め方が非効率になります。
なぜなら、上記で説明した選考通過が難しくなることに加え、自分に向いている企業がわからないまま就活を進めてしまうので、合わない企業の選考を多数受けてしまう可能性があります。
自分に合わない企業の選考は通過しづらいものですし、そして、万が一入社できたとしてもミスマッチになる可能性が非常に高くなります。

自分に合う企業を見つけるためには、そもそも自分が何が好きで何が得意な人間かを、自己分析して言語化しておく必要があります。
自己分析をしていないと、手当たり次第企業の選考を受けることになってしまい、本当に力を入れるべき企業の対策などに時間を費やせなくなってしまいます。

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今すぐにできる自己分析方法を紹介!

自己分析の重要さを把握していただいたところで、早速自己分析をしてみましょう!ステップは下記の通り。

  • STEP①:外部ツールで自分を可視化してみよう!
  • STEP②:幼少期〜今までの出来事を洗い出そう!
  • STEP③:過去の出来事を「なぜ」で深掘りしよう!
  • STEP④:それらを文字に書き起こしてまとめ、客観的に見てみよう!

STEP①:外部ツールで自分を可視化してみよう!

自分の頭の中だけで自己分析しようとすると、すぐに行き詰ってしまい、疲れてしまいます。そして自己完結すると、主観的な自己分析しかできません。それらを回避することで、深みのある自己分析ができるようになります。
世の中には、自己分析ツールなるものが多数存在しています!それらは自分がどんな人間かを可視化してくれます。

おすすめはOfferBoxに登録すると受けられるようになる「AnalyzeU+」です。無料でかなり細かい診断が受けられます。

『AnalyzeU+』では28の項目について分析できます。経済産業省が定めた『社会人基礎力』と『次世代リーダー力』という、いわば『今後活躍する社会人なら持っておきたい能力25項目』の他、役割思考タイプ、認知・思考スタイル、職種適性を分析できます。
加えて、『あなたの強み』『あなたの弱み』を把握することができるので、客観的な自己判断が容易にできてしまいます。

『AnalyzeU+』について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。

STEP②:幼少期〜今までの出来事を自己分析シートを使って洗い出そう!

適性検査受験で得られた『自分の強み』『自分の弱み』を形成しているのはどんな体験なのでしょうか?
モチベーショングラフと呼ばれる、自己分析シートを使い整理してみましょう。
モチベーショングラフを作ることによりわかるのは、自分のモチベーション向上の要因、定価の要因です。この満足度向上の要因と低下の要因を知ることによって、自分はどんな環境が好きなのか、どんな時に頑張れるのか、といった自分の環境を導き出すことができる。それにより、企業選びの軸を作りだすことができます。

例を挙げると、モチベーショングラフを作成することにより、自分は年齢や経験に関係なく、自発的に意見や行動を起こせる環境が好きだと分かった場合。
「経験や経歴に囚われず、若手にも積極的に機会を与えるフラットな社風」といった企業選びの軸を置くことができます。

こちらのモチベーションチャートはこちらからダウンロードできます。

STEP③:過去の出来事を「なぜ」で深掘りしよう!

次に行うのは、洗い出された経験の深掘りです。モチベーショングラフにより、自分のターニングポイントや意思決定タイミングが明らかになっていると思います。
次は、一つの出来事に、最低でも5回以上は「なぜ?」を繰り返してみましょう。

例:『中学の時、数ある部活の中からアメリカンフットボール部を選んだ』

→なぜ?
簡単に全国一位になれる競技だと思ったから。→なぜ全国一位になりたかったの?
サッカー、野球だと経験者が多く目立てないと思ったから。→なぜ経験者が多いと目立てないの?抜く気は無かったの?
常に褒められたいという気持ちが強かったから。→なぜ常に褒められたい性格になったの?
6歳下の才能溢れる弟に常に先を越されている劣等感があるから。

 

→なぜ弟に劣等感を覚えるの?
小さい頃は毒舌な両親から褒められることが最大の喜びだったから。

このように、一つの自分の選択の中にも掘り下げると思いもよらない原体験が出てくることがあるのです。この例は私の実体験なのですが、大人になって自己分析をしてやっと自分の性格を構成する要素に気がつきました。

これを小中高大学と細かく行うだけで、自分の考え方にハッと気づかされます!!

STEP④:それらを文字に書き起こしてまとめ、客観的に見てみよう!

ここまでのSTEPで、自分がどういう時にモチベーションが上がるのか、自分の考え方は何か、少しずつ見えてきたかと思います。
それを一度、冒頭の『自己分析をする理由』に当てはめて客観的に見てみましょう。

  • 自分の進路選択を明確にする(就活軸とも呼ばれます)
  • 自分のことを他人にわかりやすく説明する

きちんとした文章にしなくても、最初は単語や箇条書きでも良いです。文字にすることが重要です。
言葉がたくさん出てきたらまた全体を見返して、共通するワードを見つけたりすることで、自己分析を深めることができますよ。

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終わりに:自己分析をしなかった私の話

記事の導入部分で、「自己分析をせずに就活をして大変な目にあった」と書きましたが、少しだけその話を書かせてください。

当時の私は、自分がどんな人間か、自分の判断軸がどうなっているかを何も捉えられていませんでした。その結果、周りにどう見られるかだけを気にしてしまい自分に合った就活をできずにいました。

人と違ったことだけしていたら面白がってくれるだろう。そんな思いで周りが受ける企業はほとんどエントリーすらせず、軽い気持ちでテレビ局ばかり受け出しました。
もちろんそんな甘い考えの私はどこの会社にも引っかからず、最終的には小さなテレビ番組製作の会社にADとして入社。人の目線だけを気にして入社した私は激務に耐えられるモチベーションもなく、わずか4ヶ月で退職。
周りからの評価を気にしてしまっていた当時の私は、親にも友達にも打ち明けられず、家に引きこもり憂鬱な精神状態と日々戦っていました。

お金が底をつき親からは適当な理由をつけて借金をしそれも底をつきて、公園の炊き出しに並んでいる時に「これではいけない!」となんとか立ち直り、社会復帰を目指し初めて自己分析をしました。

自己分析をしたことで、「自分はこんな人間だったのか」と自分自身に驚いたことを覚えています。

そこから色々経て、今自分は自分に合った会社でとても楽しく働いています。もともとやりたかった物書きの仕事もこうやって叶えられています!

自己分析を怠った人間が、自分の選んだ道が自分に合っていないことに気がつくのは入社した後です。

あの時、ちゃんと自己分析できていたら今何をしているんだろう。
辞めた後も自己分析をしていなかったらどうなっていたんだろう。

おそらくこれを読んでいる皆さんは、これから自分の進路を選択する大きなターニングポイントに差し掛かることでしょう。

自己分析にかけるその数時間で、未来の自分の選択が変わるかもしれません!

この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。
素敵な就職活動になることを心から祈っています!

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「サマーインターンシップには参加したほうがいい?」
「参加のメリットをいまいち理解できない」

大学の夏季休暇に合わせてサマーインターンシップの参加を考えている人や、これから就職活動を始めようとしている人の中には、このような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

サマーインターンシップは業界や企業への理解を深めるのに役立つイベントですが、参加目的が曖昧なままでは経験をうまく就職活動に活かせません。経験を最大限に活かすためには、まずはサマーインターンシップの特徴や参加のメリットを理解することが大切です。

この記事では、サマーインターンシップの概要から参加のメリット、必要な準備、注意点まで解説していきます。具体的な探し方も紹介するので、サマーインターンシップに興味をもっている方はぜひ参考にしてください。

OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。 プロフィールを見て、あなたに興味を持った企業から直接オファーが届くので、効率よくインターンシップを探すことができます。 また、累計登録企業数は約20,423社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されています。 ぜひ、ご活用ください。
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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

サマーインターンシップとは

サマーインターンシップとは、大学生の夏季休暇にあたる8~9月に実施されるインターンシップのことです。1日完結型のプログラムから1週間〜1か月の短期集中型まで、形式はさまざま。学生がスケジュールを確保しやすく、多くの企業がこの時期に開催します。

実際、内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」によれば、23卒学生のうち77.1%が参加しており、ほとんどの学生がインターンに関心を持って行動している状況です。

(引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」

選考対策や業界理解の一環として、サマーインターンは今や就活準備に欠かせないステップとなっています。

25卒から採用直結型インターンシップが公認に

2025年卒の学生が対象となるインターンシップから、一定の条件を満たせば「採用直結型」として企業が学生情報を採用活動に活用できるようになりました。文部科学省・厚労省・経産省の3省合意による制度見直しによるものです。

例えば、5日以上の就業体験や社員からの指導・フィードバックがあるインターンでは、広報・選考開始後に学生情報を活用できるようになります。学生にとっては、実際の仕事を体験しながら企業理解を深め、選考の一部免除など選考を有利に進められるチャンスにもなります。早期に内定を目指す学生にとって、参加価値の高い制度と言えるでしょう。

サマーインターンシップの内容

サマーインターンシップは企業によって実施形式が異なり、オンライン・対面の両方で行われています。最近ではオンライン形式が主流ではあるものの、対面での開催も年々増加しており、社員との直接的な交流や職場の雰囲気を体感できる機会として注目されています。

プログラム内容は、業界や企業理解を深める説明会型から、実際の業務に関わる実践型まで幅広く、就業体験を通じて自分に合った働き方や企業を見極める貴重な場となっています。

サマーインターンシップのスケジュール

サマーインターンシップが開催されるのは8~9月頃ですが、参加者の募集や選考はそれより数ヶ月前から始まります。「参加しようと思ったら募集が締め切られていた…」という失敗を避けるため、早めの準備を心がけましょう。

スケジュールは企業によってさまざまですが、おおむね以下のような流れで進んでいきます。

【サマーインターンシップのスケジュール】

  • 2025年4~5月:サマーインターンシップの情報が公開。早い企業では募集開始・エントリーシート提出
  • 2025年6月:本格的にインターンシップの募集開始・エントリーシート提出
  • 2025年7月:参加選考
  • 2025年8~9月:インターンシップ開催

サマーインターンシップ以外にも、秋・冬にもインターンシップが開催されます。サマーインターンシップ同様に、25卒から採用に直結していくので、積極的に参加することをおすすめします。

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サマーインターンシップの参加時期・申し込み時期

サマーインターンシップの実施時期は、先述した通り主に大学3年生や大学院1年生の夏休みにあたる7月〜9月が中心で、参加する学生も多い傾向にあります。最近は大学院1年生の参加率が高まっており、就職活動の早期化が進んでいます。

インターンへの申し込みは、早い企業では4月〜6月ごろから始まるため、参加を検討している場合は春のうちに情報収集を始めておくのが安心です。エントリー締切が早い企業もあるため、スケジュールには余裕を持って行動しましょう。

(引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」 インターンシップの参加時期)

サマーインターンシップに参加するメリット

サマーインターンシップには、業界や企業の情報を集められること以外にも、多くの参加メリットがあります。参加の意義をいまいち見出せない方は、以下に紹介する3つの利点を参考に、サマーインターンシップへの参加を考えてみてください。

早めに就活の準備ができる

1つは、早めに就職活動の準備ができることです。サマーインターンシップは3月の情報解禁の半年以上前に開催されるため、そこでの経験が本選考に活かせます。

例えば、サマーインターンシップを通じた就業体験は、自分の適性の確認や業界研究の深掘りに繋がります。また、サマーインターンシップ参加に向けて、エントリーシートの作成や、面接の練習をした経験は本選考にも大いに役立つでしょう。

このように、選考対策の練習をできるのがサマーインターンシップに参加するメリットです。

選考で有利になる

短期インターンシップが中心のサマーインターンシップですが、本選考に直接影響するものも少なからず存在します。サマーインターンシップに参加することで、本選考を有利に進められるのがメリットです。

先ほどもお伝えしたとおり、条件を満たせば、25卒からインターンシップで取得した個人情報を本選考で利用できるようになり、より本選考とインターンシップの結びつきは強くなりました。早めに内定を貰いたい人や、志望企業が明確な人にとっては、特に大きなメリットがあります。

27卒のインターンシップの開催時期や、最新の活動状況についてはこちらの記事を参考にしてください。
27卒のインターンシップ|開催時期や最新の活動状況・探し方

多くの企業と接触できる

多くの企業と接触できるのも、サマーインターンシップに参加するメリットです。なるべく多くの企業のインターンシップに参加することで志望先の選択肢を増やせるほか、本選考を有利に進められる企業と繋がりを作れます。

特にサマーインターンシップは、秋・冬インターンシップと比べて開催企業が多く、夏期休暇中は常にどこかの企業が開催しているのが特徴です。志望先がまだ明確でない場合、短期間で直接企業から情報を集めるには最適な手段と言えます。

仕事に対する意欲が高まる

サマーインターンシップに参加することで、実際の仕事内容や業界について具体的に理解できるため、仕事に対する意欲が高まるのもメリットです。特に5日以上のインターンでは、業界・職種理解や仕事内容の把握、企業の雰囲気の体感など、さまざまな面から企業について知ることができます。

また、自分の将来設計を考えるきっかけになったという学生も多く、仕事に対して前向きな気持ちが芽生えるきっかけにもなります。

(引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」 インターンシップと呼称されるものに参加して感じた効果)

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サマーインターンシップの種類

サマーインターンシップは特徴によって大きく3つに分けられます。タイプごとの特徴を知り、自分の目的と状況にどのサマーインターンシップが最も適しているか考えてみましょう。

セミナー型(短期)

セミナー型は会社説明を中心に実施する形式です。企業についての理解を深めてもらうことを目的にしているため、期間は短く、ほとんどが1~3時間程度で終了します。

気軽に短時間で参加できるのがメリットですが、自己PRの機会をあまり得られないのがデメリットです。選考に直結するケースは少ないため、企業へのアピールには向いておらず、どちらかというと業界・企業の特徴を把握するのに向いています。

プロジェクト型(短期~中期)

プロジェクト型は複数人でグループを作り、ディスカッションや商品企画などをおこなう形式です。セミナー型より期間は長く、複数日から1~2週間ほど継続して課題に取り組むインターンシップも見られます。

参加のメリットは、実際の業務に関連する課題を体験できることです。チームメンバーと関係性を築く方法や資料の作成方法、プレゼンテーションの方法など、プロジェクトの基本的な進め方について学べます。

実務型(短期~長期)

実務型は、実際に企業の職場で就業体験する形式です。期間は1日で実施するものから、長いものであれば1ヶ月以上継続して参加するケースもあります。

特に、長期インターンシップとなると有給で実施されるものが多いうえ、入社後に携わることになる業務について深く理解できます。期間が長い分、参加できる企業は限られていますが、実際の業務を経験できるのが大きなメリットです。

また、長期インターンシップに参加した学生を採用する意向が強い企業は元々多くありましたが、25卒で採用直結型インターンシップが解禁されたことから、さらにその傾向は強くなると考えられます。実務型の長期インターンシップに参加できる機会があれば、積極的に挑戦してみましょう。

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サマーインターンシップに参加するまでの流れ

サマーインターンシップに参加するまでの流れは、大きく4つのステップに分けられます。「参加してみたいけど何から手をつけるべきか分からない」という方は、以下のステップで準備を進めていきましょう。

①興味のある業界・企業を探す

まずは、自分の興味のある業界や企業を洗い出してみましょう。この段階では、実際に本選考に進むかを考える必要はなく、「もしかしたら自分に合っているかも」「何となく楽しそう」といった基準で探してOKです。

長期インターンシップとなると参加のハードルは高くなりますが、短期インターンシップであれば気軽に参加しやすいでしょう。仮にイメージと違ったとしても、それはそれで志望先を絞ることに繋がるため、まずは視野を広げて業界・企業を探していきましょう。

②インターンシップを探す

興味のある業界・企業を洗い出せたら、自分の興味関心に合うインターンシップを探していきます。インターンシップの具体的な探し方については、後述の内容を参考にしてください。

インターンシップは業界や職種で選ぶ方法のほか、形式で選ぶ方法も効果的です。例えば、業界の基本情報を集めたいならセミナー型、他の学生と交流を図りたいならプロジェクト型といったように、自分の目的に合わせて探してみましょう。

③インターンシップの選考を受ける

インターンシップによっては、書類審査や適性検査、面接などの選考があります。参加できる人数は限られているため、事前選考のあるインターンシップに参加するには選考対策が不可欠です。

サマーインターンシップの場合、早い企業では4~5月に必要書類を提出しなければなりません。直前に準備を始めてはESや面接の対策が間に合わないため、2023年4月以前から少しずつ準備を進めておきましょう。

④インターンシップに参加する

インターンシップ応募後、選考がある場合は選考通過後に当日の詳細が連絡されるので、当日は忘れ物や遅刻することなく参加しましょう。前述の通り、25卒からは採用直結型インターンシップが解禁されるため、既に本選考はスタートしているものと考え、選考本番と同じ気持ちで臨みましょう。

特に、長期インターンシップは、自分の第一印象を決定する重要な顔合わせの機会です。参加中の言動に注意するのはもちろん、服装や髪型など、細かな点までしっかりと気を配りましょう。

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サマーインターンシップの探し方

ここからは、実際にサマーインターンシップを探す方法を4つ紹介します。自分の目的に合ったサマーインターンシップを効率的に見つけるため、複数の方法をうまく組み合わせて探していくのがおすすめです。

①新卒オファー型就活サイト

就職活動にまだ慣れていない方には、新卒オファー型就活サイトで探す方法がおすすめです。自分の興味関心がよく分からない状態でも、オファー型のサイトであれば、声をかけてもらった企業の中から最適なサマーインターンシップを見つけられます。

例えばOfferBoxでは、大手からベンチャーまで幅広い企業からオファーをもらえます。オファーからインターンシップの参加や本選考に繋がっていく可能性もあります。

就職活動にまだ慣れていない方も、OfferBoxのプロフィールを埋められるように自己PRやガクチカを作ることから就職活動を始めてみるのもおすすめです。ぜひ活用してみてください。
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②就活ナビサイト

サマーインターンシップに関する情報をまとめて得るには、就活ナビサイトが効果的です。多くの情報が掲載されている就活ナビサイトであれば、短期から長期まであらゆるサマーインターンシップの情報を集められます。

受動的に情報収集できる新卒オファー型就活サイトに対し、就活ナビサイトは自分で情報を集める必要があります。膨大な情報の中から必要な情報を探し出す難しさがあるため、新卒オファー型就活サイトとセットで利用するとよいでしょう。

②企業のホームページ

気になる企業がある場合は、その企業のホームページからサマーインターンシップを探す方法がおすすめです。直接募集をかけている企業であれば、効率的に情報を集められます。

企業のホームページから直接探す方法の利点は、インターンシップや企業の魅力をより詳細に知ることができる点です。様々な企業のインターンシップ情報が掲載されているサイトでは、掲載できる項目や形式が決まっています。

個別企業のホームページでは、より詳細な内容やコンセプトが掲載されていることがあるため、インターンシップの目的や魅力を知りたい方は、企業のホームページを見てみることをおすすめします。

③合同説明会やWeb説明会

合同説明会やWeb説明会で、企業のインターンシップを案内している場合があります。合同説明会やWeb説明会では、各企業の社員の方から企業紹介を聞くことができるため、企業の空気感も知ることができます。また、質疑応答の時間が設けられていることも多く、ネット上に掲載されていないことも聞ける可能性があることもメリットです。

ただ、企業説明を目的としていることも多く、参加する際はまとまった時間が必要なため、インターンシップの情報を効率的に収集したい人にはあまり向いていません。

これまで興味関心のなかった業界・企業にも視野を広げて志望先を考えたい方はぜひ参加してみてください。

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サマーインターンシップ参加前の準備

サマーインターンシップの参加にあたっては、しっかりとした準備が必要です。特に、インターンシップ参加の目的は必ず明確にしておきましょう。

インターンシップ参加の目的が曖昧なままだと、得られるものも得られなくなってしまいます。そのため、まずは業界研究や企業研究、自己分析をしたうえで、参加の目的を明確にしてインターンシップに臨みましょう。

また、ここでは参加時に留意すべきマナーについても紹介しますので、参考にしてください。

業界研究・企業研究

インターンシップに参加するからには、最低限の業界・企業知識を身につけておく必要があります。業界の役割や企業の事業内容などの基本情報はもちろん、主力サービス・商品、直近の動向についても目を通しておきましょう。

業界研究・企業研究をするのには、インターンシップの経験を最大限就職活動に活かす目的があります。事前に調べておけば分かることをインターンシップでわざわざ質問するのは非常にもったいないため、自分で集められる情報はきちんと集めてから臨みましょう。

こちらの記事を参考に、業界研究・企業研究をしてみましょう。
就活における企業研究のやり方を徹底解説!まずは何から始めるべき?
【就活の業界研究の目的ややり方】よくある質問にも回答

自己分析

インターンシップには、自己分析をして、強みや弱みを明確にしたうえで参加しましょう。

インターンシップ参加の際は、「自分のこんな強みを発揮しよう」「この弱みを改善できるように取り組もう」などとテーマを決めることで、インターンシップから得られる学びが多くなります。自分なりのテーマや目標をインターンシップごとに設定しましょう。
自己分析を進める際は、自己分析ツールを使って客観的な視点を取り入れるのがおすすめです。例えば、無料で利用できるOfferBoxの適性診断「AnalyzeU+」では、詳細な診断結果をもとに強みと弱みを明らかにできます。

自己PRやガクチカで伝えるアピールポイント探しにも役立つため、自分の強みがよく分からない方はぜひ活用してみてください。
無料の自己分析ツール、適性診断AnalyzeU+で、企業も納得の自己PRをつくる方法

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ビジネスマナーを知る

企業と直接交流できるインターンシップは、いち社会人として参加するイベントとも言えます。学生同士のコミュニケーションと同じ感覚で臨んでは失礼にあたるため、あらかじめビジネスマナーを勉強しておきましょう。

ビジネスマナーに関しては、書籍を購入する方法もありますが、Web上に掲載されている情報だけでも十分にポイントを押さえることができます。服装のマナーについては、予め準備しておくべきものもあるので、早めに確認しましょう。

就活のメールや服装、面接時のマナーについてはこちらの記事を参考にしてください。
就活メールの送り方|マナーや例文・テンプレを紹介
新卒の就活面接マナー|入退室から服装や持ち物、言葉遣いまで紹介

サマーインターンシップに関する注意点

参加のメリットが多いサマーインターンシップですが、いくつかの注意点もあります。貴重な経験をうまく就職活動に活かすために、以下の3つの点に注意しながらサマーインターンシップに臨みましょう。

目的が曖昧なまま参加しない

就職活動において目的意識は非常に大切です。他の学生が参加しているからと、何となく参加するのではなく、明確な目的をもってサマーインターンシップに参加しましょう。

まず、インターンシップの選考段階で目的が曖昧なままだと、不合格になってしまう可能性が高いです。参加前に「なぜその企業のサマーインターンシップに参加するのか」を明確にしておきましょう。

仮に目的が曖昧なまま参加できたとしても、インターンシップで十分な学びが得られなくなります。また、選考直結型インターンシップの場合、「なんとなく」で参加した学生に企業は魅力を感じず、ネガティブな印象を与えてしまう可能性もあります。。

目的が明確であれば、ESや面接で伝える参加理由に説得力が生まれ、選考突破の可能性が高まります。

インターンシップの参加目的については、こちらの記事で解説しています。
インターンシップの目的とは?目的の決め方や重要性を解説

参加後のお礼メールを忘れない

インターンシップ参加後は、忘れずにお礼メールを送りましょう。

ただお礼を伝えるのではなく、インターンシップを通したことで学んだことを盛り込むことがポイントです。目的はあくまで感謝を伝えることですが、自分自身がインターンシップの学びを言語化する機会になりますし、場合によっては経験から学びを得る力をアピールできるかもしれません。

ただし、多数の学生に向けて短時間で開催される「セミナー型」のインターンシップでは、基本的にお礼メールは不要です。お礼メールを送った結果、かえって相手に負担をかけてしまうケースがあるため、インターンシップの種類に応じて柔軟に対処しましょう。

インターンシップ関連のメールの書き方とマナーは、こちらの記事を参考にしてください。
【例文付き】インターン参加前後に送るお礼メールの書き方とマナー

予定を詰めすぎない

張り切って日程を詰める学生が稀に見られますが、日程を詰めすぎると、各インターンシップの内容の振り返りをする余裕がなくなってしまいます。振り返りができないと、その後の就職活動にインターンシップでの経験を生かせず、「ただ参加しただけ」になってしまいがちです。

また、単純に忙しさで疲れてしまい、志望度の高い企業のインターンシップで全力を尽せなくなってしまうこともあります。。

事前選考のあるインターンシップの場合は、予定が詰まっていることで、面接日程を調整できない恐れもあります。

振り返りや、他の予定をいれるゆとりを持ちつつ、スケジュールを調整しましょう。

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サマーインターンシップに関してよくある質問

最後に、サマーインターンシップに関するよくある質問にお答えします。参加社数の目安や給料の有無など、疑問に感じる点をしっかりと解消してから参加しましょう。

サマーインターンシップは参加するべき?

スケジュール上どうしても参加できないなら仕方ありませんが、そうでないなら基本的に参加しましょう。参加しないメリットよりも、参加するメリットのほうが遥かに多いためです。

特にサマーインターンシップは、選考に直結するものが多いインターンシップです。本選考を有利に進めるためにも、特別な事情がない限りは参加するようにしましょう。

サマーインターンシップは何社ぐらい参加すればいい?

理想は5~8社程度です。1つの企業に参加するだけでは情報の比較をできないため、なるべく多くの企業と接触し、魅力に感じた点や不満に感じた点を比べながら業界・企業研究を進めていくことをおすすめします。

ただし、多すぎて予定を詰めすぎないように注意してください。例えば、5社の長期インターンシップに参加するのはスケジュール的に厳しいため、長期インターンシップ1社、短期インターンシップ4社というようにバランスよく参加するのが大切です。

サマーインターンシップは給料が出るの?

セミナー型やプロジェクト型のような短期インターンシップは企業理解を目的にしているため、基本的に給料は出ません。ただし、実務型の長期インターンシップとなると、有給で実施されるケースが見られます。

より実際の業務に近い感覚で臨める、報酬ありのサマーインターンシップに参加したいのであれば、求人情報サイトで「報酬あり」「有給インターン」などと検索してみましょう。

ただ、報酬の有無でインターンシップを選ぶことはあまりおすすめしません。今得られる報酬よりも、インターンシップを通して得られる学びや成長のほうが将来的に価値が高くなることもあります。自分がインターンシップに参加する目的と照らし合わせてインターンシップを選びましょう。

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まとめ

以上、サマーインターンシップの概要や参加のメリットを紹介しました。

多くの参加メリットがあるサマーインターンシップですが、目的が曖昧なまま参加しては、経験をうまく就職活動に活かせません。選考突破も難しくなるため、参加する場合は、その企業のサマーインターンシップを選んだ理由を明確にしておきましょう。

開催は大学3年生の8~9月頃ですが、情報公開や募集開始はその数ヶ月前の4~5月頃からスタートします。重要な情報を見落とさないために、サマーインターンシップに向けた準備は後回しにせず、早めに取りかかりましょう。

就活で多くの学生が参加するインターンシップ。インターンシップは基本的に年中募集がありますが、大学3年生の12月~2月に行われる「冬のインターンシップ(ウィンターインターンシップ)」をご存知でしょうか。

本記事では、「夏も参加したけれど、冬のインターンシップも参加したほうがいい?」「夏のインターンシップとの違いは?」など気になっている方に向けて、冬のインターンシップの特徴やプログラム内容、参加するメリット、参加の注意点などを詳しく解説します。

冬のインターンシップへの参加を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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冬インターンシップ(ウィンターインターンシップ)とは

冬のインターンシップ(ウィンターインターンシップ)とは、12月~2月に開催される冬期のインターンシップです。インターンシップは、夏のインターンシップ(サマーインターンシップ)、秋のインターンシップ(オータムインターンシップ)など時期によって多数の募集があります。その中でも冬のインターンシップは、採用の本選考直前の期間ということもあり、本選考に繋がりやすいインターンシップの時期です。

冬のインターンシップの参加者やスケジュール、参加目的、内定との関係について詳しく紹介します。

対象者

冬のインターンシップ対象者は、主に大学3年生です。夏と秋のインターンシップの経験を通して、改めて冬のインターンシップに参加する学生も多くいます。冬のインターンシップは本選考直前の時期に開催されるため、就活前最後のインターンシップとして大学3年生が多く参加します。

企業によっては、参加対象者を限定している場合もありますが、大学1年生、2年生でも参加可能な冬のインターンシップもあるため、参加してみたい学生は募集要項をチェックしてみましょう。

スケジュール

冬のインターンシップは、12月~2月の間に実施されます。長期プログラムもありますが、1日や数日~1週間程度の短期プログラムが多い傾向にあります。12月~2月はテスト期間にあたる学生も多いかと思いますので、短期プログラムであれば学業とも両立しやすいでしょう。

募集期間は、開催直前の10月~12月で、ほぼ同時期にインターンシップに参加するための選考もおこなわれます。秋のインターンシップに参加する方は、冬インターンシップと応募時期が被る可能性もあるため気をつけましょう。募集期間や選考期間については、企業によって異なるため詳しいスケジュールは企業の公式サイトや就活ナビサイトでご確認ください。

学生の参加目的

冬のインターンシップは、夏や秋と学生の参加目的に違いが出てきます。

夏のインターンシップの際は「業界研究」として参加する学生が多いですが、冬インターンシップは選考直前ということもあり、参加する企業の内定を目指す学生が多くなります。
「就業体験」のインターンシップから、「選考」を意識したインターンシップへ学生の目的は変化するのが特徴です。しかし、企業によってインターンシップの内容は異なるため、自分の目的にあったプログラムを選ぶことが大切です。

早期内定の有無

冒頭でも説明しましたが、冬のインターンシップは本選考が始まる直前に開催されます。そのため、インターンシップへの参加が、選考に有利になる可能性が高まります。企業によっては、インターンシップに参加した学生は一次選考をスキップできたり、インターンシップでの活動を評価して内定を出したりする場合があります。

「インターンシップへの参加は選考に関係ありません」と企業から説明されても、選考を意識してインターンシップに参加することに損はありません。採用担当者にアピールできる機会でもあるため、冬インターンシップを有効活用することは内定への近道ともいえます。

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冬インターンシップに参加するメリット

冬だけでなく、夏や秋にも開催されるインターンシップ。自分のタイミングの良い時期に参加してももちろん良いですが、冬のインターンシップならではの参加メリットがあります。

参加学生の本気度が高い

夏と秋のインターンシップではまだ志望軸が決まっていない学生が、やりたい仕事や業界を見つけるためにインターンシップに参加するケースも多いです。一方、冬のインターンシップでは、志望する業界や職種をある程度絞り込んで参加する学生が増え、就活に対する本気度が高くなると考えられます。

就活に集中している雰囲気の中でインターンシップに参加すると、ほかの学生から刺激を受けられたり、学生同士で濃い情報を交換できたりする可能性もあるでしょう。

本選考に影響が出やすい

冬のインターンシップは、就活本番シーズンの直前に開催されます。そのため、企業側も本選考を意識したプログラムを組んだり、選考を兼ねて学生を見極めようとしたりする可能性が高いです。

早期選考の案内や早期内定に繋がる場合もあるため、冬のインターンシップは内定獲得のために積極的に参加したほうが良いでしょう。

夏・秋までは学業などに集中できる

大学3年生の夏や秋頃は、まだ部活動やサークルを引退しておらずインターンシップへの参加が難しい学生も多くいます。冬は部活動やサークル活動、学業も落ち着いてくる時期のため、インターンシップに参加しやすいメリットがあります。

しかしながら、夏のインターンシップの方が、開催企業やプログラムは多いです。スケジュールの調整ができる方は、冬のインターンシップだけに絞る必要はありません。夏は1dayや短期インターンシップで幅広く参加しておいて、冬のインターンシップでは志望する業界・企業のみ参加しても良いでしょう。

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冬インターンシップに参加するときの注意点

順調に就活を進めるために、冬のインターンシップに参加する際の注意点を紹介します。

頻出質問の回答や基本の準備を念入りに

冬のインターンシップに参加する前に、就活の基本準備をしておきましょう。特に、面接の頻出質問である志望動機、自己紹介、自己PR、ガクチカなどは早めの準備がおすすめです。冬インターンシップが終わると、すぐに本選考の時期に突入するため、ゆっくりと振り返って準備をする時間が取りづらい可能性があるためです。

また、冬のインターンシップ中に本選考を案内してもらった場合、基本の準備ができていないと、せっかくのチャンスを活かしきれない可能性もあります。インターンシップ後の本選考を意識して、念入りな準備をしてから参加するよう心がけてください。

なお、就活の基本準備については下記の記事をご覧ください。
就活の自己紹介|面接や動画で1分・3分にまとめるコツや例文を紹介
一次面接の質問集|対策や回答例、質問数なども解説

早めにエントリーをする

冬のインターンシップは、夏や秋のインターンシップと比べてエントリー数が増えることが予想されます。志望する企業のインターンシップに参加するためにも、インターンシップのスケジュールをチェックして早めにエントリーしましょう。

また、選考があるインターンシップの場合、エントリー順に選考をおこなう場合があり、締切前に参加者が決まってしまうこともあります。締切の期日ギリギリにエントリーするのではなく、何事も余裕を持った早めのエントリーが鉄則と考えましょう。

就活軸を定めてエントリーする

冬のインターンシップは、1日や数日間の短期プログラムが多く、複数のインターンシップに参加しやすいですが、就活軸を定めて絞り込んでからエントリーしましょう。やみくもにエントリーをすると、スケジュール管理も大変になりますし、自分の就活の軸に合ってない企業のインターンシップに参加をしても、結局入社しないため、意味がありません。

「この業界は積極的に受ける」「こんな特徴の企業を探す」など就活軸を定めて、ある程度の企業に目をつけておきましょう。スムーズに就活を進める手段にもなるので、自己分析をして就活の軸は早めに定めておきましょう。

次の記事では、業種・職種別に就活の軸の例を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
【就活の軸の例一覧36選】自己分析との関連性や業界・職種別に紹介

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冬インターンシップの探し方

自己分析をして就活の軸を定めたら、冬のインターンシップを探しましょう。これまで述べたように、冬のインターンシップはエントリー数が増えるため、早めのエントリーがおすすめです。特に、志望度の高い企業はあらかじめよく調べてエントリーの準備をしておきましょう。

冬のインターンシップは、就活ナビサイトや、インターンシップ合同説明会、企業のホームページ、SNS、大学のキャリアセンターなどから探すことができます。インターンシップのエントリー開始の時期は企業によって異なるため、こまめに各サイトなどをみて探しておきましょう。

また、OfferBoxに登録すれば、企業から冬のインターンシップのオファーが直接届くこともあります。この機会にぜひ登録してみてください。

インターンシップの詳しい探し方はこちらの記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。

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内定直結型でなくても積極的にインターンシップに参加しよう

冬インターンシップは本選考に繋がるインターンシップのタイミングです。ほかの学生の本気度も高まり、エントリー数も増えるため早めの準備が大切です。志望動機や自己PRなど基本準備も念入りにして、インターンシップのエントリー時期についても早めに調べておきましょう。

内定に直結するプログラムでは無くても、本選考に有利になったり、ほかの学生と交流できる良い機会です。積極的に冬のインターンシップに参加をして、内定獲得に近づきましょう。

「理系もインターンシップに参加する必要ってあるの?」「理系がインターンシップに参加するメリットは?」と悩む理系学生は多いのではないでしょうか。インターンシップに参加してみたいものの、忙しい学業と両立できるプログラムの探し方がわからない方もいるでしょう。

この記事では、理系学生のために理系インターンシップの特徴やインターンシップに参加するメリットをはじめ、インターンシップの探し方から選び方、プログラム例をご紹介します。理系インターンシップの特徴を理解して、就職やその後の進路選びにも繋がるインターンシップに挑戦してみましょう。

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理系の就活生はインターンシップに行くべき?行かない理由とは?

理系の就活生にとって、インターンシップは企業研究や職種理解の貴重な機会です。特に技術職や研究開発職を志望する場合、実務のイメージを掴めるうえ、面接時のアピール材料にもなります。

一方で、研究や実験が忙しく「時間が取れない」「選考準備が間に合わない」といった理由で参加を見送る学生も少なくありません。しかし最近は1dayやオンライン型など多様な形式が増えており、短時間でも得られる学びは大きいです。無理のない範囲で参加を検討しましょう。

本記事では理系学生がインターンに参加する目的やメリットについて詳しく解説していくので、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。

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理系の就活生がインターンシップに参加する目的

2024年卒の学生を対象にしたマイナビの『マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月)』では、インターンシップに参加する目的は「どの業界を志望するか明確にするため」が最多でした。先輩達のインターンシップに参加する目的について詳しく紹介します。

どの業界を志望するか明確にするため

理系男女ともに、多くの学生がインターンシップへの参加を通して志望業界を明確にしたいと考えています。これは、文系でも最も多い目的でした。

文理ともに就活の一歩として、志望する業界を明確にするためにインターンシップは有効です。興味のある業界や、志望する業界の現場をインターンシップで伺うことができます。業界のリアルな雰囲気を知ることで、この業界で働くイメージができるのか見極めることができます。

どの職種を志望するか明確にするため

業界だけでなく、どの職種にするか明確にすることもインターンシップ参加目的として多い回答です。理系学生は、研究している内容を志望職種にする人も多いですが、インターンシップを通して改めて職種を考える理系学生も少なくありません。そのため、「学部・学科でこの研究・勉強をしているから」と、勉強している内容で職種を決める必要はないでしょう。

インターンシップに参加する学生の多くは、就活中にいろいろな情報を得ながら志望する職種を絞り込んでいきます。インターンシップに参加をしてから、じっくりと志望する職種を決めることも就活の手段です。

視野を広げるため

理系学生は研究や課題が忙しく、ゆっくりと将来のキャリアについて考える時間が取りづらい場合があります。インターンシップに参加をすることで、研究や課題から離れて、将来のキャリアについて考える時間がつくれます。

また、インターンシップはさまざまな仕事を体験し、多くの業界を知るチャンスです。応募を考えていなかった業界に興味を持ったり、知らなかった職種と出会ったりなど、新たな気付きを得られます。理系以外の分野のインターンシップに参加することもおすすめです。視野を広げ、キャリアの選択肢を広げる機会になります。

特定の企業のことをよく知るため

理系学生の中には、志望する業界や職種、企業先を決めている人や、興味のある企業があるけれど迷っている人もいるでしょう。採用サイトや企業のホームページだけでは、実際の現場の様子が分からないものです。
もっと知りたいと思う企業がある人は、インターンシップへの参加がおすすめです。インターンシップに参加することで、企業の日常風景を見たり、先輩社員から話を聞くことができたり、よりリアルな情報を得ることができます。

自分が何をやりたいのか見つけるため

そもそも何をやりたいのか決まっていない、悩んでいる理系学生にとって、インターンシップは絶好の機会です。やりたいことが見つかっていないからこそ、インターンシップでさまざまな業界、職種に触れてみましょう。

インターンシップは就活の一環ではありますが、仕事体験の場でもあります。インターンシップでの行動が内定に必ずしも繋がると身構えすぎず、自分の経験の一つと捉えて、興味をもったプログラムにはどんどん参加してみると良いでしょう。
そして、インターンシップで実際の業務体験をしたり、企業の中を自分の目で確かめたりしながら「やりたいこと・やりたくないこと」を整理してみましょう。

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理系がインターンシップに参加するメリット

インターンシップ参加のメリットは文理で大きな違いはなく、忙しい理系学生でもインターンシップに参加するメリットは多数あります。下記に、インターンシップに参加するメリットをまとめました。

志望業界・企業探しができる

さまざまな業界、企業を知ることができるインターンシップは、志望する業界・企業探しができます。インターンシップを通して、興味のある業界や自分に適した職種が見つかる可能性は高くなります。

研究や課題で忙しく、ゆっくりと企業探しをする時間が取れない方こそインターンシップを活用するのがおすすめです。やりたいことが見つかっていなくても問題ありませんし、多くの学生が志望業界・職種を見つけるためにインターンシップに参加しています。

視野が広がる

理系学生は研究内容に没頭する日々も多いと思います。専門的な勉強をしていると、外部との交流機会がどうしても減りがちではないでしょうか。
インターンシップに参加すると、他大学の学生と情報交換したり、先輩社員から話を聞いたりするなど視野を広げるきっかけが得られやすいのもメリットです。

実際に現場に出てみると、「イメージしていた働き方と違うな」「苦手だと思っていたけど、意外とやってみると面白い職種かもしれない」など、気付きを得る場面も出てきます。

人脈ができる

インターンシップでは、ほかの大学や、理系以外の分野を学んでいる学生との出会いも多くあります。多様な学生と交流しながら人脈が広がり、就活に役立つ情報を得られるのもメリットです。

また、インターンシップ先で関わる企業の先輩方も貴重な人脈です。先輩方の就活時のエピソードや、入社してから現在までの取り組みなど、学べることが多くあります。
インターンシップに参加し、多くの人と関わり、就活や就職後に活かしていきましょう。

就活に有利になる

インターンシップに参加した経験や、就業体験で得たスキルは就活時に採用担当者へのアピール材料になります。業界・企業のことを深く知った上で応募すれば、志望度が高いと評価されるでしょう。

また、インターンシップに参加した学生は選考が一部免除になったり、早期に内定を得られるケースもあります。本選考を進める際に有利になる場合もあるので、積極的にインターンシップへは参加してみると良いでしょう。

面接や応募書類作成の経験を積める

インターンシップの中には、参加するために選考をおこなう企業があります。インターンシップの選考で応募書類を作成したり、面接を受けたりした経験は、本選考のときに役立つはずです。

理系学生の場合は、就活本番の時期になっても研究や課題があり忙しい可能性があります。そのため、インターンシップを通してあらかじめ場数を踏んでおくのも一つの手段です。
応募書類の作成も、面接も回数を重ねるほど本番に強くなるはずです。インターンシップの選考を通して経験値を上げていけると理想的でしょう。

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理系インターンシップの特徴

数あるインターンシップの中には、理系学生を対象にしたプログラムもあります。ここでは、理系インターンシップの特徴を紹介します。

理系用の推薦枠がある

インターンシップは、自分で情報を探して応募するものが基本です。しかし、大学と企業が連携して、理系学生の推薦枠を設けて募集するタイプのインターンシップがあります。推薦枠の場合は、インターンシップのための選考を受けずに優先的に参加できる場合もあるのが魅力です。

特定の学問・分野に対する専門知識を持った理系学生を、専門職として受け入れたい、積極的に採用したいと考える企業も少なくありません。推薦枠の有無は大学のキャリアセンターで確認してみましょう。

理系限定のプログラムがある

職種によっては専門的な知識を必要とされるため、理系限定のプログラムを用意している企業があります。

エンジニア職や研究職、開発職、品質管理、インフラ系など理系学生の知識を求めている業界が多くあります。具体的には、技術コンサルティング、ゲームコンテンツの企画業務など、分野によってさまざまなプログラムに参加可能です。

志望する業界・職種を実践しながら体験できる、理系ならではのインターンシップです。

文系職種も積極的に理系就活生を受け入れている

理系学生が参加するインターンシップといえば、専門的な知識を必要とする技術職の募集が多い傾向ですが、文系職種でも理系学生の受け入れは多数存在します。

理系学生が持つ論理的思考や集中力を魅力的に感じている企業は、営業職やコンサルタントなど文系に人気の職種でも、理系学生を積極的に採用しています。

理系学生を対象としたインターンシップだけに捕われず、幅広い職種を見て選んでもよいでしょう。

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理系インターンシップの選び方

インターンシップに参加しようと思っても、多くの募集があり、どのインターンシップに応募すればいいか選び方に悩む方もいるでしょう。理系インターンシップを選ぶ際は下記の点に注意して選びましょう。

【理系インターンシップの注意点】
・学びたいことなど目的を決める
・自分の中で候補を絞りすぎない
・企業の知名度だけで応募しないS
・給料の有無だけで選ばない
・日程がかぶらないように調整する

上記の5つは、文理ともに気をつける必要があるポイントですが、理系学生は、研究室や課題の状況によって参加する期間や時期を選ぶ必要もあります。

理系インターンシップの探し方

理系学生が参加できるインターンシップをどのように見つけたらいいのか、効率的な探し方が分からない方は、下記の方法でインターンシップを探してみましょう。

  • 就活ナビサイト
  • 新卒オファー型就活サイト
  • インターンシップ合同説明会
  • 企業のホームページ
  • SNS
  • 大学のキャリアセンター

この6つが基本的なインターンシップの探し方になります。理系学生の場合は、インターンシップの募集サイトで「理系 おすすめ」「理系も歓迎」と探してみるのも効率的です。インターンシップの詳しい探し方はこちらの記事でも紹介しています。

就活ナビサイト

理系インターンの王道の探し方のひとつが、マイナビやリクナビといった就活ナビサイトです。企業名や業種、勤務地、期間、理系歓迎などの条件で検索ができるため、効率的に情報収集ができます。

また、夏・冬インターンなど時期別の特集もあるため、スケジュールに合ったプログラムを見つけやすいのも魅力です。さらに、理系に特化した「理系ナビ」や「LabBase」などの専門サイトも活用すると、研究職・開発職向けのインターン情報をピンポイントで探せます。

新卒オファー型就活サイト

OfferBoxなどの新卒オファー型サイトでは、プロフィールを登録しておくだけで企業からインターンのオファーが届くことがあります。

理系の専攻や研究内容、資格などを詳細に入力しておけば、専門性を評価してくれる企業からスカウトされやすくなります。自分から探す手間が省けるうえ、思わぬ企業との出会いがあるのも魅力です。

特にOfferBoxでは企業側は一斉送信ができない仕組みになっているため、1通ずつしかオファーを送ることができません。そのため企業は、1人ずつ丁寧にプロフィールを見て、自社のインターンシップに参加して欲しいか判断し、オファーを送ります。

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大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターでは、信頼性の高い企業のインターン情報を提供してくれます。特に理系分野では、大学と連携した研究開発型インターンや共同プロジェクト型の紹介もあるため、実践的な経験を積みたい人にはおすすめです。

個別相談も受けられるので、自分の研究や希望職種に合ったインターン先のアドバイスをもらうことも可能。長期インターンを探しているならぜひ一度相談してみてください。

理系就活生のインターンシップ参加のスケジュール

理系の就活生は、研究や授業との兼ね合いから、文系に比べて時間の確保が難しい傾向があります。そのため、計画的にインターンシップに参加することが重要です。

多くの学生は大学3年生の夏からインターンに参加し始め、冬にもウィンターインターンに参加するケースが一般的です。就活の早期化が進んでいるので、夏休みまでに1社でも経験しておくと、業界理解や自己分析が深まり、秋以降の就活準備にもつながります。

いつからインターンの準備を始める?

理系の学生がインターンの準備を始めるタイミングとしては、大学3年生の4月〜5月頃が理想です。この時期から企業の募集が本格化するため、エントリーの波に乗り遅れないよう、早めに行動しましょう。

履歴書やエントリーシートの準備、自己分析、企業研究に取り掛かることで、6〜7月の選考に余裕をもって臨めます。特に技術職や研究職志望の場合は、専攻内容と関連する業界の情報収集も並行して行いましょう。

何社に応募すべき?

インターンシップへの応募数に明確な正解はありませんが、理想は5~8社程度。インターンに参加することで得られる経験や比較対象が増えるため、複数の企業を検討することができます。

ただし、研究や講義との両立もあるため、無理のない範囲でスケジュールを組みましょう。目的や関心に応じてバランスよく応募するのがポイントです。

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理系インターンシップの特徴を押さえてプログラムを探してみよう

インターンシップへの参加は、志望する業界・職種が明確になったり、企業について詳しく知ることができたりなど、多数のメリットがあります。また、理系学生の推薦枠や理系限定のプログラムなど、理系学生が参加しやすいインターンシップも開催されています。

インターンシップを通して視野を広げることで、理系学生でも就職の選択肢が増えることも魅力です。プログラムの期間や内容も多種多様なため、状況に応じてインターンシップを探して、積極的に参加してみてください。

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