書類選考で落ちる7つの理由!通過率アップや差別化のコツも紹介

就活の書類選考(ES)に落ちてしまい、自分の学歴やスキルが否定されたように感じ、自信をなくしていませんか?

書類選考で落ちるのには明確な理由があります。理由を知って改善することで対策は可能です。

この記事では、書類選考に落ちる理由やすぐに実践できる通過率アップの方法、差別化するコツを解説します。

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新卒の書類選考で落ちる割合は企業によって異なる

書類選考の通過率は、企業の採用枠や、その年の採用状況によって異なります。そのため通過率に関して断言はできませんが、一般的に人気が高い企業ほど通過率は低くなります。

とくに低くなりやすいのは、業界最大手の企業や、誰もが一度は耳にしたことがあるような有名企業です。こうした企業には多くの応募者全員を面接する時間は取れないため、応募者の数に比例して、書類選考で落ちる人の数が増え、通過率は低くなります。

また、業界や職種によっても通過率はさまざまです。

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就活の書類選考で落ちる7つの理由

書類選考で落ちる書類には共通点があります。よくある7つの理由を解説しますので、内容類を見なおすヒントにしてみてください。

  • 書類に誤字脱字などの不備があるから
  • 企業が求める人物像とミスマッチしているから
  • 志望動機や自己PRから入社意欲が伝わらないから
  • 内容が抽象的で入社後の活躍イメージが湧かないから
  • 簡潔にまとめられていないから
  • 他の学生と差別化できていないから
  • 倍率の高い人気企業ばかり応募しているから

理由1:書類に誤字脱字などの不備があるから

書類に不備があると通過は難しくなります。例として、企業の指示を守れていないケースや、誤字脱字が目立つケースなどが挙げられます。

【よくある失敗例】

  • 必要書類が揃っていない
  • 形式があっていない
  • 企業指定の文字数・フォーマットを守れていない
  • 締め切りを守れていない
  • 鉛筆や消せるボールペンなどの消えやすい筆記具を使っている
  • 誤字脱字がある
  • 証明写真のサイズが異なる

不備が1つあるだけで必ず落ちるわけではありませんが、採用担当の印象が悪くなり、結果的に通過しづらくなってしまいます。

理由2:企業が求める人物像とミスマッチしているから

採用活動は優秀な学生を探す場であると同時に、「自社で長く活躍してくれる学生」を探しています。どれだけ素晴らしい強みを持っていても、企業の文化や価値観と合わなければ「自社では活躍できなさそうだ」と判断されてしまいます。

たとえば、チームでの協調性を重んじる企業に対し、個人の力で成果を出したことをアピールしても評価されにくいでしょう。

企業の採用サイトや募集要項に書かれている「求める人物像」のキーワード(挑戦意欲など)を調べて、自身の強みと結びつけることが重要です。

理由3:志望動機や自己PRから入社意欲が伝わらないから

どの企業にも当てはまる内容は、入社意欲が低いと判断されて落ちる可能性が高いです。採用担当者は、学生自身の経験と絡めて志望動機を語ってくれる人材を求めています。

「貴社の成長環境に惹かれました」といったありきたりな内容では、「うちじゃなくても良い」と思われてしまうでしょう。

企業独自のサービスや理念に触れ、この会社でなければならない理由を自分の言葉で語ることで、初めて本気度が伝わります。

理由4:内容が抽象的で入社後の活躍イメージが湧かないから

書類選考で落ちる原因のひとつが、強みは伝わるが入社後の活躍イメージが湧かないケースです。

採用担当者は、あなたの応募書類を読みながら「この学生がうちの会社で働いたら、どのように貢献してくれるだろうか」と具体的に想像しています。コミュニケーション能力が高いとだけ書いても、職場での活かし方をイメージしてもらえません。

「いつ、どこで、どう行動し、どのような結果になったのか」を説明すると、あなたの能力がリアルに伝わります。

理由5:簡潔にまとめられていないから

応募書類に不備がなくても、文章が簡潔にまとめられておらず、全体として何を伝えたいのかわからなければ、書類選考は通過しづらくなります。

アピールポイントを理解できず、入社後の活躍がイメージしづらいのもありますが、内容がわかりにくいと、コミュニケーション能力や、論理的思考力に欠ける印象があるからです。

文字が汚い・文章がダラダラと長すぎるのは絶対にNGですが、そのほかにも最低限、結論ファーストを意識し、ひとつの文章に複数のアピールポイントが混在しないように注意しましょう。

文章は「結論→理由→具体的→まとめ」の順番にすると、論理的な構成になります。

理由6:他の学生と差別化できていないから

内容が他の学生と似通ってしまい、採用担当者の記憶に残りにくいことも、書類選考で落ちる理由です。

人気企業には何千という応募書類が届くため、採用担当者はすべての書類を熟読する時間はありません。どこかで見たような表現やエピソードは、読み飛ばされやすくなります

そのため、自分の言葉で、自分の経験に基づいた、オリジナルのストーリーを語ることが重要です。アルバイトやサークル活動の経験でいいので、何を得てどう成長したのかまで書けるようにしましょう。

理由7:倍率の高い人気企業ばかり応募しているから

倍率の高い大手人気企業ばかり応募していると、落ちる可能性は高くなります。前述のとおり、大手人気企業は採用枠に対して応募者が多く、それに伴って優秀な人材が集まりやすいためです。

また、倍率の高い企業では、応募者全員をじっくりと面接で評価する時間を設けられません。書類選考によってある程度ふるいにかけてから面接を実施している点が、倍率の高い企業ほど書類選考の通過率が低い理由のひとつです。

いわゆる大手病の危険性と対策方法については、こちらの記事を参考にしてください。

エントリーシートで落ちる理由も知りたい場合は、下記の記事もご覧ください。

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企業が書類選考でチェックするポイント

書類選考を突破するには、まず採用担当者の視点を知ることが重要です。アピール内容が企業の評価軸とズレていると、どれだけ熱意を込めても一方通行で終わってしまいます。

採用担当者は、書類選考で次のようなポイントを見ています。

  • 基本的なビジネスマナー(例:誤字脱字がないか)
  • 自社との相性(例:企業の文化に合うか)
  • 将来の伸びしろ(例:困難を乗り越えて成長できそうか)
  • 論理的思考力(例:話をわかりやすく伝えられるか)

上記の視点を意識して、あなたの応募書類をもう一度見直してみてください。とくに自社との相性や論理的思考力は、自分では判断が難しいポイントです。

友人や家族に頼んで、「わかりにくい部分はないか」「あなたらしさが伝わるか」を確認してもらいましょう。他にも、AIに「この文章を添削して」というだけでも、改善のヒントが見つかるでしょう。

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書類選考で落ちる就活生が通過率を上げる6ステップ

ここからは、書類選考に通過するための6つのアクションを紹介します。一つひとつ着実に実行していきましょう。

  1. 自己分析で自分の強みや弱みを言語化する
  2. 企業研究で理念や求める人物像を知る
  3. 企業に合った志望動機や自己PRを作成する
  4. 自分らしさが伝わるエピソードを盛り込む
  5. 誤字脱字や日本語のミスなどをチェックする
  6. 選考のたびに書類の内容を改善する

ステップ1:自己分析で自分の強みや弱みを言語化する

自己分析によって、自分の核となる強みや価値観を、自分の言葉で表現できるようにしましょう。何から手をつければいいか悩む場合は、以下3つの質問に答えてみてください。

  • 大学生活で、時間を忘れるほど夢中になったことは何か?
  • 「大変だったけど、乗り越えて良かった」と思える経験はどのようなことか?
  • 周りの人から「ありがとう」と感謝されるのはどのようなときか?

たとえば「カフェの新人教育を工夫して、離職率を減少させた経験」が良かったと思うなら、その経験から次のような強みが言語化できます。

  • 課題を発見して改善策を考える力
  • 周囲を巻き込んで実行できる主体性

このように考え出した強みが企業に響くかを確認したいなら、「OfferBox」を活用するのもひとつの手です。あなたの自己PRやプロフィールに魅力を感じた企業からオファーが来るため、どのような強みが企業に刺さるかを把握でき、今後の選考に活かせます。ぜひ以下から登録してみてください。

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ステップ2:企業研究で理念や求める人物像を知る

次に、企業の求める人物像を把握し、自分の強みとの接点を見つけ出しましょう。企業の採用サイトを開いて、以下3つのポイントをチェックしてみてください。

コンテンツチェックポイント
社長メッセージ・企業理念どのような言葉が繰り返し使われているか
(例:挑戦、誠実)
社員インタビュー・どのような人が、どういうやりがいをもって働いているか
・楽しそうに語っていることは何か
募集要項の「求める人物像」どのような人物像が書かれているか
(例:主体性があり、新しいことに挑戦できる方)

次に企業のメッセージと、自己分析で見つけたあなたの強みが重なる部分を探しましょう。

たとえば企業が「挑戦」を掲げていて、あなたの強みが「大学で前例のないイベントを企画した経験(=挑戦意欲・企画実行力)」であれば、それがあなたのアピールポイントになります。

より詳しい企業研究のやり方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

ステップ3:企業に合った志望動機や自己PRを作成する

見つけた接点をもとに、志望企業のためだけの志望動機と自己PRを作成します。次のように、企業の事業内容やサービス名に触れながら語りましょう。

【OK例】
「サークルで前例のないイベントを企画・成功させた挑戦意欲と企画実行力を活かし、貴社が注力されているZ世代向けの新商品開発に携わりたいです。具体的には、SNSを活用した参加型プロモーションの企画に貢献したいです」
→なぜこの会社なのか、どう活躍したいのかがわかる

【NG例】
「サークル活動で培った挑戦意欲を活かし、多くのヒット商品を生み出す貴社で活躍したいです」
→なぜこの会社なのか、どう活躍したいのかが欠けており、どこの会社にも当てはまる

OK例のように「自分の強み」と「企業の未来」を結びつけることで、採用担当者はあなたの入社後の活躍を具体的にイメージできます。

なお、自己PRで説得力を出すときのポイントを、下記の記事で紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

ステップ4:自分らしさが伝わるエピソードを盛り込む

あなたの人柄が伝わるエピソードも盛り込んで、採用担当者の記憶に残りやすい書類を目指しましょう。

成功体験が思いつかない場合は、失敗経験や挫折経験を選ぶのもおすすめです。成功体験よりも、失敗からどう立ち直ったかのほうが、あなたの人柄や学びの姿勢が強く表れるからです。

「カフェのアルバイトで、私の確認不足からお客様にお叱りを受けた経験があります。この失敗を猛省し、再発防止のために『注文の指差し復唱ルール』を考案しました。

自分だけではなく他のスタッフにも共有し、実践を徹底した結果、店舗全体のオーダーミスを半減させることができました。

この経験から、仕事への責任感と、チームでミスを防ぐ仕組み作りの重要性を学びました」

失敗を学びに転換して語ることで、誠実さや成長意欲をアピールできます。

もし「ガクチカのエピソードがなかなか浮かばない…」という場合は、下記の記事で紹介している例文を参考にしてみてください。

ステップ5:誤字脱字や日本語のミスなどをチェックする

書類の内容が良くても、誤字脱字などの基本的なミスがあると評価が下がりかねません。以下のように三重でチェックして、ミスを限りなくゼロに近づけましょう。

  1. セルフチェック(音読する、PCや印刷した紙で読む)
  2. AIチェック(ChatGPTなどにチェックを依頼する)
  3. 第三者チェック(友人や大学のキャリアセンターの職員に読んでもらう)

AIチェックをする際は、「以下の文章は就活のエントリーシートに記載する志望動機です。誤字脱字や不自然な日本語がないかチェックしてください」のように指示してみてください。

細かいチェックを経ることで、自信を持って書類を提出できるようになります。

ステップ6:選考のたびに書類の内容を改善する

書類選考の結果を踏まえ、次の応募に向けて内容を改善し続けましょう。

選考が終わったら5分だけ時間をとって、スマホのメモアプリやノートに以下の「振り返りメモ」を残すのがおすすめです。

  • 企業名
  • 結果(合格 or 不合格)
  • 今回のアピール点(例:△△の経験を強調した)
  • 落ちた原因の仮説:(例:企業研究が浅く、熱意が伝わらなかったかもしれない)
  • 次はどうするか(例: 次の企業の〇〇という事業を詳しく調べる)

不合格だった場合は、本記事で紹介した「落ちる理由」のどれに当てはまっていたかを考え、次回の選考に向けた対策を実践しましょう。

書類選考に落ちる文章と落ちにくい文章|例文とポイント

「落ちる文章」と「落ちにくい文章」を例文で比較し、評価のポイントを解説します。良い例を参考に、あなたの応募書類を改善してみてください。

  • 書類選考に落ちる文章の例
  • 書類選考に落ちにくい文章の例

書類選考に落ちる文章の例

多くの学生が書いてしまいがちな、落ちる志望動機の例を紹介します。

「私は日頃から貴社のアプリ『〇〇ナビ』を愛用しており、その使いやすさと便利な機能に感銘を受け、志望しました。

IT業界は今後ますます社会に不可欠な存在になると考えており、中でも業界をリードする貴社で働きたいと強く願っています。

私の強みは、カフェのアルバイトで培った「傾聴力」です。お客様一人ひとりの要望を丁寧に聞くことを心がけてきました。この強みと大学で学んだ開発スキルを活かし、貴社のエンジニアとしてユーザーの声に耳を傾けられるようになりたいです。最先端の技術を学びながら成長し、多くの人に愛されるサービス開発に貢献できるよう頑張ります」

【ポイント】

  • 動機がユーザー目線:「愛用している」「便利だ」という感想に留まっており、サービスを提供する側としてのビジネス視点が欠けている
  • 企業研究が表面的:「業界をリードする」という誰にでも言える表現だけで、この会社である理由が伝わらない
  • 受け身な姿勢:「学びたい」という受け身な姿勢が目立ち、企業への貢献意欲がわかりにくい

書類選考に落ちにくい文章の例

次に、自己分析と企業研究をやり直した、落ちにくい志望動機の例です。

「貴社の『テクノロジーで人々の日常を豊かにする』という理念、とくにユーザー体験(UI/UX)を徹底的に追求する開発思想に強く共感し、志望しました。

私の強みは課題を発見し、IT技術を用いて解決する実行力です。カフェのアルバイトではシフト共有が非効率という課題に対し、独学でツールを作成して自動化しました。その結果、スタッフのシフト調整時間を月〇時間削減でき、ITで課題を解決する面白さを知りました。

この経験で培った課題解決力と探究心、大学で学んだ開発スキルを、貴社のエンジニアとして活かしたいです。ユーザーの潜在的なニーズを技術で形にし、『〇〇ナビ』をさらに多くの人々にとって欠かせないサービスへと成長させていきたいです」

【ポイント】

  • 企業研究と自己分析の接続:企業の開発思想(UI/UXの追求)と、自身の経験(ITで課題解決した)から得た強み・やりがいが一致している
  • 具体的なエピソード:強みを裏づける「シフト調整時間を月〇時間削減」という定量的で自分らしい経験が語られている
  • 貢献意欲:エンジニアとして強みをどう活かし、貢献したいかが具体的に示されている

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書類選考で落ちる人が他の就活生と差別化する4つのコツ

その他大勢から一歩抜け出して、採用担当者の記憶に残るための4つのコツを紹介します。

  • 文章の最初と最後にインパクトを持たせる
  • 弱みも盛り込んで自己理解の深さをアピールする
  • 採用担当者の目に留まるように工夫する
  • 一次締め切りで応募して熱意を伝える

コツ1:文章の最初と最後にインパクトを持たせる

文章の書き出しはキャッチコピーにして、インパクトを持たせるのがコツです。採用担当者の興味を引きつけ、あなたの強みを印象づけられます。

下記のように、あなたの強みをユニークなあだ名に変換してみてください。

  • 調整力 → チームの潤滑油
  • 行動力 → アイデアを形にする実行委員長

最後は「この〇〇という強みを活かし、貴社の△△事業で貢献したいです」という貢献意欲で締めましょう。

自己PRの締め方で悩む方は、こちらの記事で例文をチェックしてみてください。

コツ2:弱みも盛り込んで自己理解の深さをアピールする

自分の弱みと向き合う姿勢を示すことで、自己理解の深さや伸びしろをアピールできます。ただ弱みを述べるのではなく、下記のように改善のための行動とセットにしましょう。

「私の弱みは計画を立てる際に慎重になりすぎて、初動が遅れることがある点です。この弱みを克服するため、タスクを細分化し、『着手を早く、5分だけ手をつける』というルールを設けて行動力を高める工夫をしています」

自分の弱みが自己PRに書けるものかどうかを知りたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。

コツ3:採用担当者の目に留まるように工夫する

パッと見て内容が頭に入ってくるレイアウトは、相手の立場で物事を考えられるアピールにもなります。文章の装飾がある程度可能なら、次のように工夫するのがおすすめです。

  • 自己PRやガクチカに見出しをつける
  • 複数の要素を説明するときは箇条書きにする
  • 文字の色を変える
  • イラストを入れる

過度な装飾は逆効果なので、あくまで情報を整理してわかりやすく伝えることを心がけましょう。

コツ4:一次締め切りで応募して熱意を伝える

複数回の締め切りが設定されている場合、一次締め切りでの応募であなたの熱意を伝えましょう。以下がスケジュールを立てる一例です。

  1. 書類選考の「一次締め切り」の日付を確認する
  2. カレンダーアプリに「書類提出」という予定を入れ、リマインダーを設定する
  3. 締め切り日から逆算して「〇日までに自己分析」「△日までに下書き」と計画を立てる

採用枠は早い段階で埋まる可能性があるため、確率的にも有利になります。

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書類選考になかなか通らないならOfferBox!

書類選考が通過しない場合は、今までに提出した応募書類を分析し、落ちる理由を明確にすることから始めてみましょう。

「なぜ落ちてしまうの」か理由が明らかになったら、業界・企業研究や自己分析のクオリティを上げるなどして、アピール内容の過不足を修正していくことが大切です。

今回紹介した方法をもとに自己PRや志望動機を完成させたら、ぜひOfferBoxに登録してみてください。OfferBoxは登録したプロフィールに興味を持った企業からオファーが届く仕組みの、オファー型就活サイトです。利用者はプロフィールを登録・更新するだけで良いので、効率的に就活を進められます。

適性診断「AnalyzeU+」を利用すれば、経済産業省も推奨する、社会人として働くうえで必要となる実用的な診断結果が得られ、自己PR文の作成に役立ちます。応募書類の作成がうまくいかない方は、ぜひ利用してみてください。

OfferBoxに登録している企業は、送れるオファー数に制限があるため、プロフィールを慎重に検討したうえで選考を受けてほしい学生にオファーを送っているので、通常より書類選考の通過が上がる可能性もあります。

また、経歴上の採用基準をクリアしていること前提で送られているオファーも多いため、書類選考が免除されるケースも少なくありません。

プロフィールを80%以上入力した場合のOfferBoxのオファー受診率は93.6%と高水準です。ぜひ、OfferBoxに登録して書類選考がなかなか通過しない現状を打開していきましょう。

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書類選考に落ちる場合によくある質問

ここでは、書類選考について多くの学生からよく受ける質問をまとめました。不明点をそのままにしていると、のちに後悔につながる可能性があります。よりスムーズに就活を進められるよう、一つずつ確認しておきましょう。

  • 書類選考で落ちた企業に再応募するのはOK?
  • 複数応募締め切りがある場合はどうする?
  • 郵送するときのマナーは?
  • 不採用通知メールに返信は必要?

書類選考で落ちた企業に再応募するのはOK?

応募先企業が受けつけていれば、再応募は可能です。ラストチャンスのつもりで、全力で選考に臨みましょう。

ただし、前回不採用になったときと同じ気持ちで応募書類を作成したのでは、結果が変わらない可能性があります。今回の内容をもとに書類の内容をもう一度見直して、最善の形で再応募するようにしてください。

採用担当者に前回より成長した自分を少しでも伝えられるように、自己分析と企業分析を徹底したうえで丁寧に作成していきましょう。

複数応募締め切りがある場合はどうする?

複数応募の締め切りがある場合は、企業に熱意が伝わるように一次締め切りまでに応募するのが好ましいです。

一次締め切りに間に合わない場合は、次の締め切りまでに提出するようにし、提出期限よりも余裕を持って応募書類をブラッシュアップしておきましょう。

また、一次締め切りに間に合わないからといって、選考が不利になるとは限らないので、自信を持って応募することも大切です。

郵送するときのマナーは?

応募書類を郵送するとき時は、以下のマナーを意識しましょう。

  • 書類の折り目がつくのを防止するため「定形外の封筒を使用」
  • 汚れや折り目防止のためクリアファイルに入れる
  • 期限は遵守する
  • 書留郵便は避ける
  • 連絡先が分わかれば、送付完了後にメールで通知する

もし送付後に、宛名を間違えてしまったことに気づいた場合は、応募先企業へまずは謝罪しましょう。郵送ではなく面接時に直接手渡しする場合は、封筒から出して応募書類のみ渡すのがベストです。

履歴書を封筒に入れる前に確認する内容

履歴書を封筒に入れる前には、誤字脱字や空欄がなく必要事項が正しく記載されているか、写真がしっかり貼られているかを確認しましょう。

また、添え状の入れ忘れや、日付がポスト投函日になっているかどうかも注意してください。面接の準備に利用するため、応募書類は忘れずにコピーしておきましょう。

封筒の記入方法

封筒を記入する際は、以下のマナーに気をつけましょう。

  • 住所は省略せずに都道府県から正確に記入する
  • (株)などの略字を使わない
  • 表面の左下に「応募書類在中」「○○職 応募書類在中」などと記入
  • 裏面の左下に自宅の住所と氏名を記入
  • 宛名末尾につける「御中」と「様」を正しく使う

御中と様は宛名によって使い分けが必要です。

御中は企業や部署の後につけ、様は担当者の氏名の後または「採用ご担当者様」といった形で使います。

OK 株式会社○○ 御中、○○株式会社 御中
OK 株式会社○○製造部 御中
NG 株式会社○○様・株式会社○○製造部 様

不採用通知メールに返信は必要?

基本的に不採用通知メールへの返信は不要です。理由としては、多くの企業がテンプレートを使用して不採用者にメールを一斉送信しているからです。

ただし、場合によっては不採用通知メールに対して返信したほうが良いケースもあります。代表的な例としては、友人や先輩から求人を紹介してもらった場合です。

自分自身は応募先企業とつながりがなくなっても、紹介してくれた友人や先輩は付き合いが継続する可能性があります。今後の付き合いを円滑にするためにも、わざわざ面接の時間を取ってくれたことに対して感謝を伝えたほうが良いでしょう。

また、最終選考まで残った場合や、面接中にいろいろなアドバイスをもらった場合も、お礼や今後の意気込みを伝えると良い印象を与えられます。

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まとめ

書類選考で落ち続けると自信を失いがちですが、あなたの能力が否定されたわけではなく、準備や伝え方に改善点があっただけです。

応募書類が落ちるのには必ず原因があります。自己分析や企業研究といった一つひとつのステップを丁寧に進めることで、あなたの書類は必ずよくなります。まずは今回紹介した改善策の中から1つでもいいので、次の応募で試してみてください。

もし効率良く就活したいなら、「OfferBox」を活用するのもひとつの手です。あなたの自己PRや強みに興味を持った企業がオファーをくれる仕組みなので、書類選考が免除される可能性もあります。企業から「会いたい」と直接声がかかる経験は、失いかけた自信を取り戻すきっかけにもなるでしょう。ぜひ以下からご登録ください。

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「最終面接まで進めば内定はほぼ確実」という声と「最終面接でも落とされることはよくある」という声を両方聞いたことがある人は多いでしょう。最終面接まで来ると内定が目前だからこそ、合格率が気になりますよね。

そこでこの記事では、最終面接の合格率について解説します。あわせて、最終面接で見られるポイントや最終面接で不合格になる理由も確認していきましょう。

合格率を上げることにつながるだけでなく、緊張や不安を和らげ、自信を持って最終面接に臨むことにも役立ちます。
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就活の最終面接の合格率は企業やその年の採用状況によって変わる!

最終面接の合格率は企業やその年の採用状況によって変わるため、◯%と断言することはできません。

最終面接は人事部長や幹部への顔見せ程度でほぼ合格するというケースもあれば、最終面接でもしっかり合否の判断が行われるケースもあり、最終面接の位置づけは企業により異なります。また、同じ企業でも売り手市場・買い手市場などその年の状況によって最終面接が変わることがあります。

たとえ合格率が高いといわれる企業であっても油断して臨めば落ちてしまう可能性は十分にあるでしょう。
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最終面接の合格率に影響を与える要素

最終面接の合格率は、採用人数と面接の回数に影響されやすいです。この2つの要素がどう合格率に影響するのかがわかれば、おおまかな合格率の予想もできるでしょう。

実際には企業ごとにほかの要素も影響することがあるので確実な合格率の予想はできませんが、参考にしてみてください。

採用人数

採用人数が少なければ少ないほど、最終面接の合格率は高くなる傾向にあります。

一般的に、採用人数が少ない企業は規模が小さいことが多いです。学生にはほかに志望度の高い企業があることが多いため、内定辞退を想定してたくさんの学生に内定を出します。

よって、最終面接まで進んだのなら合格率は比較的高いと考えられます。

一方、学生人気が高く内定辞退が少ない大手企業は、採用予定人数に近い人数しか採用しない傾向にあります。最終面接まで進んだ学生の中からさらに絞り込みが行われることが多いため、合格率は低くなりやすいです。

面接の回数

面接の回数が多いと、最終面接の合格率は高くなる傾向があります。

面接回数が多いとその分すでにある程度人数が絞られています。また、最終面接に至るまでに多くのチェックポイントや面接官の審査をクリアしてきたということなので、面接回数が多いと合格率が高くなります。

新卒就活の平均面接回数は、2~3回です。ただし、1次面接を選考というより学生の入社意欲を高めるものとして実施している企業もあります。こうした場合、例えば面接回数が平均を超える4回でも、実質的には3回なので特別に多いとはいえません。
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企業が就活生の最終面接で見ているポイント

最終面接に進んだ時点で、すでに学生時代に頑張ったことや強み・弱みなど能力的な部分は大方見られているはずです。また、最終面接では企業の役員クラスが面接官を務めることが多いです。

こうした中で、最終面接ではどのような点が見られるのか具体的に2つ紹介します。

自社の方針や社風にマッチしているかどうか

最終面接では、これまでの面接以上に自社の方針や社風にマッチしているかを見られる傾向があります。

会社やチーム、上司の方向性に納得できずトラブルや悩みの原因になったり、ほかの社員達と馴染めず浮いてしまったりすれば早期離職につながるおそれもあるでしょう。

企業側はコストをかけて採用活動をしている以上、長く自社に貢献してくれる学生を採用したいと考えています。よって、最終面接には企業理念や企業の方向性を決めたり体現したりする存在である役員クラスの人が面接官として参加し、その学生が自社の社員として同じ方向を向いて一緒に働けそうか見極めます。

自社への志望度が高いかどうか

最終面接では、自社への志望度が高いかどうかも見られます。

内定を出した学生の中で一定数辞退者が出ることは企業側も想定していますが、あまりにも多くの辞退者が出ると採用計画を大幅に見直すことになり、コストがかかります。

よって、自社への志望度が高く内定辞退のリスクが少ない学生を採用するため、志望度の高さが見られます。

また、能力的には同等の学生であっても、志望度が高い学生の方が長く企業に所属し目標ややりがいを持って働いてくれると考えられます。企業に対するより大きな貢献が期待できるため、企業側は志望度の高さを重視します。
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就活の最終面接で不合格になる理由

最終面接で不合格になる理由には、主に「一次面接や二次面接の回答内容と矛盾がある」「入社意欲や熱意が伝わってこない」「内定の決め手となるアピールができていない」という3点があります。

それぞれについて見ていきましょう。

一次面接や二次面接の回答内容と矛盾がある

質問に対する回答内容が一次面接や二次面接と矛盾していると、信用できない、軸がないなどと判断されて不合格になる可能性があります。

緊張やその場の雰囲気によりこれまでと違うことを言ってしまった場合、「入社後も取引先の態度や雰囲気によって発言が二転三転し、トラブルになりそう」と懸念されるおそれもあるでしょう。

強みや自己PRではこれまでとは違う新たな面をアピールしたいと思うかもしれませんが、それも避けたほうが無難です。これまで「この企業に合う」「うちの事業に活かせる」と評価されてきた強みとは違うものを主張した結果、今までの評価が変わってしまうおそれがあります。

入社意欲や熱意が伝わっていない

入社意欲や熱意が伝わらないという点も、最終面接で落ちる原因の1つです。先述の通り、最終面接では志望度が高いかどうかが見られます。

今までの面接で志望度の強さをアピールしてきたとしても、最終面接で熱意が伝わらないと「ほかの第一志望の企業から内定が出そうな状況なのではないか」「面接が進むにつれ志望度が落ちたのではないか」などと思われる可能性があります。

よって、最終面接でもしっかりと入社意欲や熱意が伝わるよう志望動機を見直すことが重要です。

内定の決め手となるアピールができていない

内定の決め手となるアピールができていないことも、最終面接で落ちる原因の1つです。

最終面接までたどり着く学生は、みな能力や志望動機などで一定以上の評価を得ています。その中から最終的に内定を得るためには、何かほかの学生とは違う魅力や個性などの決め手となるポイントが必要です。

例えば、周りよりも抜きん出ている長所や特技を洗い出し、それを活かしてどう企業に貢献できるのかをアピールすると、企業に自分を採用するメリットを感じてもらえるでしょう。

企業が求める人物像や事業内容を踏まえて、どのような点を決め手としてアピールするか考えましょう。
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就活の最終面接の合格率を上げる方法

最終面接の合格率を上げるためには、これまでの面接とは違った対策が必要になります。最終面接に適した準備をしておけば、当日の緊張や不安も軽減されるでしょう。

最終面接前に知っておきたい合格率を上げる方法を、6つ解説していきます。

最終面接の前に企業情報を再確認する

最終面接前には、改めて企業情報を確認するようにしましょう。

最終面接では役員クラスの人が面接官となることが多いため、企業のビジョンや事業内容などについて突っ込んだ説明や質問をされる可能性があります。

知識不足ゆえに面接官の話を正しく理解できていなかったり、基本的な情報について初めて知ったようなリアクションを取ってしまったりすると、志望度の高さを疑われかねません。

役員の情報を調べておく

最終面接前には、役員情報を調べておくことも重要です。

最終面接の面接官は役員が務めることが多いです。役員の名前など基本的な情報は企業のホームページで確認し、さらに別途検索してインタビュー記事なども読んでおくと良いでしょう。

役員の仕事に対する価値観や企業への思いを知ることは面接対策として有効です。写真で顔を把握していれば、当日の緊張を和らげることにもつながります。

なお、例えば大阪支社で最終面接を受ける場合、大阪勤務の役員だけでなく他支社や本社勤務の役員の情報も確認しておきましょう。

これまでの面接を振り返る

これまでの面接で何を聞かれ、どう答えたかを振り返ることも重要な最終面接対策です。

最終面接で今までの発言と矛盾することを言わないよう、しっかり確認しておきましょう。あわせて、これまでの発言をさらに深掘りしておくことがおすすめです。

自分が面接官になったつもりで、今までの自分の発言に対して何度か質問を重ねてみましょう。

面接後に良かった点のフィードバックを受けている場合は、その内容を確認して改めて意識するのもポイントです。落ちてしまった他社の面接での反省点などもあわせて振り返り、最終面接でどのような点に気をつけるべきか洗い出しておきましょう。

入社後のキャリアプランを考えて言語化する

入社後のキャリアプランを考えて言語化しておくことも欠かせません。

キャリアプランが企業の方向性と合っていて、なおかつ具体的であれば「長く企業とともに積極的に働いてくれそうだ」と判断される可能性が高いです。実際に働くイメージを思い浮かべてもらうことで、企業とのマッチ度も感じてもらえるでしょう。

漠然とこうなっていたいと考えるのではなく、「◯年後までにはこうなり、さらに◯年後にはこうなっていたい」と年数まで具体的に考えることがポイントです。

逆質問を考えておく

最終面接では逆質問の時間が設けられることがあります。企業としての方向性や考え方、役員クラスならではの視点に関する逆質問をするのがポイントです。

具体例は以下のとおりです。

  • 将来は人口減少により業界自体への需要が減るとの予想がされていますが、それに対する企業方針をお聞かせください?
  • 企業として、新卒社員に求めることは何ですか?
  • 新規事業を立ち上げる際、重要なポジションで起用したいと思うのはどのような人ですか?

「あなたが私の立場ならどう考えますか?」とさらに逆質問されることもあるので、自分なりの考えもしっかり用意しておきましょう。

役員クラスへの逆質問については、こちらの記事で詳細に説明しています。
【社長への逆質問】最終面接のポイントや逆質問の例文もご紹介

最終面接後はお礼のメールを送る

最終面接後には、お礼のメールも送ることがポイントです。

お礼のメールは必須ではなく、必ずしも合否に大きく影響するとは限りません。しかし、忙しい役員などに時間を割いて面接してもらった場合は特に、お礼の気持ちを伝えることで好印象につながるでしょう。

ただし、誤字脱字があったり敬語が間違っていたりすると逆効果になるおそれがあります。また、長すぎる文章やお礼よりも自己PRの強い文章だと自分本位で相手のことを考えていないと思われかねません。

面接後のお礼メールについては、こちらの記事で詳細に説明しています。
【新卒面接後のお礼メールの書き方】コピペできる例文も用意
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まとめ

最終面接の合格率は企業や採用状況によって異なります。採用人数や面接回数からの推測もできますが、確実な合格率はわからないため入念な対策をしておくことが重要です。

これまでの面接を振り返ったり、面接官になると考えられる役員や企業の情報を確認したり、入社後のキャリアプラン・逆質問を考えておくと良いでしょう。

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就活でポートフォリオの提出を求められ、そもそもポートフォリオって何?と困っている学生も多いのではないでしょうか。

ポートフォリオは自分や自分の作品を紹介するための資料集のようなものです。

自分の実績を作品でアピールする作品紹介部分が重視されがちですが、就活では学生自身の個性や人柄なども重視されるため、自己紹介部分も入念に制作する必要があります。しかし、自己紹介の作成ポイントを知っていなければ、履歴書と同じような味気ない内容になったり、ほかの学生との差別化ができなかったりします。

この記事を通して、そもそもポートフォリオとは何なのか、自己紹介はどのように制作すべきなのかを例文を交えて確認していきましょう。

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就活におけるポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、本来は書類をまとめて持ち運ぶケースのことで、さまざまな分野で使われる用語です。例えば金融業界では株や投資信託といった金融商品の組み合わせを指す用語、教育現場では生徒の学習成果をまとめたものを指す用語として使われます。

就活では「自分の経歴や自分の作品など、企業に対するアピールとなる書類をまとめたもの」という意味で使われています。

特にデザイナーやエンジニアなどの、自分のスキルや実績を作品で表せる職種の選考では、ポートフォリオの提出を求められることが多いでしょう。

この記事では、就職活動におけるポートフォリオについて解説します。

就活のポートフォリオの構成

ポートフォリオは、以下のものから構成されます。

  • 目次
  • 自己紹介
  • 作品
  • 連絡先

上記4項目の中でポートフォリオの質を上げる鍵となるのは作品と自己紹介です。作品で実績やスキルを示すだけで十分と思うかもしれませんが、就活では「一緒に働く人としてどうか」といった部分も重視されます。

この点をアピールできるのが、自己紹介の項目です。そこで本記事では、自己紹介の書き方について詳しく解説していきます。

ポートフォリオの「自己紹介」の役割

自己紹介は、ポートフォリオに興味を持ってもらうための導入部分です。

新卒採用の期間中、採用担当者は多くの学生のポートフォリオを見ます。いくつものポートフォリオを見ていると、どうしても流れ作業になってしまったり印象に残らないポートフォリオがあったりするでしょう。

しかし、自己紹介の項目で「面白そうな学生だな」「クリエイターとしてのセンスやスキルがありそうだな」と思ってもらえれば、採用担当者に興味を持ってもらえますし、ほかの学生との差別化にもなります。

就活でのポートフォリオの自己紹介に盛り込むべき内容

ポートフォリオの自己紹介には、以下の内容を盛り込みます。

  • 基本情報
  • 過去経歴
  • スキルセット
  • 趣味や特技
  • 自己PR

いずれも履歴書やエントリーシートにもあるような内容ですが、ポートフォリオならではの工夫が必要です。より詳しい内容やポイントを解説します。

基本情報

基本情報では、主に氏名、生年月日、希望職種、大学・学部を書きます。履歴書の内容とほぼ同じと考えてよいでしょう。

顔写真は採用担当者に自分のことをイメージしてもらいやすくする効果があります。顔写真がない場合よりも印象に残りやすくなるため、入れておくことをおすすめします。

基本情報の部分で注意すべきなのは、単なる情報の羅列にしないことです。氏名や生年月日などの基本情報をただ並べるのではなく、自分らしさやセンスを感じさせるレイアウト・デザインを考えましょう。この点は後ほど詳しく解説します。

過去経歴

過去経歴では、社歴や経験したことのある業務、自分の人生のターニングポイントなどを簡潔にまとめます。

新卒就活の場合はクリエイティブ系・開発系のアルバイトをした経験や大学時代に学んだ内容、今まで誰とどのような作品を制作したかなどについて述べるとよいでしょう。受賞歴がある場合はそれも盛り込みます。

この項目のポイントは、作品そのものではなく「作品作りに影響を及ぼした自分の経験・出来事」や「作品作りにどのように携わってきたか」などに焦点を当てることです。

スキルセット

スキルセットでは、どのようなスキルを持っているのか詳しく書きます。

例えばPhotoshop、Illustratorといったツールを使うスキル、HTML/CSSといったコーディングのスキル、C言語やJavaScriptといったプログラミング言語を使うスキルなどを挙げましょう。

以下のような工夫をして、「どのようなスキルがあるのか」だけでなく「どの程度のスキルなのか」も伝わるようにすることがポイントです。

  • スキルの程度を星の数やレーダーチャートで表現する
  • そのスキルを使ってどのような作品を作ったのか説明する
  • そのスキルをいつ頃習得したのか記載する
  • スキルの習熟度を証明する資格を記載する

志望企業で必要とされるスキルについて優先的に詳しく説明することも、意識しましょう。

趣味や特技

趣味や特技では、一生懸命取り組んでいることや継続できていることについて書いてみましょう。自分の人柄をアピールするのがポイントです。

趣味や特技を記載すると、企業側とのコミュニケーションを発展させるきっかけになる可能性があります。また、企業側は応募者が社風に馴染めるかどうかも趣味や特技で見極めるため、なるべく詳しく書いておくと良いでしょう。

自己PR

自己PRでは、自分の強みや入社後に実現したいこと・目標などについて200~300文字程度でアピールします。

どのような内容を伝えるか、どのように伝えるかは「自分を採用するメリットを感じてもらえるか」という観点から考えると効果的です。

例えばその企業の仕事で活かせる強みをアピールすれば、即戦力としての魅力や将来性を感じてもらえるでしょう。説得力を持たせるために、実際にその強みを活かしたエピソードも盛り込んでください。

採用担当者に採用の決め手を感じてもらうつもりで書くことがおすすめです。

就活でポートフォリオの自己紹介を書くときのポイント

ポートフォリオの自己紹介を書くときは、自分の個性やセンスが伝わるようにしつつ、見やすさやわかりやすさも意識する必要があります。また、就活で使うものである以上、採用担当者に刺さる内容にする工夫も必要です。

具体的にどのようにすればよいのか、ポイントを6つ解説します。

見やすいレイアウトを心がける

ポートフォリオのレイアウトは、以下の点を意識して見やすく仕上げましょう。

  • 文字のサイズや色、背景色との組み合わせに気をつける
  • 文章と画像の配置に気をつける
  • 適度に改行する
  • 太字や下線なども取り入れる

例えば背景色と文字の彩度がともに高いと目がチカチカし、不快感が生じやすくなります。基本的には目に優しい色の組み合わせにするほうが良いですが、背景・文字ともに彩度を高くしたい場合は文字を白色で縁取るなどの工夫をしましょう。

文章に関する画像を入れる場合は、該当する文章の近くに配置しましょう。離れたところに入れると一度文章から目を離さないと画像を確認できないため、読みにくくなってしまいます。

適度な改行や太字・下線を活用し、流し見でも内容がつかめるよう意識するのもおすすめです。

簡潔に分かりやすくまとめる

自己紹介は、簡潔にまとめることも重要です。

さまざまなことをアピールしようとして文章量が多くなると、かえって何をアピールしたいのかがわからなくなり、読み手にとっても負担が大きくなります。採用担当者は時間の制約がある中でほかにも多くの学生のポートフォリオを見るため、文章が長く内容をつかみにくいポートフォリオまで丁寧に見てもらえるとは限りません。

「この学生はこういう感じなんだ」というのが簡単につかめるよう要点を絞り、必要性の低い情報は削りましょう。

なお、簡潔にわかりやすく文章をまとめる際には箇条書きが役に立ちます。

ターゲットに合わせて内容を変える

ポートフォリオの自己紹介の内容は、どこの企業に出すのかにあわせてアレンジしましょう。

特に提出先にあわせた書き分けが重要なのは、自己PRです。例えば「職人気質で責任感を持って仕事ができる人」を求めている企業なら、自己PRで自分の作品をこだわり抜いて制作した経験をアピールするとよいでしょう。

企業にあわせて変えられる部分は、自己PRだけではありません。例えば受賞歴も、「その企業でもっとも評価されそうな賞はどれか」という観点で書き方を変えられるでしょう。

作品が少ない場合はその理由を明確にする

ポートフォリオに盛り込む作品が少ない場合、経験が浅いと判断されかねないため理由を説明しましょう。

このとき、なるべくポジティブな内容にすることが重要です。

例えば「チームで制作した作品が多く、純粋に自分の実力を示せる作品が少なかった」と言えば、チームワークが得意な学生なのだろうと思ってもらえるでしょう。

「細部にまでこだわるため、作品1つにかける時間が長い」と言えば、よい作品を作ろうという意識の高い学生だと評価される可能性があります。その際、制作時間を具体的に書くことでより説得力を持たせられます。

自分らしさをアピールする

ポートフォリオでは、自分らしさをアピールすることもポイントです。例えば以下のような工夫をして、自分の個性をしっかり押し出していきましょう。

  • 自分の作品と同じような世界観のデザインにする
  • 指定の提出形式の中で、自分らしくアレンジできる箇所はないか探してみる

自己紹介のページが自分の作品とリンクしたデザインになっていると、「これがこの人らしさなんだ」と認識してもらいやすくなり、印象にも残りやすくなります。また、四角ではなく丸や三角、紙ではなくファーや布を使うなど形や素材にこだわると、更にインパクトを与えられます。

誤字脱字がないように注意する

就活での提出書類全般にいえることですが、誤字脱字のないよう、十分に注意しましょう。専門用語が略語になっていないか、受賞歴に記載した賞の名前は正式名称になっているかも要確認ポイントです。

誤字脱字があったり専門用語や賞の名前を正しく書けていなかったりすると、詰めが甘いのでは、仕事が雑なのではなどと思われる可能性があります。

ポートフォリオが完成したら声に出しながら読み返し、用語や固有名詞は念のため正式名称を確認しておきましょう。第三者にポートフォリオを確認してもらうこともおすすめです。

就活でのポートフォリオの自己紹介の例文

最後に、ポートフォリオの自己紹介の例文をクリエイティブ系・開発系・マネジメント系にわけて紹介していきます。

職種によって異なるポイントもありますが、共通するポイントもあるので志望職種以外の部分も見ると参考になるでしょう。

クリエイティブ系

クリエイティブ系の自己紹介では、アルバイトで仕事として作品制作をした経験をアピールポイントにすると良いでしょう。

イラストレーター

私は高校時代からIllustratorやPhotoshopを使って作品を作ってきました。

 

〇〇大学のデザイン科に入学してからは、自分のイラストの特徴である親しみやすさをベースにしつつ、さまざまなクライアントの要望を汲んだ作品を作れるよう、行きつけの美容院や昔通っていた英会話教室のチラシ作成をおこなってきました。

クライアントの雰囲気や顧客層、集客にあたって抱えている課題などをヒアリングしクライアントにあった作品になるよう心掛けました。

美容院では女子大学生の顧客を、英会話教室では男の子の生徒を増やしたいとのことでしたが、いずれもチラシの効果が出たそうです。

貴社に入社してからも、親しみやすく目的やターゲットにあったイラスト制作によって、人の行動を促せるような作品を作っていきたいです。

自身の作品の特徴と、それがどのような仕事において活かせるのかが伝わる自己紹介文になっています。採用担当者に「うちのこの仕事を任せてみたいな」と思ってもらえるでしょう。

Webデザイナー

クラウドソーシングサイトでLP制作やメディア記事に載せるイラスト制作の仕事を受注し、自分の実力が業務として通用するものになるよう、実践も積み重ねてきました。

 

その中で意識するようになったのは、デザイン性と機能性の両立です。

ユーザーの目を引きなおかつクライアントの個性も伝わるデザインにしつつも、見やすいページ・イラストを作ることで収益につながると考えています。

貴社への入社後もこの意識を忘れず、見た目の面でも機能性の面でも優れた作品を作っていきたいです。

スキルや実績のみならず、仕事としてWebデザインをする意識ができがっている点も、アピールポイントの1つとなります。責任感のある性格も垣間見え、人柄も伝わるでしょう。

開発系

開発系のポートフォリオを制作する際は、どのようなスキルがどれくらいあるのかを明確にアピールすることが重要です。

なお、ポートフォリオをオンライン上で作成する場合は、ポートフォリオサイトの仕様を工夫することで自分の実力をアピールできるでしょう。

プログラマー

私はHTMLやCSSのほか、JavaScriptやPHP、Pythonなども駆使して自分や友人のサイトを制作した経験もあります。実際にサイト制作をする中で「もっとこんな仕様を加えたい」「もっとこんな機能を加えたい」という点が見つかり、さらなるスキルアップのモチベーションにもなりました。

 

新たなプログラミング言語を学んで実際に使ってみたり、資格試験の勉強を通してさらに知識やスキルを増やしたりすることは非常に楽しいため、社会人になっても積極的にスキルの幅を広げていきたいです。

具体的な資格を出すことで、どの程度のスキル・知識があるのか採用担当者にも正確に伝わりやすくなっています。努力家でプログラミングに対する熱意を持った人柄も伺えます。

エンジニア

私は、ゼミでは人工知能を扱う研究室に所属し、チームで機械学習システムの開発をおこないました。

 

この中でプログラミングなどのスキルを磨くだけでなく、チームリーダーとしてメンバーをまとめたりサポートしたり、開発の進捗管理をしたりとプロジェクトを俯瞰的に見てマネジメントする役割も担いました。

こうした経験は、エンジニアとして実際に働きだしてからも役に立つと考えています。

入社後も最新技術を追いつつ、エンジニアとしてのスキルを高めていきたいです。

エンジニアはシステム開発全般に携わるため、プログラミング以外のスキルや経験があるとアピールポイントになります。特にプロジェクト全体を仕切った経験があると、プロジェクトマネージャーなどとしての素質も期待されるでしょう。

マネジメント系

プロデューサーやディレクターといったマネジメント系の職種では、制作や開発に関する基礎的な知識・スキルやメンバーをまとめプロジェクトを引っ張るリーダーシップとともに、企画力や情報収集力も必要となります。

この点をアピールするよう意識しましょう。

プロデューサー

私は大学では心理学部でITには関係のない学部に所属していました。しかし、高校生の頃にしていたWebサイト制作を再開してから楽しさに目覚め、独学でプログラミング言語を学んだり、Webクリエイター能力検定試験やWeb検定(Webプロデューサー)の資格を取得したりしました。

 

特にWeb検定の勉強では企画やマーケティング、集客施策、Webサイトプロデュースについて学ぶことができ、Web制作会社でのインターンシップでもその知識が役に立ちました。

中でもマーケティングや集客施策は大学で学んだ心理学を活かせる部分もあるため、大学での学びも活かした発想力を強みとして、活躍していきたいです。

プロデューサーはある程度経験を積んだ人がなることが多いです。経験の浅い新卒の就活では、資格のような客観的基準を用いてどの程度知識があるのかアピールし、ポテシャルに信頼感を持ってもらいましょう。

ディレクター

私は文章を書くことが好きなのでクラウドソーシングサービスでライターとして仕事を受けていましたが、経験を積むにつれて編集者として構成案の作成やライターへの指示出し、クライアントとのすりあわせなどをおこなうことが多くなりました。

 

こうした経験を生かしてインターンシップではWebディレクターの体験ができるプログラムに参加しました。編集者としての仕事で身につけた、簡潔にわかりやすく物事を伝える力、相手と良好な関係性を築き気持ちよく仕事をしてもらう力、効率よくタスクを管理する力などが活き、社員の方からお褒めの言葉をいただきました。

ユーザーにとって本当に役立つサイトとは何かを常に追究しつつ、サイト制作に携わる人々のパフォーマンス向上を促せるようなディレクターになりたいです。

その職種として働いた経験がある場合は、どのようなことを意識しているのか、周りからの評価はどうなのかを伝えると、即戦力として評価してもらいやすくなります。

まとめ:就活でのポートフォリオの自己紹介は重要

ポートフォリオは、自分自身の情報や自分の作品をアピールするための資料集のようなものです。形式に決まりはないため、ポートフォリオのデザイン自体にもこだわり、自分の個性や人柄を表現しましょう。

なお、自己紹介部分は作品紹介と同じくらい重要な部分です。見やすさには気をつけつつ、自分の特徴やほかの学生との違いが伝わる内容にしましょう。

OfferBoxに登録すると、プロフィールに興味を持った企業からスカウトを受けられます。数多くの企業から自分にあった企業を探す時間や手間を省けるため、ポートフォリオ制作をはじめとした就活準備に時間を割けるようになるでしょう。ぜひ活用してみてください。

企業の担当者と初めて顔を合わせる一次面接は、選考における重要な関門です。一次面接を控えている人の中には「通過率はどのくらい?」「難易度が低いって本当?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では一次面接の通過率や、通過率を高めるための方法を紹介します。この記事を参考にして一次面接への理解を深め、通過できるよう準備を徹底しましょう。

就活の一次面接の通過率は何%?

一次面接の通過率は、30%とも50%と言われたり、70%と高い数値であると言われたりしています。実際のところ、通過する割合は企業によってバラつきがあり、公的なデータがないため正確な平均値は分かりません。

企業ごとに一次面接の評価基準も異なります。最低限コミュニケーションが取れる人や基本的なマナーがある人であれば通過させる企業もありますが、志望者が多い企業は一次面接でもある程度、足切りをおこなうケースも多いです。

いずれにせよ、「一次面接の難易度は低いから気楽に受ければ大丈夫」と考えずに、通過できるようにしっかり対策しておかなければなりません。

就活の一次面接の通過率の予測方法

企業によって通過率は異なるとはいっても「だいたいどのくらいなのか気になる」という人も多いでしょう。

そこで、おおよその通過率を把握したい人のために、通過率を予測する方法を紹介します。あくまで予測方法ですが、参考にしてみてください。

応募人数と採用人数を調べる

応募人数と採用人数から分かる採用倍率をもとにすると、通過率が予測できます。就活サイトの企業情報や、四季報などをチェックして、採用倍率を調べてみましょう。

四季報の使い方に関してはこちらの記事でも紹介しています。
「四季報」で就活を有利に!簡単&分かりやすい使い方【徹底的な企業研究で内定獲得】

採用倍率は、内定を獲得した人数で割り出す数値ですが、倍率が高ければ、一次面接でも相応の絞り込みがあったと予想できます。逆に採用倍率が低い場合は、一次面接の通過率は高いと予測できるでしょう。

もちろん、採用倍率だけでは判断できませんが、一つの指標にしてみてください。

求められるスキルや能力の高さを調べる

求められるスキルや能力の高さからも、通過率を予測できます。社員に求めるスキルや能力が高い企業は、一次面接の通過率が低くなる可能性が高いです。

例えば、社員全員が取得が難しい資格を取得している企業や、多くの社員が学生時代から実績や功績を残している企業は、その点を重視している可能性が高いため、書類選考や一次面接での評価基準が厳しくなる傾向にあります。企業のホームページにある社員紹介をチェックしたり、OB・OG訪問で質問したりして、どんなスキル・能力が求められているかを調べましょう。

ただし、求められるスキルや能力が高い企業であっても、能力の見極めを面接の中でじっくりおこなおうとしている企業の場合は、一次面接ではそれほど高い基準を設けていないこともあります。

就活の一次面接の通過率を高める方法

一次面接の通過率を高めるためには、一次面接と二次面接以降の役割の違いを理解し、対策しておく必要があります。7つの方法を紹介するので、参考にしてみてください。

就活の一次面接の目的や特徴を理解する

効果的な対策をするためには、一次面接の目的や特徴を理解しておきましょう。一概には言えませんが、一般的に企業が一次面接をおこなう目的は「社会人として基礎的な能力があるか」を見極めるためです。

社会人としての基礎的な能力とは、あいさつやマナー、清潔感、笑顔でハキハキとした受け答え、自然な会話のキャッチボールなどを通して見られています。また、深掘りはしないものの、自社の求める人材や企業理念と極端にズレがある人材ではないかを見られていることも理解しておきましょう。

企業によって異なりますが、一般的に一次面接は若手社員や採用担当者が面接官であることが多いです。「一緒に働きたい」「上司に問題なく紹介できる」と思われるようなマナーや身だしなみを意識しましょう。

一般的に一次面接でチェックされる能力については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
一次面接の質問集|対策や回答例、質問数なども解説

二次面接や最終面接との違いを知る

一次面接とそれ以降におこなわれる面接に、どのような違いがあるかも把握しておきましょう。

一次面接は集団で実施されることが多く、履歴書やエントリーシートに記載した内容に関する基本的な質問がおこなわれます。

二次面接では、自社への熱意や企業・仕事への理解、学生の価値観などに関する踏み込んだ質問がされ、自社とマッチする人材かどうかを見極められることが多いです。

最終面接は、それまでの選考内容を踏まえ、社長や役員クラスが参加して、最終的に採用に値する人材かどうかを見極めるために実施されます。

企業によっては面接回数が多い場合や、逆に二次面接が最終面接になることもありますが、一般的な違いを理解したうえで、一次面接で何が求められているのかを把握しておきましょう。

二次面接、最終面接や集団面接対策に関しては、以下のページも参考にしてみてください。

二次面接で聞かれる質問内容|逆質問例文や対策、落ちる理由も紹介

現役人事が伝授!新卒最終面接で聞かれること・心構え・向き合い方【30の質問例・逆質問例付】

明確なマイナスを作らない

一次面接は、学生をふるいにかけるために行われる面接とも言えます。「遅刻する」「極端に小さな声で話す」「会話が成り立たない」「目を見て話さない」など、明らかなマイナス要素があると、落とされてしまう可能性が高いです。

就活マナーを見返して、明確なマイナスを作らないように注意しましょう。

就活マナーはこちらのページで詳しく解説しています。

新卒就活生が本気で悩む「就活マナー」の正体に迫る

新卒の就活面接マナー|入退室から服装や持ち物、言葉遣いまで紹介

頻出質問の回答準備を徹底する

一次面接でされる質問にはある程度傾向があります。一次面接の頻出質問を把握し、一通り自分なりの回答を準備をしておきましょう。準備ができたら、面接の状況をイメージしながら、本番に向けて声に出して練習します。

一次面接でよく聞かれるのは、以下のような質問です。

  • 自己紹介をしてください。
  • 自己PRをしてください。
  • 長所と短所を教えてください。
  • 志望動機はなんですか?
  • 学生時代に力を入れたことを教えてください。
  • 最後に何か質問はありますか?

頻出質問の回答例や一次面接対策は、こちらのページで詳しく紹介しています。

一次面接の質問集|対策や回答例、質問数なども解説

限られた時間の一次面接で自分をアピールするためには、印象に残る自己PRを伝えることが大切です。OfferBoxが提供する無料の自己分析ツール「Analyze U+(アナライズユープラス)」を活用し、自分の強みを踏まえた自己PR作りに役立ててみてください。

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応募先の募集要項や会社説明会で情報収集する

就活では応募先企業の情報収集をおこない、企業への理解を深めることが大切です。もちろん一次面接でも、企業に関する情報を把握しておかなければなりません。

応募先企業の募集要項や採用ページには、一次面接でどのような点を評価するのか、どのような人物に来て欲しいのかなどが書かれていることも多いです。また、会社説明会でも、一次面接に活かせるヒントが得られる可能性があります。

ただ単に企業研究をするのではなく、一次面接を通過するために有益な情報を意識して探してみましょう。

一次面接から熱意を伝える

一次面接から熱意を伝えられるよう、質問への回答を通して、志望意欲の高さや熱意を伝えましょう。

一次面接に参加する学生の中には、まだ応募先企業への志望度が低い学生や、第一志望を決めきれずにいる学生も多く、熱意が伝えられない人も少なくありません。一次面接から熱意を伝えられれば、ほかの学生と差がつきやすくなり、通過する可能性が高まります。

背筋を伸ばして落ち着いた受け答えをする

好印象を残すために、背筋を伸ばし、落ち着いた受け答えを意識することも大切です。姿勢を正し、明るく笑顔でハキハキと話すことを意識しましょう。また、聞かれた質問の意図を汲み取って、求められている回答ができるように意識します。

緊張するのは仕方のないことですが、面接練習を繰り返し、自信を持って臨めるようにしましょう。

オンラインの就活の一次面接の通過率が低いとき

最近はオンラインで一次面接がおこなわれることも多いです。オンラインでも基本的には対面の一次面接と変わりませんが、通過率が低くて悩んでいるのなら、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 笑顔でカメラ目線をキープする
  • 対面の面接よりもゆっくりとハキハキ話す
  • 退出するまで気を抜かない
  • 顔が明るく見えるよう調整する
  • メイクで明るい印象を作る

こちらのページでオンライン面接の注意点やポイントをまとめているので、参考にしてみてください。

【完全版】WEB面接の説明書〜注意点・NG・差がつくポイントまで〜

イヤホンは必要?WEB面接初心者が知っておくべき心得と準備

まとめ:就活のコツをおさえて一次面接の通過率を上げていこう

一次面接の通過率は公表されているデータがなく、はっきりとした数値はわかりません。今回紹介した予測方法を参考にしつつ、通過率を高めるための方法を意識することが大切です。就活マナーの見直しや頻出質問の把握を行い、自信を持って面接に挑みましょう。

「研究職」といえば、理系学生にとっては憧れの職種の1つです。しかし、人気職種ではあるものの、実際にどのような仕事をしているのか、詳しく把握している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、研究職の種類や仕事内容、やりがいや向いている人の特徴など、網羅的にご紹介します。狭き門と言われる研究職への挑戦は、早めの準備が重要です。自身の研究分野を定め、卒業後のキャリアを輝かせるための第一歩を踏み出しましょう。

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研究職とは

研究職とは、大学や公的機関、民間企業などでさまざまな研究に従事する仕事です。「基礎研究」と「応用研究」の2種類の研究段階に分かれており、新たな知識や技術の発見、実験の実施、データ解析、結果の評価など、業務内容は多岐にわたります。

また、厚生労働省の職業分類表では、研究者の種類は以下の7つに分類されています。それぞれがさらに細かな専門分野を持っており、独自の研究対象と手法を使っています。

  • 理学研究者
  • 工学研究者
  • 農学・林学・水産学研究者
  • 医学研究者
  • 人文科学研究者
  • 社会科学研究者
  • 他に分類されない研究者

研究職に興味を持つ学生は、早いうちに細かな研究分野を定めることで、自身が目指す研究者の道へ、適切なアプローチを取ることができるでしょう。

研究職の種類

研究職には、「基礎研究」と「応用研究」の2種類が存在します。どの段階の研究をおこなうかによって仕事内容が異なります。自分の興味や志向に合った研究分野を選ぶため、事前にそれぞれの特徴を理解しておきましょう。

基礎研究

基礎研究とは、これまでに誰も発見していない理論やメカニズムを解明する研究のことです。

基礎研究は、仮説の検証や修正を何度も繰り返す根気のいる仕事であり、具体的な製品・サービス開発に直結しない場合も多くあります。しかし、成果を出せば、世の中に大きな影響を与えることができます。

2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の「免疫反応にブレーキをかけるタンパク質PD‐1の発見」はその最たる事例でしょう。

基礎研究は新たな知識の開拓という点で重要であり、応用研究や技術革新の基盤となる役割を果たしています。基礎研究によって生み出された知見は、将来の科学や技術の進歩へ大いに寄与する可能性を秘めています。

応用研究

応用研究とは、基礎研究で発見された結果をもとに、新しい機器や装置、システムなどを開発し、実用化を目指す研究のことです。

応用研究は、以下のようにさまざまな分野でおこなわれます。

  • 医学:新たな治療法や薬剤の開発、疾病の診断技術の改善
  • 工学:新たな製品の設計や製造プロセスの改善、環境への負荷の低減

京都大学特別教授の本庶佑氏は、「PD‐1の発見」という基礎研究を「がん治療へ応用」したことで、2018年にノーベル生理学・医学賞の受賞に至りました。

このように、応用研究は、社会や産業に直接的な影響を与えることができます。世の中の課題やニーズを上手く汲み取る力が重要となってくるでしょう。

開発職との違い

研究職と似た職種として、開発職があります。研究職が理論や技術を生み出し活用させるのに対し、開発職はさらに手を加えて製品、サービス化を目指す仕事です。

基礎研究、応用研究に開発研究を加え、3つでひとくくりとする考え方もありますが、厳密には以下のように、研究職と開発職には違いがあります。

  • 目的と目標:開発職は実用的な製品やサービスの開発を目指し、研究職は知識や理論の発見、学問の発展を目指す
  • 成果物と評価:開発職は製品やサービスの完成と市場での受け入れを評価されるが、研究職は知見や理論の発見と学術的な評価が重視される

開発職と研究職は異なる役割を持ちながら、相互の連携や影響もあります。特に応用研究は開発研究と近しい仕事になるため、おさえておくと良いでしょう。

研究職の就職先

研究職には大学や公的機関、民間企業などさまざまな活動フィールドがあります。それぞれの就職先での特徴を理解して、自分がどの職場でどのように働きたいのか、具体的なイメージを膨らませてみましょう。

大学・大学院

学術機関である大学では、基礎研究をおこなうことが大半です。大学の研究プロジェクトに参加したり、独自の研究テーマを追求し、未知の物質や未開拓原理の発見・解明を目指します。

大学・大学院での研究職のキャリアパスは、まず博士号取得後、「講師」として教育・研究活動をおこないます。その後、研究成果と教育実績を積み重ねていくことで「助教→准教授→教授」と昇進していくことができます。

公的機関

公的機関における研究職の就職先は、主に以下の3つです。

  • 国立研究開発法人:研究開発をおこなう独立行政法人
    「理化学研究所」「産業技術総合研究所」など
  • 国立研究機関:中央省庁が設置する研究施設
    厚生労働省「国立感染症研究所」、警察庁「科学警察研究所」など
  • 公設試験研究機関:地方公共団体が設置する研究施設
    「産業技術センター」「健康安全センター」など

先進的な研究開発に取り組むことが多く、基礎研究と応用研究の両方に関わることがあります。国立研究機関では国家公務員、公設試験研究機関では地方公務員として働くことが特徴です。

民間企業

民間企業の研究職では、製品やサービスの開発や改良に向けた応用研究が中心となります。企業は競争力を維持するため、市場のニーズを把握し、革新的なアイデアや技術を実現するための研究開発に従事します。

例えば、以下のような大手企業が研究職を募集しています。

  • トヨタ自動車株式会社:自動車技術の研究・開発
    エンジン技術、電気自動車、自動運転技術などの分野
  • 三菱重工業株式会社:航空機、宇宙機、産業機械などの製品開発
    素材開発や構造解析、システム設計などの分野

研究職ならではのやりがいとは

研究職は、未知の領域を探求し、新しい発見や革新的な技術を生み出す魅力に満ちたキャリアパスです。ここでは、研究職ならではの代表的なやりがいを見ていきましょう。

社会貢献できる

自分の研究成果が広く社会で活用されるようになることは、研究職のやりがいの1つでしょう。特に、toC向けの製品を扱う民間企業では、世の中の多くが利用する製品に関わることができるため、志望する人も多いと考えられます。

自分が研究してきたことが製品やサービスとして実際に形になり、人々の生活に貢献できることは、大きな喜びと充実感を与えてくれます。このような社会的なインパクトを持つ研究に関われることは、研究職の魅力です。

自分の興味・好きなことを活かせる

研究職は、自分の興味がある分野や学問に深く関わることができます。研究が好きで、探究心や好奇心を持って学問を追求したいと考える人にとって、自分の関心や情熱が仕事に直結することは大きなやりがいとなります。

好きなことが仕事につながることで、毎日の業務に情熱や意欲を持って取り組むことができるでしょう。自らの成長や学術界への貢献に喜びを感じながら、深い専門知識を磨き、新たな発見や成果を生み出すことは、研究職ならではのやりがいです。

研究職はつらい?研究職ならではの難しさ

理系学生の憧れで人気の研究職ですが、仕事をするうえで、もちろん厳しさを感じるときもあるでしょう。ここでは、未知の領域に挑む研究職ならではの難しさを見ていきます。

成果主義

研究職では、成果が厳しく要求されます。成果が得られない場合、その研究が継続できなくなる可能性もあるため、研究者は常にプレッシャーを背負いながら挑戦しています。

また、研究は時間がかかるものであり、即座に結果が得られるわけではありません。試行錯誤や失敗も含め、成果が出るまでには多くの時間と努力を要します。研究者は失敗や挫折を乗り越え、粘り強く研究を続けながら目標に向かって進む必要があるでしょう。

転職が難しい場合がある

研究職は、1つの分野を深く掘り下げるため、ほかの職種へ転職が難しい傾向にあります。

そのため、転職を考える場合、新たなスキルや知識を獲得し、独自のキャリアパスを築く必要があります。転職には時間や努力がかかる場合があり、適応力や柔軟性が求められます。

ただし、研究職で培った深い専門知識や問題解決能力、論理的思考などのスキルは、ほかの職種でも大いに活用できるでしょう。キャリアチェンジを検討する際は、自身の強みや研究職で培った価値を明確に伝えられるよう備えておくことが重要です。

研究職に向いている人の特徴

研究職を志望する人は理系の学生が多いですが、適性は人によって異なります。ここでは、研究職に求められるスキルと特徴をピックアップして紹介します。研究職に興味がある人は、自分に向いているのかどうかチェックしていきましょう。

探求心が強い

探究心が強い人は、研究職に向いているでしょう。研究には、「なぜこうなんだろう?」「これはどうなっているんだろう?」と知的好奇心を持ち、探求し続ける力が必要です。

一方で、興味が移りやすく飽きっぽい人は研究職には向いていないかもしれません。研究には時間がかかるため、長期的な視点と使命感を持ち続けることが求められます。特定の事象について、とことん深くまで調べ続けられる人には、研究職に適しているでしょう。

粘り強く一つのことに集中できる

粘り強く1つのことに集中できる能力は、研究職の必須スキルです。

研究職では、成果を得るために長期的な取り組みが必要です。1つのテーマや課題に対して、根気強く集中して取り組むことが求められます。研究中は、初めての試みやアイデアが成功に結びつくまでには、何度も実験が必要となることがあります。

また、1つのテーマに集中して取り組むことで、深い洞察や専門知識を獲得できます。新たな発見や貢献をするためには、根気強く試行錯誤を続ける忍耐力が重要となるでしょう。

失敗をポジティブに切り替えられる

ポジティブシンキングは、研究において困難や壁にぶつかった際に求められるスキルです。

研究職では、良い結果が得られなかったり、進展が遅かったりすることもあるでしょう。しかし、粘り強く取り組むことで問題を解決し、成果を得る可能性が高まります。

何度も同じ研究をして、何度も失敗しても、それをばねに前向きに進める人は、研究職に向いていると言えるでしょう。

コミュニケーション力

意外に思われるかもしれませんが、研究職ではコミュニケーションスキルも必要不可欠です。

研究職では、ほかの研究者やチームメンバーとの協力や情報共有が重要です。自分の研究の進捗状況や結果、資料など、的確に伝えることができなければ、大きな成功を収めることは難しいでしょう。

学生のうちから自分の研究以外にも興味を持ち、周囲と適切なコミュニケーションスキルが取れるよう、聴く力と伝える力を磨いていきましょう。

研究職は狭き門?就職難易度が高い理由

研究職が狭き門となっている理由は何でしょうか?どの研究機関においても、就職の難易度は高くなっています。ここでは、研究職の就職が難しい2つの理由について解説します。

求人が少ない

研究職の募集枠は、そもそもが非常に少なく、競争率が高い傾向があります。また、自分が大学で専攻した学問分野で求人を探すと、さらに求人数は限られてしまい、就職活動が難しくなることがあるでしょう。

研究職を目指す学生は、幅広い求人情報や研究機関とのコネクションを活用し、早いうちから積極的に情報収集をおこなうことが重要です。

採用要件が厳しい

研究職では、採用要件として、エントリーの時点で高い学術水準を要求されます。

例えば、製薬会社の武田薬品では、応募資格を以下のように設定しています。

  • 薬学、工学、理学、農学、生命系の分野を専攻された方
  • 修士課程、博士課程を修了、もしくは6年制大学を卒業される方
  • 英語力:TOEIC700点以上
  • 対外発表:学会・学術論文などの発表実績(または予定)

厳しい要件の中、多くの優秀な候補者が同じポジションを目指しているため、応募ハードルは高くなります。その中で自身の能力や研究実績をいかにアピールできるかが鍵となるでしょう。

研究職を志望する学生がやるべきこと

狭き門の研究職ですが、しっかりと準備をしておけば希望のキャリアにチャレンジできる可能性は大いに広がるでしょう。ここでは、研究職を志望する学生に向けて、就職するまでに必要なことを伝えていきます。

研究分野を早めに決める

先の章で伝えた通り、研究分野を早めに決めることが重要です。自分が専攻している分野にあわせて求人を探すのが一般的なため、早めに方向性を決めておくと心の準備ができます。

さらに、早期から研究に取り組むことで経験を積み重ね、実績を築く機会も増えます。これは、将来のアピール要素となるでしょう。自分の興味や適性に基づき、充実した研究経験を積むことができます。

自己分析や業界・企業研究も怠らない

研究ばかりに明け暮れるのではなく、就活の基本も怠らないようにしましょう。自分の適性や志向性を把握し、どの研究分野や企業が合っているのかを見極めることが大切です。

こちらの就活記事を読んで、自己分析・業界研究・企業分析の手法を学びましょう

自己分析は必要ない?全くせずに面接を受けたらどうなる?【自己分析シートDLあり】
【就活の業界研究の目的ややり方】よくある質問にも回答
就活における企業研究のやり方を徹底解説!まずは何から始めるべき?

また、OfferBoxでは無料の自己分析ツール「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」を受けることができます。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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研究職のインターンシップに参加する

忙しい理系学生ですが、インターンシップへの参加は大きなメリットがあります。志望業界の探索や視野の広がり、人脈の形成、就活での優位性、経験の積み重ねなどが期待できます。

こちらの記事で紹介している以下の工夫で、理系学生もインターンシップと研究を両立することができるでしょう。
インターンシップと研究はどちらも大切!両立するメリットや方法とは?

  • 授業や研究が忙しくないタイミングを把握する
  • まとまった時間が取れない場合は1Dayインターンシップに参加する
  • オンラインのインターンシップを検討する

また、こちらの記事では理系インターンシップの特徴、プログラム例や選び方を紹介していますので参考にしてください。
理系インターンシップの特徴とは?参加メリットやプログラム例を紹介

研究職の志望動機作成のコツと例文

倍率が高い研究職で内定を勝ち取るためには、志望動機をしっかりと作り込むことが重要です。採用担当者を納得させられる志望動機を作成するために、以下の3点を意識しましょう。

  • 研究内容を具体的に伝える
  • 企業の取り組みを調査し、興味や関心を示す
  • 入社後に携わりたいテーマやプロジェクトを明確にする

研究職の志望動機例文

私は、大学院で食品の品質や安全性に関する研究に取に取り組みました。自身の専門知識やスキルを活かし、研究の世界で貢献したいという思いが強くあります。貴社は食品の品質向上や持続可能性に取り組んでいると知り、社会的課題に対する革新的な解決策を追求していると魅力を感じました。ぜひ私も貴社の研究チームの一員として、食品開発や品質管理に携わり、社会の発展に貢献したいです。

このように、自身の専門知識や経験、将来の貢献や成長の意欲を示すことで、研究職への強い志望意欲を表現しましょう。

志望動機の作り方のポイントを知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
就活面接の志望動機の答え方|例文でポイントを解説

早めに対策をして研究職のキャリアをつかみとろう

研究職は、成果が出るまでに時間がかかる地道な仕事であり、またプレッシャーも大きくかかります。しかしその分、成果が出たときの社会貢献性は大きく、自分の興味・好きなことを活かすことができる魅力的な仕事です。

この記事を読んで研究職に興味を持った理系学生の皆さんは、ぜひ早めの対策を始めましょう。OfferBoxでは研究職の新卒採用をしている企業からオファーがもらえます。まずはOfferBoxにプロフィールを入力してみてください。

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新卒学生にとって、就職先を選ぶことは人生の新たなステージへの第一歩です。しかし、自分に合った就職先の決め方が分からず、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

この記事では、就職先を決めるうえでの判断基準や準備すべきこと、決まらないときの対処法について、詳しくご紹介します。ぜひ、自分自身の軸を見直すきっかけにしてください。将来を見据え、後悔の無い就職先を見つけるための手がかりを掴んでいきましょう。

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就職先の決め方が大切な理由

就職先の選択は、社会人生活を左右する重要な決断です。将来のキャリアだけでなく、日々の充実度に直結するため、慎重な検討が必要です。ここでは、就職先の決め方がとても重要となる理由を紹介していきます。

仕事は1日の大半を占めるため

仕事は、私達の生活の大半を占めています。法律で定められた労働時間は1日8時間、週40時間もあり、さらに通勤時間や残業時間を考慮すると、1日の半分近くの時間を仕事に費やすことになります。

つまり、納得いく就職先を決めて、心から楽しいと思える仕事ができれば、人生の幸福度も高まります。一方、適当に就職先を決めて、やりがいも感じられず嫌々働く日々を送ることになれば、毎日がつまらなくなるでしょう。1日の大半を過ごす就職先を決めることは、自分の今後の生活を左右するほど重要なことといえます。

就職先とミスマッチだと健康リスクや早期離職の懸念がある

ミスマッチとは、自分と相性のよくない仕事につくことです。人によって、仕事との相性や、何にストレスを強く感じるかは異なります。

人が精神的苦痛、ストレスを感じると、頭痛、不眠やミスの増加、不安、イライラ、憂うつな気分など、さまざまな反応が生じます。体調不良や精神的に不安定な状況が続くと、仕事をすること自体が難しくなってしまう可能性もあります。

こうしたミスマッチを防ぐためにも就職先の選定は重要です。自分に合わない環境や仕事に身を置くことは、健康リスクや早期離職の懸念が高まります。

また、厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、新卒で入社した人のうち約3割が3年以内に離職すると言われており、ミスマッチであればあるほど早期離職のリスクは高まります。自分に合った就職先を見つけることは、将来の健康とキャリアの安定に繋がるしょう。

就職先を決める前にやるべきこと

人生を充実させるために大切な就職先の選定ですが、まずは何から始めたら良いでしょうか。就職先を決めるには、将来を見据えた準備が重要です。ここでは、具体的なアクションプランをご紹介します。

自己分析・他己分析をおこなう

就職先を決める前には、自己分析と他己分析を徹底的におこないましょう。
自分に合った就職先を見つけるためには、自分への深い理解が欠かせないからです。
「自分のことなんだから自分が1番よくわかっている」と思うかもしれませんが、いざ言葉にしようとするとなかなかできないものです。

例えば、学生時代に壁にぶつかった経験があれば、「そのできごとの内容・なぜ壁にぶつかったのか・どのように解決したか・結果はどうなったか」と、1つずつ掘り下げて整理します。同様に、学生時代の成功体験や熱中したことなども徹底的に掘り下げ、まとめながら自分の志向や性格の特徴を分析します。
自分の経験や考え方をすらすらと言語化・整理できるレベルまで、徹底的に自己探究をおこない、自身の内面を深く掘り下げていきましょう。

自分史・モチベーショングラフ・マインドマップなど、徹底的な分析のためには、ぜひ自己分析ノートを作ってみることをおすすめします。自己分析ノートの作り方他己分析のやり方を詳しく解説している記事もありますので、あわせて読んでみてください。

就活の軸を決める

就職活動を進めていくうえで、就活の軸を明確に持っておくことが重要です。就活の軸とは、「企業を選ぶうえで、ここだけは譲れないポイント」です。自分が入社後にしたいことがその企業で叶えられるか、見極めるのが大切です。

また、就活の軸は就職活動が行き詰まった時には、方向性を示してくれます。迷いが生じた場合にも、自分のやりたいことを改めて思い出させてくれます。
以下の記事でも、就活軸について紹介していますので、参考にしてください。

【就活の軸の例一覧36選】自己分析との関連性や業界・職種別に紹介
「就活の軸」を見つけてブレない就職活動をしよう!:見つけ方、面接・ESでの答え方、例文

適性診断を受ける

就職活動には、適性診断も活用していきましょう。適性診断は、自分の能力や特性を客観的に評価し、自己理解を深める手段です。

適性診断では、診断結果から強みと弱みを把握することで、自分の得意分野や能力を活かせる職種や業界を見つけることができます。また、強みと弱みを裏付けるエピソード探しのとっかかりとしても活用できるでしょう。

OfferBoxでは無料の適性診断「AnalyzeU+(アナライズユープラス)」を受けることができます。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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キャリアプラン(ライフプラン)を立てる

就職先を考えるにあたって、自分の理想とするキャリアプランとライフプランを明確にしておきましょう。

キャリアプランとは、将来の職業やキャリアの目標を設定し、それに向かって進むための計画です。一方、ライフプランは仕事だけでなく、人生全体の目標や希望を考え、それを実現するための計画です。

仕事は人生の一部であるため、キャリアとライフの両面を考えることで、充実した人生を築くための就職先を見つけることができるでしょう。

業界・企業研究をおこなう

就職活動には業界・企業研究も欠かせません。
なんとなくのイメージで業界や企業を選んでしまうと、入社後に実態とのギャップで苦しむことになるかもしれません。
正しい情報をもとに就職先を選ぶためにも、業界研究・企業研究は大切なのです。
異なる業界の特徴や将来性、各企業の文化、仕事内容などの理解を深めましょう。

ただし、知識を詰め込むだけでは意味がありません。
得た知識と、自己分析で明らかになった自分の志向を照らし合わせることで、ようやくその企業が自分に合うか判断することができます。。

そのため、先の章で伝えた自己分析が不十分な状態で業界・企業研究だけをおこなわないように注意してください。就活軸が定まっていない状態でおこなってしまうと、自分に合わない業界や企業を選んでしまう可能性があります。

本を使った業界研究のポイントを知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
業界研究におすすめの本10冊|具体的なやり方

就職先を決めるさまざまな基準を知ろう

ここまで、就職先を決める前にやるべきことを紹介してきました。ここからは、実際にどのように就職先を決断していけばいいか、さまざまな基準を見ていきましょう。

本当に行きたい業界・仕事内容か

まず、本当に行きたい業界・仕事内容かどうかを改めて考えましょう。一度も就職経験がないため、本当に自分に合っている業界はどこかと問われても、最初はうまく答えられないかもしれません。しかし、「心から惹かれる業界はどこか」「なぜその仕事に魅力を感じるのか」と、1つずつ自分に問いかけていけば、自分の志向性や興味のある分野がだんだん明確になっていくはずです。

周囲に合わせたり、イメージでなんとなく決めるのではなく、自分の本心で行きたい業界や気になる仕事を絞り込んでいきましょう。

労働条件(給与・労働時間・休日休暇など)

定量的な労働条件は、目に見える判断材料の1つです。例えば、給与待遇、労働時間、休日休暇、福利厚生、勤務地、業務内容など、労働条件の中でも簡単に変えられないものです。

厚生労働省の若年者雇用実態調査によると、転職したい理由として最も多いのが「賃金の条件がよい会社にかわりたい」で56.4%、次いで「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」で46.1%となっています。自分の中で重視する要素を検討し、自分にとって最適な環境を見つけましょう。

一緒に働く人

仕事をしていく上で、一緒に働く人達は幸福度と生産性に直結します。社長や役員陣、採用担当、直属の上司、先輩、同期など、日常的に接する人達との相性が良くなければ、離職に繋がるケースも多くあります。

ウェルビーイングの観点でも、人との繋がりが薄い職場は幸福度が低く、逆に豊かな人間関係のある職場は幸福度が高い傾向があります。気になる企業は、ホームページだけでなく、説明会やOB訪問などで直接会って話す機会を活用しましょう。

ワークライフバランス

ワークライフバランスは、仕事と生活の調和を取ることを指す重要な基準です。結婚や出産、引越し、介護など、ライフプランの変化に伴い離職するケースも多くあります。ライフプランが多様化している昨今、長い目で見てさまざまな変化を乗り越えて働けそうな会社か、という視点で考えるのも良いでしょう。

具体的には、フレックスタイム制度やリモートワーク、育児・介護支援制度など、実際に働く人の声を聞き、制度や文化が整っているか確認してみることをおすすめします。

会社の将来性

会社の将来性も、長く働き続ける上では無視できない要素です。厚生労働省の若年者雇用実態調査によると、「将来性のある会社にかわりたい」という離職理由が34.4%と5番目に高くなっています。

将来性を見極めるためには、業界や市場の成長性、会社の経営戦略や成果などを調査しましょう。衰退が見込まれる業界や会社では、将来的な成長やキャリアの発展が限られる可能性があります。新卒の時点で会社の将来性を意識することは重要でしょう。

就職先が決められないときの対処法

ここまで紹介してきたやるべきことや判断基準をもとに考えてみたけれど、どうしても就職先が決められない場合もあるでしょう。1人で悩んでいても進展が難しい場合、ここで紹介する対処法を試してみてください。

先輩社員・内定者と話す

内定をもらったけれどその就職先に決め切れない場合、思い切って、先輩社員と話す時間を設けてもらいましょう。内定をまだもらっておらず、業界も企業も絞り込めない人も、できる限り現場の社員と話してみることが大切です。

先輩社員と話すことで、具体的な仕事内容や会社の雰囲気が理解でき、自分がその会社で働いていけるのか、イメージを広げることができるでしょう。

また、内定をもらっている場合には、内定者イベントに参加してみることもおすすめです。同期とのコミュニケーションを築くことができ、周囲の雰囲気を知ることができます。あまり魅力を感じていなかった内定先でも、イベントに参加し、より深い企業理解を得ることで入社意欲が高まることもあるでしょう。

家族・知人などに相談する

就職先が決められない場合、家族や知人に相談することも有益です。家族や知人は、あなたをよく知っている人々であり、親身になってアドバイスをしてくれるでしょう。

また、家族や知人だけでなく、大学の就職課の職員のような就職・採用に関する専門知識を持った人に相談するのもおすすめです。就職課の職員なら、企業の人事から得た情報や、先輩学生の就職先情報などをもとにアドバイスをしてくれる可能性があります。大学によって支援範囲は異なりますが、一度相談してみる価値はあるでしょう。

さまざまな人と話すことで思考が整理され、自分の優先順位やキャリア目標を再確認し、就職先を選ぶうえでの重要な要素を明確にできます。ほかの人の意見や経験を聞くことで新たな視点を得られるため、決断に迷っている場合には積極的に相談してみましょう。

不安・気になることを言語化する

自分を見つめ直し、不安や気になる点を言語化してみることも重要です。今、何に対して不安を感じているのか、どんなことが気になっているのかを具体的に書き出してみましょう。

内定した就職先に対して不安があって決断できないのか、それとも就職そのものに対して不安があるのかを明確にします。また、どのような情報が不足していて、就職先を決められないのかも整理してみましょう。

言語化することで、曖昧な不安や気になる点を具体化し、改善箇所が自ずと分かってくるはずです。自己分析の見直しにも繋がり、就職先を決める上での迷いを解消する手助けになるでしょう。

就職活動を続けながら判断する

就職先を決められないのであれば、就職活動を続けながら判断することも選択肢の1つです。焦らずにもう少し行動を続けてみることで、新たな情報や選択肢が現れるかもしれません。

ただしこれは、内定を「とりあえず承諾」しても良いという意味ではありません。内定の「とりあえず承諾」はマナー・モラル違反となるため、どんな状況でもNGです。

すぐに内定を受けるか決断できない場合は、内定保留の交渉を検討しましょう。内定承諾を迷っている理由を伝えて誠実に対応すれば、企業側も理解を示してくれるはずです。また、懸念点がある場合、正直に質問することで、対応してもらえる可能性もあります。

内定保留のやり方や注意点を知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
内定をとりあえず承諾はNG!内定と内々定の違い・内定保留のやり方

就職先を決めるときの注意点

最後に、就職先を決めるときの注意点を紹介します。最後に就職先を決断する際の参考にしてください。

不安・懸念があるまま就職先を決めない

少しでも不安や懸念が残っている場合は、就職先を決める前に一度立ち止まりましょう。何かしらの不安要素を抱えたまま、決断してしまうのは危険です。

先の章で伝えた、不安・気になることを言語化してみましょう。抱えている不安や懸念を具体的に洗い出し、それらを解消するための情報収集や周囲への相談をおこなうことで、後悔なく就職先の決断に繋げることができるはずです。

クチコミや人の意見に惑わされない

クチコミや人の意見に惑わされないことも大切です。インターネットの情報や周囲の噂話は気になりますが、必ずしも真実とは限りません。疑問や不安がある場合は、直接企業に問い合わせたり、面接や説明会、OB・OG訪問などに行き、自分自身で確かめることが重要です。

例えば、残業が気になる場合は、「クチコミで残業が多いと聞きましたが、実際の業務時間や労働環境について教えていただけますか」と具体的に質問することが大切です。直接情報を収集し、客観的な判断ができるようにしましょう。

イメージで決めつけず自分の目で確認する

イメージだけで企業を決めつけることは、選択肢を狭めてしまうことになります。ベンチャー企業なら成長できそう、有名な会社は穏やかな社員が多そうなど、イメージだけで判断するのは避けましょう。

何事も自分の目で見て、実際に聞いた内容を重視することが大切です。たった1回の企業説明会だけで判断せずに、可能な限り、先輩社員との座談会や職場見学などの機会があれば複数回参加しましょう。

自分自身で直接経験し、情報を集めることで、正確な判断ができます。イメージだけに惑わされず、現実を見極めることが後悔しない就職先を選ぶために重要です。

キャリアプランや価値観は変わるものと捉える

キャリアプランや価値観は、働いていく中で変わるものと捉えましょう。新卒の就職先は、一度決めたら取り返しがつかない時代は終わりました。終身雇用が崩壊したとされる現代では、新卒からずっと同じ仕事をし続けるというケースは、これからますます少なくなっていくでしょう。

今の時点で、「この業界に一生いる!」と考え過ぎることは良くありません。いろいろな人との出会いや仕事の経験を通して、価値観は変化していくものです。

まずは新卒でスキルを磨き、価値観が変わったら転職するという選択肢もあります。肩の力を適度に抜き、柔軟な姿勢で未来を見据えることをおすすめします。

「大手だから」「給料がたかいから」と安易に決めない

大手企業や有名企業、給料の高さを理由として、安易に就職先を決めるのはやめましょう。大手企業でも部署や業務内容によって働き方や文化が異なることがあり、自分に合わない可能性もあります。また、高い給料だけが仕事の満足度に繋がるわけではありません。

さらに、就職活動で大手病になってしまうと、内定が出ず負のスパイラルに陥る危険性もあります。安易な判断ではなく、慎重に情報収集し、自身のキャリア目標や魅力を追求する企業を選ぶことが重要です。

大手病の危険性や対策法を知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
【就活で大手病になるのは危険!】対策法を詳しく解説します

やるべきことをやって納得できる就職先を決めよう

新卒の就職先を選ぶことは、これからの人生に大きく影響する重要な決断となります。自己分析を徹底的におこない、情報収集や現地訪問を通じて、自分の興味や適性に合った就職先を見つけましょう。

また、キャリアプランや価値観が変わることを意識し、将来に向けた成長と展望を考えながら選択することも大切です。十分な検討と確認を重ねて、自分自身が納得できる就職先を決めましょう。自信と安心感を持って就職先を決めることは、充実したキャリアを築くことに繋がります。

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経歴をまとめた履歴書と異なり、志望動機や自己PRなどをまとめたエントリーシートは、企業にあなたを印象付けるための重要な書類です。提出を控えている人の中には「エントリーシートを書いてみたけど自信がない」「誰かに添削をお願いしたい」という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、エントリーシートの添削をしてもらうメリットや、お願いすべき人、依頼するときのポイントや注意点などをまとめました。依頼する際の例文も紹介するので、参考にして添削をお願いしてみましょう。

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エントリーシートの添削をしてもらうメリット

「添削してもらうのってメリットがあるのかな?」と考えている人もいるかもしれません。エントリーシートの添削をしてもらうと、自分で完結するだけでは得られないメリットがあります。

客観的な第三者からのアドバイスがもらえる

エントリーシートの添削をお願いすれば、第三者から客観的な視点でのアドバイスがもらえます。

自分で見直しをすると、書き方のクセや違和感のある言い回しを見落としてしまいがちです。また、表現によっては、伝えたいことが間違って伝わってしまう可能性もあります。

客観的なアドバイスをもらって参考にすれば、伝えたいことがしっかり伝わるエントリーシートに仕上げられるでしょう。

書き方の癖やミスに自分で気付けるようになる

エントリーシートの添削をお願いすると、自分の書き方のクセや繰り返しがちなミスに気付けるようになります。何度か添削を受けていると、指摘されるポイントの傾向が少しずつ分かってくるはずです。

自分のクセやミスしやすいポイントを把握すれば、添削をお願いしなくても、自分で修正すべきポイントに気付けるようになるでしょう。

語彙力・表現力が身に付く

今まで以上に語彙力や表現力が身につくことも、エントリーシートを添削してもらうメリットです。

特定の人に添削をお願いするのではなく、知人や家族、OB・OG、就職課の方など、さまざまな立場の方にお願いすれば、お願いした人の数だけ新しい語彙や表現を学べます。

語彙や表現のレパートリーが増え、読み応えのあるエントリーシートが作成できるようになるでしょう。

エントリーシートの添削は誰にお願いすべき?

「添削してもらいたいけど、誰にお願いすればいいんだろう」と考えてしまう人もいるかもしれません。一般的にエントリーシートの添削をお願いできる3パターンを紹介します。

知人・家族

添削を一番気軽にお願いできるのは、大学の友達やバイト先の知人、兄弟や親など身近な人です。エントリーシートの提出が迫っていてもお願いしやすいですし、率直なアドバイスをもらえます。また、あなたのことを理解してくれているため、あなたの良さを引き出すアドバイスをしてくれるかもしれません。

ただ知人や家族は就活のプロではありませんから、採用する側の立場に立った、踏み込んだアドバイスをしてもらうのは難しいです。誤字・脱字などの初歩的なチェックをして欲しいときや、伝わりやすい文章かどうかを確かめたいときにお願いするといいでしょう。

社会人の先輩(OB・OG)

同じ大学だった社会人の先輩や、志望する企業のOB・OGに頼むのも一つの方法です。

同じ大学で仲良くしていた先輩なら、社会人であっても比較的お願いしやすいでしょう。直近で就活経験があるので、自分が就活で得た知識を教えてくれますし、社会人の立場からの指摘をしてくれる可能性もあります。

志望している企業のOB・OGは気軽に依頼できる相手ではありませんが、企業の求める人材や企業文化、実務内容を理解した上でアドバイスしてくれるかもしれません。

OB/OG訪問の依頼に関しては、こちらの記事でも解説しています。
OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説

大学の就職課・就職サービス

大学の就職課や外部の就活関係サービスでも、エントリーシートの添削をしてくれます。就職課や就活関係サービスのスタッフは、就職を熟知し、これまで多くのエントリーシートを添削した経験があります。知識や経験を活かして、良質なアドバイスをしてくれるでしょう。

ただ、添削依頼が殺到することも多く、返却までに時間を要する可能性も高いです。添削を依頼する場合は、時間に余裕を持ってお願いするようにしましょう。

エントリーシートの添削を依頼するときのポイント

エントリーシートは、ただ第三者に添削をお願いすればいいわけではありません。相手は文章のプロとは限りませんから、相手を選びつつ、これから紹介する2つのポイントを押さえておきましょう。

できるだけ就活知識のある方に依頼する

知人や家族にお願いしてもいいとお話しましたが、できれば昨今の就活事情に明るい方に依頼した方が的確なアドバイスを得やすいです。

相談しやすいのは知人や家族かもしれませんが、企業が重視していることやエントリーシートの目的を理解している方にお願いできないか検討してみましょう。社会人の先輩や志望する企業のOB・OGにお願いするのが難しい場合でも、早く行動すれば大学の就職課や就職サービスにお願いできます。

どの企業に何を伝えたいのか共有する

的確なアドバイスをもらうために、添削を依頼する方には、どのような企業を受けるのか、自分がどのようなことを伝えたいのかを必ず共有しましょう。

企業によって価値観や文化はさまざまですから、ある企業ではプラスに感じてもらえることも、別の企業ではマイナスの印象を与えてしまうこともあります。必要な情報を伝え、志望する企業に合った添削をお願いしましょう。

エントリーシートの添削は何回おこなうべきか

エントリーシートの添削をおこなうべき明確な回数はありません。ただ、選考を左右する重要な書類ですから、自分が納得するまで繰り返すといいでしょう。

しかし、相手にも仕事や事情があるので、相手の都合を考えることも重要です。何度も同じ方にお願いしづらい場合は、複数の方にお願いすることも考えてみてください。

エントリーシート・添削依頼のメールの書き方

知人や家族以外にエントリーシートの添削をお願いする場合、相手に失礼にならないようマナーを意識することも大切です。添削依頼する際に押さえておきたいメールの書き方を紹介します。

件名は分かりやすく

メールを受け取った相手が一目で何のメールか分かるよう、件名は分かりやすくしましょう。件名には「エントリーシート添削のお願い (大学名 氏名)」のように記入します。

宛名は正式名称で書く

メールの本文の最初には必ず宛名を正式名称で書きましょう。志望する企業のOB・OGにお願いする場合は企業名・所属部署名・名前を書きます。

なぜ添削依頼したいのか・いつまでなのか

どうしてその方に添削依頼をしたいのか、どのような点に困っているのか、いつまでに添削をお願いしたいのかを明確に伝えましょう。また、スケジュールに問題がないかも事前に尋ねるようにしてください。面識がない方にお願いする場合は、「大学のOB・OG訪問の名簿を見ました」など、どこで相手を知ったのかも必ず書きます。

エントリーシートを添削し相談ポイントをまとめる

エントリーシートはWordやGoogleドキュメントで作成し、メールにファイルやURLを添付しましょう。PDFで送ってしまうと、直接修正ができず、相手が添削しづらくなってしまいます。また、細かく相談したい内容も、WordやGoogleドキュメントにまとめておきましょう。
クラウド上のファイルに添削をしてもらう場合は、アクセス権限のつけ忘れにも注意してください。

ファイル名にも大学名・名前を入れる

送信するファイル名には、必ず大学名と名前も入れ、ダウンロードしても相手がすぐにファイルを見つけやすいようにします。

文末に署名を入れる

メールの文末には署名を入れるのがマナーです。署名には大学名・氏名・携帯電話番号・メールアドレスを入れます。

こちらのページで、就活メールの署名テンプレートを紹介しています。就活関連のメールは署名がマストですから、参考にしてみてください。

【コピペでOK!】就活メールの署名テンプレート3選 | 罫線の書き方,注意点も

ESの添削依頼メール例文

件名:エントリーシート添削のお願い(◯◯大学 ◯◯◯◯)

 

本文:
株式会社◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科3年の◯◯◯◯と申します。
先日のOB訪問では貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

現在、貴社を第一志望として就職活動に取り組んでおります。
本日は、エントリーシートの添削をお願いできないかと思い、ご連絡いたしました。
内容に関して、貴社の求める人材と合致しているかどうかに特に悩んでいます。

お忙しいところ大変恐縮ですが、◯◯月◯◯日までに添削していただくことは可能でしょうか?

何卒よろしくお願いいたします。

——————-
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
◯◯◯◯(氏名)
電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯@◯◯◯◯
——————-

エントリーシートの添削の注意点

エントリーシートを提出する前に添削してもらうのは効果的な方法ですが、いくつか気をつけておきたいことがあります。

添削をしても選考に落ちることはある

エントリーシートの添削をしてもらい、完璧な内容に仕上げても、選考に落ちてしまう可能性はあります。ミスがなく、分かりやすい文章だからといって、必ず評価されるわけではありません。

エントリーシートのコツやポイントを紹介しているので、こちらも参考にして選考を突破できるエントリーシートを作成しましょう。

添削内容がすべて正しいとは限らない

添削してもらった内容が、すべて正しいとは限らないことも頭に入れておきましょう。社会人の先輩や志望企業のOB・OG、就職課・就活サービスのスタッフに添削してもらうと、修正内容が正しいものだと思ってしまいやすいです。しかし、添削をした方もどんなESが通過するかの答えを持っているわけではありませんから、すべて鵜呑みにする必要はありません。

自分らしさ・個性を失わないように

第三者に添削してもらってアドバイスをすべて取り入れると、自分らしさや自分の個性が消えてしまうこともあります。本来、エントリーシートは自分らしさをアピールするための書類ですので、個性が消えてしまっては本末転倒です。最後に身近な人に見てもらい、あなたらしさや個性が出ているかチェックしてもらうのもおすすめです。

エントリーシートの添削で魅力的な文章を作ろう

今回はエントリーシートの添削について解説しました。書類選考で重要な意味を持つエントリーシートは、第三者に添削をしてもらうと、自分では気付けなかった改善点に気付けます。添削をお願いして、誰が読んでも内容やあなたの魅力が伝わる文章に仕上げましょう。

自分らしいエントリーシートを書くためには、自分の強みを把握しておくことも大切です。OfferBoxが提供している「Analyze U+」は、無料で自己分析ができます。改めて自己分析を行い、あなたの魅力が詰まったエントリーシートを作りましょう。

また、エントリーシートを作成する際は、こちらのページもチェックして参考にしてください。

エントリーシートは「ですます調」?「である調」?迷ったら敬語!
エントリーシートとは?書き方や履歴書との違い・質問の回答例を紹介

AnalyzeU

企業から内定の連絡をもらった後、お礼のメールを送るかどうかは多くの学生が就活中に迷うところです。マナーとしてお礼メールを送った方がいいのか、内容はどのように書くのかなど調べている人もいるでしょう。

本記事では、内定や内々定のお礼メールを送る際のポイントや書き方を例文付きで解説します。お礼を伝えるだけでなく、内定承諾や内定辞退、内定保留する場合のメール文をそれぞれ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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内定・内々定のお礼メールは必要?

内定をもらった後のお礼メールは義務ではありませんが、マナーとして送ることを推奨します。内定や内々定のお礼メールには、感謝や入社に向けた意気込みを伝える目的だけではなく、内定通知を確認したことを伝える役割もあります。ここでは、お礼メールを送るべき理由を詳しく解説します。

内定通知を確認したことを伝えるため

内定お礼メールを送るべき理由の1つ目は、「内定通知を受け取ったことを企業側に伝えるため」です。そもそも内定通知メールは、企業から送られてくるだけであり、基本的には一方通行となります。そのため、皆さんが何かしらの返事をしなければ、内定通知を確認したかどうか企業に伝わらないのです。

内定通知は、学生と企業の双方にとって重要な情報であり、行き違いがあると後にトラブルになりかねません。そうした事態を避けるためにも、内定通知を受け取った後には、確実に内容を確認した旨を返信するのがマナーといえます。

感謝や意気込みを伝えるため

内定お礼メールを送るべき2つ目の理由は、選考に関わってくれた方への感謝や、内定承諾後の入社に向けた意気込みなど、気持ちを伝えるためです。

内定へのお礼メールを送るような決まりはありませんが、一言お礼を伝えておくだけでも丁寧な印象となり、入社後に気持ちよく仕事をスタートできるでしょう。なお、意気込みは入社する場合に限られるため、内定保留や内定辞退の際のお礼メールには書く必要はありません。

お礼を伝えるさまざまな方法

内定通知に対してお礼を送る際に、メールでは失礼にならないか不安になる人もいるでしょう。基本的にお礼を伝える手段は、企業側の連絡方法に合わせるのがルールです。内定のお礼を伝える手法として、メールと手紙、電話の違いやそれぞれのメリット・デメリットを説明します。

メール

内定通知へのお礼を送った学生のほとんどがメールを選んでいます。メールは、相手の好きなタイミングで確認できますし、電話のように相手の手を止めることがなく負担になりにくいというメリットがあります。また、瞬時に送信が完了するので、手紙のようにタイムラグが発生しないのも利点です。

一方で、手軽さゆえに電話や手紙よりも気持ちが伝わりにくい可能性があります。とはいえ、メールの文章表現次第で、失礼にならずに率直に気持ちを伝えることは可能です。メール文章のコツについては後の章で詳しく説明します。

電話

直接相手と会話ができる電話は、メールに比べて感謝の気持ちが伝わりやすい傾向があります。また、内定通知を受け取ったことと、内定への感謝と返事だけを簡潔に伝えるだけなら、数分で完了できます。

電話により相手の手を止めてしまうため、電話のタイミングには注意が必要です。また、相手が不在のときや、電話がつながらない場合は折り返しを待つか、改めてかけ直す必要があります。
また電話の場合、おそらく内定承諾するかの質問を受けますので、内定承諾を検討している状況での電話は、正直やりづらいこともあるでしょう。

お礼状

お礼状は、メールや電話に比べると、あまり一般的ではありません。内定が郵送通知で来た場合にお礼を伝える方法として推奨します。
手紙のお礼状は、礼儀正しい印象を与えられます。パソコンのテンプレートを使って作成し、印刷して送ることもできますが、手書きでお礼状を書くことでより気持ちが伝わりやすいでしょう。

ただ、手紙のお礼状は体裁を整え、季節の挨拶や出だしと結びなどのマナーに気を配る必要があります。また、相手に届くまでに時間がかかってしまう点はデメリットです。地域や距離にもよりますが、平均2〜3日ほどを要するため、お礼状を送った旨を先にメールで知らせておくと無難でしょう。

内定のお礼メールの書き方

ここからは内定承諾のケースに加えて、内定を保留したいケース、辞退を考えているケースそれぞれのお礼メールの書き方を例文を用いて紹介します。内定お礼メールを作成する際に参考にしてください。

尚、企業からのメールに返信する形で送る場合、件名を編集する必要はありません。

内定承諾のお礼メール例文

内定承諾のお礼メールの例文は、以下の通りです。

【件名】内定のお礼(△△大学・△△)

 

【本文】
◯◯株式会社
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。
△△大学・△△学部の△△(名前)です。

このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。ありがたくお受けいたします。

来年4月の入社後は、1日も早く貢献できるよう精一杯頑張りたいと思います。

つきましては、今後の流れについてお教えいただきたく存じます。

お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

———
署名

内定承諾の場合、お礼の後に入社後の意気込みや抱負を添えることで、印象がアップします。内定承諾書の提出など、後日改めてやり取りが必要なことを確認する一言を入れれば、入社日に向けた準備をスムーズに進められるでしょう。

内定承諾メールを送る際に気をつけたいマナーや返信期限などをまとめた下記記事もご覧ください。
【例文あり】内定承諾メールの基本的なマナー【返信や質問の方法・期限延期について】

内定保留のお礼メール例文

内定や内々定の承諾を迷っている場合、お礼とともに保留したい旨を企業に伝えるメールを送りましょう。例文は以下の通りです。

【件名】内定のお礼(△△大学・△△)

 

【本文】
◯◯株式会社
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。
△△大学・△△学部の△△(名前)です。

このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

現在選考を受けている企業がほかにもあり、後悔しないようすべての結果を受けてから決めたいと考えているため、すぐの返答が難しい状況です。

誠に勝手ながら、〇月〇日まで回答をお待ちいただくことは可能でしょうか?

内定のご連絡をいただいたところ申し訳ございませんが、何卒ご了承いただきたくお願い申し上げます。

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

———
署名

スムーズなやり取りのためにも、保留したい理由とともに、いつまでに内定通知に対する回答ができるか目安の日時を提示しましょう。一般的には、遅くとも1週間以内には連絡するのがマナーです。

内定辞退のお礼メール例文

内定を辞退したい場合のお礼メールの例文を紹介します。

【件名】内定辞退のお詫び(△△大学・△△)

 

【本文】
◯◯株式会社
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。
△△大学・△△学部の△△(名前)です。

このたびは内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。

せっかくのご連絡をいただき大変恐縮ですが、熟考した結果、貴社の内定を辞退させていただきたく思います。
理由は、選考を受けていたほかの企業から内定をいただき、入社を決意したためです。

選考の過程でお会いした貴社の皆さまの人柄や温かな社風に大変魅力を感じておりましたが、本当にやりたい仕事と自らの適性などを考慮し、決断いたしました。

選考に貴重なお時間を割いていただいたことを改めて御礼申し上げますとともに、内定を辞退いたしますことをお詫び申し上げます。

本来ならば、直接お伺いしお伝えすべきところ、メールでのご連絡となりますことをご了承いただけますと幸いです。

最後になりましたが、貴社のさらなるご発展とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

———
署名

内定への感謝を伝えた後、誠意を持ってお詫びする文章を入れます。辞退理由として「他社への入社を決めた」ことを明記しても失礼には当たりません。ただ、将来的に内定を辞退する企業とご縁があることも考えられるので、最後まで誠実な態度を心がけましょう。

内定承諾後に辞退したい場合の連絡方法やスムーズな伝え方については、下記記事をご参照ください。
【例文あり】内定承諾後に内定を辞退する方法 | メール/電話での伝え方も

内定のお礼メール作成時のポイント

内定お礼メールを作成する際には、誤字脱字や会社名、担当者名の正しい記載など基本のマナーはもちろん、送るタイミングや文章量にも気を配る必要があります。感謝ややる気を適切に伝えるためのお礼メールの作成ポイントを詳しく解説します。

送るタイミング

内定メールは、送るタイミングが重要です。会社説明会の参加確認などよりも重要度が高いため、できるだけ早くお礼メールを送りましょう。

受け取った同日中に返信するか、遅くとも翌営業日には返すのが理想的です。万が一お礼メールを送信するのが遅れてしまった場合、「返信が遅くなり大変申し訳ございません。」とお詫びの一文を添えましょう。

誤字脱字の確認

企業の担当者へ送るメールでは、誤字脱字にも注意しましょう。丁寧で真摯な文面であっても、誤字脱字があると印象を下げてしまう上、ビジネスでは信用性にも影響が及びます。また、先方の名前や企業名、役職などに記載ミスがあれば大変失礼です。

家など落ち着いた環境でメールを作成し、企業名や担当者の氏名が正しく記入できているか、送信前によく確認しましょう。

会社名・担当名を略さない

メールの宛名や本文の会社名や氏名は、略さずに記載します。(株)ではなく株式会社と表記し、担当者の部署名や役職名も省略せず、正式名称を書くことが大切です。自分の出身校や名前も同様に、フルネームで記載しましょう。

選考の過程で採用担当と親しくなったとしても、企業の担当者の敬称は「さん」ではなく「様」を使います。

就活で使うメールのマナーや例文は、下記記事をご覧ください。
就活メールの送り方|マナーや例文・テンプレを紹介

承諾や辞退の返答日を伝える

内定保留を伝える場合は、いつまでに承諾または辞退を返答するか、目安の日時を伝えることが大切です。他社の選考結果待ちが理由で内定を保留したい場合、率直に理由を伝えることは問題ありませんが、いつまでに決めるかは相手にとって重要な情報です。

一般的には1週間前後であれば内定承諾の保留が可能とされていますが、期限によらず早めに結果を連絡しましょう。期限を過ぎても連絡しないまま放置するのはマナー違反であり、印象が悪くなるため避ける必要があります。

内定が出るタイミングや承諾期限などのスケジュールは、下記記事もご覧ください。
内定はいつ出る?就活スケジュールや承諾期限など紹介

適切な文量を意識する

企業からの内定連絡は喜ばしいことですが、嬉しいからといって気持ちを込めすぎて長文のメールを送ることは避けるべきでしょう。仕事用のメールを1日何十件も対応している方も少なくなく、読むのに時間がかかるメールは相手の負担となります。

件名を読むだけで内定のお礼メールだと分かるように、「内定のお礼(学校名・氏名)」など端的な件名を付けます。内容をわかりやすくまとめ、簡潔に感謝の気持ちを伝えることが大切です。メールの最後には、自分の氏名と学校名、連絡先などの情報を署名として入れましょう。

感謝や意欲をなるべく自分の言葉で書く

内定承諾をする際の感謝や入社後の意欲は、できるだけ自分の言葉で書くことを意識しましょう。就活マナーを守り、お礼メールもテンプレートや例文の形式に沿って作成すること自体は問題ありません。

ただ、お礼の気持ちを伝えるためには、自分の内側から湧き出た言葉を率直に文章にする方が効果的です。「1日も早く貴社に貢献できるよう精一杯努力いたします」など、前向きな表現を自分で考えて作成しましょう。

内定お礼メールに関するQ&A

内定お礼メールに関するよくある質問に回答していきます。内定お礼メールを送る相手や、「取り急ぎ」など敬語の使い方を確認し、適切なメールを送りましょう。

OBOG訪問などでお世話になった人にお礼メールしてもいいですか?

OBOG訪問をした企業から内定や内々定を受けたら、お世話になった先輩社員にも連絡しましょう。入社後に社内で顔を合わせることや、同じプロジェクトを担当することがあるかもしれません。

「OBOG訪問の際は、お忙しい中、貴重な機会をいただきましてありがとうございました。」「おかげ様で、このたび貴社から内定を頂くことができました」など、感謝を伝えると理想的です。

キャリアセンターやエージェントにもお礼メールをした方がいいですか?

キャリアセンターや就職エージェントの担当者など、就活中にお世話になった人がいれば、メールでお礼を伝えると良いでしょう。

先方へのお礼メールと同様に、件名は「新卒採用試験結果のご報告(学校名・氏名)」などわかりやすいものにし、就活中にお世話になったお礼と希望する企業から内定をいただけたことを簡潔にまとめます。単なる報告だけでなく、アドバイスへのお礼など具体的なコメントを入れると理想的です。

内定お礼メールの件名はどう書けばいいですか?

内定のお礼メールの件名は、読んだだけで内容が分かるようなものが望ましいでしょう。相手側が送ったメールへの返信だとわかりやすいように、内定通知や選考結果の連絡に返信する形で「Re:」と付いた状態で送りましょう。

また、先述した例文のように、「内定のお礼(学校名・氏名)」と書き換えることで、受け取り手が把握しやすくなります。

内定お礼メールに「取り急ぎ」と書くのは失礼ですか?

「取り急ぎ」には、「とりあえず急いで」という意味で、本来やるべき対応が間に合わず一時的におこなったというネガティブな意味合いが含まれます。ビジネスシーンでは便利な言葉ですが、頻繁に使うと準備不足で計画性に欠ける印象を与える可能性があるため注意が必要です。

また、取引先や上司など目上の人に対して使うのは失礼なため、使用は控えましょう。

就活や入社後に必要となるビジネスメールのマナーや例文を下記記事で確認しておくと安心です。
【初めてのビジネスメール】結び・締めの言葉のマナーと例文集【就活生必見】

お礼メールで感謝の気持ちを伝えよう

内定のお礼メール自体は必須ではありませんが、内定をいただいたことに対する感謝を伝える重要な役割を担っています。内定承諾の場合には、できるだけ早く返信を送りましょう。

内定承諾をするか迷っていても、メールの返信を先延ばしにせず「いつまで保留にしたいのか」「何を迷っているのか」など、現状を伝えるのがマナーです。学生から何かしらの返信をしないと、メールをそもそも確認していないのかなと企業が心配になる可能性もあるためです。今回紹介した内定お礼メールの例文も参考にして、分かりやすく簡潔にメールを作成しましょう。

「頑張っているのに面接に落ちてしまう」「面接を受けても手応えがない」などの悩みを抱える学生は多いです。繰り返し面接に落ちてしまうと「自分は就職できないんじゃないか」と、どんどんネガティブ思考に陥ってしまう人もいるでしょう。

「次こそは絶対に面接を通過したい」と思っているのなら、面接に落ちた理由を分析し、次に活かすことが大切です。

今回は、面接に落ちる理由や次の選考につなげる方法などを紹介します。この記事を参考にして、次の面接を突破しましょう。

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面接で落ちる理由

面接で落ちてしまう場合、面接官が求める基準を満たせていない可能性があります。面接で落ちる代表的な理由を見てみましょう。

就活マナーができていない

一次面接やグループディスカッションを中心に、面接では就活マナーが見られています。マナーができていないと思われるのは、以下のような学生です。

  • しっかり挨拶ができていない
  • 身だしなみに清潔感がない
  • 遅刻する
  • ボソボソと喋る

以下のページでは就活マナーについて詳しく説明しています。この機会にメールのマナーも確認しておきましょう。

新卒の就活面接マナー|入退室から服装や持ち物、言葉遣いまで紹介
新卒就活生が本気で悩む「就活マナー」の正体に迫る
【チェックリスト付き】入室から退室までで気を付けたい集団面接のマナー
就活メールの送り方|マナーや例文・テンプレを紹介

具体的にどのような点を意識すればいいのか説明します。

第一印象・挨拶やアイコンタクト

第一印象は、面接での印象の大半を決定付けるものです。面接の時間は限られているので、第一印象が悪いと面接官がその印象に引きずられたまま面接が進んでしまい、なかなか印象を挽回できません。

面接に関わらず、挨拶は人としての基本です。挨拶がきちんとできなければ、社会人としての素質がないと判断されてしまう可能性もあります。

また、アイコンタクトもコミュニケーションには重要です。目を合わせずに挨拶したり質問に答えても「信用できなさそう」という印象を持たれてしまいます。

身だしなみ、清潔感

身だしなみは第一印象を決める要素の一つです。また、あなたの面接や就活に対する姿勢が表れます。シワやシミのあるシャツやスーツ、汚れた靴、ボサボサな髪型などは清潔感が感じられず、マイナスな印象を抱かれるでしょう。

見た目がすべてではないと言われることもありますが、面接で身だしなみや清潔感を意識することはとても重要です。誰でも気をつければできることなので、できていないことで悪目立ちします。

立ち居振る舞い(ノックやお辞儀など)

面接中の立ち振る舞いも、あなたの印象を左右します。以下のような立ち振る舞いをしていないか振り返ってみましょう。

  • ノックせずに入室する
  • お辞儀が浅い
  • 音を立ててドアを閉める
  • ほかの人が回答しているときに注意散漫になる
  • お礼を言わずに立ち去る

面接は一挙手一投足が見られていると思って、気を引き締めることが大切です。当日だけ取り繕っても素が出てしまいやすいので、日頃から意識しましょう。

時間や期限を守る

面接の時間や書類の提出期限に遅れるのはNGです。面接では社会人としての素質を見られています。時間や期限を守れない人に、安心して仕事を任せることはできません。数分の遅刻も常識的にはNGです。

時間に遅れないよう面接当日は時間に余裕を持って出かけましょう。万が一公共交通機関の遅延などでやむを得ず遅刻する場合は、分かった時点ですぐに連絡します。また、時間を間違えるなどして遅れてしまう場合は、すぐに連絡して謝罪し、理由を誠実に伝えて対応を仰ぎましょう。

ハキハキと大きな声で受け答え

ボソボソと小さな声で話してしまうのも、マイナスな印象を与えます。面接では緊張してしまうものですが、いつも以上にハキハキと、相手が聞き取りやすい声のボリュームでの受け答えを意識しましょう。

就職すると上司や同僚とコミュニケーションを取らなければなりません。ボソボソと小さな声で話してしまうと「コミュニケーションに問題がありそう」と思われてしまいます。

忘れものをしない

忘れものも、社会人としての基本ができていないと判断されてしまいます。面接当日に提出しなければならないものがあれば、前日までに用意しておきましょう。履歴書の写真をつけ忘れてしまう人は多いです。提出前にもう一度確認するようにしてください。

基本的な就活準備ができていない

おそらく、面接の不合格理由で最も多いのは、面接に臨むための基本的な就活準備ができていない、もしくは足りていないことでしょう。基本的な面接準備は以下のものがあります。

  • 自己分析、他己分析
  • 業界研究、企業研究
  • エントリーシートや書類選考
  • 頻出質問や逆質問の対策

それぞれ詳しく紹介します。

自己分析、他己分析

自己分析や他己分析が不足していると、自分の強みや仕事をするうえでの価値観をうまく答えられません。例えば強みを聞かれて「何ごとにも挑戦することです」と答えても、根拠となる具体的なエピソードがなければ、思いつきで言っていると思われてしまうでしょう。

こちらのページで、自己分析の目的ややり方を紹介しています。次の面接までに、改めて自己分析を深めておきましょう。

自己分析の質問項目100|自分史など深堀りのやり方も紹介

業界研究、企業研究

業界研究や企業研究ができていないと、自社や業界への熱意がないと見なされてしまい、面接に落ちてしまう可能性が高くなります。
特に二次面接以降は、一定の企業研究をしてきていることが期待される傾向があります。業界の動向や志望する企業の商品・サービス、企業が求める人材、力を入れている事業などは、徹底して研究しておくことが大切です。面接までにしっかり頭に入れておきましょう。

こちらのページで、業界研究について詳しくまとめています。

【就活の業界研究の目的ややり方】よくある質問にも回答

また、こちらでは企業研究のやり方も紹介しているので、参考にして企業研究を進めましょう。

就活における企業研究のやり方を徹底解説!まずは何から始めるべき?
「四季報」で就活を有利に!簡単&分かりやすい使い方【徹底的な企業研究で内定獲得】

エントリーシートや書類選考

書類選考に通ったとしても、エントリーシートや履歴書などの内容が浅いことが、面接の結果に影響してしまうことがあります。エントリーシートや履歴書は面接の代わりだと思って、内容を充実させましょう。

また、面接の内容とエントリーシート・履歴書の内容が一致していない場合も、整合性がとれず不審に思われてしまう可能性があります。面接前にエントリーシート・履歴書を見返しておきましょう。

エントリーシートの書き方やポイントは、こちらで詳しく紹介しています。

インターンシップのエントリーシートの書き方|ポイントや注意点も

頻出質問や逆質問の対策

頻出質問や逆質問への対策が不十分なことも、面接に落ちてしまう理由です。多くの学生は頻出質問や逆質問への対策を徹底しています。それなのに、浅い回答をしたり、しどろもどろになったりしてしまうと、相対的に準備ができていないと思われてしまいます。

どのような質問があるのかを把握して自分なりの回答を用意し、声に出して話す練習をしておきましょう。

頻出質問と逆質問の答え方は、以下のページで紹介しています。

就活面接の志望動機の答え方|例文でポイントを解説
ガクチカとは|自己PRとの違いや書き方・例文
面接で「長所・短所」を聞かれた際の答え方|例文や言い換え一覧
​​「将来の自分」の考え方|夢や目標との違いなども紹介
新卒の面接で逆質問をチャンスにするポイント【質問例付き】

コミュニケーションに関する課題がある

仕事をするうえでコミュニケーションがスムーズに取れるかどうかは重要です。どんなに面接の回答をしっかり準備していても、当日のコミュニケーションが不安視されてしまうと、面接で落とされる可能性が高まるでしょう。

コミュニケーションに課題があるケースを紹介します。

質問と回答がずれている

面接官の質問に対して、的を得ていない回答をすると、コミュニケーションに問題があると見なされてしまうでしょう。質問と回答がずれると「仕事でもミスしそう」「指示が理解できなさそう」と思われてしまいます。

質問にしっかり耳を傾け、意図を汲んで答えることを意識してください。
もし自信がない場合は、回答する前に「●●という質問の意図で間違いないでしょうか?」と、面接官に確認するのが良いでしょう。

声が小さい・自信がなさそう

就活マナーのところでもお話しましたが、あまりに声が小さいとコミュニケーションに不安を持たれてしまいます。

回答の内容に問題がなくても、声が小さいと自信がなく見え「信頼して仕事を任せられない」と思われる可能性が高いです。

面接官より少し遠くにいる人に声を届けるくらいの気持ちで話すと、緊張していても十分な声を出せるでしょう。少しぐらい話を噛んだとしても問題ありませんので、落ち着いて答えることを意識してみてください。

会話のキャッチボールができていない

相手が質問し終えないうちに話し出したり、間が空きすぎてしまったりすると、会話のキャッチボールがうまくできないと捉えられてしまいます。また、質問に対して極端に短い回答しかしていないのもNGです。

採用担当者にとって面接は、「一緒に働く仲間」を探す場ですので、会話のテンポが合わないと、うまく連携して働けるイメージを持つことができません。

相手の目を見てあいづちを打ちながら話をしっかり聞く姿勢を見せ、ペースをあわせて話すことを意識してください。「はい」「いいえ」だけでなく、質問しやすいよう補足情報を加えたり、ジェスチャーを意識して感情が伝わるよう工夫したりすると良いでしょう。その後に自分の意見や思いを続けて伝えられるようにしましょう。

回答を丸暗記している

いくら準備をしていても、丸暗記した回答をただ声に出しているだけの人は、面接に落ちやすいです。想定した回答を丸暗記すると、質問の意図と回答が徐々にずれ、会話が成り立たなくなります。

また、丸暗記すると感情や表情が伴わず、個性を伝えることができません。棒読みになって、不自然な印象を与えてしまうでしょう。

事前に頻出質問への回答は準備する必要がありますが、一字一句丸暗記するのではなく、自分が伝えたいことの要点をまとめておくと自然な回答ができます。

次の面接に向けてできること

面接に落ちる理由が分かったところで、次の面接に向けて前回の面接を一つひとつ振り返ってみましょう。できなかったと感じることはノートに書き出し、改善するためにどのような対策が必要なのか考えてみてください。

また、付け焼き刃でなんとかしようとしても、本番でボロが出てしまいます。洗い出した改善点は日頃から意識することが大切です。足りなかった知識を身に着ける、自分が話す様子を録画してみるなどして、改善に努めましょう。

本番で改めて意識できるように、改善点をメモしたノートは残しておき、面接前日や当日に見返すこともお勧めです。

面接に落ちたかも?落ちたサインの例を紹介

今現在、面接の結果を待っている人の中には、合否の予測をしたい人もいるでしょう。ここでは、面接に落ちるサインの例を紹介します。
紹介するサインがあったからといって絶対に落ちているわけではありませんので、あくまで1つの参考としてください。

面接が予定よりかなり早く終わった

面接時間が予定より極端に早く終わった場合は、面接に落ちている可能性があるでしょう。例えば「30分の面接と言われていたのに、5分で終わってしまった」という場合は、途中で面接が打ち切られてしまったのかもしれません。

ただ、予定時間より面接が早く終わることは多いので、「1時間の予定だった面接が50分で終わってしまった」程度であれば、不安に思う必要はないでしょう。

採用担当のリアクションが悪い

面接中に面接官が以下のようなリアクションを取っていたのなら、落ちているかもしれません。

  • あまり質問してこない
  • 話が一問一答で終わる
  • 話が盛り上がらない
  • 笑ってくれない
  • 淡々としている
  • ほかの学生とのリアクションが違う

ただし、面接官が単純にそういった性格なのかもしれませんし、圧迫面接がおこなわれた可能性もあります。採用担当のリアクションだけで判断せず、あくまでも参考情報として知っておくと良いでしょう。

就活アドバイスをされる・褒められる

就活アドバイスをされたり、不自然に褒められたりするのも、落ちるサインの可能性があります。特にあなたについての深掘りの質問や次の選考の説明がないのに、穏やかな雰囲気で終わった場合は注意が必要です。

「自分に興味を持ってくれた」と嬉しくなるかもしれませんが、自社のファンになってもらうために、あえて優しくしているだけかもしれません。

面接で落ちた理由がわからない!落ち込む前にとるべき行動とは

「就活マナーも準備も徹底しているのに落ちてしまう」「分析しても落ちる理由がわからない」と落ち込んでいる人もいるでしょう。しかし、落ち込んでも何も始まりません。落ち込む前にとるべき行動を紹介します。

縁やタイミングもあると受け止めよう

面接通過や最終的に内定がもらえるかどうかは、企業との縁やタイミングも大きいです。あなた自身に落ち度があるのではなく、ただ企業との相性が合わないこともあります。また、優秀な学生が多く、僅差でほかの学生に決まってしまうことも珍しいことではありません。

落ち込んでしまうのは当然ですが、運やタイミングもあると受け止めて、気持ちを切り替えることも大切です。

自分自身を否定されたわけではない

面接に落ちると「自分を否定された」「自分は認められなかった」と、ネガティブな気持ちになってしまうこともあるはずです。一生懸命頑張って就活をしている人ほど、自分自身に問題があると言われているように感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、面接で落ちたとしても、あなたの人間性を否定されたわけではありません。不採用を引きずりすぎず、悔しい気持ちをバネにして次の面接に備えましょう。

落ちた理由を問い合わせるのもあり

「手応えがあったのに落ちた理由が分からない」「落ちた理由を知って次に活かしたい」という場合は、落ちた理由を問い合わせても問題ありません。必ず答えてもらえるわけではありませんが、メールで連絡してみましょう。

【例文】

件名:選考結果に関するお問い合せ(◯◯大学 ◯◯◯◯)

 

本文:
株式会社◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
◯月◯日に選考を受けた◯◯大学◯◯学部◯◯学科の◯◯◯◯と申します。
その節は、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

選考結果を拝読いたしました。
差し支えなければ、不採用の理由をご教示いただけますでしょうか。
今後の就職活動の参考にしたく、お聞かせいただければと思っております。

お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
改めまして、この度は選考していただき、誠にありがとうございました。

——————-
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
◯◯◯◯(氏名)
電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯@◯◯◯◯
——————-

面接に落ちた理由を見極めて次のステップに進もう

不採用通知を受け取ったり、面接で手応えを感じられなかったりすると、ネガティブな気持ちになってしまう人も多いはずです。しかし、終わってしまったことを悔やんでも、なにも始まりません。面接を突破するためには、前向きに今できることをしていくことが大切です。これまでの面接を振り返り、改善点を洗い出して、一つずつ対策していきましょう。

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就活の軸をエントリーシートや面接で聞かれることは知っていても、就活の軸のイメージがつかめなくて悩んでいませんか?

  • なぜ就活の軸が必要なのか理由を知りたい
  • どのような就活の軸があるのか、例を挙げてほしい
  • 就活の軸で満たしておくべきポイントを押さえたい

このような疑問を持っている学生も多いと思います。

今回は、就活の軸とは何か、就活の軸を決めるときの注意点とあわせて、就活の軸の具体的なイメージがつかめるよう一覧でまとめました。就活の軸に説得力を持たせるためのコツも解説しているので、参考にしてみてください。

 

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就活の軸とは?〜企業選びの軸とほぼ同義〜

まずは、就活の軸の意味を確認しましょう。

就活の軸とは就職するときに譲れない条件のこと

就活の軸とは、「就職するときに譲れない条件」のことです。

就活の軸を決めておけば、自身にあった企業を見つけやすくなり、効率良く就活を進めることができます。

就活の軸は、自分の価値観に沿って考えられたものであれば、どんな内容でも問題ありません。

就職先を探すにあたって、働く場所や社会貢献、他者貢献、職場環境、福利厚生、企業の知名度など、自身が大切にしている条件があると思います。

就活の軸は自分自身が幸せを感じる価値観にもとづき、設定すると良いでしょう。

「企業選びの軸」とほぼ同じ意味

就活の軸は、企業選びの軸とほぼ同じ意味があります。どちらも自分がどのような基準で働く企業を選んでいるかを示すものです。

前述の通り、自分の価値観に紐付いていることが重要であり、他人の意見にあわせる必要はありません。

大きなやりがいのある仕事をしたいことも就活の軸ですし、家族の介護があるから、家に近いところや転勤がない企業に就職したいことも、立派な就活の軸です。企業に気に入られるために無理にあわせる必要もありません。

何が自分にとってのやりがいか、どんな環境で働きたいか、給与や休日の条件などを洗い出して譲れない条件を絞ってみましょう。

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就活の軸が必要な理由・目的

具体的な就活の軸の例を知っていただく前に、就活の軸が必要な理由・目的について理解を深めましょう。主な3つの理由を紹介します。

応募・入社する企業を絞るため

就活の軸が必要な理由・目的は、応募・入社する企業を絞るためです。

応募する企業を絞れないと、膨大な量の企業にエントリーする必要がでて、非効率的です。また、内定した企業から最終的な入社先を選ぶ際にも、就活の軸・優先順位が大切になります。

就活の軸・優先順位を明確にしておくことで、就活においての判断基準となり、さまざまな選択をする場面で、迷いなく決めることができます。応募する企業や入社する企業をより効率的に絞れるように、就活の軸を明確にしましょう。

ESや面接でも頻出の質問で選考対策にもなるため

就活の軸を明確にすると、エントリーシートや面接でも頻出の質問で選考対策になります。

就活の軸を明確にしておくことで、面接官が知りたいこと・質問に対して一貫性のある回答ができるようになります。

ここで、エントリーシートや面接を通して面接官が知りたいことを具体的にご紹介します。

面接官は学生が自社にあっているか知りたい

就活の軸を面接官が確認する主な理由は、ミスマッチ防止です。

ミスマッチを防ぎ、新入社員の早期離職を減らす目的があります。面接官は限られた時間内に、学生に関する情報を多角的に収集して見極めなくてはなりません。

厚生労働省が発表している「新規学卒就職者の離職状況」によると、新卒で入社した人の3年以内離職率は30%です。入社して3カ月で社員が早期離職した場合でも、企業は採用や研修に多額のお金をかけているので、離職時の損失額は大きいです。

そうした損失を回避するためにも、学生の適性や熱意、資質をあらゆる視点から知る1つの方法として、面接官は就活の軸を確認します。

面接官は学生の本音・本心を知りたい

ただ、就活の軸を聞いて、それが企業にマッチしていれば良いというわけでもありません。学生が本音を隠して選考通過して入社しても、前項で紹介した早期離職に至る可能性が高くなってしまいます。

そのため面接官は、学生が本音・本心から就活の軸を設定できているかを確かめるために、「なぜその就活の軸になったのですか?」「そう考えるようになったのは、どういった経験からですか?」などの質問をします。

就活の軸を深く考えることは、選考におけるこれらの質問の対策になります。

具体的な対策としては、「なぜ自分にとって譲れない条件」なのか、背景や理由を考察しましょう。ほかにも自身の過去の経験を振り返り、「どんな状況のときに力を発揮できるか」「どんなときに幸せを感じるか」を探すことも有効な選考対策です。

実際のエピソードに絡めて就活の軸を採用担当者に話すことで話に厚みが出て、自分らしさが生まれます。

過去の経験を振り返るときは、自分史のワークシートの活用をおすすめします。

なぜ「この就活の軸でなければならないのか」をセットで考え、自分らしさを表現できるようにしていきましょう。

入社後のキャリアにも活きるため

就活の軸が必要な理由・目的は、入社後のキャリアにも活きるためです。自分の将来像を明確にしておくことで、入社後の活躍や、キャリア構築に繋がります。

入社後どのような働き方をしたいか、どのようなキャリアを築いていきたいかを、入社前の就活の段階で検討しておくことで、よりスムーズに入社後の目標を設定していくことができます。

また、就活の軸があることで、自分のキャリア構築に必要なスキルが何かを見つけやすくなるのです。

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就活の軸の具体例一覧【人気業界・職種別】

就活の軸は就職活動をしていくうえで、自分にあった企業を選ぶために必要です。しかし、学生の中には自分自身の就活の軸が何か、漠然としている人もいるでしょう。

本章では業界や職種別に就活の軸やその軸に至った理由を一覧にまとめています。就活の軸の具体的なイメージをつかむために役立ててください。

【IT業界の例】就活の軸一覧

IT業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 新しい技術・サービスに携わりたい
  • 世界で活躍したい
  • 好きなサービスの制作に携わりたい
  • エキスパートと仕事をして成長したい
  • ユーザーの課題を解決するプロダクトを作りたい
  • 自由な働き方ができる環境で働きたい
  • 開発とビジネスの両方に携われる環境で働きたい
  • 常に最新の技術に触れながら仕事をしたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

新しい技術・サービスに携わりたい

IT業界は急速に進化し続け、そのスピードは衰えていません。そのため、新しい技術やサービスに積極的に関わりたいと考える人は多いです。

自分の持つスキルや自分の考えたアイディアが活かされた経験をもとに、自分が新しい技術・サービスに関わりたいことを伝えましょう。

世界で活躍したい

IT業界は海外進出が多い業界でもあります。一部の企業では公用語が英語だったり、2,3年目から海外進出の責任者を任されたりと、比較的海外志向が強い傾向にあります。

これは志望企業にもよりますが、ワールドワイドに働きたいというのも、IT業界で働く人の就活の軸の1つです。

好きなサービスの制作に携わりたい

例えば、ゲームが好きだから開発の仕事がしたいというのも、立派な就活の軸のひとつです。ただ、「ゲームをやるのが好き」というだけで就活の軸にすることはあまりおすすめしません。

あくまで、「作るのが好き」「ゲームを通して何を実現したいか」を伝えられるようにしましょう。

エキスパートと仕事をして成長したい

IT業界は専門的な知識やスキルを持つ人と関わりながら、プロジェクトを進行していく、プロジェクト型の仕事が多いです。プロジェクトごとに関わる人が変わることもよくあります。

そのため、いろいろな人から刺激を受けながら成長できるという理由でIT業界で働く人もいます。

IT業界の業界研究について、詳しくはこちらの記事もチェックしてください。

【金融業界の例】就活の軸一覧

金融業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 人を応援・支援したい
  • 責任ある仕事がしたい
  • 成果にコミットする風土の職場で成長したい
  • 顧客と丁寧に信頼関係を築きたい
  • 数字を扱い、論理的に課題を解決したい
  • グローバルなフィールドで活躍したい
  • 日本経済を活性化させたい
  • 地域経済の発展に貢献したい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

人を応援・支援したい

金融業界では、お金を融通して人を応援・サポートする仕事ができます。銀行であれば自分が事業を運営するのではなく事業を運営する人を応援したい、保険会社であれば安心を提供したい、といった就活の軸を持った人が働いています。

責任ある仕事がしたい

金融業界での仕事には、お金を融通して人を応援する一方で、集めたお金に対して大きな責任があります。

そのため、責任感のある仕事をしたい、あるいは責任感のある組織で自分を成長させたい、というのは金融業界を志望する軸の1つになります。

成果にコミットする風土の職場で成長したい

金融機関によっては、業務の成績がシビアに評価され、給与や昇進に影響を与えます。自身の能力やスキルを活かし、成績に応じた役割を与えられる環境で働きたい人やそうした環境で成長したい人は、それを軸にするのが良いでしょう。

顧客と丁寧に信頼関係を築きたい

顧客との信頼関係が重要視されるのが金融業界です。信頼があるからこそ、顧客の大切なお金を預かることができるのです。当然、顧客とは丁寧なコミュニケーションを通して、信頼構築することが求められます。

そのため、周囲と信頼関係を築きながら仕事をしたいと考えている人も金融業界で多く働いています。

こちらの記事では金融業界の動向や、働く魅力などについてまとめています。

【商社の例】就活の軸一覧

商社で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 海外事業に携わりたい
  • 流通で豊かな生活を実現したい
  • コミュニケーション能力を活かしたい
  • 幅広い業界に関わり、多様な経験を積みたい
  • 事業投資やM&Aに関わり、企業の成長を支援したい
  • ダイナミックな仕事を通じて社会に大きな影響を与えたい
  • 語学力を最大限に活かす仕事をしたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

海外事業に携わりたい

商社は海外からも商品を仕入れて国内に流通させています。海外の取引先とやりとりしたり海外出張・海外赴任をしたりする機会も多いため、海外事業に携わりたい、グローバルに活躍したいとの思いは商社を目指す際の就活の軸となるでしょう。

言語の習得や海外交流の経験などに力を入れていると、就活の軸に説得力が生まれます。

流通で豊かな生活を実現したい

商社は国内外から仕入れた商品やエネルギー、素材などを国内の小売業者やメーカーなどに流通させています。人々が生活必需品や娯楽品を手に入れたり、快適で便利な暮らしをしたりするのを物流の面から支えているのです。

こうした物流によって豊かな暮らしを実現したいという就活の軸は、商社の社員としての使命感が評価されるきっかけにもなるでしょう。

コミュニケーション能力を活かしたい

商社の営業では取引先と交渉し商品の仕入れを取り付けるため、海外の取引先も含めた社外の人とコミュニケーションを取る能力が必要です。

そのほかの職種でも、商品を流通させるまでにはほかの社員達と連携して働く必要があります。よって、コミュニケーション能力を活かして働きたいというのも、商社を志望する際の就活の軸となるでしょう。

【小売業界の例】就活の軸一覧

小売業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 人々の生活の質を向上させたい
  • 地域を基盤としたお店づくりがしたい
  • 顧客に寄り添った仕事がしたい
  • 商品企画・開発に携わり、トレンドを生み出したい
  • 店舗運営のマネジメントを経験し、経営力を身につけたい
  • サステナブルな消費を推進し、環境に配慮した事業に携わりたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

人々の生活の質を向上させたい

小売業界では、メーカーや商社などから仕入れた商品を消費者に直接販売します。

良い商品や顧客が必要としている商品を仕入れて売ることで、人々の生活の質を直接的に向上させられます。

人々の生活を向上させたいという点を就活の軸にしていると、顧客のニーズを読み取った仕入れ・売り方ができそうだと評価されることもあるでしょう。

地域を基盤としたお店づくりがしたい

小売業界では、担当地域のニーズを踏まえた仕入れ・販売が必要になります。

小売業界にはコンビニやスーパーマーケット、家電量販店などが含まれますが、その地域に住む人々の年齢や家族構成などによって求められる商品は違ってくるでしょう。

小売業界ではこうした点を踏まえて地域を基盤としたお店づくりをすることが求められるため、就活の軸として挙げると良いでしょう。

顧客に寄り添った仕事がしたい

商社のような卸売業界とは違い、小売業界では消費者に直接商品を売ります。顧客である消費者がどのような商品を求めているのか、どのような希望やお困りごとを抱えていて、それに応えられる商品は何なのかなどを考える必要があります。

よって、顧客に寄り添った仕事がしたいという就活の軸は小売業界を目指す際にぴったりでしょう。

【食品メーカーの例】就活の軸一覧

食品メーカーで働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 周囲の人を巻き込みながら大きな仕事がしたい
  • 人々の健康を支えたい
  • 人々に感動を与えたい
  • やりがいのある仕事がしたい
  • 安全・安心な食品を届けたい
  • 日本の食文化を守り、世界に広めたい
  • 商品企画・開発を通じて、新しい食の価値を創造したい
  • 日本食を世界に広めたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

周囲の人を巻き込みながら大きな仕事がしたい

食品メーカーは新商品の企画から商品が実際に生産されるまで、多くの工程を経てはじめて世の中に出すことができます。その過程では、多くのメンバーと連携する必要があります。

そのため、食品メーカーで働く人は、多くの人を巻き込みながら大きな仕事がしたいという就活の軸を持つ人も多くいます。

人々の健康を支えたい

安全でヘルシーな日本の食品を海外に届けることは、世界の人の健康をより良くしていくことにつながります。人生で健康を強く意識した経験のある人のなかには、「人々の健康を支えたい」というのを食品メーカーを志望する就活の軸としている人もいます。

人々に感動を与えたい

食を通じて感動を与えたいという人が、多く食品業界を志望しています。「美味しさで感動を与えたい」という人もいれば、「見映えや美しさで感動を与えたい」という人もいるでしょう。

やりがいのある仕事がしたい

食品メーカーの仕事は、安全や品質管理など大きな責任をともないます。法律も厳しく、商品を世に出すと言っても、一筋縄ではいきません。

食品メーカーで働く人のなかには、そうしたさまざまな制約や条件をクリアしながら、やりがいある仕事をしたいという人もいます。

食品業界における具体的な職種や、どのような人に向いているかについてこちらの記事でまとめました。あわせてチェックしてください。

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【コンサルティング業界の例】就活の軸一覧

コンサルティング業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • さまざまな課題に取り組みたい
  • 顧客の成長に携わりたい
  • さまざまな事業・業界を知りたい
  • 多種多様な人と関わる業界で働きたい
  • ロジカルシンキングを活かして問題解決したい
  • 若いうちから成長できる環境で働きたい
  • 数値分析やデータを活用して価値を生み出したい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

さまざまな課題に取り組みたい

コンサルティングを依頼する顧客の抱える課題は会社によって多種多様です。前例のないケースに遭遇しても、ほかの事例やデータから解決策を考えることが求められます。

こうした前例のないさまざまな課題に取り組みたいという就活の軸で働く人もコンサルティング業界にはいます。

顧客の成長に携わりたい

顧客の悩みを解決して、成長に伴走したいと考える人もコンサルティング業界で多く働いています。ほかにも、BtoBで顧客企業の成長に携わる業界では同様の軸を掲げる人がいます。

さまざまな事業・業界を知りたい

顧客に対し、既存事業をどのように成長させていくべきか、どのような新規事業を立ち上げるべきか、共に考える業界です。

そのため、さまざまな事業や業界を知りたい、知識を得たいと考える人がコンサルティング業界では多く働いています。

多種多様な人と関わる業界で働きたい

多様な人と関われる環境で働きたい人もコンサルティング業界を志望するケースが多いです。一般的にコンサルティング業界では、数ヶ月から1年スパンのプロジェクトに携わり、さまざまな業界・案件に携わります。

そのため、多種多様な人と関わる業界で働きたいと考えている人もコンサルティング業界には多いです。

【不動産業界の例】就活の軸一覧

不動産業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 街づくりをしたい
  • 若いうちから活躍したい
  • 高い目標を掲げて仕事に取り組みたい
  • 人生の転機となる瞬間に立ち会いたい
  • 人々の暮らしを支える仕事がしたい
  • 大きなプロジェクトに携わりたい
  • 変化の激しい環境で挑戦したい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

街づくりをしたい

デベロッパーとして働くことになれば住居、商業施設などの都市開発に携わることになります。都市開発という大きなプロジェクトに携わることができ、達成感を得られる業界です。

同じ街づくりをしたいという軸では、プラントエンジニアリング業界を志望する人も多いです。

若いうちから活躍したい

年功序列ではなく、成果重視の傾向にあり、経験が浅くても実力があれば順調にステップアップしていけるのは不動産業界の魅力の1つです。ほかにも、IT業界やWeb広告業界など比較的新しい産業は若いうちから活躍したいという就活の軸を持つ人が多く働いています。

高い目標を掲げて仕事に取り組みたい

企業によっては、高い目標が掲げられていることもあります。目標を達成する達成感が好きな人や目的を持って仕事に取り組みたい人も不動産業界で多く働いています。

人生の転機となる瞬間に立ち会いたい

不動産は、人生のなかでも非常に高額な買い物です。就職や進学、結婚など人生の節目にもなりやすいので、人の人生の転機を支える仕事とも言えます。

そのため、不動産業界には人の転機となる瞬間に立ち会いたいと考える人もいます。人生の転機に関わりたいという人は、人材業界や保険業界にも多いです。

こちらの記事では、不動産業界の仕事内容や向いている人・志望動機のポイントを紹介しています。

【サービス業界の例】就活の軸一覧

サービス業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 人をワクワクさせたい
  • お客様を笑顔にしたい
  • 提案力を活かしたい
  • 多くの人と関わる仕事がしたい
  • 人の心に残る体験を提供したい
  • コミュニケーション能力を活かしたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

人をワクワクさせたい

サービス業のなかでもレジャーや旅行など娯楽関係のジャンルなら、人をワクワクさせたいということが就活の軸に挙げられるでしょう。

「大学時代にもアルバイトやサークル活動などで人を喜ばせたり楽しませたりすることにやりがいを感じていた」というエビソードがあると、説得力が生まれます。

お客様を笑顔にしたい

サービス業界にはお客様を笑顔にできるジャンルも多くあります。

先に挙げた娯楽関係のジャンルならお客様を楽しませることで笑顔にできますし、ホテル業界ならお客様に快適で非日常的な時間・空間を提供することで笑顔にできるでしょう。

自分の目指すジャンルの性質も踏まえたうえで、お客様を笑顔にしたいということを就活に軸に挙げるのもおすすめです。

提案力を活かしたい

サービス業界では、お客様にあわせた提案をする機会が多くあります。例えば学習塾の講師であれば生徒の学力や目標にあわせた学習プランの提案、販売スタッフであればお客様の希望にあった商品の提案などをします。

よって、提案力を活かしたいという点も、サービス業界を目指す際の就活の軸とできるでしょう。

【マスコミの例】就活の軸一覧

マスコミ業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 生きた情報を届けたい
  • 社会の問題解決になる仕事がしたい
  • 日本の文化を海外に伝えたい
  • 多くの人の心を動かすコンテンツを作りたい
  • 自分の言葉や映像で伝える力を磨きたい
  • 新しいメディアの可能性を追求したい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

生きた情報を届けたい

マスコミ業界では、メディアや紙媒体を通じて人々にさまざまな情報を届けます。

鮮度が高く人々の役に立つ生きた情報を発信できる点は、マスコミ業界で働く醍醐味です。情報発信を通じて人々の生活の質を上げたり、好奇心を満たしたりできるでしょう。

こうした「生きた情報を届けたい」という点をマスコミ業界への就活の軸とするのもおすすめです。

社会の問題解決になる仕事がしたい

マスコミ業界で働くと、社会の問題解決になるような情報発信ができることもあります。

時事問題に関する正しい情報を発信したり、重要なのに注目度が低い問題について発信したりすることで、社会をより良い方向へ導けることがあるのです。

社会の問題解決になる仕事がしたいという就活の軸は、マスコミ業界のなかでも新聞社やテレビ局など報道関係のジャンルに適しているでしょう。

日本の文化を海外に伝えたい

マスコミ業界のなかには、日本の文化を海外に伝えるメディア・媒体を運営する会社もあります。

海外の人に日本の文化を発信することで、存続の危機にある日本文化を守ったりインバウンド需要を高めたりできることもあります。

日本の文化を海外に伝えたい理由まで考えたうえで就活の軸とすると、企業側からも評価されやすくなるでしょう。

【広告業界の例】就活の軸一覧

広告業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • アイデアを形にする仕事がしたい
  • 世の中のトレンドを作り、人の心を動かしたい
  • 人と協力しながら、大きなプロジェクトを動かしたい
  • クリエイティブな環境で働きたい
  • 社会課題の解決に貢献する広告を作りたい
  • ブランド価値を高める仕事がしたい
  • 新しい商品・サービスをいち早く届ける仕事をしたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

アイデアを形にする仕事がしたい

広告業界では、クリエイティブなアイデアを企画・制作し、実際に世の中へ発信することが求められます。自身の発想力や表現力を活かし、デザイン・コピー・映像・デジタルコンテンツなどを通じて、企業や商品の魅力を伝えたい人に向いています。

世の中のトレンドを作り、人の心を動かしたい

広告は消費者の行動や価値観に影響を与える力を持っています。新しい流行を生み出し、人々の心を動かすような企画やキャンペーンを仕掛けることに興味がある人におすすめ。

特に、SNSやインフルエンサーを活用したマーケティングに関心がある人に向いているでしょう。

人と協力しながら、大きなプロジェクトを動かしたい

広告業界の仕事は、クライアントやデザイナー、コピーライター、映像クリエイター、マーケティング担当者など、多くの人と協力して進めるものです。

チームワークを大切にし、コミュニケーションを取りながらプロジェクトを動かすことにやりがいを感じる人に向いています。

【人材業界の例】就活の軸一覧

人材業界で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 人の役に立ちたい
  • 人の成長に関心がある
  • 正解が決まっていない仕事をしたい
  • さまざまな人・業界を知りたい
  • キャリアアドバイザーとして人の未来を支えたい
  • 組織の成長や経営課題の解決に関わりたい
  • 人材×テクノロジーで新しい価値を生み出したい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

人の役に立ちたい

人と会社をつなぐ人材業界は、「人に真摯に向きあえる人材」を求めています。「人の役に立ちたい」「人をサポートしたい」と考える人が多く働いています。

人の成長に関心がある

就職・転職活動の支援、組織の支援と形式を問わず、人を成長させることは人材業界で重要な要素の1つです。

ときと場合に応じて、直接人の成長をサポートしたり、成長を促す仕組みづくりをしたりします。そのため人の成長に興味関心がある人もいます。

正解が決まっていない仕事をしたい

コンサルティングにも言えることですが、人や企業の課題は状況によってさまざまです。1人1人の個性を大切にして正解がないなかで自分なりに考えて行動することが求められます。

正解のない問いについて考え続けたい、答え続けたいというのも人材業界で働く人の就活の軸の一例です。

さまざまな人・業界を知りたい

人材業界は多様な人・業界とつながりを持つため、自身が知らなかった仕事や世界観を垣間見れます。

人の支援をしながらさまざまな業界に触れられることが人材業界の醍醐味です。「自分の可能性を広げたい」という考えも同様に人材業界に当てはまる就活の軸です。

人材業界についての詳細はこちらの記事も参考にしてください。

【総合職(営業職)の例】就活の軸一覧

営業職で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 事業に最前線で貢献したい
  • 責任のある仕事を任されたい
  • 結果が数字で表れる仕事がしたい
  • 人と多くコミュニケーションを取る仕事がしたい
  • 自分の努力がキャリアアップに直結する環境で働きたい
  • 若いうちから大きな裁量を持ち、成長したい
  • 自ら商材の魅力を伝える仕事がしたい
  • 顧客と近い距離でやりがいのある仕事がしたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

事業に最前線で貢献したい

総合職は将来の幹部候補とも言えます。なかでも営業職は会社や事業を売上の面から牽引する仕事です。自分が最前線に立って事業に貢献したいというのも営業職を志望する1つの就活の軸です。

責任のある仕事を任されたい

直接的に会社に利益をもたらす営業職は、会社のコア人材になることが期待されることが多いです。営業職を志望する人のなかには責任ある仕事を任されたい、という就活の軸を持つ人も多いです。

結果が数字で表れる仕事がしたい

営業は数字がすべてと言われるほど、数字の管理が欠かせない職種です。目標、実績、達成率などを計算して正確に把握し、目標を達成するために行動できる人材が求められています。

「自分の行動や努力が数字で現れる環境で働きたい」というのも、営業職を志願する就活の軸になります。

人と多くコミュニケーションを取る仕事がしたい

営業職は社外・社内問わず多くの人と関わりを持つので、ほかの職種以上にコミュニケーションを苦としない人が求められています。

人とコミュニケーションをとるのが好き、多くコミュニケーションを取りたいという人が営業職では多く活躍しています。

営業職の志望動機がうまく書けない場合は、こちらの記事で書き方や例文をチェックしましょう。

【総合職(マーケティング職)の例】就活の軸一覧

マーケティング職で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • グローバルな環境で成長したい
  • 新しい考え方を世の中に広めたい
  • 論理的に考える仕事がしたい
  • 最新のトレンドや最先端のものを作り出したい
  • 企業や商品のブランディングに携わりたい
  • クリエイティブな発想を活かして仕事をしたい
  • 消費者の心理や行動を深く理解し、戦略に活かしたい
  • 目標に対して計画を立てて、工夫しながら仕事に取り組みたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

グローバルな環境で成長したい

市場を拡大していくことはマーケティング職の役割です。企業によっては日本国内だけではなく世界を視野に活躍できます。国際的に活躍したいことが仕事の条件であれば、マーケティング職と価値観がフィットするかもしれません。

価値ある製品・ブランドを世の中に広めたい

マーケティングは、ブランドを地道に作り上げていくことだけでなく、これまで価値が認められていなかったものの価値を世の中に広めていく仕事でもあります。場合によっては、これまでなかった概念を生み出すことが求められることもあります。

価値ある製品やブランドを世の中に広めるために施策を考えるのは、マーケティング職の醍醐味の1つです。

論理的に考える仕事がしたい

マーケティングというと、クリエイティブ・感覚的という言葉を連想する人も多いかもしれませんが、論理的に考えることも重要視されています。データを見て仮説を立ててマーケティングプランを練っていく際は、人の心情を論理的に紐解いていくような仕事になります。

そのため、マーケティング職には、論理的に考える仕事がしたい、という就活の軸を持つ人も多いです。

最新のトレンドや最先端のものを作り出したい

マーケティング職では最新のトレンドや最先端のものを作り出したいという就活の軸を持つ人も多く働いています。

市場の情報収集をし消費者の潜在ニーズを分析して商品開発や広告などを展開し、サービスや商品を作ります。場合によっては、トレンドそのものを作り出すためのアクションも必要です。

【事務職の例】就活の軸一覧

事務職で働く人の就活の軸の例はこちらです。

  • 長く働ける職場で仕事をしたい
  • 地元の会社で地域に貢献したい
  • ワークライフバランスを重視して働きたい
  • サポートを通して組織に貢献したい
  • 正確で丁寧な仕事を通じて会社を支えたい
  • データ管理や資料作成を通じて業務効率を向上させたい
  • 保有している資格を活かしながらスキルアップを図りたい

軸のうち、いくつかピックアップしてご説明します。

長く働ける職場で仕事をしたい

長く働ける環境が整った会社に行きたいことは、待遇ばかり見ているようで話しづらいかもしれませんが、企業から特に悪い印象はありません。むしろ、社内の手続きなど調整が求められる事務職では、長く働こうとしてくれる人材が求められています。

実際に、長く落ち着いて働きたいという人が多く活躍しています。

地元の会社で地域に貢献したい

転勤や営業であちこちに行くよりも、1つの場所で腰を据えて取り組みたい人も転勤のない事務職を志望するケースが多いです。地域に貢献する気持ちから、地元で働きたいという就活の軸を持つ人もいます。

ワークライフバランスを重視して働きたい

先にも述べた通り、長く勤めることは企業にとっても嬉しいことです。その要素の1つとして、ワークライフバランスを重視して働くことも大切です。

事務職は比較的残業が多くなりづらいこともあり、ワークライフバランスを重視する人が多く働いています。

サポートを通して組織に貢献したい

一般事務は社内の他部門の業務が円滑に進むように支援する職種です。そのため事務職を志望する人のなかには、「サポートを通して組織に貢献したい」という就活の軸を掲げる人が少なくありません。

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就活の軸が見つからない場合の見つけ方・決め方

就活の軸の一覧をみても、自分にあうものが見つからないこともあるでしょう。ここでは、就活の軸が見つからない場合の見つけ方を具体的に紹介します。

企業を2社ずつ比較する

就活の軸が見つからない場合は、企業を2社ずつ比較しましょう。おすすめの方法としては、企業をなんとなく見るのではなく、2社に絞って比較して、優劣をつけていく方法が良いでしょう。

複数の企業からまんべんなく、なんとなく見ているだけでは比較がしにくいですが、2社に絞って比較すると、自分が重要視している価値観・優先順位が見えやすくなるのでおすすめです。自分の興味のある企業をピックアップして、2社ずつ比較していきましょう。

そのほか、企業研究の具体的な進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

自己分析で大切な価値観を洗い出す

就活の軸が見つからない場合は、そもそも自己分析が足りていない可能性もあります。

そのような場合には、自分史で自分の過去をすべて洗い出して、何を大切にしているのかを再確認すると効果的です。

大切にしている価値観を洗い出す際は、経験を網羅的に振り返る自分史を作成することがおすすめです。

自分史では年代別に所属していた組織、立ち位置を記入して、記憶にあるできごとを具体的に列挙します。そして、ライフラインチャートに幸福度の起伏を記入して、年代別に考えや感情、学びを記入します。これらの作業のなかで、自己理解を深めていくことができるでしょう。

また、自己分析ツールを活用することもおすすめです。

自己分析ツールの質問に回答するだけで、自分の価値観を知るきっかけを得ることができます。

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自己分析ツールの活用を検討している場合は、ぜひOfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」を活用してみてください。

累計100万人のデータにもとづいた診断が行われ、客観的な自分の強み・弱みをはじめとして、価値観のヒントを得ることができます。

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他己分析で未知の自分を知る

就活の軸が見つからない場合は、自分のなかにまだまだ自分では気づけていない部分がある可能性があります。そのような場合には、他己分析で自分の知らなかった自分に気づくきっかけを作りましょう。

友人や家族など、周囲の人に協力してもらって他己分析をすると、未知の自分を知ることができます。

他己分析には、「ジョハリの窓」がおすすめです。

ジョハリの窓では客観性を高め、自分から見えている自分と、他人から見えている自分の差を見つけ出すことができます。

ジョハリの窓」では、自分で強みだと思うことを記入後、ほかの人に強みだと思うことを記入してもらい、4つの窓に強みを配置します。そして「盲点の窓」を中心に理由を聞きます。これらの作業のなかで、新しい自分を発見したり、自己理解を深めたりできるでしょう。

こちらの記事でジョハリの窓のワークシートの使い方を説明し、無料配布しています。

就活の軸の面接での答え方

面接では「あなたの就活の軸は何ですか?」と問いかけられることが多く、自分の考えを明確に伝えることが重要です。

就活の軸を答える際は、一貫性や具体性、企業とのマッチ度を意識しましょう。

一貫性を持たせるために、自己分析を通じて自分が大切にしている価値観や働き方を整理し「なぜその軸を重視するのか」を過去の経験と結びつけて説明すると説得力が増します。

具体性を持たせるためには、単に「人の役に立ちたい」といった抽象的な表現ではなく、「学生時代に○○の経験をして、人の成長をサポートする仕事にやりがいを感じた。そのため、人材業界を志望している」など、具体的なエピソードを交えて話すことがポイントです。

最後に、企業とのマッチ度を意識し、志望企業の労働環境やミッションと自分の就活の軸がどのようにマッチしているのかを伝えましょう。「貴社の○○の取り組みに共感し、私の○○という軸と合っていると考えています」と締めくくることで、志望動機の補強にもつながります。

就活の軸がES・面接で評価されるポイント

エントリーシートや面接で就活の軸が問われているとき、採用担当はどこを評価しているか気になりますよね。

ここでは採用担当が就活の軸をどんな観点からチェックしているか、3つのポイントを紹介します。

自己分析の結果と関連性があり、納得感があるか

採用担当は、「就活の軸が自己分析の結果と関連していて納得感があるか」をみています。

採用担当は学生が本当に自社の志望度が高いか、確かめたいと思っています。そのため、就活の軸の内容が企業に紐づいていて、自社を志望していることに納得感があることを重要視します。

自己分析の結果にもとづいた就活の軸があると、自身の人物像がぶれにくくなり、主張に一貫性が出やすくなるので、採用担当としては評価しやすいです。

自己分析の内容が、自分の過去の経験にもとづくものだと、なお説得力があります。自己分析の内容はほかの人と似てしまうこともありますが、経験はほかの人にはない特別なものです。実体験からうまれた就活の軸であると伝わると、採用担当の評価もぐっと上がるでしょう。

就活の軸が志望企業にあっていると言えるか

就活の軸は企業選びの重要な指針です。志望する企業の風土や特徴、強みと一致していなければ、入社後にミスマッチを起こす可能性が出てきます。

これは採用担当の目線から見ても一緒です。採用した学生が入社後すぐに離職してしまうことは避けたいので、就活の軸が自社にあっているか、確かめたいと思っています。

就活の軸を決めるときは、業界研究や企業研究を念入りにおこないましょう。業界や企業の理解が間違っていると、自分にあわない企業ばかりを受け続けて選考にもなかなか通らず、もし入社してもミスマッチを起こしてしまう可能性が高まります。

自分の強み・特性を活かせる会社に就職して活躍するには、「自分の価値観と企業の価値観があっていること」が重要なポイントです。ですが企業にアピールするために自身の大切な価値観を無理やり企業にあわせることはおすすめできません。

「本当に生き生きと働けるところはどこか」という視点を持って、自分の軸と企業の軸がマッチしているかを確認しましょう。

ほかの企業ときちんと比較したことが分かるか

こちらは、最終面接近くになってから、採用担当が見ているポイントです。一次面接など選考の序盤ではさほど気にされません。

選考が終盤になると、採用担当は「ほかでもない自社に入りたいと思ってもらえてい
るか」を気にしています。
もし、競合他社ではなく自社を志望していることが就活の軸から分からなければ、「最終的には競合他社にいってしまうかもしれない」と採用に消極的になってしまいます。

そのため、経営理念や会社の風土、評価制度やサービスなど、他社と比較してどう魅力的だと感じたのか、伝えられるように準備をしておきましょう。興味を持った要素を言語化して就活の軸と絡めて選考で話をすると、面接官にも熱意を伝えられます。

数ある企業のなかから、その会社を志望したからには、他社と違う魅力を感じているのだと思います。改めて、今選考を受けたり興味を持ったりしている企業と比較して、どんなところを魅力に感じているのか、言葉にしましょう。

自分の力を本当に発揮できる場所を見つける手がかりにもなるため、他社との比較は入念におこないましょう。

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就活の軸は自己分析を深めると納得感が出る

就活の軸は自己分析の結果に関連性を持たせることで一貫性が生まれ、採用担当に納得感を持ってもらいやすくなると前述しました。自己分析が甘いと、就活の軸となった背景を答えられず、うわべだけの回答と捉えられてしまうおそれがあります。

また、自分の特性を正しく理解していないと、「志望していた業界が本当はやりたかったことと違う」と後から気づく結果になるリスクもあります。

そのため、自分も採用担当も納得できる就活の軸にしていくためには、自己分析をどんどん深めていくことが重要です。深く自己分析をして過去のエピソードを洗い出せば、自分が本当に力を発揮できる環境や特性を活かせる環境が見えてきます。

もし自己分析がまだまだできていない人がいれば、先ほどもご紹介した自己分析ツール「AnalyzeU+」がおすすめです。質問に答えるだけで、自分の強みや特徴が可視化されます。ぜひ気軽に使ってみてくださいね。

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就活の軸の書き方・例文【3つの軸でITベンチャーに絞った場合】

私の就活の軸は3つあります。「若手のうちからマネジメント経験が積めること」「社長に近い距離で働けること」「成長産業で将来性も高く見込めること」の3つです。

 

私はサークルで幹部をしていたのですが、うまく組織をまとめられなかったことを悔やんでいます。社会に出てからは、大きな組織をまとめられる管理職になりたいと考えているため、若いうちからマネジメント経験を積みたいです。

また、優秀な管理職はトップの考えていることを理解し、チームのメンバーが最大限の力を発揮できるように咀嚼して伝えることが重要だと考えています。そのためにはまずトップに近い位置で働くことが重要であるため、社長に近い距離で働きたいです。

最後に、自分自身が長期的にキャリアを構築するうえで、業界自体が成長していることが重要だと感じています。多くの業界がIT化を進めているなかで、人材の流入が増えているIT業界であれば、マネジメントの機会も広がるため、私の管理職として活躍したい意向にもあっていると考えています。

以上の3つが私の就活の軸です。

【まとめ】就活の軸一覧を業界・職種別に例示

以上、就活の軸一覧や見つからないときの見つけ方などを紹介しました。

就活の軸は学生が企業を選ぶときの指針、条件です。就活の軸を明確化しておけば、効率良く自身にあった企業の選考に参加し、選考を有利に進めることに役立ちます。

就活の軸の一覧をご紹介しましたが、これらは例に過ぎません。学生1人1人が持っている個性は、決してほかの人とは被らないはずです。自分の強みや特徴など、自分ならではの経験などから自分らしさを見つけていって、オリジナリティのある就活の軸を見つけましょう。

就活の軸のイメージをつかめたら、自己分析の結果をさらに深掘り、自分も採用担当も納得できる、自分らしい就活の軸を見つけましょう。

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就活を応援!「プロフィール入力キャンペーン」

企業との出会いの可能性を広げるためにも、会員登録後にプロフィールの入力率80%を目指しましょう!
下記ステップでキャンペーンにエントリーすると抽選で毎月300名、合計900名様にAmazonギフトカード1,000円分をプレゼントします!

キャンペーン内容

キャンペーンのエントリーを行い、プロフィールを80%以上登録すると、抽選で毎月300名、合計で900名様に就活準備金としてAmazonギフトカード1,000円分をプレゼントします。

キャンペーン応募の流れ

抽選対象の条件

1. キャンペーン期間中にプロフィール入力率を80%以上にすること(2024年卒、2025年卒が対象)
2. キャンペーンにエントリーすること

上記2点を満たしている方が抽選対象となります。
エントリーは、キャンペーン期間中に登録を行うと表示されますので、そちらよりご登録ください。

当選発表

1回目:2023年7月24日、2回目:2023年8月23日、3回目:2023年9月25日に、抽選を行います。
当選者にのみ、翌月中旬までにOfferBoxに登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。

※2回目の当選者発表は、9月19日(火)から、9月22日(金)にメールにて行います!
※3回目の当選者発表は、10月上旬にメールにて行う予定です。

キャンペーン期間

2023年6月22日(木)~2023年9月22日(金)

※このキャンペーンは終了しました!

注意事項

・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して応募者に何らかの損害が生じた場合、 当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません
・賞品の換金および権利の譲渡はできません
・プレゼント対象者の決定方法や当選確率に関するお問い合わせにはお答えできません
・本キャンペーンに関するお問い合わせは、当社お問い合わせフォームまでご連絡ください
・本キャンペーンは、予告なく変更または中止する場合がございます

FAQ

Q.キャンペーンの対象外になるケースはどんな場合がありますか?
・本キャンペーン事務局が不正と判断した場合
・会員登録した氏名およびメールアドレスが正しくない場合
・抽選時点でOfferBoxを退会されている場合
・抽選時点でOfferBoxの会員資格が停止されている場合
OfferBox利用規約に違反している場合

Q.個人情報はどのように取り扱われますか?
個人情報は、プライバシーポリシー及び、個人情報の取得に係る明示事項に従い、適切に取り扱います。
本キャンペーンでは抽選時にプロフィールの入力内容を確認させていただくほか、当選のご連絡にお名前、メールアドレスからメールを作成し送付させていただく部分にのみ個人情報を利用させていただきます。

Q.毎月抽選があるとは、どういうことですか?
2023年7月24日、2023年8月23日、2023年9月25日に、それまでに対象条件を満たした方全てを対象に抽選を行います。
例えば、2023年8月1日に対象条件を満たした場合は、2023年8月23日、2023年9月25日の抽選の対象になります。
尚、1度当選した方は、抽選の対象外になります。

大学在学中の就職活動で内定がもらえず、「卒業してもう一度自力で就職活動しようかな…。」と悩まれていませんか?

卒業してから自力で就職活動をすることを「就職浪人」といいます。
似た言葉で「就職留年」もあります。
就職留年は、就職活動をするために「意図的に留年する」方法を取ることを指します。

就職浪人と就職留年。
この二つにはどのような違いがあるのでしょう。
また、実際に就職浪人をした人は、どのような就職活動をおこなっているのでしょうか。

この記事では、就職浪人の現実と、就職留年との違いをまとめてみました。

OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。
プロフィールや自己PRを登録しておくと、あなたに興味を持った企業からオファーが届く仕組みで、「就活の一歩を踏み出せない」「就活に疲れてしまった」という方にも使っていただきやすいでしょう。
累計登録企業数も約20,423社(※2)と豊富なため、ぜひ活用してみてください。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

就職浪人とは?

就職浪人とは、大学在学中に就職先が決まらず卒業後も就職活動を続けている状態・人のことです。

就職浪人には、大学在学中に就職活動をしていたものの卒業までに決まらなかった人も、そもそも大学在学中に就職活動をしていなかった人も含まれます。

就職浪人をする理由には、以下のようにさまざまなものがあるでしょう。

  • 大学卒業までにどこの企業からも内定を得られなかった
  • 納得して入社できる企業からの内定は得られなかった
  • 景気や新卒採用をめぐる状況を鑑みて、あえて就職活動の時期を先延ばしすることにした
  • 大学院入試に通過できず、就職活動でも内定を得られなかった

やむを得ず就職浪人する学生もいれば、就職先にこだわるがゆえにあえて就職浪人を選択する学生もいるのです。

就職留年との違い

就職浪人と似た言葉に、「就職留年」があります。

就職留年は、大学在学中に就職先が決まらなかった、または就職活動をしなかったため、意図的に大学を留年する状態・人のことを指す言葉です。

意図的に大学を留年する方法としては、以下のものがあります。

  • 卒業に必要な単位をあえて落とす
  • 大学在学中に休学したり留学したりする
  • 卒業延期制度を活用する(※すべての大学に制度があるとは限らない)

就職浪人も就職留年も「大学4年生終了時に就職先が決まっていない」点は同じですが、その後大学を卒業して就職活動を続けるのか、あえて留年して大学に残って就職活動を続けるのかが異なります。

OfferBoxは就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスで、学生の平均オファー受信件数は41件(※2)でプロフィールを登録しておけば、あなたに興味を持った様々な企業から直接オファーを待てるので、まだ就活の出遅れを挽回するチャンスがあります。

また、OfferBoxは一度登録すれば就職浪人をした場合でも新規の登録は不要で、そのまま卒業年度を変更することが可能です。

(※1) OfferBox2024年卒利用実績データより
(※2) OfferBox2023年卒利用実績データより

就職浪人の現実

そもそも就職浪人を選ぶ人の多くが「金銭的な事情で留年という選択肢がない」という理由で就職浪人をしています。
戦略があってあえてその選択肢を選ぶというのであれば、就職浪人はあまりオススメできる選択肢とは言えません。

金銭的に余裕がないなど、よほどの理由がない限りは就職留年を選ぶ方が賢明です。

その理由を、就職浪人と就職留年の違いを比較しながら説明いたします。

もちろん、就職浪人と就職留年だけが選択肢ではなく、今から新卒として就活することもできます。

「今から就活しても遅いのではないか…」と不安な方もいるかもしれません。でも、OfferBoxでは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたに興味を持った企業から直接オファーが届くため、登録して待っているだけであなたの知らなかった優良企業からオファーをもらえる可能性があります。

就職浪人と就職留年の比較

就職浪人と就職留年の違いとして、以下の点が挙げられます。

  • リソース(資金・時間など)の違い
  • 「新卒」「既卒」の違い
  • 精神的な余裕の違い

それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。

リソース(資金・時間など)の違い

就職浪人をする場合、身分が学生ではないので交通費などの割引制度は受けられません。

ですが、バイトなどで得たお金を就職活動に充てることができます。時間も十分にあるので、資格の勉強や企業研究など、できることは多いでしょう。

就職留年の場合、交通費の割引がきくのはもちろんのこと、大学のキャリアセンターからの紹介など、十分なバックアップを受けることができます。


さらに、新卒採用サービスなどを利用できるので、選択肢の幅は広いです。

しかし、在学中の学費などがかかるので、両親のサポートを受けるか、自力で学費を用意する必要があります。

自力で学費を用意するとなると、就職活動の時間をバイトなどに割く必要があります。

金銭的なサポートを受けられる環境にあるのであれば、留年を選ぶのが良いでしょう。

「新卒」「既卒」の違い

この部分に大きな違いがあります。就職浪人を選んだ場合、「既卒者」として扱われます。

既卒者の場合、採用の枠としては「中途採用」の扱いになります。

そして、1年以上経っても就職先が決まらない場合、履歴書に1年以上の空白ができることになります。なので、期間が伸びれば伸びるほど、就職活動は不利になっていきます。

さらに、面接時に空白部分で何をしてきたか、必ず聞かれることになるので、しっかりと相手を納得させられる準備はしておきましょう。

就職留年を選んだ場合、卒業は1年(もしくは半年)遅れますが、「新卒者」として就職活動ができます。名目上は在籍しているので、就職浪人に比べても面接の際の受け答えのレパートリーが多いです。

また、エントリーシートの添削などでサポートを受けられるので、その点でも就職活動は少し有利に進めることができます。

精神的な余裕の違い

以上の2つの違いから、精神的な余裕の違いも出てきます。

就職浪人の場合、時間が経つごとに不利になっていき、どんどん追いつめられることになります。

自分の精神的な部分との戦いになるので、モチベーションが長く続かない場合もあります。

しかし、就職留年の場合ですと、卒業までの1年間の猶予がは与えられています。現役の学生と足並みをそろえられるのも大きな利点ですね。

「就職浪人も就職留年、どちらも大変そう…」と感じた方も多いのではないでしょうか。

もしかすると今、新卒の立場だけど周りと比べて出遅れてしまっていると不安があるかもしれません。ですが、まだ新卒採用のチャンスがあることは忘れてはいけません。

OfferBoxなら、あなたがプロフィールを登録するだけで、興味を持った企業から直接オファーを待つことができます。つまり、採用を募集している企業を自分で探さなくても、向こうからオファーが来る仕組みになっています。既に24万人(※)もの就活生に利用されているのでぜひ活用してみてください。

※ OfferBox2024年卒利用実績データより

デメリットがいっぱい!就職浪人が不利な理由

「新卒」というブランドを率先して採用したいという姿勢の企業はまだまだ多いです。

何故なら、多くの企業で新卒者の「将来性」を重視しているからです。

就職留年だと「留年した」というレッテルが貼られることにもなりますが、「留年をした事実」に対しての受け答えのレパートリーの多さから、面接官を納得させやすい点では就職留年の方がまだまだ有利です。

では、何故就職浪人が不利と言われているのかを解説していきます。

同じ企業を受けてもほとんどの場合落とされる

まず、就職浪人をする人の中には「第一希望の企業に入社したい」と思っている方が多くいます。

「最終面接まで行けたから、もしかしたら次は受かるかも…」という考えを持って、就職浪人を選ぶ人も中には居るようです。

しかし、見出しにもあるように、例え就職浪人をして同じ企業を再度受けても、ほとんどの場合落とされます。


何故なら、最終面接では、人柄や将来性などをしっかりと評価して合否判断がなされるからです。
エントリーシートの段階や1次面接など、まだ人数の多い段階で落ちてしまった場合を除いて再度選考に応募しても内定をもらうのは難しいでしょう。

さらに、「浪人をしている間にどういったことをしてきたか」が評価項目に追加されます。

なので、選考の難易度も前回に比べて上がることになるでしょう。

「浪人」に対しての社会と学生の認識の相違

浪人と聞くと多くの学生は「受験の浪人生」を思い浮かべると思います。

受験の場合ですとテストの点数が評価基準なので、過程ではなく結果のみを評価してくれます。

しかし、就職浪人の場合、評価するのは学校ではなく企業です。

「この人は、どのような結果をこの企業にもたらしてくれるのか」を評価します。

つまり「個人としてどれだけの利益をもたらしてくれるか」を見ています。

その判断の指標として「将来性」や「人間性」などを見ているので、受験とは根柢の部分から違うという認識を持つ必要があります。

就職浪人をすることでできてしまった遅れをどのようにして取り戻したか、もしくはこれからどのように取り戻していくのかを考えるようにしましょう。

大学のサポートやフォローが受けられない可能性がある

就職浪人をすると、大学在学中に受けていたような大学によるサポート・フォローを受けられない可能性があります。

まだどこにも就職していないとはいえ、就職浪人はすでに大学を卒業しており、大学に学費などを支払っている在学生ではないからです。もし卒業後も引き続き大学のサポートを受けられても、現役生のサポートの方が優先されることもあるでしょう。

大学からのサポートを受けられない場合、学内の合同説明会に参加したり、大学の就職課による面接練習やエントリーシートの添削を受けたりはできません。

焦ったり孤独に感じたりする場合がある

たとえ「納得のいく企業から内定をもらえるまで就職活動を続けたい」という自分の意思で就職浪人を選択したとしても、就職して働き、大変なことがありながらも、稼いだり成長したりしている同世代を見ると「この選択は本当に良かったのか」と不安になるかもしれません。

友人に置いて行かれたような孤独感を感じたり、焦ったりする気持ちが就職活動にも悪影響を及ぼすことも考えられます。

本当に就職浪人をすべきなのかじっくり考えて決断を下すとともに、就職浪人すると決めたならなるべくネガティブな気持ちは持たず、就職活動に集中する覚悟が必要です。

ここまでの説明で就活浪人をすることのデメリットはよく理解できたかもしれません。

「とは言っても今から就活を始めるのは億劫…」なんて方もいるかもしれません。

そんな時OfferBoxならプロフィールを見た企業がオファーをしてくれるので、ハードルを上げずに、就活をスタート・再スタートすることができます。また、OfferBoxは東証プライム上場企業のうち68%が利用(※)するなど、大企業や上場企業も多く利用するため、今まで思ってもなかった企業の内定を獲得できるチャンスがあります。

※ OfferBox2023年卒利用実績データより

就職浪人は就職留年に比べて就職活動の難易度が格段に上がる

新卒以上に価値があると思ってもらうには、それ相応の努力が必要です。

しかし、戦略としてできることがかなり限られてくるので、難易度は格段に高くなります。

難易度が上がる3つの理由を紹介致します。

インターンシップや体験入社を受けるのも困難

現役の学生などが使っている採用サービスの利用ができないことがあるので、就職留年に比べるとできることは限られてきます。

例えば、新卒採用サービスからしかインターンシップや体験入社に応募できない企業には、自分で直接連絡を取って「インターンシップに参加したいです。」「体験入社をさせていただきたいです。」と伝えなければなりません。断られてしまう可能性が高いですが、情熱で乗り越えるしかありません。

現役の学生よりは比較的まとまった時間があるので、現役学生にはなかなかできないことができるかもと考えられている方もいるのではないでしょうか。

しかし、新卒ではないというだけで、選択肢の幅がかなり狭まってしまうことになります。

大手企業を希望するなら難関資格が必要になる

企業の採用ページには、どのような資格があれば有利なのかが記載されていることがあります。

希望している企業の業界ではどのような資格が必要とされているのかを確認し、取れるものがあれば、取得を目指しましょう。

しかし、中小企業で求められるのは、資格ではなく実務経験であることが多いので、必要な資格を持っていても不採用を告げられる可能性が高いです。

なので、資格を武器に大手企業に就職しようとするのであれば、1年という時間を有効に使い、司法書士や税理士など難関資格へ挑戦するしかありません。

学生時代の経験だけでなく、就職浪人時代のエピソードも必要になる

面接の中で、「学生時代の経験」を求められることがありますが、就職浪人・就職留年をするとその間のエピソードもあわせて聞かれます。

「何もしていませんでした」という答えしかないことは許されないので、どういったことに挑戦してきて、その結果何が残ったのかをしっかり答えられるようになっておく必要があるでしょう。こういった部分では、面接でも不利になってしまいます。

今紹介したように、就職浪人の就活は通常の就活よりも難易度が上がる可能性があります。

OfferBoxなら、インターンシップに個別に申し込む必要も、難関資格を取る必要も、無理にエピソードを作る必要もありません。あなたのプロフィールを登録すれば、それに興味を持った企業から直接オファーを待つことが可能です。全て無料で利用できるので是非一度試してみるのがおすすめです。

就職浪人に関するQ&A

就職浪人する際によくある疑問として、以下の3点があります。

  • 就職浪人はいつまで許される?
  • 就職浪人は新卒?既卒?
  • 就職浪人で公務員を目指すことはできる?

それぞれに答えていくので、よく確認してみてください。

就職浪人はいつまで許される?

就職浪人は、時間が経てば経つほど不利になります。本記事で解説した内容も踏まえるとなるべく就職浪人しないことがおすすめですが、するのなら大学卒業後半年から1年以内には内定を獲得する気持ちで臨みましょう。

厚生労働大臣が定めた「青少年雇用機会確保方針」では、大学卒業後3年以内の既卒者に対しては積極的に新卒枠での応募受付をおこなうよう求める内容が含まれています。

しかし、法的拘束力はないため実際には就職浪人であることが不利に働く可能性が十分にあります。

大学卒業から半年程度であれば新卒も同然として扱ってくれる企業もあるでしょう。

新卒と同じようなスケジュールで就職活動をするのではなく、大学卒業後から積極的に企業に応募して選考を受け、なるべく早く内定を獲得することが重要です。

就職浪人は新卒?それとも既卒?

就職浪人が新卒として扱われるか既卒として扱われるかは、企業によります。

先述の「青少年雇用機会確保方針」にあるように、大学卒業後3年以内であれば新卒採用への応募可としている企業なら、就職浪人でも新卒と扱ってもらえるでしょう。

一方、就職浪人を既卒として扱う企業もあります。この場合は新卒採用への応募は基本的にできないため、中途採用と同じ枠で採用を狙うことになります。

なお、就職留年の場合は新卒として扱われます。しかし、留年していない現役学生より不利になる可能性もあるため、留年理由を明確に説明する必要があります。

就職浪人で公務員を目指すことはできる?

就職浪人でも、年齢や学歴などの受験資格を満たしていれば公務員試験は受けられます。受験資格は志望先によって異なるので、確認してみましょう。

ただし、公務員の倍率は一般的に高く、倍率が低い場合でも合格点は取らなければなりません。

就職浪人なら勉強時間は十分にあると思うかもしれませんが、公務員試験に落ちた時のことを考えて並行して一般企業への就職活動もおこなう必要があるでしょう。

就職浪人は必ず就活が不利になるという訳ではありませんが、浪人して何をしていたかの深掘りされたり、既卒として扱われるなど、就活がスムーズに行かなくなることは事実です。

周りと比較して、今から就活の遅れを取り戻すのは手遅れだと思うかもしれませんが、OfferBoxならプロフィールを入力しておけば、様々な企業から直接オファーを待つことができます。

登録は無料なので、まずは登録してみて自分がどんな企業からオファーをもらえるのか実際に試してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。就職浪人は、就職活動をするうえではかなり不利になってしまいます。新卒者と同じ感覚で就職活動ができるとは思わない方が良いでしょう。


また、ほとんどの面接で就職浪人をして何を得たのか、どういった部分で役に立てるのかを聞かれることになります。学生時代の経験に付け加えて、空白期間に何をしてきたのかをまとめておく必要があるので、自身にかかる負担が大きくなるでしょう。

利用できるサービスの幅も狭まるため、よほどの事情がない限り就職浪人は選択肢としてあまりオススメできません。

れから就職浪人をしようか考えられている方は、もう少し考えてみても良いかもしれません。

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